JPH04245943A - Polyester fiber sliver, production of the same sliver and spun yarn using the same sliver - Google Patents

Polyester fiber sliver, production of the same sliver and spun yarn using the same sliver

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JPH04245943A
JPH04245943A JP2963991A JP2963991A JPH04245943A JP H04245943 A JPH04245943 A JP H04245943A JP 2963991 A JP2963991 A JP 2963991A JP 2963991 A JP2963991 A JP 2963991A JP H04245943 A JPH04245943 A JP H04245943A
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JP
Japan
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sliver
cutting
denier
less
fiber
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Application number
JP2963991A
Other languages
Japanese (ja)
Inventor
Yasuhiro Takeda
康宏 武田
Izumi Yuasa
泉 湯淺
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Kuraray Co Ltd
Original Assignee
Kuraray Co Ltd
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Filing date
Publication date
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  • Preliminary Treatment Of Fibers (AREA)
  • Artificial Filaments (AREA)
  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)

Abstract

PURPOSE:To provide a sliver eliminated in group cutting, concentration cutting, no-draft, etc., improved in productivity and stabilized in quality when tow consisting of a fiber having fine fineness is subjected to draft cutting. CONSTITUTION:A tow consisting of polyester fiber containing 3-15wt.% barium sulfate having <=0.4mum, primary particle diameter and <=3 denier fiber denier and 12-30% single fiber elongation is used and treated to provide the sliver.

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、ポリエステル繊維から
なるトウを牽切法により直接スライバーを製造する方法
及び該スライバーを用いた紡績糸に関する。 【0002】 【従来の技術】近年、ポリエステル繊維100%を用い
て1個以上の仮撚ノズルにより紡績糸を形成する方法が
研究開発されている。そしてこの方法によって生産され
る紡績糸は、所謂結束紡績糸と呼ばれ衣料用にも供され
ようとしているが、実撚のある紡績糸に比較して風合が
硬く、消費者ニーズに適合しがたく、このままでは衣料
用には展開されにくい。また、紡績工程の省力化、簡素
化、省略化等を目的に一挙にスライバーとするトウ牽切
スライバー方式が見直され、衣料用に最も多く使用され
ているポリエステル繊維を用いて該方式の研究開発が行
われている。 【0003】しかしながら、ポリエステル系繊維は、一
般に強伸度が大きく、かつ分繊性が悪く、そのため牽切
時に集中切断、集団切断あるいはノードラフト等が起こ
り、牽切性が悪く生産性も低い。特に単繊維デニールが
1デニール以下の丸断面繊維あるいは繊維間で面接触が
生ずるようなT型、多角形、多葉形状等の異形断面のポ
リエステル繊維はこの傾向が顕著である。 【0004】このような問題点を改善する方法として、
今までにいくつかの方法が提案されている。例えば、特
公昭46−4090号公報には、連続繊維束を構成する
繊維群を形態的かつ密度的にも厚さ斑のないものとし、
牽切時の集中切断を防止する方法が示されているが、集
中切断を皆無にするまでには至らず、ましてや集団切断
、ノードラフト等の牽切性を向上させることは到底でき
ない。 【0005】また、特公昭47−27806号公報、同
55−1378号公報、特開昭53−49127号公報
には、単繊維の切断伸度をその平均値から部分的に大き
くはずれるように変化させたり、繊維長手方向に強力変
動を持たせたり、繊度および強度を規定範囲内でバラツ
キを与えたりして、集中切断および集団切断を防止する
ことが示されている。これらの方法による牽切によって
単繊維物性として伸度、強度、繊度が異なることから、
切断点は牽切域全体に大きく分散することになり、集中
切断または集団切断の発生頻度はかなり少なくなる。こ
の点、これらの方法によって得られた繊維は市販のポリ
エステル系繊維トウに比べると優れている。しかしなが
ら、これらの繊維束トウを牽切して得られるスライバー
は、個々の単繊維特性差による牽切所要時間の差によっ
て繊維長の分布が異常に大きく、またもともとの伸度、
強度、繊度などのバラツキが大きいことからスライバー
を構成する単繊維もこれらの特性のバラツキが大きい。 したがって、このスライバーを使って得られる紡績糸の
均斉度は悪く、良質な紡績糸が得られないばかりか、紡
績時においても風綿の発生、糸切れなどの欠点が残ると
いう諸々の問題点がでてくる。 【0006】一方、特開昭53−98414号公報には
、単繊維の切断伸度を25〜40%程度まで低伸度化し
、または、例えば二酸化チタン、タルク、炭化カルシウ
ムなどの不活性微粒子を0.1〜1重量%含有させたポ
リエステル繊維のトウを牽切する方法、さらに特開昭5
3−31816号公報には、0.1〜1重量%のチャイ
ナクレイまたは炭酸カルシウムの微粒子を繊維内部に含
有するポリエステル繊維のトウを牽切する方法、さらに
特開昭58−98420号公報には、単繊維の切断伸度
の総平均値が25%以下であり、該切断伸度の変動特性
で標準偏差値が4.5%以下で単繊維デニールが0.3
〜3デニール(実施例は1.2〜1.5dr、2.9d
r)二酸化チタン、炭化カルシウム等の不活性微粒子を
0〜1重量%含有するトウを牽切する方法、さらに特公
昭56−34650号公報には、上記に該当するトウを
160℃以上、融着発生温度以下の温度において、破断
伸度×(0.60〜0.95)のドラフト率で熱延伸し
、しかる後牽切するスライバーの製造方法、さらに、特
開平1−33216号公報には1〜10重量%の二酸化
ケイ素を含有するポリエステル繊維のトウを牽切する方
法が提案されているが、これらの従来技術ではなお、集
中切断、集団切断が発生し、牽切性を改善するまでに至
っていない。特に、従来の技術では1.0デニール以下
、更には0.4デニール以下の繊維からなるトウの牽切
性は悪く、満足できるスライバーが得られていないのが
現状である。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、丸断
面あるいは異形断面ポリエステル繊維からなる連続した
トウを牽切してスライバーとする方法において、3デニ
ール以下、特に1デニール以下、更には0.4デニール
以下という細繊度の繊維からなるトウを牽切してスライ
バーを製造するに際し、集団切断、集中切断、ノ−ドラ
フト等をなくし、生産性を大きく向上させ、かつ品質的
にも安定したスライバー及び該スライバーを用いた紡績
糸を提供せんとするものである。 【0008】 【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、繊維中
に一次粒子径(中心粒径)が0.4μm以下で、屈折率
2.0以下、真比重2.9以上の微粒子を3〜15重量
%含有し、単繊維デニールが3デニール以下、平均繊維
長が80mm以上、単繊維伸度が12〜30%のポリエ
ステル繊維からなるスライバー、ポリエステル繊維より
なるトウを一段または多段の牽切域で牽切してスライバ
ーを製造するにあたり、ポリエステル繊維として、繊維
中に一次粒子径(中心粒径)が0.4μm以下で屈折率
2.0以下、真比重2.9以上の微粒子を3〜15重量
%含有し、単繊維デニールが3デニール以下、単繊維伸
度が12〜30%のポリエステル繊維を用いることを特
徴とするポリエステル繊維スライバーの製造方法及び繊
維中に一次粒子径(中心粒径)が0.4μm以下で屈折
率2.0以下、真比重2.9以上の微粒子を3〜15重
量%含有し、単繊維デニールが3デニール以下、平均繊
維長が80〜110mm、単繊維伸度が12〜30%の
ポリエステル繊維からなる紡績糸であり、本発明におい
ては、特に、1デニール以下、更には0.4デニール以
下という細繊度の繊維からなるトウを用いてスライバー
を製造する際に優れた牽切性を実現できる点に特徴があ
る。 【0009】尚、本発明における中心粒径は遠心沈降法
によるメジアン径を示すものである。 【0010】本発明で使用するポリエステル繊維は、一
次粒子径(中心粒径)が0.4μm以下で屈折率2.0
以下、真比重2.9以上、好ましくは3.5以上、更に
好ましくは4.0以上の微粒子を3〜15重量%含有す
ることが重要である。 【0011】このような微粒子としては、例えば、硫酸
バリウム、アルミナ、炭酸カルシウム、酸化マグネシウ
ム、リン酸カルシウム等を挙げることができ、特に硫酸
バリウムを使用すると本発明の目的を効果的に達成でき
るので好ましい。 【0012】屈折率が2.0を越えるような粒子を使用
すると最終的に染色されたものは白っぽく、パステル調
のものしか得られないので避けたようが好ましい。また
、真比重が低いものは編織にした時のドレープ性が不良
になりやすい。 【0013】微粒子の混合はエステル化槽へ直接入れる
か、スラリーへ入れるかがよく、水、エチレングリコー
ル、低級アルコールもしくはこれらの混合物に分散して
添加することが望ましい。これは微粒子の会合を押さえ
るのに電離性が弱く極性の強い溶剤中に分散させること
が有効であるためと思われる。重縮合終了後の添加は溶
剤を除去して混合する必要があり、そのような場合は巨
大な粒子になり易いため好ましくない。 【0014】この場合、添加する微粒子の粒径が0.4
μmを超えると、系が熱ショック等により凝集を起こし
易く、凝集を起こすと再分散させることは不可能である
。したがって、粒子を均一に分散させるためには微粒子
の一次粒子径(中心粒径)を0.4μm以下、好ましく
は0.3μm以下にすることが望ましい。 【0015】微粒子の添加量は3〜15重量%、好まし
くは5〜10重量%の範囲にあるのが望ましい。3重量
%未満では、パーロック牽切性において集中切断、集団
切断が起こり易く安定な牽切ができず、生産性が低下す
る。一方、15重量%を越えると紡糸が極めて困難とな
り、繊維の脆化がおこる点で問題となる。 【0016】本発明のポリエステル繊維を構成するポリ
エステルとしては、テレフタル酸またはそのエステル形
成誘導体とエチレングリコール、1,4−ブタンジオー
ルとの重合体、すなわちポリエチレンテレフタレートま
たはポリブチレンテレフタレート、あるいはそれらを主
体とする共重合体が好ましく用いられる。共重合酸成分
としてはイソフタル酸、スルホイソフタル酸、5−ナト
リウムスルホイソフタル酸、ジフエニルジカルボン酸、
ナフタレンジカルボン酸などの芳香族ジカルボン酸、ア
ジピン酸、セバシン酸、トデカン二酸などの脂肪族ジカ
ルボン酸、p−オキシ安息香酸、p−β−オキシエトキ
シ安息香酸などのオキシカルボン酸が、ジオール成分と
しては1,3−プロパンジオール、1,6−ヘキサンジ
オールなどの脂肪族ジオール、1,4−ビス(β−オキ
シエトキシ)ベンゼン、ポリエチレングリコール、ポリ
ブチレングリコールなどが挙げられる。 【0017】微粒子含有ポリエステルは0.35dl/
g以上の極限粘度を有することが望ましい。この極限粘
度が0.35dl/gより小さいと、紡糸での曳糸性が
悪くなる傾向があり好ましくない。ここで極限粘度とは
30℃、フェノール/テトラクロロエタン等量混合溶液
中にて測定して得られるものである。 【0018】本発明で使用するポリエステル繊維の単繊
維伸度は12〜30%であることが必要であるが、かか
る伸度を有する繊維は、通常採用されている溶融紡糸−
巻取り−延伸熱処理の工程において紡糸口金の細孔面積
、単孔吐出量、巻取り速度、延伸倍率または緊張熱処理
などの条件を適宜選定することによって得ることができ
る。伸度が30%を越えると牽切性が悪くなる傾向にあ
り、この範囲にすることにより、特に高強力、細デニー
ルのトウの牽切が可能となる。 【0019】こうして得られた微粒子含有ポリエステル
繊維捲縮トウはパーロック牽切に供されるが、トウの太
さは製造するスライバーの太さによって異なるが、トー
タルデニールが1万〜100万デニールの範囲にあるの
が適当である。牽切は、1段でも、多段でもよく、牽切
条件も一般に採用されている牽切条件と同じでよく、そ
れによって安定した牽切性と品質良好なスライバーが紡
出される。 【0020】図1は本発明の実施態様例を示すものであ
る。該図において、カートンボックス(1)より引き出
された微粒子含有ポリエステル繊維トウ(2)はガイド
(3a)および(3b)によりテンションガイド(4)
に導かれ、ここで繊維トウのダレ、張りを除くために緊
張を与え、整トウを行う。牽切域に入ったトウにおいて
単繊維が部分的にたるみ、ひきつり、ループ等のダレ、
張りが生じると、それが牽切域での集中切断、集団切断
の原因となるので、ダレ、張りを取り除くことが望まし
い。 【0021】前述の如く、トウの太さはトータルデニー
ルで100万デニールにも達する場合があり、そのよう
な太デニールのトウとするためには予めカートンボック
スに貯えたトウを複数本集束して用いることが必要であ
り、その集束したトウのダレ、張りを取るためには、好
ましくは複数段に分けて充分に整トウしておくことが好
ましい。 【0022】整トウされたトウは、引き続いてニップロ
ーラー(5)と牽切ローラー(6a)からなる第1の牽
切域に入る。この第1の牽切域では通常原糸長の4.5
倍以上、好ましくは7倍以上にドラフトされてカットさ
れる。第1段牽切を受けた後、図では続いて後続の牽切
ローラー(6b)、(6c)により第2段、第3段の牽
切を受け、所望の繊維長のパーロックスライバーとなし
、収納ケンス(7)に収納する。 【0023】本発明の製造方法では、集中切断、集団切
断、ノードラフトなどがなく、良好な牽切性を示し、生
産性がアップするばかりでなく、繊度、強度、伸度など
の点で均質なスライバーが得られる。そのため、得られ
たスライバーより非常に均質で柔軟な紡績糸を得ること
ができる。紡績糸の製造方法については、上述のスライ
バーを用いて直接精紡機へ導入してもよいし、連条機、
粗紡機、精紡機を通して紡績糸としてもよい。 【00
24】 【実施例】以下に実施例によって本発明を具体的に説明
するが、本発明はそれによって何等限定されるものでは
ない。尚、得られた紡績糸の物性において、U%、IP
Iは計測器工業(株)製(Model  KET−80
B)のU%イブネステスターによって測定した。この値
は小さい方が均斉度に優れていることを示す。また毛羽
数は東レ型DT−104製のF−インデックステスター
によって測定した。 【0025】実施例1 極限粘度が0.60dl/g、中心粒径が0.30μm
の硫酸バリウム(屈折率1.64、真比重4.49)を
5重量%添加したポリエチレンテレフタレートを三角型
断面口金を用いて引取速度1050m/分にて紡糸し、
捲取り、常法により3.15倍に延伸し、繊維断面形状
が図2(2−1)に示したような三角形で単繊維繊度0
.4dr、強度5.9g/d、伸度19%、捲縮数12
.5ケ/インチ、捲縮率7.0%の繊維を得、トウデニ
ール69万drのトウとした。 【0026】該トウを図1で示される如き工程で緊張を
与えて引き揃え、整トウし、これに引き続きニップロー
ラーと牽切ローラーからなる第1の牽切域に導き、ここ
でドラフト率7.72倍で牽切し、さらに第2牽切域で
ドラフト率1.52倍、また第3牽切域でドラフト率1
.94倍、全ドラフト率22.7倍で牽切してパーロッ
クスライバーを得た。牽切性は非常に良好であった。 得られたスライバー特性はイブネステスターによるスラ
イバーU%が2.8%、平均繊維長が105mmであっ
た。本発明のスライバーを用いることにより、従来の1
.3dr×38mm三角断面ステープルから得られるス
パン糸にはない絹様独特の風合いを持った紡績糸を得る
ことができた。 【0027】実施例2 極限粘度が0.62dl/g、中心粒径が0.25μm
の硫酸バリウム(屈折率1.64、真比重4.49)を
10重量%添加したポリエチレンテレフタレートをT型
口金を用いて引取速度1050m/分で紡糸し捲取り、
常法により3.1倍に延伸し、単繊維繊度0.5dr、
強度5.4g/dr、伸度23%、捲縮数11.8ケ/
インチ、捲縮率6.3%、断面形状が図2(1−1)に
示したようなT型の繊維を得、トウデニール48万デニ
ールのトウとした。 【0028】このようにして得られたトウを図1で示さ
れる如き工程で緊張を与えて引き揃え、整トウし、これ
に引き続き、ニップローラーと牽切ローラーからなる第
1の牽切域に導き、ここでドラフト率7.20倍で牽切
しさらに第2牽切域でドラフト率1.45倍、第3牽切
域でドラフト率1.67倍、全ドラフト率1.74倍で
牽切してパーロックスライバーを得た。牽切性は非常に
良好であった。得られたスライバー特性は、スライバー
U%が3.1%、平均繊維長が98mmであった。 【0029】実施例3 極限粘度が0.61dl/g、中心粒径が0.27μm
の硫酸バリウム(屈折率1.64、真比重4.49)を
7重量%添加したポリエチレンテレフタレートを真円口
金(丸断面)を用いて引取速度1200m/分で紡糸し
、捲取り、常法により3.3倍に延伸し、単繊維繊度0
.4dr、強度5.4g/dr、伸度23%、捲縮数1
2.1ケ/インチ、捲縮率6.3%の繊維を得、トウデ
ニールが63万drとした。 【0030】このようにして得られたトウを図1で示さ
れる如き工程で緊張を与えて引き揃え、整トウし、これ
に引続き、ニップローラーと牽切ローラーからなる域に
導き、トータルドラフト率4〜10倍で牽切してパーロ
ックスライバーを得た。牽切性は非常に良好であった。 得られたスライバーはスライバーU%が2%、平均繊維
長が82mmであった。このスライバーを直接精紡機で
紡出して20′Sの紡績糸とした。紡績糸の物性を表1
に示した。 【0031】実施例4 極限粘度が0.60dl/g、中心粒径が0.27μm
の硫酸バリウム(屈折率1.64、真比重4.49)を
5重量%添加したポリエチレンテレフタレートを真円口
金(丸断面)を用いて引取速度1300m/分で紡糸し
、捲取り、常法により3.1倍に延伸し、単繊維繊度0
.21dr、強度5.5g/d、伸度25.3%、捲縮
数12.1ケ/インチ、捲縮率5.1%の繊維を得、ト
ウデニールが51万drのトウとした。 【0032】このようにして得られたトウを図1で示さ
れる如き工程で緊張を与えて引揃え、整トウし、これに
引続きニップローラーと牽切ローラーからなる域に導き
、トータルドラフト率4〜8倍で牽切して、パーロック
スライバーを得た。牽切性は非常に良好であった。得ら
れたスライバーはスライバーU%が2%、平均繊維長が
98mmであった。このスライバーを直接精紡機で紡出
して20′Sの紡績糸とした。紡績糸の物性を表1に示
した。 【0033】 【表1】 【0034】比較例1 極限粘度(30℃、エタノール−テトラクロロエタン中
)が0.60dl/gで、硫酸バリウムを1.0重量%
含有したポリエチレンテレフタレートを実施例3と同様
な紡糸、延伸条件で製造し、トウデニール58drのポ
リエステル繊維捲縮トウを得た。該トウを実施例3と同
一条件にて牽切したが集中切断が多発し、牽切性は不良
であった。 【0035】 【発明の効果】本発明の製造方法によれば、3デニール
以下、特に1デニール以下、更には0.4デニール以下
の細繊度の繊維からなるトウを牽切法によってスライバ
ーとする際に、集中切断、集団切断、ノードラフト等が
なく、生産性よく、品質の安定したスライバーが得られ
、該スライバーを使用して得られる紡績糸は清涼感のあ
る柔軟な風合を与えるものである。
Description: [0001] The present invention relates to a method for directly producing a sliver from a tow made of polyester fibers by a tension cutting method, and to a spun yarn using the sliver. BACKGROUND OF THE INVENTION In recent years, research and development have been conducted on a method of forming a spun yarn using one or more false twisting nozzles using 100% polyester fiber. The spun yarn produced by this method is called bound spun yarn, and is being used for clothing, but it has a harder texture than real twisted yarn, and does not meet consumer needs. As it is, it is difficult to develop it into clothing. In addition, the tow-cut sliver method, which produces sliver all at once, was reviewed to save labor, simplify, and abbreviate the spinning process, and research and development of this method using polyester fiber, which is the most commonly used material for clothing, was conducted. is being carried out. [0003] However, polyester fibers generally have high strength and elongation and poor splitting properties, which causes concentrated cutting, mass cutting, or no draft during stretch cutting, resulting in poor stretch cutting properties and low productivity. This tendency is particularly noticeable in round cross-section fibers with a single fiber denier of 1 denier or less, or polyester fibers with irregular cross-sections such as T-shaped, polygonal, and multilobal shapes that cause surface contact between fibers. [0004] As a method to improve such problems,
Several methods have been proposed so far. For example, in Japanese Patent Publication No. 46-4090, the fiber group constituting the continuous fiber bundle is made to have no uneven thickness in terms of morphology and density,
Although a method for preventing concentrated cutting during tension cutting has been shown, it is not possible to completely eliminate concentrated cutting, much less to improve tension cutting performance such as collective cutting and no draft. [0005] Furthermore, Japanese Patent Publication No. 47-27806, Japanese Patent Publication No. 55-1378, and Japanese Patent Application Laid-open No. 53-49127 disclose that the cutting elongation of single fibers is changed so as to partially deviate greatly from the average value. It has been shown that concentrated cutting and group cutting can be prevented by making the fibers have a strength variation in the longitudinal direction of the fibers, or by varying the fineness and strength within a specified range. Because the physical properties of single fibers such as elongation, strength, and fineness differ due to tension cutting using these methods,
The cutting points will be widely dispersed throughout the tension cut area, and the frequency of concentrated cuts or group cuts will be much lower. In this respect, the fibers obtained by these methods are superior to commercially available polyester fiber tows. However, the sliver obtained by tension cutting these fiber bundle tows has an abnormally large fiber length distribution due to differences in the time required for tension cutting due to differences in the characteristics of individual single fibers, and the original elongation and
Since there are large variations in strength, fineness, etc., the single fibers that make up the sliver also have large variations in these properties. Therefore, the uniformity of the spun yarn obtained using this sliver is poor, and not only is it difficult to obtain a high-quality spun yarn, but there are various problems such as the occurrence of fluff and yarn breakage during spinning. It comes out. On the other hand, Japanese Patent Application Laid-Open No. 53-98414 discloses that the elongation at break of single fibers is reduced to about 25 to 40%, or that inert fine particles such as titanium dioxide, talc, or calcium carbide are added to the fibers. A method for cutting a tow of polyester fiber containing 0.1 to 1% by weight, and further disclosed in JP-A No. 5
3-31816 discloses a method for cutting the tow of polyester fiber containing 0.1 to 1% by weight of china clay or calcium carbonate fine particles inside the fiber, and JP-A-58-98420 discloses , the total average value of the breaking elongation of single fibers is 25% or less, the standard deviation value of the variation characteristics of the cutting elongation is 4.5% or less, and the single fiber denier is 0.3
~3 denier (examples are 1.2~1.5 dr, 2.9 d
r) A method of cutting off tow containing 0 to 1% by weight of inert fine particles such as titanium dioxide or calcium carbide, and furthermore, Japanese Patent Publication No. 56-34650 describes a method of cutting tow that corresponds to the above tow at 160°C or higher. JP-A-1-33216 discloses a method for producing a sliver, which is hot-stretched at a draft rate of elongation at break x (0.60 to 0.95) at a temperature below the generation temperature, and then tension cut. Methods for tension cutting polyester fiber tow containing ~10% by weight of silicon dioxide have been proposed, but these conventional techniques still result in concentrated cutting and collective cutting, and it is difficult to improve tension cutting properties. Not yet reached. In particular, with conventional techniques, tows made of fibers of 1.0 denier or less, and even 0.4 denier or less, have poor stretch cutting properties, and it is currently impossible to obtain a satisfactory sliver. SUMMARY OF THE INVENTION An object of the present invention is to provide a method for producing a sliver by cutting a continuous tow made of polyester fibers with a round or irregular cross section. Furthermore, when manufacturing sliver by cutting tow made of fibers with a fineness of 0.4 denier or less, group cutting, concentrated cutting, no-draft, etc. are eliminated, greatly improving productivity and improving quality. Another object of the present invention is to provide a stable sliver and a spun yarn using the sliver. [Means for Solving the Problems] That is, the present invention provides fibers with a primary particle size (center particle size) of 0.4 μm or less, a refractive index of 2.0 or less, and a true specific gravity of 2.9 or more. A sliver made of polyester fiber containing 3 to 15% by weight of fine particles, a single fiber denier of 3 denier or less, an average fiber length of 80 mm or more, and a single fiber elongation of 12 to 30%, or a tow made of polyester fiber in one or more stages. When producing a sliver by tension cutting in the tension cutting region of A method for producing a polyester fiber sliver characterized by using polyester fiber containing 3 to 15% by weight of fine particles, a single fiber denier of 3 denier or less, and a single fiber elongation of 12 to 30%, and a method for producing a polyester fiber sliver, and a method for producing a polyester fiber sliver, which is characterized by using a polyester fiber containing 3 to 15% by weight of fine particles, and a primary particle size in the fiber. Contains 3 to 15% by weight of fine particles with a (center particle size) of 0.4 μm or less, a refractive index of 2.0 or less, and a true specific gravity of 2.9 or more, a single fiber denier of 3 deniers or less, and an average fiber length of 80 to 110 mm. , is a spun yarn made of polyester fibers with a single fiber elongation of 12 to 30%, and in the present invention, in particular, a tow made of fibers with a fineness of 1 denier or less, further 0.4 denier or less, is used to make a sliver. It is characterized by its ability to achieve excellent tension cutting properties when manufacturing. [0009] In the present invention, the central particle size refers to the median diameter determined by centrifugal sedimentation. The polyester fiber used in the present invention has a primary particle size (center particle size) of 0.4 μm or less and a refractive index of 2.0.
Hereinafter, it is important to contain 3 to 15% by weight of fine particles having a true specific gravity of 2.9 or more, preferably 3.5 or more, more preferably 4.0 or more. [0011] Examples of such fine particles include barium sulfate, alumina, calcium carbonate, magnesium oxide, calcium phosphate, etc. Barium sulfate is particularly preferred since it can effectively achieve the object of the present invention. If particles with a refractive index exceeding 2.0 are used, the final dyed product will be whitish and only a pastel tone will be obtained, so it is preferable to avoid this. In addition, materials with low true specific gravity tend to have poor drape properties when knitted or woven. [0013] The fine particles may be mixed directly into the esterification tank or into a slurry, and preferably added after being dispersed in water, ethylene glycol, lower alcohol, or a mixture thereof. This seems to be because dispersing in a solvent with weak ionizability and strong polarity is effective in suppressing the association of fine particles. Addition after completion of polycondensation requires removal of the solvent and mixing, and in such a case it is not preferable because it tends to result in huge particles. In this case, the particle size of the added fine particles is 0.4
If it exceeds .mu.m, the system is likely to cause aggregation due to heat shock, etc., and once aggregation occurs, it is impossible to redisperse it. Therefore, in order to uniformly disperse the particles, it is desirable that the primary particle size (center particle size) of the fine particles be 0.4 μm or less, preferably 0.3 μm or less. The amount of fine particles added is preferably in the range of 3 to 15% by weight, preferably 5 to 10% by weight. If it is less than 3% by weight, concentrated cutting and collective cutting tend to occur in Parlock stretch cutting, making stable stretch cutting impossible, resulting in a decrease in productivity. On the other hand, if the content exceeds 15% by weight, spinning becomes extremely difficult and the fiber becomes brittle, which poses a problem. The polyester constituting the polyester fiber of the present invention may be a polymer of terephthalic acid or its ester-forming derivative, ethylene glycol, or 1,4-butanediol, that is, polyethylene terephthalate or polybutylene terephthalate, or a polymer mainly composed of them. Copolymers are preferably used. Copolymerized acid components include isophthalic acid, sulfoisophthalic acid, 5-sodium sulfoisophthalic acid, diphenyldicarboxylic acid,
Aromatic dicarboxylic acids such as naphthalene dicarboxylic acid, aliphatic dicarboxylic acids such as adipic acid, sebacic acid, and todecanedioic acid, and oxycarboxylic acids such as p-oxybenzoic acid and p-β-oxyethoxybenzoic acid are used as diol components. Examples include aliphatic diols such as 1,3-propanediol and 1,6-hexanediol, 1,4-bis(β-oxyethoxy)benzene, polyethylene glycol, and polybutylene glycol. [0017] The fine particle-containing polyester is 0.35 dl/
It is desirable to have an intrinsic viscosity of 1.5 g or more. If the intrinsic viscosity is less than 0.35 dl/g, the spinnability during spinning tends to deteriorate, which is not preferable. Here, the intrinsic viscosity is measured at 30° C. in a mixed solution of equal amounts of phenol/tetrachloroethane. It is necessary that the single fiber elongation of the polyester fiber used in the present invention is 12 to 30%, but fibers having such an elongation can be obtained by the commonly employed melt spinning method.
It can be obtained by appropriately selecting conditions such as the pore area of the spinneret, the single-hole discharge rate, the winding speed, the draw ratio, and the tension heat treatment in the winding-drawing heat treatment process. When the elongation exceeds 30%, the stretch cutting properties tend to deteriorate, and by setting the elongation within this range, it becomes possible to cut particularly high-strength, fine-denier tows. The fine particle-containing polyester fiber crimped tow thus obtained is subjected to Parlock tension cutting, and the thickness of the tow varies depending on the thickness of the sliver to be produced, but the total denier is in the range of 10,000 to 1 million deniers. It is appropriate that the The tension cutting may be performed in one stage or in multiple stages, and the tension cutting conditions may be the same as those generally employed, thereby producing a sliver with stable tension cutting properties and good quality. FIG. 1 shows an embodiment of the present invention. In the figure, the fine particle-containing polyester fiber tow (2) pulled out from the carton box (1) is placed in the tension guide (4) by the guides (3a) and (3b).
Guided by this process, tension is applied to remove the sag and tension in the fiber tow, and the tow is adjusted. In the tow that has entered the tension cutting area, the single fibers may partially sag, twitch, or sag, such as loops.
If tension occurs, it will cause concentrated cutting or collective cutting in the stretch cutting area, so it is desirable to remove the sagging and tension. [0021] As mentioned above, the total denier of tow can reach up to 1 million deniers, and in order to make tow with such a large denier, multiple tows stored in a carton box are collected in advance. In order to remove the sagging and tension of the collected tow, it is preferable to divide the tow into multiple stages and sufficiently adjust the tow. [0022] The adjusted tow subsequently enters a first tension cutting area consisting of a nip roller (5) and a tension cutting roller (6a). In this first stretch cutting area, the yarn length is usually 4.5
It is drafted and cut by at least 7 times, preferably 7 times or more. After undergoing the first stage tension cutting, in the figure, the subsequent tension cutting rollers (6b) and (6c) undergo second and third stage tension cutting to obtain a parlock sliver with a desired fiber length. Store it in the storage can (7). [0023] The manufacturing method of the present invention does not cause concentrated cutting, collective cutting, or no draft, and exhibits good tension cutting properties, which not only increases productivity but also provides uniformity in terms of fineness, strength, elongation, etc. A sliver is obtained. Therefore, a very homogeneous and flexible spun yarn can be obtained from the obtained sliver. Regarding the method for producing spun yarn, the above-mentioned sliver may be directly introduced into a spinning machine, or a continuous spinning machine,
It may also be used as a spun yarn through a roving frame or a spinning frame. 00
24 [Examples] The present invention will be specifically explained below with reference to Examples, but the present invention is not limited thereto in any way. In addition, in the physical properties of the obtained spun yarn, U%, IP
I is manufactured by Keizoku Kogyo Co., Ltd. (Model KET-80
B) U% Evenness tester was used. The smaller this value is, the better the uniformity is. Further, the number of fuzz was measured using an F-index tester manufactured by Toray model DT-104. Example 1 Intrinsic viscosity is 0.60 dl/g, central particle size is 0.30 μm
Polyethylene terephthalate to which 5% by weight of barium sulfate (refractive index 1.64, true specific gravity 4.49) was added was spun at a take-up speed of 1050 m/min using a triangular cross-section spinneret.
Wind it up and draw it 3.15 times by a conventional method, and the cross-sectional shape of the fiber is triangular as shown in Figure 2 (2-1), and the single fiber fineness is 0.
.. 4dr, strength 5.9g/d, elongation 19%, number of crimp 12
.. Fibers with a crimp rate of 7.0% and a crimp rate of 5 pieces/inch were obtained, and a tow with a toe denier of 690,000 dr was obtained. [0026] The tow is tensioned and aligned in the process shown in FIG. .72 times the draft, and a draft rate of 1.52 times in the second draft area, and a draft rate of 1 in the third draft area.
.. A parlock sliver was obtained at a rate of 94 times and a total draft rate of 22.7 times. The tension cutting property was very good. The characteristics of the obtained sliver were that the sliver U% was 2.8% as determined by Evenes tester, and the average fiber length was 105 mm. By using the sliver of the present invention, it is possible to
.. It was possible to obtain a spun yarn with a unique silk-like texture that is not found in spun yarns obtained from 3dr x 38 mm triangular cross-section staples. Example 2 Intrinsic viscosity is 0.62 dl/g, central particle size is 0.25 μm
Polyethylene terephthalate to which 10% by weight of barium sulfate (refractive index 1.64, true specific gravity 4.49) was added was spun and wound at a take-up speed of 1050 m/min using a T-type spinneret.
Stretched 3.1 times by conventional method, single fiber fineness 0.5 dr,
Strength 5.4g/dr, elongation 23%, number of crimps 11.8/
A T-shaped fiber with a crimp rate of 6.3% and a cross-sectional shape as shown in FIG. 2 (1-1) was obtained, and a tow with a tow denier of 480,000 denier was obtained. [0028] The tow thus obtained is tensioned in the process shown in FIG. The draft rate was 7.20x, and the draft rate was 1.45x in the second drafting area, the draft rate was 1.67x in the third drafting area, and the overall draft rate was 1.74x. The parlock slivers were obtained by cutting. The tension cutting property was very good. The characteristics of the obtained sliver were that the sliver U% was 3.1% and the average fiber length was 98 mm. Example 3 Intrinsic viscosity is 0.61 dl/g, central particle diameter is 0.27 μm
Polyethylene terephthalate to which 7 wt. Stretched 3.3 times, single fiber fineness 0
.. 4 dr, strength 5.4 g/dr, elongation 23%, crimp number 1
A fiber with a crimp rate of 6.3% and a crimp ratio of 2.1 strands/inch was obtained, and the toe denier was 630,000 dr. [0030] The tow thus obtained is tensioned in the process shown in FIG. Purlock slivers were obtained by cutting at a magnification of 4 to 10 times. The tension cutting property was very good. The obtained sliver had a sliver U% of 2% and an average fiber length of 82 mm. This sliver was directly spun using a spinning machine to obtain a 20'S spun yarn. Table 1 shows the physical properties of spun yarn.
It was shown to. Example 4 Intrinsic viscosity is 0.60 dl/g, central particle size is 0.27 μm
Polyethylene terephthalate to which 5% by weight of barium sulfate (refractive index 1.64, true specific gravity 4.49) was added was spun at a take-up speed of 1300 m/min using a round spinneret (round cross section), wound, and spun by a conventional method. Stretched 3.1 times, single fiber fineness 0
.. A tow with a tow denier of 510,000 dr. [0032] The tow thus obtained is tensioned and aligned in a process as shown in Fig. 1 to form a straight tow, and then guided to an area consisting of a nip roller and a tension cutting roller to achieve a total draft ratio of 4. Parlock slivers were obtained by cutting at ~8x. The tension cutting property was very good. The obtained sliver had a sliver U% of 2% and an average fiber length of 98 mm. This sliver was directly spun using a spinning machine to obtain a 20'S spun yarn. Table 1 shows the physical properties of the spun yarn. [Table 1] Comparative Example 1 The intrinsic viscosity (30°C, in ethanol-tetrachloroethane) was 0.60 dl/g, and barium sulfate was 1.0% by weight.
The polyethylene terephthalate contained therein was produced under the same spinning and stretching conditions as in Example 3 to obtain a polyester fiber crimped tow with a tow denier of 58 dr. Although the tow was stretched under the same conditions as in Example 3, concentrated cuts occurred frequently and the tension cutting performance was poor. [0035] According to the manufacturing method of the present invention, when a tow made of fibers with a fineness of 3 denier or less, particularly 1 denier or less, and even 0.4 denier or less is made into a sliver by the tension cutting method. In addition, there is no concentrated cutting, collective cutting, no draft, etc., and a sliver with good productivity and stable quality can be obtained, and the spun yarn obtained using the sliver has a refreshing and flexible texture. be.

【図面の簡単な説明】[Brief explanation of the drawing]

【図1】本発明の製造方法において使用するトウを牽切
する工程図の1例である。
FIG. 1 is an example of a process diagram for cutting tow used in the manufacturing method of the present invention.

【図2】本発明の製造方法において使用するポリエステ
ル繊維の断面図の具体例である。
FIG. 2 is a specific example of a cross-sectional view of polyester fibers used in the manufacturing method of the present invention.

【符号の説明】[Explanation of symbols]

1                カートンボックス
2                ポリエステル繊維
トウ3a,3b        ガイド 4                テンションガイド
5                ニップローラー6
a,6b,6c  牽切ローラー
1 Carton box 2 Polyester fiber tow 3a, 3b Guide 4 Tension guide 5 Nip roller 6
a, 6b, 6c tension roller

Claims (6)

【特許請求の範囲】[Claims] 【請求項1】  繊維中に一次粒子径(中心粒径)が0
.4μm以下で、屈折率2.0以下、真比重2.9以上
の微粒子を3〜15重量%含有し、単繊維デニールが3
デニール以下、平均繊維長が80mm以上、単繊維伸度
が12〜30%のポリエステル繊維からなるスライバー
[Claim 1] The fiber has a primary particle size (center particle size) of 0.
.. Contains 3 to 15% by weight of fine particles with a diameter of 4 μm or less, a refractive index of 2.0 or less, a true specific gravity of 2.9 or more, and a single fiber denier of 3.
A sliver made of polyester fibers having a denier or less, an average fiber length of 80 mm or more, and a single fiber elongation of 12 to 30%.
【請求項2】  微粒子が硫酸バリウムである請求項1
に記載のスライバー。
[Claim 2]Claim 1 wherein the fine particles are barium sulfate.
The sliver described in.
【請求項3】  ポリエステル繊維よりなるトウを1段
または多段の牽切域で牽切してスライバーを製造するに
あたり、ポリエステル繊維として、繊維中に一次粒子径
(中心粒径)が0.4μm以下で屈折率2.0以下、真
比重2.9以上の微粒子を3〜15重量%含有し、単繊
維デニールが3デニール以下、単繊維伸度が12〜30
%のポリエステル繊維を用いることを特徴とするポリエ
ステル繊維スライバーの製造方法。
3. When manufacturing a sliver by cutting a tow made of polyester fibers in one or multiple stages of tension cutting, the polyester fibers have a primary particle diameter (center particle diameter) of 0.4 μm or less in the fibers. Contains 3 to 15% by weight of fine particles with a refractive index of 2.0 or less, a true specific gravity of 2.9 or more, a single fiber denier of 3 denier or less, and a single fiber elongation of 12 to 30.
% of polyester fibers.
【請求項4】  微粒子が硫酸バリウムである請求項3
に記載の製造方法。
[Claim 4]Claim 3 wherein the fine particles are barium sulfate.
The manufacturing method described in.
【請求項5】  繊維中に一次粒子径(中心粒径)が0
.4μm以下で屈折率2.0以下、真比重2.9以上の
微粒子を3〜15重量%含有し、単繊維デニールが3デ
ニール以下、平均繊維長が80〜110mm、単繊維伸
度が12〜30%のポリエステル繊維からなる紡績糸。
[Claim 5] The fiber has a primary particle size (center particle size) of 0.
.. Contains 3 to 15% by weight of fine particles with a diameter of 4 μm or less, a refractive index of 2.0 or less, and a true specific gravity of 2.9 or more, a single fiber denier of 3 denier or less, an average fiber length of 80 to 110 mm, and a single fiber elongation of 12 to 110 mm. Spun yarn made of 30% polyester fiber.
【請求項6】  微粒子が硫酸バリウムである請求項5
に記載の紡績糸。
[Claim 6]Claim 5 wherein the fine particles are barium sulfate.
The spun yarn described in .
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5634650A (en) * 1979-08-28 1981-04-06 Kuraray Co Ltd Preparation of alpha-allyl substituted deltaepsilon-unsaturated aldehyde
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