JPH0423946Y2 - - Google Patents

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JPH0423946Y2
JPH0423946Y2 JP6564786U JP6564786U JPH0423946Y2 JP H0423946 Y2 JPH0423946 Y2 JP H0423946Y2 JP 6564786 U JP6564786 U JP 6564786U JP 6564786 U JP6564786 U JP 6564786U JP H0423946 Y2 JPH0423946 Y2 JP H0423946Y2
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vertical
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vertical groove
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、河川や浄水場、下水処理場などの
水路を横断して設けられる流れの制御施設として
の水門に関するものである。
とくに長期使用時における水密性の低下を、適
時調整し、常に水密性を維持できるように構成し
た水門を提供することを目的とするものである。
〔従来の技術〕
周知の通り、水門は水の流れを制御する役割を
もつものであるため、適時開閉操作されるととも
に、全閉されが状態においては、堤防機能の役割
ももつものである。従つて、全閉された状態にお
いては水密性が確保されなければならない。
ところで、従来の水門においては、第3図、第
4図および第5図に示すように、縦溝1を有する
縦枠部材2の一対を縦溝1,1同志が対応するよ
うに上下の横枠部材3,3で連結して窓枠状の戸
当りフレーム4を構成し、この戸当りフレーム4
の左右に位置する縦枠部材2の縦溝1,1および
上下の横枠部材3,3の前面に、それぞれ水密性
を有する青銅材からなる止水板5を固着し、他方
前記戸当りフレーム4の縦溝1,1をガイドとし
上下に開閉自在な扉体6を設け、この扉体6の左
右・上下の側縁7,7,8,8後面にも第4図で
示すように、前記戸当りフレーム4に固着した止
水板5に対応する止水板9を固着している。さら
に戸当りフレーム4の左右縦枠部材2,2の下方
前面に、それぞれ楔型固着具10を取付け、他方
扉体6の両側縁の前面に、それぞれ前記戸当りフ
レーム4側に取付けた楔型固着具10に対応する
嵌入楔11をそれぞれ取付けている。そして、扉
体6を下方に降ろしきつたとき、扉体6の嵌入楔
11が、戸当りフレーム4側の楔型固着具10に
嵌合し、その結果、扉体6側が戸当りフレーム4
側に押えつけられ、戸当りフレーム4の止水板5
と扉体6側の止水板9同志が密着され、水門とし
ての水密性が保持されるように構成してある。
すなわち窓枠状を呈する戸当りフレーム4の左
右両側の前面に、それぞれ楔型固着具10を取付
け、他方扉体6の左右両側の前面に、前記戸当り
フレーム4側の楔型固着具10に対抗する雄形の
役割をする嵌合楔11をそれぞれ取付け、扉体6
を下方に降ろしきつたとき、戸当りフレーム4側
の楔型固着具10に扉体6側の嵌合楔11が嵌入
され、その楔作用によつて扉体6の両側および上
下側に固着した止水板9が戸当りフレーム4側に
設けた止水板5に密着される構成となつているも
のである。
ところで、戸当りフレーム4側の楔型固着具1
0は当初の組立時点で定められた取付位置に第6
図の斜視図および第7図の分解斜視図で示すよう
にボルト12およびナツト13で固着され、一旦
組立てたのちは、その取付位置を調整することは
できない構造となつている。
さらに、戸当りフレーム4を構成する縦溝1を
有する縦枠部材2は、第6図および第7図で示す
ように、ほぼ断面がT字型を呈する主枠部材14
の突出辺15に、細長いフラツトバー状の押え板
16をボルト17で締着し、断面が異形H型を呈
するように構成されている。第3図および第6図
におけるボルト17がそれである。そして楔型固
着具10は、上記二部材すなわち断面がほぼT字
型を呈する主体14と押え板16からなる縦枠部
材2の前記押え板16の前面に、ボルト12およ
びナツト13で締着されている。
したがつて、前記縦溝1に上下方向に摺動自在
にはめ込まれた扉体6を戸当りフレーム4側から
取外す場合は、第6図および第7図で示す押え板
16を取り外さない限り戸当りフレーム4より離
脱させることができない構造となつている。
なお、図において18は扉体6の開閉操作を行
う操作杆であり、19は扉体6のストツパーであ
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
従来の水門は、以上説明したように構成さてい
るため、扉体6の開閉操作の繰返しにともなつ
て、水密性が低下した場合、扉体6を戸当りフレ
ーム4側へ圧着させる機能をもつ楔型固着具10
の位置を、第5図で説明すれば扉体5側へ位置を
ずらす必要がある。この点をさらに扉体6を若干
開いた状態で示す第6図の斜視図で説明すると、
楔型固着具10を扉体6側へ近づける方向に位置
調節する必要がある。
ところが、第5図および第6図で示されるよう
に、楔型固着具10は戸当りフレーム4を構成す
る縦枠部材2におけう押え板16の前面側にボル
ト12およびナツト13で締着した構成となつて
いるため、前述のような調節は不可能である。
また戸当りフレーム4側より扉体6を修理等の
目的、具体的には止水板5および9の交換などの
ため取外す場合は、前述したように、戸当りフレ
ーム4の押え板16を取外さなければその修理作
業はできない。その取外し作業に要する手間が非
常にめんどうである。
逆に組立てる場合でも扉体6をまず戸当りフレ
ーム4に当てがい、ついで戸当りフレーム4の一
部材となつている押え板16を締着する手順によ
らなければできない。
すなわち修理作業または組立作業に非常な手間
がかかるといつた欠点があつた。
本考案はこのうような欠点を解決し、水門とし
ての水密性の保持とメンテナンス作業はもちろん
のこと、その際のおける分解、組立てが容易な水
門を提供することを目的として考案したものであ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、前記の問題点を解決するために、左
右の縦溝を有する縦枠部材および上下の横枠部材
の前面に止水板を取付けた窓枠状を呈する戸当り
フレームの止水板に対応する止水板を後面に備え
た扉体とからなる水門において、前記戸当りフレ
ームを構成する縦枠部材を、縦枠基辺の前端より
直角に外方に突出した縦溝形成用後辺と、この縦
溝形成用後辺の外端より直角に前方に突出した縦
溝形成用底辺と、その縦溝形成用底辺の前端より
さらに内方に突出した縦溝形成用前辺とからなる
異形断面構造にするとともに、断面がT字形を呈
するL字状部材の一方の辺に後面に楔ゴマを一体
的に取付け、他方の辺の上下に水平方向の長孔を
穿設した楔型固着具を設け、この楔型固着具の長
孔を前記異形断面からなる縦枠部材の縦溝形成用
底辺に植設した取付ボルトに挿通して、ナツトを
用いて楔型固着具を着脱自在に固着し、この楔型
固着具に対応する嵌入楔を、前記縦枠部材の縦溝
形成用前辺後面に係止する係止片を張り出した嵌
入楔に構成して、これを扉体の側縁前面に取付ね
じをもつて着脱自在に締着するよう構成したもの
である。
〔作用〕
以上のように構成してあるため、扉体を戸当り
フレームに密着させるため、すなわち扉体を締め
きり、戸当りフレーム側の楔型固着具に、その扉
体側の嵌入楔を嵌合させれば、扉体側は戸当りフ
レーム側に圧接され、双方の止水板同志が密着
し、水密性が維持される。ところで、長期使用に
ともなつて、その圧接具合が不良となつた場合、
本考案において楔型固着具は、戸当りフレームに
植設した取付ボルトに、楔型固着具の水平方向の
長孔を挿通してナツトをもつて締着しているた
め、ナツトを緩めると、楔型固着具はその位置を
扉体側へ変位させることができる。すなわち扉体
側を第6図で示すように若干開いた状態とし、ナ
ツトを緩め、取付ボルトをガイドとして、楔型固
着具を扉体側へ押し、しかるのちナツトを締めつ
ければ、戸当りフレーム側に対する扉体側の密着
性は強まる。
〔実施例〕
さらに本考案を第1図の分解斜視図に基づき詳
細に説明すると、戸当りフレーム4を構成する異
形断面からなる縦枠部材2は、縦枠基辺21の前
端より直角に外方に突出した縦溝形成用後辺22
と、この縦溝形成用後辺22の外端より直角に前
方に突出した縦溝形成用底辺23と、その縦溝形
成用底辺23の前端よりさらに内方に突出した縦
溝形成用前辺24とからなる異形断面構造で、鋳
造により一体成形されたものである。止水板5は
水密性を確保するためのもので、縦枠部材2の縦
溝形成用後辺22の前面に止めねじ33で締着さ
れている。楔型固着具10は、断面がT字形を呈
するL字状部材25の一方の辺26の後面に楔ゴ
マ27を一体的に取付け、他方の辺28の上下に
水平方向の長孔29を穿設した構造となつてい
る。
そして、この楔型固着具10は、辺28の上下
に穿けた長孔29に、前期縦枠部材2の縦溝形成
用底辺23に植設した取付ボルト30を挿通し、
ナツト31を用いて縦枠部材2に対し、着脱自在
に締着するように構成されている。他方扉体6の
側縁後面に、前記戸当りフレーム4側の止水板5
と同材質の止水板9が固着されている。
さらに扉体6の側縁前面に、前記戸当りフレー
ム4側に着脱自在に固着した楔型固着具10に対
応する嵌入楔32が取付ねじ34で着脱自在に締
着されている。嵌入楔32は、前記縦枠部材2、
縦溝形成用前辺24の後面に係止する係止片32
を一体的に形成している。第2図は戸当りフレー
ム4の縦溝1、すなわち一体成形された縦枠部材
2の縦溝1に、扉体6の側縁を上下方向摺動自在
にはめ込んで組立てた状態で示す平面図である。
この第1図および第2図から理解されるように
扉体6側に取付けた嵌入楔11は、その側面に係
止片32が張り出されているため、扉体6は上下
方向には摺動可能であるが、前後水平方向に扉体
6を戸当りフレーム4すなわち縦枠部材2から離
脱させることはできない構造となつている。すな
わち第2図で示すように係止片32が戸当りフレ
ームの縦枠部材2の縦溝形成用前辺24に当接
し、離脱させることは出来ない。
しかし、嵌入楔11は扉体6に対し、第1図で
示すように取付ねじ34で離脱自在に締着してあ
るため、これを緩めると扉体6側より取外すこと
ができる。すなわち、この嵌入楔11を取外せば
扉体6は戸当りフレーム4側より前方に取外すこ
とが可能である。
また、戸当りフレーム4側すなわち縦枠部材2
側の楔型固着具10は縦枠部材2の縦溝形成用底
辺23より側方に植設した取付ボルト30を利用
して着脱自在に取付けてあり、しかも、その取付
ボルト30を挿通する楔型固着具10の取付孔
が、水平方向の長孔29となつているため、第2
図で示すナツト31を緩めれば、矢印方向に楔型
固着具10は、その位置をずらすことができる。
すなわち、扉体6側の戸当りフレーム4側への圧
接を調節することが出来る。
〔効果〕
本考案は、以上のような構成となつているた
め、従来扉体6の戸当りフレーム4側への密着不
良が発生した場合、その密着度合の調節が不可能
であつたが、単に楔型固着具10の締着位置を調
節するだけで、簡単に修正することができる。す
なわち、水門として最も重要な水密機能を簡単な
操作で調節修正することができる。
また。扉体6を戸当りフレーム4側より、取外
す場合も、従来の構造の水門では、戸当りフレー
ム4の両側に取付けた押え板16を取外さなけれ
ばできなかつたが、本考案による場合は、扉体6
側に取付けた嵌入楔11の取付ねじ34を外し、
嵌入楔11自体を扉体6より取外すことにより、
容易に行える。
すなわち、組立、分解が容易でメンテナンス作
業はもちろん組立作業が容易にできる。
次に戸当りフレーム4を構成する縦枠部材2が
従来は2つの部材から構成されていたが、鋳造に
よる一体構造のものであるため、製作による工数
が削減され、全体としてのコストダウンを可能と
した。
さらに戸当りフレーム4側の楔型固着具10お
よび扉体6側の嵌入楔11が、いずれもボルトナ
ツトによる着脱自在な取付方式を採用しているた
め、水密性の調節が容易であることとあいまつ
て、現地組立ての際の調整が容易で、現地組立作
業をやさしくし、より機能性の高い水門を提供す
ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る水門の要部を説明するた
め分解した状態で示す斜視図、第2図は組立てた
状態で示す横断平面図、第3図は従来の構造を示
す水門の正面図、第4図は第3図のA−A線縦断
側面図、第5図は第3図のB−B線横断平面図、
第6図は同じく従来水門の扉体を若干開いた状態
で示す一部斜視図、第7図は同じく従来の水門の
要部を分解した状態で示す斜視図である。 1……縦溝、2……縦枠部材、3……横枠部
材、4……戸当りフレーム、5……止水板、6…
…扉体、7……左右側縁、8……上下側板、9…
…扉体側止水板、10……楔型固着具、11……
嵌入楔、12……ボルト、13……ナツト、14
……主体、15……突出辺、16……押え板、1
8……開閉操作杆、19……扉体ストツパー、2
1……縦枠基辺、22……縦溝形成用後辺、23
……縦溝形成用底辺、24……縦溝形成用前辺、
27……楔ゴマ、29……長孔、30……取付ボ
ルト、31……ナツト、32……係止片、33…
…止水板の取付ねじ、34……嵌入楔の取付ね
じ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 左右の縦溝を有する縦枠部材及び上下の横枠部
    材の前面に止水板を取付けた窓枠状を呈する戸当
    りフレームと、この戸当りフレームの止水板に対
    応する止水板を後面に備えた扉体とからなる水門
    において、前記戸当りフレームを構成する縦枠部
    材を、縦枠基辺の前端より直角に外方に突出した
    縦溝形成用後辺と、この縦溝形成用後辺の外端よ
    り直角に前方に突出した縦溝形成用底辺と、その
    縦溝形成用底辺の前端よりさらに内方に突出した
    縦溝形成用前辺とからなる異形断面構造にすると
    ともに、断面がT字形を呈するL字状部材の一方
    の辺に後面に楔ゴマを一体的に取付け、他方の辺
    の上下に水平方向の長孔を穿設した楔型固着具を
    設け、この楔型着具の長孔を前記異形断面からな
    る縦枠部材の縦溝形成用底辺に植設した取付ボル
    トに挿通して、ナツトを用いて楔型固着具を着脱
    自在に固着し、この楔型固着具に対応する嵌入楔
    を、前記縦枠部材の縦溝形成用前辺後面に係止す
    る係止片を張り出した嵌入楔に構成して、これを
    扉体の側縁前面に取付ねじをもつて着脱自在に締
    着したことを特徴とする水門。
JP6564786U 1986-04-30 1986-04-30 Expired JPH0423946Y2 (ja)

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JP6225343B2 (ja) * 2013-08-30 2017-11-08 株式会社三恵工作所 遮水装置

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