JPH04240402A - スキー靴の製造方法およびスキー靴 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、ポリウレアを形成すべ
く配合された複合成形材料を用いるＲＩＭ型射出成形過
程によって得られたスキー靴の製造方法に関する。

【０００２】

【従来の技術】周知のように、スキー靴は、約２０年程
前からプラスチック材料を用いた射出成形で得られる外
装部材によって製造されている。さらに詳細には、従来
の皮革によるスキー靴の製造に代わって、現在は、ＩＭ
（Ｉｎｊｅｃｔｉｏｎ　　Ｍｏｌｄｉｎｇ：射出成形）
と呼称されるよく知られた成形過程が用いられている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】ところで、前記射出成
形では、型の中にプラスチック素材、好適には、熱可塑
性のポリウレタンが射出されている。

【０００４】このような場合に用いられる装置としては
、予め所望の色に着色されたポリウレタンの粒体がホッ
パー内に装填された小型の射出成形機がある。前記粒体
は、加熱シリンダ内に運ばれ、昇温され、混合される迄
の間、材料の軸方向に押し出されながらシリンダ内のス
クリューにより攪拌される。そして、前記シリンダ内で
材料の軟化が、例えば、技術的に溶融体（ＭＥＬＴ）と
呼称される段階、すなわち、溶融状態に達するまで可塑
化が続けられる。溶融された材料は、シリンダ内のピス
トンにより噴出口を経て、材料を冷却するために必要な
時間だけ型締めされる成形型の中に押し出される。前記
型締め時間は、スキー靴の種類により２．５分から３分
の間である。

【０００５】この技術に係る成形サイクルは、材料の冷
却と硬化に必要とされる２．５分から３分の間の時間に
より決定される。従って、他の工程に必要とされる時間
は、短縮化され、サイクルの以後の他の全ての工程は、
硬化の工程の間になし遂げられる。

【０００６】種々のサイズ、形、色により分類される大
量のスキー靴の部品の製造工程は、必然的にその製造に
より多くの期間が必要とされる。前記期間は、得られる
多数の部品と生産のために用いられる多数の製造装置に
より担われている。

【０００７】この分野の業者は、スキーシーズン毎の販
売予測に基づいてスキー靴の部品を分割して製造してい
る。この結果、僅か数週間内の市場の販売需要のために
、通年を通して、全てのスキー靴の製造と在庫の備蓄が
なされている。

【０００８】季節毎の売れ筋商品の動向により、この分
野で営業する会社は、販売する以前に、約一年を要して
、予め、形と色の両方の手筈を整える。このことは、生
産が終了した後、商品が売れる見込みの無い数か月間の
間も当該分野で営業する会社の販売店に商品が無意味に
山積みされることを意味する。さらには、こうした理由
により、スキー靴の製造には、必然的に長い期間のサイ
クルが必要とされる。

【０００９】従って、この分野で営業する会社および前
記の製造工程を用いる製造業者にとって起こる主な不都
合の一つとしては、予想以上に高いコストを招くことで
ある。前記の高いコストは、長期間にわたり相当な在庫
を格納する場所を必要とする事と、最終製品を得るまで
に長い時間にわたり部品を備蓄することによる資本の大
きな部位を占める投資額の双方により生じる。

【００１０】その他の重大な問題点としては、需要時期
を迎える以前に既に製造されたスキー靴が流行に遅れて
しまうことである。なぜならば、それらの売れ行きは、
厳密にはファッション性に左右されるので、色と形に関
しては、その両方から先ず変更されることが条件とされ
るものである。めったに起こることではないが、流行の
変化以前の製造規格で大量に製造されたスキー靴は、高
い割合で割引きされた販売価格で売却しなければならな
い。何故ならば、流行とは、ある日突然、その色若しく
は形を、あるいは、その色と形の両方を変化させてしま
うからである。

【００１１】このような出来事は、既に不利な立場に置
かれた製造品の高い製造コストが付加されるので、明ら
かに会社に財務上の損害を生じる。

【００１２】従って、本発明の目的は、前記の不都合を
克服することにある。本発明の第１の目的は、コストと
在庫期間両方の低減化をなし、また、製品が流行に取り
残されるリスクを回避するために、例えば、非常に短い
作業サイクルで製造可能なプラスチック材料で作られた
スキー靴等の製造物を得ることにある。

【００１３】本発明の別異の目的は、市場動向の変化に
迅速に対応し、短時間の間に新たな要求に応じられるよ
うに時流に乗った製品の製造が出来る柔軟性に富んだ製
造物を得ることにある。

【００１４】さらに、本発明の別異の目的は、製造技術
の水準に関して、製造物の品質の向上を図ることにある
。

【００１５】

【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明は、プラスチック素材によって製造された
スキー靴の製造方法において、射出成形過程が化学反応
型射出成形であること、並びに互いに反応することによ
りポリウレアを形成する化合物が前記射出成形過程で用
いられる成形素材であることを特徴とする。

【００１６】また、本発明は、前記スキー靴をなすポリ
ウレアは、化合物Ａと化合物Ｂの混合物から形成され、
前記化合物Ａは、 ａ）第１級アミノ基および／または第２級アミノ基を有
し且つアミノ基を末端基とし、１０００から５０００の
分子量を有するポリエーテル、または前記ポリエーテル
の混合物からなり、前記化合物Ａの全体重量に対して３
５重量部から７０重量部含有される構成成分と、ｂ）ジ
エチルトルエンジアミン、３，５−ジメチルチオ−２，
４−トルエンジアミン、ＭＯＣＡ、４，４−ビス（ｓｅ
ｃ−ブチルアミノ）ジフェニルメタン等のアミン型架橋
剤、もしくはこれらの相当物、または前記架橋剤の混合
物からなり、前記化合物Ａの全体重量に対して１５重量
部から６５重量部含有されるアミン型架橋剤と、ｃ）任
意に添加されるポリシロキサン、またはその相当物等の
界面活性剤であり、化学量論的に変化をきたす反応には
関与せず、スキー靴を成形型から取り出す時に有利に作
用し、また、前記化合物Ａの全体重量に対して１重量部
から５重量部含有される界面活性剤と、ｄ）触媒、反応
遅延剤または反応促進剤、ヒドロキシル基を末端基とす
るポリエーテル、安定化剤、染料、鉱物質の充填剤およ
びその他の構成成分であって、特別な必要に応じて任意
に添加される構成成分と、ｅ）必要に応じて任意に添加
される窒素または空気等の溶存気体とからなり、前記化
合物Ｂは、ａ）４，４’　−ジフェニルメタンジイソシ
アネート、２，４／２，６−トルエンジイソシアネート
、イソホロン−ジイソシアネート、ヘキサメチレンジイ
ソシアネート、ＴＸ　　ＭＤＩおよびこれらの相当物、
並びにジシクロヘキシルカルボジイミドおよびその相当
物等のカルボキシイミドで改質したジイソシアネート等
のジイソシアネートおよび／または、多枝ポリエーテル
および／または、各種の分子量からなる第１級および／
または第２級アミン基を有し、アミノ基を末端基とする
ポリエーテルと、から製造され、また遊離ＮＣＯ基の含
有量が１５％から２３％であるプレポリマーと、 ｂ）必要に応じて任意に添加される窒素または空気等の
溶存気体とからなり、前記化合物Ａの量は、前記化合物
Ｂの量に対し、遊離ＮＣＯ基の含有量に関し、プラス／
マイナス２０％以内の化学量論的な関係にあることを特
徴とする。

【００１７】また、本発明は、前記スキー靴を構成する
ポリウレアは、アミノ基を末端基として有し、分子量５
０００のポリエーテルトリアミン　　５５ｐｐと、ジエ
チルトルエンジアミン　　４４ｐｐとからなる化合物Ａ
と、遊離ＮＣＯ基を１６．５％含有するＭＤＩプレポリ
マー　　１００から１３０ｐｐからなる化合物Ｂと、の
混合物から形成されることを特徴とする。

【００１８】また、本発明は、前記スキー靴を構成する
ポリウレアは、アミノ基を末端基として有し、分子量２
０００のポリオキシプロピレンジアミン　　３０ｐｐと
、アミノ基を末端基として有し、分子量５０００のポリ
エーテル　　トリアミン７０ｐｐと、３．５−ジメチレ
ンチオ−２，４−トルエンジアミン　　３０ｐｐとから
なる化合物Ａと、ＮＣＯを１５％含有するＭＤＩプレポ
リマー　　８０−１２０ｐｐからなる化合物Ｂと、の混
合物から形成されることを特徴とする。

【００１９】また、本発明は、前記スキー靴を構成する
ポリウレアは、ｓｅｃ−ポリオキシプロピレン　　ジア
ミンのアミノ基を末端とするポリエタノール　　７０ｐ
ｐと、分子量３０００のポリシエーテル　　トリアミン
のアミノ基を末端とするポリエタノール　　３０ｐｐと
、４．４−ビス（ｓｅｃ−ブチルアミノ）ジフェニルメ
タン　　３０ｐｐと、ステアリン酸亜鉛溶液、または２
ラウリン酸亜鉛、またはＴＥＧＯＴＲＥＮＮＩＭＲ８３
０（商標名）とからなる群のうち一種類を０−５ｐｐと
、ＴＩＮＵＶＩＮ　　Ｔ　　７３（商標名）抗酸化剤　
　０−５ｐｐと、ポリオール中に分散した染料ペースト
　　０−５ｐｐとからなる化合物Ａと、ＮＣＯを２０％
有するＭＤＩプレポリマー　　８０−１２０ｐｐからな
る化合物Ｂと、の混合物から形成されることを特徴とす
る。

【００２０】さらに、本発明は、前記スキー靴を構成す
るポリウレアは、請求項２乃至５のいずれかに記載の構
造式を持つ化合物の混合物から形成され、さらに、前記
ポリウレアには、その密度を１未満にするために気体が
溶存されていることを特徴とする。

【００２１】

【実施例】前記目的の全て並びにその他の事項は、本発
明によって達成され、以下のプラスチック材料を用いた
スキー靴の製造方法を開示することにより以下に一層詳
細に開示される。前記の発明の開示は、特許請求の範囲
の最初の請求範囲の内容によるものであり、ＲＩＭ型（
Ｒｅａｃｔｉｏｎ　　Ｉｎｊｅｃｔｉｏｎ　　Ｍｏｌｄ
ｉｎｇ：化学反応型射出成形）の射出成形過程によって
構成されている。前記成形材料は、ポリウレアを所定の
形状に二次成形するために他の成分と反応する化合物か
らなる。周知のように、ＲＩＭ型の射出成形工程では、
成形材料は、閉鎖型金型の（弁体等）の閉鎖位置に配設
されたミクシングヘッド内での化学反応によって得られ
る。少なくとも２種類以上の化学物質からなる化合物は
、このミクシングヘッドに流入し、それらは、完全に混
合され、二次成形するために成形過程で用いられる材料
の化学反応がなされる。反応材料は、液体状態で噴出口
を経てミクシングヘッドに到達し、混合後０．５秒から
１秒の間に成形型に入る。化学反応は、成形型内で、材
料が凝固して、成形型により形状が付与された賦形物と
なるまで続く。

【００２２】ＲＩＭ型の射出成形過程並びにポリウレア
を二次成形するために他の化合物と化学反応する化合物
を用いることにより、サイクル期間を約１０秒間程度に
有効に短縮化することができるので特に好適である。

【００２３】このことは、ＩＭ型の射出成形過程を用い
た場合には、２．５分から３分間の時間を必要としてい
たのに対して、ＲＩＭ型の射出成形過程並びにポリウレ
アを二次成形するための化学反応させる化合物を用いた
場合には、僅か１０秒間に必要とする時間を減じたこと
からも容易に理解出来よう。このサイクルの短縮化によ
る直接的な効果は、多方向からの成形圧力は同様に残り
、生産能力が１５から１６倍に増大したことである。 そして、このことは、従来、１年間期間を要していたス
キー靴の生産が、１か月間に減ずることが出来ることを
意味する。現実的には、靴の形と靴のサイズの両方によ
る成形型の変更に要する時間的な問題を考慮にいれても
、一年間の製造物を２か月間で製造することが可能とな
る。この結果、在庫製品および未完成部品の貯蔵時間並
びにコストが大幅に低減化される。製品は、製造直後に
販売することができるので、貯蔵のために占められてい
たスペースもまた低減化される。製造のための機械装置
もまた部品数を減らすことができる。その結果、前記機
械装置を操作する人員も同様に削減される。

【００２４】本発明に係る製造方法に併せて、ポリウレ
アを二次成形し、且つミクシングヘッドに直接染料を注
入することにより、ＲＩＭ型の射出成形過程で所望の色
の成形材料を得ることが出来る化学化合物を用いること
により、その他の無視することが出来ない利益が得られ
る。ここで一つ思い出されることは、周知の技術による
通常のＩＭ射出成形過程を用いた時の成形体への着色は
、予め染料で染色した粉体を用いて行われることである
。このことは、各々の色彩の材料を所定量だけ確実に用
意することが必要であることを意味する。

【００２５】ＲＩＭ型射出成形過程では、二次成形のた
めの成形材料の化合物は、最終段階で染料が注入される
ために、いかなる場合においても予め粉体を染色するこ
となく射出成形の過程で所望の色の成形材料を得ること
が出来る。

【００２６】本発明に係る方法で利用可能なその他の利
点は、非常に興味深い特性が与えられたポリウレアの示
す特異な特性に関係する。なぜならば、これらの材料は
、加水分解に対して著しく高い不適合性と、温度に対し
て非常に広範囲な変化域を有するからである。前記特性
は、その一つ一つが、実質的には、水に浸かり、極端に
変化しやすい温度条件に曝される劣悪な雪氷環境下で使
用されるスキー靴にとっては、極めて重要である。スキ
ー靴に用いられるポリウレアの二次成形に適した化合物
の混合物については、具体的には、二つの化合物を用い
た発明が開示されている。それらは、化合物Ａ（ｃｏｍ
ｐｏｕｎｄＡ）並びに化合物Ｂ（ｃｏｍｐｏｕｎｄＢ）
と呼称され、それらは、同時に成形型内に射出される。

【００２７】第１の化合物である化合物Ａは、アミノ基
を有する混合物から構成され、その配合は、以下の通り
である：なお、当該実施例において、単位として用いた
ｐｐとは、ｐｉｅｃｅｓ　　ｂｙｗｅｉｇｈｔを示す。 化合物Ａ １）第１級アミノ基および／または第２級アミノ基を有
し且つアミノ基を末端基とし、１０００から５０００の
分子量を有するポリエーテル、または前記ポリエーテル
の混合物からなり、前記化合物Ａの全体重量に対して３
５重量部から７０重量部含有される構成成分と、２）ジ
エチルトルエンジアミン（商標名ＤＥＤＴＡ）、３，５
−ジメチルチオ−２，４−トルエンジアミン（商標名Ｅ
ＴＨＡＣＵＲＥ　　３００）、ＭＯ　　ＣＡ（商標名）
、４，４−ビス（ｓｅｃ−ブチルアミノ）ジフェニルメ
タン（商標名ＵＮＩＬＩＮＫ　　４２００）等のアミン
型架橋剤、もしくはこれらの相当物、または前記架橋剤
の混合物からなり、前記化合物の全体重量に対して１５
重量部から６５重量部含有されるアミン型架橋剤と、３
）任意に添加されるポリシロキサン、またはその相当物
等の界面活性剤であり、化学量論的に変化をきたす反応
には関与せず、スキー靴を成形型から取り出す時に有利
に作用し、また、前記化合物Ａの全体重量に対して１重
量部から５重量部含有される界面活性剤と、４）触媒、
反応遅延剤または反応促進剤、ヒドロキシル基を末端基
とするポリエーテル、安定化剤、染料、鉱物質の充填剤
およびその他の構成成分であって、特別な必要に応じて
任意に添加される構成成分と、５）必要に応じて任意に
添加される窒素または空気等の溶存気体とからなる。

【００２８】第２の化合物Ｂは、イソシアネート群を構
成し、その組成は以下の通りである。 化合物Ｂ １）４，４’　−ジフェニルメタンジイソシアネート、
２，４／２，６−トルエンジイソシアネート、イソホロ
ン−ジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネー
ト、ＴＸ　　ＭＤＩ（商標名）、およびこれらの相当物
、並びにジシクロヘキシルカルボジイミドおよびその相
当物等のカルボキシイミドで改質したジイソシアネート
等のジイソシアネートおよび／または、多枝ポリエーテ
ルおよび／または、各種の分子量からなる第１級および
／または第２級アミン基を有し、アミノ基を末端基とす
るポリエーテルと、から製造され、また遊離ＮＣＯ基（
ｆｒｅｅ　　ＮＣＯ：イソシアネートと多価アルコール
との反応の後に残留した−ＮＣＯ−基を言う）の含有量
が１５％から２３％であるプレポリマーと、２）必要に
応じて任意に添加される窒素または空気等の溶存気体と
からなり、化合物Ａの量は、化合物Ｂの量に対し、遊離
ＮＣＯ基の含有量に関し、プラス／マイナス２０％以内
の化学量論的な関係にある。

【００２９】なお、当該実施例では、以下の化合物を用
いて、ポリウレアからなるスキー靴を製造した。 実施例１ 化合物Ａ 分子量５０００のポリエーテルトリアミン（商標名ＪＥ
ＦＦＡＭＩＮＥＴ　　５０００）　　５５ｐｐジエチル
トルエンジアミン（商標名ＤＥＴＤＡ）４４ｐｐ 化合物Ｂ ＮＣＯを１６．５％含有するＭＤＩプレポリマー　　１
００から１３０ｐｐ 実施例２ 化合物Ａ アミノ基を末端基として有する分子量２０００のポリオ
キシプロピレンジアミン（商標名ＪＥＦＦＡＭＩＮＥ　
　Ｄ　　２０００）　　３０ｐｐ アミノ基を末端基として有する分子量５０００のポリエ
ーテルトリアミン（商標名ＪＥＦＦＡＭＩＮＥ　　Ｔ　
　５０００）　　７０ｐｐ ３．５−ジメチレンチオ−２，４−トルエンジアミン（
商標名ＥＴＨＡＣＵＲＥ３００）　　３０ｐｐ化合物Ｂ ＮＣＯを１５％含有するＭＤＩプレポリマー　　８０−
１２０ｐｐ 実施例３ 化合物Ａ ｓｅｃ−ポリオキシプロピレン　　ジアミンのアミノ基
を末端とするポリエタノール（商標名ＪＥＦＦＡＭＩＮ
Ｅ　　ＥＤＤ　　７３１５）　　７０ｐｐ分子量３００
０のポリシエーテルトリアミンのアミノ基を末端とする
ポリエタノール（商標名ＪＥＦＦＡＭＩＮＥ　　Ｔ３０
００）　　３０ｐｐ ４．４−ビス（ｓｅｃ−ブチルアミノ）ジフェニルメタ
ン（商標名ＵＮＩＬＩＮＫ　　４２００）　　３０ｐｐ
ステアリン酸亜鉛溶液、または２ラウリン酸亜鉛（ｄｉ
　　ｌａｕｒａｅ　　ｚｉｎｇ）、または商標名ＴＥＧ
ＯＴＲＥＮＮ　　ＩＭＲ　　８３０からなる群のうちの
いずれか一種類を０−５ｐｐ ＴＩＮＵＶＩＮ　　Ｔ　　７３　　抗酸化剤　　０−５
ｐｐポリオール中に分散した染料ペースト　　０−５ｐ
ｐ化合物Ｂ

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】プラスチック素材によって製造されたスキ
   ー靴の製造方法において、射出成形過程が化学反応型射
   出成形であること、並びに互いに反応することによりポ
   リウレアを形成する化合物が前記射出成形過程で用いら
   れる成形素材であることを特徴とするプラスチック素材
   によって製造されたスキー靴の製造方法。
2. 【請求項２】請求項１記載の製造方法によって製造され
   たスキー靴において、前記スキー靴をなすポリウレアは
   、化合物Ａと化合物Ｂの混合物から形成され、前記化合
   物Ａは、 ａ）第１級アミノ基および／または第２級アミノ基を有
   し且つアミノ基を末端基とし、１０００から５０００の
   分子量を有するポリエーテル、または前記ポリエーテル
   の混合物からなり、前記化合物Ａの全体重量に対して３
   ５重量部から７０重量部含有される構成成分と、ｂ）ジ
   エチルトルエンジアミン、３，５−ジメチルチオ−２，
   ４−トルエンジアミン、ＭＯＣＡ、４，４−ビス（ｓｅ
   ｃ−ブチルアミノ）ジフェニルメタン等のアミン型架橋
   剤、もしくはこれらの相当物、または前記架橋剤の混合
   物からなり、前記化合物Ａの全体重量に対して１５重量
   部から６５重量部含有されるアミン型架橋剤と、ｃ）任
   意に添加されるポリシロキサン、またはその相当物等の
   界面活性剤であり、化学量論的に変化をきたす反応には
   関与せず、スキー靴を成形型から取り出す時に有利に作
   用し、また、前記化合物Ａの全体重量に対して１重量部
   から５重量部含有される界面活性剤と、ｄ）触媒、反応
   遅延剤または反応促進剤、ヒドロキシル基を末端基とす
   るポリエーテル、安定化剤、染料、鉱物質の充填剤およ
   びその他の構成成分であって、特別な必要に応じて任意
   に添加される構成成分と、ｅ）必要に応じて任意に添加
   される窒素または空気等の溶存気体とからなり、前記化
   合物Ｂは、ａ）４，４’　−ジフェニルメタンジイソシ
   アネート、２，４／２，６−トルエンジイソシアネート
   、イソホロン−ジイソシアネート、ヘキサメチレンジイ
   ソシアネート、ＴＸ　　ＭＤＩおよびこれらの相当物、
   並びにジシクロヘキシルカルボジイミドおよびその相当
   物等のカルボキシイミドで改質したジイソシアネート等
   のジイソシアネートおよび／または、多枝ポリエーテル
   および／または、各種の分子量からなる第１級および／
   または第２級アミン基を有し、アミノ基を末端基とする
   ポリエーテルと、から製造され、また遊離ＮＣＯ基の含
   有量が１５％から２３％であるプレポリマーと、 ｂ）必要に応じて任意に添加される窒素または空気等の
   溶存気体とからなり、前記化合物Ａの量は、前記化合物
   Ｂの量に対し、遊離ＮＣＯ基の含有量に関し、プラス／
   マイナス２０％以内の化学量論的な関係にあることを特
   徴とするスキー靴。
3. 【請求項３】請求項１記載のスキー靴の製造方法によっ
   て製造されたスキー靴において、前記スキー靴を構成す
   るポリウレアは、アミノ基を末端基として有し、分子量
   ５０００のポリエーテルトリアミン　　５５ｐｐと、ジ
   エチルトルエンジアミン　　４４ｐｐとからなる化合物
   Ａと、遊離ＮＣＯ基を１６．５％含有するＭＤＩプレポ
   リマー　　１００から１３０ｐｐからなる化合物Ｂと、
   の混合物から形成されることを特徴とするスキー靴。
4. 【請求項４】請求項１記載のスキー靴の製造方法によっ
   て製造されたスキー靴において、前記スキー靴を構成す
   るポリウレアは、アミノ基を末端基として有し、分子量
   ２０００のポリオキシプロピレンジアミン　　３０ｐｐ
   と、アミノ基を末端基として有し、分子量５０００のポ
   リエーテル　　トリアミン７０ｐｐと、３．５−ジメチ
   レンチオ−２，４−トルエンジアミン　　３０ｐｐとか
   らなる化合物Ａと、ＮＣＯを１５％含有するＭＤＩプレ
   ポリマー　　８０−１２０ｐｐからなる化合物Ｂと、の
   混合物から形成されることを特徴とするスキー靴。
5. 【請求項５】請求項１記載のスキー靴の製造方法によっ
   て製造されたスキー靴において、前記スキー靴を構成す
   るポリウレアは、ｓｅｃ−ポリオキシプロピレンジアミ
   ンのアミノ基を末端とするポリエタノール　　７０ｐｐ
   と、分子量３０００のポリシエーテルトリアミンのアミ
   ノ基を末端とするポリエタノール　　３０ｐｐと、４．
   ４−ビス（ｓｅｃ−ブチルアミノ）ジフェニルメタン　
   　３０ｐｐと、ステアリン酸亜鉛溶液、または２ラウリ
   ン酸亜鉛、またはＴＥＧＯＴＲＥＮＮＩＭＲ８３０とか
   らなる群のうち一種類を０−５ｐｐと、ＴＩＮＵＶＩＮ
   　　Ｔ　　７３抗酸化剤　　０−５ｐｐと、ポリオール
   中に分散した染料ペースト　　０−５ｐｐとからなる化
   合物Ａと、ＮＣＯを２０％有するＭＤＩプレポリマー　
   　８０−１２０ｐｐからなる化合物Ｂと、の混合物から
   形成されることを特徴とするスキー靴。
6. 【請求項６】請求項１記載のスキー靴の製造方法によっ
   て製造されたスキー靴において、前記スキー靴を構成す
   るポリウレアは、請求項２乃至５のいずれかに記載の構
   造式を持つ化合物の混合物から形成され、さらに、前記
   ポリウレアには、その密度を１未満にするために気体が
   溶存されていることを特徴とするスキー靴。