JPH04246441A - 結晶性ポリオレフィン組成物 - Google Patents

結晶性ポリオレフィン組成物

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JPH04246441A
JPH04246441A JP3204891A JP3204891A JPH04246441A JP H04246441 A JPH04246441 A JP H04246441A JP 3204891 A JP3204891 A JP 3204891A JP 3204891 A JP3204891 A JP 3204891A JP H04246441 A JPH04246441 A JP H04246441A
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洋一 中島
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、剛性および耐熱剛性に
優れた成形品が得られる結晶性ポリオレフィン組成物に
関する。さらに詳しくは、結晶性ポリオレフィンに、(
イ)特定の構造を有するフルオロフォスファイト系化合
物、特定の金属化合物および特定のスルホン酸金属塩、
または(ロ)特定の構造を有するフルオロフォスファイ
ト系化合物、特定のスルホン酸金属塩および脂肪族アミ
ンをそれぞれ特定量配合してなる剛性および耐熱剛性に
優れた成形品が得られる結晶性ポリオレフィン組成物に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に結晶性ポリオレフィンは比較的安
価でかつ優れた機械的性質を有するので、射出成形品、
中空成形品、フィルム、シート、繊維など各種の成形品
の製造に用いられている。しかしながら各種の具体的用
途によっては、機械的性質が充分とはいえない場合があ
り、その具体的用途の拡大に制限を受けるという問題が
ある。とりわけ剛性および耐熱剛性などの剛性面(以下
、剛性面とは剛性および耐熱剛性を意味する。)に関し
ては、ポリスチレン、ABS樹脂、ポリエチレンテレフ
タレートおよびポリブチレンテレフタレートなどのポリ
エステルなどにくらべて劣ることから、結晶性ポリオレ
フィンの使用用途に制限を受けるといった欠点がある。 このため、従来から結晶性ポリオレフィンの剛性面を向
上させる目的で各種の造核剤が用いられている。また、
特開昭63ー227594号公報には結晶性ポリオレフ
ィンに酸化防止剤として芳香族フルオロリン化合物を配
合した組成物および該組成物にステアリン酸カルシウム
のような潤滑剤、核生成試薬または充填剤を併用し得る
ことが開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、結晶性
ポリオレフィンに従来公知の各種造核剤を配合した組成
物から得られる成形品の剛性面は、ある程度改善はされ
るもののいまだ充分満足できるものではない。また、結
晶性ポリオレフィンに芳香族フルオロリン化合物を配合
してなる組成物が開示されている前記特開昭63ー22
7594号公報には、該組成物に、(イ)潤滑剤として
ステアリン酸リチウム、ステアリン酸ナトリウム、ステ
アリン酸カリウム、ステアリン酸ストロンチウムもしく
はステアリン酸バリウムおよび帯電防止剤としてジアル
キルスルホコハク酸ナトリウムを併用すること、(ロ)
核生成試薬すなわち造核剤として脂肪族ジカルボン酸ア
ルカリ金属塩、芳香族カルボン酸アルカリ金属塩もしく
は芳香族カルボン酸アルミニウムおよび帯電防止剤とし
てジアルキルスルホコハク酸ナトリウムを併用すること
、または(ハ)充填剤として水酸化マグネシウム、水酸
化アルミニウム、酸化マグネシウム、炭酸マグネシウム
もしくは炭酸カルシウムおよび帯電防止剤としてジアル
キルスルホコハク酸ナトリウムを併用することによって
、結晶性ポリオレフィン組成物から得られる成形品の剛
性面を向上させることはなんら記載されておらず、また
該併用によって剛性面が向上することを示唆した記載も
ない。
【0004】本発明者は、結晶性ポリオレフィン組成物
に関する上述の問題点すなわち剛性面の改善された成形
品を与える結晶性ポリオレフィン組成物を得るべく鋭意
研究した。その結果、本発明者は結晶性ポリオレフィン
に、(イ)特定の構造を有するフルオロフォスファイト
系化合物、特定の金属化合物および特定のスルホン酸金
属塩、または(ロ)特定の構造を有するフルオロフォス
ファイト系化合物、特定のスルホン酸金属塩および脂肪
族アミンをそれぞれ特定量配合してなる結晶性ポリオレ
フィン組成物が、剛性面を改善した成形品を与える組成
物であることを見い出し、この知見に基づき本発明を完
成した。以上の記述から明らかなように、本発明の目的
は成形品としたときの該成形品の剛性面が改善された結
晶性ポリオレフィン組成物を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は下記の構成を有
する。 (1)  結晶性ポリオレフィン100重量部に対して
、下記化4で示されるフルオロフォスファイト系化合物
(以下、化合物Aという。)および下記(イ)〜(リ)
から選ばれた1種または2種以上の化合物(以下、化合
物Bという。)をそれぞれ0.001〜1重量部、下記
化5で示されるスルホン酸金属塩(以下、化合物Cとい
う。)を0.01〜1重量部配合してなる結晶性ポリオ
レフィン組成物。 (イ)脂肪族モノカルボン酸金属塩、ヒドロキシ高級脂
肪酸金属塩、脂肪族ポリカルボン酸金属塩もしくはグル
タミン酸金属塩(ただし、金属はリチウム、ナトリウム
、カリウム、ストロンチウムもしくはバリウムを示す。 ) (ロ)炭素数2〜6の脂肪族ヒドロキシ酸の金属塩(た
だし、金属はリチウム、ナトリウム、カリウム、マグネ
シウム、ストロンチウムもしくはバリウムを示す。)(
ハ)芳香族カルボン酸金属塩(ただし、金属はリチウム
、ナトリウム、ストロンチウム、バリウムもしくはアル
ミニウムを示す。) (ニ)脂肪族リン酸金属塩(ただし、金属はナトリウム
、カリウム、カルシウム、ストロンチウムもしくはバリ
ウムを示す。) (ホ)下記化6で示される環状リン化合物の金属塩(た
だし、金属はリチウム、ナトリウム、カリウムもしくは
バリウムを示す。) (ヘ)ジチオカルバミン酸金属塩、2−メルカプトベン
ゾチアゾールの金属塩、2−メルカプトベンズイミダゾ
ールの金属塩もしくはベンゾトリアゾールの金属塩(た
だし、金属はリチウム、ナトリウムもしくはカリウムを
示す。) (ト)金属水酸化物(ただし、金属はマグネシウムもし
くはアルミニウムを示す。) (チ)炭酸金属塩(ただし、金属はマグネシウムもしく
はカルシウムを示す。) (リ)酸化マグネシウムもしくはハイドロタルサイト

化4】
【化5】
【化6】 (ただし、式中R1 は炭素数1〜4のアルキリデン基
もしくは硫黄を、R2 はメチレン基を、R3 および
R4 は炭素数6〜28のアルキル基を、Ar1 およ
びAr2 はアルキルアリーレン基もしくはシクロアル
キルアリーレン基を、Ar3 およびAr4 はアリー
レン基、アルキルアリーレン基、シクロアルキルアリー
レン基、アリールアリーレン基もしくはアラールキルア
リーレン基を、M1 はリチウム、ナトリウムもしくは
カリウムを、M2 はリチウム、ナトリウム、カリウム
もしくはバリウムを、nは0もしくは1を、iは0、1
もしくは2を、mはM2 の原子価をそれぞれ示す。)
【0006】(2)  結晶性ポリオレフィン100重
量部に対して、化合物Aを0.001〜1重量部、化合
物Cおよび脂肪族アミン(以下、化合物Dという。)を
それぞれ0.01〜1重量部配合してなる結晶性ポリオ
レフィン組成物。 (3)  結晶性ポリオレフィン100重量部に対して
、無機充填剤(ただし、水酸化マグネシウム、水酸化ア
ルミニウム、酸化マグネシウム、炭酸マグネシウムおよ
び炭酸カルシウムを除く)0.01〜25重量部をさら
に配合してなる前記第(1)項もしくは第(2)項記載
の結晶性ポリオレフィン組成物。 (4)  結晶性ポリオレフィンとして、アイソタクチ
ックペンタッド分率(P)とメルトフローレート(MF
R:230℃における荷重2.16kgを加えた場合の
10分間の溶融樹脂の吐出量)との関係が1.00≧P
≧0.015(logMFR)+0.955である結晶
性プロピレン単独重合体を用いる前記第(1)項〜第(
3)項のいずれか1項記載の結晶性ポリオレフィン組成
物。
【0007】(5)  結晶性ポリオレフィンとして、
プロピレン単独重合体のアイソタクチックペンタッド分
率(P)とメルトフローレート(MFR)との関係が1
.00≧P≧0.015(logMFR)+0.955
である第1段階重合体が全重合体量の70〜95重量%
であり、ついで全重合体量の30〜5重量%のエチレン
もしくはエチレンとプロピレンを1段階以上で重合させ
てなりエチレン含有量が全重合体量の3〜20重量%で
ある結晶性エチレン−プロピレンブロック共重合体を用
いる前記第(1)項〜第(3)項のいずれか1項記載の
結晶性ポリオレフィン組成物。
【0008】本発明で用いる結晶性ポリオレフィンは、
エチレン、プロピレン、ブテン−1、ペンテン−1、4
−メチル−ペンテン−1、ヘキセン−1、オクテン−1
などのα−オレフィンの結晶性単独重合体、これら2種
以上のα−オレフィンの結晶性もしくは低結晶性ランダ
ム共重合体または結晶性ブロック共重合体、上述のα−
オレフィンと酢酸ビニルもしくはアクリル酸エステルと
の共重合体、該共重合体のケン化物、これらα−オレフ
ィンと不飽和シラン化合物との共重合体、これらα−オ
レフィンと不飽和カルボン酸もしくはその無水物との共
重合体、該共重合体と金属イオン化合物との反応生成物
、上述のα−オレフィンの結晶性単独重合体、結晶性も
しくは低結晶性ランダム共重合体または結晶性ブロック
共重合体を不飽和カルボン酸もしくはその誘導体で変性
した変性ポリオレフィン、上述のα−オレフィンの結晶
性単独重合体、結晶性もしくは低結晶性ランダム共重合
体または結晶性ブロック共重合体を不飽和シラン化合物
で変性したシラン変性ポリオレフィンなどを例示するこ
とができ、これら結晶性ポリオレフィンの単独使用はも
ちろんのこと、2種以上の結晶性ポリオレフィンを混合
して用いることもできる。
【0009】また上述の結晶性ポリオレフィンに各種合
成ゴム(たとえば非晶性エチレン−プロピレンランダム
共重合体、非晶性エチレン−プロピレン−非共役ジエン
3元共重合体、ポリブタジエン、ポリイソプレン、ポリ
クロロプレン、塩素化ポリエチレン、塩素化ポリプロピ
レン、フッ素ゴム、スチレン−ブタジエン系ゴム、アク
リロニトリル−ブタジエン系ゴム、スチレン−ブタジエ
ン−スチレンブロック共重合体、スチレン−イソプレン
−スチレンブロック共重合体、スチレン−エチレン−ブ
チレン−スチレンブロック共重合体、スチレン−プロピ
レン−ブチレン−スチレンブロック共重合体など)また
は熱可塑性合成樹脂(たとえばポリスチレン、スチレン
−アクリロニトリル共重合体、アクリロニトリル−ブタ
ジエン−スチレン共重合体、ポリアミド、ポリエチレン
テレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリカ
ーボネート、ポリ塩化ビニル、フッ素樹脂、石油樹脂(
たとえばC5 系石油樹脂、水添C5 系石油樹脂、C
9 系石油樹脂、水添C9 系石油樹脂、C5 −C9
 共重合石油樹脂、水添C5 −C9 共重合石油樹脂
、酸変性C9 系石油樹脂など)、DCPD樹脂(たと
えばシクロペンタジエン系石油樹脂、水添シクロペンタ
ジエン系石油樹脂、シクロペンタジエン−C5 共重合
石油樹脂、水添シクロペンタジエン−C5共重合石油樹
脂、シクロペンタジエン−C9 共重合石油樹脂、水添
シクロペンタジエン−C9 共重合石油樹脂、シクロペ
ンタジエン−C5 −C9 共重合石油樹脂、水添シク
ロペンタジエン−C5 −C9 共重合石油樹脂などの
軟化点80〜200℃のDCPD樹脂など)を混合して
用いることもできる。
【0010】結晶性プロピレン単独重合体、プロピレン
成分を70重量%以上含有する結晶性プロピレン共重合
体であって、結晶性エチレン−プロピレンランダム共重
合体、結晶性プロピレン−ブテン−1ランダム共重合体
、結晶性エチレン−プロピレン−ブテン−1の3元共重
合体、結晶性プロピレン−ヘキセン−ブテン−1の3元
共重合体およびこれらの2種以上の混合物が特に好まし
く用いられる。とりわけ本発明で用いる結晶性ポリオレ
フィンとして、アイソタクチックペンタッド分率(P)
とメルトフローレート(MFR)との関係が1.00≧
P≧0.015(logMFR)+0.955を満足す
る結晶性プロピレン単独重合体(以下、HCPP(H)
と略記する。)、またはプロピレン単独重合体のアイソ
タクチックペンタッド分率(P)とメルトフローレート
(MFR)との関係が1.00≧P≧0.015(lo
gMFR)+0.955である第1段階重合体が全重合
体量の70〜95重量%であり、ついで全重合体量の3
0〜5重量%のエチレンもしくはエチレンとプロピレン
を1段階以上で重合させてなりエチレン含有量が全重合
体量の3〜20重量%である結晶性エチレン−プロピレ
ンブロック共重合体(以下、HCPP(B)と略記する
。)を用いることは、得られる結晶性ポリオレフィン組
成物の剛性面がさらに改善されるので好ましい。
【0011】このようなHCPP(H)は、本願と同一
出願人の出願にかかわる特開昭58ー104907号公
報に記載された製造方法によって製造することができる
。すなわち、有機アルミニウム化合物(i)(たとえば
トリエチルアルミニウム、ジエチルアルミニウムモノク
ロリドなど)もしくは有機アルミニウム化合物(i)と
電子供与体(たとえばジイソアミルエーテル、エチレン
グリコールモノメチルエーテルなど)との反応生成物(
v)を四塩化チタンと反応させて得られる固体生成物(
ii)に、さらに電子供与体と電子受容体(たとえば無
水塩化アルミニウム、四塩化チタン、四塩化バナジウム
など)とを反応させて得られる固体生成物(iii)を
有機アルミニウム化合物(i)および芳香族カルボン酸
エステル(iv)(たとえば安息香酸エチル、p−トル
イル酸メチル、p−トルイル酸エチル、p−トルイル酸
−2−エチルヘキシルなど)と組合せ、該芳香族カルボ
ン酸エステル(iv)と該固体生成物(iii)のモル
比率(iv)/(iii)=0.1〜10.0とした触
媒(以下、触媒(MC)と略記する。)の存在下にプロ
ピレンを1段階以上で重合させることによって得ること
ができる。
【0012】また、HCPP(B)は、第1段階目の重
合においては、全重合体量(ただし、重合溶媒に対して
可溶性の重合体を除く)の70〜95重量%のプロピレ
ンを重合させる。ついで第2段階目以降においてはエチ
レンもしくはエチレンとプロピレンを1段階以上で重合
させる。この第2段階目以降において前述の全重合体量
の30〜5重量%のエチレンもしくはエチレンとプロピ
レンを1段階以上で重合させる。ただし、最終的に得ら
れた重合体(ただし、重合溶媒に溶出した可溶性の重合
体を除く)中のエチレン含有量は全重合体量の3〜20
重量%の範囲内になければならない。従って、第1段階
目でプロピレンのみを全重合体量の70重量%重合させ
た場合には、第2段階目でブロック共重合されるエチレ
ン量は20重量%以下に限定されるから、その場合は残
余の10〜27重量%についてはプロピレンまたはプロ
ピレンとエチレンを除く他のα−オレフィンをブロック
共重合させなければならない。しかしながら第1段階目
でプロピレンを80重量%重合させた場合には、第2段
階目でエチレンのみを20重量%重合することができる
。以上のように、エチレンを重合させることができる段
階の限定と全重合体中のエチレン含有量の限定の範囲内
であれば、第2段階目においてエチレンを単独でまたは
エチレンとプロピレンもしくは他のα−オレフィンとを
混合して1段階または多段階でブロック共重合を行うこ
とができる。
【0013】このようなHCPP(B)は、本願と同一
出願人の出願にかかわる特開昭58−201816号公
報に記載された製造方法によって製造することができる
。すなわち、触媒(MC)の存在下に全重合体量の70
〜95重量%のプロピレンを重合させ、ついで全重合体
量の30〜5重量%のエチレンもしくはエチレンとプロ
ピレンを1段階以上で重合させてエチレン含有量を3〜
20重量%となるように共重合させることによって得る
ことができる。上述の1段階とは、これらの単量体の連
続的なもしくは1時的な供給の1区分を意味する。ここ
で、アイソタクチックペンタッド分率(P)とは、マク
ロモレキュールズ、6巻、6号、11月〜12月、92
5〜926頁(1973年)[Macromolecu
les,Vol.6,No.6,November−D
ecember,925−926(1973)]に発表
されている方法、すなわち13C−NMRを使用して測
定されるプロピレン系重合体分子鎖中のペンタッド単位
でのアイソタクチック分率である。言いかえると該分率
は、プロピレンモノマー単位が5個連続してアイソタク
チック結合したプロピレンモノマー単位の分率を意味す
る。上述の13C−NMRを使用した測定におけるスペ
クトルのピークの帰属の決定は、マクロモレキュールズ
、8巻、5号、9月〜10月、687〜689頁(19
75年)[Macromolecules,Vol.8
,No.5,September−October,6
87−689(1975)]に基づいて行う。ちなみに
後述の実施例における13C−NMRによる測定にはF
T−NMRの270MHzの装置を用い、27,000
回の積算測定により、シグナル検出限界をアイソタクチ
ックペンタッド分率で0.001にまで向上させて行っ
た。
【0014】上記HCPP(H)およびHCPP(B)
におけるアイソタクチックペンタッド分率(P)とメル
トフローレート(MFR)との関係式の要件は、一般に
MFRの低い結晶性プロピレン単独重合体の前記分率P
は低下するので、使用すべき結晶性プロピレン単独重合
体として、そのMFRに対応したPの下限値を限定する
ことを構成要件としたものである。そして該Pは分率で
あるから1.00が上限となり、MFRは通常0.05
〜100g/10分である。また、MFRはJIS  
K7210に準拠し、230℃、荷重2.16kgで測
定し、エチレン含有量は赤外線吸収スペクトル法で測定
する。さらに本発明で用いる結晶性ポリオレフィンとし
て、ハロゲン化マグネシウムに担持されたハロゲン化チ
タン触媒成分と有機アルミニウム触媒成分を含む高活性
触媒組成物とりわけ該高活性触媒組成物に電子供与体触
媒成分をさらに組み合わせた高活性高立体規則性触媒組
成物の存在下で重合して得られる無脱灰の結晶性プロピ
レン系重合体を用いることは、得られる結晶性ポリオレ
フィン組成物の剛性面がさらに改善されるので好ましい
【0015】本発明で用いられる化合物Aとしては2,
2’−ビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)フルオ
ロフォスファイト、2,2’−ビス(4−メチル−6−
t−ブチルフェニル)フルオロフォスファイト、2,2
’−ビス(4−t−アミル−6−メチルフェニル)フル
オロフォスファイト、2,2’−ビス(4−s−エイコ
シルフェニル)フルオロフォスファイト、2,2’−メ
チレン−ビス(4−メチル−6−t−ブチルフェニル)
フルオロフォスファイト、2,2’−メチレン−ビス(
4−エチル−6−t−ブチルフェニル)フルオロフォス
ファイト、2,2’−メチレン−ビス(4−メチル−6
−ノニルフェニル)フルオロフォスファイト、2,2’
−メチレン−ビス(4,6−ジノニルフェニル)フルオ
ロフォスファイト、2,2’−メチレン−ビス(4−メ
チル−6−シクロヘキシルフェニル)フルオロフォスフ
ァイト、
【0016】2,2’−メチレン−ビス(4−メチル−
6−(1’−メチルシクロヘキシル)フェニル)フルオ
ロフォスファイト、2,2’−i−プロピリデン−ビス
(4−ノニルフェニル)フルオロフォスファイト、2,
2’−ブチリデン−ビス(4,6−ジメチルフェニル)
フルオロフォスファイト、2,2’−メチレン−ビス(
4,6−ジ−t−ブチルフェニル)フルオロフォスファ
イト、2,2’−メチレン−ビス(4,6−ジ−t−ア
ミルフェニル)フルオロフォスファイト、2,2’−エ
チリデン−ビス(4−メチル−6−t−ブチルフェニル
)フルオロフォスファイト、2,2’−エチリデン−ビ
ス(4−エチル−6−t−ブチルフェニル)フルオロフ
ォスファイト、2,2’−エチリデン−ビス(4−s−
ブチル−6−t−ブチルフェニル)フルオロフォスファ
イト、2,2’−エチリデン−ビス(4,6−ジ−t−
ブチルフェニル)フルオロフォスファイト、2,2’−
エチリデン−ビス(4,6−ジ−t−アミルフェニル)
フルオロフォスファイト、2,2’−メチレン−ビス(
4−メチル−6−t−オクチルフェニル)フルオロフォ
スファイト、2,2’−ブチリデン−ビス(4−メチル
−6−(1’−メチルシクロヘキシル)フェニル)フル
オロフォスファイト、
【0017】2,2’−メチレン−ビス(4,6−ジメ
チルフェニル)フルオロフォスファイト、2,2’−チ
オ−ビス(4−t−オクチルフェニル)フルオロフォス
ファイト、2,2’−チオ−ビス(4,6−ジ−s−ア
ミルフェニル)フルオロフォスファイト、2,2’−チ
オ−ビス(4,6−ジ−i−オクチルフェニル)フルオ
ロフォスファイト、2,2’−チオ−ビス(5−t−ブ
チルフェニル)フルオロフォスファイト、2,2’−チ
オ−ビス(4−メチル−6−t−ブチルフェニル)フル
オロフォスファイト、2,2’−チオ−ビス(4−メチ
ル−6−α−メチルベンジルフェニル)フルオロフォス
ファイト、2,2’−チオ−ビス(3−メチル−4,6
−ジ−t−ブチルフェニル)フルオロフォスファイトお
よび2,2’−チオ−ビス(4−t−アミルフェニル)
フルオロフォスファイトなどを例示でき、
【0018】
特に2,2’−ビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニル
)フルオロフォスファイト、2,2’−メチレン−ビス
(4−メチル−6−t−ブチルフェニル)フルオロフォ
スファイト、2,2’−メチレン−ビス(4,6−ジ−
t−ブチルフェニル)フルオロフォスファイト、2,2
’−エチリデン−ビス(4−メチル−6−t−ブチルフ
ェニル)フルオロフォスファイト、2,2’−エチリデ
ン−ビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)フルオロ
フォスファイトおよび2,2’−チオ−ビス(4−メチ
ル−6−t−ブチルフェニル)フルオロフォスファイト
が好ましい。
【0019】これら化合物Aは特開昭63ー22759
号公報に記載された製造方法によって得ることができる
。すなわち、下記化7に従い、化合物Aの原料フェノー
ルであるビスフェノールと三塩化リンまたは三臭化リン
とを反応させることによってジアリーレンモノハロ−フ
ォスファイト(ジアリーレンモノクロル−フォスファイ
トまたはジアリーレンモノブロモ−フォスファイト)を
合成し、得られたジアリーレンモノハロ−フォスファイ
トにフッ素化試薬(たとえば、HF、LiF、NaF、
KF、RbF、CsF、SbF3 、SbF5 、Ag
F、HgF2 、CoF3 、SF4 など)を反応さ
せることによって化合物Aを得ることができる。
【化7】 (ただし、式中R1 は炭素数1〜4のアルキリデン基
もしくは硫黄を、Ar1 およびAr2 はアルキルア
リーレン基もしくはシクロアルキルアリーレン基を、X
は塩素もしくは臭素を、YFはフッ素化試薬を、nは0
もしくは1をそれぞれ示す。)また、前記特開昭63ー
227594号公報に記載された製造方法の改良方法で
ある特開平1−135789号公報に記載された製造方
法によって得ることもできる。
【0020】すなわち、上述のジアリーレンモノハロ−
フォスファイトにフッ素化試薬を反応させる際、フッ素
化反応促進剤としてピリジン型化合物のハロゲン化水素
塩(たとえば、ピリジン塩酸塩、ピリジン臭化水素酸塩
、ピリジンフッ化水素酸塩、ピコリン塩酸塩、キノリン
塩酸塩、ニコチン酸塩酸塩、2−アミノピリジン塩酸塩
、2−フェニルピリジン塩酸塩など)の存在下に反応さ
せることによって化合物Aを得ることもできる。該化合
物Aの単独使用はもちろんのこと、2種以上の化合物A
を併用することもできる。
【0021】該化合物Aの配合割合は、結晶性ポリオレ
フィン100重量部に対して0.001〜1重量部、好
ましくは0.01〜0.5重量部である。0.001重
量部未満の配合では剛性面の改善効果が充分に発揮され
ず、また1重量部を超えても構わないが、それ以上の剛
性面の改善効果が期待できず実際的でないばかりでなく
また不経済である。
【0022】本発明で用いられる化合物Bとしては酢酸
、プロピオン酸、酪酸、吉草酸、α−メチル酪酸、ヘキ
サン酸、ソルビン酸、オクタン酸、2−エチルヘキサン
酸、ノナン酸、デカン酸、カプロレイン酸、ウンデカン
酸、ウンデシレン酸、ラウリン酸、リンデル酸、ミリス
チン酸、フィゼテリン酸、ミリストレイン酸、パルミチ
ン酸、パルミトレイン酸、ヒラゴ酸、ステアリン酸、ペ
トロセリン酸、オレイン酸、エライジン酸、アスクレピ
ン酸、バクセン酸、リノール酸、α−エレオステアリン
酸、β−エレオステアリン酸、プニカ酸、リノレン酸、
γ−リノレン酸、モロクチ酸、ステアリドン酸、ステア
ロール酸、アラキン酸、ガドレイン酸、ゴンドイン酸、
アラキドン酸、ベヘン酸、セトレイン酸、エルカ酸、ブ
ラシジン酸、イワシ酸、リグノセリン酸、セラコレイン
酸、ニシン酸、セロチン酸、キシメン酸、モンタン酸、
メリシン酸およびルメクエン酸などの脂肪族モノカルボ
ン酸のリチウム塩、ナトリウム塩、カリウム塩、ストロ
ンチウム塩およびバリウム塩、
【0023】2−ヒドロキシテトラデカン酸、イプロー
ル酸、2−ヒドロキシヘキサデカン酸、ヤラピノール酸
、ユニペリン酸、アンブレットール酸、アリューリット
酸、2−ヒドロキシオクタデカン酸、12−ヒドロキシ
オクタデカン酸、18−ヒドロキシオクタデカン酸、9
,10−ジヒドロキシオクタデカン酸、リシノール酸、
カムロレン酸、リカン酸、フェロン酸およびセレブロン
酸などのヒドロキシ高級脂肪酸のリチウム塩、ナトリウ
ム塩、カリウム塩、ストロンチウム塩およびバリウム塩
、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピ
ン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシ
ン酸、1,2,3−プロパントリカルボン酸および1,
2,3,4−ブタンテトラカルボン酸などの脂肪族ポリ
カルボン酸のリチウム塩、ナトリウム塩、カリウム塩、
ストロンチウム塩およびバリウム塩、グルタミン酸モノ
リチウム、グルタミン酸モノナトリウム、グルタミン酸
モノカリウム、グルタミン酸ストロンチウム、グルタミ
ン酸バリウム、グリコール酸、乳酸、ヒドロアクリル酸
、α−オキシ酪酸、タルトロン酸、グリセリン酸、リン
ゴ酸、酒石酸、メソ酒石酸、ブドウ酸およびクエン酸な
どの炭素数2〜6の脂肪族ヒドロキシ酸のリチウム塩、
ナトリウム塩、カリウム塩、マグネシウム塩、ストロン
チウム塩およびバリウム塩、
【0024】安息香酸、o−トルイル酸、m−トルイル
酸、p−トルイル酸、p−t−ブチル安息香酸、o−メ
トキシ安息香酸、m−メトキシ安息香酸、アニス酸、ナ
フトエ酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、ト
リメリト酸、ピロメリト酸、サリチル酸および3,5−
ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ安息香酸などの芳香族
カルボン酸のリチウム塩、ナトリウム塩、ストロンチウ
ム塩、バリウム塩およびアルミニウム塩、
【0025】
(モノ,ジミックスド)ヘキシルリン酸、(モノ,ジミ
ックスド)オクチルリン酸、(モノ,ジミックスド)2
−エチルヘキシルリン酸、(モノ,ジミックスド)デシ
ルリン酸、(モノ,ジミックスド)ラウリルリン酸、(
モノ,ジミックスド)ミリスチルリン酸、(モノ,ジミ
ックスド)パルミチルリン酸、(モノ,ジミックスド)
ステアリルリン酸、(モノ,ジミックスド)オレイルリ
ン酸、(モノ,ジミックスド)リノールリン酸、(モノ
,ジミックスド)リノリルリン酸、(モノ,ジミックス
ド)ドコシルリン酸、(モノ,ジミックスド)エルシル
リン酸、(モノ,ジミックスド)テトラコシルリン酸、
(モノ,ジミックスド)ヘキサコシルリン酸および(モ
ノ,ジミックスド)オクタコシルリン酸などの脂肪族リ
ン酸のナトリウム塩、カリウム塩、カルシウム塩、スト
ロンチウム塩およびバリウム塩、
【0026】10−ヒ
ドロキシ−9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10−フ
ォスファフェナンスレン−10−オキサイド、1−メチ
ル−10−ヒドロキシ−9,10−ジヒドロ−9−オキ
サ−10−フォスファフェナンスレン−10−オキサイ
ド、2−メチル−10−ヒドロキシ−9,10−ジヒド
ロ−9−オキサ−10−フォスファフェナンスレン−1
0−オキサイド、6−メチル−10−ヒドロキシ−9,
10−ジヒドロ−9−オキサ−10−フォスファフェナ
ンスレン−10−オキサイド、7−メチル−10−ヒド
ロキシ−9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10−フォ
スファフェナンスレン−10−オキサイド、8−メチル
−10−ヒドロキシ−9,10−ジヒドロ−9−オキサ
−10−フォスファフェナンスレン−10−オキサイド
、6,8−ジメチル−10−ヒドロキシ−9,10−ジ
ヒドロ−9−オキサ−10−フォスファフェナンスレン
−10−オキサイド、2,6,8−トリメチル−10−
ヒドロキシ−9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10−
フォスファフェナンスレン−10−オキサイド、2−エ
チル−10−ヒドロキシ−9,10−ジヒドロ−9−オ
キサ−10−フォスファフェナンスレン−10−オキサ
イド、6−エチル−10−ヒドロキシ−9,10−ジヒ
ドロ−9−オキサ−10−フォスファフェナンスレン−
10−オキサイド、8−エチル−10−ヒドロキシ−9
,10−ジヒドロ−9−オキサ−10−フォスファフェ
ナンスレン−10−オキサイド、6,8−ジエチル−1
0−ヒドロキシ−9,10−ジヒドロ−9−オキサ−1
0−フォスファフェナンスレン−10−オキサイド、
【0027】2,6,8−トリエチル−10−ヒドロキ
シ−9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10−フォスフ
ァフェナンスレン−10−オキサイド、2−i−プロピ
ル−10−ヒドロキシ−9,10−ジヒドロ−9−オキ
サ−10−フォスファフェナンスレン−10−オキサイ
ド、6−i−プロピル−10−ヒドロキシ−9,10−
ジヒドロ−9−オキサ−10−フォスファフェナンスレ
ン−10−オキサイド、8−i−プロピル−10−ヒド
ロキシ−9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10−フォ
スファフェナンスレン−10−オキサイド、6,8−ジ
−i−プロピル−10−ヒドロキシ−9,10−ジヒド
ロ−9−オキサ−10−フォスファフェナンスレン−1
0−オキサイド、2,6,8−トリ−i−プロピル−1
0−ヒドロキシ−9,10−ジヒドロ−9−オキサ−1
0−フォスファフェナンスレン−10−オキサイド、2
−s−ブチル−10−ヒドロキシ−9,10−ジヒドロ
−9−オキサ−10−フォスファフェナンスレン−10
−オキサイド、6−s−ブチル−10−ヒドロキシ−9
,10−ジヒドロ−9−オキサ−10−フォスファフェ
ナンスレン−10−オキサイド、8−s−ブチル−10
−ヒドロキシ−9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10
−フォスファフェナンスレン−10−オキサイド、1,
8−ジ−s−ブチル−10−ヒドロキシ−9,10−ジ
ヒドロ−9−オキサ−10−フォスファフェナンスレン
−10−オキサイド、2,6,8−トリ−s−ブチル−
10−ヒドロキシ−9,10−ジヒドロ−9−オキサ−
10−フォスファフェナンスレン−10−オキサイド、
2−t−ブチル−10−ヒドロキシ−9,10−ジヒド
ロ−9−オキサ−10−フォスファフェナンスレン−1
0−オキサイド、
【0028】6−t−ブチル−10−ヒドロキシ−9,
10−ジヒドロ−9−オキサ−10−フォスファフェナ
ンスレン−10−オキサイド、8−t−ブチル−10−
ヒドロキシ−9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10−
フォスファフェナンスレン−10−オキサイド、1,6
−ジ−t−ブチル−10−ヒドロキシ−9,10−ジヒ
ドロ−9−オキサ−10−フォスファフェナンスレン−
10−オキサイド、2,6−ジ−t−ブチル−10−ヒ
ドロキシ−9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10−フ
ォスファフェナンスレン−10−オキサイド、2,7−
ジ−t−ブチル−10−ヒドロキシ−9,10−ジヒド
ロ−9−オキサ−10−フォスファフェナンスレン−1
0−オキサイド、2,8−ジ−t−ブチル−10−ヒド
ロキシ−9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10−フォ
スファフェナンスレン−10−オキサイド、6,8−ジ
−t−ブチル−10−ヒドロキシ−9,10−ジヒドロ
−9−オキサ−10−フォスファフェナンスレン−10
−オキサイド、2,6,8−トリ−t−ブチル−10−
ヒドロキシ−9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10−
フォスファフェナンスレン−10−オキサイド、2−t
−アミル−10−ヒドロキシ−9,10−ジヒドロ−9
−オキサ−10−フォスファフェナンスレン−10−オ
キサイド、6−t−アミル−10−ヒドロキシ−9,1
0−ジヒドロ−9−オキサ−10−フォスファフェナン
スレン−10−オキサイド、
【0029】8−t−アミル−10−ヒドロキシ−9,
10−ジヒドロ−9−オキサ−10−フォスファフェナ
ンスレン−10−オキサイド、6,8−ジ−t−アミル
−10−ヒドロキシ−9,10−ジヒドロ−9−オキサ
−10−フォスファフェナンスレン−10−オキサイド
、2,6,8−トリ−t−アミル−10−ヒドロキシ−
9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10−フォスファフ
ェナンスレン−10−オキサイド、2−t−オクチル−
10−ヒドロキシ−9,10−ジヒドロ−9−オキサ−
10−フォスファフェナンスレン−10−オキサイド、
6−t−オクチル−10−ヒドロキシ−9,10−ジヒ
ドロ−9−オキサ−10−フォスファフェナンスレン−
10−オキサイド、8−t−オクチル−10−ヒドロキ
シ−9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10−フォスフ
ァフェナンスレン−10−オキサイド、6,8−ジ−t
−オクチル−10−ヒドロキシ−9,10−ジヒドロ−
9−オキサ−10−フォスファフェナンスレン−10−
オキサイド、2,6,8−トリ−t−オクチル−10−
ヒドロキシ−9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10−
フォスファフェナンスレン−10−オキサイド、2−シ
クロヘキシル−10−ヒドロキシ−9,10−ジヒドロ
−9−オキサ−10−フォスファフェナンスレン−10
−オキサイド、
【0030】6−シクロヘキシル−10−ヒドロキシ−
9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10−フォスファフ
ェナンスレン−10−オキサイド、8−シクロヘキシル
−10−ヒドロキシ−9,10−ジヒドロ−9−オキサ
−10−フォスファフェナンスレン−10−オキサイド
、6,8−ジ−シクロヘキシル−10−ヒドロキシ−9
,10−ジヒドロ−9−オキサ−10−フォスファフェ
ナンスレン−10−オキサイド、2,6,8−トリ−シ
クロヘキシル−10−ヒドロキシ−9,10−ジヒドロ
−9−オキサ−10−フォスファフェナンスレン−10
−オキサイド、6−フェニル−10−ヒドロキシ−9,
10−ジヒドロ−9−オキサ−10−フォスファフェナ
ンスレン−10−オキサイド、2−ベンジル−10−ヒ
ドロキシ−9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10−フ
ォスファフェナンスレン−10−オキサイド、6−ベン
ジル−10−ヒドロキシ−9,10−ジヒドロ−9−オ
キサ−10−フォスファフェナンスレン−10−オキサ
イド、8−ベンジル−10−ヒドロキシ−9,10−ジ
ヒドロ−9−オキサ−10−フォスファフェナンスレン
−10−オキサイド、6,8−ジ−ベンジル−10−ヒ
ドロキシ−9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10−フ
ォスファフェナンスレン−10−オキサイド、
【003
1】2,6,8−トリ−ベンジル−10−ヒドロキシ−
9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10−フォスファフ
ェナンスレン−10−オキサイド、2−(α−メチルベ
ンジル)−10−ヒドロキシ−9,10−ジヒドロ−9
−オキサ−10−フォスファフェナンスレン−10−オ
キサイド、6−(α−メチルベンジル)−10−ヒドロ
キシ−9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10−フォス
ファフェナンスレン−10−オキサイド、8−(α−メ
チルベンジル)−10−ヒドロキシ−9,10−ジヒド
ロ−9−オキサ−10−フォスファフェナンスレン−1
0−オキサイド、6,8−ジ(α−メチルベンジル)−
10−ヒドロキシ−9,10−ジヒドロ−9−オキサ−
10−フォスファフェナンスレン−10−オキサイド、
2,6,8−トリ(α−メチルベンジル)−10−ヒド
ロキシ−9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10−フォ
スファフェナンスレン−10−オキサイド、2,6−ジ
(α,α−ジメチルベンジル)−10−ヒドロキシ−9
,10−ジヒドロ−9−オキサ−10−フォスファフェ
ナンスレン−10−オキサイド、6−t−ブチル−8−
メチル−10−ヒドロキシ−9,10−ジヒドロ−9−
オキサ−10−フォスファフェナンスレン−10−オキ
サイド、6−ベンジル−8−メチル−10−ヒドロキシ
−9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10−フォスファ
フェナンスレン−10−オキサイド、6−シクロヘキシ
ル−8−t−ブチル−10−ヒドロキシ−9,10−ジ
ヒドロ−9−オキサ−10−フォスファフェナンスレン
−10−オキサイド、6−ベンジル−8−t−ブチル−
10−ヒドロキシ−9,10−ジヒドロ−9−オキサ−
10−フォスファフェナンスレン−10−オキサイド、
【0032】6−(α−メチルベンジル)−8−t−ブ
チル−10−ヒドロキシ−9,10−ジヒドロ−9−オ
キサ−10−フォスファフェナンスレン−10−オキサ
イド、6−t−ブチル−8−シクロヘキシル−10−ヒ
ドロキシ−9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10−フ
ォスファフェナンスレン−10−オキサイド、6−ベン
ジル−8−シクロヘキシル−10−ヒドロキシ−9,1
0−ジヒドロ−9−オキサ−10−フォスファフェナン
スレン−10−オキサイド、6−t−ブチル−8−ベン
ジル−10−ヒドロキシ−9,10−ジヒドロ−9−オ
キサ−10−フォスファフェナンスレン−10−オキサ
イド、6−シクロヘキシル−8−ベンジル−10−ヒド
ロキシ−9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10−フォ
スファフェナンスレン−10−オキサイド、2,6−ジ
−t−ブチル−8−ベンジル−10−ヒドロキシ−9,
10−ジヒドロ−9−オキサ−10−フォスファフェナ
ンスレン−10−オキサイドおよび2,6−ジシクロヘ
キシル−8−ベンジル−10−ヒドロキシ−9,10−
ジヒドロ−9−オキサ−10−フォスファフェナンスレ
ン−10−オキサイドなどの環状リン化合物のリチウム
塩、ナトリウム塩、カリウム塩およびバリウム塩、
【0
033】リチウム−ジメチル−ジチオカルバメート、ナ
トリウム−ジメチル−ジチオカルバメート、カリウム−
ジメチル−ジチオカルバメート、リチウム−ジエチル−
ジチオカルバメート、ナトリウム−ジエチル−ジチオカ
ルバメート、カリウム−ジエチル−ジチオカルバメート
、リチウム−ジ−n−ブチル−ジチオカルバメート、ナ
トリウム−ジ−n−ブチル−ジチオカルバメート、カリ
ウム−ジ−n−ブチル−ジチオカルバメート、リチウム
−ジノニル−ジチオカルバメート、ナトリウム−ジノニ
ル−ジチオカルバメート、カリウム−ジノニル−ジチオ
カルバメート、リチウム−ジラウリル−ジチオカルバメ
ート、ナトリウム−ジラウリル−ジチオカルバメート、
カリウム−ジラウリル−ジチオカルバメート、リチウム
メチル−フェニル−ジチオカルバメート、ナトリウムメ
チル−フェニル−ジチオカルバメート、カリウムメチル
−フェニル−ジチオカルバメート、リチウムエチル−フ
ェニル−ジチオカルバメート、ナトリウムエチル−フェ
ニル−ジチオカルバメート、カリウムエチル−フェニル
−ジチオカルバメート、
【0034】リチウム−ジフェニル−ジチオカルバメー
ト、ナトリウム−ジフェニル−ジチオカルバメート、カ
リウム−ジフェニル−ジチオカルバメート、リチウム−
ジトリル−ジチオカルバメート、ナトリウム−ジトリル
−ジチオカルバメート、カリウム−ジトリル−ジチオカ
ルバメート、リチウム−ジベンジル−ジチオカルバメー
ト、ナトリウム−ジベンジル−ジチオカルバメート、カ
リウム−ジベンジル−ジチオカルバメート、リチウム−
2−ベンゾチアゾールチオレート、ナトリウム−2−ベ
ンゾチアゾールチオレート、カリウム−2−ベンゾチア
ゾールチオレート、リチウム−2−トリルチアゾールチ
オレート、ナトリウム−2−トリルチアゾールチオレー
ト、カリウム−2−トリルチアゾールチオレート、リチ
ウム−2−ベンズイミダゾールチオレート、ナトリウム
−2−ベンズイミダゾールチオレート、カリウム−2−
ベンズイミダゾールチオレート、
【0035】リチウム−2−トリルイミダゾールチオレ
ート、ナトリウム−2−トリルイミダゾールチオレート
、カリウム−2−ベンズイミダゾールチオレート、ベン
ゾトリアゾールリチウム、ベンゾトリアゾールナトリウ
ム、ベンゾトリアゾールカリウム、トリルトリアゾール
リチウム、トリルトリアゾールナトリウム、トリルトリ
アゾールカリウム、水酸化マグネシウム、水酸化アルミ
ニウム、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、酸化マグ
ネシウムおよびハイドロタルサイトなどを例示でき、

0036】特にステアリン酸リチウム、ステアリン酸ナ
トリウム、ステアリン酸カリウム、ステアリン酸ストロ
ンチウム、ステアリン酸バリウム、12−ヒドロキシオ
クタデカン酸リチウム、12−ヒドロキシオクタデカン
酸ナトリウム、12−ヒドロキシオクタデカン酸カリウ
ム、12−ヒドロキシオクタデカン酸ストロンチウム、
12−ヒドロキシオクタデカン酸バリウム、アジピン酸
リチウム、アジピン酸ナトリウム、アジピン酸カリウム
、アジピン酸ストロンチウム、アジピン酸バリウム、グ
ルタミン酸モノリチウム、グルタミン酸モノナトリウム
、グルタミン酸モノカリウム、
【0037】グルタミン酸ストロンチウム、グルタミン
酸バリウム、乳酸リチウム、乳酸ナトリウム、乳酸カリ
ウム、乳酸マグネシウム、乳酸ストロンチウム、乳酸バ
リウム、クエン酸リチウム、クエン酸ナトリウム、クエ
ン酸カリウム、クエン酸マグネシウム、クエン酸ストロ
ンチウム、クエン酸バリウム、安息香酸リチウム、安息
香酸ナトリウム、安息香酸ストロンチウム、安息香酸バ
リウム、p−t−ブチル安息香酸アルミニウム、(モノ
,ジミックスド)ステアリルリン酸ナトリウム、
【00
38】(モノ,ジミックスド)ステアリルリン酸カリウ
ム、(モノ,ジミックスド)ステアリルリン酸カルシウ
ム、(モノ,ジミックスド)ステアリルリン酸ストロン
チウム、(モノ,ジミックスド)ステアリルリン酸バリ
ウム、10−ヒドロキシ−9,10−ジヒドロ−9−オ
キサ−10−フォスファフェナンスレン−10−オキサ
イドのリチウム塩、10−ヒドロキシ−9,10−ジヒ
ドロ−9−オキサ−10−フォスファフェナンスレン−
10−オキサイドのナトリウム塩、10−ヒドロキシ−
9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10−フォスファフ
ェナンスレン−10−オキサイドのカリウム塩、10−
ヒドロキシ−9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10−
フォスファフェナンスレン−10−オキサイドのバリウ
ム塩、
【0039】リチウム−ジ−n−ブチル−ジチオカルバ
メート、ナトリウム−ジ−n−ブチル−ジチオカルバメ
ート、カリウム−ジ−n−ブチル−ジチオカルバメート
、リチウム−2−ベンゾチアゾールチオレート、ナトリ
ウム−2−ベンゾチアゾールチオレート、カリウム−2
−ベンゾチアゾールチオレート、リチウム−2−ベンズ
イミダゾールチオレート、ナトリウム−2−ベンズイミ
ダゾールチオレート、カリウム−2−ベンズイミダゾー
ルチオレート、ベンゾトリアゾールリチウム、ベンゾト
リアゾールナトリウム、ベンゾトリアゾールカリウム、
水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、炭酸マグネ
シウム、炭酸カルシウム、酸化マグネシウムおよびハイ
ドロタルサイトが好ましい。これら化合物Bの単独使用
はもちろんのこと、2種以上の化合物Bを併用すること
もできる。
【0040】該化合物Bの配合割合は、結晶性ポリオレ
フィン100重量部に対して0.001〜1重量部、好
ましくは0.01〜0.5重量部である。0.001重
量部未満の配合では剛性面の改善効果が充分に発揮され
ず、また1重量部を超えても構わないが、それ以上の剛
性面の改善効果が期待できず実際的でないばかりでなく
また不経済である。
【0041】本発明で用いられる化合物Cとしてはジヘ
キシルスルホマロン酸リチウム、ジヘキシルスルホマロ
ン酸ナトリウム、ジヘキシルスルホマロン酸カリウム、
ジオクチルスルホマロン酸リチウム、ジオクチルスルホ
マロン酸ナトリウム、ジオクチルスルホマロン酸カリウ
ム、ジ(2−エチルヘキシル)スルホマロン酸リチウム
、ジ(2−エチルヘキシル)スルホマロン酸ナトリウム
、ジ(2−エチルヘキシル)スルホマロン酸カリウム、
ジデシルスルホマロン酸リチウム、ジデシルスルホマロ
ン酸ナトリウム、ジデシルスルホマロン酸カリウム、ジ
ラウリルスルホマロン酸リチウム、ジラウリルスルホマ
ロン酸ナトリウム、ジラウリルスルホマロン酸カリウム
、ジミリスチルスルホマロン酸リチウム、ジミリスチル
スルホマロン酸ナトリウム、ジミリスチルスルホマロン
酸カリウム、ジパルミチルスルホマロン酸リチウム、ジ
パルミチルスルホマロン酸ナトリウム、ジパルミチルス
ルホマロン酸カリウム、ジステアリルスルホマロン酸リ
チウム、ジステアリルスルホマロン酸ナトリウム、ジス
テアリルスルホマロン酸カリウム、ジオレイルスルホマ
ロン酸リチウム、ジオレイルスルホマロン酸ナトリウム
【0042】ジオレイルスルホマロン酸カリウム、ジリ
ノールスルホマロン酸リチウム、ジリノールスルホマロ
ン酸ナトリウム、ジリノールスルホマロン酸カリウム、
ジリノリルスルホマロン酸リチウム、ジリノリルスルホ
マロン酸ナトリウム、ジリノリルスルホマロン酸カリウ
ム、ジドコシルスルホマロン酸リチウム、ジドコシルス
ルホマロン酸ナトリウム、ジドコシルスルホマロン酸カ
リウム、ジエルシルスルホマロン酸リチウム、ジエルシ
ルスルホマロン酸ナトリウム、ジエルシルスルホマロン
酸カリウム、ジ(テトラコシル)スルホマロン酸リチウ
ム、ジ(テトラコシル)スルホマロン酸ナトリウム、ジ
(テトラコシル)スルホマロン酸カリウム、ジ(ヘキサ
コシル)スルホマロン酸リチウム、ジ(ヘキサコシル)
スルホマロン酸ナトリウム、ジ(ヘキサコシル)スルホ
マロン酸カリウム、ジ(オクタコシル)スルホマロン酸
リチウム、ジ(オクタコシル)スルホマロン酸ナトリウ
ム、ジ(オクタコシル)スルホマロン酸カリウム、
【0
043】ジヘキシルスルホコハク酸リチウム、ジヘキシ
ルスルホコハク酸ナトリウム、ジヘキシルスルホコハク
酸カリウム、ジオクチルスルホコハク酸リチウム、ジオ
クチルスルホコハク酸ナトリウム、ジオクチルスルホコ
ハク酸カリウム、ジ(2−エチルヘキシル)スルホコハ
ク酸リチウム、ジ(2−エチルヘキシル)スルホコハク
酸ナトリウム、ジ(2−エチルヘキシル)スルホコハク
酸カリウム、ジデシルスルホコハク酸リチウム、ジデシ
ルスルホコハク酸ナトリウム、ジデシルスルホコハク酸
カリウム、ジラウリルスルホコハク酸リチウム、ジラウ
リルスルホコハク酸ナトリウム、ジラウリルスルホコハ
ク酸カリウム、ジミリスチルスルホコハク酸リチウム、
ジミリスチルスルホコハク酸ナトリウム、ジミリスチル
スルホコハク酸カリウム、ジパルミチルスルホコハク酸
リチウム、ジパルミチルスルホコハク酸ナトリウム、ジ
パルミチルスルホコハク酸カリウム、ジステアリルスル
ホコハク酸リチウム、ジステアリルスルホコハク酸ナト
リウム、ジステアリルスルホコハク酸カリウム、ジオレ
イルスルホコハク酸リチウム、ジオレイルスルホコハク
酸ナトリウム、ジオレイルスルホコハク酸カリウム、
【0044】ジリノールスルホコハク酸リチウム、ジリ
ノールスルホコハク酸ナトリウム、ジリノールスルホコ
ハク酸カリウム、ジリノリルスルホコハク酸リチウム、
ジリノリルスルホコハク酸ナトリウム、ジリノリルスル
ホコハク酸カリウム、ジドコシルスルホコハク酸リチウ
ム、ジドコシルスルホコハク酸ナトリウム、ジドコシル
スルホコハク酸カリウム、ジエルシルスルホコハク酸リ
チウム、ジエルシルスルホコハク酸ナトリウム、ジエル
シルスルホコハク酸カリウム、ジ(テトラコシル)スル
ホコハク酸リチウム、ジ(テトラコシル)スルホコハク
酸ナトリウム、ジ(テトラコシル)スルホコハク酸カリ
ウム、ジ(ヘキサコシル)スルホコハク酸リチウム、ジ
(ヘキサコシル)スルホコハク酸ナトリウム、ジ(ヘキ
サコシル)スルホコハク酸カリウム、ジ(オクタコシル
)スルホコハク酸リチウム、
【0045】ジ(オクタコシル)スルホコハク酸ナトリ
ウム、ジ(オクタコシル)スルホコハク酸カリウム、ジ
ヘキシルスルホグルタル酸リチウム、ジヘキシルスルホ
グルタル酸ナトリウム、ジヘキシルスルホグルタル酸カ
リウム、ジオクチルスルホグルタル酸リチウム、ジオク
チルスルホグルタル酸ナトリウム、ジオクチルスルホグ
ルタル酸カリウム、ジ(2−エチルヘキシル)スルホグ
ルタル酸リチウム、ジ(2−エチルヘキシル)スルホグ
ルタル酸ナトリウム、ジ(2−エチルヘキシル)スルホ
グルタル酸カリウム、ジデシルスルホグルタル酸リチウ
ム、ジデシルスルホグルタル酸ナトリウム、ジデシルス
ルホグルタル酸カリウム、ジラウリルスルホグルタル酸
リチウム、ジラウリルスルホグルタル酸ナトリウム、ジ
ラウリルスルホグルタル酸カリウム、ジミリスチルスル
ホグルタル酸リチウム、ジミリスチルスルホグルタル酸
ナトリウム、ジミリスチルスルホグルタル酸カリウム、
【0046】ジパルミチルスルホグルタル酸リチウム、
ジパルミチルスルホグルタル酸ナトリウム、ジパルミチ
ルスルホグルタル酸カリウム、ジステアリルスルホグル
タル酸リチウム、ジステアリルスルホグルタル酸ナトリ
ウム、ジステアリルスルホグルタル酸カリウム、ジオレ
イルスルホグルタル酸リチウム、ジオレイルスルホグル
タル酸ナトリウム、ジオレイルスルホグルタル酸カリウ
ム、ジリノールスルホグルタル酸リチウム、ジリノール
スルホグルタル酸ナトリウム、ジリノールスルホグルタ
ル酸カリウム、ジリノリルスルホグルタル酸リチウム、
ジリノリルスルホグルタル酸ナトリウム、ジリノリルス
ルホグルタル酸カリウム、ジドコシルスルホグルタル酸
リチウム、ジドコシルスルホグルタル酸ナトリウム、ジ
ドコシルスルホグルタル酸カリウム、ジエルシルスルホ
グルタル酸リチウム、ジエルシルスルホグルタル酸ナト
リウム、ジエルシルスルホグルタル酸カリウム、
【00
47】ジ(テトラコシル)スルホグルタル酸リチウム、
ジ(テトラコシル)スルホグルタル酸ナトリウム、ジ(
テトラコシル)スルホグルタル酸カリウム、ジ(ヘキサ
コシル)スルホグルタル酸リチウム、ジ(ヘキサコシル
)スルホグルタル酸ナトリウム、ジ(ヘキサコシル)ス
ルホグルタル酸カリウム、ジ(オクタコシル)スルホグ
ルタル酸リチウム、ジ(オクタコシル)スルホグルタル
酸ナトリウムおよびジ(オクタコシル)スルホグルタル
酸カリウムなどを例示でき、
【0048】特にジ(2−エチルヘキシル)スルホコハ
ク酸ナトリウムおよびジパルミチルスルホコハク酸ナト
リウムが好ましい。これら化合物Cの単独使用はもちろ
んのこと、2種以上の化合物Cを併用することもできる
。該化合物Cの配合割合は、結晶性ポリオレフィン10
0重量部に対して0.01〜1重量部、好ましくは0.
05〜0.5重量部である。0.01重量部未満の配合
では剛性面の改善効果が充分に発揮されず、また1重量
部を超えても構わないが、それ以上の剛性面の改善効果
が期待できず実際的でないばかりでなくまた不経済であ
る。
【0049】本発明で用いられる化合物Dとしてはオク
チルアミン、ラウリルアミン、ミリスチルアミン、パル
ミチルアミン、ステアリルアミン、オレイルアミン、コ
コアミン、タロウアミン、ソイアミン、N,N−ジココ
アミン、N,N−ジタロウアミン、N,N−ジソイアミ
ン、N−ラウリル−N,N−ジメチルアミン、N−ミリ
スチル−N,N−ジメチルアミン、N−パルミチル−N
,N−ジメチルアミン、N−ステアリル−N,N−ジメ
チルアミン、N−ココ−N,N−ジメチルアミン、N−
タロウ−N,N−ジメチルアミン、N−ソイ−N,N−
ジメチルアミン、N−メチル−N,N−ジタロウアミン
、N−メチル−N,N−ジココアミン、N−オレイル−
1,3−ジアミノプロパン、N−タロウ−1,3−ジア
ミノプロパン、ヘキサメチレンジアミン、N−ラウリル
−N,N,N−トリメチルアンモニウムクロライド、N
−パルミチル−N,N,N−トリメチルアンモニウムク
ロライド、N−ステアリル−N,N,N−トリメチルア
ンモニウムクロライド、
【0050】N−ドコシル−N,N,N−トリメチルア
ンモニウムクロライド、N−ココ−N,N,N−トリメ
チルアンモニウムクロライド、N−タロウ−N,N,N
−トリメチルアンモニウムクロライド、N−ソイ−N,
N,N−トリメチルアンモニウムクロライド、N,N,
N−トリエチル−N−ベンジルアンモニウムクロライド
、N−ラウリル−N,N−ジメチル−N−ベンジルアン
モニウムクロライド、N−ミリスチル−N,N−ジメチ
ル−N−ベンジルアンモニウムクロライド、N−ステア
リル−N,N−ジメチル−N−ベンジルアンモニウムク
ロライド、N−ココ−N,N−ジメチル−N−ベンジル
アンモニウムクロライド、N,N−ジオレイル−N,N
−ジメチルアンモニウムクロライド、N,N−ジココ−
N,N−ジメチルアンモニウムクロライド、N,N−ジ
タロウ−N,N−ジメチルアンモニウムクロライド、N
,N−ジソイ−N,N−ジメチルアンモニウムクロライ
ド、
【0051】N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)−
N−ラウリル−N−メチルアンモニウムクロライド、N
,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)−N−ステアリル
−N−メチルアンモニウムクロライド、N,N−ビス(
2−ヒドロキシエチル)−N−オレイル−N−メチルア
ンモニウムクロライド、N,N−ビス(2−ヒドロキシ
エチル)−N−ココ−N−メチルアンモニウムクロライ
ド、N,N−ビス(ポリオキシエチレン)−N−ラウリ
ル−N−メチルアンモニウムクロライド、N,N−ビス
(ポリオキシエチレン)−N−ステアリル−N−メチル
アンモニウムクロライド、N,N−ビス(ポリオキシエ
チレン)−N−オレイル−N−メチルアンモニウムクロ
ライド、N,N−ビス(ポリオキシエチレン)−N−コ
コ−N−メチルアンモニウムクロライド、N,N−ビス
(2−ヒドロキシエチル)ラウリルアミノベタイン、N
,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)トリデシルアミノ
ベタイン、N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)ミリ
スチルアミノベタイン、
【0052】N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)ペ
ンタデシルアミノベタイン、N,N−ビス(2−ヒドロ
キシエチル)パルミチルアミノベタイン、N,N−ビス
(2−ヒドロキシエチル)ステアリルアミノベタイン、
N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)オレイルアミノ
ベタイン、N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)ドコ
シルアミノベタイン、N,N−ビス(2−ヒドロキシエ
チル)オクタコシルアミノベタイン、N,N−ビス(2
−ヒドロキシエチル)ココアミノベタイン、N,N−ビ
ス(2−ヒドロキシエチル)タロウアミノベタイン、ヘ
キサメチレンテトラミン、トリエタノールアミン、トリ
イソプロパノールアミン、N−(2−ヒドロキシエチル
)ラウリルアミン、
【0053】N−(2−ヒドロキシエチル)トリデシル
アミン、N−(2−ヒドロキシエチル)ミリスチルアミ
ン、N−(2−ヒドロキシエチル)ペンタデシルアミン
、N−(2−ヒドロキシエチル)パルミチルアミン、N
−(2−ヒドロキシエチル)ステアリルアミン、N−(
2−ヒドロキシエチル)オレイルアミン、N−(2−ヒ
ドロキシエチル)ドコシルアミン、N−(2−ヒドロキ
シエチル)オクタコシルアミン、N−(2−ヒドロキシ
エチル)ココアミン、N−(2−ヒドロキシエチル)タ
ロウアミン、N−メチル−N−(2−ヒドロキシエチル
)ラウリルアミン、N−メチル−N−(2−ヒドロキシ
エチル)トリデシルアミン、N−メチル−N−(2−ヒ
ドロキシエチル)ミリスチルアミン、
【0054】N−
メチル−N−(2−ヒドロキシエチル)ペンタデシルア
ミン、N−メチル−N−(2−ヒドロキシエチル)パル
ミチルアミン、N−メチル−N−(2−ヒドロキシエチ
ル)ステアリルアミン、N−メチル−N−(2−ヒドロ
キシエチル)オレイルアミン、N−メチル−N−(2−
ヒドロキシエチル)ドコシルアミン、N−メチル−N−
(2−ヒドロキシエチル)オクタコシルアミン、N−メ
チル−N−(2−ヒドロキシエチル)ココアミン、N−
メチル−N−(2−ヒドロキシエチル)タロウアミン、
N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)ラウリルアミン
、N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)トリデシルア
ミン、N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)ミリスチ
ルアミン、N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)ペン
タデシルアミン、N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル
)パルミチルアミン、N,N−ビス(2−ヒドロキシエ
チル)ステアリルアミン、N,N−ビス(2−ヒドロキ
シエチル)オレイルアミン、N,N−ビス(2−ヒドロ
キシエチル)ドコシルアミン、N,N−ビス(2−ヒド
ロキシエチル)オクタコシルアミン、
【0055】N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)コ
コアミン、N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)タロ
ウアミンなどのN,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)
脂肪族アミン、該N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル
)脂肪族アミンとラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチ
ン酸、ステアリン酸、オレイン酸、ベヘン酸、エルカ酸
などの脂肪酸とのモノもしくはジエステル、ポリオキシ
エチレンラウリルアミノエーテル、ポリオキシエチレン
ステアリルアミノエーテル、ポリオキシエチレンオレイ
ルアミノエーテル、ポリオキシエチレンココアミノエー
テル、ポリオキシエチレンタロウアミノエーテル、N,
N,N’,N’−テトラ(2−ヒドロキシエチル)−1
,3−ジアミノプロパン、N,N,N’,N’−テトラ
(2−ヒドロキシエチル)−1,6−ジアミノヘキサン
【0056】N−ラウリル−N,N’,N’−トリス(
2−ヒドロキシエチル)−1,3−ジアミノプロパン、
N−ステアリル−N,N’,N’−トリス(2−ヒドロ
キシエチル)−1,3−ジアミノプロパン、N−ココ−
N,N’,N’−トリス(2−ヒドロキシエチル)−1
,3−ジアミノプロパン、N−タロウ−N,N’,N’
−トリス(2−ヒドロキシエチル)−1,3−ジアミノ
プロパン、N,N−ジココ−N’,N’−ビス(2−ヒ
ドロキシエチル)−1,3−ジアミノプロパン、N,N
−ジタロウ−N’,N’−ビス(2−ヒドロキシエチル
)−1,3−ジアミノプロパン、N−ココ−N,N’,
N’−トリス(2−ヒドロキシエチル)−1,6−ジア
ミノヘキサン、N−タロウ−N,N’,N’−トリス(
2−ヒドロキシエチル)−1,6−ジアミノヘキサン、
N,N−ジココ−N’,N’−ビス(2−ヒドロキシエ
チル)−1,6−ジアミノヘキサンおよびN,N−ジタ
ロウ−N’,N’−ビス(2−ヒドロキシエチル)−1
,6−ジアミノヘキサンなどを例示でき、特にN,N−
ビス(2−ヒドロキシエチル)脂肪族アミンが好ましい
【0057】これら化合物Dの単独使用はもちろんのこ
と、2種以上の化合物Dを併用することもできる。該化
合物Dの配合割合は、結晶性ポリオレフィン100重量
部に対して0.01〜1重量部、好ましくは0.05〜
0.5重量部である。0.01重量部未満の配合では剛
性面の改善効果が充分に発揮されず、また1重量部を超
えても構わないが、それ以上の剛性面の改善効果が期待
できず実際的でないばかりでなくまた不経済である。
【0058】本発明の組成物にあっては、無機充填剤(
ただし、化合物Bを除く)を併用することによって、相
乗的に剛性面の改善効果が発揮されるので併用すること
が好ましい。無機充填剤としてはタルク、マイカ、クレ
ー、ウォラストナイト、ゼオライト、カオリン、ベント
ナイト、パーライト、ケイソウ土、アスベスト、二酸化
ケイ素、二酸化チタン、酸化亜鉛、硫化亜鉛、硫酸バリ
ウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ガラス
繊維、チタン酸カリウム、炭素繊維、カーボンブラック
、グラファイトおよび金属繊維など、ならびにカップリ
ング剤(たとえばシラン系、チタネート系、ボロン系、
アルミネート系、ジルコアルミネート系など)の如き表
面処理剤で表面処理された前記無機充填剤を例示でき、
特にタルクが好ましい。これら無機充填剤の単独使用は
もちろんのこと、2種以上の無機充填剤を併用すること
もできる。該無機充填剤の配合割合は、結晶性ポリオレ
フィン100重量部に対して0.01〜25重量部、好
ましくは0.1〜20重量部、さらに好ましくは1〜1
5重量部である。
【0059】本発明の組成物にあっては、フェノール系
酸化防止剤を併用することによって、耐熱酸化劣化性を
改善することができる。フェノール系酸化防止剤として
は2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾール、2−t−
ブチル−4,6−ジメチルフェノール、2,6−ジ−t
−ブチル−4−エチルフェノール、2,6−ジ−t−ブ
チル−4−n−ブチルフェノール、2,6−ジ−i−ブ
チル−4−n−ブチルフェノール、2,6−ジ−シクロ
ペンチル−4−メチルフェノール、2−(α−メチルシ
クロヘキシル)−4,6−ジメチルフェノール、2,6
−ジ−オクタデシル−4−メチルフェノール、2,4,
6−トリ−シクロヘキシルフェノール、2,6−ジ−t
−ブチル−4−メトキシメチルフェノール、n−オクタ
デシル−β−(4’−ヒドロキシ−3’,5’−ジ−t
−ブチルフェニル)プロピオネート、2,6−ジ−t−
ブチル−4−メトキシフェノール、
【0060】2,5−ジ−t−ブチルハイドロキノン、
2,5−ジ−t−アミルハイドロキノン、2,2’−チ
オ−ビス(6−t−ブチル−4−メチルフェノール)、
2,2’−チオ−ビス(4−オクチルフェノール)、2
,2’−チオ−ビス(6−t−ブチル−3−メチルフェ
ノール)、4,4’−チオ−ビス(6−t−ブチル−2
−メチルフェノール)、4,4’−チオ−ビス(6−t
−ブチル−3−メチルフェノール)、4,4’−チオ−
ビス(2,6−ジ−t−ブチルフェノール)、2,2’
−メチレン−ビス(6−t−ブチル−4−メチルフェノ
ール)、2,2’−メチレン−ビス(6−t−ブチル−
4−エチルフェノール)、2,2’−メチレン−ビス[
4−メチル−6−(α−メチルシクロヘキシル)−フェ
ノール]、2,2’−メチレン−ビス(4−メチル−6
−シクロヘキシルフェノール)、2,2’−メチレン−
ビス(6−ノニル−4−メチルフェノール)、2,2’
−メチレン−ビス[6−(α−メチルベンジル)−4−
ノニルフェノール]、2,2’−メチレン−ビス[6−
(α,α−ジメチルベンジル)−4−ノニルフェノール
]、2,2’−メチレン−ビス(4,6−ジ−t−ブチ
ルフェノール)、2,2’−エチリデン−ビス(,46
−ジ−t−ブチルフェノール)、2,2’−エチリデン
−ビス(6−t−ブチル−4−i−ブチルフェノール)
【0061】4,4’−メチレン−ビス(2,6−ジ−
t−ブチルフェノール)、4,4’−メチレン−ビス(
6−t−ブチル−2−メチルフェノール)、4,4’−
ブチリデン−ビス(6−t−ブチル−2−メチルフェノ
ール)、4,4’−ブチリデン−ビス(6−t−ブチル
−3−メチルフェノール)、4,4’−ブチリデン−ビ
ス(2,6−ジ−t−ブチルフェノール)、4,4’−
ブチリデン−ビス(3,6−ジ−t−ブチルフェノール
)、1,1−ビス(5−t−ブチル−4−ヒドロキシ−
2−メチルフェニル)−ブタン、2,6−ジ(3−t−
ブチル−5−メチル−2−ヒドロキシベンジル)−4−
メチルフェノール、カルシウム−ビス[O−エチル−(
3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)フ
ォスフォネート]、2−t−ブチル−6−(3−t−ブ
チル−2−ヒドロキシ−5−メチルベンジル)−4−メ
チルフェニルアクリレート、2−t−ブチル−6−[3
−t−ブチル−2−ヒドロキシ−5−メチル(α−メチ
ルベンジル)]−4−メチルフェニルアクリレート、
【0062】2,4−ジ−t−ブチル−6−[3,5−
ジ−t−ブチル−2−ヒドロキシ(α−メチルベンジル
)]フェニルアクリレート、2,4−ジ−t−アミル−
6−[3,5−ジ−t−アミル−2−ヒドロキシ(α−
メチルベンジル)]フェニルアクリレート、トコフェロ
ール、2,6−ジフェニル−4−オクタデシロキシフェ
ノール、2,4−ビス(n−オクチルチオ)−6−(4
−ヒドロキシ−3,5−ジ−t−ブチルアニリノ)−1
,3,5−トリアジン、2,4,6−トリス(2’−ヒ
ドロキシ−4’−オクトキシフェニル)−1,3,5−
トリアジン、2,4,6−トリス[3−(3’,5’−
ジ−t−ブチル−4’−ヒドロキシフェニル)エチル]
−1,3,5−トリアジン、2,4,6−トリス(3’
,5’−ジ−t−ブチル−4’−ヒドロキシベンジルチ
オ)−1,3,5−トリアジン、1,3,5−トリス(
3’,5’−ジ−t−ブチル−4’−ヒドロキシベンジ
ルアセチル)ヘキサヒドロ−1,3,5−トリアジン、
1,1,3−トリス(5−t−ブチル−4−ヒドロキシ
−2−メチルフェニル)−ブタン、トリエチレングリコ
ール−ビス[3−(3−t−ブチル−5−メチル−4−
ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、1,6−ヘキ
サンジオール−ビス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−
4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、N,N’
−ビス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキ
シフェニル)プロピオニル]−ヘキサメチレンジアミン
【0063】3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ
ベンジルフォスフォネート−ジエチルエステル、2,2
−チオ−ジエチレンビス[3−(3,5−ジ−t−ブチ
ル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、ビス
[3,3−ビス(4’−ヒドロキシ−3’−t−ブチル
フェニル)ブチリックアシッド]エチレングリコールエ
ステル、ビス[3,3−ビス(4’−ヒドロキシ−3’
−メチル−5’−t−ブチルフェニル)ブチリックアシ
ッド]エチレングリコールエステル、ビス[3,3−ビ
ス(4’−ヒドロキシ−3’,5’−ジ−t−ブチルフ
ェニル)ブチリックアシッド]エチレングリコールエス
テル、ビス[3,3−ビス(4’−ヒドロキシ−3’−
t−ブチルフェニル)ブチリックアシッド]−2,2−
ビス(ヒドロキシエトキシフェニル)プロパンエステル
、ビス[3,3−ビス(4’−ヒドロキシ−3’−メチ
ル−5’−t−ブチルフェニル)ブチリックアシッド]
−2,2−ビス(ヒドロキシエトキシフェニル)プロパ
ンエステル、ビス[3,3−ビス(4’−ヒドロキシ−
3’,5’−ジ−t−ブチルフェニル)ブチリックアシ
ッド]−2,2−ビス(ヒドロキシエトキシフェニル)
プロパンエステル、ビス[2−(3’−t−ブチル−2
’−ヒドロキシ−5’−メチルベンジル)−6−t−ブ
チル−4−メチルフェニル]テレフタレート、3,9−
ビス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)−2,4,8,10−テトラオキサスピロ[.55
]ウンデカン、
【0064】3,9−ビス[1,1−ジメチル−2−(
3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)エ
チル]−2,4,8,10−テトラオキサスピロ[5.
5]ウンデカン、3,9−ビス[1,1−ジメチル−2
−{β−(3−t−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチ
ルフェニル)プロピオニルオキシ}エチル]−2,4,
8,10−テトラオキサスピロ[5.5]ウンデカン、
3,9−ビス[1,1−ジメチル−2−{β−(3,5
−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオ
ニルオキシ}エチル]−2,4,8,10−テトラオキ
サスピロ[5.5]ウンデカン、3,9−ビス[1,1
−ジメチル−2−{β−(3,5−ジフェニル−4−ヒ
ドロキシフェニル)プロピオニルオキシ}エチル]−2
,4,8,10−テトラオキサスピロ[5.5]ウンデ
カン、3,9−ビス[1,1−ジメチル−2−{β−(
3,5−ジシクロヘキシル−4−ヒドロキシフェニル)
プロピオニルオキシ}エチル]−2,4,8,10−テ
トラオキサスピロ[5.5]ウンデカン、1,3,5−
トリメチル−2,4,6−トリス(3,5−ジ−t−ブ
チル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン、
【0065】トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒ
ドロキシベンジル)イソシアヌレート、トリス(4−t
−ブチル−3−ヒドロキシ−2,6−ジメチルベンジル
)イソシアヌレート、トリス[3−(3,5−ジ−t−
ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオニルオキシ
エチル]イソシアヌレート、2,2−ビス[4−〔2−
(3−メチル−5−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニ
ルプロピオニルオキシ)エトキシ〕フェニル]プロパン
、2,2−ビス[4−〔2−(3,5−ジ−t−ブチル
−4−ヒドロキシフェニルプロピオニルオキシ)エトキ
シ〕フェニル]プロパン、テトラキス[メチレン−3−
(3’−メチル−5’−t−ブチル−4’−ヒドロキシ
フェニル)プロピオネート]メタンおよびテトラキス[
メチレン−3−(3’,5’−ジ−t−ブチル−4’−
ヒドロキシフェニル)プロピオネート]メタンなどを例
示できる。これらフェノール系酸化防止剤の単独使用は
もちろんのこと、2種以上のフェノール系酸化防止剤を
併用することもできる。該フェノール系酸化防止剤の配
合割合は、結晶性ポリオレフィン100重量部に対して
0.01〜1重量部、好ましくは0.05〜0.5重量
部である。
【0066】本発明の組成物にあっては、チオエーテル
系酸化防止剤を併用することによって、耐熱酸化劣化性
を改善することができる。チオエーテル系酸化防止剤と
してはジラウリルチオジプロピオネート、ジトリデシル
チオジプロピオネート、ジミリスチルチオジプロピオネ
ート、ジセチルチオジプロピオネート、ジステアリルチ
オジプロピオネート、ジラウリルチオジブチレート、ジ
トリデシルチオジブチレート、ジミリスチルチオジブチ
レート、ジセチルチオジブチレート、ジステアリルチオ
ジブチレート、ラウリルステアリルチオジプロピオネー
ト、ラウリルステアリルチオジブチレート、ペンタエリ
スリトール−β−ラウリルチオジプロピオネート、ペン
タエリスリトール−テトラキス(3−オクチルチオプロ
ピオネート)、
【0067】ペンタエリスリトール−テトラキス(3−
ノニルチオプロピオネート)、ペンタエリスリトール−
テトラキス(3−デシルチオプロピオネート)、ペンタ
エリスリトール−テトラキス(3−ラウリルチオプロピ
オネート)、ペンタエリスリトール−テトラキス(3−
トリデシルチオプロピオネート)、ペンタエリスリトー
ル−テトラキス(3−ミリスチルチオプロピオネート)
、ペンタエリスリトール−テトラキス(3−パルミチル
チオプロピオネート)、ペンタエリスリトール−テトラ
キス(3−ステアリルチオプロピオネート)、ペンタエ
リスリトール−テトラキス(4−オクチルチオブチレー
ト)、ペンタエリスリトール−テトラキス(4−ノニル
チオブチレート)、
【0068】ペンタエリスリトール−テトラキス(4−
デシルチオブチレート)、ペンタエリスリトール−テト
ラキス(4−ラウリルチオブチレート)、ペンタエリス
リトール−テトラキス(4−トリデシルチオブチレート
)、ペンタエリスリトール−テトラキス(4−ミリスチ
ルチオブチレート)、ペンタエリスリトール−テトラキ
ス(4−パルミチルチオブチレート)、ペンタエリスリ
トール−テトラキス(4−ステアリルチオブチレート)
、ペンタエリスリトール−テトラキス(3−オクチルチ
オブチレート)、ペンタエリスリトール−テトラキス(
3−ノニルチオブチレート)、ペンタエリスリトール−
テトラキス(3−デシルチオブチレート)、ペンタエリ
スリトール−テトラキス(3−ラウリルチオブチレート
)、ペンタエリスリトール−テトラキス(3−トリデシ
ルチオブチレート)、ペンタエリスリトール−テトラキ
ス(3−ミリスチルチオブチレート)、ペンタエリスリ
トール−テトラキス(3−パルミチルチオブチレート)
、ペンタエリスリトール−テトラキス(3−ステアリル
チオブチレート)、
【0069】テトラキス[3−{2−(オクチルオキシ
カルボニル)エチルチオ}プロピオニルオキシメチル]
メタン、テトラキス[3−{2−(ノニルオキシカルボ
ニル)エチルチオ}プロピオニルオキシメチル]メタン
、テトラキス[3−{2−(デシルオキシカルボニル)
エチルチオ}プロピオニルオキシメチル]メタン、テト
ラキス[3−{2−(ドデシルオキシカルボニル)エチ
ルチオ}プロピオニルオキシメチル]メタン、テトラキ
ス[3−{2−(トリデシルオキシカルボニル)エチル
チオ}プロピオニルオキシメチル]メタン、テトラキス
[3−{2−(テトラデシルオキシカルボニル)エチル
チオ}プロピオニルオキシメチル]メタン、テトラキス
[3−{2−(ヘキサデシルオキシカルボニル)エチル
チオ}プロピオニルオキシメチル]メタン、テトラキス
[3−{2−(オクタデシルオキシカルボニル)エチル
チオ}プロピオニルオキシメチル]メタン、1,3,5
−トリス[3−{2−(オクチルオキシカルボニル)エ
チルチオ}プロピオニル]ヘキサヒドロ−1,3,5−
トリアジン、
【0070】1,3,5−トリス[3−{2−(ノニル
オキシカルボニル)エチルチオ}プロピオニル]ヘキサ
ヒドロ−1,3,5−トリアジン、1,3,5−トリス
[3−{2−(デシルオキシカルボニル)エチルチオ}
プロピオニル]ヘキサヒドロ−1,3,5−トリアジン
、1,3,5−トリス[3−{2−(ドデシルオキシカ
ルボニル)エチルチオ}プロピオニル]ヘキサヒドロ−
1,3,5−トリアジン、1,3,5−トリス[3−{
2−(トリデシルオキシカルボニル)エチルチオ}プロ
ピオニル]ヘキサヒドロ−1,3,5−トリアジン、1
,3,5−トリス[3−{2−(テトラデシルオキシカ
ルボニル)エチルチオ}プロピオニル]ヘキサヒドロ−
1,3,5−トリアジン、1,3,5−トリス[3−{
2−(ヘキサデシルオキシカルボニル)エチルチオ}プ
ロピオニル]ヘキサヒドロ−1,3,5−トリアジン、
1,3,5−トリス[3−{2−(オクタデシルオキシ
カルボニル)エチルチオ}プロピオニル]ヘキサヒドロ
−1,3,5−トリアジン、2,4,6−トリス[3−
{2−(オクチルオキシカルボニル)エチルチオ}プロ
ピオニル]−1,3,5−トリアジン、2,4,6−ト
リス[3−{2−(ノニルオキシカルボニル)エチルチ
オ}プロピオニル]−1,3,5−トリアジン、
【0071】2,4,6−トリス[3−{2−(デシル
オキシカルボニル)エチルチオ}プロピオニル]−1,
3,5−トリアジン、2,4,6−トリス[3−{2−
(ドデシルオキシカルボニル)エチルチオ}プロピオニ
ル]−1,3,5−トリアジン、2,4,6−トリス[
3−{2−(トリデシルオキシカルボニル)エチルチオ
}プロピオニル]−1,3,5−トリアジン、2,4,
6−トリス[3−{2−(テトラデシルオキシカルボニ
ル)エチルチオ}プロピオニル]−1,3,5−トリア
ジン、2,4,6−トリス[3−{2−(ヘキサデシル
オキシカルボニル)エチルチオ}プロピオニル]−1,
3,5−トリアジン、2,4,6−トリス[3−{2−
(オクタデシルオキシカルボニル)エチルチオ}プロピ
オニル]−1,3,5−トリアジン、
【0072】トリ
ス[3−{2−(オクチルオキシカルボニル)エチルチ
オ}プロピオニル]イソシアヌレート、トリス[3−{
2−(ノニルオキシカルボニル)エチルチオ}プロピオ
ニル]イソシアヌレート、トリス[3−{2−(デシル
オキシカルボニル)エチルチオ}プロピオニル]イソシ
アヌレート、トリス[3−{2−(ドデシルオキシカル
ボニル)エチルチオ}プロピオニル]イソシアヌレート
、トリス[3−{2−(トリデシルオキシカルボニル)
エチルチオ}プロピオニル]イソシアヌレート、トリス
[3−{2−(テトラデシルオキシカルボニル)エチル
チオ}プロピオニル]イソシアヌレート、トリス[3−
{2−(ヘキサデシルオキシカルボニル)エチルチオ}
プロピオニル]イソシアヌレート、トリス[3−{2−
(オクタデシルオキシカルボニル)エチルチオ}プロピ
オニル]イソシアヌレート、トリス[3−{2−(オク
チルオキシカルボニル)エチルチオ}プロピオニルオキ
シエチル]イソシアヌレート、トリス[3−{2−(ノ
ニルオキシカルボニル)エチルチオ}プロピオニルオキ
シエチル]イソシアヌレート、トリス[3−{2−(デ
シルオキシカルボニル)エチルチオ}プロピオニルオキ
シエチル]イソシアヌレート、
【0073】トリス[3
−{2−(ドデシルオキシカルボニル)エチルチオ}プ
ロピオニルオキシエチル]イソシアヌレート、トリス[
3−{2−(トリデシルオキシカルボニル)エチルチオ
}プロピオニルオキシエチル]イソシアヌレート、トリ
ス[3−{2−(テトラデシルオキシカルボニル)エチ
ルチオ}プロピオニルオキシエチル]イソシアヌレート
、トリス[3−{2−(ヘキサデシルオキシカルボニル
)エチルチオ}プロピオニルオキシエチル]イソシアヌ
レート、トリス[3−{2−(オクタデシルオキシカル
ボニル)エチルチオ}プロピオニルオキシエチル]イソ
シアヌレート、ビス(4−t−アミルフェニル)スルフ
ィド、ジラウリルジスルフィド、ジミリスチルジスルフ
ィド、ジステアリルジスルフィド、3,9−ビス(2−
ラウリルチオエチル)−2,4,8,10−テトラオキ
サスピロ[5.5]ウンデカン、3,9−ビス(2−ミ
リスチルチオエチル)−2,4,8,10−テトラオキ
サスピロ[5.5]ウンデカン、3,9−ビス(2−ス
テアリルチオエチル)−2,4,8,10−テトラオキ
サスピロ[5.5]ウンデカン、
【0074】3,9−ビス(2−ラウリルチオプロピル
)−2,4,8,10−テトラオキサスピロ[5.5]
ウンデカン、3,9−ビス(2−ミリスチルチオプロピ
ル)−2,4,8,10−テトラオキサスピロ[5.5
]ウンデカン、3,9−ビス(2−ステアリルチオプロ
ピル)−2,4,8,10−テトラオキサスピロ[5.
5]ウンデカン、3,9−ビス[1,1−ジメチル−2
−{3−ラウリルチオプロピオニルオキシ}エチル]−
2,4,8,10−テトラオキサスピロ[5.5]ウン
デカン、3,9−ビス[1,1−ジメチル−2−{3−
ミリスチルチオプロピオニルオキシ}エチル]−2,4
,8,10−テトラオキサスピロ[5.5]ウンデカン
、3,9−ビス[1,1−ジメチル−2−{3−ステア
リルチオプロピオニルオキシ}エチル]−2,4,8,
10−テトラオキサスピロ[5.5]ウンデカン、3,
9−ビス[1,1−ジメチル−2−{3−ラウリルチオ
ブチロイルオキシ}エチル]−2,4,8,10−テト
ラオキサスピロ[5.5]ウンデカン、
【0075】3
,9−ビス[1,1−ジメチル−2−{3−ミリスチル
チオブチロイルオキシ}エチル]−2,4,8,10−
テトラオキサスピロ[5.5]ウンデカン、3,9−ビ
ス[1,1−ジメチル−2−{3−ステアリルチオブチ
ロイルオキシ}エチル]−2,4,8,10−テトラオ
キサスピロ[5.5]ウンデカン、3−(ラウリルチオ
)プロピオニルアミド、3−(ミリスチルチオ)プロピ
オニルアミド、3−(ステアリルチオ)プロピオニルア
ミド、N,N’−メチレン−ビス(3−ラウリルチオプ
ロピオニル)アミド、N,N’−メチレン−ビス(3−
ミリスチルチオプロピオニル)アミド、N,N’−メチ
レン−ビス(3−ステアリルチオプロピオニル)アミド
、N,N’−エチレン−ビス(3−ラウリルチオプロピ
オニル)アミド、N,N’−エチレン−ビス(3−ミリ
スチルチオプロピオニル)アミド、N,N’−エチレン
−ビス(3−ステアリルチオプロピオニル)アミド、N
,N’−ビス(3−ラウリルチオプロピオニル)ヒドラ
ジド、N,N’−ビス(3−ミリスチルチオプロピオニ
ル)ヒドラジド、N,N’−ビス(3−ステアリルチオ
プロピオニル)ヒドラジド、
【0076】チオエチレン
グリコール−ビス(β−アミノクロトネート)、ビス[
2−メチル−4−(3−アルキルチオプロピオニルオキ
シ)−5−t−ブチルフェニル]スルフィドおよびポリ
[1,4−ビス(ヒドロキシメチル)シクロヘキサン−
チオジプロピオネート]などを例示できる。これらチオ
エーテル系酸化防止剤の単独使用はもちろんのこと、2
種以上のチオエーテル系酸化防止剤を併用することもで
きる。該チオエーテル系酸化防止剤の配合割合は、結晶
性ポリオレフィン100重量部に対して0.01〜1重
量部、好ましくは0.05〜0.5重量部である。
【0077】本発明の組成物にあっては、リン系酸化防
止剤(ただし、化合物Aを除く)を併用することによっ
て、耐熱酸化劣化性、耐候(光)性および着色防止性を
改善することができる。リン系酸化防止剤としてはジス
テアリル−ペンタエリスリトール−ジフォスファイト、
ジフェニル−ペンタエリスリトール−ジフォスファイト
、ビス(ノニルフェニル)−ペンタエリスリトール−ジ
フォスファイト、カテシル−2,6−ジ−t−ブチル−
4−メチルフェニルフォスファイト、カテシル−2,4
,6−トリ−t−ブチルフェニルフォスファイト、α−
ナフチルカテシルフォスファイト、2,2’−メチレン
ビス(4−メチル−6−t−ブチルフェニル)−2−ナ
フチルフォスファイト、4,4’−ブチリデン−ビス(
3−メチル−6−t−ブチルフェニル−ジ−トリデシル
フォスファイト)、
【0078】1,1,3−トリス(2−メチル−4−ジ
−トリデシルフォスファイト−5−t−ブチルフェニル
)ブタン、トリラウリルトリチオフォスファイト、トリ
セチルトリチオフォスファイト、ジ(ラウリルチオ)ペ
ンタエリスリトールジフォスファイト、9,10−ジヒ
ドロ−9−オキサ−10−フォスファフェナンスレン−
10−オキサイド、10−ヒドロキシ−9,10−ジヒ
ドロ−9−オキサ−10−フォスファフェナンスレン−
10−オキサイド、トリフェニルフォスファイト、トリ
ス(ノニルフェニル)フォスファイト、トリス(2,4
−ジ−ノニルフェニル)フォスファイト、トリス(モノ
,ジノニルフェニル)フォスファイト、トリス(2,4
−ジ−t−ブチルフェニル)フォスファイト、トリス(
2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェニル)フォス
ファイト、ビス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ペ
ンタエリスリトール−ジフォスファイト、ビス(2,6
−ジ−t−ブチル−4−メチルフェニル)ペンタエリス
リトール−ジフォスファイト、ビス(2,6−ジ−t−
ブチル−4−s−ブチルフェニル)ペンタエリスリトー
ル−ジフォスファイト、
【0079】ビス(2,4,6−トリ−t−ブチルフェ
ニル)ペンタエリスリトール−ジフォスファイト、ビス
(2,6−ジ−t−ブチル−4−n−オクタデシルオキ
シカルボニルエチル−フェニル)ペンタエリスリトール
−ジフォスファイト、ビス[2,6−ジ−t−ブチル−
4−(2’,4’−ジ−t−ブチルフェニルオキシカル
ボニル)−フェニル]ペンタエリスリトール−ジフォス
ファイト、ビス(2,6−ジ−t−ブチル−4−n−ヘ
キサデシルオキシカルボニル−フェニル)ペンタエリス
リトール−ジフォスファイト、テトラキス(2,4−ジ
−t−ブチルフェニル)−4,4’−ビフェニレン−ジ
−フォスフォナイト、テトラキス(2,6−ジ−t−ブ
チル−4−メチルフェニル)−4,4’−ビフェニレン
−ジ−フォスフォナイト、
【0080】テトラキス(2,6−ジ−t−ブチル−4
−n−オクタデシルオキシカルボニルエチル−フェニル
)−4,4’−ビフェニレン−ジ−フォスフォナイト、
テトラキス[2,6−ジ−t−ブチル−4−(2’,4
’−ジ−t−ブチルフェニルオキシカルボニル)−フェ
ニル]−4,4’−ビフェニレン−ジ−フォスフォナイ
ト、テトラキス(2,6−ジ−t−ブチル−4−n−ヘ
キサデシルオキシカルボニル−フェニル)−4,4’−
ビフェニレン−ジ−フォスフォナイト、テトラキス(2
,4−ジ−t−ブチルフェニル)−3,9−ビス(1,
1−ジメチル−2−ヒドロキシエチル)−2,4,8,
10−テトラオキサスピロ[5.5]ウンデカン−ジフ
ォスファイト、テトラキス(2,6−ジ−t−ブチル−
4−メチルフェニル)−3,9−ビス(1,1−ジメチ
ル−2−ヒドロキシエチル)−2,4,8,10−テト
ラオキサスピロ[5.5]ウンデカン−ジフォスファイ
ト、テトラキス(2,6−ジ−t−ブチル−4−n−オ
クタデシルオキシカルボニルエチル−フェニル)−3,
9−ビス(1,1−ジメチル−2−ヒドロキシエチル)
−2,4,8,10−テトラオキサスピロ[5.5]ウ
ンデカン−ジフォスファイト、テトラキス[2,6−ジ
−t−ブチル−4−(2’,4’−ジ−t−ブチルフェ
ニルオキシカルボニル)−フェニル]−3,9−ビス(
1,1−ジメチル−2−ヒドロキシエチル)−2,4,
8,10−テトラオキサスピロ[5.5]ウンデカン−
ジフォスファイト、テトラキス(2,6−ジ−t−ブチ
ル−4−n−ヘキサデシルオキシカルボニル−フェニル
)−3,9−ビス(1,1−ジメチル−2−ヒドロキシ
エチル)−2,4,8,10−テトラオキサスピロ[5
.5]ウンデカン−ジフォスファイト、
【0081】ビス[2,2’−メチレン−ビス(4−メ
チル−6−t−ブチルフェニル)]−4,4’−ビフェ
ニレン−ジ−フォスフォナイト、ビス[2,2’−メチ
レン−ビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)]−4
,4’−ビフェニレン−ジ−フォスフォナイト、ビス[
2,2’−エチリデン−ビス(4−メチル−6−t−ブ
チルフェニル)]−4,4’−ビフェニレン−ジ−フォ
スフォナイト、ビス[2,2’−エチリデン−ビス(4
,6−ジ−t−ブチルフェニル)]−4,4’−ビフェ
ニレン−ジ−フォスフォナイト、ビス[2,2’−メチ
レン−ビス(4−メチル−6−t−ブチルフェニル)]
−3,9−ビス(1,1−ジメチル−2−ヒドロキシエ
チル)−2,4,8,10−テトラオキサスピロ[5.
5]ウンデカン−ジフォスファイト、ビス[2,2’−
メチレン−ビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)]
−3,9−ビス(1,1−ジメチル−2−ヒドロキシエ
チル)−2,4,8,10−テトラオキサスピロ[5.
5]ウンデカン−ジフォスファイト、
【0082】ビス
[2,2’−エチリデン−ビス(4−メチル−6−t−
ブチルフェニル)]−3,9−ビス(1,1−ジメチル
−2−ヒドロキシエチル)−2,4,8,10−テトラ
オキサスピロ[5.5]ウンデカン−ジフォスファイト
、ビス[2,2’−エチリデン−ビス(4,6−ジ−t
−ブチルフェニル)]−3,9−ビス(1,1−ジメチ
ル−2−ヒドロキシエチル)−2,4,8,10−テト
ラオキサスピロ[5.5]ウンデカン−ジフォスファイ
ト、2,2’−ビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニル
)オクチルフォスファイト、2,2’−ビス(4,6−
ジ−t−ブチルフェニル)ノニルフォスファイト、2,
2’−ビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)ラウリ
ルフォスファイト、2,2’−ビス(4,6−ジ−t−
ブチルフェニル)トリデシルフォスファイト、2,2’
−ビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)ミリスチル
フォスファイト、2,2’−ビス(4,6−ジ−t−ブ
チルフェニル)ステアリルフォスファイト、2,2’−
ビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)(2,4−ジ
−t−ブチルフェニル)フォスファイト、2,2’−ビ
ス(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)(2,6−ジ−
t−ブチル−4−メチルフェニル)フォスファイト、
【0083】2,2’−ビス(4,6−ジ−t−ブチル
フェニル)(2,4,6−トリ−t−ブチルフェニル)
フォスファイト、2,2’−ビス(4,6−ジ−t−ブ
チルフェニル)(2,6−ジ−t−ブチル−4−n−オ
クタデシルオキシカルボニルエチル−フェニル)フォス
ファイト、2,2’−ビス(4,6−ジ−t−ブチルフ
ェニル)[2,6−ジ−t−ブチル−4−(2’,4’
−ジ−t−ブチルフェニルオキシカルボニル)−フェニ
ル]フォスファイト、2,2’−ビス(4,6−ジ−t
−ブチルフェニル)(2,6−ジ−t−ブチル−4−n
−ヘキサデシルオキシカルボニル−フェニル)フォスフ
ァイト、2,2’−メチレン−ビス(4−メチル−6−
t−ブチルフェニル)オクチルフォスファイト、2,2
’−メチレン−ビス(4−メチル−6−t−ブチルフェ
ニル)ノニルフォスファイト、2,2’−メチレン−ビ
ス(4−メチル−6−t−ブチルフェニル)ラウリルフ
ォスファイト、2,2’−メチレン−ビス(4−メチル
−6−t−ブチルフェニル)トリデシルフォスファイト
、2,2’−メチレン−ビス(4−メチル−6−t−ブ
チルフェニル)ミリスチルフォスファイト、2,2’−
メチレン−ビス(4−メチル−6−t−ブチルフェニル
)ステアリルフォスファイト、2,2’−メチレン−ビ
ス(4−メチル−6−t−ブチルフェニル)(2,4−
ジ−t−ブチルフェニル)フォスファイト、2,2’−
メチレン−ビス(4−メチル−6−t−ブチルフェニル
)(2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェニル)フ
ォスファイト、
【0084】2,2’−メチレン−ビス(4−メチル−
6−t−ブチルフェニル)(2,4,6−トリ−t−ブ
チルフェニル)フォスファイト、2,2’−メチレン−
ビス(4−メチル−6−t−ブチルフェニル)(2,6
−ジ−t−ブチル−4−n−オクタデシルオキシカルボ
ニルエチル−フェニル)フォスファイト、2,2’−メ
チレン−ビス(4−メチル−6−t−ブチルフェニル)
[2,6−ジ−t−ブチル−4−(2’,4’−ジ−t
−ブチルフェニルオキシカルボニル)−フェニル]フォ
スファイト、2,2’−メチレン−ビス(4−メチル−
6−t−ブチルフェニル)(2,6−ジ−t−ブチル−
4−n−ヘキサデシルオキシカルボニル−フェニル)フ
ォスファイト、2,2’−メチレン−ビス(4,6−ジ
−t−ブチルフェニル)オクチルフォスファイト、2,
2’−メチレン−ビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニ
ル)ノニルフォスファイト、2,2’−メチレン−ビス
(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)ラウリルフォスフ
ァイト、2,2’−メチレン−ビス(4,6−ジ−t−
ブチルフェニル)トリデシルフォスファイト、2,2’
−メチレン−ビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)
ミリスチルフォスファイト、2,2’−メチレン−ビス
(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)ステアリルフォス
ファイト、2,2’−メチレン−ビス(4,6−ジ−t
−ブチルフェニル)(2,4−ジ−t−ブチルフェニル
)フォスファイト、
【0085】2,2’−メチレン−ビス(4,6−ジ−
t−ブチルフェニル)(2,6−ジ−t−ブチル−4−
メチルフェニル)フォスファイト、2,2’−メチレン
−ビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)(2,4,
6−トリ−t−ブチルフェニル)フォスファイト、2,
2’−メチレン−ビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニ
ル)(2,6−ジ−t−ブチル−4−n−オクタデシル
オキシカルボニルエチル−フェニル)フォスファイト、
2,2’−メチレン−ビス(4,6−ジ−t−ブチルフ
ェニル)[2,6−ジ−t−ブチル−4−(2’,4’
−ジ−t−ブチルフェニルオキシカルボニル)−フェニ
ル]フォスファイト、2,2’−メチレン−ビス(4,
6−ジ−t−ブチルフェニル)(2,6−ジ−t−ブチ
ル−4−n−ヘキサデシルオキシカルボニル−フェニル
)フォスファイト、
【0086】2,2’−エチリデン−ビス(4−メチル
−6−t−ブチルフェニル)オクチルフォスファイト、
2,2’−エチリデン−ビス(4−メチル−6−t−ブ
チルフェニル)ノニルフォスファイト、2,2’−エチ
リデン−ビス(4−メチル−6−t−ブチルフェニル)
ラウリルフォスファイト、2,2’−エチリデン−ビス
(4−メチル−6−t−ブチルフェニル)トリデシルフ
ォスファイト、2,2’−エチリデン−ビス(4−メチ
ル−6−t−ブチルフェニル)ミリスチルフォスファイ
ト、2,2’−エチリデン−ビス(4−メチル−6−t
−ブチルフェニル)ステアリルフォスファイト、2,2
’−エチリデン−ビス(4−メチル−6−t−ブチルフ
ェニル)(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)フォスフ
ァイト、2,2’−エチリデン−ビス(4−メチル−6
−t−ブチルフェニル)(2,6−ジ−t−ブチル−4
−メチルフェニル)フォスファイト、
【0087】2,
2’−エチリデン−ビス(4−メチル−6−t−ブチル
フェニル)(2,4,6−トリ−t−ブチルフェニル)
フォスファイト、2,2’−エチリデン−ビス(4−メ
チル−6−t−ブチルフェニル)(2,6−ジ−t−ブ
チル−4−n−オクタデシルオキシカルボニルエチル−
フェニル)フォスファイト、2,2’−エチリデン−ビ
ス(4−メチル−6−t−ブチルフェニル)[2,6−
ジ−t−ブチル−4−(2,’4’−ジ−t−ブチルフ
ェニルオキシカルボニル)−フェニル]フォスファイト
、2,2’−エチリデン−ビス(4−メチル−6−t−
ブチルフェニル)(2,6−ジ−t−ブチル−4−n−
ヘキサデシルオキシカルボニル−フェニル)フォスファ
イト、2,2’−エチリデン−ビス(4,6−ジ−t−
ブチルフェニル)オクチルフォスファイト、2,2’−
エチリデン−ビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)
ノニルフォスファイト、2,2’−エチリデン−ビス(
4,6−ジ−t−ブチルフェニル)ラウリルフォスファ
イト、
【0088】2,2’−エチリデン−ビス(4,6−ジ
−t−ブチルフェニル)トリデシルフォスファイト、2
,2’−エチリデン−ビス(4,6−ジ−t−ブチルフ
ェニル)ミリスチルフォスファイト、2,2’−エチリ
デン−ビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)ステア
リルフォスファイト、2,2’−エチリデン−ビス(4
,6−ジ−t−ブチルフェニル)(2,4−ジ−t−ブ
チルフェニル)フォスファイト、2,2’−エチリデン
−ビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)(2,6−
ジ−t−ブチル−4−メチルフェニル)フォスファイト
、2,2’−エチリデン−ビス(4,6−ジ−t−ブチ
ルフェニル)(2,4,6−トリ−t−ブチルフェニル
)フォスファイト、2,2’−エチリデン−ビス(4,
6−ジ−t−ブチルフェニル)(2,6−ジ−t−ブチ
ル−4−n−オクタデシルオキシカルボニルエチル−フ
ェニル)フォスファイト、
【0089】2,2’−エチリデン−ビス(4,6−ジ
−t−ブチルフェニル)[2,6−ジ−t−ブチル−4
−(2’,4’−ジ−t−ブチルフェニルオキシカルボ
ニル)−フェニル]フォスファイト、2,2’−エチリ
デン−ビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)(2,
6−ジ−t−ブチル−4−n−ヘキサデシルオキシカル
ボニル−フェニル)フォスファイト、2,2’−チオ−
ビス(4−メチル−6−t−ブチルフェニル)オクチル
フォスファイト、2,2’−チオ−ビス(4−メチル−
6−t−ブチルフェニル)ノニルフォスファイト、2,
2’−チオ−ビス(4−メチル−6−t−ブチルフェニ
ル)ラウリルフォスファイト、2,2’−チオ−ビス(
4−メチル−6−t−ブチルフェニル)トリデシルフォ
スファイト、2,2’−チオ−ビス(4−メチル−6−
t−ブチルフェニル)ミリスチルフォスファイト、2,
2’−チオ−ビス(4−メチル−6−t−ブチルフェニ
ル)ステアリルフォスファイト、2,2’−チオ−ビス
(4−メチル−6−t−ブチルフェニル)(2,4−ジ
−t−ブチルフェニル)フォスファイト、2,2’−チ
オ−ビス(4−メチル−6−t−ブチルフェニル)(2
,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェニル)フォスフ
ァイト、
【0090】2,2’−チオ−ビス(4−メチル−6−
t−ブチルフェニル)(2,4,6−トリ−t−ブチル
フェニル)フォスファイト、2,2’−チオ−ビス(4
−メチル−6−t−ブチルフェニル)(2,6−ジ−t
−ブチル−4−n−オクタデシルオキシカルボニルエチ
ル−フェニル)フォスファイト、2,2’−チオ−ビス
(4−メチル−6−t−ブチルフェニル)[2,6−ジ
−t−ブチル−4−(2’,4’−ジ−t−ブチルフェ
ニルオキシカルボニル)−フェニル]フォスファイトお
よび2,2’−チオ−ビス(4−メチル−6−t−ブチ
ルフェニル)(2,6−ジ−t−ブチル−4−n−ヘキ
サデシルオキシカルボニル−フェニル)フォスファイト
などを例示できる。これらリン系酸化防止剤の単独使用
はもちろんのこと、2種以上のリン系酸化防止剤を併用
することもできる。該リン系酸化防止剤の配合割合は、
結晶性ポリオレフィン100重量部に対して0.01〜
1重量部、好ましくは0.05〜0.5重量部である。
【0091】本発明の組成物にあっては、光安定剤を併
用することによって、耐候(光)性を改善することがで
きる。光安定剤としては2,4−ジヒドロキシベンゾフ
ェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン
、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−
スルフォニックアシッド、2−ヒドロキシ−4−n−オ
クトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−n−ド
デシロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−ベン
ジロキシベンゾフェノン、ビス(5−ベンゾイル−4−
ヒドロキシ−2−メトキシフェニル)メタン、2,2’
−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2,2
’−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキシベンゾフェノ
ン、2,2’,4,4’−テトラヒドロキシベンゾフェ
ノンおよび2−ヒドロキシ−4−メトキシ−2’−カル
ボキシベンゾフェノンなどのベンゾフェノン系紫外線吸
収剤、
【0092】2−(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフ
ェニル)ベンゾトリアゾール、2−[2’−ヒドロキシ
−3’,5’−ビス(α,α−ジメチルベンジル)フェ
ニル]ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−
3’,5’−ジ−t−ブチルフェニル)ベンゾトリアゾ
ール、2−(2’−ヒドロキシ−3’−t−ブチル−5
’−メチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール
、2−(2’−ヒドロキシ−3’,5’−ジ−t−ブチ
ルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(
2’−ヒドロキシ−3’,5’−ジ−t−アミルフェニ
ル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−5
’−t−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2,
2’−メチレン−ビス[4−(1,1,3,3−テトラ
メチルブチル)−6−(2N−ベンゾトリアゾール−2
−イル)フェノール]、メチル−3−[3−t−ブチル
−5−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−
ヒドロキシフェニル]プロピオネート−ポリエチレング
リコールとの縮合物および2−(2−ヒドロキシフェニ
ル)ベンゾトリアゾール・コポリマーなどのベンゾトリ
アゾール系紫外線吸収剤、
【0093】N,N’−ジエチルオキザリックアシッド
−ビス−アニリド、2−エトキシ−2’−エチルオキザ
リックアシッド−ビス−アニリド、2−エトキシ−5−
t−ブチル−2’−エチルオキザリックアシッド−ビス
−アニリドおよび2−エトキシ−5−t−ブチル−2’
−エチル−4’−t−ブチルオキザリックアシッド−ビ
ス−アニリドなどのオキザリックアシッドアニリド系紫
外線吸収剤、N−(4−エトキシカルボニルフェニル)
−N’−メチル−N’−フェニルフォルムアミジン、N
−(4−エトキシカルボニルフェニル)−N’−エチル
−N’−フェニルフォルムアミジン、N−(4−エトキ
シカルボニルフェニル)−N’−エトキシル−N’−フ
ェニルフォルムアミジンおよびN−(4−エトキシカル
ボニルフェニル)−N’,N’−ジフェニルフォルムア
ミジンなどのフォルムアミジン系紫外線吸収剤、
【00
94】ニッケル−ビス[2,2’−チオ−ビス(4−t
−オクチルフェノレート)]、ニッケル−ビス[O−t
−ブチル−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ
ベンジル)フォスフォネート]、ニッケル−ビス[O−
エチル−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベ
ンジル)フォスフォネート]、2,2’−チオ−ビス(
4−t−オクチルフェノレート)−ブチルアミノ−ニッ
ケル(II)、2,2’−チオ−ビス(4−t−オクチ
ルフェノレート)−シクロヘキシルアミノ−ニッケル(
II)、2,2’−チオ−ビス(4−t−オクチルフェ
ノレート)−ジエタノールアミノ−ニッケル(II)、
2,2’−チオ−ビス(4−t−オクチルフェノレート
)−フェニル−ジエタノールアミノ−ニッケル(II)
、2,2’−チオ−ビス(4−t−オクチルフェノレー
ト)−i−オクチルアミノ−ニッケル(II)、2,2
’−チオ−ビス(4−t−オクチルフェノレート)−オ
クチルアミノ−ニッケル(II)、2,2’−チオ−ビ
ス(4−t−オクチルフェノレート)−シクロヘキシル
−ジエタノールアミノ−ニッケル(II)およびニッケ
ルジブチルジチオカルバメートなどのニッケル系消光剤
【0095】2,4−ジ−t−ブチルフェニル−3’,
5’−ジ−t−ブチル−4’−ヒドロキシベンゾエート
、2,6−ジ−t−ブチルフェニル−3’,5’−ジ−
t−ブチル−’4−ヒドロキシベンゾエートおよびn−
ヘキサデシル−3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキ
シベンゾエートなどのヒドロキシベンゾエート系光安定
剤、4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピ
ペリジン、1−アリル−4−ヒドロキシ−2,2,6,
6−テトラメチルピペリジン、1−ベンジル−4−ヒド
ロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、1
−(4−t−ブチル−2−ブテニル)−4−ヒドロキシ
−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、4−ステ
アロイルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリ
ジン、4−メタクリロイルオキシ−1,2,2,6,6
−ペンタメチルピペリジン、1−ベンジル−2,2,6
,6−テトラメチル−4−ピペリジルマレート、ビス(
2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)サク
シネート、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−
4−ピペリジル)サクシネート、ビス(2,2,6,6
−テトラメチル−4−ピペリジル)アジペート、
【0096】ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4
−ピペリジル)セバケート、ビス(2,2,6,6−テ
トラメチル−4−ピペリジル)フマレート、ビス(1,
2,3,6−テトラメチル−2,6−ジエチル−4−ピ
ペリジル)セバケート、ビス(1−アリル−2,2,6
,6−テトラメチル−4−ピペリジル)フタレート、ビ
ス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジ
ル)セバケート、1,1’−(1,2−エタンジイル)
ビス(3,3,5,5−テトラメチルピペラジノン)、
2−メチル−2−(2,2,6,6−テトラメチル−4
−ピペリジル)イミノ−N−(2,2,6,6−テトラ
メチル−4−ピペリジル)プロピオンアミド、2−メチ
ル−2−(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピ
ペリジル)イミノ−N−(1,2,2,6,6−ペンタ
メチル−4−ピペリジル)プロピオンアミド、1−プロ
パギル−4−β−シアノエチルオキシ−2,2,6,6
−テトラメチルピペリジン、1−アセチル−2,2,6
,6−テトラメチル−4−ピペリジル−アセテート、
【0097】トリメリット酸−トリス(2,2,6,6
−テトラメチル−4−ピペリジル)エステル、1−アク
リロイル−4−ベンジルオキシ−2,2,6,6−テト
ラメチルピペリジン、ビス(1,2,2,6,6−ペン
タメチル−4−ピペリジル)ジブチルマロネート、ビス
(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル
)ジベンジル−マロネート、ビス(1,2,3,6−テ
トラメチル−2,6−ジエチル−4−ピペリジル)ジベ
ンジル−マロネート、ビス(1,2,2,6,6−ペン
タメチル−4−ピペリジル)−2−(3,5−ジ−t−
ブチル−4−ヒドロキシベンジル)−2−n−ブチルマ
ロネート、ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−
ピペリジル)−1,5−ジオキサスピロ[5.5]ウン
デカン−3,3−ジカルボキシレート、ビス(1,2,
2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)−1,5
−ジオキサスピロ[5.5]ウンデカン−3,3−ジカ
ルボキシレート、ビス(1−アセチル−2,2,6,6
−テトラメチル−4−ピペリジル)−1,5−ジオキサ
スピロ[5.5]ウンデカン−3,3−ジカルボキシレ
ート、1,3−ビス[2,2’−[ビス(2,2,6,
6−テトラメチル−4−ピペリジル)−1,3−ジオキ
サシクロヘキサン−5,5−ジカルボキシレート]]、
ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル
)−2−[1−メチルエチル]−1,3−ジオキサシク
ロヘキサン−5,5−ジカルボキシレート]]、
【0098】1,2−ビス[2,2’−[ビス(2,2
,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)−2−メチ
ル−1,3−ジオキサシクロヘキサン−5,5−ジカル
ボキシレート]]、ビス(2,2,6,6−テトラメチ
ル−4−ピペリジル)−2−[2−(3,5−ジ−t−
ブチル−4−ヒドロキシフェニル)]エチル−2−メチ
ル−1,3−ジオキサシクロヘキサン−5,5−ジカル
ボキシレート、ビス(2,2,6,6−テトラメチル−
4−ピペリジル)−1,5−ジオキサスピロ[5.11
]ヘプタデカン−3,3−ジカルボキシレート、ヘキサ
ン−1’,6’−ビス−4−カルバモイルオキシ−1−
n−ブチル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン
)、トルエン−2’,4’−ビス(4−カルバモイルオ
キシ−1−n−ブチル−2,2,6,6−テトラメチル
ピペリジン)、ジメチル−ビス(2,2,6,6−テト
ラメチルピペリジン−4−オキシ)−シラン、フェニル
−トリス(2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−
4−オキシ)−シラン、トリス(1−プロピル−2,2
,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)−フォスフ
ァイト、トリス(1−プロピル−2,2,6,6−テト
ラメチル−4−ピペリジル)−フォスフェート、フェニ
ル−[ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−
ピペリジル)]−フォスフォネート、
【0099】テト
ラキス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジ
ル)1,2,3,4−ブタンテトラカルボキシレート、
テトラキス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−
ピペリジル)1,2,3,4−ブタンテトラカルボキシ
レート、テトラキス(2,2,6,6−テトラメチル−
4−ピペリジル)1,2,3,4−ブタンテトラカルボ
ンアミド、テトラキス(1,2,2,6,6−ペンタメ
チル−4−ピペリジル)1,2,3,4−ブタンテトラ
カルボンアミド、2−ジブチルアミノ−,46−ビス(
9−アザ−3−エチル−8,8,10,10−テトラメ
チル−1,5−ジオキサスピロ[5.5]−3−ウンデ
シルメトキシ)−s−トリアジン、2−ジブチルアミノ
−4,6−ビス(9−アザ−3−エチル−8,8,9,
10,10−ペンタメチル−1,5−ジオキサスピロ[
5.5]−3−ウンデシルメトキシ)−s−トリアジン
、テトラキス(9−アザ−3−エチル−8,8,10,
10−テトラメチル−1,5−ジオキサスピロ[5.5
]−3−ウンデシルメチル)−1,2,3,4−ブタン
テトラカルボキシレート、
【0100】テトラキス(9
−アザ−3−エチル−8,8,9,10,10−ペンタ
メチル−1,5−ジオキサスピロ[5.5]−3−ウン
デシルメチル)−1,2,3,4−ブタンテトラカルボ
キシレート、トリデシル・トリス(2,2,6,6−テ
トラメチル−4−ピペリジル)1,2,3,4−ブタン
テトラカルボキシレート、トリデシル・トリス(1,2
,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)1,2
,3,4−ブタンテトラカルボキシレート、ジ(トリデ
シル)・ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピ
ペリジル)1,2,3,4−ブタンテトラカルボキシレ
ート、ジ(トリデシル)・ビス(1,2,2,6,6−
ペンタメチル−4−ピペリジル)1,2,3,4−ブタ
ンテトラカルボキシレート、2,2,4,4−テトラメ
チル−7−オキサ−3,20−ジアザジスピロ[5,1
,11,2]ヘンエイコサン−21−オン、3,9−ビ
ス[1,1−ジメチル−2−{トリス(2,2,6,6
−テトラメチル−4−ピペリジルオキシカルボニル)ブ
チルカルボニルオキシ}エチル]−2,4,8,10−
テトラオキサスピロ[5.5]ウンデカン、3,9−ビ
ス[1,1−ジメチル−2−{トリス(1,2,2,6
,6−ペンタメチル−4−ピペリジルオキシカルボニル
)ブチルカルボニルオキシ}エチル]−2,4,8,1
0−テトラオキサスピロ[5.5]ウンデカン、
【0101】ポリ(2,2,6,6−テトラメチル−4
−ピペリジルアクリレート)、ポリ(1,2,2,6,
6−ペンタメチル−4−ピペリジルアクリレート)、ポ
リ(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジルメ
タクリレート)、ポリ(1,2,2,6,6−ペンタメ
チル−4−ピペリジルメタクリレート)、ポリ[[ビス
(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)イ
タコネート][ビニルブチルエーテル]]、ポリ[[ビ
ス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジ
ル)イタコネート][ビニルブチルエーテル]]、ポリ
[[ビス(2,2,,66−テトラメチル−4−ピペリ
ジル)イタコネート][ビニルオクチルエーテル]]、
【0102】ポリ[[ビス(1,2,2,6,6−ペン
タメチル−4−ピペリジル)イタコネート][ビニルオ
クチルエーテル]]、ジメチルサクシネート−2−(4
−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジ
ル)エタノール縮合物、ポリ[ヘキサメチレン[(2,
2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)イミノ]
]、ポリ[エチレン[(2,2,6,6−テトラメチル
−4−ピペリジル)イミノ]ヘキサメチレン[(2,2
,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)イミノ]]
、ポリ[[1,3,5−トリアジン−2,4−ジイル]
[(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)
イミノ]ヘキサメチレン[(2,2,6,6−テトラメ
チル−4−ピペリジル)イミノ]]、ポリ[[6−(ジ
エチルイミノ)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジ
イル][(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリ
ジル)イミノ]ヘキサメチレン[(2,2,6,6−テ
トラメチル−4−ピペリジル)イミノ]]、
【0103】ポリ[[6−[(2−エチルヘキシル)イ
ミノ]−1,3,5−トリアジン−2,4−ジイル][
(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)イ
ミノ]ヘキサメチレン[(2,2,6,6−テトラメチ
ル−4−ピペリジル)イミノ]]、ポリ[[6−[(1
,1,3,3−テトラメチルブチル)イミノ]−1,3
,5−トリアジン−2,4−ジイル][(2,2,6,
6−テトラメチル−4−ピペリジル)イミノ]ヘキサメ
チレン[(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリ
ジル)イミノ]]、ポリ[[6−(シクロヘキシルイミ
ノ)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジイル][(
2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)イミ
ノ]ヘキサメチレン[(2,2,6,6−テトラメチル
−4−ピペリジル)イミノ]]、ポリ[[6−モルフォ
リノ−1,3,5−トリアジン−2,4−ジイル][(
2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)イミ
ノ]ヘキサメチレン[(2,2,6,6−テトラメチル
−4−ピペリジル)イミノ]]、
【0104】ポリ[[
6−(ブトキシイミノ)−1,3,5−トリアジン−2
,4−ジイル][(2,2,6,6−テトラメチル−4
−ピペリジル)イミノ]ヘキサメチレン[(2,2,6
,6−テトラメチル−4−ピペリジル)イミノ]]、ポ
リ[[6−[(1,1,3,3−テトラメチルブチル)
オキシ]−1,3,5−トリアジン−2,4−ジイル]
[(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)
イミノ]ヘキサメチレン[(2,2,6,6−テトラメ
チル−4−ピペリジル)イミノ]]、ポリ[オキシ[6
−[(1−ピペリジル)−1,3,5−トリアジン−2
,4−ジイルオキシ−1,2−エタンジイル][(2,
2,6,6−テトラメチル−3−オキソ−1,4−ピペ
リジル)−1,2−エタンジイル][(3,3,5,5
−テトラメチル−2−オキソ−1,4−ピペリジル)−
1,2−エタンジイル]]、ポリ[オキシ[6−[(1
,1,3,3−テトラメチルブチル)イミノ]−1,3
,5−トリアジン−2,4−ジイルオキシ−1,2−エ
タンジイル][(2,2,6,6−テトラメチル−3−
オキソ−1,4−ピペリジル)−1,2−エタンジイル
][(3,3,5,5−テトラメチル−2−オキソ−1
,4−ピペリジル)−1,2−エタンジイル]]、
【0
105】ポリ[[6−[(エチルアセチル)イミノ]−
1,3,5−トリアジン−2,4−ジイル][(2,2
,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)イミノ]ヘ
キサメチレン[(2,2,6,6−テトラメチル−4−
ピペリジル)イミノ]]、ポリ[[6−[(2,2,6
,6−テトラメチル−4−ピペリジル)ブチルイミノ]
−1,3,5−トリアジン−2,4−ジイル][(2,
2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)イミノ]
ヘキサメチレン[(2,2,6,6−テトラメチル−4
−ピペリジル)イミノ]]、1,6,11−トリス[{
4,6−ビス(N−ブチル−N−(2,2,6,6−テ
トラメチル−4−ピペリジル)アミノ)−1,3,5−
トリアジン−2−イル}アミノ]ウンデカン、1,6,
11−トリス[{4,6−ビス(N−ブチル−N−(1
,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)ア
ミノ)−1,3,5−トリアジン−2−イル}アミノ]
ウンデカン、1,6,11−トリス[{4,6−ビス(
N−オクチル−N−(2,2,6,6−テトラメチル−
4−ピペリジル)アミノ)−1,3,5−トリアジン−
2−イル}アミノ]ウンデカン、
【0106】1,6,
11−トリス[{4,6−ビス(N−オクチル−N−(
1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)
アミノ)−1,3,5−トリアジン−2−イル}アミノ
]ウンデカン、1,5,8,12−テトラキス[4,6
−ビス(N−(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピ
ペリジル)−ブチルアミノ)−1,3,5−トリアジン
−2−イル]−1,5,8,12−テトラアザドデカン
および1,5,8,12−テトラキス[4,6−ビス(
N−(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリ
ジル)−ブチルアミノ)−1,3,5−トリアジン−2
−イル]−1,5,8,12−テトラアザドデカンなど
のヒンダードアミン系光安定剤などを例示できる。これ
ら光安定剤の単独使用はもちろんのこと、2種以上の光
安定剤を併用することもできる。該光安定剤の配合割合
は、結晶性ポリオレフィン100重量部に対して0.0
1〜1重量部、好ましくは0.05〜0.5重量部であ
る。
【0107】本発明の組成物にあっては、重金属不活性
化剤を併用することによって、耐重金属性を改善するこ
とができる。重金属不活性化剤としてはベンゾトリアゾ
ール、2,4,6−トリアミノ−1,3,5−トリアジ
ン、3,9−ビス[2−(3,5−ジアミノ−2,4,
6−トリアザフェニル)エチル]−2,4,8,10−
テトラオキサスピロ[5.5]ウンデカン、エチレンジ
アミン−テトラアセチックアシッド、エチレンジアミン
−テトラアセチックアシッドのアルカリ金属(L,iN
a,K)塩、N,N’−ジサリシリデン−エチレンジア
ミン、N,N’−ジサリシリデン−1,2−プロピレン
ジアミン、N,N’’−ジサリシリデン−N’−メチル
−ジプロピレントリアミン、3−サリシロイルアミノ−
1,2,4−トリアゾール、デカメチレンジカルボキシ
リックアシッド−ビス(N’−サリシロイルヒドラジド
)、ニッケル−ビス(1−フェニル−3−メチル−4−
デカノイル−5−ピラゾレート)、2−エトキシ−2’
−エチルオキサニリド、5−t−ブチル−2−エトキシ
−2’−エチルオキサニリド、N,N−ジエチル−N’
,N’−ジフェニルオキサミド、N,N’−ジエチル−
N,N’−ジフェニルオキサミド、オキサリックアシッ
ド−ビス(ベンジリデンヒドラジド)、チオジプロピオ
ニックアシッド−ビス(ベンジリデンヒドラジド)、
【0108】イソフタリックアシッド−ビス(2−フェ
ノキシプロピオニルヒドラジド)、ビス(サリシロイル
ヒドラジン)、N−サリシリデン−N’−サリシロイル
ヒドラゾン、N,N’−ビス[3−(3,5−ジ−t−
ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオニル]ヒド
ラジン、トリス[2−t−ブチル−4−チオ(2’−メ
チル−4’−ヒドロキシ−5’−t−ブチルフェニル)
−5−メチルフェニル]フォスファイト、ビス[2−t
−ブチル−4−チオ(2’−メチル−4’−ヒドロキシ
−5’−t−ブチルフェニル)−5−メチルフェニル]
−ペンタエリスリトール−ジフォスファイト、テトラキ
ス[2−t−ブチル−4−チオ(2’−メチル−4’−
ヒドロキシ−5’−t−ブチルフェニル)−5−メチル
フェニル]−1,6−ヘキサメチレン−ビス(N−ヒド
ロキシエチル−N−メチルセミカルバジド)−ジフォス
ファイト、
【0109】テトラキス[2−t−ブチル−4−チオ(
2’−メチル−4’−ヒドロキシ−5’−t−ブチルフ
ェニル)−5−メチルフェニル]−1,10−デカメチ
レン−ジ−カルボキシリックアシッド−ジ−ヒドロキシ
エチルカルボニルヒドラジド−ジフォスファイト、テト
ラキス[2−t−ブチル−4−チオ(2’−メチル−4
’−ヒドロキシ−5’−t−ブチルフェニル)−5−メ
チルフェニル]−1,10−デカメチレン−ジ−カルボ
キシリックアシッド−ジ−サリシロイルヒドラジド−ジ
フォスファイト、テトラキス[2−t−ブチル−4−チ
オ(2’−メチル−4’−ヒドロキシ−5’−t−ブチ
ルフェニル)−5−メチルフェニル]−ジ(ヒドロキシ
エチルカルボニル)ヒドラジド−ジフォスファイト、テ
トラキス[2−t−ブチル−4−チオ(2’−メチル−
4’−ヒドロキシ−5’−t−ブチルフェニル)−5−
メチルフェニル]−N,N’−ビス(ヒドロキシエチル
)オキサミド−ジフォスファイトおよびN,N’−ビス
[2−〔3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキ
シフェニル)プロピオニルオキシ〕エチル]オキサミド
などを例示できる。これら重金属不活性化剤の単独使用
はもちろんのこと、2種以上の重金属不活性化剤を併用
することもできる。該重金属不活性化剤の配合割合は、
結晶性ポリオレフィン100重量部に対して0.01〜
1重量部、好ましくは0.05〜0.5重量部である。
【0110】本発明の組成物にあっては、結晶性ポリオ
レフィンとして結晶性プロピレン系重合体を用いた組成
物すなわち結晶性プロピレン系重合体組成物にラジカル
発生剤を併用することによって、成形加工性を改善する
ことができる。ラジカル発生剤としてはベンゾイルパー
オキサイド、t−ブチルパーベンゾエート、t−ブチル
パーアセテート、t−ブチルパーオキシイソプロピルカ
ーボネート、2,5−ジ−メチル−2,5−ジ(ベンゾ
イルパーオキシ)ヘキサン、2,5−ジ−メチル−2,
5−ジ(ベンゾイルパーオキシ)ヘキシン−3、t−ブ
チル−ジ−パーアジペート、t−ブチルパーオキシ−3
,5,5−トリメチルヘキサノエート、メチル−エチル
ケトンパーオキサイド、
【0111】シクロヘキサノンパーオキサイド、ジ−t
−ブチルパーオキサイド、ジキュミルパーオキサイド、
2,5−ジ−メチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキ
シ)ヘキサン、2,5−ジ−メチル−2,5−ジ(t−
ブチルパーオキシ)ヘキシン−3、1,3−ビス(t−
ブチルパーオキシイソプロピル)ベンゼン、t−ブチル
キュミルパーオキサイド、1,1−ビス(t−ブチルパ
ーオキシ)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、
1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)シクロヘキサン
、2,2−ビス(t−ブチルパーオキシ)ブタン、p−
メンタンハイドロパーオキサイド、ジ−イソプロピルベ
ンゼンハイドロパーオキサイド、キュメンハイドロパー
オキサイド、t−ブチルハイドロパーオキサイド、p−
サイメンハイドロパーオキサイド、1,1,3,3−テ
トラ−メチルブチルハイドロパーオキサイド、
【011
2】2,5−ジ−メチル−2,5−ジ(ハイドロパーオ
キシ)ヘキサン、トリメチルシリル−キュミルパーオキ
サイド、2,5−ジ−メチル−2,5−ビス(トリメチ
ルシリルパーオキシ)ヘキサン、2,5−ジ−メチル−
2,5−ビス(トリメチルシリルパーオキシ)ヘキシン
−3および1,3−ビス(トリメチルシリルパーオキシ
イソプロピル)ベンゼンなどを例示できる。これらラジ
カル発生剤の単独使用はもちろんのこと、2種以上のラ
ジカル発生剤を併用することもできる。該ラジカル発生
剤の配合割合は、結晶性プロピレン系重合体100重量
部に対して0.001〜0.5重量部、好ましくは0.
01〜0.2重量部である。
【0113】さらに、本発明の組成物にあっては、通常
結晶性ポリオレフィンに添加される各種の添加剤たとえ
ば透明化剤、造核剤(ただし、化合物Bを除く)、滑剤
、帯電防止剤(ただし、化合物B、化合物Cおよび化合
物Dを除く)、防曇剤、アンチブロッキング剤、無滴剤
、難燃剤(ただし、化合物Bを除く)、難燃助剤、顔料
、ハロゲン捕捉剤(ただし、化合物Bおよび化合物Dを
除く)、金属石鹸類などの分散剤もしくは中和剤(ただ
し、化合物Bを除く)または有機充填剤(たとえば木粉
、パルプ、故紙、合成繊維、天然繊維など)を本発明の
目的を損なわない範囲で併用することができる。
【0114】本発明の組成物は結晶性ポリオレフィンに
、(イ)前記の化合物A、化合物Bおよび化合物C、ま
たは(ロ)化合物A、化合物Cおよび化合物D、ならび
に通常結晶性ポリオレフィンに添加される前述の各種添
加剤のそれぞれ所定量を通常の混合装置たとえばヘンシ
ェルミキサー(商品名)、スーパーミキサー、リボンブ
レンダー、バンバリミキサーなどを用いて混合し、通常
の単軸押出機、2軸押出機、ブラベンダーまたはロール
などで、溶融混練温度150℃〜300℃、好ましくは
180℃〜270℃で溶融混練ペレタイズすることによ
り得ることができる。得られた組成物は射出成形法、押
出成形法、ブロー成形法などの各種成形法により目的と
する成形品の製造に供される。
【0115】本発明において、(イ)化合物A、化合物
Bおよび化合物Cの併用がどのような作用をするのかそ
の作用機構自体は明らかではないが、以下の作用機構に
よるものと推定される。すなわち、化合物Aに対して化
合物Bが金属イオン供与体として作用し、化合物Aの分
子中、電気陰性度最大の元素であるフッ素原子と化合物
Bの金属イオンとの間に配位結合ないしイオン結合を形
成することによって、造核剤として剛性面の改善に作用
し、さらに化合物Cが化合物Aおよび化合物Bの間にな
んらかの形で配位結合ないしイオン結合を形成すること
によって、相乗的に剛性面の改善に寄与するものと考え
られる。
【0116】また、(ロ)化合物A、化合物Cおよび化
合物Dの併用がどのような作用をするのかその作用機構
自体は明らかではないが、以下の作用機構によるものと
推定される。すなわち、化合物Aに対して化合物Cが金
属イオン供与体として作用し、化合物Aの分子中、電気
陰性度最大の元素であるフッ素原子と化合物Cの金属イ
オンとの間に配位結合ないしイオン結合を形成すること
によって、造核剤として剛性面の改善に作用し、さらに
化合物Dのカチオンが化合物Aおよび化合物Cの間にな
んらかの形で配位結合ないしイオン結合を形成すること
によって、相乗的に剛性面の改善に寄与するものと考え
られる。
【0117】
【実施例】以下、実施例および比較例によって本発明を
具体的に説明するが、本発明はこれによって限定される
ものではない。なお、実施例および比較例で用いた評価
方法は次の方法によった。 1)剛性:曲げ試験により評価した。すなわち得られた
ペレットを用いて長さ100mm、巾10mm、厚み4
mmの試験片を射出成形法により作成し、該試験片を用
いて曲げ弾性率を測定(JIS  K7203に準拠)
することにより剛性を評価した。高剛性の材料とは曲げ
弾性率の大きなものをいう。 2)耐熱剛性:荷重たわみ温度試験により評価した。す
なわち得られたペレットを用いて長さ130mm、巾1
3mm、厚み6.5mmの試験片を射出成形法により作
成し、該試験片を用いて熱変形温度を測定(JIS  
K7207に準拠;4.6kgf/cm2 荷重)する
ことにより耐熱剛性を評価した。高耐熱剛性の材料とは
熱変形温度の高いものをいう。 3)耐衝撃性:アイゾット衝撃試験により評価した。す
なわち得られたペレットを用いて長さ63.5mm、巾
13mm、厚み3.5mmの試験片(ノッチ有り)を射
出成形法により作成し、該試験片を用いて23℃におけ
るアイゾット衝撃強度を測定(JIS  K7110に
準拠)することにより耐衝撃性を評価した。耐衝撃性の
優れた材料とはアイゾット衝撃強度の大きいものをいう
【0118】製造例1〜3(実施例1〜55、144〜
154および比較例1〜55、144〜154で用いる
  HCPP(H)の製造方法) (1)触媒の調製 n−ヘキサン600ml、ジエチルアルミニウムモノク
ロリド(DEAC)0.50モル、ジイソアミルエーテ
ル1.20モルを25℃で1分間で混合し5分間同温度
で反応させて反応生成液(v)(ジイソアミルエーテル
/DEACのモル比2.4)を得た。窒素置換された反
応器に四塩化チタン4.0モルを入れ、35℃に加熱し
、これに上記反応生成液(v)の全量を180分間で滴
下したのち、同温度に30分間保ち、75℃に昇温して
さらに1時間反応させ、室温(20℃)まで冷却し上澄
液を除き、n−ヘキサン4,000mlを加えてデカン
テーションで上澄液を除く操作を4回繰り返して、固体
生成物(ii)190gを得た。この固体生成物(ii
)の全量をn−ヘキサン3,000ml中に懸濁させた
状態で、20℃でジイソアミルエーテル160gと四塩
化チタン350gとを室温にて約1分間で加え65℃で
1時間反応させた。反応終了後、室温まで冷却し、上澄
液をデカンテーションによって除いたのち、4,000
mlのn−ヘキサンを加え10分間攪拌し、静置して上
澄液を除く操作を5回繰り返したのち、減圧下で乾燥さ
せ固体生成物(iii)を得た。
【0119】(2)予備活性化触媒の調製内容積20L
の傾斜羽根付きステンレス製反応器を窒素ガスで置換し
たのち、n−ヘキサン15L、ジエチルアルミニウムモ
ノクロリド42g、固体生成物(iii)30gを室温
で加えたのち、水素15NLを入れ、プロピレン分圧5
kg/cm2 Gで5分間反応させ、未反応プロピレン
、水素およびn−ヘキサンを減圧で除去し、予備活性化
触媒(vi)を粉粒体で得た(固体生成物(iii)1
g当りプロピレン82.0g反応)。
【0120】(3)プロピレンの重合 窒素ガスで置換した内容積250Lのタービン型攪拌羽
根付きステンレス製重合器内に乾燥したn−ヘキサン1
00Lついでジエチルアルミニウムモノクロリド10g
、前記予備活性化触媒(vi)10gおよびp−トルイ
ル酸メチル11.0gを仕込み、さらに水素を製造例1
は100NL、製造例2は200NLおよび製造例3は
410NLそれぞれ添加した。ついで器内の温度を70
℃に昇温後、該器内にプロピレンを供給し、器内の圧力
を10kg/cm2 Gに昇圧した。そして温度を70
℃、圧力を10kg/cm2 Gに維持しながら4時間
重合を継続後、メタノールを25L供給し、温度を80
℃に昇温した。30分後、さらに20重量%の水酸化ナ
トリウム水溶液を100g加え20分間攪拌し、純水5
0Lを加えたのち、残存プロピレンを排出した。水層を
抜き出したのち、さらに50Lの純水を加え10分間攪
拌水洗し、水層を抜き出し、さらにHCPP(H)−n
−ヘキサンスラリーを抜き出し、スラリーを濾過し、該
濾過物を乾燥して白色のHCPP(H)粉末を得た。得
られたHCPP(H)は前述のメルトフローレート(M
FR)およびアイソタクチックペンタッド分率(P)を
求めるのに供した。これらの分析結果を第1表に示した
。 なお、製造例1〜3で得られたHCPP(H)を、以下
それぞれHCPP(H)−[1]、HCPP(H)−[
2]およびHCPP(H)−[3]と略記する。
【0121】製造例4(実施例56〜77、155〜1
65および比較例56〜77、155〜165で用いる
結晶  性プロピレン単独重合体(以下、PP(H)と
略記する。)の製造例) 窒素ガスで置換した内容積250Lのタービン型攪拌羽
根付きステンレス製重合器内に乾燥したn−ヘキサン1
00Lついでジエチルアルミニウムモノクロリド10g
、四塩化チタンを金属アルミニウムで還元し粉砕活性化
した市販の触媒(AA型)40gおよびp−トルイル酸
メチル22.0gを仕込み、さらに水素を200NL添
加した。ついで器内の温度を70℃に昇温後、該器内に
プロピレンを供給し、器内の圧力を10kg/cm2 
Gに昇圧した。そして温度を70℃、圧力を10kg/
cm2 Gに維持しながら4時間重合を継続後、メタノ
ールを25L供給し、温度を80℃に昇温した。30分
後、さらに20重量%の水酸化ナトリウム水溶液を10
0g加え20分間攪拌し、純水50Lを加えたのち、残
存プロピレンを排出した。水層を抜き出したのち、さら
に50Lの純水を加え10分間攪拌水洗し、水層を抜き
出し、さらにPP(H)−n−ヘキサンスラリーを抜き
出し、スラリーを濾過し、該濾過物を乾燥して白色のP
P(H)粉末を得た。得られたPP(H)は前述のメル
トフローレート(MFR)および各アイソタクチックペ
ンタッド分率(P)を求めるのに供した。これらの分析
結果を第1表に示した。
【0122】製造例5〜7(実施例78〜121、16
6〜187および比較例78〜121、166〜187
で用い  るHCPP(B)の製造例)(1)触媒の調
製 n−ヘキサン600ml、ジエチルアルミニウムモノク
ロリド(DEAC)0.50モル、ジイソアミルエーテ
ル1.20モルを25℃で1分間で混合し5分間同温度
で反応させて反応生成液(v)(ジイソアミルエーテル
/DEACのモル比2.4)を得た。窒素置換された反
応器に四塩化チタン4.0モルを入れ、35℃に加熱し
、これに上記反応生成液(v)の全量を180分間で滴
下したのち、同温度に30分間保ち、75℃に昇温して
さらに1時間反応させ、室温(20℃)まで冷却し上澄
液を除き、n−ヘキサン4,000mlを加えてデカン
テーションで上澄液を除く操作を4回繰り返して、固体
生成物(ii)190gを得た。この固体生成物(ii
)の全量をn−ヘキサン3,000ml中に懸濁させた
状態で、20℃でジイソアミルエーテル160gと四塩
化チタン350gとを室温にて約1分間で加え65℃で
1時間反応させた。反応終了後、室温まで冷却し、上澄
液をデカンテーションによって除いたのち、4,000
mlのn−ヘキサンを加え10分間攪拌し、静置して上
澄液を除く操作を5回繰り返したのち、減圧下で乾燥さ
せ固体生成物(iii)を得た。
【0123】(2)予備活性化触媒の調製内容積20L
の傾斜羽根付きステンレス製反応器を窒素ガスで置換し
たのち、n−ヘキサン15L、ジエチルアルミニウムモ
ノクロリド42g、固体生成物(iii)30gを室温
で加えたのち、水素15NLを入れ、プロピレン分圧5
kg/cm2 Gで5分間反応させ、未反応プロピレン
、水素およびn−ヘキサンを減圧で除去し、予備活性化
触媒(vi)を粉粒体で得た(固体生成物(iii)1
g当りプロピレン82.0g反応)。
【0124】(3)重合方法 窒素ガスで置換した内容積400Lのタービン型攪拌羽
根付きステンレス製重合器内に乾燥したn−ヘキサン2
50Lついでジエチルアルミニウムモノクロリド10g
、前記予備活性化触媒(vi)10gおよびp−トルイ
ル酸メチル11.0gを仕込み、さらに水素を気相ガス
中の濃度で製造例5は6モル%、製造例6は8モル%お
よび製造例7は10モル%をそれぞれ保つように添加し
た。ついで器内の温度を70℃に昇温後、該器内にプロ
ピレンを供給し、器内の圧力を10kg/cm2 Gに
昇圧した。そして温度を70℃、圧力を10kg/cm
2 Gに維持しながら4時間重合を継続後、プロピレン
の供給を停止し、未反応のプロピレンを放出し、重合器
内のスラリーの一部を採取して濾過、洗浄および乾燥し
て白色のHCPP(H)粉末を得た。得られたHCPP
(H)は前述のメルトフローレート(MFR)およびア
イソタクチックペンタッド分率(P)を求めるのに供し
た。これらの分析結果を第2表に示した。未反応のプロ
ピレンを放出後、重合器内を温度60℃、圧力0.1k
g/cm2 Gに保ち、第2段階目の重合原料としてエ
チレンの供給比率が33重量%となるよう維持し、エチ
レンの全供給量が製造例5は2.4kg、製造例6は5
.4kgおよび製造例7は8.8kgとそれぞれなるよ
うにエチレンとプロピレンを2時間連続的に供給した。 2時間重合後、エチレンおよびプロピレンの供給を停止
し、未反応のエチレンおよびプロピレンを放出した。つ
いで重合器内にメタノールを25L供給し、温度を75
℃に昇温した。30分後、さらに20重量%の水酸化ナ
トリウム水溶液を100g加え20分間攪拌し、純水1
00Lを加えたのち、残存プロピレンを排出した。水層
を抜き出したのち、さらに100Lの純水を加え10分
間攪拌水洗し、水層を抜き出し、さらにHCPP(B)
−n−ヘキサンスラリーを抜き出し、スラリーを濾過し
、該濾過物を乾燥して白色のHCPP(B)粉末を得た
。得られたHCPP(B)は前述のメルトフローレート
(MFR)および各エチレン含有量を求めるのに供した
。これらの分析結果を第2表に示した。なお、製造例5
〜7で得られたHCPP(B)を、以下それぞれHCP
P(B)−[1]、HCPP(B)−[2]およびHC
PP(B)−[3]と略記する。
【0125】製造例8(実施例122〜143、188
〜198および比較例122〜143、188〜198
で用いる  結晶性エチレン−プロピレンブロック共重
合体(以下、PP(B)と略記する。)  の製造例)
窒素ガスで置換した内容積400Lのタービン型攪拌羽
根付きステンレス製重合器内に乾燥したn−ヘキサン2
50Lついでジエチルアルミニウムモノクロリド10g
、四塩化チタンを金属アルミニウムで還元し粉砕活性化
した市販の触媒(AA型)30gおよびp−トルイル酸
メチル11.0gを仕込み、さらに水素を気相ガス中の
濃度で8モル%を保つように添加した。ついで器内の温
度を70℃に昇温後、該器内にプロピレンを供給し、器
内の圧力を10kg/cm2 Gに昇圧した。そして温
度を70℃、圧力を10kg/cm2 Gに維持しなが
ら4時間重合を継続後、プロピレンの供給を停止し、未
反応のプロピレンを放出し、重合器内のスラリーの一部
を採取して濾過、洗浄および乾燥して白色の結晶性プロ
ピレン単独重合体粉末を得た。得られた重合体は前述の
メルトフローレート(MFR)およびアイソタクチック
ペンタッド分率(P)を求めるのに供した。これらの分
析結果を第2表に示した。未反応のプロピレンを放出後
、重合器内を温度60℃、圧力0.1kg/cm2 G
に保ち、第2段階目の重合原料としてエチレンの供給比
率が33重量%となるよう維持し、エチレンの全供給量
が5.4kgとなるようにエチレンとプロピレンを2時
間連続的に供給した。2時間重合後、エチレンおよびプ
ロピレンの供給を停止し、未反応のエチレンおよびプロ
ピレンを放出した。ついで重合器内にメタノールを25
L供給し、温度を75℃に昇温した。30分後、さらに
20重量%の水酸化ナトリウム水溶液を100g加え2
0分間攪拌し、純水100Lを加えたのち、残存プロピ
レンを排出した。水層を抜き出したのち、さらに100
Lの純水を加え10分間攪拌水洗し、水層を抜き出し、
さらにPP(B)−n−ヘキサンスラリーを抜き出し、
スラリーを濾過し、該濾過物を乾燥して白色のPP(B
)粉末を得た。得られたPP(B)は前述のメルトフロ
ーレート(MFR)および各エチレン含有量を求めるの
に供した。これらの分析結果を第2表に示した。
【0126】実施例1〜11、比較例1〜11結晶性ポ
リオレフィンとして製造例1で製造したMFR2.5g
/10分の安定化されていない粉末状HCPP(H)−
[1]100重量部に、化合物Aとして2,2’−ビス
(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)フルオロフォスフ
ァイト、2,2’−メチレン−ビス(4,6−ジ−t−
ブチルフェニル)フルオロフォスファイトもしくは2,
2’−エチリデン−ビス(4,6−ジ−t−ブチルフェ
ニル)フルオロフォスファイト、化合物Bとして酢酸リ
チウム、2−エチルヘキサン酸ナトリウム、ステアリン
酸カリウム、エルシン酸ストロンチウムもしくはモンタ
ン酸バリウム、化合物Cとしてジヘキシルスルホマロン
酸リチウム、ジ(オクタコシル)スルホマロン酸カリウ
ム、ジヘキシルスルホコハク酸リチウムもしくはジ(2
−エチルヘキシル)スルホコハク酸ナトリウムおよび他
の添加剤のそれぞれ所定量を後述の第3表に記載した配
合割合でヘンシェルミキサー(商品名)に入れ、3分間
攪拌混合したのち、口径30mmの2軸押出機で200
℃にて溶融混練処理してペレット化した。また比較例1
〜11としてMFRが2.5g/10分の安定化されて
いない粉末状HCPP(H)−[1]100重量部に後
述の第3表に記載の添加剤のそれぞれ所定量を配合し、
実施例1〜11に準拠して溶融混練処理してペレットを
得た。剛性および耐熱剛性の評価に用いる試験片は、得
られたペレットを樹脂温度250℃、金型温度50℃で
射出成形により調製した。得られた試験片を用いて前記
の試験方法により剛性および耐熱剛性の評価を行った。 これらの結果を第3表に示した。
【0127】実施例12〜22、比較例12〜22結晶
性ポリオレフィンとして製造例2で製造したMFR10
.6g/10分の安定化されていない粉末状HCPP(
H)−[2]100重量部に、化合物Aとして2,2’
−ビス(4−s−エイコシルフェニル)フルオロフォス
ファイト、2,2’−メチレン−ビス(4,6−ジ−t
−ブチルフェニル)フルオロフォスファイトもしくは2
,2’−エチリデン−ビス(4,6−ジ−t−ブチルフ
ェニル)フルオロフォスファイト、化合物Bとして2−
ヒドロキシテトラデカン酸リチウム、12−ヒドロキシ
オクタデカン酸ナトリウム、18−ヒドロキシオクタデ
カン酸カリウム、リシノール酸ストロンチウムもしくは
セレブロン酸バリウム、化合物Cとしてジパルミチルス
ルホコハク酸ナトリウム、ステアリルスルホコハク酸カ
リウム、ジラウリルスルホグルタル酸リチウムもしくは
ジエルシルスルホグルタル酸カリウムおよび他の添加剤
のそれぞれ所定量を後述の第4表に記載した配合割合で
ヘンシェルミキサー(商品名)に入れ、3分間攪拌混合
したのち、口径30mmの2軸押出機で200℃にて溶
融混練処理してペレット化した。また比較例12〜22
としてMFRが10.6g/10分の安定化されていな
い粉末状HCPP(H)−[2]100重量部に後述の
第4表に記載の添加剤のそれぞれ所定量を配合し、実施
例12〜22に準拠して溶融混練処理してペレットを得
た。  剛性および耐熱剛性の評価に用いる試験片は、
得られたペレットを樹脂温度250℃、金型温度50℃
で射出成形により調製した。得られた試験片を用いて前
記の試験方法により剛性および耐熱剛性の評価を行った
。これらの結果を第4表に示した。
【0128】実施例23〜33、比較例23〜33結晶
性ポリオレフィンとして製造例3で製造したMFR34
.0g/10分の安定化されていない粉末状HCPP(
H)−[3]100重量部に、化合物Aとして2,2’
−メチレン−ビス(4−メチル−6−t−ブチルフェニ
ル)フルオロフォスファイト、2,2’−メチレン−ビ
ス(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)フルオロフォス
ファイトもしくは2,2’−エチリデン−ビス(4,6
−ジ−t−ブチルフェニル)フルオロフォスファイト、
化合物Bとしてシュウ酸リチウム、コハク酸ナトリウム
、アジピン酸カリウム、セバシン酸ストロンチウムもし
くは1,2,3,4−ブタンテトラカルボン酸バリウム
、化合物Cとしてジヘキシルスルホマロン酸リチウム、
ジ(オクタコシル)スルホマロン酸カリウム、ジヘキシ
ルスルホコハク酸リチウムもしくはジ(2−エチルヘキ
シル)スルホコハク酸ナトリウムおよび他の添加剤のそ
れぞれ所定量を後述の第5表に記載した配合割合でヘン
シェルミキサー(商品名)に入れ、3分間攪拌混合した
のち、口径30mmの2軸押出機で200℃にて溶融混
練処理してペレット化した。また比較例23〜33とし
てMFRが34.0g/10分の安定化されていない粉
末状HCPP(H)−[3]100重量部に後述の第5
表に記載の添加剤のそれぞれ所定量を配合し、実施例2
3〜33に準拠して溶融混練処理してペレットを得た。 剛性および耐熱剛性の評価に用いる試験片は、得られた
ペレットを樹脂温度250℃、金型温度50℃で射出成
形により調製した。得られた試験片を用いて前記の試験
方法により剛性および耐熱剛性の評価を行った。これら
の結果を第5表に示した。
【0129】実施例34〜44、比較例34〜44結晶
性ポリオレフィンとして製造例1で製造したMFR2.
5g/10分の安定化されていない粉末状HCPP(H
)−[1]12重量%、MFR7.0g/10分の安定
化されていない粉末状結晶性エチレン−プロピレンラン
ダム共重合体(エチレン含有量2.5重量%)83重量
%およびMI(190℃における荷重2.16kgを加
えた場合の10分間の溶融樹脂の吐出量)5.0g/1
0分の安定化されていない粉末状チーグラー・ナッタ系
高密度エチレン単独重合体(密度0.963g/cm3
 )5重量%とからなる合計100重量部に、化合物A
として2,2’−メチレン−ビス(4,6−ジ−t−ブ
チルフェニル)フルオロフォスファイト、2,2’−メ
チレン−ビス(4,6−ジノニルフェニル)フルオロフ
ォスファイトもしくは2,2’−エチリデン−ビス(4
,6−ジ−t−ブチルフェニル)フルオロフォスファイ
ト、化合物Bとしてグリコール酸リチウム、乳酸ナトリ
ウム、リンゴ酸カリウム、酒石酸マグネシウムもしくは
ブドウ酸ストロンチウム、化合物Cとしてジパルミチル
スルホコハク酸ナトリウム、ステアリルスルホコハク酸
カリウム、ジラウリルスルホグルタル酸リチウムもしく
はジエルシルスルホグルタル酸カリウムおよび他の添加
剤のそれぞれ所定量を後述の第6表に記載した配合割合
でヘンシェルミキサー(商品名)に入れ、3分間攪拌混
合したのち、口径30mmの2軸押出機で200℃にて
溶融混練処理してペレット化した。また比較例34〜4
4としてMFRが2.5g/10分の安定化されていな
い粉末状HCPP(H)−[1]12重量%、MFRが
7.0g/10分の安定化されていない粉末状結晶性エ
チレン−プロピレンランダム共重合体(エチレン含有量
2.5重量%)83重量%およびMIが5.0g/10
分の安定化されていない粉末状チーグラー・ナッタ系高
密度エチレン単独重合体(密度0.963g/cm3 
)5重量%とからなる合計100重量部に後述の第6表
に記載の添加剤のそれぞれ所定量を配合し、実施例34
〜44に準拠して溶融混練処理してペレットを得た。 剛性、耐熱剛性および耐衝撃性の評価に用いる試験片は
、得られたペレットを樹脂温度250℃、金型温度50
℃で射出成形により調製した。得られた試験片を用いて
前記の試験方法により剛性、耐熱剛性および耐衝撃性の
評価を行った。これらの結果を第6表に示した。
【0130】実施例45〜55、比較例45〜55結晶
性ポリオレフィンとして製造例1で製造したMFR2.
5g/10分の安定化されていない粉末状HCPP(H
)−[1]60重量%、MFR7.0g/10分の安定
化されていない粉末状結晶性エチレン−プロピレンラン
ダム共重合体(エチレン含有量4.0重量%)10重量
%、MFR7.0g/10分の安定化されていない粉末
状結晶性エチレン−プロピレン−ブテン−1 3元共重
合体(エチレン含有量4.0重量%、ブテン−1含有量
4.5重量%)10重量%およびMI5.0g/10分
の安定化されていない粉末状チーグラー・ナッタ系高密
度エチレン−プロピレン共重合体(密度0.950g/
cm3 、メチル分岐3.0個/1000炭素)20重
量%とからなる合計100重量部に、化合物Aとして2
,2’−メチレン−ビス(4,6−ジ−t−ブチルフェ
ニル)フルオロフォスファイト、2,2’−エチリデン
−ビス(4−メチル−6−t−ブチルフェニル)フルオ
ロフォスファイトもしくは2,2’−エチリデン−ビス
(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)フルオロフォスフ
ァイト、化合物Bとしてクエン酸バリウム、テレフタル
酸リチウム、ピロメリト酸リチウム、安息香酸ナトリウ
ムもしくはp−トルイル酸ナトリウム、化合物Cとして
ジヘキシルスルホマロン酸リチウム、ジ(オクタコシル
)スルホマロン酸カリウム、ジヘキシルスルホコハク酸
リチウムもしくはジ(2−エチルヘキシル)スルホコハ
ク酸ナトリウムおよび他の添加剤のそれぞれ所定量を後
述の第7表に記載した配合割合でヘンシェルミキサー(
商品名)に入れ、3分間攪拌混合したのち、口径30m
mの2軸押出機で200℃にて溶融混練処理してペレッ
ト化した。また比較例45〜55としてMFRが2.5
g/10分の安定化されていない粉末状HCPP(H)
−[1]60重量%、MFRが7.0g/10分の安定
化されていない粉末状結晶性エチレン−プロピレンラン
ダム共重合体(エチレン含有量4.0重量%)10重量
%、MFRが7.0g/10分の安定化されていない粉
末状結晶性エチレン−プロピレン−ブテン−1の3元共
重合体(エチレン含有量4.0重量%、ブテン−1含有
量4.5重量%)10重量%、MIが5.0g/10分
の安定化されていない粉末状チーグラー・ナッタ系高密
度エチレン−プロピレン共重合体(密度0.950g/
cm3 、メチル分岐3.0個/1000炭素)20重
量%とからなる合計100重量部に後述の第7表に記載
の添加剤のそれぞれ所定量を配合し、実施例45〜55
に準拠して溶融混練処理してペレットを得た。剛性、耐
熱剛性および耐衝撃性の評価に用いる試験片は、得られ
たペレットを樹脂温度250℃、金型温度50℃で射出
成形により調製した。得られた試験片を用いて前記の試
験方法により剛性、耐熱剛性および耐衝撃性の評価を行
った。これらの結果を第7表に示した。
【0131】実施例56〜66、比較例56〜66結晶
性ポリオレフィンとして製造例4で製造したMFR9.
8g/10分の安定化されていない粉末状PP(H)1
00重量部に、化合物Aとして2,2’−メチレン−ビ
ス(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)フルオロフォス
ファイト、2,2’−エチリデン−ビス(4,6−ジ−
t−ブチルフェニル)フルオロフォスファイトもしくは
2,2’−ブチリデン−ビス(4−メチル−6−(1’
−メチルシクロヘキシル)フェニル)フルオロフォスフ
ァイト、化合物Bとしてナフトエ酸ストロンチウム、フ
タル酸ストロンチウム、サリチル酸バリウム、3,5−
ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ安息香酸バリウムもし
くはp−t−ブチル安息香酸アルミニウム、化合物Cと
してジパルミチルスルホコハク酸ナトリウム、ステアリ
ルスルホコハク酸カリウム、ジラウリルスルホグルタル
酸リチウムもしくはジエルシルスルホグルタル酸カリウ
ムおよび他の添加剤のそれぞれ所定量を後述の第8表に
記載した配合割合でヘンシェルミキサー(商品名)に入
れ、3分間攪拌混合したのち、口径30mmの2軸押出
機で200℃にて溶融混練処理してペレット化した。ま
た比較例56〜66として製造例4で製造したMFRが
9.8g/10分の安定化されていない粉末状PP(H
)100重量部に後述の第8表に記載の添加剤のそれぞ
れ所定量を配合し、実施例56〜66に準拠して溶融混
練処理してペレットを得た。剛性および耐熱剛性の評価
に用いる試験片は、得られたペレットを樹脂温度250
℃、金型温度50℃で射出成形により調製した。得られ
た試験片を用いて前記の試験方法により剛性および耐熱
剛性の評価を行った。これらの結果を第8表に示した。
【0132】実施例67〜77、比較例67〜77結晶
性ポリオレフィンとして製造例4で製造したMFR9.
8g/10分の安定化されていない粉末状PP(H)1
00重量部に、化合物Aとして2,2’−メチレン−ビ
ス(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)フルオロフォス
ファイト、2,2’−エチリデン−ビス(4,6−ジ−
t−ブチルフェニル)フルオロフォスファイトもしくは
2,2’−チオ−ビス(4−メチル−6−t−ブチルフ
ェニル)フルオロフォスファイト、化合物Bとしてアニ
ス酸アルミニウム、グルタミン酸モノリチウム、グルタ
ミン酸モノナトリウム、グルタミン酸モノカリウムもし
くはグルタミン酸ストロンチウム、化合物Cとしてジヘ
キシルスルホマロン酸リチウム、ジ(オクタコシル)ス
ルホマロン酸カリウム、ジヘキシルスルホコハク酸リチ
ウムもしくはジ(2−エチルヘキシル)スルホコハク酸
ナトリウムおよび他の添加剤のそれぞれ所定量を後述の
第9表に記載した配合割合でヘンシェルミキサー(商品
名)に入れ、3分間攪拌混合したのち、口径30mmの
2軸押出機で200℃にて溶融混練処理してペレット化
した。また比較例67〜77として製造例4で製造した
MFRが9.8g/10分の安定化されていない粉末状
PP(H)100重量部に後述の第9表に記載の添加剤
のそれぞれ所定量を配合し、実施例67〜77に準拠し
て溶融混練処理してペレットを得た。剛性および耐熱剛
性の評価に用いる試験片は、得られたペレットを樹脂温
度250℃、金型温度50℃で射出成形により調製した
。得られた試験片を用いて前記の試験方法により剛性お
よび耐熱剛性の評価を行った。これらの結果を第9表に
示した。
【0133】実施例78〜88、比較例78〜88結晶
性ポリオレフィンとして製造例5で製造したMFR8.
5g/10分の安定化されていない粉末状HCPP(B
)−[1](エチレン含有量4.2重量%)100重量
部に、化合物Aとして2,2’−メチレン−ビス(4,
6−ジ−t−ブチルフェニル)フルオロフォスファイト
、2,2’−エチリデン−ビス(4,6−ジ−t−ブチ
ルフェニル)フルオロフォスファイトもしくは2,2’
−チオ−ビス(4−メチル−6−α−メチルベンジルフ
ェニル)フルオロフォスファイト、化合物Bとしてグル
タミン酸バリウム、(モノ,ジミックスド)2−エチル
ヘキシルリン酸ナトリウム、(モノ,ジミックスド)ラ
ウリルリン酸カリウム、(モノ,ジミックスド)ステア
リルリン酸カルシウムもしくは(モノ,ジミックスド)
ドコシルリン酸ストロンチウム、化合物Cとしてジパル
ミチルスルホコハク酸ナトリウム、ステアリルスルホコ
ハク酸カリウム、ジラウリルスルホグルタル酸リチウム
もしくはジエルシルスルホグルタル酸カリウムおよび他
の添加剤のそれぞれ所定量を後述の第10表に記載した
配合割合でヘンシェルミキサー(商品名)に入れ、3分
間攪拌混合したのち、口径30mmの2軸押出機で20
0℃にて溶融混練処理してペレット化した。 また比較例78〜88としてMFRが8.5g/10分
の安定化されていない粉末状HCPP(B)−[1](
エチレン含有量4.2重量%)100重量部に後述の第
10表に記載の添加剤のそれぞれ所定量を配合し、実施
例78〜88に準拠して溶融混練処理してペレットを得
た。剛性、耐熱剛性および耐衝撃性の評価に用いる試験
片は、得られたペレットを樹脂温度250℃、金型温度
50℃で射出成形により調製した。得られた試験片を用
いて前記の試験方法により剛性、耐熱剛性および耐衝撃
性の評価を行った。これらの結果を第10表に示した。
【0134】実施例89〜99、比較例89〜99結晶
性ポリオレフィンとして製造例6で製造したMFR9.
0g/10分の安定化されていない粉末状HCPP(B
)−[2](エチレン含有量8.5重量%)100重量
部に、化合物Aとして2,2’−ビス(4,6−ジ−t
−ブチルフェニル)フルオロフォスファイト、2,2’
−メチレン−ビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)
フルオロフォスファイトもしくは2,2’−エチリデン
−ビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)フルオロフ
ォスファイト、化合物Bとして(モノ,ジミックスド)
オクタコシルリン酸バリウム、2,6,8−トリ−t−
ブチル−10−ヒドロキシ−9,10−ジヒドロ−9−
オキサ−10−フォスファフェナンスレン−10−オキ
サイドのリチウム塩、10−ヒドロキシ−9,10−ジ
ヒドロ−9−オキサ−10−フォスファフェナンスレン
−10−オキサイドのナトリウム塩、2−シクロヘキシ
ル−10−ヒドロキシ−9,10−ジヒドロ−9−オキ
サ−10−フォスファフェナンスレン−10−オキサイ
ドのナトリウム塩もしくは6−フェニル−10−ヒドロ
キシ−9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10−フォス
ファフェナンスレン−10−オキサイドのカリウム塩、
化合物Cとしてジヘキシルスルホマロン酸リチウム、ジ
(オクタコシル)スルホマロン酸カリウム、ジヘキシル
スルホコハク酸リチウムもしくはジ(2−エチルヘキシ
ル)スルホコハク酸ナトリウムおよび他の添加剤のそれ
ぞれ所定量を後述の第11表に記載した配合割合でヘン
シェルミキサー(商品名)に入れ、3分間攪拌混合した
のち、口径30mmの2軸押出機で200℃にて溶融混
練処理してペレット化した。また比較例89〜99とし
てMFRが9.0g/10分の安定化されていない粉末
状HCPP(B)−[2](エチレン含有量8.5重量
%)100重量部に後述の第11表に記載の添加剤のそ
れぞれ所定量を配合し、実施例89〜99に準拠して溶
融混練処理してペレットを得た。剛性、耐熱剛性および
耐衝撃性の評価に用いる試験片は、得られたペレットを
樹脂温度250℃、金型温度50℃で射出成形により調
製した。得られた試験片を用いて前記の試験方法により
剛性、耐熱剛性および耐衝撃性の評価を行った。 これらの結果を第11表に示した。
【0135】実施例100〜110、比較例100〜1
10 結晶性ポリオレフィンとして製造例7で製造したMFR
7.7g/10分の安定化されていない粉末状HCPP
(B)−[3](エチレン含有量12.1重量%)10
0重量部に、化合物Aとして2,2’−メチレン−ビス
(4−メチル−6−t−ブチルフェニル)フルオロフォ
スファイト、2,2’−メチレン−ビス(4,6−ジ−
t−ブチルフェニル)フルオロフォスファイトもしくは
2,2’−エチリデン−ビス(4,6−ジ−t−ブチル
フェニル)フルオロフォスファイト、化合物Bとして2
−ベンジル−10−ヒドロキシ−9,10−ジヒドロ−
9−オキサ−10−フォスファフェナンスレン−10−
オキサイドのバリウム塩、6−(α−メチルベンジル)
−8−t−ブチル−10−ヒドロキシ−9,10−ジヒ
ドロ−9−オキサ−10−フォスファフェナンスレン−
10−オキサイドのバリウム塩、リチウム−ジメチル−
ジチオカルバメート、ナトリウム−ジエチル−ジチオカ
ルバメートもしくはカリウム−ジ−n−ブチル−ジチオ
カルバメート、化合物Cとしてジパルミチルスルホコハ
ク酸ナトリウム、ステアリルスルホコハク酸カリウム、
ジラウリルスルホグルタル酸リチウムもしくはジエルシ
ルスルホグルタル酸カリウムおよび他の添加剤のそれぞ
れ所定量を後述の第12表に記載した配合割合でヘンシ
ェルミキサー(商品名)に入れ、3分間攪拌混合したの
ち、口径30mmの2軸押出機で200℃にて溶融混練
処理してペレット化した。また比較例100〜110と
してMFRが7.7g/10分の安定化されていない粉
末状HCPP(B)−[3](エチレン含有量12.1
重量%)100重量部に後述の第12表に記載の添加剤
のそれぞれ所定量を配合し、実施例100〜110に準
拠して溶融混練処理してペレットを得た。剛性、耐熱剛
性および耐衝撃性の評価に用いる試験片は、得られたペ
レットを樹脂温度250℃、金型温度50℃で射出成形
により調製した。得られた試験片を用いて前記の試験方
法により剛性、耐熱剛性および耐衝撃性の評価を行った
。これらの結果を第12表に示した。
【0136】実施例111〜121、比較例111〜1
21 結晶性ポリオレフィンとして製造例6で製造したMFR
9.0g/10分の安定化されていない粉末状HCPP
(B)−[2](エチレン含有量8.5重量%)100
重量部に、化合物Aとして2,2’−メチレン−ビス(
4,6−ジ−t−ブチルフェニル)フルオロフォスファ
イト、2,2’−メチレン−ビス(4,6−ジノニルフ
ェニル)フルオロフォスファイトもしくは2,2’−エ
チリデン−ビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)フ
ルオロフォスファイト、化合物Bとしてリチウム−2−
ベンゾチアゾールチオレート、ナトリウム−2−ベンゾ
チアゾールチオレート、カリウム−2−トリルチアゾー
ルチオレート、リチウム−2−ベンズイミダゾールチオ
レートもしくはナトリウム−2−トリルイミダゾールチ
オレート、化合物Cとしてジヘキシルスルホマロン酸リ
チウム、ジ(オクタコシル)スルホマロン酸カリウム、
ジヘキシルスルホコハク酸リチウムもしくはジ(2−エ
チルヘキシル)スルホコハク酸ナトリウムおよび他の添
加剤のそれぞれ所定量を後述の第13表に記載した配合
割合でヘンシェルミキサー(商品名)に入れ、3分間攪
拌混合したのち、口径30mmの2軸押出機で200℃
にて溶融混練処理してペレット化した。また比較例11
1〜121としてMFRが9.0g/10分の安定化さ
れていない粉末状HCPP(B)−[2](エチレン含
有量8.5重量%)100重量部に後述の第13表に記
載の添加剤のそれぞれ所定量を配合し、実施例111〜
121に準拠して溶融混練処理してペレットを得た。剛
性、耐熱剛性および耐衝撃性の評価に用いる試験片は、
得られたペレットを樹脂温度250℃、金型温度50℃
で射出成形により調製した。得られた試験片を用いて前
記の試験方法により剛性、耐熱剛性および耐衝撃性の評
価を行った。これらの結果を第13表に示した。
【0137】実施例122〜132、比較例122〜1
32 結晶性ポリオレフィンとして製造例8で製造したMFR
8.1g/10分の安定化されていない粉末状PP(B
)(エチレン含有量8.3重量%)100重量部に、化
合物Aとして2,2’−メチレン−ビス(4,6−ジ−
t−ブチルフェニル)フルオロフォスファイト、2,2
’−エチリデン−ビス(4−メチル−6−t−ブチルフ
ェニル)フルオロフォスファイトもしくは2,2’−エ
チリデン−ビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)フ
ルオロフォスファイト、化合物Bとしてカリウム−2−
ベンズイミダゾールチオレート、トリルトリアゾールリ
チウム、ベンゾトリアゾールナトリウム、ベンゾトリア
ゾールカリウムもしくは水酸化マグネシウム、化合物C
としてジパルミチルスルホコハク酸ナトリウム、ステア
リルスルホコハク酸カリウム、ジラウリルスルホグルタ
ル酸リチウムもしくはジエルシルスルホグルタル酸カリ
ウムおよび他の添加剤のそれぞれ所定量を後述の第14
表に記載した配合割合でヘンシェルミキサー(商品名)
に入れ、3分間攪拌混合したのち、口径30mmの2軸
押出機で200℃にて溶融混練処理してペレット化した
。また比較例122〜132として製造例8で製造した
MFRが.81g/10分の安定化されていない粉末状
PP(B)(エチレン含有量8.3重量%)100重量
部に後述の第14表に記載の添加剤のそれぞれ所定量を
配合し、実施例122〜132に準拠して溶融混練処理
してペレットを得た。剛性、耐熱剛性および耐衝撃性の
評価に用いる試験片は、得られたペレットを樹脂温度2
50℃、金型温度50℃で射出成形により調製した。得
られた試験片を用いて前記の試験方法により剛性、耐熱
剛性および耐衝撃性の評価を行った。これらの結果を第
14表に示した。
【0138】実施例133〜143、比較例133〜1
43 結晶性ポリオレフィンとして製造例8で製造したMFR
8.1g/10分の安定化されていない粉末状PP(B
)(エチレン含有量8.3重量%)100重量部に、化
合物Aとして2,2’−メチレン−ビス(4,6−ジ−
t−ブチルフェニル)フルオロフォスファイト、2,2
’−エチリデン−ビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニ
ル)フルオロフォスファイトもしくは2,2’−チオ−
ビス(4−メチル−6−t−ブチルフェニル)フルオロ
フォスファイト、化合物Bとして水酸化アルミニウム、
炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、酸化マグネシウム
もしくはハイドロタルサイト、化合物Cとしてジヘキシ
ルスルホマロン酸リチウム、ジ(オクタコシル)スルホ
マロン酸カリウム、ジヘキシルスルホコハク酸リチウム
もしくはジ(2−エチルヘキシル)スルホコハク酸ナト
リウムおよび他の添加剤のそれぞれ所定量を後述の第1
5表に記載した配合割合でヘンシェルミキサー(商品名
)に入れ、3分間攪拌混合したのち、口径30mmの2
軸押出機で200℃にて溶融混練処理してペレット化し
た。また比較例133〜143として製造例8で製造し
たMFRが8.1g/10分の安定化されていない粉末
状PP(B)(エチレン含有量8.3重量%)100重
量部に後述の第15表に記載の添加剤のそれぞれ所定量
を配合し、実施例133〜143に準拠して溶融混練処
理してペレットを得た。剛性、耐熱剛性および耐衝撃性
の評価に用いる試験片は、得られたペレットを樹脂温度
250℃、金型温度50℃で射出成形により調製した。 得られた試験片を用いて前記の試験方法により剛性、耐
熱剛性および耐衝撃性の評価を行った。これらの結果を
第15表に示した。
【0139】実施例144〜154、比較例144〜1
54 結晶性ポリオレフィンとして製造例1で製造したMFR
2.5g/10分の安定化されていない粉末状HCPP
(H)−[1]100重量部に、化合物Aとして2,2
’−ビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)フルオロ
フォスファイト、2,2’−メチレン−ビス(4,6−
ジ−t−ブチルフェニル)フルオロフォスファイトもし
くは2,2’−エチリデン−ビス(4,6−ジ−t−ブ
チルフェニル)フルオロフォスファイト、化合物Cとし
てジヘキシルスルホマロン酸リチウム、ジ(オクタコシ
ル)スルホマロン酸カリウム、ジヘキシルスルホコハク
酸リチウムもしくはジ(2−エチルヘキシル)スルホコ
ハク酸ナトリウム、化合物Dとしてラウリルアミン、N
,N−ジココアミン、N−ステアリル−N,N−ジメチ
ルアミンもしくはヘキサメチレンジアミンおよび他の添
加剤のそれぞれ所定量を後述の第16表に記載した配合
割合でヘンシェルミキサー(商品名)に入れ、3分間攪
拌混合したのち、口径30mmの2軸押出機で200℃
にて溶融混練処理してペレット化した。また比較例14
4〜154としてMFRが2.5g/10分の安定化さ
れていない粉末状HCPP(H)−[1]100重量部
に後述の第16表に記載の添加剤のそれぞれ所定量を配
合し、実施例144〜154に準拠して溶融混練処理し
てペレットを得た。剛性および耐熱剛性の評価に用いる
試験片は、得られたペレットを樹脂温度250℃、金型
温度50℃で射出成形により調製した。得られた試験片
を用いて前記の試験方法により剛性および耐熱剛性の評
価を行った。これらの結果を第16表に示した。
【0140】実施例155〜165、比較例155〜1
65 結晶性ポリオレフィンとして製造例4で製造したMFR
9.8g/10分の安定化されていない粉末状PP(H
)100重量部に、化合物Aとして2,2’−メチレン
−ビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)フルオロフ
ォスファイト、2,2’−エチリデン−ビス(4,6−
ジ−t−ブチルフェニル)フルオロフォスファイトもし
くは2,2’−チオ−ビス(4−メチル−6−t−ブチ
ルフェニル)フルオロフォスファイト、化合物Cとして
ジパルミチルスルホコハク酸ナトリウム、ステアリルス
ルホコハク酸カリウム、ジラウリルスルホグルタル酸リ
チウムもしくはジエルシルスルホグルタル酸カリウム、
化合物DとしてN−タロウ−1,3−ジアミノプロパン
、ヘキサメチレンテトラミン、N−ドコシル−N,N,
N−トリメチルアンモニウムクロライドもしくはN,N
,N−トリエチル−N−ベンジルアンモニウムクロライ
ドおよび他の添加剤のそれぞれ所定量を後述の第17表
に記載した配合割合でヘンシェルミキサー(商品名)に
入れ、3分間攪拌混合したのち、口径30mmの2軸押
出機で200℃にて溶融混練処理してペレット化した。 また比較例155〜165として製造例4で製造したM
FRが9.8g/10分の安定化されていない粉末状P
P(H)100重量部に後述の第17表に記載の添加剤
のそれぞれ所定量を配合し、実施例155〜165に準
拠して溶融混練処理してペレットを得た。剛性および耐
熱剛性の評価に用いる試験片は、得られたペレットを樹
脂温度250℃、金型温度50℃で射出成形により調製
した。得られた試験片を用いて前記の試験方法により剛
性および耐熱剛性の評価を行った。これらの結果を第1
7表に示した。
【0141】実施例166〜176、比較例166〜1
76 結晶性ポリオレフィンとして製造例6で製造したMFR
9.0g/10分の安定化されていない粉末状HCPP
(B)−[2](エチレン含有量8.5重量%)100
重量部に、化合物Aとして2,2’−ビス(4,6−ジ
−t−ブチルフェニル)フルオロフォスファイト、2,
2’−メチレン−ビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニ
ル)フルオロフォスファイトもしくは2,2’−エチリ
デン−ビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)フルオ
ロフォスファイト、化合物Cとしてジヘキシルスルホマ
ロン酸リチウム、ジ(オクタコシル)スルホマロン酸カ
リウム、ジヘキシルスルホコハク酸リチウムもしくはジ
(2−エチルヘキシル)スルホコハク酸ナトリウム、化
合物DとしてN,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)−
N−オレイル−N−メチルアンモニウムクロライド、N
,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)ステアリルアミノ
ベタイン、トリイソプロパノールアミンもしくはN,N
−ビス(2−ヒドロキシエチル)ココアミンおよび他の
添加剤のそれぞれ所定量を後述の第18表に記載した配
合割合でヘンシェルミキサー(商品名)に入れ、3分間
攪拌混合したのち、口径30mmの2軸押出機で200
℃にて溶融混練処理してペレット化した。また比較例1
66〜176としてMFRが9.0g/10分の安定化
されていない粉末状HCPP(B)−[2](エチレン
含有量8.5重量%)100重量部に後述の第18表に
記載の添加剤のそれぞれ所定量を配合し、実施例166
〜176に準拠して溶融混練処理してペレットを得た。 剛性、耐熱剛性および耐衝撃性の評価に用いる試験片は
、得られたペレットを樹脂温度250℃、金型温度50
℃で射出成形により調製した。得られた試験片を用いて
前記の試験方法により剛性、耐熱剛性および耐衝撃性の
評価を行った。これらの結果を第18表に示した。
【0142】実施例177〜187、比較例177〜1
87 結晶性ポリオレフィンとして製造例6で製造したMFR
9.0g/10分の安定化されていない粉末状HCPP
(B)−[2](エチレン含有量8.5重量%)100
重量部に、化合物Aとして2,2’−メチレン−ビス(
4,6−ジ−t−ブチルフェニル)フルオロフォスファ
イト、2,2’−メチレン−ビス(4,6−ジノニルフ
ェニル)フルオロフォスファイトもしくは2,2’−エ
チリデン−ビス(,46−ジ−t−ブチルフェニル)フ
ルオロフォスファイト、化合物Cとしてジパルミチルス
ルホコハク酸ナトリウム、ステアリルスルホコハク酸カ
リウム、ジラウリルスルホグルタル酸リチウムもしくは
ジエルシルスルホグルタル酸カリウム、化合物Dとして
N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)タロウアミン、
オクタデカン酸2−[(2−ヒドロキシエチル)オクタ
デシルアミノ]エチルエステル、(オクタデシルイミノ
)ジエチレンジステアレートもしくはポリオキシエチレ
ンラウリルアミノエーテルおよび他の添加剤のそれぞれ
所定量を後述の第19表に記載した配合割合でヘンシェ
ルミキサー(商品名)に入れ、3分間攪拌混合したのち
、口径30mmの2軸押出機で200℃にて溶融混練処
理してペレット化した。また比較例177〜187とし
てMFRが9.0g/10分の安定化されていない粉末
状HCPP(B)−[2](エチレン含有量8.5重量
%)100重量部に後述の第19表に記載の添加剤のそ
れぞれ所定量を配合し、実施例177〜187に準拠し
て溶融混練処理してペレットを得た。剛性、耐熱剛性お
よび耐衝撃性の評価に用いる試験片は、得られたペレッ
トを樹脂温度250℃、金型温度50℃で射出成形によ
り調製した。得られた試験片を用いて前記の試験方法に
より剛性、耐熱剛性および耐衝撃性の評価を行った。こ
れらの結果を第19表に示した。
【0143】実施例188〜198、比較例188〜1
98 結晶性ポリオレフィンとして製造例8で製造したMFR
8.1g/10分の安定化されていない粉末状PP(B
)(エチレン含有量8.3重量%)100重量部に、化
合物Aとして2,2’−メチレン−ビス(4,6−ジ−
t−ブチルフェニル)フルオロフォスファイト、2,2
’−エチリデン−ビス(4−メチル−6−t−ブチルフ
ェニル)フルオロフォスファイトもしくは2,2’−エ
チリデン−ビス(,46−ジ−t−ブチルフェニル)フ
ルオロフォスファイト、化合物Cとしてジヘキシルスル
ホマロン酸リチウム、ジ(オクタコシル)スルホマロン
酸カリウム、ジヘキシルスルホコハク酸リチウムもしく
はジ(2−エチルヘキシル)スルホコハク酸ナトリウム
、化合物Dとしてポリオキシエチレンステアリルアミノ
エーテル、N,N,N’,N’−テトラ(2−ヒドロキ
シエチル)−1,3−ジアミノプロパン、N−タロウ−
N,N’,N’−トリス(2−ヒドロキシエチル)−1
,3−ジアミノプロパンもしくはN,N−ジココ−N’
,N’−ビス(2−ヒドロキシエチル)−1,6−ジア
ミノヘキサンおよび他の添加剤のそれぞれ所定量を後述
の第20表に記載した配合割合でヘンシェルミキサー(
商品名)に入れ、3分間攪拌混合したのち、口径30m
mの2軸押出機で200℃にて溶融混練処理してペレッ
ト化した。また比較例188〜198として製造例8で
製造したMFRが8.1g/10分の安定化されていな
い粉末状PP(B)(エチレン含有量8.3重量%)1
00重量部に後述の第20表に記載の添加剤のそれぞれ
所定量を配合し、実施例188〜198に準拠して溶融
混練処理してペレットを得た。剛性、耐熱剛性および耐
衝撃性の評価に用いる試験片は、得られたペレットを樹
脂温度250℃、金型温度50℃で射出成形により調製
した。得られた試験片を用いて前記の試験方法により剛
性、耐熱剛性および耐衝撃性の評価を行った。 これらの結果を第20表に示した。
【0144】第3表〜第20表に示される本発明にかか
わる化合物および添加剤は下記の通りである。 化合物A[1]:2,2’−ビス(4,6−ジ−t−ブ
チルフェニル)フルオロフォスファイト化合物A[2]
:2,2’−ビス(4−s−エイコシルフェニル)フル
オロフォスファイト 化合物A[3]:2,2’−メチレン−ビス(4−メチ
ル−6−t−ブチルフェニル)フルオロフォスファイト
化合物A[4]:2,2’−メチレン−ビス(4,6−
ジ−t−ブチルフェニル)フルオロフォスファイト化合
物A[5]:2,2’−メチレン−ビス(4,6−ジノ
ニルフェニル)フルオロフォスファイト化合物A[6]
:2,2’−エチリデン−ビス(4−メチル−6−t−
ブチルフェニル)フルオロフォスファイト 化合物A[7]:2,2’−エチリデン−ビス(4,6
−ジ−t−ブチルフェニル)フルオロフォスファイト化
合物A[8]:2,2’−ブチリデン−ビス(4−メチ
ル−6−(1’−メチルシクロヘキシル)フェニル)フ
ルオロフォスファイト 化合物A[9]:2,2’−チオ−ビス(4−メチル−
6−t−ブチルフェニル)フルオロフォスファイト化合
物A[10]:2,2’−チオ−ビス(4−メチル−6
−α−メチルベンジルフェニル)フルオロフォスファイ
【0145】化合物B[1]:酢酸リチウム化合物B[
2]:2−エチルヘキサン酸ナトリウム化合物B[3]
:ステアリン酸カリウム化合物B[4]:エルシン酸ス
トロンチウム化合物B[5]:モンタン酸バリウム 化合物B[6]:2−ヒドロキシテトラデカン酸リチウ
ム 化合物B[7]:12−ヒドロキシオクタデカン酸ナト
リウム 化合物B[8]:18−ヒドロキシオクタデカン酸カリ
ウム 化合物B[9]:リシノール酸ストロンチウム化合物B
[10]:セレブロン酸バリウム化合物B[11]:シ
ュウ酸リチウム 化合物B[12]:コハク酸ナトリウム化合物B[13
]:アジピン酸カリウム化合物B[14]:セバシン酸
ストロンチウム化合物B[15]:1,2,3,4−ブ
タンテトラカルボン酸バリウム
【0146】化合物B[16]:グリコール酸リチウム
化合物B[17]:乳酸ナトリウム 化合物B[18]:リンゴ酸カリウム 化合物B[19]:酒石酸マグネシウム化合物B[20
]:ブドウ酸ストロンチウム化合物B[21]:クエン
酸バリウム 化合物B[22]:テレフタル酸リチウム化合物B[2
3]:ピロメリト酸リチウム化合物B[24]:安息香
酸ナトリウム化合物B[25]:p−トルイル酸ナトリ
ウム化合物B[26]:ナフトエ酸ストロンチウム化合
物B[27]:フタル酸ストロンチウム化合物B[28
]:サリチル酸バリウム化合物B[29]:3,5−ジ
−t−ブチル−4−ヒドロキシ安息香酸バリウム 化合物B[30]:p−t−ブチル安息香酸アルミニウ
【0147】化合物B[31]:アニス酸アルミニウム
化合物B[32]:グルタミン酸モノリチウム化合物B
[33]:グルタミン酸モノナトリウム化合物B[34
]:グルタミン酸モノカリウム化合物B[35]:グル
タミン酸ストロンチウム化合物B[36]:グルタミン
酸バリウム化合物B[37]:(モノ,ジミックスド)
2−エチルヘキシルリン酸ナトリウム 化合物B[38]:(モノ,ジミックスド)ラウリルリ
ン酸カリウム 化合物B[39]:(モノ,ジミックスド)ステアリル
リン酸カルシウム 化合物B[40]:(モノ,ジミックスド)ドコシルリ
ン酸ストロンチウム 化合物B[41]:(モノ,ジミックスド)オクタコシ
ルリン酸バリウム 化合物B[42]:2,6,8−トリ−t−ブチル−1
0−ヒドロキシ−9,10−ジヒドロ−9−オキサ−1
0−フォスファフェナンスレン−10−オキサイドのリ
チウム塩 化合物B[43]:10−ヒドロキシ−9,10−ジヒ
ドロ−9−オキサ−10−フォスファフェナンスレン−
10−オキサイドのナトリウム塩 化合物B[44]:2−シクロヘキシル−10−ヒドロ
キシ−9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10−フォス
ファフェナンスレン−10−オキサイドのナトリウム塩
化合物B[45]:6−フェニル−10−ヒドロキシ−
9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10−フォスファフ
ェナンスレン−10−オキサイドのカリウム塩
【014
8】化合物B[46]:2−ベンジル−10−ヒドロキ
シ−9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10−フォスフ
ァフェナンスレン−10−オキサイドのバリウム塩 化合物B[47]:6−(α−メチルベンジル)−8−
t−ブチル−10−ヒドロキシ−9,10−ジヒドロ−
9−オキサ−10−フォスファフェナンスレン−10−
オキサイドのバリウム塩 化合物B[48]:リチウム−ジメチル−ジチオカルバ
メート 化合物B[49]:ナトリウム−ジエチル−ジチオカル
バメート 化合物B[50]:カリウム−ジ−n−ブチル−ジチオ
カルバメート 化合物B[51]:リチウム−2−ベンゾチアゾールチ
オレート 化合物B[52]:ナトリウム−2−ベンゾチアゾール
チオレート 化合物B[53]:カリウム−2−トリルチアゾールチ
オレート 化合物B[54]:リチウム−2−ベンズイミダゾール
チオレート 化合物B[55]:ナトリウム−2−トリルイミダゾー
ルチオレート 化合物B[56]:カリウム−2−ベンズイミダゾール
チオレート 化合物B[57]:トリルトリアゾールリチウム化合物
B[58]:ベンゾトリアゾールナトリウム化合物B[
59]:ベンゾトリアゾールカリウム化合物B[60]
:水酸化マグネシウム
【0149】化合物B[61]:
水酸化アルミニウム化合物B[62]:炭酸マグネシウ
ム 化合物B[63]:炭酸カルシウム 化合物B[64]:酸化マグネシウム 化合物B[65]:ハイドロタルサイト(Mg4.5 
Al2(OH)13CO3・3.5H2 O)[協和化
学工業(株)製  DHT−4A] 化合物C[1]:ジヘキシルスルホマロン酸リチウム化
合物C[2]:ジ(オクタコシル)スルホマロン酸カリ
ウム 化合物C[3]:ジヘキシルスルホコハク酸リチウム化
合物C[4]:ジ(2−エチルヘキシル)スルホコハク
酸ナトリウム 化合物C[5]:ジパルミチルスルホコハク酸ナトリウ
ム 化合物C[6]:ジステアリルスルホコハク酸カリウム
化合物C[7]:ジラウリルスルホグルタル酸リチウム
化合物C[8]:ジエルシルスルホグルタル酸カリウム
【0150】化合物D[1]:ラウリルアミン化合物D
[2]:N,N−ジココアミン化合物D[3]:N−ス
テアリル−N,N−ジメチルアミン 化合物D[4]:ヘキサメチレンジアミン化合物D[5
]:N−タロウ−1,3−ジアミノプロパン 化合物D[6]:ヘキサメチレンテトラミン化合物D[
7]:N−ドコシル−N,N,N−トリメチルアンモニ
ウムクロライド 化合物D[8]:N,N,N−トリエチル−N−ベンジ
ルアンモニウムクロライド 化合物D[9]:N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル
)−N−オレイル−N−メチルアンモニウムクロライド 化合物D[10]:N,N−ビス(2−ヒドロキシエチ
ル)ステアリルアミノベタイン 化合物D[11]:トリイソプロパノールアミン化合物
D[12]:N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)コ
コアミン 化合物D[13]:N,N−ビス(2−ヒドロキシエチ
ル)タロウアミン 化合物D[14]:オクタデカン酸2−[(2−ヒドロ
キシエチル)オクタデシルアミノ]エチルエステル化合
物D[15]:(オクタデシルイミノ)ジエチレンジス
テアレート
【0151】化合物D[16]:ポリオキシエチレンラ
ウリルアミノエーテル
【化8】 化合物D[17]:ポリオキシエチレンステアリルアミ
ノエーテル
【化9】 化合物D[18]:N,N,N’,N’−テトラ(2−
ヒドロキシエチル)−1,3−ジアミノプロパン化合物
D[19]:N−タロウ−N,N’,N’−トリス(2
−ヒドロキシエチル)−1,3−ジアミノプロパン 化合物D[20]:N,N−ジココ−N’,N’−ビス
(2−ヒドロキシエチル)−1,6−ジアミノヘキサン
【0152】無機充填剤1:タルク(平均粒径2〜3μ
) 無機充填剤2:二酸化ケイ素(平均粒径1.8μ)無機
充填剤3:硫酸バリウム(平均粒径0.4〜0.6μ) フェノール系酸化防止剤1:2,6−ジ−t−ブチル−
p−クレゾール フェノール系酸化防止剤2:テトラキス[メチレン−3
−(3’,5’−ジ−t−ブチル−4’−ヒドロキシフ
ェニル)プロピオネート]メタン フェノール系酸化防止剤3:1,3,5−トリメチル−
2,4,6−トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒ
ドロキシベンジル)ベンゼン フェノール系酸化防止剤4:トリス(3,5−ジ−t−
ブチル−4−ヒドロキシベンジル)イソシアヌレートフ
ェノール系酸化防止剤5:n−オクタデシル−β−(4
’−ヒドロキシ−3’,5’−ジ−t−ブチルフェニル
)プロピオネート フェノール系酸化防止剤6:トリス(4−t−ブチル−
3−ヒドロキシ−2,6−ジメチルベンジル)イソシア
ヌレート
【0153】フェノール系酸化防止剤7:3,9−ビス
[1,1−ジメチル−2−{β−(3−t−ブチル−4
−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロピオニルオキ
シ}エチル]−2,4,8,10−テトラオキサスピロ
[5.5]ウンデカン フェノール系酸化防止剤8:2,2−ビス[4−〔2−
(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニルプ
ロピオニルオキシ)エトキシ〕フェニル]プロパンフェ
ノール系酸化防止剤9:ビス[2−(3’−t−ブチル
−2’−ヒドロキシ−5’−メチルベンジル)−6−t
−ブチル−4−メチルフェニル]テレフタレートフェノ
ール系酸化防止剤10:ビス[3,3−ビス(4’−ヒ
ドロキシ−3’−t−ブチルフェニル)ブチリックアシ
ッド]エチレングリコールエステルフェノール系酸化防
止剤11:2,2’−エチリデン−ビス(4,6−ジ−
t−ブチルフェノール)フェノール系酸化防止剤12:
2−t−ブチル−6−(3−t−ブチル−2−ヒドロキ
シ−5−メチルベンジル)−4−メチルフェニルアクリ
レートフェノール系酸化防止剤13:トコフェロール

0154】チオエーテル系酸化防止剤1:ジミリスチル
チオジプロピオネート チオエーテル系酸化防止剤2:ジステアリルチオジプロ
ピオネート チオエーテル系酸化防止剤3:ペンタエリスリトール−
テトラキス(3−ラウリルチオプロピオネート)リン系
酸化防止剤1:ビス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル
)−ペンタエリスリトール−ジフォスファイトリン系酸
化防止剤2:ビス(2,6−ジ−t−ブチル−4−メチ
ルフェニル)−ペンタエリスリトール−ジフォスファイ
ト リン系酸化防止剤3:ビス(2,4,6−トリ−t−ブ
チルフェニル)ペンタエリスリトール−ジフォスファイ
ト リン系酸化防止剤4:テトラキス(2,4−ジ−t−ブ
チルフェニル)−4,4’−ビフェニレン−ジ−フォス
フォナイト リン系酸化防止剤5:トリス(2,4−ジ−t−ブチル
フェニル)フォスファイト リン系酸化防止剤6:2,2’−メチレン−ビス(4,
6−ジ−t−ブチルフェニル)オクチルフォスファイト
【0155】光安定剤1:2−ヒドロキシ−4−n−オ
クトキシベンゾフェノン 光安定剤2:2−(2’−ヒドロキシ−3’−t−ブチ
ル−5’−メチルフェニル)−5−クロロベンゾトリア
ゾール 光安定剤3:2,4−ジ−t−ブチルフェニル−3’,
5’−ジ−t−ブチル−4’−ヒドロキシベンゾエート
光安定剤4:ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4
−ピペリジル)セバケート 光安定剤5:テトラキス(2,2,6,6−テトラメチ
ル−4−ピペリジル)1,2,3,4−ブタンテトラカ
ルボキシレート 光安定剤6:3,9−ビス[1,1−ジメチル−2−{
トリス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペ
リジルオキシカルボニル)ブチルカルボニルオキシ}エ
チル]−2,4,8,10−テトラオキサスピロ[5.
5]ウンデカン 光安定剤7:ポリ[[6−[(1,1,3,3−テトラ
メチルブチル)イミノ]−1,3,5−トリアジン−2
,4−ジイル][(2,2,6,6−テトラメチル−4
−ピペリジル)イミノ]ヘキサメチレン[(2,2,6
,6−テトラメチル−4−ピペリジル)イミノ]]光安
定剤8:ポリ[[6−モルフォリノ−1,3,5−トリ
アジン−2,4−ジイル][(2,2,6,6−テトラ
メチル−4−ピペリジル)イミノ]ヘキサメチレン[(
2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)イミ
ノ]]
【0156】重金属不活性化剤1:N,N’−ビス[2
−〔3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフ
ェニル)プロピオニルオキシ〕エチル]オキサミド重金
属不活性化剤2:トリス[2−t−ブチル−4−チオ(
2’−メチル−4’−ヒドロキシ−5’−t−ブチルフ
ェニル)−5−メチルフェニル]フォスファイト重金属
不活性化剤3:N,N’−ビス[3−(3,5−ジ−t
−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオニル]ヒ
ドラジン 重金属不活性化剤4:3−サリシロイルアミノ−1,2
,4−トリアゾール 重金属不活性化剤5:デカメチレンジカルボキシリック
アシッド−ビス(N’−サリシロイルヒドラジド)
【0
157】ラジカル発生剤1:2,5−ジ−メチル−2,
5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサンラジカル発生
剤2:1,3−ビス(t−ブチルパーオキシイソプロピ
ル)ベンゼン 透明化剤1:1・3,2・4−ジベンジリデンソルビト
ール 透明化剤2:1・3,2・4−ジ(p−メチルベンジリ
デン)ソルビトール 透明化剤3:1・3,2・4−ジ(p−エチルベンジリ
デン)ソルビトール 透明化剤4:1・3−p−クロルベンジリデン−2・4
−p−メチルベンジリデンソルビトール 帯電防止剤:グリセリルモノステアレート
【0158】
滑剤1:オレイン酸アミド滑剤2:エルカ酸アミド 滑剤3:N,N’−エチレン−ビス−ステアロアミドE
PR:非晶性エチレン−プロピレンランダム共重合体(
ムーニー粘度ML1+4(100℃)63、プロピレン
含有量23重量%;日本合成ゴム(株)製  JSR 
 T7961) EPDM:非晶性エチレン−プロピレン−エチリデンノ
ルボルネンランダム共重合体(ムーニー粘度ML1+4
(100℃)82、プロピレン含有量26重量%、ヨウ
素価15.0;日本合成ゴム(株(株))製  JSR
  EP57P) 造核剤:安息香酸
【0159】潤滑剤1:ステアリン酸カルシウム潤滑剤
2:ステアリン酸亜鉛 スルホン酸金属塩1:ナトリウムα−オレフィンスルフ
ォネート スルホン酸金属塩2:ナトリウムドデシルベンゼンスル
フォネート 芳香族アミン:4,4’−ビス(α,α’−ジメチルベ
ンジル)−ジフェニルアミン
【0160】後述の第3表に記載の実施例および比較例
は、結晶性ポリオレフィンとして結晶性プロピレン単独
重合体を用いた場合である。第3表からわかるように、
実施例1〜11は本発明にかかわる化合物A、化合物B
および化合物Cを配合したものであり、実施例1〜11
と比較例1(化合物Aのみを配合したもの)とをくらべ
てみると、実施例1〜11は剛性面が著しく優れている
ことがわかる。また化合物Aに化合物B、化合物B以外
の化合物(潤滑剤、造核剤、無機充填剤)もしくは化合
物Cをそれぞれ併用した比較例2〜6と実施例1〜11
をくらべてみると、比較例2〜6の剛性面の改善効果は
いまだ充分ではなく、とりわけ化合物Aに化合物Cを併
用した比較例6は比較例1にくらべて剛性面が低下して
いることがわかる。さらに実施例1〜11の化合物Cの
替わりに化合物C以外のスルホン酸金属塩または化合物
Bの替わりに化合物B以外の化合物(潤滑剤、造核剤、
無機充填剤)をそれぞれ配合した比較例7〜11と実施
例1〜11をくらべてみると、比較例7〜11は比較例
2〜5とほぼ同程度の剛性面の改善効果であることがわ
かる。
【0161】すなわち、化合物Aおよび化合物Bに化合
物C以外のスルホン酸金属塩または化合物Aおよび化合
物Cに化合物B以外の化合物(潤滑剤、造核剤、無機充
填剤)を配合しても剛性面の改善効果はほとんど認めら
れないことがわかる。従って、本発明にかかわる化合物
A、化合物Bおよび化合物Cの3成分の配合を同時に満
たさない比較各例は、本発明の効果を奏さないことが明
らかである。すなわち、本発明で得られる剛性面は、結
晶性ポリオレフィンに化合物A、化合物Bおよび化合物
Cを配合したときにはじめてみられる特有の効果である
といえる。
【0162】第4表〜第15表は、結晶性ポリオレフィ
ンとしてそれぞれ(イ)結晶性プロピレン単独重合体、
(ロ)結晶性プロピレン単独重合体、結晶性エチレン−
プロピレンランダム共重合体および高密度エチレン単独
重合体の混合物、(ハ)結晶性プロピレン単独重合体、
結晶性エチレン−プロピレンランダム共重合体、結晶性
エチレン−プロピレン−ブテン−1の3元共重合体およ
び高密度エチレン−プロピレン共重合体の混合物または
(ニ)結晶性エチレン−プロピレンブロック共重合体を
用いたものであり、これらについても上述と同様の効果
が確認された。
【0163】また、第6表〜第7表および第10表〜第
15表の本発明組成物である実施各例において、化合物
A、化合物Bおよび化合物Cを配合することによって剛
性面の向上に伴う耐衝撃性の低下がみられず、比較各例
とくらべても耐衝撃性は何ら遜色のないことが確認され
た。
【0164】さらに、第16表に記載の実施例および比
較例は、結晶性ポリオレフィンとして結晶性プロピレン
単独重合体を用いた場合である。第16表からわかるよ
うに、実施例144〜154は本発明にかかわる化合物
A、化合物Cおよび化合物Dを配合したものであり、実
施例144〜154と比較例144(化合物Aのみを配
合したもの)とをくらべてみると、実施例144〜15
4は剛性面が著しく優れていることがわかる。
【0164】また化合物Aに化合物C、化合物C以外の
化合物(スルホン酸金属塩、造核剤、無機充填剤)もし
くは化合物Dをそれぞれ併用した比較例145〜149
と実施例144〜154をくらべてみると、比較例14
5〜149の剛性面の改善効果はいまだ充分ではなく、
とりわけ化合物Aに化合物Cを併用した比較例145お
よび化合物Aに化合物Dを併用した比較例149は比較
例144にくらべて剛性面が低下していることがわかる
。さらに実施例144〜154の化合物Dの替わりに化
合物D以外の芳香族アミンまたは化合物Cの替わりに化
合物C以外の化合物(スルホン酸金属塩、造核剤、無機
充填剤)をそれぞれ配合した比較例150〜154と実
施例144〜154をくらべてみると、比較例150〜
154は比較例146〜148とほぼ同程度の剛性面の
改善効果であることがわかる。
【0165】すなわち、化合物Aおよび化合物Cに化合
物D以外の芳香族アミンまたは化合物Aおよび化合物D
に化合物C以外の化合物(スルホン酸金属塩、造核剤、
無機充填剤)を配合しても剛性面の改善効果はほとんど
認められないことがわかる。従って、本発明にかかわる
化合物A、化合物Cおよび化合物Dの3成分の配合を同
時に満たさない比較各例は、本発明の効果を奏さないこ
とが明らかである。すなわち、本発明で得られる剛性面
は、結晶性ポリオレフィンに化合物A、化合物Cおよび
化合物Dを配合したときにはじめてみられる特有の効果
であるといえる。第17表〜第20表は、結晶性ポリオ
レフィンとしてそれぞれ結晶性プロピレン単独重合体、
結晶性エチレン−プロピレンブロック共重合体を用いた
ものであり、これらについても上述と同様の効果が確認
された。
【0166】また、第18表〜第20表の本発明組成物
である実施各例において、化合物A、化合物Cおよび化
合物Dを配合することによって剛性面の向上に伴う耐衝
撃性の低下がみられず、比較各例とくらべても耐衝撃性
は何ら遜色のないことが確認された。
【0167】
【発明の効果】本発明の組成物は、(1)成形品とした
ときの該成形品の剛性面が著しく優れている。(2)成
形品の薄肉化を計ることができ省資源に寄与するばかり
でなく、成形時の冷却速度も早くなるので単位時間当り
の成形速度を早くすることができ生産性の向上にも寄与
できる。
【0168】
【表1】
【表2】
【0169】
【表3】
【0170】
【表4】
【0171】
【表5】
【0172】
【表6】
【0173】
【表7】
【0174】
【表8】
【0175】
【表9】
【0176】
【表10】
【0177】
【表11】
【0178】
【表12】
【0179】
【表13】
【0180】
【表14】
【0181】
【表15】
【0182】
【表16】
【0183】
【表17】
【0184】
【表18】
【0185】
【表19】
【0186】
【表20】

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】    結晶性ポリオレフィン100重量
    部に対して、下記化1で示されるフルオロフォスファイ
    ト系化合物(以下、化合物Aという。)および下記(イ
    )〜(リ)から選ばれた1種または2種以上の化合物(
    以下、化合物Bという。)をそれぞれ0.001〜1重
    量部、下記化2で示されるスルホン酸金属塩(以下、化
    合物Cという。)を0.01〜1重量部配合してなる結
    晶性ポリオレフィン組成物。 (イ)脂肪族モノカルボン酸金属塩、ヒドロキシ高級脂
    肪酸金属塩、脂肪族ポリカルボン酸金属塩もしくはグル
    タミン酸金属塩(ただし、金属はリチウム、ナトリウム
    、カリウム、ストロンチウムもしくはバリウムを示す。 ) (ロ)炭素数2〜6の脂肪族ヒドロキシ酸の金属塩(た
    だし、金属はリチウム、ナトリウム、カリウム、マグネ
    シウム、ストロンチウムもしくはバリウムを示す。)(
    ハ)芳香族カルボン酸金属塩(ただし、金属はリチウム
    、ナトリウム、ストロンチウム、バリウムもしくはアル
    ミニウムを示す。) (ニ)脂肪族リン酸金属塩(ただし、金属はナトリウム
    、カリウム、カルシウム、ストロンチウムもしくはバリ
    ウムを示す。) (ホ)下記化3で示される環状リン化合物の金属塩(た
    だし、金属はリチウム、ナトリウム、カリウムもしくは
    バリウムを示す。) (ヘ)ジチオカルバミン酸金属塩、2−メルカプトベン
    ゾチアゾールの金属塩、2−メルカプトベンズイミダゾ
    ールの金属塩もしくはベンゾトリアゾールの金属塩(た
    だし、金属はリチウム、ナトリウムもしくはカリウムを
    示す。) (ト)金属水酸化物(ただし、金属はマグネシウムもし
    くはアルミニウムを示す。) (チ)炭酸金属塩(ただし、金属はマグネシウムもしく
    はカルシウムを示す。 )  (リ)酸化マグネシウムもしくはハイドロタルサ
    イト 【化1】 【化2】 【化3】 (ただし、式中R1 は炭素数1〜4のアルキリデン基
    もしくは硫黄を、R2 はメチレン基を、R3 および
    R4 は炭素数6〜28のアルキル基を、Ar1 およ
    びAr2 はアルキルアリーレン基もしくはシクロアル
    キルアリーレン基を、Ar3 およびAr4 はアリー
    レン基、アルキルアリーレン基、シクロアルキルアリー
    レン基、アリールアリーレン基もしくはアラールキルア
    リーレン基を、M1 はリチウム、ナトリウムもしくは
    カリウムを、M2 はリチウム、ナトリウム、カリウム
    もしくはバリウムを、nは0もしくは1を、iは0、1
    もしくは2を、mはM2 の原子価をそれぞれ示す。)
  2. 【請求項2】    結晶性ポリオレフィン100重量
    部に対して、化合物Aを0.001〜1重量部、化合物
    Cおよび脂肪族アミン(以下、化合物Dという。)をそ
    れぞれ0.01〜1重量部配合してなる結晶性ポリオレ
    フィン組成物。
  3. 【請求項3】    結晶性ポリオレフィン100重量
    部に対して、無機充填剤(ただし、水酸化マグネシウム
    、水酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、炭酸マグネ
    シウムおよび炭酸カルシウムを除く)0.01〜25重
    量部をさらに配合してなる請求項1もしくは請求項2の
    いずれか1項記載の結晶性ポリオレフィン組成物。
  4. 【請求項4】    結晶性ポリオレフィンとして、ア
    イソタクチックペンタッド分率(P)とメルトフローレ
    ート(MFR:230℃における荷重2.16kgを加
    えた場合の10分間の溶融樹脂の吐出量)との関係が1
    .00≧P≧0.015(logMFR)+0.955
    である結晶性プロピレン単独重合体を用いる請求項1、
    請求項2もしくは請求項3のいずれか1項記載の結晶性
    ポリオレフィン組成物。
  5. 【請求項5】    結晶性ポリオレフィンとして、プ
    ロピレン単独重合体のアイソタクチックペンタッド分率
    (P)とメルトフローレート(MFR)との関係が1.
    00≧P≧0.015(logMFR)+0.955で
    ある第1段階重合体が全重合体量の70〜95重量%で
    あり、ついで全重合体量の30〜5重量%のエチレンも
    しくはエチレンとプロピレンを1段階以上で重合させて
    なりエチレン含有量が全重合体量の3〜20重量%であ
    る結晶性エチレン−プロピレンブロック共重合体を用い
    る請求項1、請求項2もしくは請求項3のいずれか1項
    記載の結晶性ポリオレフィン組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07216157A (ja) * 1994-01-28 1995-08-15 Chisso Corp 結晶性ポリオレフィン組成物

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