JPH04247292A - 衛生設備 - Google Patents

衛生設備

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JPH04247292A
JPH04247292A JP3011357A JP1135791A JPH04247292A JP H04247292 A JPH04247292 A JP H04247292A JP 3011357 A JP3011357 A JP 3011357A JP 1135791 A JP1135791 A JP 1135791A JP H04247292 A JPH04247292 A JP H04247292A
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JP
Japan
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sewage
tank
water
contamination
wet oxidation
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JP3011357A
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English (en)
Inventor
Atsushi Shiraishi
篤史 白石
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、地球下重力より小さい
重力下の環境に用いられる衛生設備に係り、特に地球外
の地球型惑星・衛星の表面に設置される有人宇宙基地用
衛生設備に関するものである。
【0002】内惑星・月・火星・小惑星・木星以遠の諸
惑星の衛星などの表面に存在する資源の獲得がそれらの
天体の詳細な科学的探査とならんで近年注目を集めてい
るが、いずれの活動においてもその天体表面に有人基地
を設営することが成否を決する上で極めて重要なステッ
プとなる。
【0003】その一方で、表面重力・大気組成・大気圧
その他の物理的特性が地球と異なり、かつ人間が生命維
持のために利用できる水などのリソース量が限られてい
るそれら天体上で人間の生命と生活を保証する有人基地
の衛生設備の設計検討は充分に行われているとは言い難
い。
【0004】かかる事情の下、一般に地球より重力が小
さく、気圧が無視しうるほど低いこれらの天体上で必要
となる物理的に閉鎖された有人基地内での使用な可能な
衛生設備が求められている。
【0005】
【従来の技術】従来の衛生設備としては図6または図7
のようなものが知られていた。図6は地球上での通常の
家屋で使用されている衛生設備を示す図である。
【0006】即ち、工業用水を除く一般の市水を用いる
衛生設備では、上水場から取り込まれた上水系60と下
水処理システムへと送られる下水系65の間に多くのサ
ブシステム611,612,・・・61n が並列に配
置され、そのサブシステム611,612,・・・61
n 対応に上水を取り込み下水に排出するようになって
いる。一方、サブシステムの中でも例えば洗面システム
62の排水を一旦、中水系63を介して水洗トイレシス
テム64に供給し、その他雨水66も水洗トイレシステ
ム64に供給されている。
【0007】図7は宇宙送還機・宇宙ステーションで使
用されている衛生設備を示す図である。即ち、水運搬用
タンク70から上水タンク71へ上水が送られ(但し、
水運搬用タンク70と上水タンク71とは兼用されこと
もある)、この上水から各サブシステム731,732
,・・・73n に並列に水の供給が行われ、各サブシ
ステム731,732,・・・73n から並列に排出
された下水は生活排水タンク74へと蓄えられる。一方
、小用トイレ75からの排泄物は凝縮機構76を、大用
トイレ78からの排泄物は圧縮・脱水機構79を介して
それぞれ専用のタンク(小用の場合は尿タンク77へ、
大用の場合は屎タンク80)へと蓄えられ、上記3つの
タンクは地球に持ち帰るようにしている。
【0008】宇宙送還機・宇宙ステーションにおいては
原則として水の使用量は人間の生活を維持しうる最低ラ
インに抑えられ、且つ屎尿等の排泄物および生活排水の
分解、精製、再利用は行われていない。従って、上述の
ように排水物および生活排水は原則として地球へ持ち帰
るようにしている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、第1に
図6では、上水ほど清浄な水を必ずしも必要としないサ
ブシステムまで上水が供給され、かつそれらのサブシス
テムの排水が殆どの場合に生活排水として直接下水系に
流される為、無駄に使われる上水が多く、また、中水系
を用いてはいるもののその適用しているサブシステムが
限られているので節水の効果が小さく、地球からの物資
の輸送に多量の経費がかかる地球外有人基地への適用が
困難である。
【0010】第2に図6では、生活排水中の有機物の積
極的な分解が大規模な汚水処理施設に依存しており,短
時間で比較的少量の生活排水の処理を行う必要のある地
球外有人基地への適用は困難である。
【0011】第3に図6では、サブシステムの数が多い
ため、人間が宇宙服なしで生活できる空間の体積が限ら
れた地球外有人基地での適用が困難である。同様にサブ
システムの数が多いため、地球外における基地の設営作
業および完成したシステムのメンテナンス作業が煩雑で
ある。
【0012】第4に図6の構成をそのまま地球外有人基
地へ適用しようとすると、処理すべき生活排水量が大き
く、生活排水処理システムの負担が大きくなる。第5に
図7では、生活排水は特に処理を行わずにそのまま保管
し、地球に持ち帰るようになっているため、少量の水の
精製を繰り返しながら循環・再利用する必要のある地球
外有人基地への適用が困難である。
【0013】第6に図7では、人間の排泄物を脱水・圧
縮等の簡単な処理を行った後に保管し、地球へ持ち帰る
ようになっているため、限られた量の生体必須元素(炭
素・酸素・水素等)を、有機物の分解・合成を繰り返し
ながらリサイクル使用する必要のある地球外有人基地へ
の適用が困難である。
【0014】第7に地球外有人基地に適用される衛生設
備は、人間の生命維持に直接影響するため多重の冗長系
が必要とされるが、図6の構成では少人数の人員による
メンテナンス性を維持しながら限られた空間にその冗長
系をコンパクトに納めるための考慮がなされていない。
【0015】本発明は、地球外有人基地用衛生設備の輸
送コスト,維持コスト,設営コスト,要求空間リソース
を低減させ、その実現可能性を高めることを目的とする
ものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的は図1に示す構
成によって達成される。即ち、地球下の重力より小さい
重力下の環境に用いる衛生設備内に、互いに独立に装備
される複数のサブシステム4a〜4dと、精製水を蓄え
る上水タンク1と、汚染度に応じて下水を蓄える中水タ
ンク2および中下水タンク3と、最も汚染度の高い下水
を蓄える下水タンク6と、該下水タンク6中において当
該最も汚染度の高い下水の粉砕を行う粉砕機7とを有し
、該下水タンク6中において当該最も汚染度の高い下水
の有機物を酸化分解する湿式酸化システム5と、該湿式
酸化システム5から排出された下水を精製水に精製する
精製水製造システム8とを設ける。
【0017】そして、上記複数のサブシステム4a〜4
dは、上記上水タンク1または中水タンク2または中下
水タンク3に蓄えられた水を供給源とし、少なくとも供
給源としたタンクより汚染度の高いタンクへと排出し、
サブシステム単位に上記供給と排出とを直列に繰り返し
行うように構成する。
【0018】
【作用】本発明においては、第1に上水タンクから供給
された上水は第1のサブシステムに供給され、そのサブ
システムから排出される下水は、その下水の汚染度に対
応する中水タンクまたは中下水タンクへと送られる。当
該下水が蓄えられたタンクからは第2のサブシステムへ
と送られ、供給された水の汚染度より高い汚染度を以て
排出される。但し、この第2のサブシステムは第1のサ
ブシステムより供給される水はその汚染度が高くともよ
いものである。
【0019】第2に、中水タンクまたは中下水タンクを
介し、複数のサブシステムを通った汚染度の高い下水は
湿式酸化システム内の下水タンクへと送られ、この下水
タンク内で粉砕機を用いて汚染度の高い下水の粉砕を行
う。更にこの下水タンク内にて粉砕された下水の有機物
に対して酸化分解処理を行った後、排出する。
【0020】第3に湿式酸化システムから排出された下
水は、精製水製造システムに送られ、精製水製造処理を
行った後、精製された上水は上水タンクへと蓄えられ、
再度サブシステムへと供給され、上記の第1と第2およ
び第3の処理を繰り返し行うことで、有効なリサイクル
処理を行うことが可能となる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例について図2乃至図5
を用いて詳細に説明する。図2は本発明の実施例を示す
図である。
【0022】図3は本発明の実施例のイメージを示す図
である。図4はシャワールーム及び湿式酸化システムA
のブロックダイヤグラムを示す図である。
【0023】図5は湿式酸化システムBのブロックダイ
ヤグラムを示す図である。尚、図2乃至図5において、
同一符号を付したものは同一対象物をそれぞれ示すもの
である。
【0024】図2に示すように、基地内に設けられた上
水タンク20には上水が常時蓄えられており、この上水
は排出される下水が差ほど汚染度の高くないようなシャ
ワー21や、飲料水タンク22へと送られ飲用・調理用
水として使用される他、尿回収器具29へと送られ、尿
回収器具29の洗浄時に用いられる。シャワー使用にて
汚染された下水はその汚染度から判断するに差ほど汚染
されていないため中水タンク25へと送られ、この中水
タンク25にて蓄えられる。飲料水として飲料水タンク
22に蓄えられた上水は、上記飲用・調理用水として用
いられる他、キッチン23,24に送られ、使用目的に
応じて洗面用として用いられたり、食器洗い用として用
いられたりする。一方、キッチンにて洗面用して用いら
れた上水はその汚染度から判断するに差ほど汚染されて
いないため中水タンク25へと送られ蓄えられる。他方
、同じキッチンにても食器洗い用として用いられた上水
は上記中タンク25に蓄えられる水よりその汚染度が一
般的に高いため中下水タンク27へと送られ蓄えられる
。上述から明らかなように、この中下水タンク27に蓄
えられる水の汚染度は、中水タンク25に蓄えられる水
の汚染度よりも高いものである。即ち、同じキッチンで
使用された上水のうち、洗面に用いられた水と食器洗い
として用いられた水との汚染度を比較した場合、洗面に
用いられた水の方がその汚染度が低いため、中水タンク
25へ、および汚染度の高い食器洗い用として用いられ
た水は中下水タンク27へと送られる。上記中水タンク
25に蓄えられた汚染度の差ほど高くない水は、ランド
リー26の洗濯用水として用いられ、その排水は中下水
タンク27へと送られ蓄えられる。尚、このランドリー
26には濯ぎ等の処理を行うために上水タンク20に蓄
えられる上水が用いられる。
【0025】シャワー使用時による排水のうち特に塩分
を多く含んだ排水(シャワー初期水)は尿28および尿
回収器具29使用時に用いられた排水と共に、塩溶液タ
ンク(尿タンク)30に一旦蓄えられた後、湿式酸化シ
ステムA31に送られる。以下にこの湿式酸化システム
Aについて説明する。
【0026】図4はシャワールーム及び湿式酸化システ
ムAのブロックダイヤグラムを示す図である。このシャ
ワールーム301には尿回収器具29とシャワー使用に
よる排水孔が設けられ、うち排水孔にはシャワー初期水
専用の排水孔303とそれ以外の排水孔302が設けら
れている。シャワー初期水専用の排水孔303を設ける
のは、このシャワー初期水には塩分が多く含まれている
ためであり、尿およびシャワー初期水はそれぞれ配管を
通して吸引ポンプ315の制御に基づき、塩溶液タンク
30を介して湿式酸化システムA31に供給される。 尚、シャワー使用に伴う初期水と異なる排水孔302へ
送られた排水は上記の中水タンク25へと供給される。
【0027】湿式酸化システムA31は例えば4個の反
応容器311,312,313,314及びそれら反応
容器311,312,313,314に塩分を多く含ん
だ排水を供給するための分岐型バルブ355より構成さ
れており、4個の反応容器311,312,313,3
14においても2個をひとつのペアとし、前段のペアが
酸素システム36から酸素(O2 )を取り込み、高圧
・高酸素状態に置いて酸化可能なものを酸化させ無触媒
反応処理を施し、後段のペアが上記無触媒反応処理を施
した後に酸素(O2 )を供給しない状態で触媒反応処
理を行うものである。上記無触媒反応処理と触媒反応処
理とを分割するのは触媒の寿命を延ばすためであり、地
球外有人基地のような限られたリソースにおいては重要
である。尚、上記4個の反応容器311,312,31
3,314の内部にはスターラ310と呼ばれる羽根が
あり、反応処理を行う上での処理の促進化をサポートし
ている。
【0028】この4つの反応容器311,312,31
3,314はそれぞれ並行にその処理を行うものではな
く、前段と後段の2個の反応容器311,312と31
3,314を一つの単位として反応容器311の処理が
終了すると反応容器312の処理を行うように、同様に
反応容器313の処理が終了すると反応容器314の処
理を行うようにして一連の循環ルートを形成するように
している。更に、上記4個の反応容器311,312,
313,314に入力端および出力端に設けられている
分岐型のバルブ355の開閉制御を適宜行うことで、前
段と後段とに分けられる反応容器311,312と31
3,314に対して適当な時に反応容器のメンテナンス
を行うことができる。
【0029】上記湿式酸化システムA31において触媒
反応処理を行い、塩分を多く含んだ排水は塩回収システ
ム41へと送られ、所定の塩分回収処理を行い、精製水
製造システム39に送られ、製造された精製水は精製水
タンク40へと送られ蓄えられる。即ち、上記ルートを
通すことで尿およびシャワー初期水に対してのリサイク
ル処理を行うことができる。
【0030】上記中下水タンク27に蓄えられている、
中水タンク25に蓄えられている排水より汚染度の高い
排水は、尿を除くトイレ33使用に伴う排泄物処理時に
用いられ、その他生ごみ流し34用としても用いられる
。屎または生ごみ等の固形物を有する汚染度の最も高い
下水は、その他除湿・空気洗浄水37を含んで湿式酸化
システムB35へと送られる。以下、この湿式酸化シス
テムBについて説明する。
【0031】図5は湿式酸化システムBのブロックダイ
ヤグラムを示す図であり、トイレ排水(但し、屎32の
みならず生ごみ34・除湿,空気洗浄時の排水37も含
む)は上記説明した分岐型バルブ355を介して先に説
明した反応容器311,312と313,314よりそ
の容量が大きい反応容器356,357,358,35
1,352,353(下水タンクと共用)に配管354
を介して送られる。この反応容器356,357,35
8,351,352,353は一例として6個有してお
り、3個をひとつのペアとし、前段のペア356,35
7,358が酸素システム35から酸素(O2 )を取
り込み、高圧・高酸素状態に置いて酸化可能なものを酸
化させ無触媒反応処理を施し、後段のペアが上記無触媒
反応処理を施した後に酸素(O2 )を供給しない状態
で触媒反応処理を行うものである。上記無触媒反応処理
を行う前に、その反応容器351,352,353内に
おいて少なくとも上記説明したスターラ310よりも大
型のスターラ350を高速回転させることで最も汚染度
の高い下水中に存在する固形物の粉砕処理が行われる。 上記無触媒反応処理と触媒反応処理とを分割するのは触
媒の寿命を延ばすためであり、地球外有人基地のような
限られたリソースにおいては重要である。また触媒反応
処理が行われる反応容器の中にはスターラ350’と呼
ばれる羽根があり、反応処理の促進化を応処理を行う上
での処理の促進化をサポートしている。
【0032】この6つの反応容器351,352,35
3,356,357,358はそれぞれ並行にその処理
を行うものではなく、前段と後段の3個の反応容器を一
つの単位として反応容器356の処理が終了すると反応
容器357の処理を行い、その後反応容器358の処理
を行うように、同様に反応容器351の処理が終了する
と反応容器352の処理を行い、その後反応容器353
の処理を行うようにして一連の循環ルートを形成するよ
うにしている。更に、上記6個の反応容器351,35
2,353,356,357,358に入力端および出
力端に設けられている分岐型のバルブ355の開閉制御
を適宜行うことで、前段と後段とに分けられる反応容器
351,352,353と356,357,358に対
して適当な時に反応容器のメンテナンスを行うことがで
きる。上記湿式酸化システムB35において触媒反応処
理を行い、最も汚染度の高い下水は肥料溶液タンク38
および精製水製造システム39へと送られる。最も汚染
度の高い下水のうちの所定量を肥料溶液タンク38へと
送り、一部が中下水タンク27へと蓄えられる。この肥
料溶液タンク38によって作成された肥料(溶液)は観
測用または食用として栽培されている植物へと供給され
る。一方、最も汚染度の高い下水は精製水製造システム
39にて精製水として製造され精製水タンク40へと送
られ蓄えられる。即ち、上記ルートを通すことで汚染度
の順に生活水の使用が行われその有効利用が高くなり、
また生活水に対するリサイクル処理が行われる。
【0033】図3は本発明の実施例のイメージを示す図
であり、地球外有人基地内にはバスユニット300が設
けられており、そのバスユニット300空間においても
シャワールーム301とトイレ33,ランドリー26を
有するルームとに分別される。シャワールーム301に
はシャワー21と尿回収器具29が設けられており、更
にそのシャワールーム301の床面にはシャワー排水の
うち初期水専用の排水孔303と、それ以外の排水孔3
02とが形成されている。即ち、シャワールーム301
と小用のトイレルームとを兼用して設けられているため
に空間の有効利用が図られている。尿回収器具29およ
びシャワー初期水の排水孔303から吸引ポンプ315
の制御に伴って配管の接続部品316,317を介し、
反応容器311,312,313,314へと送られる
。図3においては反応容器311,312,313,3
14および吸引ポンプ315を含んで湿式酸化システム
A31としている。
【0034】一方、トイレ33,ランドリー26を有す
るルームには床面には大便用トイレとランドリーが設置
され、そのランドリー26の上部には乾燥機261が設
置され、その乾燥機261の横には中水タンク25が設
置されいてる。大便用トイレには配管359を介して反
応容器351,352,353,356,357,35
8およびそれら反応容器351,352,353,35
6,357,358を接続する分岐型バルブ355が設
けられ、それらをまとめて湿式酸化システムB35とし
ている。そして、この湿式酸化システムB35において
も、反応容器351,352,353の部分は無触媒反
応をみるものであり、反応容器356,357,358
の部分は触媒反応をみるものである。
【0035】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によればより少ないリソースによって、より快適な人間
を生存させておくことのできる地球外有人基地用衛生設
備が可能となり、基地の設営,運用にかかるコストを低
減させ、基地のパフォーマンスを向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図である。
【図2】本発明の実施例を示す図である。
【図3】本発明の実施例のイメージを示す図である。
【図4】シャワールーム及び湿式酸化システムAのブロ
ックダイヤグラムを示す図である。
【図5】湿式酸化システムBのブロックダイヤグラムを
示す図である。
【図6】第1の従来例を示す図である。
【図7】第2の従来例を示す図である。
【符号の説明】
1  上水タンク,                
    2  中水タンク, 3  中下水タンク,               
   4a〜4d  サブシステム, 5  湿式酸化システム,             
 6  下水タンク, 7  粉砕機,                  
      8  精製水製造システム,

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  地球下の重力より小さい重力下の環境
    に用いる衛生設備において、互いに独立に装備される複
    数のサブシステム(4a〜4d)と、精製水を蓄える上
    水タンク(1)と、汚染度に応じて下水を蓄える中水タ
    ンク(2)および中下水タンク(3)と、最も汚染度の
    高い下水を酸化分解する湿式酸化システム(5)と、該
    湿式酸化システム(5)から排出された下水を精製水に
    精製する精製水製造システム(8)とを有し、上記複数
    のサブシステム(4a〜4d)は、上記上水タンク(1
    ),中水タンク(2)または中下水タンク(3)に蓄え
    られた水を供給源とし、少なくとも供給源としたタンク
    より汚染度の高いタンクへと排出し、サブシステム単位
    に上記供給と排出とを直列に繰り返し行うことを特徴と
    する衛生設備。
  2. 【請求項2】  上記湿式酸化システム(5)は、最も
    汚染度の高い下水を蓄える下水タンク(6)と、該下水
    タンク(6)中において当該最も汚染度の高い下水中の
    固形物の粉砕を行う粉砕機(7)とを有し、上記最も汚
    染度の高い下水の有機物に対する酸化分解は、当該下水
    タンク(6)内にて行われることを特徴とする請求項1
    記載の衛生設備。
JP3011357A 1991-02-01 1991-02-01 衛生設備 Withdrawn JPH04247292A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010119963A (ja) * 2008-11-20 2010-06-03 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 宇宙ステーション用の排水処理装置及び方法
JP2013075259A (ja) * 2011-09-30 2013-04-25 Kurita Water Ind Ltd 閉鎖系空間用の水回収装置

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