JPH04241111A - 低い粘度を有する異方性紡糸ドープ - Google Patents
低い粘度を有する異方性紡糸ドープInfo
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- JPH04241111A JPH04241111A JP16741691A JP16741691A JPH04241111A JP H04241111 A JPH04241111 A JP H04241111A JP 16741691 A JP16741691 A JP 16741691A JP 16741691 A JP16741691 A JP 16741691A JP H04241111 A JPH04241111 A JP H04241111A
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Classifications
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D01—NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
- D01F—CHEMICAL FEATURES IN THE MANUFACTURE OF ARTIFICIAL FILAMENTS, THREADS, FIBRES, BRISTLES OR RIBBONS; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED FOR THE MANUFACTURE OF CARBON FILAMENTS
- D01F6/00—Monocomponent artificial filaments or the like of synthetic polymers; Manufacture thereof
- D01F6/58—Monocomponent artificial filaments or the like of synthetic polymers; Manufacture thereof from homopolycondensation products
- D01F6/74—Monocomponent artificial filaments or the like of synthetic polymers; Manufacture thereof from homopolycondensation products from polycondensates of cyclic compounds, e.g. polyimides, polybenzimidazoles
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
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- Textile Engineering (AREA)
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- Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】関連する特許願
本発明は1989年2月27日出願の本発明者の特許願
第07/315,654号及び現在では放棄した198
7年9月2日出願の特許願第07/091,001号;
1987年4月2日出願の第07/033,259号並
びに1986年10月15日出願の第07/919,0
28号の部分的継続である。
第07/315,654号及び現在では放棄した198
7年9月2日出願の特許願第07/091,001号;
1987年4月2日出願の第07/033,259号並
びに1986年10月15日出願の第07/919,0
28号の部分的継続である。
【0002】発明の背景
ポリ−p−フェニレンベンゾビスチアゾール、ポリ−p
−フェニレンベンゾビスオキサゾール及びポリ−2,5
−ベンゾオキサゾールは一般にポリりん酸(PAA)中
で製造する。(米国特許第4,225,700号及び4
,533,693号参照)。たとえばポリりん酸、メタ
ンスルホン酸及びクロロスルホン酸のような溶剤中のポ
リ−p−フェニレンビスチアゾールの液晶性溶液は、す
ぐれた熱安定性を有する高モジュラス、高強度材料の製
造において有用であることが米国特許第4,225,7
00号中に教示されている。しかしながら、重合から直
接に取得することができる高度に粘稠な溶液の紡糸にお
いては、関係する大きな問題が存在する。これに関して
は、マクロモレキュルス、1981、第14巻1135
〜1139頁を参照すべきであるが、この文献は5〜6
%の重合体を含有する重合媒体(ポリりん酸)から直接
にポリベンゾチアゾールを紡糸する試みを記している。 高度に粘稠な溶液を紡糸しようとする試みは装置の材料
強度限界に重い負担をかけると共に過度の摩耗を生じさ
せる。この問題の解決は価値ある目標である。
−フェニレンベンゾビスオキサゾール及びポリ−2,5
−ベンゾオキサゾールは一般にポリりん酸(PAA)中
で製造する。(米国特許第4,225,700号及び4
,533,693号参照)。たとえばポリりん酸、メタ
ンスルホン酸及びクロロスルホン酸のような溶剤中のポ
リ−p−フェニレンビスチアゾールの液晶性溶液は、す
ぐれた熱安定性を有する高モジュラス、高強度材料の製
造において有用であることが米国特許第4,225,7
00号中に教示されている。しかしながら、重合から直
接に取得することができる高度に粘稠な溶液の紡糸にお
いては、関係する大きな問題が存在する。これに関して
は、マクロモレキュルス、1981、第14巻1135
〜1139頁を参照すべきであるが、この文献は5〜6
%の重合体を含有する重合媒体(ポリりん酸)から直接
にポリベンゾチアゾールを紡糸する試みを記している。 高度に粘稠な溶液を紡糸しようとする試みは装置の材料
強度限界に重い負担をかけると共に過度の摩耗を生じさ
せる。この問題の解決は価値ある目標である。
【0003】発明の要約
本発明は、重合体溶液に対して、170℃の温度と0.
1逆数秒のせん断速度において、約50,000ポアズ
未満まで粘度を低下させるために十分な量のメタンスル
ホン酸またはクロロスルホン酸から選択した溶剤を加え
、紡糸口金を通じて溶液を紡糸し且つ押出物を凝固させ
て繊維を形成させることを特徴とする、製造に用いたポ
リりん酸の溶液からのポリ−p−フェニレンベンゾビス
チアゾール、ポリ−p−フェニレンベンゾビスオキサゾ
ール又はポリ−2,5−ベンゾオキサゾールから選択し
た重合体の紡糸のための改良方法を提供する。
1逆数秒のせん断速度において、約50,000ポアズ
未満まで粘度を低下させるために十分な量のメタンスル
ホン酸またはクロロスルホン酸から選択した溶剤を加え
、紡糸口金を通じて溶液を紡糸し且つ押出物を凝固させ
て繊維を形成させることを特徴とする、製造に用いたポ
リりん酸の溶液からのポリ−p−フェニレンベンゾビス
チアゾール、ポリ−p−フェニレンベンゾビスオキサゾ
ール又はポリ−2,5−ベンゾオキサゾールから選択し
た重合体の紡糸のための改良方法を提供する。
【0004】発明の詳細な説明
本発明に従って、ポリりん酸(PAA)重合媒体中のポ
リ−p−フェニレンベンゾビスチアゾール、ポリ−p−
フェニレンベンゾビスオキサゾール又はポリ−2,5−
ベンゾオキサゾールの溶液の粘度を、メタンスルホン酸
(MSA)又はクロロスルホン酸の添加によって低下さ
せて、容易に押出して繊維を形成させることができる紡
糸ドープを与える。この簡単な方法は、文献に記されて
おり、本発明者も既に経験している問題を実質的に排除
する。
リ−p−フェニレンベンゾビスチアゾール、ポリ−p−
フェニレンベンゾビスオキサゾール又はポリ−2,5−
ベンゾオキサゾールの溶液の粘度を、メタンスルホン酸
(MSA)又はクロロスルホン酸の添加によって低下さ
せて、容易に押出して繊維を形成させることができる紡
糸ドープを与える。この簡単な方法は、文献に記されて
おり、本発明者も既に経験している問題を実質的に排除
する。
【0005】PPA重合媒体中の上記の重合体の製造し
たままの溶液は高度に粘稠であって、一般に、紡糸可能
であったとしても、それはきわめて困難である。この問
題を避けるために、紡糸速度を低下させることができ、
溶液を移動させるために必要とする比較的高い圧力に耐
えるために強い装置を用いることができ且つ特に間に合
わせの手段として間隙を増大させることができる。この
問題は、重合体溶液から重合体を分離して、たとえば、
メタンスルホン酸中に再溶解したのち紡糸することによ
っても、回避することができる(日本特許公開第61−
28015号、1986参照)。PPA中の製造したま
まの重合体溶液へのPPAの添加によって、より希薄な
溶液とすることにより粘度を低下させる試みは所望の目
的を達成することはできず、実際に、図中に示すように
粘度を上昇させる可能性がある。MSAの添加は容易に
紡糸可能な水準まで粘度を低下させる。
たままの溶液は高度に粘稠であって、一般に、紡糸可能
であったとしても、それはきわめて困難である。この問
題を避けるために、紡糸速度を低下させることができ、
溶液を移動させるために必要とする比較的高い圧力に耐
えるために強い装置を用いることができ且つ特に間に合
わせの手段として間隙を増大させることができる。この
問題は、重合体溶液から重合体を分離して、たとえば、
メタンスルホン酸中に再溶解したのち紡糸することによ
っても、回避することができる(日本特許公開第61−
28015号、1986参照)。PPA中の製造したま
まの重合体溶液へのPPAの添加によって、より希薄な
溶液とすることにより粘度を低下させる試みは所望の目
的を達成することはできず、実際に、図中に示すように
粘度を上昇させる可能性がある。MSAの添加は容易に
紡糸可能な水準まで粘度を低下させる。
【0006】考慮下の重合体及びその製造は技術的に公
知である。重合体の固有粘度(I.V.)は約10〜2
5の範囲であり、ポリ−p−2,5−ベンゾオキサゾー
ルは一般にこの範囲の上限の粘度水準を示す。製造した
ときのPPA中の重合体濃度は5〜15重量%の範囲で
変えることができるが、一般には少なくとも10%であ
る。
知である。重合体の固有粘度(I.V.)は約10〜2
5の範囲であり、ポリ−p−2,5−ベンゾオキサゾー
ルは一般にこの範囲の上限の粘度水準を示す。製造した
ときのPPA中の重合体濃度は5〜15重量%の範囲で
変えることができるが、一般には少なくとも10%であ
る。
【0007】ドープの工業的な紡糸は130℃以下の温
度で行なわれるが、紡糸ドープの粘度は、工業的に有用
な装置において、取扱い、すなわち、移動と押出しを可
能とするために十分な粘度に低いことが重要である。重
合媒体中の製造したままの重合体溶液の特定の温度とせ
ん断速度における粘度は重合体、その分子量及び重合媒
体中のその濃度に依存する。そのために、添加すべきM
SAの量を変化させることが必要である。許容しうる標
準として、170℃の温度と0.1逆数秒のせん断速度
において50,000ポアズ未満、好ましくは30,0
00ポアズ未満の紡糸ドープ粘度を用いる。重合媒体中
の製造したままの重合体溶液の粘度は、170℃の温度
と0.1逆数秒のせん断速度において100,000ポ
アズを超えることが多いから、MSA又はクロロスルホ
ン酸を添加することによって容易に紡糸できる水準まで
粘度を低下させる。紡糸ドープの最終混合溶剤は20〜
60重量%のMSAを含有することが期待される。60
重量%を超える量のMSAは経済的な操作のためには重
合体含量が低過ぎるために好ましくない。光学的異方性
から等方性への紡糸ドープの変化の可能性もまた避けな
ければならない。図面は170℃の温度と0.1逆数秒
のせん断速度におけるポリりん酸中のポリ−p−フェニ
レンベンゾビスチアゾールの溶液の粘度と濃度の関係の
プロットである。このプロットから明らかなように、溶
液の粘度は濃度が約4%(等方性範囲)まで増大するに
つれて上昇し、次いで濃度がさらに増大すると、その点
から急激に低下する。MSA又はクロロスルホン酸の添
加は本質的にこの曲線を下げることによって粘度を低下
させる。溶剤の混合物を含有する紡糸できるドープの調
製後に、それを日本特許公開第61−28015号(1
986)及び米国特許第4,533,693号が示すよ
うな技術的に公知の手順によって紡糸することができる
。紡糸ドープを紡糸口金を通じて凝固浴中に押出し、そ
こから繊維を引き出す。押出したドープは、水溶液又は
水自体とすることができる凝固浴中への侵入前に先ず空
気間隙中に通じることが好ましい。
度で行なわれるが、紡糸ドープの粘度は、工業的に有用
な装置において、取扱い、すなわち、移動と押出しを可
能とするために十分な粘度に低いことが重要である。重
合媒体中の製造したままの重合体溶液の特定の温度とせ
ん断速度における粘度は重合体、その分子量及び重合媒
体中のその濃度に依存する。そのために、添加すべきM
SAの量を変化させることが必要である。許容しうる標
準として、170℃の温度と0.1逆数秒のせん断速度
において50,000ポアズ未満、好ましくは30,0
00ポアズ未満の紡糸ドープ粘度を用いる。重合媒体中
の製造したままの重合体溶液の粘度は、170℃の温度
と0.1逆数秒のせん断速度において100,000ポ
アズを超えることが多いから、MSA又はクロロスルホ
ン酸を添加することによって容易に紡糸できる水準まで
粘度を低下させる。紡糸ドープの最終混合溶剤は20〜
60重量%のMSAを含有することが期待される。60
重量%を超える量のMSAは経済的な操作のためには重
合体含量が低過ぎるために好ましくない。光学的異方性
から等方性への紡糸ドープの変化の可能性もまた避けな
ければならない。図面は170℃の温度と0.1逆数秒
のせん断速度におけるポリりん酸中のポリ−p−フェニ
レンベンゾビスチアゾールの溶液の粘度と濃度の関係の
プロットである。このプロットから明らかなように、溶
液の粘度は濃度が約4%(等方性範囲)まで増大するに
つれて上昇し、次いで濃度がさらに増大すると、その点
から急激に低下する。MSA又はクロロスルホン酸の添
加は本質的にこの曲線を下げることによって粘度を低下
させる。溶剤の混合物を含有する紡糸できるドープの調
製後に、それを日本特許公開第61−28015号(1
986)及び米国特許第4,533,693号が示すよ
うな技術的に公知の手順によって紡糸することができる
。紡糸ドープを紡糸口金を通じて凝固浴中に押出し、そ
こから繊維を引き出す。押出したドープは、水溶液又は
水自体とすることができる凝固浴中への侵入前に先ず空
気間隙中に通じることが好ましい。
【0008】以下の実施例は本発明を例証するものであ
るが、本発明を制限するためのものではない。
るが、本発明を制限するためのものではない。
【0009】
【実施例1】PPA中に重量で15%のポリ−p−フェ
ニレンベンゾビスチアゾール(I.V.=22.1)を
含有し且つ100,000ポアズの粘度(170℃の温
度と0.1逆数秒のせん断速度において測定)を有する
321.7gのドープに117.2gのMSAを加えた
。この混合物を、窒素で連続的にパージしたガラス反応
器中で、95℃において6時間にわたって二重らせん撹
拌機を用いて混和した。さらに65.1gのMSAを加
えて102℃で終夜撹拌を続けた。かくして得たドープ
は10.6%の濃度及び110℃で測定するときに61
,000ポアズの粘度を有していた。170℃の温度と
0.1逆数秒のせん断速度における計算したドープ粘度
は24,000ポアズであった。
ニレンベンゾビスチアゾール(I.V.=22.1)を
含有し且つ100,000ポアズの粘度(170℃の温
度と0.1逆数秒のせん断速度において測定)を有する
321.7gのドープに117.2gのMSAを加えた
。この混合物を、窒素で連続的にパージしたガラス反応
器中で、95℃において6時間にわたって二重らせん撹
拌機を用いて混和した。さらに65.1gのMSAを加
えて102℃で終夜撹拌を続けた。かくして得たドープ
は10.6%の濃度及び110℃で測定するときに61
,000ポアズの粘度を有していた。170℃の温度と
0.1逆数秒のせん断速度における計算したドープ粘度
は24,000ポアズであった。
【0010】
【実施例2】実施例1と同一の15%、100,000
ポアズの49ポンドのドープを10ガロンのアトランテ
ィック混合器中で27.8ポンドのMSAと混合した。 その混合物を真空下に40rpmで3時間混和した。か
くして得た濃度10.6%のドープを290穴の紡糸口
金を通して、空気間隙を通じ、冷却水浴中に110℃に
おいて押出した。生成した糸を大部分の酸溶剤が抽出さ
れるまで新しい水で洗浄した。次いで紡糸直後の湿った
糸を1.0gpdの張力下に670℃で9秒間走らせる
(30m/分)ことによって熱処理した。紡糸直後の糸
は13.6〜15.0gpdのフィラメント強度と38
0〜449gpdのモジュラスを有していた。熱処理し
た糸は約20gpdのフィラメント強度と約1,800
〜2,000gpdのモジュラスを有していた。
ポアズの49ポンドのドープを10ガロンのアトランテ
ィック混合器中で27.8ポンドのMSAと混合した。 その混合物を真空下に40rpmで3時間混和した。か
くして得た濃度10.6%のドープを290穴の紡糸口
金を通して、空気間隙を通じ、冷却水浴中に110℃に
おいて押出した。生成した糸を大部分の酸溶剤が抽出さ
れるまで新しい水で洗浄した。次いで紡糸直後の湿った
糸を1.0gpdの張力下に670℃で9秒間走らせる
(30m/分)ことによって熱処理した。紡糸直後の糸
は13.6〜15.0gpdのフィラメント強度と38
0〜449gpdのモジュラスを有していた。熱処理し
た糸は約20gpdのフィラメント強度と約1,800
〜2,000gpdのモジュラスを有していた。
【0011】
【実施例3】46ポンドの実施例1と同一の15%ドー
プを10ガロンのアトランティック混合器中で26.0
ポンドのMSAと混合した。実施例2の混合及び処理条
件を用いた。紡糸直後の糸は13.1〜14.8gpd
のフィラメント強度と286〜411gpdのモジュラ
スを有していた。熱処理した糸は19.3〜21.9g
pdのフィラメント強度と約1800〜2000gpd
のモジュラスを有していた。
プを10ガロンのアトランティック混合器中で26.0
ポンドのMSAと混合した。実施例2の混合及び処理条
件を用いた。紡糸直後の糸は13.1〜14.8gpd
のフィラメント強度と286〜411gpdのモジュラ
スを有していた。熱処理した糸は19.3〜21.9g
pdのフィラメント強度と約1800〜2000gpd
のモジュラスを有していた。
【0012】本発明の主な特徴および態様を記すと次の
とおりである。
とおりである。
【0013】1.重合体溶液に対して、170℃の温度
と0.1逆数秒のせん断速度において、約50,000
ポアズ未満まで粘度を低下させるために十分な量のメタ
ンスルホン酸またはクロロスルホン酸から選択した溶剤
を加え、紡糸口金を通じて溶液を紡糸し且つ押出物を凝
固させて繊維を形成させることを特徴とする、製造に用
いたポリりん酸の溶液からの直接のポリ−p−フェニレ
ンベンゾビスチアゾール、ポリ−p−フェニレンベンゾ
ビスオキサゾール又はポリ−2,5−ベンゾオキサゾー
ルから選択した重合体の紡糸のための改良方法。
と0.1逆数秒のせん断速度において、約50,000
ポアズ未満まで粘度を低下させるために十分な量のメタ
ンスルホン酸またはクロロスルホン酸から選択した溶剤
を加え、紡糸口金を通じて溶液を紡糸し且つ押出物を凝
固させて繊維を形成させることを特徴とする、製造に用
いたポリりん酸の溶液からの直接のポリ−p−フェニレ
ンベンゾビスチアゾール、ポリ−p−フェニレンベンゾ
ビスオキサゾール又はポリ−2,5−ベンゾオキサゾー
ルから選択した重合体の紡糸のための改良方法。
【0014】2.重合媒体中の重合体溶液は170℃の
温度と0.1逆数秒のせん断速度において少なくとも1
00,000ポアズの粘度を有する上記第1項記載の方
法。 3.170℃の温度と0.1逆数秒のせん断速度におい
て約30,000ポアズ未満まで粘度を低下させるため
に十分なメタンスルホン酸を添加する上記第2項記載の
方法。
温度と0.1逆数秒のせん断速度において少なくとも1
00,000ポアズの粘度を有する上記第1項記載の方
法。 3.170℃の温度と0.1逆数秒のせん断速度におい
て約30,000ポアズ未満まで粘度を低下させるため
に十分なメタンスルホン酸を添加する上記第2項記載の
方法。
【0015】4.メタンスルホン酸は最終混合溶剤の2
0〜60重量%の範囲にある上記第3項記載の方法。
0〜60重量%の範囲にある上記第3項記載の方法。
【0016】5.紡糸溶液は少なくとも10%の重合体
を含有する上記第1項記載の方法。 6.重合体は10〜25の固有粘度を有する上記第1項
記載の方法。
を含有する上記第1項記載の方法。 6.重合体は10〜25の固有粘度を有する上記第1項
記載の方法。
【図1】図はポリりん酸中のポリ−p−フェニレンベン
ゾビスチアゾールの溶液に対する、170℃の温度と0
.1逆数秒のせん断速度における、濃度の関数としての
ドープ粘度の曲線である。
ゾビスチアゾールの溶液に対する、170℃の温度と0
.1逆数秒のせん断速度における、濃度の関数としての
ドープ粘度の曲線である。
Claims (1)
- 【請求項1】 重合体溶液に対して、170℃の温度
と0.1逆数秒のせん断速度において、約50,000
ポアズ未満まで粘度を低下させるために十分な量のメタ
ンスルホン酸またはクロロスルホン酸から選択した溶剤
を加え、紡糸口金を通じて溶液を紡糸し且つ押出物を凝
固させて繊維を形成させることを特徴とする、製造に用
いたポリりん酸の溶液からの直接のポリ−p−フェニレ
ンベンゾビスチアゾール、ポリ−p−フェニレンベンゾ
ビスオキサゾール又はポリ−2,5−ベンゾオキサゾー
ルから選択した重合体の紡糸のための改良方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US53843790A | 1990-06-15 | 1990-06-15 | |
US538437 | 1990-06-15 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04241111A true JPH04241111A (ja) | 1992-08-28 |
Family
ID=24146934
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16741691A Pending JPH04241111A (ja) | 1990-06-15 | 1991-06-13 | 低い粘度を有する異方性紡糸ドープ |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
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JP (1) | JPH04241111A (ja) |
CA (1) | CA2044407A1 (ja) |
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---|---|---|---|---|
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US5296185A (en) * | 1992-12-03 | 1994-03-22 | The Dow Chemical Company | Method for spinning a polybenzazole fiber |
US5429787A (en) * | 1992-12-03 | 1995-07-04 | The Dow Chemical Company | Method for rapid drying of a polybenzazole fiber |
US5294390A (en) * | 1992-12-03 | 1994-03-15 | The Dow Chemical Company | Method for rapid spinning of a polybenzazole fiber |
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-
1991
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Also Published As
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