JPH04240954A - 屋内電話回線を用いたビデオ伝送及び制御システム - Google Patents

屋内電話回線を用いたビデオ伝送及び制御システム

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JPH04240954A
JPH04240954A JP2046091A JP2046091A JPH04240954A JP H04240954 A JPH04240954 A JP H04240954A JP 2046091 A JP2046091 A JP 2046091A JP 2046091 A JP2046091 A JP 2046091A JP H04240954 A JPH04240954 A JP H04240954A
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signal
energy
band
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JP2046091A
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David D Goodman
デイビッド ディ. グッドマン
Domnis Robert
ロバート ドムニズ
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Original Assignee
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、住宅の電話回線を通じ
てビデオシステムのコンポーネント間で信号を伝送する
システムに関する。 【0002】 【従来の技術】70年代の後半までは、一般消費者がビ
デオ信号を発生若しくは供給する電子機器を所有してい
るということは非常に稀であり、実際、一般家庭のテレ
ビジョン受像機は、電波を受信して映像を映し出すもの
であった。しかし、ここ十年の間に、ビデオカセットレ
コーダ(VCR)、ビデオカメラ、ケーブルコンバータ
、家庭用衛星放送システムが普及したためにこの状況は
豹変した。 【0003】今日、複数のテレビジョン受像機を所有し
ている消費者も少なくなく、そのために家の中の異なる
場所でテレビ番組あるいはビデオを見ることができるよ
うになった。この際、電波で受信したものではなく、前
記のビデオカセットレコーダ等の映像源からの映像を見
るには、これら映像源からの信号をテレビジョン受像機
に伝送する必要がある。映像源とテレビジョン受像機と
が同じ部屋にあれば、これらを同軸ケーブルで接続する
のがもっとも簡単な方法であり、ビデオカセットレコー
ダ及びケーブルコンバータについては一般にこのような
方法で近接するテレビジョン受像機に接続される。 【0004】映像源とテレビジョン受像機とが同じ場所
に存在していない場合には、家の内部に張り巡らされた
同軸ケーブルのネットワークで両者を接続する方法があ
る。しかしながら、一般の家庭ではこのようなネットワ
ークは施設されていないのが普通であり、かりに施設さ
れているとしても、好きな場所でアクセスすることはで
きない。加えて、ケーブルの施設については、見た目の
整然さ、あるいは壁の内部への収容が求められるために
、ネットワーク自体の施設を困難で扱いにくいものとし
ている。このため、各部屋間にケーブルを渡し、映像源
とテレビジョン受像機とを接続しようとする場合に問題
となる。とりわけ、各部屋が離れている場合、若しくは
、階が異なるような場合に問題が多い。 【0005】一般の住居では、ビデオカセットレコーダ
及びテレビジョン受像機を居間に配置し、二台目のテレ
ビジョン受像機を寝室に配置することが多く、このよう
な環境においては、新たにケーブルを施設することなく
、映像信号を住居内部に伝送し得るような技術の提供が
要望されることになる。かかる要望に対しては、低出力
映像信号を無線で送信する方法、若しくは、導伝路とし
て利用可能な電力線あるいは電話回線を利用する方法が
考えられる。 【0006】しかしながら、米国においては、FCC規
則のために現在のところ無線で映像信号を送信すること
は認められておらず、また、同様の理由から日本及びそ
の他の国においても実施化することはできない。(米国
国内では、FCC規則に明らかに違反するにも拘らず、
何種類かの低出力ビデオ信号送信装置が販売されている
という現実があるが、これを短距離用ビデオ信号送信装
置に対するニーズの現れと見ることができる。)法律的
規制に加えて、次のような問題もある。すなわち、住居
外の近隣で無線信号を予期せず受信する場合があり得る
し、また同じ周波数で送信している他の映像源の電波と
干渉を生ずるような場合もあり得る。 【0007】導伝路を介しての映像源とテレビジョン受
像機間の伝送方法の方が法律面からするとはるかに制約
が少なく、このような方法で伝送された信号が他の信号
と干渉を生ずる可能性も少なく、かつ、受信が可能な状
況にある。しかしながら、電力線に取付られている各種
機器からは様々な無線周波数の電気的雑音が発生されて
おり、干渉を引き起こすポテンシャルが高いために、電
力線を介しての伝送は極めて困難である。さらに、ヒュ
ーズ箱を介していることから導伝路としての信頼性は必
ずしも高いとは言えず、映像源とテレビジョン受像機が
それぞれ異なる回路から電力をとるような場合に問題と
なる。 【0008】無線若しくは電力線を介しての映像の伝送
が困難であることから、電話回線を介しての映像の伝送
が残された選択肢となる。しかしながら、これも技術的
かつ法律的に困難な問題を抱えており、現在のところ解
決策は見いだされていない。 【0009】問題点として明かなことは、通話との干渉
防止をいかに図るかという点と、公衆回線に接続する機
器に対する整合性をいかに図るかという点にある。米国
及び日本を含む多くの国の電話回線には、一般に4本尾
導電線(コンダクタ)があり、このうち2本を使って単
一の電話番号を使った通話を可能にしている。残りの2
本は、前記問題点の発生を防止するためのものと考える
ことができる。電話回線の施設工事に際しては、未使用
の2本尾導電線をネットワークの接続転移接続しないこ
とがしばしばあり、このような場合にはこれら未使用の
導電線が形成する伝送路が遮断した状態におかれること
になる。 【0010】一方、使用する2本の導電線により確立さ
れる伝送路は、電話機をそれぞれのジャックに接続して
使用可能な状態とすれば、これらジャック間での連続性
は担保される。各ジャックが直接中央電子切替機に接続
されており、中央電子切替機が公衆電話回線のインター
フェースとして機能するような場合には例外となる。、
この中央電子切替機のために、各ジャック間の伝送路が
遮断されることになるからである。 【0011】公衆若しくは私設電話網へ接続した場合に
生ずる問題以外に、電話回線を用いた伝送には、他の技
術的、法的問題が存在する。技術的問題は、ケーブルの
特性、施設及べ接続技術並びに電話機器に関する規格を
定める際に映像信号の伝送を前提にしていなかったこと
に起因している。高品位高周波(RF)信号を確実に伝
送するには、前記ファクタが重要であり、逆に映像信号
の伝送には適さない結果となっている。 【0012】法的には、高周波信号をシールドされてい
ないケーブルに流した場合に何らかの電磁放射を生ずる
ことが問題とされる(同軸ケーブルと異なり、電話線が
接続された金属導体によりシールドされておらず、この
ため電磁放射を防止することができない。)米国及び日
本をはじめとする国々では、高周波電磁放射に対する規
制が非常に厳しいため、仮にこのような規制がなければ
映像信号の伝送を実現できる技術が存在していたとして
も、現実には、かかる規制のために実現できないのが現
状である。 【0013】映像信号を通常の電話回線を通じて伝送す
るためのシステムがいくつか開発されているが、いずれ
も住宅用のものではない。米国特許第4、054、91
0号には、映像信号の周波数を上げることなく、通常の
2本の線路を通して映像信号を伝送するためのシステム
が開発されている。しかしながら、前記米国特許に開示
されている設計に基づいて伝送される映像信号には、低
周波数成分を含ませてあるために、これが電話信号との
間で干渉を引き起こすという問題がある。 【0014】米国特許第3、974、337号には、音
声帯域の通信に障害を与えないようにするための映像信
号の周波数を0.5MHz程度上げて伝送する方式の開
示がある。しかしながら、この方式によれば急速に減衰
するような所定の帯域幅を越えた高い周波数の信号を利
用しないようにするため、映像信号の帯域幅を制限する
ための手段が必要となる。更に、得られた帯域の高域側
をプリエンファシス処理をするか、あるいは低域側以上
に増幅するかして周波数に対する減衰の差を補償してい
る。 【0015】前記米国特許第3、974、337号に記
載されている技術が目的としているところは、1Kmあ
るいはそれ以上のオーダーの範囲にわたって映像信号を
伝搬させることにある。しかしながら、信号の帯域幅の
伸張を行うための電子機器は極めて高価であり、また、
映像源とテレビジョン受信機の間の距離に応じて信号の
プリエンファシスの程度を変えなければならないという
実に困難な問題を抱えている。これはユーザーにとって
は不便きわまりない。更に、システムが0から4MHz
の間の周波数に依存しており、個の帯域は場に伝送周波
数が制約されるという問題がある。この問題は法的問題
にも関係してくる。例えば、米国においては、公共の電
話網に接続される回線に6MH以下の高周波信号を流す
ことを禁止する規制が存在するからである。また、この
システムでは、単一の帯域には単一の信号しか伝送でき
ないという制約があることも問題である。 【0016】米国特許第4、485、400号に開示さ
れているような方法をはじめとして、映像信号の解像度
あるいは鮮映度(refresh rate)を減殺す
ることによって帯域幅を縮小し、減衰にかかる問題を回
避しようとする様々な方法が提案されている。現在、米
国及びその他の国においては、映像のいわゆる”ちらつ
き”を防止するのに必要な鮮映度を規格化している。消
費者は”ちらつき”あるいは映像の鮮映度に対しては厳
しい目を持っていることから、これら鮮映度を犠牲にし
た解決策は直ちには解決策となならない。 【0017】鮮映度を犠牲にしないような方法で電話回
線を通じて映像を伝送する装置が2種類市販されている
。ひとつは、例えば、カナダ国、トランスにあるジャベ
リン電子が販売するJ411システムのようなケーブル
機器供給会社により販売されているものである。このシ
ステムの正価はほぼ1000ドルである。 【0018】この装置は、単一の非変調映像信号を回線
を通じて伝送するものである。この信号は3KHz以下
の周波数成分を含んでいるので、電話通信との間で干渉
を生ずる。また、仕様書によれば、「伝送は専用のより
あわせ線で行うものとし、(電話用ケーブル用としては
一部分が与えられる。)...そして、鮮明に、負荷が
ない状態で、かつ他の機器に接続しないで伝送を行わな
ければならない。」とある。そして、この装置でも高域
周波数成分を増幅するプリエンファシスを行っており、
費用的に高いものになっているのみならず、ユーザー側
において所定の調整をしなければならないという不便さ
がある。 【0019】市販されているもう1種類の装置は、イン
パクト2000によって販売されている”テレ−マジク
(Tele−Majic)という商品である。この装置
は一対の同じ接続ケーブルを有し、これらのケーブルは
ある場所にある映像源を屋内の電話線に接続し、別の場
所にあるテレビジョン受像機を同じく電話線に接続し、
テレビジョン受像機のある部屋で映像を見ることができ
るようにしたものである。 【0020】それぞれのケーブルはビデオ機器に接続す
る従来のマッチングトランスフォーマと、電話信号を遮
断して干渉を防止するためのコンデンサと、電話ジャッ
クに接続する標準のプラグであるRJ−11プラグを一
端に有する電話コードとからなる。 【0021】この装置は、映像源からケーブルに映像信
号を流し、離れた場所でその映像信号を修復しようとす
るものである。種々の理由により、問題を解決し得るも
のではない。 【0022】まず第一に、”テレ−マジク”は映像増幅
器を有していないため、電話線に伝送される信号の強さ
が映像源が送り出す信号の強さ以下に制限される。しか
し、米国内で市販されているビデオカセットレコーダの
出力信号レベルは、法規制により1mV、75Oohm
sに対しほぼ10dBに制限されているため、ここで問
題が生じる。すなわち、この信号レベルの映像信号は電
話線内でたったの数フィ−ト伝送されるただけで、テレ
ビジョン受像器がその映像品質維持のために必要な信号
レベル以下に減衰されてしまうことになる。 【0023】”テレ−マジック”にはその装置内の電子
機器の半分を占める整合トランスがあるが、これは上記
の低信号出力による制限を除去するについての次善策に
しかすぎず、この整合トランスの正確な目的はなんら明
らかにされていない。ただし、一般の75ohm/30
0ohm整合トランスを使用している点で、低コスト化
を図っているのは明かである。なお、この75ohm/
300ohm整合トランスは75ohm同軸ケ−ブルと
”平行2線式”伝送線とをつなぐものである。かかる様
式の整合トランスは、事実上米国内で市販されているす
べてのビデオ装置に組み込まれており、これらビデオ機
器は、非常に安価になっている。 【0024】整合トランスはビデオ機器のインピ−ダン
スを電話線に整合させるためのものである。しかしなが
ら、一般の電話線のインピ−ダンスは低VHFチャンネ
ルでおよそ100ohmであって、300ohmではな
い。したがって、インピ−ダンス不整合が起こり、映像
信号は映像源からケ−ブルを通ってネットワ−クを通過
する際に必要なエネルギ−より大きなエネルギ−を損失
することとなる。 【0025】このトランスはまた電話回線の2つの線に
おける電圧のバランスをとり電磁放射を減らすためのも
のでもある。しかし、”テレ−マジック”で用いられて
いるトランスは全映像周波数の映像信号を扱うよう設計
されているので、特定の周波数に対して適合するよう特
別に設計されたトランスほどにはよく映像信号のバラン
スをとることはできない。このバランスの欠如は最大限
バランスがとられた信号から生じる電磁放射以上の電磁
放射を生じさせることになる。 【0026】もう一つの問題はその装置に設置されたト
ランスを用いた電話信号を完全に絶縁するためには2つ
のコンデンサが必要であるのにかかわらず、”テレ−マ
ジック”においては1つのコンデンサしか設けられてい
ないことである。かかる設計上の欠点は、この装置をそ
の外方シ−ルドが接地された同軸ポ−トに接続した場合
に、通話が中断されてしまうといった問題をおこすこと
になる。 【0027】また、たとえ住宅内のいたるところに映像
信号を伝送することができたとしても、遠いところにあ
るテレビジョンで信号を観ている者がかかる信号を供給
している装置を制御することはできない。しかして、多
くの映像源、とりわけビデオカセットレコ−ダやケ−ブ
ルコンバ−タは、使用者からの命令に応じて赤外線制御
信号を発する手持ち型のコントロ−ラと協同して動作す
るように設計されている。かかる赤外線信号は、その送
信器と映像源とが別の部屋にある場合には一方が他方の
位置からの視界内にある場合を除き、映像源に達するこ
とはできない。したがって、電話回線で映像を伝送する
技術が完成した場合には、かかる制御信号の伝送につい
ての要求が生じることになる。さらに、ここで、この制
御信号の伝送を映像信号の伝送のための電話回線と同一
の回線でおこなえば、装置を安価にすることができる。 【0028】米国特許第4、509、211号には、映
像信号を伝送する伝送線に赤外線発信器からの制御信号
をも伝送させる方法として唯一公知の方法が記載されて
いる。この方法では、テレビジョンの領域で受信された
赤外線信号を電気的インパルスに変換する。ここで得ら
れるインパルスは、一般的な赤外線制御信号の性質によ
り1Mhzより低い周波数に集中するため、一般的な映
像信号の周波数より低いものとなる。このインパルスは
伝送線を通ってプログラム可能な映像源の領域に伝送さ
れ、この映像源で赤外線エネルギ−に再変換された後も
との光のパタ−ンを再生することになる。 【0029】前記米国特許第4、509、211号の技
術は、同一の伝送線を用いる別の信号のエネルギ−が制
御信号エネルギ−の周波数帯域に集中しているという状
況に対しては適切なものではない。たとえば、使用して
いる(活用中の)電話回線をこの伝送線として使用する
場合である。なぜなら、この米国特許の技術を用いると
、赤外線コントロ−ラからの信号と通話信号の情報内容
は共に0khzから3khzの間の周波数を有するため
に、これら2つの信号が衝突してしまうからである。 この場合、電話器のように0khzからおよそ3khz
までの間の周波数に調整されている受信器は、電話信号
と制御信号の両方に反応してしまう。この結果、通話内
容にはノイズが多くなるか、または、赤外線信号が不明
瞭となるか、または、この両方になってしまう。(ただ
し、もし一方の信号が他方に比べて非常に強ければ該一
方の信号が歪もなく受信されることになる。)更に、こ
の装置は映像信号の存在の如何をとわず、その機能を停
止してしまうことにもなりうる。 【0030】前記米国特許第4、509、211号の装
置は、”絶縁回路”というものを他の技術と結合した形
で有している。この”絶縁回路”は赤外光パタ−ンより
得られた電気信号が映像源と電話受信器に達しないよう
にするものである。この米国特許には、「もし種々の信
号が干渉しないかまたはなんらかの絶縁手段があれば、
電力線も電話回線も他のあらゆる導電システムも使用す
ることができる。」との記載があるが、これは正しくな
い。もし2つの信号がその周波数において互いに重なり
合っている場合には、どんな絶縁手段でもその2つの信
号を明瞭に分けることはできないため、1つの信号と反
応するように設計された受信器にその1つの信号だけが
達するようにすることができないからである。 【0031】実際、この米国特許に記載された絶縁回路
はこの回路の応用というこの米国特許のまさにポイント
にすらまったく不必要なものである。この米国特許のシ
ステムにおいては、映像信号と制御信号はその周波数が
まったく重なることなく、単一の導電路を伝送される。 そして、絶縁回路はこの導電路に接続された映像源とテ
レビジョン受信器への制御信号の到達を妨げるべく設け
られている。しかしながら、ビデオカセットレコ−ダや
他の事実上すべての映像源はその出力ポ−トに逆の絶縁
手段を持っており、これらポ−トに入ってくる電気エネ
ルギ−はこれら映像源になんの影響も与えない。したが
って、これら映像源にさらに別の絶縁手段を加える必要
はないのである。さらに、テレビジョンを特定の映像チ
ャンネルに合わせた場合には、このチャンネル外の周波
数の信号はそのエネルギ−レベルが非常に高い場合をの
ぞき無視される。したがって、この方法と同様にして制
御信号が無視されることになる。ちょうどテレビジョン
受像器がVHFチャンネル4に合わされている場合にV
HFチャンネル3とVHFチャンネル5の映像信号が無
視されるのと同じような具合である。 【0032】この米国特許第4、509、211号には
、絶縁回路の誤った記載と本願発明には不適切な赤外線
伝送システムについての記載を除き、電話回線を使って
映像を伝送することについてなんら記載されていない。 【0033】この米国特許第4、509、211号に記
載された電子的原理にしたがってビデオカセットレコ−
ダとテレビジョンの間で映像信号と赤外線信号との伝送
を行うものとして、”ラビット”と呼ばれる一対の電子
的送信/受信装置がある。この装置は、そのパッケ−ジ
で米国特許第4、509、211号について触れており
、1985年から小売り販路で売られてきた。この装置
は単一の一対の非常に細い絶縁された線路よりなる伝送
線を用いるものであり、使用者が自分でこの伝送線をビ
デオカセットレコ−ダとテレビジョンとの間に載置しな
ければならない。このように、この装置はまさに本発明
がその除去を目的としている困難性を有しているのであ
る。 【0034】他にもテレビジョンからの赤外線信号を遠
く離れて配置されたビデオカセットレコ−ダへ伝送する
システムが知られているが、このシステムは伝送線でな
く無線技術を利用している点で異なっている。この装置
はデファニアックスプリングス、Flaのウィンドマス
タ−マニュファクチャリング社から”リモ−トエクステ
ンダ−”の名で売られている。この装置は、赤外線信号
を電気的インパルスに変換し、そのインパルスの周波数
をUHF周波数まで高めた後アンテナに送って、そこか
ら無線送信をするものである。遠く離れて配置された受
信機は、このUHF信号を受信して、もとの周波数まで
下げた後、そのインパルスを利用してもとの赤外線パタ
−ンを再生する。 【0035】しかしながら、このシステムは無線技術を
利用するため干渉の影響をずっと受け易く、したがって
、受信機は近くで操作されている別の一対の送信/受信
機の送信機からの制御信号を誤って受信してしまう可能
性がある。さらに、映像を電話回線で伝送する技術と結
合する場合には、その電話回線を利用して制御信号をも
伝送する方がずっと経済的なのは明かである。 【0036】赤外線信号と単一の映像信号とを電話回線
で同時に伝送する事が本願明細書に記載する技術の主な
目的である。しかし、複数の映像源からの信号を同時に
伝送する事ができるようにその技術を拡張することが有
用であることは明かである。この場合、各映像源が送信
する信号の周波数帯域が互いに異なっているときには電
話回線になんらの障害手段も形成する必要はない。しか
し、多くの要因が利用できる周波数帯域の数を制限する
ことになる。そのうち特に拘束的な制限は電話回線を利
用することの困難性から生じるものである。そして、も
し利用したい映像源の数が利用できるチャンネルの数を
越えている場合には、かかる制限は決定的なのがれられ
ないものとなる。 【0037】しかし、もし映像を観ている者が同一の周
波数帯域を用いる複数の映像源のうちの1つを除き残り
全部の影響を消去することができれば、その1つの映像
源の画像だけをなんの干渉も生じさせずに表示させるこ
とができる。この可能性は、映像を伝送すべく接続され
ている種々の映像源のうちの1つを使用者が迅速に、か
つ簡単に、遠隔操作できるような技術の開発を要求する
ことになる。 【0038】 【発明が解決しようとする課題】上述の点に鑑み、本発
明の一の目的は電話回線の活用中のネットワ−クを通し
て映像信号と赤外線送信機からの制御信号とを伝送する
際の困難を解消することである。 【0039】 【課題を解決するための手段】上述した課題および他の
課題を解決するため、本発明は、一対の送受信機(トラ
ンシ−バ−)からなる。このうちの第一送受信機はビデ
オソース(映像源)と電話のジャックまたは電話回線網
にアクセスするための別のポ−トとの間の接続用として
設計されている。そして、もう一方の送受信機であって
、第一送受信機と協同して動作するものは、一般のテレ
ビ受像機と電話ジャックとの間の接続用として設計され
ている。 【0040】したがって、本発明の通信システムは、回
線網と、該回線網に電話機を接続するために通常使われ
る複数の端子と、電話システムのインターフェースから
成り、該端子は異なったエリアに位置し、該回線網は該
端子を該インターフェースに接続する複数から成る2本
の導体パスで構成され、第一エリアに該端子の一つであ
る第一端子と第一電子装置(1)、第二エリアに第二端
子と第二電子装置(15)、さらに該第一エリアに赤外
線発信器からの赤外線信号に感応し、操作モードを決定
し、該赤外線発信器が第二エリアにある時は該発信器の
レンジ外である第一エリアに設けた装置(2)とから成
る通信システムにおいて、a)該第二電子装置(15)
は、さらに赤外線放射を第一の電気インパルス列に変換
する第一変換手段と、該第一の電気インパルス列を第二
の電気インパルス列として示し、該第二列の情報内容は
実質的に該第一列の情報内容と同一であり、該第二列の
エネルギーのほぼ全部は通常の電話機の通信で使われる
最も高い周波数を上回る周波数に集められる第一表示手
段とを有し、該第一表示手段は、所定長さの前の時間に
わたって該第一の電気インパルス列のエネルギーレベル
の加重平均信号を作る手段と、該第一の電気インパルス
列のエネルギーレベルが該加重平均信号を越える時高レ
ベル状態をとり、それ以外は低レベル状態をとる第一バ
イレベル信号を作る手段と、所定長さの前の時間にわた
るどの時間でも固定ファクターによって、該第一の電気
インパルス列のエネルギーレベルが該加重平均を越える
時高レベル状態をとり、それ以外は低レベル状態をとる
第二バイレベル信号を作る手段と、該第一バイレベル信
号と第二バイレベル信号の両方がその高いレベルにある
時のみRFキャリヤを作る手段とを有し、該第二電子装
置(15)は、該端子群の第二端子に接続し、該第二の
電気インパルス列を回路網に送信する第一送信手段を有
し、該送信手段は、通常の電話機の通信で使われる最も
高い周波数より下の周波数に集中したエネルギーを持つ
信号に該第二の電気インパルス列を実質的に同一のまま
送信しながら、高インピーダンスを提供する第一フィル
ター手段を有し、b)該第一電子装置(1)は、該端子
群の該第一端子に接続し、回線網からの該第二の電気イ
ンパルス列を受信する第一受信手段であって、通常の電
話機の通信で使われる最も高い周波数より下の周波数に
集中したエネルギーを持つ信号に該第二の電気インパル
ス列を実質的に同一のまま送信しながら、高インピーダ
ンスを提供する第二フィルター手段を有するものと、該
第二の電気インパルス列を実質的に該第二列の情報内容
と同一である情報内容を持つ第三の電気インパルス列と
して示す第二の表示手段と、該第三の電気インパルス列
を赤外線放射に変換し、第二エリアの赤外線放射によっ
て作られた光パターンと実質的に同一の特性を持つ光パ
ターンを作る第二変換手段、とから構成したことを特徴
とする通信システムである。 【0041】 【作用】本発明の送受信機は、一般の住宅の電話システ
ムの回線として設けられた2本線導電路をそのまま利用
できる。したがって既述の公知の技術とは明らかに異な
る以下の効果が得られることになる。 【0042】1)  一の送受信機を介して接続された
それぞれのテレビジョンは、そのテレビジョンが受け取
る他の信号に加え、該一の送受信機と協同して動作する
もう一つの送受信機を介して接続されたどのビデオソ−
スからの信号をも表示することができる。 【0043】2)  同時に接続しかつ操作できるテレ
ビジョンの数を無制限にすることができる。そして、各
テレビジョンは、それが接続されている複数の映像源の
うちのどれをも、その映像源が活動中すなわち電話回線
網にその信号を伝送している限り、いつでも、選択し、
その信号を表示することができる。 【0044】3)  同時に活動させることができる映
像源の数は多くの相異なる要因によるが、常に1よりは
大きい。活動中の各映像源からの信号は、回線中を伝送
される際には、相異なる互いに重なり合わない周波数帯
域を占めることになる。 【0045】4)  単一の周波数帯域を分けあうこと
ができる映像源の数は無数にあるが、単一の周波数帯域
にある映像源のうち任意のある時に活動できるのは1つ
だけである。そして、映像源に接続される送受信機には
、二の技術のうちの一の技術である、テレビジョンを観
ている者が特定の周波数帯域にある活動中の映像源を遠
隔的にかつ簡単に切り替えることができるというものを
利用している。 【0046】5)  赤外線送信機からの制御信号に反
応しかつ送受信機を介して接続されているどのビデオソ
−スも、接続されたテレビジョンが配置されているどの
場所からも制御できる。そのテレビジョンのある場所が
ビデオソ−スの視界内にあるか否かにかかわらずに制御
できるのである。 【0047】6)  電話や、内部通話装置・ファクス
装置・モデム装置等と伝導される他の低周波通話装置の
動作は、本願明細書に記載されているどの装置との接続
やその動作によっても影響を受けない。 【0048】7)  以上の効果はすべて、単に送受信
機を接続したことによって得られたものである。使用者
側には特別な作業等はなんら必要ないのである。 【0049】これらの目的や効果に加え、本願明細書に
は、電話回線網に直接接続される特別のテレビジョンに
ついての設計も記載されている。このテレビジョンは既
述のビデオソ−ス送受信機と協同して動作するように設
計されている。このテレビジョンは、電話回線から映像
信号を得るための電子素子や、その映像信号に同調する
ための電子素子を有している。さらに、このテレビジョ
ンは、検出した赤外線制御信号をふたたび電話回線中に
送信し、接続されたビデオソ−スの制御を行う送受信機
へ送る。送受信機同様、電話回線における通話にもなん
の干渉も生じさせない。 【0050】安価な装置とするための別の設計内容につ
いても、本願明細書には記載されている。かかる設計に
よれば、中央電子スィッチユニットを有する特別の電話
システムが施設されている住宅にも、送受信機および電
話と結合して、上記効果を与えることができる。 【0051】 【実施例】本発明の装置は、通常の電話通信に悪影響を
与えることなく活用中の電話回線網を通じ、赤外線発信
機からの制御信号とビデオ信号(映像信号)とを送信す
る。それらの装置は、放送で使われるものと同じ解像度
とリフレッシュレートのビデオ信号に適応するように設
計してある。通常の住居で見られる回線の長さを通じ信
号を送信させる時、この装置は減衰がない画像と、クリ
アーな制御指令のもととなる高い信号忠実度を有する。 【0052】これらの装置の設計は、こうした回線網を
通じて送信させるビデオ信号の物理的特性の広範囲な実
験的研究かつ理論的研究、また消費製品としての使い勝
手と経済性に対する特別な需要についての深い洞察、さ
らに、電気信号処理部品の新規な組合せなどのような回
路設計を必要とした。 【0053】この装置の説明は、電話回線を通じた送信
の概説から始める。すなわち、ビデオ送信の研究の概説
から始め、赤外線制御機から信号を送信するように考案
した方法の説明で終わることになる。 【0054】上記概説につづいて、組み合わせる一対の
送受信機、特別なテレビ/送受信機対、特別なアダプタ
ー等の設計について種々のオプションの説明を行なう。 一般消費用電子製品に関する他の考察と同様に、これら
の設計、考案について送信の影響研究の説明を行なう。 種々の設計、考案の利点および欠点についても説明し、
望ましい実施態様を述べる。終わりに、一般的用語で記
述した回路の電子工学上の詳細を説明する。 【0055】ここでビデオとして記述した信号は、NT
SC,PAL,SECAM,あるいは世界中の公共放送
で使われている同様のフォーマットにより符号化した画
像情報を提供する信号を示す。これらのフォーマットは
秒あたり50から60の画像フレーム、1フレームあた
り525から625本の垂直解像度である。 【0056】一般的に、記載の装置はこれらのフォーマ
ットによるビデオ信号とともに音響情報を送信するよう
に設計、考案されている。しかし、記載の技術の大部分
は音響情報があろうがなかろうが同じに機能する。その
ため、記載のビデオ信号は音響情報を伴う信号、あるい
は伴わない信号の両者を示す。音響情報が特に含まれる
(あるいは含まれない)時は、明示する。 【0057】電話回線を通じたビデオ信号の送信【00
58】以下に示す種々の問題は、電話回線網を通じてビ
デオ信号を送信する際に克服しなくてはならない事柄で
ある。 【0059】1)反射あるいはゴーストとして知られて
いるマルチパス効果は、ビデオを歪ませる。信号がソー
スから多くの様々なパスを経て受信機に到るので、こう
した効果が回線網中で生じる。二種の異なる長さのパス
を通じて受信機に信号エネルギーが到達するなら、一方
のパスを流れる信号を他方のパスを流れる信号に対し時
間的にずらす。これは受像管の走査サイクルにおいて二
つの異なった位置で同じ像があらわれる。ずらし幅がか
なり大きいと「ゴースト」と呼ばれている特殊な歪みパ
ターンができる。放送信号を反射したり、近くのアンテ
ナに対してかなり差のある長さのマルチパスを作る大き
な建物によって、一般的に放送信号のマルチパスゴース
トができる。 【0060】2)送信パスを通じての信号エネルギーの
減衰は、高品位画像を作るに必要なレベル以下にテレビ
受像機のS/N比を減少させる。高品位ビデオには40
dBをわずかに上回るS/N比が必要である。受像機で
の信号エネルギーが回線でのノイズレベルの40dB以
内、あるいはテレビ受像機の最低ノイズ値に低下すると
画像劣化がおきる。 【0061】信号ソースから受信機へ到る際、いかなる
送信パスの終点でも低エネルギーとなる信号エネルギー
の衰弱に対して、三つの要因が関与する。すなわち、【
0062】a)回線による信号エネルギーの減衰あるい
は消失 【0063】ビデオ信号がほとんど減衰しない同軸ケー
ブルとは異なり、電話回線は高周波エネルギーを極端に
減衰させる。この減衰はパスの長さに直線的に増加し、
周波数に比例して増加する。たとえば90Mhzでは、
通常の電話回線は100フィートにつき14dBの割り
で減 衰し、また175Mhzでは100フィートにつ
き約25dBの減衰である。 【0064】b)回線の分岐する回線網の接合点【00
65】ソースから受信機へエネルギーを運ぶ主なパスの
一つにある時、重大な減衰が生じる。別のパスが非常に
長い時、エネルギーは分離し、主な送信パスのレベルを
約3.5dB低下させる。別のパスが短い時、減衰は支
線が開いているか否か、あるいは終点となっているか否
かで決まる。もし支線が終点となっていないなら、減衰
はこの値より少なく、また極端に短い支線の時は無視し
得る。高い周波数では、3.5dB極限値がかなり早く
近付く。 【0066】c)高周波エネルギーを消失する電話機器
【0067】かなりの数の電話機器がこの性質を示す。 上記のごとく短い支線を終点にすれば、主たる送信パス
からエネルギーを放出することになる。強力な消失効果
を持つ装置は、通常の3.5dBの分配損失以上にエネ
ルギーを低下させる。これらの支線の長さが延びるに伴
い、支線の衰弱化がエネルギーの放出現象を防止し、通
常の3.5dBの分配損失が支配的な要因となる。高い
周波数では、短いパスで3.5dB極限値となる。 【0068】3)周波数に伴って衰弱化が増大するとい
う事は、6Mhzビデオチャンネルのハイエン ドに近
いエネルギーをローエンドのエネルギー以上に衰弱化さ
せる。これは信号のパワースペクトル内に「傾斜」を発
生させ、信号の歪みを作り、映像の低下を招くことにな
る。 【0069】4)アンテナのように働く回線によって捕
捉した強い放送信号による干渉が、顕著な歪みを生み出
す。放送信号エネルギーを受信する回線の能力は周波数
に伴って増大する。 【0070】5)同軸ケーブルとは異なり、電話回線は
アースした金属導体でシールドされておらず、無線周波
数の電気エネルギーを伝導する際電磁波の放射がかなり
生じる。これは、その周波数に同調させた近くのテレビ
受像機や受信機に対し電波妨害や干渉を生じるように、
法的な問題を生み出す。所定の信号レベルによる電磁波
の放射レベルは周波数に比例して増加する。(電磁放射
を遮蔽する規則に比べ、公共電話回線網に無線周波数装
置を接続する際、装置が6Mhz以下のエネルギーを発
生しなければ、アメリカ合衆国では特別の法的 問題は
発生しない。回線網がこの種のエネルギーを問題となる
レベル以下に早急に衰弱化させるので、規制は必要では
ない。) 【0071】これらの問題に対処する一つの策は、ビデ
オ信号を回線に通す前に同じ情報で異なった波形に再コ
ードすることである。たとえば、信号の帯域幅を情報を
失わずに圧縮し、傾斜、妨害、電磁放射等の問題を減ら
す。しかし、圧縮や他の記録技術の実行は非常にコスト
がかさみ、しかもこれらの問題のすべてをそれほど軽減
するものでもない。 【0072】ビデオ信号の符号化や変調の方法は余分な
情報をもつ信号を作りだすので、情報の大きな損失もな
くシャープなフィルターかけによってビデオ信号の帯域
幅を減少させることができる。しかし、有効な減少は大
きくないので、この策も上記問題をそれほど軽減できそ
うもない。 【0073】波形変更という第二の方法はローエンド以
上の高周波の信号を増幅させる。これはプレエンファシ
スと呼ばれ、信号の傾斜現象を補正する。しかし、顕著
な問題の一つへの唯一の対処であるという事実から離れ
ても、プレエンファシスはコストがかさみ、新しい住居
での設置の際、補正レベルを調整する必要があるという
不便がある。これは、減衰化の差というものが、ある住
居から他に移ると変わる全体的な減衰化に比例するとい
う理由による。 【0074】住居の再配線(これは発明の目的を損なう
)以外では、送信を援助するために練習可能な他の制御
要素のみ、エネルギーレベルと周波数の選択をして、ま
た接続した電話機器の効果を限定できる電子的方法によ
って行なう。しかし、当業者の多くは、電話回線網を通
じて伝達した増幅ビデオ信号にほとんどの周波数とエネ
ルギーレベルでゴースト現象が生じると考えている。 他は、回線に流すほど高く信号を増幅させることが容認
できないレベルの電磁放射を発生させると考えている。 【0075】この回線網での送信を研究するため、本発
明者らは、送信信号によって作られる画質の観察および
送信信号によって出来る電磁放射の測定等を含んだ一連
の実験を考案し実施した。 【0076】実験の一部として、後に説明する技術を用
い、回線網の一ヶ所の引き込み口から増幅ビデオ信号を
供給し、二番目の引き込み口からそれらを回収する一対
の送信/受信機器を設計した。この装置を用い、異なっ
たエネルギーレベルと周波数のビデオ信号を使い20軒
の住宅で実験を実施した。ほとんどの実験で対象の引き
込み口で電話機をはずし、回線網の別の位置では残した
。同じ引き込み口での電話機の分配効果を研究するため
二、三の実験を行なった。 【0077】電磁放射試験は50フィートの長さの回線
(地上を水平に延び、1フィート上昇した終点なし)に
ビデオ信号を流して行なった。回線の中間地点から3メ
ーター離れた位置に目盛り付きのアンテナを設け、磁界
強度を測定した。信号は回線に供給する前に、放射が最
小になるように調整した。その調整は「バランス調整」
と称されるプロセスであり、記載の送受信機で使い、後
に詳細な説明がある。 【0078】送信周波数としてもっとも自然な選択は、
低VHFレンジのチャンネルである。アメリカ合衆国で
は、低VHFレンジはVHFチャンネル2から6で構成
され、54Mhzから8 8Mhzである。 VHFチ
ャンネル2から4は54Mhzと72Mhzにまたがる
3本の6Mhz幅 のチャンネル群から成り、VHFチ
ャンネル5と6は76Mhzと88Mhzにまたがる第
二のチャンネル群から成る。 【0079】低VHFレンジのチャンネルは、通常のテ
レビで同調可能な最も低い群から成るので送信周波数の
良好な候補である。同調可能の利点は、テレビ受像機が
同調可能な形態で回線からの信号を受けることが出来、
周波数を変換する電子機器の必要性が減少することであ
る。VHFチャンネルの低周波数帯を用いる利点は、衰
弱化や電磁放射の付随的な減少である。 【0080】さらに同調可能の利点は、チャンネルがロ
ーカルビデオ放送に利用されてないなら、合衆国内の回
線によって捕らえた放送エネルギーからの干渉を受ける
可能性はない。これは合衆国内でビデオ放送に割り当て
られた周波数帯域は他のどんなサービスも使用されない
からである。 【0081】低VHFレンジを通じてのバリエーション
はほとんど望めないので、試験はVHFチャンネル3で
のみ行なった。このレンジ以上の周波数は試験しなかっ
た。つまり、VHFチャンネル6を上回る初めの同調可
能なチャンネルは174MhzのVHFチャンネル7で
あ り、かなり顕著な衰弱化と電磁放射が予測され、し
かも低VHFチャンネルの利点を生かせないことになる
。 【0082】衰弱化と電磁放射の減少が、同調可能なレ
ンジ以下のチャンネルを使ってかかる余分な費用を相殺
すると目して、VHFチャンネル2より下の周波数の送
信を研究することとした。合衆国連邦通信委員会制定電
磁放射限度は30Mhz未満であるので、24Mhzか
ら30Mhzのチャンネルを選択した。 【0083】同調可能なレンジ以下の周波数で、高解像
度かつ高いレフレッシュレートのビデオ信号を送信する
という出願に限って、ケーブルTV配線網で余分の帯域
域が必要であると発明者は理解している。この必要性は
、ビデオ信号を離れた位置から中央送信所に送る時に生
じる。この周波数域は、通常、配線システムがVHFチ
ャンネル2より下の周波数を使用してないので逆送信に
有効である。この周波数域はテレビでは同調できず、ま
た、発明者の知るところでは一般消費者用のビデオ機器
でも使用してない。 【0084】以下は、送信と電磁放射実験の結果の概要
である。 【0085】1)  1mV について37.5dBの
エネルギーレベルで流れるVHFチャンネル3を ソー
ス端から回線に供給した時、85%の試験でリモートジ
ャックの位置で受信した信号により画像の低下が見られ
た。このエネルギーレベルの信号による電磁放射は、3
メートルの位置で測定して約200μV/Mであった。 【0086】2)  1mV について42.5dBの
エネルギーレベルで、24Mhzから30Mhzの間に
 集中したビデオ信号は100%の試験で画像の低下が
見られた。電磁放射は、3メートルの位置で測定して約
200μV/Mであった。(高い伝導性の信号レベルを
使ったので、このレベルはVHFチャンネル3と同じで
あった。)【0087】3)  どの周波数でもエネル
ギーレベルでもゴーストは見られなかった。 【0088】4)  アンテナ受信を経て画像低下を起
こすほど干渉が強い時のみ、放送ビデオソースからの干
渉で画像が歪んだ。遠方のビデオソースは干渉を起こさ
なかった。もちろん、このタイプの干渉試験はVHFチ
ャンネル3のみで、24Mhzから30Mhzの間のチ
ャンネルではおこなわなかった。 【0089】5)  CB無線送受信機からの信号(出
力5ワット、26.965Mhzから27.4Mhzの
レンジで操作)は、CB無線送受信機が電話回線の50
フィート以内にある時24Mhzから30Mhzの間の
ビデオチャンネルの送信に干渉を生じた。他のソースか
らの干渉は認められなかった。しかし、干渉周波数で送
信するソースが近くにあるか、大きな出力で送信すれば
もちろん起り得る。 【0090】6)  送受信機によってのみ前以て使っ
ていた引き出し口で電話機を接続すると、他の高画質映
像を低下させた。 【0091】7)  歪みは観察されず、信号スペクト
ルの傾斜も見出だされなかった。 【0092】8)  VHFチャンネル3で回線を通じ
て送信する信号からの放射は、しばしば若干ではあるが
生じた。しかし、別のビデオソースで供給するVHFチ
ャンネル3信号に同調させた近くのテレビにかなりの干
渉があった。これは、ケーブルコンバーターとVCRの
両方をテレビ受像機に接続させた時、またVCRが電話
回線を通じて送信されるVHFチャンネル3信号を供給
する間、VHFチャンネル3でケーブルコンバーターか
らの信号にテレビを同調させた時、かなりの頻度で発生
した。このタイプの干渉は、入力端子がシールドしてな
い古いテレビに発生し、また、新しいものでシールドし
た同軸ケーブルを使っていても、二本リードの端子のよ
うに他から若干の漏れがある場合、同様に発生した。こ
のタイプの問題は送信にVHFチャンネル5または6を
使う時には起らない。このチャンネルで信号を供給する
ビデオソースがきわめて少ないからである。 【0093】高質の画像を得るための信号エネルギーの
維持は、住宅内の最も長いパスで発生すると目される減
衰化を単純に考察することで説明できる。テレビ受像機
の最小ノイズ値5dB、受像機の帯域域6Mhz、所望
のS/N比50dBとすれば、受像機で要する最低信号
レベ ルは75Ωにたいし770μVと目される。通常
のVCRの出力レベルは同じインピーダンスについて約
2000μVで、高画質を確実に得るために最低必要レ
ベルをかなり上回る。66Mhzでは、電話回線で送信
した信号の減衰化は250フィートで約30dBである
。回線に分岐がなく、接続した電話機が過剰な衰弱化を
起こさない時は、最長の回線で信号の質を良好に維持す
るには30dBの増幅が必要なことを意味する。 【0094】ゴーストの払拭は、通常、信号の移動時間
と減衰化の単純な関係ということで説明可能である。 (この関係の希な例外は、多くの分岐の存在や、短い支
線に接続されている電話機の存在により信号が極端な衰
弱化を示す短い回線の場合におきる。こうした回線を通
る信号は、移動時間が長くなる長めの回線より衰弱化が
すすむ。)この単純な関係により、長い反射パスを経て
受信機に到達する二次信号は、通常、送信機から最も直
線的なパスを通る信号に比べかなり衰弱化が顕著となる
。ゴーストを作る映像のずれは、移送時間の差に関係し
ている。見て分かるには、そのずれはテレビの解像力以
上に広くなくてはならない。ずれをこのように大きくす
るパス長さの差は、反射パスのエネルギーレベルをすく
なくとも40dB入射パスのレベルより低くする(これ
は高質な画像に要する最小S/N比を下回り、反射エネ
ルギーを無視することができ、その干渉が判別できない
ようにする)ほど衰弱化でも相当な差があることが分か
る。 【0095】この実験の結果は、二つの信号を同一の電
磁放射を発生するエネルギーレベルで電話回線に供給す
る時、54Mhzより下のチャンネルで送信する信号が
低VHFチャンネルの信 号よりも高画質を生み出す可
能性がかなり高いことを証明した。しかし、低周波数の
送信は、放送ソースからの干渉を受けやすく、また、別
に高額な電子部品等を必要とする。 【0096】電話回線を通じた赤外線制御機からの信号
送信 【0097】前述の記載のように、送受信機間を流れる
二次信号は接続したテレビの範囲で操作する赤外線制御
機からの制御信号である。記載の送信技術の一部は、こ
れらの信号によって出来る光のパターンを電気エネルギ
ーに変換し、このエネルギーをビデオソースに接続した
送受信機によって受信するビデオ信号の反対方向にある
回線を通じて送信する公知の方法に続くものである。こ
の送受信機は、この機が接続したビデオソースを制御す
る目的で、オリジナルの赤外線パターンを再現するため
の信号の電気的変換を使用する。 【0098】記載の技術は電話信号との干渉を避けるよ
うに設計した拡張部分を実施したものである。この拡張
部分は、回線を通じて送信する前に制御信号の周波数を
高い帯域へ電気的に変換する必要がある。この帯域は、
電話あるいは低周波数通信信号との干渉をなくすような
高いものである。送信パスの端部でこの信号を受理した
後、その信号はオリジナルの光パターンを再生するのに
用いる前にそのオリジナル帯域に変換させる。 【0099】回線を通じた制御信号の忠実度を維持する
ことは、ビデオ信号の送信によって提起されたものより
対処すべき事柄は少ない。信号スペクトルの不均一ある
いは傾斜は、信号の帯域幅が小さいので問題ではない。 マルチパス干渉を司る要因の分析は、そうした問題も起
こさせないことを示している。 【0100】通常の赤外線送信機からの制御信号の帯域
幅は1Mhzよりかなり小さいので、周辺の放送信号か
らの小さな干渉を受ける周波数間隔を見付けることは困
難である。また、情報容量が送信に要するエネルギーが
ほとんど必要ないほど小さい。 【0101】これらの信号送信用の周波数帯域とエネル
ギーレベルの選択についての他の要件は、帯域がビデオ
送信用の周波数と重ならないこと、またエネルギーを公
共電話網に接続する装置の法的要件にあわせることであ
る。前述のごとく、たとえVHF2未満のチャンネルを
使用したとしても、その周波数とビデオ信号間に充分に
広い余地を残すことで、合衆国連邦通信委員会は6Mh
zを上回る信号に何の規制も設けていない。制御信号も
ビデオ信 号の送信周波数を上回る周波数で送信可能で
ある。 【0102】本実施例では10.7Mhzを中心とした
周波数を使用する。これはFMラジオで一般的 に利用
する波長の中間であり、その波長に適した安価な電子機
器部品を利用できる。 【0103】ビデオソースに接続する送受信機の説明 
【0104】活用中の電話回線を通じたビデオ信号の送
信に関する研究の結果、送受信機の一般的設計はビデオ
ソース電話回線を接続し、以下に記載の機能を果たすよ
うに開発した。 【0105】1)ソースから供給するチャンネルからの
ビデオ信号の周波数を送信用のチャンネルに切り替える
機能、 【0106】2)ビデオ信号の増幅機能、【0107】
3)ビデオ信号の二本のリードを地面に対しその電位を
ほぼ均等にさせ、かつ逆になるように平衡させる機能と
、電話回線のインピーダンスを合致させる機能、 【0108】4)低周波通信信号を攪乱することなく電
話網にこの信号を送信し、同時にテレビに接続した送受
信機によって、電話回線に供給した制御信号を受信する
(取り出す)機能、 【0109】5)制御信号を本来の周波数に戻す機能、
【0110】6)オリジナルな赤外線パターンを再生す
るために、発生したエネルギーを利用する機能、【01
11】7)ビデオ信号のエネルギーを低下させることな
く、電話のジャックで分岐させることができ、その電話
ジャックに接続する機能。 【0112】第1図は、上記機能を達成するように設計
した送受信機1の電子回路の簡略図を示す。また、いく
つかの変更例についても説明をおこなう。 【0113】送受信機1はビデオソース2に接続し、信
号を得る。この信号はRFコンバーター3に送り、そこ
で信号を回線で送信するための周波数帯域に変換する。 【0114】幸いにも、最近の一般使用のビデオソース
は二種類の方法のうち一方で信号を発生させる。数種の
装置は、一方の端子から音響情報を含まない無変調のビ
デオ信号を出力し、別の端子から無変調の音響信号を出
力する。また、別の機種は使用者側の切り換えによって
、VHFチャンネル3または4で音響情報を含むことが
できるビデオ信号を出す。多くのVCRは両形態可能な
信号を作る。 【0115】RFコンバーター用の二種の設計オプショ
ンを、低VHFチャンネルでの送信について説明する。 このオプションは他の考えられる設計にくらべ、はっき
りした長所をもっている。その第一の設計は、低VHF
信号を供給する出力端子(以下、低VHF端子と称する
)から信号を発する。この設計について初めに説明する
。これに続き、第二の設計の説明を行なう。この第二の
設計は無変調の信号を供給する出力端子(以下、ベース
バンド端子と称する)から信号を発する。 【0116】VHFチャンネル3または4の信号を供給
するビデオソースの操作マニアルは、ユーザーにローカ
ル放送で使用してないチャンネルを選択するように指示
している。アメリカでは、常にこの二者の一方は放送の
干渉を受けないように守られている。これは連邦通信委
員会が、隣接した二種のビデオチャンネルで地方局が放
送を行なわないように周波数を割り当て、ビデオ放送帯
域を厳格にテレビ用に確保しているからである。 【0117】したがって、VCRの低VHF端子はロー
カル放送に使用してない低VHF信号を供給するように
確保されている。これはRF変換用電子部品の必要性を
なくし、装置の値段が上昇するのを押さえる。さらに、
単一の設計は各地方での利用を可能とする。 【0118】この二者択一の予想される欠点は、前述し
たように、VHFチャンネル3または4の別のソースか
らの信号を使うテレビに漏れる、回線からの送信信号の
電磁放射による干渉の問題である。放射を小さくし、こ
の問題を軽減するため、特別な接続ケーブルと可変増幅
器の利用について、この送受信機の説明の中で後に説明
する。 【0119】低VHFチャンネルの送信用の第二の設計
オプションは、ベース帯域端子からの無変調形態の信号
を必要とする。このオプションは二つの重要な利点を持
つ。その一つはVCRの低VHF端子が通常テレビ受像
機に接続されることである。一方、VCRのベース帯域
端子はほぼ常に未使用で開いており、送受信機と簡単に
接続できる。他の利点は通常TV/VCRスイッチと称
され、VCRの低VHF端子の出力を制御するスイッチ
からもたらされる。TV/VCRスイッチは、ビデオテ
ープあるいはVCRチューナーによって同調した信号か
ら作られるVCR信号をVHFチャンネル3、または4
で送信でき、あるいはVCRに入力した信号をその本来
の周波数で低VHF端子から出力させることができる。 同時に、VCR信号は常にベース帯域端子から出ている
。これはローカルテレビが入力信号かVCRによって作
られる信号のどちらかに同調させることを可能とする。 ただし、VCR信号が別にベース帯域端子から出ており
、離れたテレビに回線を通じて送信可能の時である。さ
らに、TV/VCRスイッチは通常、付随の赤外線遠隔
制御送信機の制御の一つに応答する。 【0120】低VHF周波数を送信用に選択し、ベース
帯域端子を信号ソースとして選択するなら、RFコンバ
ーター3があきらかに必要となる。コンバーターはビデ
オ信号を入力し、この信号を使って低VHFキャリヤ信
号を変調させ、低VHF周波数で等価のビデオ信号を作
る。(音響信号が有効なら、通常、変調器にこの信号を
NTSCまたは同等のフォーマットによってビデオ信号
に組合せるようにさせ、この組み合わせた信号を使いキ
ャリヤを変調させる。)単一設計によってもたらされる
経済性を確立するため、二つの隣接した低VHFチャン
ネルの一方を有効とし、使用者側の制御スイッチによっ
てセットする。(理論的には、スイッチは放送信号のエ
ネルギーを検知して空きチャンネルを選択する回路を使
用して自動的に制御できる。)この変調器の設計は公知
のものが多くあり、特定しない。 【0121】他の隣接した低VHFチャンネル対;VH
F3/4,VHF2/3の代わりに、変調器がVHFチ
ャンネル5あるいは6で操作するように設計されていた
ら、いくつかの利点が生じる。すなわち、近くのテレビ
用の別のビデオソースから得られる信号と干渉する、回
線からの電磁放射エネルギーの問題は生じない。これは
、一般利用のビデオソースがVHFチャンネル5または
6でそのビデオ信号を発生させることによる。二つ目の
利点として、送受信機を介して接続したテレビは、再生
した信号をケーブルコンバーターのようなローカルビデ
オソースと非常に組合せ易い。前述したように、ビデオ
ソースは通常ほとんどがVHFチャンネル1、2、3あ
るいは4を使っているからである。三つ目の利点は、V
HFチャンネル5、6が他のどのチャンネルとも隣接し
ていない事からもたらされる。これは、電話線の信号が
アンテナからの信号と組合せられる時、電話線からの信
号は一つ以上の放送信号と隣接しないことを意味する。 高価な変調器だけがその信号を意図する帯域内に完全に
閉じ込めるので、干渉の可能性を減少させる。 【0122】VHFチャンネル2より下の周波数を送信
に使うなら、ビデオ信号の出力端子とは関係なくRFコ
ンバーター3が必要である。しかし、低VHFチャンネ
ルとは異なって、VHF2より下のチャンネルは通常の
テレビでは同調できず、第2図に示したようにテレビに
接続する送受信機でRF変換が必要となる。二つの送受
信機で行なうRF変換は、この場合には明らかに同等関
係でおこなわなくてはならない。これら変換操作間の同
等関係の三つのシステムについては、テレビ送受信機に
続いて説明をおこなう。 【0123】送信に使うチャンネルで得られ、あるいは
そのチャンネルに切り換えて後、ビデオ信号をエネルギ
ーレベルを固定ファクターで増加させるRF増幅器4に
送る。すべての住宅を通じ送信が成功する可能性を増加
させるため、かなり高い成功率が少ない設定で得られる
場合を除いて、法的な限度にほとんど抵触しない放射を
起こす程度に増幅を設定すべきである。 【0124】この設計のバリエーションでは、増幅レベ
ルを使用者側で可変制御できるようにRF増幅器4を必
要とする。回線からの電磁放射が、前述したように別の
ソースに接続したテレビに干渉を起こすので、VHF3
、または4を送信に使用する状況に有効である。信号レ
ベルの可変減少は、遠隔のテレビの信号レベルを画像低
下が生じないように充分高く維持して、使用者がこの干
渉を除去することを可能とする。 【0125】増幅の後、ビデオ信号は結合ネットワーク
5に送られる。このネットワーク5はビデオ信号を電話
回線に供給し、テレビ受像機からの制御信号を回線から
制御信号処理回路6へ送る。(赤外線発信機からの制御
信号が音声帯域より上の電気エネルギーに変換され電話
線に送られるというプロセスについては、テレビ受像機
の説明の部分に記載する。)このネットワークは、また
ビデオ信号のエネルギーのバランス取り、電話回線のイ
ンピーダンスにビデオ信号パスのインピーダンスを合致
させること、送受信機の電子部品を低周波数の電話通信
信号から防護すること、および制御信号処理回路6への
ビデオ信号の流れを抑制することなどの機能を有する。 ネットワーク5はRF増幅器への制御信号の流れを妨害
しない。 【0126】この機能の重要性については次に説明する
。このネットワークの望ましい実施態様の詳細な電子工
学的設計は第6図に示し、詳細な説明は後記する。 【0127】回線の二本のリード上のビデオ信号エネル
ギーをバランスさせることは、これらのリードで作られ
る二つの電磁界を相殺し、顕著に電磁放射を減少させる
。入力周波数は、このネットワークの設計によって得ら
れるバランスに最大の効果を与える。周波数は分かるの
で、信頼性のあるバランス機能を得られるように設計を
行なうことができる。 【0128】一方、制御信号のバランス取りは、電磁放
射を法律等で規制したレベルより低く押さえながら送信
の質を保証できるように信号の強さを増大させることが
できるので、それほど厳密ではない。 【0129】送受信機の内部回路配線のインピーダンス
をビデオ周波数で電話線のインピーダンスに合致させる
。もし、インピーダンスが一致していないと一方から他
方への移動によって無効で無駄な信号エネルギーが生じ
る。これは、ビデオ信号エネルギーが高画質を作るのに
わずかに高いという状況の時、重要となる。制御信号の
周波数でインピーダンスを合致させる事は、こうした信
号の送信に有効な過剰のパワーがあるので重要ではない
。 【0130】送受信機の電子部品を低周波数信号から防
護することは、通常の電話通信信号による干渉を防ぐこ
とになる。この防護は送受信機の接続や操作に対して低
周波の電話通信の機能を全体的に分かり易くする。 【0131】制御信号処理回路6へのビデオ信号の流れ
を抑制することは、特別高価な電子部品を必要とせずオ
リジナル制御信号を確実に発生させる。ビデオ信号は、
このネットワークを介して流れる際、非常に高いエネル
ギーレベルをもっているのでこの処理を攪乱する。 【0132】ネットワーク5は制御信号をRF増幅器4
へ流すことができる。この信号はベース帯域より高い周
波数を持ち、RF増幅器が一般的にその出力部で低出力
RF信号を停止させるように設計されているので、この
信号を抑止する必要はない。このように、増幅器は側面
的な効果としてビデオソースからの制御信号を孤立させ
る。この制御信号が増幅器に逆らい、RFコンバーター
3あるいはビデオソース2に流れたとしても、両者とも
逆に孤立させるので制御信号は無視される。 【0133】制御信号処理回路6の機能は、制御信号の
周波数をベース帯域の本来の位置に戻し、オリジナル光
のパターンを作る赤外線発光電球7を作動させるエネル
ギーを利用することである。この機能は電話回線に対し
赤外線発信機からの信号を発信するプロセスを完成させ
る。この機能は今まで、市販のどの装置にもなかった。 ビデオソース送受信機の制御信号処理回路6の望ましい
実施態様は第9図に示してあり、詳細な説明は後記する
。 【0134】ビデオソース送受信機を接続するソースの
上に置く場合(最も便利な位置と思える)、赤外線電球
とソースの赤外線感知部の間に光の通るスペースがなく
なる。赤外光を壁で反射させ効果を維持すれば、これは
問題ではなくなる。送信機をこの便利な位置に置いた場
合、無効となる反射エネルギーを補うため、赤外線電球
は高出力でかつ、広角で照射すべきである。種々の角度
で配置した数個の電球を作動させるのがよいだろう。 【0135】送受信機1はオス型プラグRJ−11(電
話のジャックに接続する規格品)を端部にもった接続コ
ード12を介して電話回線網10に接続する。このコー
ドは二個の特別部材を有する。タッチトーンスイッチ8
とローパスフィルター9である。またコードの二本の導
体は対称にねじりをかけられている。 【0136】タッチトーンスイッチ8は、この送受信機
が他のビデオソース送受信機と同等に同じ回線網に接続
した時のオプション的なものである。この機能について
の詳細は後記する。電流のチェックを目的とし、このス
イッチは信号がコード12を流れる時、あるいは他の部
分の操作の時に影響をあたえない。他の二つの特長(ロ
ーパスフィルター9とコードの導体の特別な特性)は次
に説明する。 【0137】前述したように、短い伸縮ケーブルを介し
て主送信パスに接続した電話機はRF信号エネルギーの
顕著な消失をおこす可能性がある。衰弱化をおこさず、
送受信機によって分岐した引き出し口に接続した状態に
装置をしておくために、ローパス特性のある二個の誘導
コイルから成るローパスフィルター9をコードの二本の
導体と直列に接続して、電話機11接続用の第二の引き
出し口を作り出す。このフィルターは、RF信号に対し
高インピーダンスを示して回線の分岐や、装置の高周波
効果を除外する。 【0138】コードの導体をねじる事は、その導体から
放射されるエネルギーをかなり減少させる。制御信号処
理回路17それは電圧のバランスを取って減少するレベ
ル以上である。ローパスフィルターとの組合せを使う時
、この形状は一般電話のインターフェースにジャックを
接続する回線、および電話機をひどい放射の元となるよ
うな単純なジャックで接続する回線のみに残る。(接続
線をねじっていて、単純なジャックが主送信パスから遠
いなら、ほとんど電磁放射は生じない。)この減少は、
別のビデオソースからの信号を受けるテレビがVHFチ
ャンネル3または4の回線によって発生する放射からの
干渉をうけるような場合に重要である。 【0139】金属導体でこの導体をシールドすることで
も放射は減少するであろう。このシールドはこの導体が
アースされていれば、より効果的である。 【0140】テレビ受信機に接続する送受信機の説明【
0141】赤外線信号を送信するため採用したシステム
、およびビデオ信号をテレビ受像機に簡単に供給すると
いう要求に基づき、送受信機の基本的な設計は電話回線
とテレビ受信機間の接続をするため、以下の機能を果た
すように開発がなされた。 【0142】1)外部の赤外線制御信号を受け、電気的
エネルギーに変換し、このエネルギーの周波数を通常の
電話通信用の周波数より上の帯域に増大させる機能、【
0143】2)低周波通信信号を攪乱することなく電話
回線網に制御信号を供給し、同時にビデオ信号を受けと
る(取り出す)機能、 【0144】3)電話回線とビデオ信号を受ける伝導性
パスの間のインピーダンスを合致させる機能、【014
5】4)受信したビデオ信号をテレビで同調可能で、ロ
ーカル放送に利用されないチャンネルに必要に応じ変換
する機能、 【0146】5)回線のビデオ信号のエネルギーを減衰
させることなく、電話機用に同一のジャックを共用可能
としながらその電話機用ジャックに接続する機能。 【0147】第2図はこれらの機能を実現するように設
計した送受信機15用の電子機器の配列を示す。この送
受信機についての詳細な説明は次のとおりである。また
、この説明は数種のオプション的な設計変更例を示す。 【0148】赤外線感応ダイオード16は赤外線制御信
号発信機23からの制御信号に反応し、電気信号に変換
する。この電気信号は制御信号処理回路17に送られ、
電話通信帯域を上回る周波数帯域に換えられる。この回
路の望ましい実施態様は第8図に示すとおりであり、詳
細な説明は後記する。望ましい実施態様では、10.7
Mhzを中心とした送信周波数 が必要となる。 【0149】制御信号処理回路17でつくられた信号は
、結合ネットワーク18に送られる。このネットワーク
は電話回線網26へ制御信号を送り、テレビ受像機22
へ導かれる伝導パスに送られる。また、このネットワー
クはビデオ信号パスのインピーダンスを電話回線のそれ
に合致させる機能、送受信機の電子部品を低周波信号か
ら防護する機能、制御信号処理回路17へのビデオエネ
ルギーの流れを抑制する機能、および制御信号の高調波
を抑制する機能を有する。ただし、送信機から電話回線
への信号および送信機からテレビ受像機22へ導かれる
伝導パスに送られる信号の基本を抑制はしない。 【0150】この機能の重要性については、次に説明す
る。このネットワークの望ましい実施態様の詳細な電子
工学的設計は第7図に示すとおりであり、詳細な説明は
後記する。 【0151】インピーダンスの合致は、電話回線から装
置の電子部品へのエネルギーの効果的な移動を保証する
。ビデオソース送受信機の場合だが、この分岐点を通っ
てビデオエネルギーの効果的な移動は、信号エネルギー
は高画質を得るのにほんのわずか高いという状態の時に
重要となる。 【0152】送受信機の電子部品を電話通信および他の
低周波通信信号から防護する機能は、そうした信号によ
る干渉を防止し、電話機に供給する直流電流の攪乱も防
止する。この防護は送受信機の接続や操作に対しこれら
通信の機能が全体的に分かり易くする。 【0153】送信のビデオ信号エネルギーをネットワー
ク18と制御信号処理回路17間で抑制することは、こ
のパスの分岐でビデオ信号エネルギーが減衰することを
防ぐので重要である。  制御信号処理回路17からの
信号エネルギーの調波を抑制することは、調波がビデオ
信号の周波数一致してしまうことがあるので重要である
。 電話回線へと同様にテレビ22へそれらの信号が送られ
るので、この調波による信号エネルギーの強度が充分で
あれば干渉を起こすことになる。信号の調波による情報
は信号の基本内の情報にくらべかなり余裕があるので、
このプロセスで情報の消滅ということはない。 【0154】制御信号のエネルギーレベルが非常に高く
なければ、ネットワーク18を通ってテレビ22へ向か
う制御信号を抑制する必要はない。これは、テレビ受像
機が非常に高いエネルギーでなければ同調しないビデオ
チャンネルを使っており、それ以外は無視するからであ
る。たとえば、テレビはVHFチャンネル5に同調させ
てある時、VHFチャンネル4のエネルギーは無視する
。RFコンバーター19があっても問題は起らない。 すなわち、制御信号は周波数をビデオ信号で変えられる
が、前記した理由と同じでテレビのチューナーによって
拒絶される。制御信号はテレビ受像機に対し干渉や他の
害を与えないので、米国特許第4、509、211号の
ように制御信号をテレビに対し抑制する絶縁回路は必要
がない。 【0155】ネットワークを通ってテレビ22へ向かう
信号はRFコンバーターに入力される。前記したように
、送信に低VHFチャンネルを使っているなら、テレビ
側での周波数変換は要さず、信号は結合ネットワーク1
8から直接テレビ2に送られる。 【0156】VHF2より下のチャンネルを送信に使っ
ているとき、RFコンバーター19はビデオ信号を通常
のテレビが同調可能なチャンネルに変換する。干渉の問
題があるので、このチャンネルはローカル放送で使われ
てないものである。(干渉は通常、シールドした同軸ケ
ーブルを介し送受信機を接続すれば回避できる。しかし
、多くの古いテレビはシールドした入力端子を持たず、
多くの新しいテレビは二本リードの端子のような別の部
分から少し漏れがある。) 【0157】ビデオソース送受信機は送信周波数でビデ
オ信号を出力し、この送受信機15はこの周波数で信号
を入力するので、この二つのユニットはRF変換の設計
において明らかに協力させなければならない。VHF2
より低いチャンネルでビデオ信号を送信するため、記載
の送受信機対のRFコンバーター間での協力について、
ここでは三種のシステムを説明する。各システムにおい
て、信号は使用者によってセットしたスイッチに応じ、
二種の放送チャンネルの一方でテレビ22に提供する。 アメリカ合衆国では、前述したように、連邦通信委員会
が隣接する二つのチャンネルの一方が常に特定の地域で
使用されないように決めているので、ローカル放送で使
用されないチャンネルで信号を供給するという条件が守
られている。このシステムの詳細な説明は後に示す。 【0158】テレビ送受信機はオス型プラグRJ−11
を端部にもったコードを介して電話回線網26に接続す
る。このコードはビデオソース送受信機の接続に使った
ものと同様、ローパスフィルター24を有する。これは
、ネットワークから送受信機へ流れるビデオ信号の衰弱
化をおこさず電話機25の接続を行なう絶縁した端子を
作り出す。 【0159】電話回線にビデオソース送受信機を接続す
るコードとは異なり、導体をねじったコードでこの送受
信機を接続する時ほど厳密ではない。これはビデオエネ
ルギーが伝わるコードのレベルがかなり低く、電磁放射
が大きくないからである。 【0160】この送受信機を接続するテレビは別のビデ
オソースを持つことが可能であり、多くのテレビはVH
F周波数の信号の入力用に一つの端子を有するので、使
用者が両方のソースを接続したり、迅速に選択したりで
きるスイッチを設けるのがよいかもしれない。二つのソ
ースからの信号が同じチャンネルのエネルギーを持つこ
とはありえないので、この機能を成す装置あるいは構成
部品がこの二つの追加を可能とするだろう。この信号組
合せのオプションを実現する技術は公知である。 【0161】図には明示してないこの構成部品は、テレ
ビに接続するケーブルに直列につなぐアタッチメントが
可能である。しかし、この部品を送受信機の部品とすれ
ば、さらに便利になる。その場合、送受信機は単に第二
ソースからの信号の入力用の同軸の端子を有し、もう一
方のソースからの信号、あるいはその両者の組合せをロ
ーカルテレビに供給することが可能となる。送受信機の
制御で、使用者がテレビに供給する信号の組合せを選択
することができる。 【0162】非常に近い所のビデオソースからの信号を
受信する時、この送受信機15はテレビにとっては接続
できないほど高いエネルギーレベルの信号を受信する可
能性がある。送受信機がRF変換回路を持っている時に
は、この回路が高エネルギーレベルの信号を管理し、多
くのテレビ受像機のレンジ内のレベルにある出力に変換
することで解決する。低VHFチャンネルが送信に使わ
れ、RF変換回路が不要な時、一つの解決方法は減衰回
路を自動あるいは手動によってセットし、信号のエネル
ギーを通常のテレビのダイナミックレンジ内のレベルに
下げることである。 【0163】VHFチャンネル2より下で送信をおこな
うためのRF変換用システム 【0164】前述したように、VHF2より下のチャン
ネルで回線を通じてビデオ信号を送信するために、二つ
のRF変換操作が必要である。ビデオソース側で、送受
信機は供給された周波数から6Mhz54Mhzの間の
帯域に信号を変換しなくてはならない。テレビに接続し
た送受信機はこの帯域内の信号を受信し、通常のテレビ
で同調可能なチャンネルに変換しなくてはならない。こ
の変換操作間の協同作用の三つのシステムの説明は、そ
の利点および欠点に即して述べる。 【0165】各システムで、信号は使用者によってセッ
トしたスイッチに応じ、二種の放送チャンネルの一方で
テレビ22に提供する。アメリカ合衆国では、前述した
ように、連邦通信委員会(FCC)が隣接する二つのチ
ャンネルの一方が常に特定の地域で使用されないように
決めているので、ローカル放送で使用されないチャンネ
ルで信号を供給するという条件が守られている。 【0166】使用者のビデオ応用、あるいは前述のケー
ブル分配機能とは別のビデオ応用に対して、これらのチ
ャンネルを使う新規なものを組み合わせた変換操作の並
はずれた性質は、得られた電子部品を新たな消費者の電
子部品の開発とする。 【0167】このシステムは第3図にまとめて示した。 種々のコンバーターの正確な電子工学的詳細は、この変
換を成す技術が公知であり、当業者の知るところである
故記載しない。 【0168】第一のシステムでは、ビデオソース送受信
機は低VHF端子から信号を出力し、二種の隣接したチ
ャンネルの一方を作るように固定した下降変換をおこな
う。たとえば、24Mhzから30Mhz、あるいは3
0Mhzから36Mhzにわたる信号は、36Mhzの
固定下降変換に よってVHFチャンネル3あるいは4
から作られる。 このシステムの最後の工程で、テレビ送受信機のRFコ
ンバーターは等価に固定した上昇変換を担当し、テレビ
に送る本来のチャンネルに信号を復帰させる。固定下降
変換は、二つのチャンネルのどちらが送信に実際使われ
るかという選択を、VHFチャンネル3または4をビデ
オに選択させて決めることである。 【0169】(VHFチャンネル3、4に代わってVH
Fチャンネル2、3で信号を出力するビデオソースが若
干ある。このソースのために、変換は12Mhz以上、
少なくとも18Mhzをカバーする帯域を持つように設
計すべきである。) 【0170】このシステムの利点は、使用してないチャ
ンネルで送信信号をテレビに確実に送れるようにビデオ
ソースの低VHF端子が使われるという融通性である。 これは二つのRFコンバーターが固定量で変換するよう
に設計でき、製造コストの減少となる。 【0171】第二のシステムは、使用者によってセット
したスイッチに応じ、二つの隣接したVHF2より下の
チャンネルのどちらか一方にキャリヤを変調させるため
、ベース帯域の端子からのビデオ信号を使うことをビデ
オソース送受信機のRFコンバーターに要求する。 (もちろん、通常、変調器が音響信号をNTSCまたは
同等のフォーマットによってビデオ信号に組合せるのが
順当である。)この変換との協同で、テレビ送受信機の
RFコンバーターが再度固定量で上昇変換をおこなう。 変調が24Mhzから30Mhz、あるいは30Mhz
 から36Mhzにわたるチャンネルを作った場合、た
とえば36Mhzの上昇変換はVHFチャンネル3また
は4を作り、52Mhzの上昇変換はVHFチャンネル
5または6を作り、1 50Mhzの上昇変換はVHF
チャンネル7または8を作る。 【0172】上記第一のシステムを上回るこの設計の主
な利点は、前述したようにビデオソースのベース帯域端
子からの信号を発生させる設計を導くという利点である
。10Mhzから10 0Mhzのレンジで二つのキャ
リアの一方を選択するビデオ変調器を作るため必要とす
る多 くの回路を比較的安価な変調ICで作るという便
利さもある。最後に、VHFチャンネル3または4以外
の隣接したVHFチャンネルペアを選択し得るというこ
とは、最も一般的なビデオソースからの信号とテレビに
送られる信号との組合せが可能となる。 【0173】この第二のシステムの二つのバリエーショ
ンについて説明す。第一バリエーションは、スイッチを
自動制御することである。それは、テレビに信号をおく
るため使っている二つのチャンネルの一方の放送エネル
ギーがあるか否か検出するために電話線をチェックする
回路に依存する。(電話線がある程度はアンテナとして
作用するので、放送エネルギーは電話線を流れる。)そ
れはビデオソース送受信機のRFコンバーターを送信周
波数を作るようにセットし、テレビ受像機をローカル放
送用に使用していない一方のチャンネルとすることを確
実なものとする。 【0174】この第二バリエーションでは、ビデオソー
ス送受信機のRFコンバーターが同時にVHFチャンネ
ル2より下の隣接する二つのチャンネルの両方のビデオ
信号を作る。それゆえ、テレビ送受信機がこの二つのチ
ャンネルにまたがる12Mhz帯域を変換する時、この
 二つの同調可能なチャンネルの両方で信号をつくる。 【0175】第三のシステムも、ビデオソース送受信機
がそのベース帯域端子から信号を出力することが要求と
するが、送信に使われる単一な固定チャンネルにその信
号を変調する単一なキャリヤのみ有するRFコンバータ
ーを持つ。そして、テレビ送受信機のRFコンバーター
は、使用者によってセットされたスイッチに応じ二つの
信号のどちらか一方を上昇変換させ、二つの隣接した低
VHFチャンネルの一方を得る。たとえば、24Mhz
から30Mhzにわたる送信チャンネルが36Mhzお
よび42Mhzの上昇変換する場合はVHFチャンネル
3および4となり、52Mhzおよび58Mhzの上昇
変換はVHFチャンネル5および6となる。 【0176】このバリエーションでは、テレビ送受信機
のRF変換構成部品は、二ヶ所の固定上昇変換の位置で
連続的な可変手動同調を可能とする。この同調はもちろ
ん、テレビ向け信号が二つの連続したチャンネルにわた
るようにしなくてはならない。手動同調の設備は、両コ
ンバーターに要する正確さを減じるので経済的である。 【0177】第二の設計と同様、第三の設計の二つのバ
リエーションもベース帯域入力の利点、およびVHFチ
ャンネル3および4以外の隣接したVHF周波数を出力
できるという利点を享受する。第二の設計を上回る主な
利点は、電磁放射、衰弱化、放送ソースからの干渉、法
的な規制、変換電子部品の費用に関して単一の最適な副
VHFチャンネル2が選択できるという事である。 【0178】これらの利点、またVHFチャンネル2よ
り下のチャンネルを通じての送信が一般消費者向けの製
品に欠かせない信頼性を生み出すので、この第三のシス
テムが望ましい実施態様である。さらに、消費者向けの
製品では使い勝手が重要なので固定同調および非可変同
調が望ましい。連邦通信委員会の30Mhzを下回る放
射規制の自由化や、変換用電子部品 が低周波を使う時
よりいくらか費用がかさむので、 望ましいチャンネル
は24から30Mhzの範囲である。最後に、テレビ向
けの信号はVHFチャンネル5または6が望ましい。そ
れは、このチャンネルの信号と放送信号あるいは他のビ
デオソースとの組合せという利点があるからである。(
こうした優先的選択事項は、周波数強度やVHFチャン
ネル2より下のチャンネルで干渉をおこすRFソースの
アメリカ国内での所在といった情報のように、本発明者
にとって現在入手できないデーターに応じて変更し得る
。) 【0179】この第三のシステムに対しさらに二つのバ
リエーションがある。すなわち、その一つはスイッチを
自動制御することである。これは、放送信号エネルギー
の存在を検出し、送信ビデオエネルギーをローカル放送
で使用してないチャンネルに変換するようにテレビ送受
信機のRFコンバーターをセットするための回路がおこ
なう。二つめのバリエーションは、テレビ送受信機のR
Fコンバーターが同時に二つの隣接した同調可能なチャ
ンネルの両方でビデオ信号を発生することである。 【0180】特別なテレビ受像機の説明 【0181】
前述の送受信機ペアは、離れた位置のテレビのビデオソ
ースを見、制御することを可能とする。しかし、記載の
テレビ送受信機の機能をテレビの電子部品に取り入れた
場合、かなり経済的なものが得られる。 【0182】第4図の特別なテレビ30はこの組合せを
示したものである。このテレビは、前記のビデオソース
送受信機と協同作業させる。前述した送受信機で用いた
ものと同様のローパスフィルター32を有するコードを
備え、回線のビデオ信号を減衰させることなく同じジャ
ックで電話器33を分岐できるようにする。 【0183】このテレビは赤外線感応ダイオード42を
有し、赤外線信号を電気信号に変換する。この信号は特
別の制御信号処理回路37と一般の制御信号処理回路4
1に送る。制御信号処理回路41はこの信号に作用し、
通常の方法でテレビ操作の制御を実施する。特別の制御
信号処理回路37は制御信号の電気部分を、通常の電話
通信で使われている最も高い周波数を上回る周波数バン
ドへ変え、結合ネットワーク34へ送りだす。 【0184】この特別の制御信号処理回路37による機
能は、前述したテレビに接続する送受信機の制御信号処
理構成部品と同じ機能である。この回路の望ましい実施
態様も同様である。これは第8図に詳細を示し、後に説
明を記述する。 【0185】結合ネットワーク34は電話回線網31に
制御信号を送り、またRFコンバーター35へ到る導電
性パスにそった回線からビデオ信号を送信するようにす
る。ネットワーク34は、RFコンバーターへ到る導電
性パスにそった回線のインピーダンスを電話回線のそれ
に合致させる機能、送受信機の電子部品を低周波信号か
ら防護する機能、特別の制御信号処理回路37へのビデ
オエネルギーの流れを抑制する機能、および制御信号の
高調波を抑制する重要な機能を有する。ただし、電話回
線からの信号およびRFコンバーター35へ導かれる伝
導パスに送られる信号の基本を抑制はしない。 【0186】このネットワークの機能は、前述のテレビ
に接続する送受信機の結合ネットワークと同じ機能であ
る。このネットワークの望ましい実施態様も同様である
。これは第7図に詳細を示し、後に説明を記述する。 【0187】結合ネットワーク34を通ってビデオ信号
とRF信号の両方はRFコンバーターに入力する。この
RFコンバーターはビデオ信号を通常のテレビが同調可
能なチャンネルに変換する。しかし、回線の送信に低V
HFチャンネルを使っているなら、通常のテレビチュー
ナーは送信信号に同調可能であり、RFコンバーターは
不要となる。 【0188】RFコンバーター35から出力した信号は
RF信号ミキサー36に送られる。(RFコンバーター
35が不要なら、信号は結合ネットワーク34から直接
このミキサーに流れる。)RFミキサー36はローカル
ビデオソース43があればそのビデオ信号を受信する。 二つのソースからの信号を加えるか、一つのソースから
の信号を選択し同調回路38へ送る。同調回路38に送
られた信号の最終的な構成は、テレビ30の手動制御か
、赤外線感応ダイオード42で受けた赤外線制御信号に
よって設定する。 【0189】このRFコンバーター35はビデオソース
送受信機のRFコンバーターと協同させ、前述の三つの
機能の一つを使用して通信パスの二ヶ所の側のRF変換
構成部品間の協同作業をおこなう。ビデオ信号送受信機
のRFコンバーターが対応する変換を行なうが、このR
Fコンバーター35は単に、前述のテレビ送受信機のR
Fコンバーターと同じ機能をおこなう。 【0190】RFコンバーター間の協同作業の第三のシ
ステムのバリエーションについて、この特別なテレビ受
像機30の場合で説明する。このバリエーションでは、
RFコンバーター35は受信した信号を復調させ、復調
信号を通常拒絶しない部分でテレビにこの復調信号を入
力する。(この場合は復調信号は上記ミキサーに入らず
、この構成部品は不要となる。ローカルビデオソース4
3からの信号は、ミキシングをせず同調回路に送られる
。)このバリエーションは、RFコンバーターが二つの
隣接したチャンネルのどちらか一方で信号を送るという
ことから離れ、一方の選択に比べ全体的に費用の低下を
もたらす。 【0191】テレビ同調回路38がVHFチャンネル2
より下の信号に同調可能なら、RFコンバーター35は
不要となる。このコンバーターを加えることによって通
常のテレビに適応させコストを低減できるので、このコ
ンバーターを特別な同調器を有したテレビを作るための
代替として使う。 【0192】望ましい実施態様では、ビデオ信号はVH
Fチャンネル2より下の周波数で回線を通じ送信し、テ
レビ同調回路38が通常同調可能なチャンネルでのみ同
調するのでRFコンバーターが必要である。画像の低下
の可能性を減少するためVHFチャンネル2より下のチ
ャンネルが望ましく、コンバーターを加えることによっ
て通常のテレビに適応させコストを低減できると考えら
れるのでRFコンバーターが望ましい。 【0193】24Mhzから30Mhzにわたる送信チ
ャンネルが望ましく、このテレビのRFコンバーターは
、テレビのスイッチあるいは赤外線制御器からの指令に
応じ、このチャンネルを52Mhzあるいは58Mhz
に上げ、VHFチャンネル5あるいは6に変換するのが
望ましい。この実施態様は、ビデオソース送受信機のR
Fコンバーターとテレビ送受信機のRFコンバーター間
の協調作用の上記望ましいシステムによるものである。 前で使用したジャスティフィケーションもこの場合に適
用する。ビデオ信号を復調するというオプションは、費
用の点で明らかではないので現在のところ望ましいとは
言えない。 【0194】テレビ30は次の三点において新規である
。すなわち、その一つは干渉を生じることなく活用中の
電話網に接続し、他のビデオソースから送られてくるビ
デオ信号に加え、ビデオ信号を送ることができる。二番
目として、テレビ機能を制御する目的の赤外線信号を検
出することに加え、この信号を電気RF信号に変換し、
他の装置と協調してビデオソースを制御するために電話
線に変換した信号を送ることである。三番目は、VHF
チャンネル2の下のチャンネルの信号に同調できること
である。 【0195】テレビ30を前記ビデオソース送受信機1
と組み合わせると、使用者が遠隔地からビデオソースを
チェックし制御できる。別途費用をかけることなくこの
組合せによる有益性を増大させるため、公知技術の特別
な部材とこの装置ペアとの組合せについて以下に説明を
行なう。 【0196】テレビ受像機30のある位置からビデオソ
ースを制御するため、このソースを制御する赤外線送信
ユニットをその位置におくのが有効である。このユニッ
トはビデオソースの位置でも必要なので、必ずしも便利
とは言えない。テレビ30が固有の赤外線制御器を備え
ていれば、有効な指令のサブセットとしてビデオソース
制御器の指令セットを含むことが別途多大な費用を必要
とせずこのシステムの利便性を増大させる。 【0197】最近、多彩な制御器を有する大きな指令セ
ットを持つ赤外線制御ユニットが利用されるようになり
、実質的にどの制御器からの指令セットでも学習できる
能力を持つ他のユニットを持つものもある。ここに記載
の新規な組合せは、テレビ30と送受信機1の組合せに
汎用制御器を加えるものである。これはテレビ30と送
受信機1の組合せの有用性を飛躍的に増大する。 【0198】放送ソースからの干渉を防ぐシステム【0
199】上記の装置から送信した信号は、ソースから電
話回線の導体を経て受信機に到達する。この技術の潜在
的な問題は、近くのRF放送エネルギーが回線で捕捉で
きてしまい、干渉が生じることである。低VHFチャン
ネルでビデオ信号を送信する設計上のオプションとして
、ローカル放送で使用しないチャンネルで信号を送るこ
とである。この方法による干渉防止は、VHFチャンネ
ル2より下の周波数でビデオ信号が送られているとき有
効ではない。しかし、以下に示す要因が干渉の可能性を
減じる。 【0200】a)ビデオ映像の質を維持するに要するS
/N比(約40dB)は比較的低い。干渉する信号は映
像の質を低下させるのに本信号の40dB以内のエネル
ギーレベルにとどめておく。 【0201】b)本信号を回線に直接おくる。干渉信号
はアンテナとして作用する回線によって受信される必要
があり、伝導エネルギーを発生する方法を減じることで
ある。 【0202】c)放送エネルギーを受信する回線の能力
を周波数を低下させて減少させる。 【0203】d)本信号のレベルを干渉が生じないよう
に増大させる。(しかし、法的および技術的制約のため
、増大させるレベルは限度がある。)【0204】これ
らの要因にかかわらず、試験は干渉が生じることを示し
ている。干渉問題を避ける三つの方法を以下に述べる。 【0205】A)住宅地の近くで高出力で操作している
多くの送信機であまり使われてない周波数バンドを選択
する。この方法は周波数分布表と放送パターン図が必要
である。本発明者による予備研究では、7Mhz、14
Mhz、21Mhz、28Mhzの狭いバンドにアマチ
ュア無線が分布されている。都合のよいことに、ちょう
どビデオ用に7Mhzのギャップを残している。 【0206】B)ビデオソース送受信機は同時に二つの
周波数バンドにわたる信号を送信することができ、また
、干渉をほとんど受けない画像の信号をテレビ側で選択
できる。 【0207】送受信機ペアの協同作用の場合、ビデオソ
ース送受信機は同時にふたつの異なって重複しないVH
Fチャンネル2より下のチャンネルにわたる同じ信号を
送信する。テレビに接続する送受信機のRFコンバータ
ーは、手動制御あるいは自動プロセスに応じ二つのチャ
ンネルのうち一方を受け入れるように選択し、そのチャ
ンネル内のエネルギーをローカル放送用に使用されてな
い同調可能な周波数に変換する。(ノイズが少ないチャ
ンネルを自動的に選択する回路は、その二つのチャンネ
ルの各々について放送エネルギーの存在を検知する手段
を有する。) 【0208】ビデオソース送受信機と組み合わせ、特別
なRFコンバーターを有する特別なテレビの場合、この
コンバーターはテレビ送受信機のコンバーターと同じ機
能を持つ。テレビ同調器が直接VHFチャンネル2より
下の信号に同調できる(またコンバーターを含まない)
という設計オプションでは、同調器は単に一つのチャン
ネルあるいは他に同調する。 【0209】C)NTSCビデオ信号のエッジの情報は
余分なので、このエッジはテレビに送られる前にフィル
ターかけをおこない、このエッジの干渉するエネルギー
を除去する。特に、残留側波帯として知られる通常のN
TSCチャンネルの初めの1.25Mhzは、テレビに
送 られる前にフィルターかけをして除去する。これは
、5.75Mhzから4.5Mhzのビデオ信号のバン
ド幅を除去し、干渉の機会をなくす。これが画像の質を
低下させると調査によって分かる時は、シールドしたテ
レビ送受信機内で干渉を受けずに残留側波帯を再生させ
ることができる。 【0210】全5.75Mhzのビデオ信号の0.25
Mhzより上は、特に顕著な画像低下なしにフィルター
かけをすることができる。しかし、このエネルギーのト
リミングはビデオ情報のすぐ上に位置する音響情報を排
除してしまう。音響信号を異なった周波数で送信し、テ
レビに送る前に適当な位置に変換することで解決する。 【0211】第二ビデオ信号の同時送信用のシステム【
0212】第二ソースを同じ住宅の回線網に接続するビ
デオソース送受信機は、第一ソースと同時に操作するた
め異なった周波数で信号を送信しなくてはならない。 理想的には、この送受信機は特別な設計変更なしでテレ
ビ送受信機ユニットと協同で操作する。これは初めの送
受信機ペアにとって最も経済的な方法であり、第二ソー
スを含むためのシステムの拡張を可能とする。 【0213】低VHFチャンネルを送信につかうなら、
この第二ビデオソース送受信機の設計は簡単なことであ
る。この送受信機は単に連接した低VHFチャンネル対
の一方で信号を送信する。たとえば、第一のビデオソー
ス送受信機がVHFチャンネル5または6を使うなら、
第二送受信機はVHFチャンネル2または3を使うこと
ができる。前述のテレビ送受信機は何らの設計変更なし
で両信号をテレビ受像機に供給する。 【0214】第一送受信機がVHFチャンネル2より下
のチャンネルを使い、第二送受信機が低VHFチャンネ
ルを使うなら、テレビに接続する送受信機の設計をわず
か変更する必要がある。この変更は、RFコンバーター
をバイパスするテレビへの別な信号パスが必要であるこ
とによる。このパスは、RFコンバーターによって上昇
変換した信号と容易に組合せられる非変換の低VHF信
号を含む。もちろん、RFコンバーターによって作られ
るチャンネルは、第二ソースの送信用チャンネルと異な
るようにする。 【0215】VHFチャンネル2より下のチャンネルで
両ビデオ信号を送信するときは、もう少し複雑である。 というのは、テレビ受像機が第二信号をローカル放送で
使用してない第二の同調可能なチャンネルに変換しなく
てはならない。この第二信号で必要な周波数のシフトは
、第一信号と同じである必要はない。しかし、もっとも
大きな問題は、放送ソースの干渉がない別の6Mhzを
探すことである。 【0216】第一の送受信機と同じチャンネルにわたる
ビデオ信号を送信する別の送受信機は、視聴者が接続し
た送受信機群の一つを除いて、すべてを無能なものにす
る可能性があるかぎり接続できる。以下の説明で、同じ
周波数で送信する数種の接続したビデオソース送受信機
の一つを使用者が迅速、便利、かつ遠隔で正確に操作で
きるシステムについて二つの考案を示す。 【0217】第一の考案は、送受信機の一つを除いた全
てからの信号が回線に送信をしないようにブロックする
必要がある。このブロックは第1図に示したタッチトー
ンスイッチ8によって行なわれる。このスイッチは、送
受信機と電話ジャック間のコードに接続し、ローパスフ
ィルターを有し、またはビデオ送信に使われている周波
数を下まわる周波数より上の信号をブロックする手段を
有する。これは二つの設定を持ち、その一つはフィルタ
ー操作を可能にし、他はそれを破棄する。スイッチは電
話で通常つくられるDTMF(2重階調多数周波数)タ
ッチトーンと反応し、接続してある幾つかのソースのう
ちから活動しているソースを使用者が容易に選択できる
ようにする。論理指令システムがこれを可能とする。こ
のスイッチの電子工学的詳細は、RFフィルターやタッ
チトーン制御は公知であるので明示しない。 【0218】第二の考案は、同じ周波数で送信するビデ
オソース送受信機の各々が、そのAC出力を送受信機製
造元のX−10会社で作られた電源ラインのスイッチを
介して出力することを要する。このスイッチは電源コー
ドとAC出力端子間に接続する。それは、遠隔装置によ
って回線に供給された高周波制御信号を検知し、接続し
た電気装置に電源コードを通じて電源出力が供給または
ブロックすることで応答する。これは、AC回線を介し
送られた制御信号で住宅内の装置に対するAC電源の遠
隔制御を可能とする。このようにして、使用者はソース
の送受信機に対するAC電源を活用して送信周波数を分
割する多くのソースの一つを容易に選択できる。 【0219】第一の考案は通常のプッシュホーン(タッ
チトーン電話)を使い、活用中の送受信機の特定をする
信号を送るので、そうした信号の送信に特別な送信器が
必要な第二の考案より望ましい。 【0220】中央電話切り替え装置用アダプターの説明
【0221】前述したように、公共電話システムに接続
する中央の電気インターフェースユニットに各ジャック
が直接接続されている住宅などでは、信頼性のある導電
パスが必ずあるとは限らない。こうした回線網の配置の
ため、あるジャックから他のジャックへの潜在的な導電
パスは常にこのユニットを横切り、そこで導電パスの連
続性は時に破損することがある。  こうした回線網で
記載の装置を操作するために、高価ではないアダプター
52を第5図に示し説明する。 【0222】通常、第一エリア51のジャック50から
の配線は第一エリア用の電子スイッチユニット58の端
子56に接続する。同様に、第二エリア54のジャック
53からの配線は第二エリア用のユニットの端子57に
接続する。 【0223】アダプタ−ユニット58はこの接続をロー
パスフィルター59と60のペアを介して、別ルートで
送る。これは高周波信号の送信をこのユニットで阻止し
、衰弱化を除去する。フィルター除去は、二つの協同作
業する送受信機のどちらかとジャックで分岐する電話機
のローパスフィルター作業をおこなう、前述した誘導体
の同じペアによって得られる。 【0224】ハイパスフィルター61は第一エリア51
からのパスを第二エリア54に高周波で接続し、組み合
わせたジャック間のビデオおよび制御信号の導電パスを
完成させる。このパスを通じての低周波エネルギーの送
信はブロックされ、電話と各ジャックとスイッチユニッ
ト間の他の低周波数通信の分離を維持する。望ましい実
施態様では、ハイパスフィルターの作用は図のように接
続した100pFコンデンサーのペアで得られる。 【0225】テレビがあるエリアの不適当なビデオ信号
エネルギーの問題は前記したとおりである。記載のアダ
プターは、送信パスの中間付近に信号を入れるので、こ
の問題の新しい解決となる。図には示してないが、この
解決はアダプターに加える増幅器を要する。ビデオソー
スからのパスはこの増幅器を介して、アダプターへの接
続の直前に送ることができる。このように、必要とされ
る全体の増幅の一部をビデオソース送受信機で、他はス
イッチユニットで行なうことができる。これは全増幅の
所定のレベルに対しどの位置でも信号出力ピークを減少
させ、よって電磁放射の最大レベルを低下させる。 【0226】制御信号を送信するシステム用に、この信
号の送信用増幅器を回りこむバイパスが必要である。こ
のバイパスは、単に、ビデオ信号をブロックするための
フィルターを有する増幅機の回りの導電パスである。同
様に、増幅器への入力は制御信号を阻止するためのフィ
ルターを必要とする。 【0227】ここに記載の技術は、住宅用回線網に限定
されず、中央スイッチユニットを持つ星型の回線形状が
商業用ビルの電話回線網に多くあるので、記載のアダプ
ターはこのビデオ送信技術からこれらの装置が得る重要
な機能を持つ。 【0228】結合ネットワーク回路の詳細【0229】
協同作業をする送受信機についての前述の説明は機能面
で結合ネットワーク回路に関するものであった。ここで
は、この回路の望ましい実施態様を説明する。 【0230】第6図はビデオソース送受信機の結合ネッ
トワークの望ましい実施態様を示す。主な構成部品は環
状コア71に巻いた変圧器である。電話回線網72、ビ
デオ信号増幅器73、制御信号処理回路74等に通じる
端子に対応する三つの分離した巻き線がある。電話線端
子側の特別な巻き方は、バランスを最大に取るためであ
る。 【0231】制御信号処理回路74に通じる端子のロー
パスフィルター75は、制御信号用の周波数を上回る信
号をブロックする。これはビデオ信号をブロックし、ビ
デオ信号のエネルギーで制御信号の処理を攪乱するのを
防止し、また電話線にビデオ信号の負荷がかかるのを防
ぐ。 【0232】環状コアの巻き線の数は三つの相違する端
子用に異なる。(図の巻き線の数は分かり易くするため
簡便的に示してある。)巻き数の比は、電話線端子と他
の二つの端子間で整合するインピーダンスを決定する。 ビデオ端子や制御信号端子が異なった周波数で異なった
インピーダンスを有するので、異なった巻き数比が必要
である。 【0233】ビデオ信号に整合するインピーダンスは、
電話端子とビデオ端子間の巻き数比によって厳密に支配
される。フィルター75がビデオ信号のエネルギーを赤
外線端子側に流れるのを防止するので、赤外線端子側の
巻き線とは無関係である。 【0234】コンデンサー77は、DCに対する高イン
ピーダンスと低周波数エネルギーをブロックしたり供給
するハイパスフィルターの役目をし、これらの周波数で
通常の電話通信を攪乱しないようにする。 【0235】第7図はテレビ送受信機の結合ネットワー
クの望ましい実施態様を示す。主な構成部品は環状コア
80に巻いた変圧器である。電話回線網81、テレビ受
信機82、制御信号処理回路83等に通じる端子に対応
する三つの分離した巻き線がある。前の図で示した電話
線端子側の特別な巻き方は必要がない。つまり、こちら
側にはビデオ信号のエネルギーレベルが低いので最大バ
ランスは重要ではないからである。 【0236】制御信号側端子のローパスフィルター84
は10.7Mhz信号を通し、10.7Mhzの調波を
ブロックする。この調波の情報はその基本情報に重複し
ており、この調波はビデオ信号と干渉する可能性がある
。フィルターを通過した信号は、電話回線とテレビの両
方へ送られる。ビデオ信号の減衰を防止するため、フィ
ルター84もビデオ信号をブロックし、制御信号処理端
子に入らないようにする。 【0237】環状コア80の巻き線の数は三つの相違す
る端子用に異なる。(図の巻き線の数は分かり易くする
ため簡便的に示してある。)巻き数の比はインピーダン
ス整合を決定する。制御信号のレベルがインピーダンス
不整合の影響を容易に残すほど高いので、端子のインピ
ーダンスはビデオ周波数で適切に整合させる場合と、電
話線端子とビデオ端子間でのみ必要である。 【0238】コンデンサー85は、DCや低周波数エネ
ルギーをブロックしたり、これらの周波数で通常の電話
通信を攪乱しないようにするハイパスフィルターの役目
をする。 【0239】上記の結合ネットワークの望ましい実施態
様は種々の変更や改良が当業者によって容易に考えられ
る。たとえば、広域バンドマルチフィラー形状に限定せ
ず、他の巻き線の配置が可能である。これら種々の変更
は本発明の請求の範囲および精神に反しない範囲で可能
である。 【0240】制御信号処理回路の詳細 【0241】前述の協同作業をする送受信機は制御信号
処理回路に関する機能的な説明であった。ここでは、こ
の回路の望ましい実施態様を説明する。 【0242】第8図は、赤外線信号を検知し、それをR
Fエネルギーに変換するテレビ送受信機の制御信号処理
回路の詳細を示す。この回路は、フォトダイオード10
1、高ゲイン増幅器ステージ102、しきい値ゼロのク
ロス検出器103、ゲーテッドオッシレータ104から
成る。この構成はエンベロップが赤外線信号の波形の複
製である変調したRFキャリアを作るようにする。 【0243】RFキャリヤは結合ネットワーク105を
介して電話線に接続する。第8図の結合ネットワークは
制御信号をネットワークに供給するように作られている
。回線からのビデオ信号を回収するように作られた望ま
しい実施態様の結合ネットワークは第7図に示し、その
詳細は前述したとおりである。 【0244】フォトダイオード101はスペクトルパス
バンドの入射光の強度に比例した電流の電源として機能
する。この光電流は抵抗110で電圧に変換され、集積
回路111で増幅される。コンデンサー112、113
は増幅器ステージの低周波ゲインを減少させ、受信機が
周囲の光源(太陽光、通常の120Hzフリッカー率の
AC電源の室内光)に対し感応しないようにする。トラ
ンジスター114は増幅器の出力をバッファーし、レベ
ルシフトを行い、信号をゼロクロス検出器セクション1
03に送る。 【0245】検出器セクション103の出力は、受信し
た赤外線信号に対応したバイレベル波形である。この出
力は、入力信号がその長期平均を越える時、高レベルと
なり、他は低レベルである。ノイズ効果は、入力信号の
異常増加が固定したしきい値を越える時を除いてバイレ
ベル信号を無能化することによって抑制する。バイレベ
ル波形はオッシレータセクションに供給され、RFキャ
リアを有効にしたり、無効にしたりして、RF周波数で
所望のAM信号を発生させる。 【0246】比較器122の出力は、光束がコンデンサ
ー127で決定した長期平均(平均時間100ミリ秒を
用いて形成)以上の時、高レベルにセットされる。 【0247】ノイズ状態を比較器123で検知する。こ
れは、入力信号が長期平均より大きい固定量である時、
その出力は低レベルとなる。このしきい値はノイズがそ
の値を越えないように設定する。しきい値は、ノイズ抑
制の異なったレベルを作るように抵抗116と117の
比を変えることで必要に応じて変更可能である。 【0248】コンデンサー126は比較器123からの
低出力を、ある時間低レベルのまま維持する。比較器1
24はこの出力を逆転させ、また比較器125はその出
力と比較器122からの出力を合流させるために使う。 この方法では、出力は純粋な信号がある時妨害なしでオ
ッシレータセクションに出、その信号が消えると早急に
消滅する。 【0249】オッシレータセクションでは、トランジス
ター118は、コンデンサー119と可変誘導器120
によって主として決定される周波数のコルピッツオッシ
レータとして配線する。この実施例では、この周波数は
10.7Mhzを選択した。この周波数は構成部品を同
調 させるのに有効である。比較器125でオッシレー
タが無能になる時、数ミリアンペアのアイドル電流が誘
導器と抵抗121を介して流れる。オッシレータが比較
器125によって作動されている時、このアイドル電流
はマイクロ秒という短時間でオッシレータを瞬時にオン
とし、オープンコレクター出力で高インピーダンス状態
となる。 【0250】第9図は、電話回線網からの制御信号を使
い、テレビ送受信機で検出した赤外線パターンを再生す
るビデオソース送受信機の制御信号処理回路を示す。こ
の回路はRF増幅器/検出器131、しきい値/駆動回
路132、出力LED142から成る。 【0251】制御信号は、電話結合ネットワーク130
によって電話線から得られる。第9図に示した結合ネッ
トワークは、電話回線からの制御信号を回収するために
のみ考えられたものである。実施態様のビデオ信号を回
線網に送信する機能を有した結合ネットワークは第6図
に示し、その詳細についてはすでに述べたとおりである
。 【0252】回線網からの信号はRFフィルター133
に送られる。結合ネットワークの一部のこのフィルター
は、10.7Mhzを中心としたバンドパスと280k
hzのバンド幅を有するセラミックフィルターである。 これは上記の赤外線信号処理回路によって作られるRF
信号の特性と合致する。 【0253】RF増幅器/検出器131は、フィルター
を通過する信号を増幅し、エンベロープ検出する。望ま
しい実施態様では、この機能は3089タイプの集積回
路(通常のFMラジオのIF増幅器として一般的に使わ
れている)で行なわれている。検出出力はRF入力信号
の振幅と対数的に関係する。 【0254】検出出力はダーリントントランジスター1
40によってバッファされる。比較器141は、この検
出信号の瞬間エンベロープを検出信号のピークエンベロ
ープと比較し、しきい値検出を行なう。比較器は、エン
ベロープがピークの固定割合を越えると時、LED14
2をオンにする。抵抗143と144は発信器のしきい
値をセットし、LEDは集積回路134の入力で最小信
号レベルが越えないかぎり作動しない。 【0255】上記の望ましい実施態様は種々の変更や改
良が当業者によって容易に考えられる。これら種々の変
更は本発明の請求の範囲および精神に反しない範囲で可
能である。 【0256】 【発明の効果】以上のように、本発明の送受信機は、一
般の住宅の電話システムの回線として設けられた2本線
導電路をそのまま利用できる。したがって既述の公知の
技術とは明らかに異なる以下の効果が得られることにな
る。 【0257】1)  一の送受信機を介して接続された
それぞれのテレビジョンは、そのテレビジョンが受け取
る他の信号に加え、該一の送受信機と協同して動作する
もう一つの送受信機を介して接続されたどのビデオソ−
スからの信号をも表示することができる。 【0258】2)  同時に接続しかつ操作できるテレ
ビジョンの数を無制限にすることができる。そして、各
テレビジョンは、それが接続されている複数の映像源の
うちのどれをも、その映像源が活動中すなわち電話回線
網にその信号を伝送している限り、いつでも、選択し、
その信号を表示することができる。 【0259】3)  同時に活動させることができる映
像源の数は多くの相異なる要因によるが、常に1よりは
大きい。活動中の各映像源からの信号は、回線中を伝送
される際には、相異なる互いに重なり合わない周波数帯
域を占めることになる。 【0260】4)  単一の周波数帯域を分けあうこと
ができる映像源の数は無数にあるが、単一の周波数帯域
にある映像源のうち任意のある時に活動できるのは1つ
だけである。そして、映像源に接続される送受信機には
、二の技術のうちの一の技術である、テレビジョンを観
ている者が特定の周波数帯域にある活動中の映像源を遠
隔的にかつ簡単に切り替えることができるというものを
利用している。 【0261】5)  赤外線送信機からの制御信号に反
応しかつ送受信機を介して接続されているどのビデオソ
−スも、接続されたテレビジョンが配置されているどの
場所からも制御できる。そのテレビジョンのある場所が
ビデオソ−スの視界内にあるか否かにかかわらずに制御
できるのである。 【0262】6)  電話や、内部通話装置・ファクス
装置・モデム装置等と伝導される他の低周波通話装置の
動作は、本願明細書に記載されているどの装置との接続
やその動作によっても影響を受けない。 【0263】7)  以上の効果はすべて、単に送受信
機を接続したことによって得られたものである。使用者
側には特別な作業等はなんら必要ないのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】映像源送受信機の基本的な構成要素と、かかる
構成要素がどのように相互に作用しあうかとを、説明す
るブロック図である。
【図2】テレビジョンに接続された送受信機の基本的な
構成要素と、かかる構成要素がどのように相互に作用し
あうかとを、説明するブロック図である。
【図3】2つの送受信機内のRF変換用構成要素の間で
協同して動作する3つのシステムを説明する表である。
【図4】使用されている電話回線ネットワ−クからの映
像信号を取り出すための特別の構成要素と制御信号をそ
のネットワ−クで伝送して協同して動作する送受信機に
受信させるための特別の構成要素とがどのように一般の
テレビジョン内に収められているかをしめすブロック図
である。
【図5】中央切り替えユニットを有する電話回線ネット
ワ−クを通してRFエネルギ−の伝送を行うよう設計さ
れたアダプタ−内で用いられる電子素子を示す。
【図6】使用中の電話回線ネットワ−クと連結する映像
源送受信機内で用いられる電子素子を示す。
【図7】使用中の電話回線ネットワ−クと連結するテレ
ビジョンと接続された送受信機内で用いられる電子素子
を示す。
【図8】赤外光を電話の音声帯域より高い周波数の電気
的エネルギ−に変換する回路の詳細を説明する図である
【図9】電話の音声帯域より高い周波数の電気信号から
赤外光パタ−ンを再生する回路の詳細を説明する図であ
る。
【符号の説明】
1  送受信機 2  ビデオソ−ス 3  RFコンバ−タ− 4  RF増幅器 5  結合ネットワ−ク 6  制御信号処理回路 15  送受信機 16  赤外線感応ダイオ−ド 17  制御信号処理回路 18  結合ネットワ−ク 30  テレビ受像機

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  回線網と、該回線網に電話機を接続す
    るために通常使われる複数の端子と、電話システムのイ
    ンターフェースから成り、該端子は異なったエリアに位
    置し、該回線網は該端子を該インターフェースに接続す
    る複数から成る2本の導体パスで構成され、第一エリア
    に該端子の一つである第一端子と第一電子装置(1)、
    第二エリアに第二端子と第二電子装置(15)、さらに
    該第一エリアに赤外線発信器からの赤外線信号に感応し
    、操作モードを決定し、該赤外線発信器が第二エリアに
    ある時は該発信器のレンジ外である第一エリアに設けた
    装置(2)とから成る通信システムにおいて、a)該第
    二電子装置(15)は、さらに赤外線放射を第一の電気
    インパルス列に変換する第一変換手段と、該第一の電気
    インパルス列を第二の電気インパルス列として示し、該
    第二列の情報内容は実質的に該第一列の情報内容と同一
    であり、該第二列のエネルギーのほぼ全部は通常の電話
    機の通信で使われる最も高い周波数を上回る周波数に集
    められる第一表示手段とを有し、該第一表示手段は、所
    定長さの前の時間にわたって該第一の電気インパルス列
    のエネルギーレベルの加重平均信号を作る手段と、該第
    一の電気インパルス列のエネルギーレベルが該加重平均
    信号を越える時高レベル状態をとり、それ以外は低レベ
    ル状態をとる第一バイレベル信号を作る手段と、所定長
    さの前の時間にわたるどの時間でも固定ファクターによ
    って、該第一の電気インパルス列のエネルギーレベルが
    該加重平均を越える時高レベル状態をとり、それ以外は
    低レベル状態をとる第二バイレベル信号を作る手段と、
    該第一バイレベル信号と第二バイレベル信号の両方がそ
    の高いレベルにある時のみRFキャリヤを作る手段とを
    有し、該第二電子装置(15)は、該端子群の第二端子
    に接続し、該第二の電気インパルス列を回路網に送信す
    る第一送信手段を有し、該送信手段は、通常の電話機の
    通信で使われる最も高い周波数より下の周波数に集中し
    たエネルギーを持つ信号に該第二の電気インパルス列を
    実質的に同一のまま送信しながら、高インピーダンスを
    提供する第一フィルター手段を有し、 b)該第一電子装置(1)は、該端子群の該第一端子に
    接続し、回線網からの該第二の電気インパルス列を受信
    する第一受信手段であって、通常の電話機の通信で使わ
    れる最も高い周波数より下の周波数に集中したエネルギ
    ーを持つ信号に該第二の電気インパルス列を実質的に同
    一のまま送信しながら、高インピーダンスを提供する第
    二フィルター手段を有するものと、該第二の電気インパ
    ルス列を実質的に該第二列の情報内容と同一である情報
    内容を持つ第三の電気インパルス列として示す第二の表
    示手段と、該第三の電気インパルス列を赤外線放射に変
    換し、第二エリアの赤外線放射によって作られた光パタ
    ーンと実質的に同一の特性を持つ光パターンを作る第二
    変換手段、とから構成したことを特徴とする通信システ
    ム。
  2. 【請求項2】  回線網と、該回線網に電話機を接続す
    るために通常使われる複数の端子と、電話システムのイ
    ンターフェースから成り、該端子は異なったエリアに位
    置し、該回線網は該端子を該インターフェースに接続す
    る複数から成る2本の導体パスで構成され、第一エリア
    に該端子の一つである第一端子と第一電子装置(1)、
    第二エリアに第二端子と第二電子装置(15)、さらに
    該第一エリアに赤外線発信器からの赤外線信号に感応し
    、操作モードを決定し、該赤外線発信器が第二エリアに
    ある時は該発信器のレンジ外である第一エリアに設けた
    装置(2)とから成る通信システムにおいて、a)該第
    二電子装置(15)は、さらに赤外線放射を第一の電気
    インパルス列に変換する第一変換手段と、該第一の電気
    インパルス列を第二の電気インパルス列として示し、該
    第二列の情報内容は実質的に該第一列の情報内容と同一
    であり、該第二列のエネルギーのほぼ全部は通常の電話
    機の通信で使われる最も高い周波数を上回る周波数に集
    められる第一表示手段と、該第二端子に接続し、該第二
    の電気インパルス列を回線網に送信する第一送信手段で
    あって、通常の電話機の通信で使われる最も高い周波数
    より下の周波数に集中したエネルギーを持つ信号に該第
    二の電気インパルス列を実質的に同一のまま送信しなが
    ら、高インピーダンスを提供する第一フィルター手段を
    有するものとを有し、 b)第一電子装置(1)は、該端子群の該第一端子に接
    続し、回線網からの該第二の電気インパルス列を受信す
    る第一受信手段であって、通常の電話機の通信で使われ
    る最も高い周波数より下の周波数に集中したエネルギー
    を持つ信号に該第二の電気インパルス列を実質的に同一
    のまま送信しながら、高インピーダンスを提供する第二
    フィルター手段を有するものと、該第二の電気インパル
    ス列を実質的に該第二列の情報内容と同一である情報内
    容を持つ第三の電気インパルス列として示す第二の表示
    手段と、該第三の電気インパルス列を赤外線放射に変換
    し、第二エリアの赤外線放射によって作られた光パター
    ンと実質的に同一の特性を持つ光パターンを作る第二変
    換手段とを有し、さらに、該第二エリアに位置するテレ
    ビ受像機を有する該通信システムにおいて、該第一エリ
    アの該装置(2)は第一ビデオ信号を供給する手段を有
    し、i)該第一エリアの該第一電子装置(1)は、該装
    置(2)に接続して該第一ビデオ信号を受信する受信手
    段と、該第一ビデオ信号のエネルギーレベルより高いエ
    ネルギーレベルを持ち、第一ビデオ信号とほぼ同じ情報
    内容を持つ第二ビデオ信号を供給する信号処理手段と、
    該第一端子と接続し、該第二ビデオ信号を回線網に送信
    する第二送信手段であって、通常の電話機の通信で使わ
    れる最も高い周波数より下の周波数に集中したエネルギ
    ーを持つ信号に該第二のビデオ信号を実質的に同一のま
    ま送信しながら、高インピーダンスを提供する第三フィ
    ルター手段を有するものとを有し、ii)第二エリアに
    位置する電子装置(15)は、該第二端子と接続し、回
    線網からの該第二ビデオ信号を受信する第二受信手段で
    あって、通常の電話機の通信で使われる最も高い周波数
    より下の周波数に集中したエネルギーを持つ信号に該第
    二のビデオ信号を実質的に同一のまま送信しながら、高
    インピーダンスを提供する第四フィルター手段を有する
    ものと、該テレビ受像機と接続し、1)該第二ビデオ信
    号、あるいは2)該第二ビデオ信号と実質的に同じ情報
    内容を持つ別のビデオ信号、の一方を送信する第三送信
    手段から構成したことを特徴とする通信システム。
  3. 【請求項3】  該第一電子装置(1)は、さらに該第
    二ビデオ信号のエネルギーが該第二表示手段に送られな
    いように防止する手段を有することを特徴とする、請求
    項2に記載のシステム。
  4. 【請求項4】  該第一ビデオ信号のほぼ全部のエネル
    ギーは、54Mhzと72Mhz間の周波数に集められ
    、該信号処理手段は、該第二ビデオ信号を供給するよう
    に該第一ビデオ信号を増幅する増幅手段から成り、該増
    幅手段の増幅率は可変で、かつ手動調整でき、該第二送
    信手段は2本の導体コードから成り、該コードの導体は
    該コードからRF放射が減少するように、1)互いに規
    則正しいねじれ、2)金属のシールド、の一方を有する
    ことを特徴とする、請求項2に記載のシステム。
  5. 【請求項5】  該第一ビデオ信号のほぼ全部のエネル
    ギーは、6Mhzより下の周波数に集められ 、該第一
    電子装置(1)は、少なくとも第一、第二設定を有する
    スイッチを含み、該第一電子装置(1)の該信号処理手
    段は、該第一ビデオ信号を変換しエネルギーを高周波数
    域に集めた変換した信号を供給するRF変換手段と、該
    変換した信号を増幅して該第二ビデオ信号を供給する増
    幅手段を有し、該RF変換手段は該スイッチの設定に応
    じ、該第二ビデオ信号のエネルギーを集中させる周波数
    域を決定し、該スイッチが該第一の設定位置にある時は
    該第二ビデオ信号のほぼ全部のエネルギーは、76Mh
    zと82Mhz間の周波数に集められ、第二の設定位置
    にある時は82Mhzと88Mhz間の周波数に集めら
    れることを特徴とする、請求項2に記載のシステム。
  6. 【請求項6】  該第一電子装置(1)の該信号処理手
    段は、第二のビデオ信号を出力するようにエネルギーを
    54Mhzより下の周波数に集めた高周波数域の信号に
    該第一ビデオ信号を変換する第一RF変換手段から成り
    、該第二電子装置(15)は第三のビデオ信号を出力す
    るようにエネルギーを54Mhzより上の周波数に集め
    た信号に入力バンドにある信号を変換する第二RF変換
    手段から成り、該入力バンドは該第二ビデオ信号の周波
    数をカバーし、該第三ビデオ信号は該第二ビデオ信号と
    実質的に同じ情報内容を持ち、該テレビ受像機に接続し
    た該第三の送信手段は、該テレビ受像機に該第三ビデオ
    信号を送信する手段を持つことを特徴とする、請求項2
    に記載のシステム。
  7. 【請求項7】  該第二電子装置(15)はさらに、少
    なくとも第一と第二の設定を持つ調整手段を有し、該第
    二RF変換手段は該調整手段の設定に応じ、該第三のビ
    デオ信号のエネルギーが集中する周波数を決定し、該調
    整手段が該第一設定にある時、該第三のビデオ信号のほ
    ぼ全部のエネルギーを第一出力バンドに集中させ、また
    該第二設定にある時、第二出力バンドに集中させ、該第
    一出力バンドおよび第二出力バンドの幅は6Mhzであ
    り、該第一出力バンドは該第二出力バンドに隣接し、そ
    れより下であることを特徴とする、請求項6に記載のシ
    ステム。
  8. 【請求項8】  該第二RF変換手段は追加ビデオ信号
    と該第三ビデオ信号の両方を同時に出す手段を有し、該
    追加ビデオ信号のほぼ全部のエネルギーは6Mhzの追
    加バンドの範囲に入り 、該第三ビデオ信号のほぼ全部
    のエネルギーは該追加バンドに隣接し、それより下の6
    Mhzバンドの範囲に限定し、該追加ビデオ信号は該第
    三ビデオ信号と実質的に同じ情報内容 を持ち、該テレ
    ビ受像機に接続した該第三送信手段は、該追加ビデオ信
    号と該第三ビデオ信号の両方を同時に該テレビ受像機に
    送信する手段を有することを特徴とする、請求項6に記
    載のシステム。
  9. 【請求項9】  該装置(2)によって供給される該第
    一ビデオ信号のほぼ全部のエネルギーは、54Mhzよ
    り上の初期バンドに集められ、該初期バンドの幅は少な
    くとも12Mhzであり、該第一RF変換手段は、該初
    期バンド内のほぼ全部の信号を、54Mhzより下の 
    中間バンド内に集められた高エネルギーレベルの信号に
    変換し、該初期バンドと幅が等しい該中間バンド内の該
    第二ビデオ信号を作る変換手段を有し、該第二RF変換
    手段は、該中間バンド内のほぼ全部の信号を、該初期バ
    ンド内に集められた高エネルギーレベルの信号に変換し
    、該初期バンド内の該第三ビデオ信号を作る変換手段を
    有し、該初期バンドは、1)60Mhzと72Mhz、
    および2)54Mhzと72Mhzのどちらかの間にあ
    る周波数の全てから成ることを特徴とする、請求項6に
    記載のシステム。
  10. 【請求項10】  該第一ビデオ信号のほぼ全部のエネ
    ルギーは、6Mhzより下の周波数バンドに集められ、
    該第一電子装置(1)は、さらに少なくとも第一と第二
    の設定を持つスイッチを有し、該第一RF変換手段は該
    スイッチの設定に応じ、該第二のビデオ信号のエネルギ
    ーが集中する周波数を決定し、該スイッチが該第一設定
    にある時、該第二のビデオ信号のほぼ全部のエネルギー
    を第一6Mhz中間バンドに集中させ、また該第二設定
    にある時、第 二6Mhz中間バンドに集中させ、該第
    一中間バンドは該第二中間バンドに隣接し、それより下
    であり、該第二RF変換手段は、該第三ビデオ信号を出
    すように第三中間バンド内の信号のほぼ全部を、エネル
    ギーを54Mhzより上の出力バンドに集中させた信号
    に変換する手 段を有し、該第三中間バンドは該出力バ
    ンド内の該第一、第二中間バンド内の全ての周波数から
    なり、該出力バンドの幅は該第三中間バンドの幅と等し
    いことを特徴とする、請求項6に記載のシステム。
  11. 【請求項11】  該第一RF変換手段は第一追加ビデ
    オ信号と該第二ビデオ信号の両方を同時に出す手段を有
    し、該第一追加ビデオ信号のほぼ全部のエネルギーは6
    Mhzの追加バンドの範 囲に集中させ、該第二ビデオ
    信号のほぼ全部のエネルギーは該追加バンドより上でか
    つ隣接した6Mhzに集中させ、該追加ビデオ信号は該
    第二ビデオ信号と実質的に同じ情報内容を持ち、該第二
    送信手段はさらに、該第一追加ビデオ信号と該第二ビデ
    オ信号の両方を同時に回線網に送信する手段を有し、該
    第二RF変換手段は、該第三ビデオ信号と該出力バンド
    内の第二追加ビデオ信号を出すように中間バンド内の信
    号のほぼ全部を、54Mhzより上の出力バンド内の信
    号 に変換する手段を有し、該中間バンドは該第一追加
    バンド内でそのすぐ上にある6Mhzの 周波数からな
    り、該第二追加ビデオ信号は該第一追加ビデオ信号と実
    質的に同じ情報内容を持ち、該テレビ受像機に接続した
    該第三送信手段は、該テレビ受像機に該追加ビデオ信号
    と該第三ビデオ信号の両方を同時に送信する手段を有す
    ることを特徴とする、請求項6に記載のシステム。
  12. 【請求項12】  回線網と、該回線網に電話機を接続
    するために通常使われる複数の端子と、電話システムの
    インターフェースから成り、該端子は異なったエリアに
    位置し、該回線網は該端子を該インターフェースに接続
    する複数から成る2本の導体パスで構成され、第一エリ
    アに該端子の一つである第一端子と第一ビデオ信号を供
    給する装置(2)、第二エリアに第二端子とテレビ受像
    機から成る通信システムにおいて、 a)該第一エリア内にある第一電子装置(1)は、該装
    置(2)に接続し、該第一ビデオ信号を受信する受信手
    段と、エネルギーを異なった周波数に集中させた信号に
    該第一ビデオ信号を変換させ、ほぼ全部のエネルギーを
    54Mhzより下の周波数に集めた第二のビデオ信号を
    出力するよ うにし、該第二ビデオ信号の情報内容は該
    第一ビデオ信号と実質的に同じ情報内容を持つようにす
    る第一RF変換手段と、該第二ビデオ信号を増幅する増
    幅手段と、該第一端子に接続し、該第二ビデオ信号を回
    線網に送信する第一送信手段であって、通常の電話機の
    通信で使われる最も高い周波数より下の周波数に集中し
    たエネルギーを持つ信号に該第二のビデオ信号を実質的
    に同一のまま送信しながら、高インピーダンスを提供す
    る第一フィルター手段を有するものとを有し、b)該第
    二エリアに位置する電子装置(15)は、該第二端子と
    接続し、回線網からの該第二ビデオ信号を受信する受信
    手段であって、通常の電話機の通信で使われる最も高い
    周波数より下の周波数に集中したエネルギーを持つ信号
    に該第二のビデオ信号を実質的に同一のまま送信しなが
    ら、高インピーダンスを提供する第二フィルター手段を
    有するものと、エネルギーを高い周波数に集中させた信
    号に該第二ビデオ信号を変換させ、ほぼ全部のエネルギ
    ーを54Mhzより上の周波数に集めた第三ビデオ信号
    を出力するようにし 、該第三ビデオ信号の情報内容は
    該第二ビデオ信号と実質的に同じ情報内容を持つように
    する第二RF変換手段と、該テレビ受像機に接続し、該
    第三ビデオ信号を該テレビ受像機に送信する第二送信手
    段とを有することを特徴とする通信システム。
  13. 【請求項13】  該第二電子装置(15)は、さらに
    少なくとも第一と第二の設定を持つ調整手段を有し、該
    第二RF変換手段は該調整手段の設定に応じ、該第三の
    ビデオ信号のエネルギーが集中する周波数を決定し、該
    調整手段が該第一設定にある時、該第三のビデオ信号の
    ほぼ全部のエネルギーを第一6Mhz出力バンドに集中
    させ、また該第二設定にある時、第 二6Mhz出力バ
    ンドに集中させ、該第一出力バンドおよび第二出力バン
    ドの幅は6Mhzであり、該第一出力バンドは該第二出
    力バンドに隣接し、それより下であることを特徴とする
    、請求項12に記載のシステム。
  14. 【請求項14】  該第二RF変換手段は追加ビデオ信
    号と該第三ビデオ信号の両方を同時に出す手段を有し、
    該追加ビデオ信号のほぼ全部のエネルギーは6Mhzの
    追加バンドの範囲に入り 、該第三ビデオ信号のほぼ全
    部のエネルギーは該追加バンドより下でかつ隣接した6
    Mhz バンドの範囲に集中し、該追加ビデオ信号は該
    第三ビデオ信号と実質的に同じ情報内容を持ち、該テレ
    ビ受像機に接続した該第二送信手段は、該追加ビデオ信
    号と該第三ビデオ信号の両方を同時に該テレビ受像機に
    送信する手段を有することを特徴とする、請求項12に
    記載のシステム。
  15. 【請求項15】  該装置(2)によって供給される該
    第一ビデオ信号のほぼ全部のエネルギーは、54Mhz
    より上の初期バンドに集められ、該初期バンドの幅は少
    なくとも12Mhzであり、該第一RF変換手段は、該
    初期バンド内のほぼ全部の信号を、54Mhzより下の
     中間バンド内に集められた信号に変換し、該初期バン
    ドと幅が等しい該中間バンド内の該第二ビデオ信号を作
    る変換手段を有し、該第二RF変換手段は、該中間バン
    ド内のほぼ全部の信号を、該初期バンド内に集められた
    信号に変換し、該初期バンド内の該第三ビデオ信号を作
    る変換手段を有し、該初期バンドは、1)60Mhzと
    72Mhz、および2)54Mhzと72Mhzのどち
    らかの間にある周波数の全てから成ることを特徴とする
    、請求項12に記載のシステム。
  16. 【請求項16】  該第一ビデオ信号のほぼ全部のエネ
    ルギーは、6Mhzより下の周波数バンドに集められ、
    該第一電子装置(1)は、さらに少なくとも第一と第二
    の設定を持つスイッチを有し、該第一RF変換手段は該
    スイッチの設定に応じ、該第二のビデオ信号のエネルギ
    ーが集中する周波数を決定し、該スイッチが該第一設定
    にある時、該第二のビデオ信号のほぼ全部のエネルギー
    を第一6Mhz中間バンドに集中させ、また該第二設定
    にある時、第 二6Mhz中間バンドに集中させ、該第
    一中間バンドは該第二中間バンドに隣接し、それより下
    であり、該第二RF変換手段は、該第三ビデオ信号を出
    すように第三中間バンド内の信号のほぼ全部を、エネル
    ギーを54Mhzより上の出力バンドに集中させた信号
    に変換する手 段を有し、該第三中間バンドは該出力バ
    ンド内の該第一、第二中間バンド内の全ての周波数から
    なり、該出力バンドの幅は該第三中間バンドの幅と等し
    いことを特徴とする、請求項12に記載のシステム。
  17. 【請求項17】  該第一RF変換手段は第一追加ビデ
    オ信号と該第二ビデオ信号の両方を同時に出す手段を有
    し、該第一追加ビデオ信号のほぼ全部のエネルギーは6
    Mhz追加バンドの範囲に集中させ、該第二ビデオ信号
    のほぼ全部のエネルギーは該追加バンドより上でかつ隣
    接した6Mhzバンドに集中させ、該第一追加ビデオ信
    号は該第二ビデオ信号と実質的に同じ情報内容を持ち、
    該第一送信手段はさらに、該第一追加ビデオ信号と該第
    二ビデオ信号の両方を同時に回線網に送信する手段を有
    し、該第二RF変換手段は、該第三ビデオ信号と該出力
    バンド内の第二追加ビデオ信号を出すように中間バンド
    内の信号のほぼ全部を、54Mhzより上の出力バンド
    内の信号 に変換する手段を有し、該中間バンドは該第
    一追加バンドの周波数と、そのすぐ上にある6Mhzの
    周波数からなり、該第二追加ビデオ信号は該第一追加ビ
    デオ信号と実質的に同じ情報内容を持つことを特徴とす
    る、請求項12に記載のシステム。
  18. 【請求項18】  該第一RF変換手段は、該第二ビデ
    オ信号と放送信号エネルギーが干渉する場合の代替信号
    を作るようにするため第二ビデオ信号に加えて追加ビデ
    オ信号を出力する手段を有し、該追加ビデオ信号のほぼ
    全部のエネルギーは該第二ビデオ信号のバンドと異なる
    6Mhzの追加バンドに集中させ、該追加ビデオ信号は
    該第二ビデオ信号と実質的に同じ情報内容を持ち、該第
    二RF変換手段は、該追加バンド内のほぼ全部の信号を
    第二追加ビデオ信号を出すように54Mhzより上の信
    号に変換する手段を有し、該第二追加ビデオ信号のエネ
     ルギーは54Mhzより上の隣接した二つの6Mhz
    チャンネルの一方に集中させ、該第二追加ビデオ信号は
    該第一追加ビデオ信号と実質的に同じ情報内容を持つこ
    とを特徴とする、請求項12に記載のシステム。
  19. 【請求項19】  該第二電子装置(15)は、1)該
    第二ビデオ信号、あるいは2)該第三ビデオ信号の一方
    をフィルターかけするための特別なフィルター手段を有
    し、該フィルター手段は1)映像キャリヤより上の4M
    hzと4.5Mhz間の周波数、あるいは2)映像キャ
    リヤの直下の1.25Mhzの範囲の周波数、の一方に
    ある信号エネルギーを減衰し、バンド幅を 減少させ、
    放送信号との干渉の可能性を低下させることを特徴とす
    る、請求項12に記載のシステム。
  20. 【請求項20】  回線網と、該回線網に電話機を接続
    するために通常使われる複数の端子と、電話システムの
    インターフェースから成り、該端子は異なったエリアに
    位置し、該回線網は該端子を該インターフェースに接続
    する複数から成る2本の導体パスで構成され、第一エリ
    アに該端子の一つである第一端子と第一電子装置(1)
    、第二エリアに第二端子とテレビ受像機(30)、さら
    に該第一エリアに設けた装置(2)は第一ビデオ信号を
    供給し、かつ該装置の操作モードを決定するための第一
    赤外線発信器からの赤外線信号に感応し、該発信器が該
    第二エリアにある場合は、該装置は該赤外線発信器のレ
    ンジ外にあるように構成した通信システムにおいて、a
    )該第一エリア内にある該電子装置(1)は、該第一ビ
    デオ信号を受信するため該装置(2)に接続した受信手
    段と、該第一ビデオ信号より高いエネルギーレベルを持
    ち、該第一ビデオ信号と実質的に同じ情報内容を持つ第
    二ビデオ信号を供給する信号処理手段と、該第一端子に
    接続し、該第二ビデオ信号を回線網に送信する第一送信
    手段であって、該第二ビデオ信号を実質的に変化させず
    送信を可能としながら、通常の電話器で通信に使われる
    最も高い周波数より下の周波数に集中させたエネルギー
    を有する信号へ、高インピーダンスを提供するための第
    一フィルター手段を有するものとを有し、b)該第二エ
    リヤに位置するテレビ受像機(30)は、該第二端子に
    接続し、回線網からの該第二ビデオ信号を受信する第一
    受信手段であって、該第二ビデオ信号を実質的に変化さ
    せず送信を可能としながら、通常の電話器で通信に使わ
    れる最も高い周波数より下の周波数に集中させたエネル
    ギーを有する信号へ、高インピーダンスを提供するため
    の第二フィルター手段を有するものと、赤外線放射を第
    一列電気インパルスに変換する第一変換手段と、該第一
    列電気インパルスを第二列電気インパルスとして表示す
    る第一表示手段であって、該第二列電気インパルスの情
    報内容は該第一列と実質的に同じであり、該第二列のエ
    ネルギーのほぼ全体は通常の電話器で通信に使われる最
    も高い周波数より上の周波数に集中させるものと、該第
    二端子に接続し、該第二列電気インパルスを回線網に送
    信する第二送信手段であって、該第二列電気インパルス
    を実質的に変化させず送信を可能としながら、通常の電
    話器で通信に使われる最も高い周波数より下の周波数に
    集中させたエネルギーを有する信号へ、高インピーダン
    スを提供するための第三フィルター手段を有するものと
    を有し、 c)該第一エリヤに位置する該電子装置(1)は、該第
    一端子に接続し、回線網からの該第二列電気インパルス
    を受信する第二受信手段であって、該第二列電気インパ
    ルスを実質的に変化させず送信を可能としながら、通常
    の電話器で通信に使われる最も高い周波数より下の周波
    数に集中させたエネルギーを有する信号へ、高インピー
    ダンスを提供するための第四フィルター手段を有するも
    のと、該第二列電気インパルスを第三列電気インパルス
    として表示する第二表示手段であって、該第三列電気イ
    ンパルスの情報内容は該第二列と実質的に同じであるも
    のと、該第三列電気インパルスを赤外線放射に変換し、
    第二エリヤ内の赤外線放射で作られた光パターンと実質
    的に同じ特性を持つ光パターンを作る第二変換手段と、
    から成ることを特徴とする通信手段。
  21. 【請求項21】  該電子装置(1)はさらに、該第二
    表示手段へ該第二ビデオ信号が送られるのを阻止するブ
    ロック手段を有すことを特徴とする、請求項20に記載
    の通信システム。
  22. 【請求項22】  該テレビ受像機のパラメーターと、
    1)該テレビ受像機(30)のパラメーターを制御する
    こと以外の、他の装置のパラメーターを決定するための
    光パターンを発生させる手段、と2)該他の赤外線発信
    器との連携学習プロセスで他の赤外線発信器ののパター
    ンを受けた後、他の装置を制御するように設計された他
    の赤外線発信器の光パターンを再発行する手段、の一方
    を制御するための手段を有することを特徴とする、請求
    項20に記載の通信システム。
  23. 【請求項23】  該電子装置(1)の該信号処理手段
    は、該第二ビデオ信号を発生させるようにするため、該
    第一ビデオ信号を54Mhzより下の周波数に集中させ
    たエネルギーである高エ ネルギーレベルを持つ信号に
    変換する第一RF変換手段を有することを特徴とする、
    請求項20に記載の通信システム。
  24. 【請求項24】  該テレビ受像機(30)は、さらに
    該第二ビデオ信号をフィルターかけするための特別なフ
    ィルター手段を有し、該フィルター手段は1)映像キャ
    リヤより上の4Mhzと 4.5Mhz間の周波数、あ
    るいは2)映像キャリヤの直下の1.25Mhzの範囲
    の周波数、の一方にある信号エネルギーを減衰し、バン
    ド幅を減少させ、放送信号との干渉の可能性を低下させ
    ることを特徴とする、請求項23に記載のシステム。
  25. 【請求項25】  該第二ビデオ信号を処理して第三ビ
    デオ信号を発生させる処理手段を有し、該テレビ受像機
    (30)は、さらに該第三ビデオ信号をフィルターかけ
    するための特別なフィルター手段を有し、該フィルター
    手段は1)映像キャリヤより上の4Mhzと4.5Mh
    z間の周波数、あるいは2)映像キャリヤの直下の1.
    25Mhzの範囲の周波数、の一方にある 信号エネル
    ギーを減衰し、バンド幅を減少させ、放送信号との干渉
    の可能性を低下させることを特徴とする、請求項23に
    記載のシステム。
  26. 【請求項26】  該第一RF変換手段は、該テレビ送
    受信機(30)による該第二ビデオ信号と放送信号エネ
    ルギーが干渉する場合の代替信号を作るようにするため
    、追加ビデオ信号を出力する手段を有し、該追加ビデオ
    信号のほぼ全部のエネルギーは該第二ビデオ信号のバン
    ドと異なる6Mhz幅の追加バンドに集中させ、該追加
    ビデオ信号は該第二ビデオ信号と実質的に同じ情報内容
    を持ち、また該第一送信手段は該追加ビデオ信号を回線
    網に送信するための手段をさらに有することを特徴とす
    る、請求項23に記載のシステム。
  27. 【請求項27】  該テレビ受像機(30)は、第三ビ
    デオ信号を出すように、異なった周波数に集中させたエ
    ネルギーを持つ信号に該第二ビデオ信号を変換させる第
    二RF変換手段を有し、また54Mhzより上の信号に
    同調する該第二RF変換手段から分離した同調手段を有
    し 、該第三ビデオ信号は該第二ビデオ信号と同じ情報
    内容を持ち、該第三ビデオ信号のほぼ全部のエネルギー
    はa)54Mhzより上の周波数、あるいはb)6Mh
    zより下の周波数のどちらか一方に集中させたことを特
    徴とする、請求項23に記載のシステム。
  28. 【請求項28】  回線網と、該回線網に電話機を接続
    するために通常使われる複数の端子と、電話システムの
    インターフェースから成り、該端子は異なったエリアに
    位置し、該回線網は該端子を該インターフェースに接続
    する複数から成る2本の導体パスで構成され、第一エリ
    アに該端子の一つである第一端子と第一装置、第二エリ
    アに第二端子と第二装置、さらに該第一装置は第一ビデ
    オ信号を供給し、該第二装置は第二ビデオ信号を供給し
    、該第一ビデオ信号のエネルギーは該第二ビデオ信号の
    エネルギーと実質的に同一の周波数に集中させ、第三の
    エリアには第三端子とテレビ受信機を位置させた通信シ
    ステムにおいて、 a)該第一エリアに位置した電子装置は、該第一ビデオ
    信号を受信するため該第一装置に接続した手段と、第三
    ビデオ信号を供給する第一増幅器を有する第一信号処理
    手段と、該第一端子に接続し、回線網に該第三ビデオ信
    号を送信する第一送信手段とから成り、該第三ビデオ信
    号は該第一ビデオ信号より高いエネルギーレベルで、該
    第一ビデオ信号と実質的に同じ情報内容を持ち、該第一
    送信手段は該第三ビデオ信号を実質的に変化させず送信
    を可能としながら、通常の電話器で通信に使われる最も
    高い周波数より下の周波数に集中させたエネルギーを有
    する信号へ、高インピーダンスを提供するための第一フ
    ィルター手段を有し、 b)該第二エリア位置した電子装置は、該第二ビデオ信
    号を受信するため該第二装置に接続した手段と、第四ビ
    デオ信号を供給する第二増幅器を有する第二信号処理手
    段と、該第二端子に接続し、回線網に該第四ビデオ信号
    を送信する第二送信手段とから成り、該第四ビデオ信号
    は該第二ビデオ信号より高いエネルギーレベルで、該第
    二ビデオ信号と実質的に同じ情報内容を持ち、該第二送
    信手段は該第四ビデオ信号を実質的に変化させず送信を
    可能としながら、通常の電話器で通信に使われる最も高
    い周波数より下の周波数に集中させたエネルギーを有す
    る信号へ、高インピーダンスを提供するための第二フィ
    ルター手段を有し、 c)該第三エリアに位置した第三電子装置は、該第三端
    子に接続し回線網からの該第三ビデオ信号と第四ビデオ
    信号を受信するための受信手段と、該テレビ受像機に接
    続し該第三、第四ビデオ信号を該テレビ受像機に送信す
    る第三送信手段とから成り、該受信手段は該第三、第四
    ビデオ信号を実質的に変化させず送信を可能としながら
    、通常の電話器で通信に使われる最も高い周波数より下
    の周波数に集中させたエネルギーを有する信号へ、高イ
    ンピーダンスを提供するための第三フィルター手段を有
    し、該第一、第二電子装置の少なくとも一方が、1)少
    なくとも第一と第二の操作設定を有し、該第一設定にあ
    る時は特別な周波数バンドに集中した電気エネルギーが
    回路網へ送られるのを阻止し、該第二設定にある時は特
    別な周波数バンドに集中した電気エネルギーが回路網へ
    送られるのを可能とし、さらにDTMF(2トーン多重
    周波数)を検知する手段を有し、特別な一連のDTMF
    信号の検知に応じ該第一と第二の操作設定の一方を採用
    するフィルター手段、あるいは 2)少なくとも第一と第二の操作モードを有し、該第一
    モードにある時は電子装置の増幅器に電力の供給を阻止
    し、該第二モードにある時は電子装置の増幅器に電力の
    供給を可能とし、一般的な電力配線を通じて送られる信
    号を検知する手段を有し、該電力配線を通じて送られる
    該信号の情報に応じ該第一と第二の操作モードの一方を
    採用するスイッチ手段、の一方を有することを特徴とす
    る通信システム。
  29. 【請求項29】  回線網と、該回線網に電話機を接続
    するために通常使われる複数の端子と、電話システムの
    インターフェースから成り、該端子は異なったエリアに
    位置し、該回線網は該端子を該インターフェースに接続
    する複数から成る2本の導体パスで構成され、第一エリ
    アに該端子の一つである第一端子と第一装置、第二エリ
    アに第二端子とテレビ受像機、さらに該第一エリアに設
    けた装置は第一ビデオ信号を供給するように構成した通
    信システムにおいて、 a)該第一エリア内にある第一電子装置は、該第一ビデ
    オ信号を受信するため該第一装置に接続した受信手段と
    、該第一ビデオ信号より高いエネルギーレベルを持ち、
    該第一ビデオ信号と実質的に同じ情報内容を持つ第二ビ
    デオ信号を供給する信号処理手段と、該第一端子に接続
    し、該第二ビデオ信号を回線網に送信する第一送信手段
    であって、該第二ビデオ信号を実質的に変化させず送信
    を可能としながら、通常の電話器で通信に使われる最も
    高い周波数より下の周波数に集中させたエネルギーを有
    する信号へ、高インピーダンスを提供するための第一フ
    ィルター手段を有するものとを有し、b)該第二エリヤ
    に位置する第二電子装置は、該第二端子に接続し、回線
    網からの該第二ビデオ信号を受信する受信手段であって
    、該第二ビデオ信号を実質的に変化させず送信を可能と
    しながら、通常の電話器で通信に使われる最も高い周波
    数より下の周波数に集中させたエネルギーを有する信号
    へ、高インピーダンスを提供するための第二フィルター
    手段を有するものと、該テレビ受像機に接続し、該第二
    ビデオ信号を該テレビ受像機に送信する第二送信手段と
    を有し、 c)該第一、第二電子装置の少なくとも一方は、通常の
    電話機に接続するための追加端子、および該追加端子と
    該第一または第二端子の一方との間を接続するパスを有
    し、該パスは該第二ビデオ信号のエネルギーが集中した
    周波数のエネルギーを減衰化させて、通常の電話器で使
    われる周波数に集中させたエネルギーを送ることを可能
    とするフィルター手段を有し、該フィルター手段は該第
    二ビデオ信号のエネルギーを該電話機からそらせること
    を特徴とする通信システム。
  30. 【請求項30】  電話システムのインターフェースを
    提供する電子スイッチ装置と、電話機と第一エリアに位
    置して第一ビデオ信号を供給する装置の接続に通常使わ
    れる第一端子と、電話機と第二エリアに位置したテレビ
    の接続に通常使われる第二端子と、該第一端子と該電子
    スイッチ装置を接続する第一2本導体パスと、該第二端
    子と該電子スイッチ装置を接続する第二2本導体パスか
    らなる通信システムにおいて、 a)該第一エリアに位置した第一電子装置は、該第一ビ
    デオ信号を受信するため該第一装置に接続した受信手段
    と、該第一ビデオ信号より高いエネルギーレベルを持ち
    、該第一ビデオ信号と実質的に同じ情報内容を持つ第二
    ビデオ信号を供給する信号処理手段と、該第一端子に接
    続し、該第二ビデオ信号を回線網に送信する第一送信手
    段であって、該第二ビデオ信号を実質的に変化させず送
    信を可能としながら、通常の電話器で通信に使われる最
    も高い周波数より下の周波数に集中させたエネルギーを
    有する信号へ、高インピーダンスを提供するための第一
    フィルター手段を有するものとを有し、b)該第二エリ
    ヤに位置する第二電子装置は、該第二端子に接続し、回
    線網からの該第二ビデオ信号を受信する受信手段であっ
    て、該第二ビデオ信号を実質的に変化させず送信を可能
    としながら、通常の電話器で通信に使われる最も高い周
    波数より下の周波数に集中させたエネルギーを有する信
    号へ、高インピーダンスを提供するための第二フィルタ
    ー手段を有するものと、該テレビ受像機に接続し、該ビ
    デオ信号を該テレビ受像機に送信する第二送信手段とを
    有し、 c)該第一2本導体パスの間に位置した接続装置(52
    )は、該第二ビデオ信号のエネルギーを集中させた周波
    数で送信する信号を阻止しながら、通常の電話機で使わ
    れる周波数の信号を該第一パスを介して変化なく送信可
    能とする第一ローパスフィルターを有し、該接続装置は
    該第二2本導体パスの間に位置し、該第二ビデオ信号の
    エネルギーを集中させた周波数で送信する信号を阻止し
    ながら、通常の電話機で使われる周波数の信号を該第パ
    スを介して変化なく送信可能とする第二ローパスフィル
    ターを有し、該接続装置は該第一2本導体パスと該第二
    2本導体パスを接続する第三導体パスを有し、通常の電
    話機で使われる周波数に集中した信号の通過を阻止する
    ハイパスフィルターを有し、該第二ビデオ信号の電気エ
    ネルギーを実質的に変化なく通過可能とし、該スイッチ
    装置と該第一端子、第二端子の各々の間での電話通信信
    号の分離を維持しながら、該第一端子から該第二端子へ
    の該第二ビデオ信号の送信を可能とすることを特徴とす
    る通信システム。
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