JPH04249144A - 自動車用パネル - Google Patents

自動車用パネル

Info

Publication number
JPH04249144A
JPH04249144A JP3036801A JP3680191A JPH04249144A JP H04249144 A JPH04249144 A JP H04249144A JP 3036801 A JP3036801 A JP 3036801A JP 3680191 A JP3680191 A JP 3680191A JP H04249144 A JPH04249144 A JP H04249144A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ultra
fiber
high strength
laminated
reinforced resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3036801A
Other languages
English (en)
Inventor
Ichiro Yoshida
一郎 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyobo Co Ltd
Original Assignee
Toyobo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyobo Co Ltd filed Critical Toyobo Co Ltd
Priority to JP3036801A priority Critical patent/JPH04249144A/ja
Publication of JPH04249144A publication Critical patent/JPH04249144A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車用パネルに関し、
詳細にはレーシング用やオフロード用の自動車における
床材,サイドパネル及びスポイラー等に適した、軽量・
高強度で且つ耐衝撃製に優れた自動車用パネルに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】自動車の床材,サイドパネル,スポイラ
ー等に用いられる自動車用パネルとしては軽量であると
共に高強度であることが要求され、特に過酷な条件で走
行するレーシングカーやオフロードカーに用いるパネル
においては、軽量化と強度向上に対する要求レベルが著
しく高い。従ってアルミニウム等の軽金属製腔状構造板
の両面に炭素繊維強化プラスチック(以下CFRPとい
う)を積層したCFRP複合板が用いられている。
【0003】例えばレーシングカーを取上げて説明する
と、車体のフロント側下面に配設される床材には最も高
い耐衝撃性が要求されている。即ち上記床材は路面から
の距離が5〜40mm、好ましくは10〜20mmの位
置に配設されているので、走行中に小石やコンクリート
片等が激しく当たることが多く、しばしば破損する。レ
ース中のレーシングカーであるとピットインして該床材
を交換することとなるが、この様な交換時間はロスタイ
ムとなるので極力少なくする必要がある。しかしながら
前記CFRP複合板は軽量である反面、意外にもろくて
破損しやすいという性質を有しており、強度の向上が望
まれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事情に着
目してなされたものであって、特に耐衝撃性に優れた軽
量・高強度自動車用パネルを提供しようとするものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成した本発
明とは軽金属製腔状構造板の少なくとも片面の繊維強化
樹脂板が、超高強力ポリエチレン繊維強化樹脂板である
ことを要旨とするものである。
【0006】
【作用】図1は本発明に係る自動車用パネルの代表例を
示したものであるが、従来のCFRP複合板が耐衝撃性
において問題を残しているのは炭素繊維を用いているこ
とによることが判明した。そこで本発明においては、従
来のCFRPにかえて超高強力ポリエチレン繊維強化樹
脂板1をアルミニウム製腔状構造板2の少なくとも片面
に一層以上積層することとし、従来のCFRP複合板よ
り優れた耐衝撃性を発揮させることとした。尚上記腔状
構造板の少なくとも片面に、CFRP等を配設すること
としたのは、小石等の当たる下面を超高強力ポリエチレ
ン繊維強化樹脂板側にすればよいからである。従って他
面側の強化手段は特に限定されず、両面に超高強力ポリ
エチレン繊維強化樹脂板を用いたものや、片面側をCF
RP板としたものも本発明に含まれる。
【0007】また本発明は製造方法によって限定される
ものではないが、本発明に係る自動車用パネルを製造す
るにあたっては、マトリックス樹脂を強化繊維に含漬し
たプリプレグシートをフィルム状の接着材3等によりア
ルミニウム製腔状構造体の少なくとも片面に積層して熱
成形すればよい。
【0008】上記プリプレグシートを製造するにあたっ
ては、図2に概略工程図を示す様に、強化繊維として複
数本の超高強力ポリエチレン繊維4を用い、熱硬化性マ
トリックス樹脂5を溶融させた槽中に通して含漬させロ
ーラ6によりしぼった後、半硬化させUDシート7を得
る方法が例示できる。該UDシートをプリプレグシート
として用いる場合は、腔状構造体へ積層する際に少なく
とも2枚のシートを用いて繊維方向が直交する様に交互
に重ねればよい。また前記超高強力ポリエチレン繊維の
織物にマトリックス樹脂を含漬させプリプレグシートと
して用いてもよい。
【0009】上記超高強力ポリエチレン繊維としては、
引張強度が20g/d以上、初期弾性率が500g/d
 のものが望ましい。また本発明の自動車用パネルが充
分な強度を有するために、該超高強力ポリエチレン繊維
の織物又はUDシートとして好適な単位重量は50g/
m2以上であり、好ましくは90g/m2以上である。
【0010】また前記マトリックス樹脂は熱硬化性樹脂
であればよく、例えば不飽和ポリエステル樹脂、エポキ
シ樹脂,ビニルエステル樹脂,フェノール樹脂,シリコ
ン樹脂,アリル樹脂等が挙げられる。尚プリプレグとし
た際の樹脂含量は20重量%以上が望ましく、好ましく
は40重量%以上である。
【0011】本発明に用いられるアルミニウム製腔状構
造板は厚さ方向に貫通孔を有するもの若しくは中空で内
部に隔壁が形成されたものであれば、腔状構造は特に限
定されるものではない。尚最も好ましいものは連続多角
形横断面を有する腔状構造板であり、中でも強度の面か
らハニカム構造が最も好ましく用いられる。
【0012】さらに上記腔状構造体において厚さ方向に
多数の貫通孔を形成するための壁厚さ及び貫通孔の平面
視大きさは、自動車用パネルに要求される強度や許容さ
れる重量に応じて適宜決定すればよい。
【0013】尚アルミニウム製ハニカム構造の腔状構造
体を自動車用パネルに用いる場合、厚さは6〜13mm
,圧縮強力は14〜16kg/cm2,縦方向剪断強力
は9〜12kg/cm2,横方向剪断強力5〜7kg/
cm2の腔状構造体が例示できる。
【0014】
【実施例】強化繊維のUDシートの単位重量が170g
/m2,プリプレグの繊維含量が50重量%である本発
明の自動車用パネルと、従来品のTi板及びCFRP複
合板の比重及び耐衝撃性を表1に示した。尚耐衝撃性は
比シャルピー強度によって評価した。
【0015】
【表1】 実施例は従来のCFRP複合板に比べて、比重が1/2
以下、耐衝撃性は6倍以上であり、CFRP複合板と同
程度の耐衝撃能を得る場合にはAlハニカムに積層する
プライ数を減少できる。
【0016】次に前記3種のパネルをレーシングカー前
部の床に装着し、1周6Kmのコースを時速220Km
で走行テストを行った。破損までの周回回数を表2に示
す。
【0017】
【表2】 この様に本発明品は従来品に比べて非常に耐衝撃性に優
れていることがわかる。
【0018】
【発明の効果】本発明は以上の様に構成されているので
、軽量・高強度で且つ耐衝撃性に優れた自動車用パネル
が提供できることとなった。また本発明に係る超高強力
ポリエチレン繊維強化樹脂板では繊維強化樹脂層を従来
より薄く形成できるので、本体部の設計自由度が向上す
ることとなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動車パネルの構造を示す概略説
明図である。
【図2】本発明に用いられるプリプレグシートの製造方
法を示す概略工程図である。
【符号の説明】
1  超高強力ポリエチレン繊維強化樹脂板2  アル
ミニウム製腔状構造板 3  接着剤 4  超高強力ポリエチレン繊維 5  熱硬化性マトリックス樹脂 6  ローラ 7  UDシート

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  軽金属製腔状構造板の両面に、繊維強
    化樹脂板を積層してなる自動車用パネルであって、少な
    くとも片面の繊維強化樹脂板が、超高強力ポリエチレン
    繊維強化樹脂板であることを特徴とする自動車用パネル
JP3036801A 1991-02-05 1991-02-05 自動車用パネル Pending JPH04249144A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3036801A JPH04249144A (ja) 1991-02-05 1991-02-05 自動車用パネル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3036801A JPH04249144A (ja) 1991-02-05 1991-02-05 自動車用パネル

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04249144A true JPH04249144A (ja) 1992-09-04

Family

ID=12479892

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3036801A Pending JPH04249144A (ja) 1991-02-05 1991-02-05 自動車用パネル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04249144A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009515729A (ja) * 2005-11-10 2009-04-16 ビー. アイ. グループ ピーエルシー 複合材料

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009515729A (ja) * 2005-11-10 2009-04-16 ビー. アイ. グループ ピーエルシー 複合材料

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101067343B (zh) 格构增强型复合材料夹层结构
CA2413184C (en) Energy absorbent laminate
CN100503228C (zh) 齿槽式复合材料夹层结构
JP6189285B2 (ja) 自動車の複合材料および構造部材
US4573707A (en) Composite lightweight non-metallic vehicle frame
CN201052677Y (zh) 格构增强型复合材料夹层结构
EP1097804A4 (en) THE MINE
US20070259135A1 (en) Textile Core Sandwich Structures
CN101289017A (zh) 高速列车用复合材料结构及其制造方法
CN109016732B (zh) 一种高铁动车顶板用复合材料
CN111204103A (zh) 波型格构腹板增强复合材料夹芯结构及制备方法
CN201052678Y (zh) 齿槽式复合材料夹层结构
JP2944967B2 (ja) 高速車両の外壁構造および高速車両の外壁の製造方法
JP2006200702A (ja) 衝撃吸収部材
JP2010138953A (ja) エネルギー吸収部材及びその製造方法
JPH08197668A (ja) 繊維強化樹脂の積層構造
CN201020891Y (zh) 点阵增强型复合材料夹层结构
JPH07205350A (ja) 剛性構造体とそのような剛性構造体を組み込んだ棚板
JPH04249144A (ja) 自動車用パネル
CN212021913U (zh) 波型格构腹板增强复合材料夹芯结构
JPH05208465A (ja) サンドイッチパネル
JPH0644678Y2 (ja) 外皮層とハニカムコアとを有するサンドイッチ構造体の補強構造
Arbintarso et al. The bending stress on gfrp honeycomb sandwich panel structure for a chassis lightweight vehicle
CN210161716U (zh) 一种新型gmt内衬层夹芯板材
JPH0768679A (ja) 耐衝撃積層構造物

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20000606