JPH0424924Y2 - - Google Patents

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JPH0424924Y2
JPH0424924Y2 JP1986102600U JP10260086U JPH0424924Y2 JP H0424924 Y2 JPH0424924 Y2 JP H0424924Y2 JP 1986102600 U JP1986102600 U JP 1986102600U JP 10260086 U JP10260086 U JP 10260086U JP H0424924 Y2 JPH0424924 Y2 JP H0424924Y2
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ceiling
gutter
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condensation
porous elastic
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JP1986102600U
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JPS639866U (ja
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/10Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
    • Y02A40/25Greenhouse technology, e.g. cooling systems therefor

Landscapes

  • Greenhouses (AREA)
  • Building Environments (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この考案は、花、果物、野菜等の栽培ハウスな
どの建屋の天井面に結ぶ露が所構わず落下するの
を防止する構造に関するものである。
「従来の技術および問題点」 周知のように、栽培ハウス内においては、作物
の成長を促すために水や各種肥料のみでなく、殺
菌剤、殺虫剤、ホルモン剤等の薬剤も散布され
る。このような薬剤は局所的に用いる必要のある
もので、そのことを考慮して部分的に散布されて
いる。
ところが、作物中の水や散水した水、あるいは
土中の水分などの蒸発に伴つて前記薬剤も蒸散さ
れ、ハウスの天井面に形成する結露中に含まれ
る。このように局所に散布した薬剤は、ハウス天
井面に形成する全結露中の含まれてしまうことに
なる。そして、この結露は成長し、やがて落下す
ることになる。その結果、当初必要に応じて局所
に散布したはずの薬剤がハウスの全域に拡散して
しまう。例えば、作物の根の部分にのみ作用させ
るはずの薬剤が、葉や花に作用してしまうことも
生じ、そのため葉や花の成長等に悪影響が生じる
場合がある。
また、このような薬剤の混入した結露でなくて
も、ハウス内の作業者にとつて、ふいに落下して
くる結露は、作業能率等に影響して好ましくな
い。このような問題は、栽培ハウスにおいてのみ
生じるものではなく、例えば、一般家庭の風呂場
においても生じている問題である。
この考案は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、栽培ハウスなどの建屋の天井面
に結ぶ露が所構わず落下するのを防止する構造を
提供することにある。
「問題点を解決するための手段」 この考案に係る建屋天井面の結露落下防止構造
は、波板などの少なくとも下面に多数の凸状稜線
部が形成されている天井材が所定角度傾斜して設
けられ、この天井材の下面に一側面が開口してい
る樋状梁材がほぼ水平に当接、固定されてなり、
前記樋状梁材の開口側面が斜め上方に向くように
配置されるとともに、この開口側面近傍の前記天
井材下面にこの下面の各凸状稜線部に密着しかつ
所定の厚みを有する多孔性弾性部材が設置されて
いることを特徴とするものである。
「作用」 上記構成によれば、まず、天井面に多数の凸状
稜線部が形成されているとともに、天井面全体が
傾斜しているので、天井面に生じた結露は、始め
に成長に伴つて凸状稜線部に集まり、この稜線部
上を下方に向かって流下する。流下した結露は、
天井材の下面の凸状稜線部に密着している多孔性
弾性部材に接触して多孔性弾性部材の多数の孔に
吸水される。この際に、多孔性弾性部材に達する
前に落下しようとする結露水滴も、その一部が多
孔性弾性部材に接すれば、多孔性弾性部材の手前
で落下することなく、多孔性弾性部材に吸水され
る。そして、吸水された結露は、多孔性弾性部材
の下端部に移動し、さらに成長し、ここから落下
する。ここで樋状梁材自体も傾斜しており、その
開口側面は斜め上方に向いているので、上記落下
結露は樋状梁材の内部に入ることになり、この露
を落下させずに確実に捕捉することができる。
このように、この考案によれば、栽培ハウスな
どの建屋において、その天井面に結ぶ露が所構わ
ず落下するのを確実に防止することができる。
以下、この考案を実施例によりさらに詳しく説
明する。
「実施例」 第1図は、この考案の一実施例を示すものであ
る。図中、符号1は、天井材として使用する合成
樹脂製の波板を示すもので、この波板1は、樋状
梁材2を介して、第2図に示すように、建屋3の
傾斜した天井梁4に固定されている。
上記樋状梁材2は、図に示すように、一側面
(以下、開口側面と称す)2aが開口した矩形長
尺な管状鋼材であり、錆ないように亜鉛により被
覆されている。ここで、前記天井梁4は、水平面
に対して所定角度傾斜しているので、それに伴つ
て、波板1も所定角度θ傾斜している。そして、
上記樋状梁材2は、その開口側面2aを斜め上方
に向けるように設定されている。従つて、この樋
状梁材2の内部には、その背面2b下端の角部C
を底部とする受部2cが形成される。
また、前記波板1の下面(天井面)には多数の
凸状稜線部1aが形成されている。そして、前記
樋状梁材2の開口側面2a上端には、合成樹脂の
スポンジ(多孔性弾性部材)5が接着剤等により
固定されている。前記スポンジ5は、その上部よ
り吸水した結露が重力により、下部に移動した際
に、上部が結露を吸水できる程度に乾いた状態に
なる所定の厚みに形成されている。すなわち、吸
水した結露は、速やかにスポンジ5の内部を下方
に移動するが、そこから水滴となつて流れるのに
タイムラグがあり、スポンジ5の下方に結露が溜
まることになる。従つて、スポンジ5の厚み、特
に上下方向の厚みが足りないと、スポンジ5全体
がぬれた状態になり、新たに結露を吸水できない
状態になるので、これを防ぐために、スポンジ5
にある程度の厚みを持たせる必要がある。
上記構成において、天井面に生じた結露Wは、
始めに成長に伴つて凸状稜線部1aに集まり、こ
の稜線部1aを下方に向かって流下する。流下し
た結露Wは、天井材1の下面の凸状稜線部1aに
密着しているスポンジ5に接触してスポンジ5の
多数の孔に吸水される。この際に、スポンジ5に
達する前に落下しようとする結露水滴も、その一
部がスポンジ5に接すれば、スポンジ5の手前で
落下することなく、スポンジ5に吸水される。特
に、天井材1下面に結露水滴が流れる道筋が結露
水により形成され、複数の結露水滴が並んで形成
されているような場合には、結露水により形成さ
れた道筋の下端がスポンジ5に接した段階で、ス
ポンジ5が複数の結露水滴を順次吸収し、スポン
ジ5に至る前に結露水滴が落下するのを防止す
る。そして、吸水された結露は、スポンジ5の下
端部に移動し、さらに成長し、ここから落下す
る。ここで樋状梁材2自体も傾斜しており、その
開口側面2aは斜め上方に向いているので、上記
落下結露Wは樋状梁材2の内部の受部2cに入る
ことになり確実に捕捉することができる。
このようにして、樋状梁材2の受部2cに集ま
つた水溶液(結露)は、樋等により一個所に集め
て、そのまま排水するか、中に含まれる薬剤等を
回収した後、排水することができる。上述のよう
な結露落下防止構造を有する建屋を構築するに
は、天井材1を支持する梁材をチヤンネル形状の
樋状梁材2として周知の方法で建屋を構築し、次
に、樋状梁材2に沿つて、紐状のスポンジ5を天
井材1下面に密着するように張り付けていくだけ
でよい。従つて、本実施例の結露落下防止構造
は、施工性がよい。また、多孔性弾性部材は、合
成樹脂よりなるスポンジ5等を紐状に加工するだ
けでよく低コストで形成することができる。
なお、上記実施例は、栽培ハウスを対象として
構成したものであるが、この考案はこの実施例に
限定されるものではなく、一般家庭の風呂場等の
他の建屋の天井構造にも適用することができる。
また、上記実施例は、天井材の必要とする傾斜
角度θと、天井梁の傾斜角度とが一致する場合の
例であつたが、この傾斜角度θと天井梁の傾斜角
度とにずれがある時には、上方に設ける樋状梁材
と下方に設ける樋状梁材との各高さ寸法を変える
等の手段により対処すればよい。
さらに、上記実施例では、凸状稜線部に密着す
る多孔性弾性部材の固定を接着剤により樋状梁材
の開口側面の上端に対して行なつたが、多孔性弾
性部材を凸状稜線部に直接接着剤を用いて密着固
定するようにしてもよい。
また、この考案においては、樋状梁材は一側面
が開口していればよいので、上記実施例のように
矩形管状に限らず、円筒状でもよい。また、樋状
梁材は、天井材の下面に固定さていればよいの
で、天井材を固定する天井梁がないか、数が少な
い簡易構造の建屋の場合等においては、梁材とし
ての役目を果たす必要はなく、単に落下する結露
を受ける部材として使用すればよく、天井材の下
面に取り付けるのみでもよい。この場合、樋状梁
材は軽量性を必要とするので、プラスチツクス成
形品等の軽量品を使用することが大切となる。
「考案の効果」 以上説明したように、この考案によれば以下の
ような優れた効果を奏することができる。
(1) 天井材下面にこの下面の各凸状稜線部に密着
しかつ所定の厚みを有する多孔性弾性部材が設
置されていることにより、まず、天井材を伝つ
て流下してきた結露水の流れが多孔性弾性部材
により遮断され、多孔性弾性部材に接した結露
水が多孔性弾性部材の多数の孔に毛細管現象に
より吸水される。そして、吸水された結露水
は、多孔性弾性部材内部を伝つて多孔性弾性部
材下端に達し、この下端において水滴に成長し
て、開口側面から樋状梁材の内部に滴下する。
また、天井材下面の多孔性弾性部材に至る前に
滴下するおそれのある結露水もその水滴の縁が
多孔性弾性部材に接した時点で多孔性弾性部材
に吸水されて樋状梁材内部に落下する。従つ
て、天井面に結ぶ露が所構わず落下するのを容
易かつ確実に防止することができる。
(2) 多孔性弾性部材が所定の厚みを有することに
より、吸水された結露水は、重力により多孔性
弾性部材の下端部に移動し、多孔性弾性部材の
上端部分が常に結露水を吸水できる程度に乾い
た状態になる。
(3) 天井材を支持する梁材をチヤンネル形状の樋
状梁材とすれば、あとは、樋状梁材に沿つて、
紐状の多孔性弾性部材を天井材下面に密着する
ように張り付けていくだけで容易に結露落下構
造を施工することができる。
(4) また、多孔性弾性部材は、合成樹脂よりなる
スポンジ等を紐状に形成するだけで低コストで
製造できる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は、この考案の一実施例を
示すもので、第1図は、この考案に係る建屋天井
面の結露落下防止構造を示す斜視図、第2図は同
構造の建屋への設置状態を示す構成図である。 1……天井材、1a……天井材の凸状稜線部、
2……樋状梁材、2a……樋状梁材の開口側面、
3……建屋、4……天井梁、5……スポンジ(多
孔性弾性部材)、W……結露。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 少なくとも下面に多数の凸状稜線部が形成され
    ている天井材が所定角度傾斜して設けられ、この
    天井材の下面に一側面が開口している樋状梁材が
    ほぼ水平に当接、固定されてなり、 前記樋状梁材の開口側面が斜め上方に向くよう
    に配置されるとともに、この開口側面近傍の前記
    天井材下面にこの下面の各凸状稜線部に密着しか
    つ所定の厚みを有する多孔性弾性部材が設置され
    ていることを特徴とする建屋天井面の結露落下防
    止構造。
JP1986102600U 1986-07-03 1986-07-03 Expired JPH0424924Y2 (ja)

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JP1986102600U JPH0424924Y2 (ja) 1986-07-03 1986-07-03

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JP1986102600U JPH0424924Y2 (ja) 1986-07-03 1986-07-03

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JPS639866U JPS639866U (ja) 1988-01-22
JPH0424924Y2 true JPH0424924Y2 (ja) 1992-06-12

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6128343B2 (ja) * 1981-03-25 1986-06-30 Kelman Charles D

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JPS639866U (ja) 1988-01-22

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