JPH04239187A - Piezoelectric of gradient functional type - Google Patents
Piezoelectric of gradient functional typeInfo
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Landscapes
- Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
Abstract
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば圧電アクチュエ
ーター等に用いられる圧電体に関し、より特定的には、
圧電特性が圧電体の厚み方向において、連続的に変化し
ている傾斜機能型圧電体に関する。
【0002】
【従来の技術】圧電体を用いて構成された代表的なデバ
イスとして、圧電アクチュエーターが存在する。図2は
、従来の圧電アクチュエーターを示す斜視図である。
圧電アクチュエーター1は、内部電極2を介して積層さ
れた圧電体層3,4からなる圧電体5の上面及び下面に
外部電極6a,6bを形成した構造を有する。圧電体5
は、圧電材料よりなるセラミックグリーンシートを内部
電極材料を介在させて積層し、厚み方向に圧着したのち
一体焼成することにより得られる。また、別法として、
あらかじめ焼成された2枚の圧電板を電極を介在させて
貼り合わせることによっても、圧電体5を構成すること
ができる。
【0003】圧電体層3,4は、それぞれ、図2の矢印
Pa,Pb方向に分極処理されている。これは、図3に
模式的に示すように、外部電極6aと内部電極2との間
に直流電界を印加し、まず圧電体層3を矢印Pa方向に
分極処理し、次に、図4に示すように、内部電極2と外
部電極6bとの間に直流電界を印加し、圧電体層4を矢
印Pb方向に分極処理することにより行われる。
【0004】上記のように、圧電アクチュエーター1で
は、内部電極2を境にして、両圧電体層3,4の分極方
向が逆向きとされており、それによってバイモルフ型圧
電アクチュエーターとして駆動することが可能とされて
いる。他方、図5に示すように、外部電極6aと内部電
極2との間に直流電界を印加し、圧電体層3を矢印Pa
方向に分極処理し、圧電体層4については分極処理を行
わなければ、モノモルフ構造の圧電アクチュエーター8
を構成することも可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の圧電アクチュエ
ーター1,8では、内部電極2を間にして、圧電体層3
,4が積層された構造を有する。他方、圧電セラミック
スと内部電極とは、異種材料であるため、その間の接着
強度はさほど高くない。従って、圧電アクチュエーター
1,8を駆動した場合、圧電体層3,4と内部電極2と
の間に大きなせん断応力が加わると、内部電極2と圧電
体層3,4との間で層はがれ等が生じることがあり、そ
の結果、十分な初期性能を有する圧電アクチュエーター
1,8であっても、使用しているうちに特性が低下する
という問題があった。
【0006】上記の様な問題は、圧電アクチュエーター
だけでなく、内部電極を介在させて圧電体層を積層して
なる積層型の圧電装置一般において見られていた。よっ
て、本発明の目的は、駆動中に内部破壊が生じ難く、従
って特性劣化の生じ難い圧電装置を得ることを可能とす
る圧電体を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の圧電体は、傾斜
機能構造を有することに特徴を有する。即ち、本発明は
、誘電体磁器組成物から構成される圧電体であって、誘
電体磁器組成物を構成する元素の比率が、圧電体の厚み
方向において連続的に変化されており、前記元素比率の
変化に応じてキュリー温度、抗電界及び圧電定数d31
の少なくとも一種が連続的に変化されていることを特徴
とする。
【0008】
【作用】傾斜機能型材料とは、材料組成が材料内の位置
の関数として変化されており、それによって材料特性が
材料内の位置に応じて変化されているものをいう。本発
明は、誘電体磁器組成物で構成された圧電体において、
該誘電体磁器組成物を構成する元素は複数あり、該複数
の元素の比率によって圧電特性が変化することに着目し
、圧電体の厚み方向において複数の元素の含有比率を連
続的に変化させ、それによって圧電特性を圧電体の厚み
方向において連続的に変化させたことに特徴とする。
【0009】以下、圧電アクチュエーターに応用した構
造例を説明することにより、本発明の作用を具体的に説
明する。図6は、本発明の圧電体を用いて構成された圧
電アクチュエーターを示す斜視図である。圧電体12は
、矩形の平板状圧電セラミックスからなり、その両主面
には外部電極13a,13bが形成されている。本発明
の圧電体12は、厚み方向において、即ち矢印x方向に
おいて、含有されている元素比率が連続的に変化された
誘電体磁器組成物により構成されている。即ち、従来の
圧電アクチュエーターに用いられていた圧電体が、均一
な組成の誘電体磁器組成物により構成されていたのに対
し、本発明では、誘電体磁器組成物の組成が、圧電体の
厚み方向における位置の関数として変化されている。
【0010】圧電体12では、上記組成の変化に応じて
、図1に示すように厚み方向、即ちx方向において、圧
電定数d31が、徐々に増加するように変化されている
。従って、外部電極13a,13bから電圧を印加して
圧電アクチュエーター11を駆動すれば、圧電定数が相
対的に大きい側、即ち外部電極13a側が大きく変位し
、他方、圧電定数が相対的に小さい側の部分、即ち外部
電極13b付近の部分が小さく変化され、ベンディング
が生じる。即ち、従来の圧電アクチュエーター1におけ
る内部電極2を形成せずとも、圧電アクチュエーターを
実現することができる。
【0011】よって、内部電極を設けたことによる圧電
体層間の剥離等の内部破壊が生じ難い圧電アクチュエー
ターの得られることがわかる。上記説明では、圧電体1
2の厚み方向において、圧電定数が連続的に変化される
ように構成されていたが、キュリー温度或いは抗電界を
厚み方向において連続的に変化させてもよい。例えば、
図7及び図8に示すように、キュリー温度が厚み方向、
即ちx方向において連続的に変化されている圧電体14
を用意する。この圧電体14の両主面に、図6に示す圧
電アクチュエーター11と同様に外部電極を形成して圧
電アクチュエーターを構成する。この圧電アクチュエー
ターでは、圧電体14の両主面における圧電体部分のキ
ュリー温度T1,T2 間のある温度T(T2 >T>
T1 )に圧電体14を保持すると、図9に示すように
圧電体14の厚み方向において、キュリー温度Tの部分
tを境にして上方の圧電体層部分14aが強誘電体部分
となり、下方の圧電体層部分14bが常誘電体部分とな
る。従って、この状態で分極処理を施せば、強誘電体の
圧電体層部分14aのみが、分極されて圧電性を有する
ようになる。よって、上方の圧電体層部分14aのみが
分極処理されたモノモルフ構造の圧電体14(図10)
を得ることができる。さらに、図11に示すように、x
方向、即ち厚み方向において抗電界がV1 〜V2 ま
で連続的に変化している圧電体を用いてもよい。先ず、
圧電体に、V2 <Vの関係にある電圧Vを印加して分
極方向が下面から上面に向くように圧電体全体を厚み方
向に分極処理する。次に、電圧Vとは逆方向に電圧Va
(但し、V2 >Va>V1 )で再び分極すると、図
12に示すように、抗電界がVaの部分vよりも抗電界
の小さな圧電体層部分15aの分極が反転し、バイモル
フ構造を有する圧電体15を得ることができる。
【0012】上記のように、厚み方向に圧電定数d31
、キュリー温度及び抗電界等を連続的に変化させた傾斜
機能型構造を有するように圧電体を構成すれば、内部電
極を設けずとも、バイモルフ型或いはモノモルフ型圧電
アクチュエーターを得ることができる。従って、駆動中
の内部破壊の生じ難い圧電アクチュエーターを提供する
ことができる。
【0013】なお、上述した各構造例は、圧電アクチュ
エーターに適用したものを例にとり説明したが、圧電ア
クチュエーター以外の他の積層型圧電素子にも本発明の
傾斜機能型圧電体を用いることができ、それによって内
部電極の存在に基づく内部破壊等を効果的に防止するこ
とができる。また、上記構造例の説明にあたっては、厚
み方向において圧電定数d31、キュリー温度または抗
電界を連続的に変化させたが、これらの内の2種以上の
圧電特性を連続的に変化させてもよい。
【0014】さらに、上述した圧電定数d31、キュリ
ー温度、及び抗電界を厚み方向において連続的に変化さ
せるために、本発明では圧電体を構成している誘電体磁
器組成物中の元素比率を厚み方向において連続的に変化
させているが、このように誘電体磁器組成物を構成して
いる複数種の元素の比率を変化させて、上記のように圧
電特性を厚み方向において連続的に変化させることは、
後述の実施例からも明らかなように、従来より公知の圧
電体製造技術を用いて容易に実施することができる。
【0015】
【実施例】原材料として、平均粒径が2μm以下、純度
が99%以上のPb3 O4 、TiO2 、ZrO2
、Nb2 O5 、及びNiOの各粉末を用意した。
次に、上記各粉末を下記の組成式におけるx、y及びz
が下記の第1表に示す割合となるように秤量し、5種類
の混合粉末を得た。
【0016】
xPb(Ni1/3 Nb2/3 )O3 +yP
bZrO3 +zPbTiO3 【0017】
【表1】
【0018】なお、上記組成は、PNN−PZT−PT
三元系のモルフォトロピック相境界上の組成を用いてい
るが、本発明に用い得る組成は、モルフォトロピック相
境界及びその近傍の組成に限定されるものではない。ま
た、キュリー温度、抗電界及び圧電定数について傾斜機
能構造を有する圧電体は、上述した材料系だけでなく、
他の誘電体磁器組成物を用いても構成することができ、
例えば(Ba,Sr)TiO3 系において、Ba/S
r比を変化させることによっても実現することができる
。
【0019】上述した各混合粉末200gを、エタノー
ル及びPSZボールを用いて、湿式ボールミル法で24
時間均一混合し、それぞれ、スラリー化した。得られた
各スラリーを、ロータリーエバポレーターを用いて乾燥
させ、それぞれの混合原料を得た。次に、各混合原料を
、空気中において700〜1000℃の温度で3時間程
度仮焼することで、それぞれの仮焼物を得た。
【0020】次に、各仮焼物を、エタノール/トルエン
混合液(混合比が、重量比でエタノール対トルエンが7
:3)及びPSZボールを用いて、湿式ボールミル法で
約24時間粉砕した。次に、粉砕された各仮焼物原料に
対し、ポリビニルブチラール系バインダーを6〜12重
量%、ソルビタン脂肪酸エステル系分散剤を0.5〜2
.0重量%、ジオクチルブタレート系可塑剤を1〜5重
量%添加し、さらに約24時間均一混合し、それぞれ、
スラリー化した。
【0021】得られた各スラリーを、ドクターブレード
法により、厚み100μmのグリーンシートに成形した
。次に、得られた5種類のセラミックグリーンシートを
、図13に示すように、積層した。図13において、セ
ラミックグリーンシート21〜25としては、セラミッ
クグリーンシート21からセラミックグリーンシート2
5側に至るにつれて、Ti、Zr、Nb、Niの比率が
連続的に変化するように、上記5種類のセラミックグリ
ーンシートから選択して用いた。すなわち、表1の混合
粉末番号1〜5からなる各セラミックグリーンシート2
枚づつを、上から順に、セラミックグリーンシート21
〜25に割り当てて用いた。次に、積層体を厚み方向に
熱圧着し、しかる後所定の大きさに切断することにより
、外形寸法が30×5×0.9mmの短冊状の積層体を
得た。
【0022】次に、得られた積層体を、空気中400℃
で約10時間焼成することにより、有機材料成分を燃焼
させ、空気中900〜1200℃の温度で3時間焼成す
ることにより、図14に示す焼結体27を得た。得られ
た焼結体27の厚み方向における、Ni、Nb、Ti、
及びZrの濃度分析をX線マイクロアナライザーにより
分析した。その結果、複数枚のグリーンシートを用いた
ことによる組成の不連続性が、焼結の際の熱拡散により
解消されており、図15〜図18に示すように、Ti、
Zr、Nb、及びNiの各元素比率が厚み方向において
連続的に変化していることがわかった。
【0023】上記のようにして得られた傾斜機能構造を
有する焼結体27を用い、下記の例1〜例3のアクチュ
エーターを作製した。
例1
上記実施例と同様の方法で、実施例で用意した各混合粉
末単独組成の焼結体を作製し、それぞれのキュリー温度
を測定したところ、下記の表2の結果が得られた。
【0024】
【表2】
【0025】従って、上記各混合粉末材料のみからなる
焼結体のキュリー温度から、Ti,Zr,Nb及びNi
の元素比率の変化によりキュリー温度が変化することが
わかる。よって、実施例で作製した焼結体では、Ti,
Zr,Nb及びNiが厚み方向において連続的に変化し
ているため、キュリー温度に対し、傾斜機能構造が与え
られていることがわかる。
【0026】図19に示すように、得られた焼結体27
の両主面にAgを焼き付けて外部電極28a、28bを
形成した。次に、温度200℃のオイルバス中におき、
強誘電体部と常誘電体部との分離を計り、かつ強誘電体
部のみ印加電圧3KV/mm×30分の条件で分極処理
を施し、モノモルフ型アクチュエーターを得た。
例2
実施例と同様の方法で各混合粉末番号の混合粉末材料単
独からなる焼結体を作製し、室温における抗電界の評価
を行ったところ、表3に示すような結果が得られた。
【0027】
【表3】
【0028】従って、実施例で得られた焼結体27では
、抗電界に関し傾斜機能構造の与えられていることがわ
かる。そこで、例1と同様に、焼結体の両主面にAgを
焼き付けて外部電極28a、28bを形成し、室温で印
加電圧3KV/mm×30分の条件で分極処理を施した
。さらに、電圧印加方向を逆方向にし、電圧0.5KV
/mm×30分の条件で再度分極処理を行うことで、弱
抗電界部分の分極を反転させ、バイモルフ型アクチュエ
ーターを得た。
例3
実施例と同様の方法により作製した各混合試料単独の焼
結体の両主面にAgを焼付け外部電極を形成し、室温で
印加電圧3KV/mm×30分の条件で分極処理を施し
た。室温における、各焼結体の圧電定数d31を測定し
たところ、下記の表4に示すような結果が得られた。
【0029】
【表4】
表4から明らかなように、各混合粉末試料を単独で焼成
して得られた焼結体においてd31が上記のように異な
ることが分かる。従って、実施例で得られた焼結体では
、厚み方向において圧電定数d31に関し傾斜機能構造
が与えられていることがわかる。そこで、実施例の焼結
体の両主面にAgを焼付け、外部電極28a、28bを
形成し、室温で印加電圧3KV/mm×30分の条件で
分極処理を施した。その結果、圧電定数d31の厚み方
向における差に基づくベンディングモードを有するアク
チュエーターを得ることができた。
【0030】上記のようにして得られた例1〜例3の各
アクチュエーターを、60℃の恒温層中で駆動電圧20
0V/mmで駆動し続け、先端変位量の変化をモニター
した。その結果、図20に示す結果が得られた。また、
比較の為に、図2に示した従来の圧電アクチュエーター
についても同様の信頼性試験を行ったところ、図20に
一点鎖線で示す結果が得られた。
【0031】図20から明らかなように、本発明の圧電
体を用いて構成された例1〜例3の圧電アクチュエータ
ーでは、先端変位量が1000時間経過しても殆ど変化
していないのに対し、従来例の圧電アクチュエーターで
は、数十時間経過したのちに、次第に先端変位量が小さ
くなることがわかる。なお、混合粉末材料番号1〜5か
ら各構成された各セラミックグリーンシートは、上記実
施例と異なる順序で積層しても良い。例えば、図21に
示すように、それぞれ、混合粉末材料1〜5からなるセ
ラミックグリーンシート31〜35を、セラミックグリ
ーンシート31−セラミックグリーンシート32−セラ
ミックグリーンシート33−セラミックグリーンシート
34−セラミックグリーンシート35−セラミックグリ
ーンシート34−セラミックグリーンシート33−セラ
ミックグリーンシート32−セラミックグリーンシート
31の順に積層しても良い。また、セラミックグリーン
シート35−セラミックグリーンシート34−セラミッ
クグリーンシート33−セラミックグリーンシート32
−セラミックグリーンシート31−セラミックグリーン
シート32−セラミックグリーンシート33−セラミッ
クグリーンシート34−セラミックグリーンシート35
の順に積層しても良い。この様に、厚み方向における元
素比率の連続的変化については、様々なパターンに変化
させることができる。
【0032】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、誘電体
磁器組成物を構成する複数の元素の比率が、圧電体の厚
み方向において連続的に変化されており、それによって
圧電体の厚み方向におけるキュリー温度、抗電界、及び
圧電定数d31などの圧電特性が変化されているため、
これらの圧電特性に関して傾斜機能構造を有する圧電体
を実現することができる。従って、これらの圧電特性に
ついての傾斜機能構造を利用することにより、内部電極
を省略した構造の積層型圧電部品を得ることができる。
よって、内部電極と圧電体層の界面における剥離等の問
題が生じがたい、信頼性に優れた圧電部品を提供するこ
とが可能となる。Detailed Description of the Invention [0001] The present invention relates to a piezoelectric body used, for example, in a piezoelectric actuator, and more specifically,
The present invention relates to a functionally graded piezoelectric material whose piezoelectric properties change continuously in the thickness direction of the piezoelectric material. 2. Description of the Related Art A piezoelectric actuator is a typical device constructed using a piezoelectric material. FIG. 2 is a perspective view of a conventional piezoelectric actuator. The piezoelectric actuator 1 has a structure in which external electrodes 6a and 6b are formed on the upper and lower surfaces of a piezoelectric body 5 made up of piezoelectric layers 3 and 4 stacked with an internal electrode 2 in between. Piezoelectric body 5
is obtained by laminating ceramic green sheets made of piezoelectric material with internal electrode material interposed therebetween, pressing them in the thickness direction, and then firing them together. Also, as an alternative,
The piezoelectric body 5 can also be constructed by bonding two piezoelectric plates fired in advance with an electrode interposed therebetween. The piezoelectric layers 3 and 4 are polarized in the directions of arrows Pa and Pb in FIG. 2, respectively. As schematically shown in FIG. 3, a DC electric field is applied between the external electrode 6a and the internal electrode 2, and the piezoelectric layer 3 is first polarized in the direction of arrow Pa, and then as shown in FIG. As shown, this is performed by applying a DC electric field between the internal electrode 2 and the external electrode 6b and polarizing the piezoelectric layer 4 in the direction of arrow Pb. As described above, in the piezoelectric actuator 1, the polarization directions of both the piezoelectric layers 3 and 4 are opposite to each other with the internal electrode 2 as a boundary, so that the piezoelectric actuator 1 can be driven as a bimorph type piezoelectric actuator. It is considered possible. On the other hand, as shown in FIG. 5, a DC electric field is applied between the external electrode 6a and the internal electrode 2, and the piezoelectric layer 3 is
If the piezoelectric layer 4 is polarized in the direction and the piezoelectric layer 4 is not polarized, the piezoelectric actuator 8 with a monomorph structure
It is also possible to configure [0005] In the conventional piezoelectric actuators 1 and 8, the piezoelectric layer 3 is connected with the internal electrode 2 in between.
, 4 are stacked. On the other hand, since the piezoelectric ceramic and the internal electrode are different materials, the adhesive strength between them is not very high. Therefore, when the piezoelectric actuators 1 and 8 are driven, if a large shear stress is applied between the piezoelectric layers 3 and 4 and the internal electrode 2, layer peeling occurs between the internal electrode 2 and the piezoelectric layers 3 and 4. As a result, even if the piezoelectric actuators 1 and 8 have sufficient initial performance, there is a problem in that the characteristics deteriorate during use. The above-mentioned problems have been observed not only in piezoelectric actuators but also in general laminated piezoelectric devices in which piezoelectric layers are laminated with internal electrodes interposed therebetween. Therefore, an object of the present invention is to provide a piezoelectric body that makes it possible to obtain a piezoelectric device that is less likely to suffer internal breakdown during driving and, therefore, less likely to suffer from characteristic deterioration. Means for Solving the Problems The piezoelectric body of the present invention is characterized by having a functionally graded structure. That is, the present invention provides a piezoelectric body composed of a dielectric ceramic composition, in which the ratio of elements constituting the dielectric ceramic composition is continuously changed in the thickness direction of the piezoelectric body, and Curie temperature, coercive electric field and piezoelectric constant d31 as the ratio changes
characterized in that at least one of the above is continuously changed. [0008] A functionally graded material is one in which the material composition is changed as a function of position within the material, and thereby the material properties are changed as a function of position within the material. The present invention provides a piezoelectric body made of a dielectric ceramic composition,
There are multiple elements that make up the dielectric ceramic composition, and focusing on the fact that the piezoelectric properties change depending on the ratio of the multiple elements, the content ratio of the multiple elements is continuously changed in the thickness direction of the piezoelectric material, The piezoelectric property is thereby changed continuously in the thickness direction of the piezoelectric body. The operation of the present invention will be specifically explained below by explaining a structural example applied to a piezoelectric actuator. FIG. 6 is a perspective view showing a piezoelectric actuator constructed using the piezoelectric body of the present invention. The piezoelectric body 12 is made of a rectangular flat piezoelectric ceramic, and external electrodes 13a and 13b are formed on both main surfaces thereof. The piezoelectric body 12 of the present invention is made of a dielectric ceramic composition in which the ratio of contained elements is continuously changed in the thickness direction, that is, in the direction of the arrow x. That is, whereas the piezoelectric body used in the conventional piezoelectric actuator was composed of a dielectric ceramic composition having a uniform composition, in the present invention, the composition of the dielectric ceramic composition varies depending on the thickness of the piezoelectric body. The direction is varied as a function of position. In the piezoelectric body 12, the piezoelectric constant d31 is changed so as to gradually increase in the thickness direction, that is, in the x direction, as shown in FIG. 1, in accordance with the change in the composition. Therefore, if voltage is applied from the external electrodes 13a, 13b to drive the piezoelectric actuator 11, the side with a relatively large piezoelectric constant, that is, the external electrode 13a side, will be largely displaced, while the side with a relatively small piezoelectric constant will be displaced largely. The portion, ie, the portion near the external electrode 13b, is slightly changed and bending occurs. That is, a piezoelectric actuator can be realized without forming the internal electrode 2 in the conventional piezoelectric actuator 1. [0011] Therefore, it can be seen that a piezoelectric actuator can be obtained in which internal damage such as separation between piezoelectric layers due to the provision of internal electrodes is less likely to occur. In the above explanation, the piezoelectric body 1
Although the piezoelectric constant was configured to change continuously in the thickness direction of No. 2, the Curie temperature or the coercive electric field may be changed continuously in the thickness direction. for example,
As shown in FIGS. 7 and 8, the Curie temperature is
That is, the piezoelectric body 14 is continuously changed in the x direction.
Prepare. External electrodes are formed on both principal surfaces of this piezoelectric body 14, similarly to the piezoelectric actuator 11 shown in FIG. 6, to constitute a piezoelectric actuator. In this piezoelectric actuator, a certain temperature T (T2 > T >
When the piezoelectric material 14 is held at a temperature T1), the upper piezoelectric layer portion 14a becomes a ferroelectric portion, and the lower piezoelectric layer portion 14a becomes a ferroelectric portion in the thickness direction of the piezoelectric material 14, as shown in FIG. The piezoelectric layer portion 14b becomes a paraelectric portion. Therefore, if polarization treatment is performed in this state, only the ferroelectric piezoelectric layer portion 14a will be polarized and will have piezoelectricity. Therefore, a piezoelectric body 14 having a monomorph structure in which only the upper piezoelectric layer portion 14a is polarized (FIG. 10)
can be obtained. Furthermore, as shown in FIG.
A piezoelectric material whose coercive electric field changes continuously from V1 to V2 in the direction, that is, the thickness direction, may be used. First of all,
A voltage V having a relationship of V2 <V is applied to the piezoelectric body to polarize the entire piezoelectric body in the thickness direction so that the polarization direction is directed from the bottom surface to the top surface. Next, in the opposite direction to the voltage V, a voltage Va
(However, when V2 > Va > V1), as shown in FIG. 12, the polarization of the piezoelectric layer portion 15a whose coercive electric field is smaller than that of the portion v of Va is reversed, and the piezoelectric layer having a bimorph structure body 15 can be obtained. As mentioned above, the piezoelectric constant d31 in the thickness direction
By configuring the piezoelectric body to have a functionally graded structure in which Curie temperature, coercive electric field, etc. are continuously changed, a bimorph or monomorph piezoelectric actuator can be obtained without providing internal electrodes. Therefore, it is possible to provide a piezoelectric actuator that is less prone to internal breakdown during driving. [0013] Although each of the above-mentioned structural examples has been explained using a piezoelectric actuator as an example, the functionally graded piezoelectric material of the present invention can also be used in other laminated piezoelectric elements other than piezoelectric actuators. , thereby effectively preventing internal destruction or the like due to the presence of internal electrodes. Furthermore, in the explanation of the above structural example, the piezoelectric constant d31, the Curie temperature, or the coercive electric field were continuously changed in the thickness direction, but it is also possible to continuously change the piezoelectric properties of two or more of these. . Furthermore, in order to continuously change the piezoelectric constant d31, Curie temperature, and coercive electric field described above in the thickness direction, in the present invention, the element ratio in the dielectric ceramic composition constituting the piezoelectric body is changed in the thickness direction. However, by changing the ratio of multiple elements that make up the dielectric ceramic composition, the piezoelectric properties can be changed continuously in the thickness direction as described above. The thing is,
As is clear from the examples described below, this can be easily implemented using conventionally known piezoelectric material manufacturing techniques. [Example] As raw materials, Pb3 O4, TiO2, ZrO2 with an average particle size of 2 μm or less and a purity of 99% or more
, Nb2O5, and NiO powders were prepared. Next, each of the above powders is converted into x, y and z in the following compositional formula.
were weighed so as to have the proportions shown in Table 1 below, and five types of mixed powders were obtained. xPb(Ni1/3 Nb2/3)O3 +yP
bZrO3 +zPbTiO3 [Table 1] [0018] The above composition is PNN-PZT-PT
Although a composition on the morphotropic phase boundary of a ternary system is used, the composition that can be used in the present invention is not limited to the composition on the morphotropic phase boundary and its vicinity. In addition, piezoelectric materials having a functionally graded structure with respect to the Curie temperature, coercive electric field, and piezoelectric constant are not limited to the above-mentioned material systems.
It can also be constructed using other dielectric ceramic compositions,
For example, in the (Ba,Sr)TiO3 system, Ba/S
This can also be achieved by changing the r ratio. 200 g of each of the above-mentioned mixed powders was milled for 24 hours using a wet ball mill method using ethanol and PSZ balls.
The mixture was uniformly mixed for a period of time to form a slurry. Each of the obtained slurries was dried using a rotary evaporator to obtain respective mixed raw materials. Next, each mixed raw material was calcined in air at a temperature of 700 to 1000° C. for about 3 hours to obtain each calcined product. Next, each calcined product was mixed with an ethanol/toluene mixture (the mixing ratio was 7 ethanol to toluene by weight).
:3) and PSZ balls, the powder was pulverized for about 24 hours by a wet ball mill method. Next, for each of the pulverized calcined raw materials, 6 to 12% by weight of a polyvinyl butyral binder and 0.5 to 2% of a sorbitan fatty acid ester dispersant were added.
.. 0% by weight and 1 to 5% by weight of a dioctyl butarate plasticizer were added and mixed uniformly for about 24 hours, respectively.
It turned into slurry. Each of the obtained slurries was formed into a green sheet with a thickness of 100 μm by the doctor blade method. Next, the five types of ceramic green sheets obtained were laminated as shown in FIG. 13. In FIG. 13, the ceramic green sheets 21 to 25 include ceramic green sheets 21 to 2.
The ceramic green sheets were selected from the above five types so that the ratios of Ti, Zr, Nb, and Ni changed continuously as they reached the 5th side. That is, each ceramic green sheet 2 consisting of mixed powder numbers 1 to 5 in Table 1
Ceramic green sheets 21 one by one, starting from the top.
~25 was assigned and used. Next, the laminate was thermocompressed in the thickness direction, and then cut into a predetermined size to obtain a strip-shaped laminate with external dimensions of 30 x 5 x 0.9 mm. Next, the obtained laminate was heated in air at 400°C.
The organic material components were burned for about 10 hours, and the sintered body 27 shown in FIG. 14 was obtained by baking in air at a temperature of 900 to 1200° C. for 3 hours. In the thickness direction of the obtained sintered body 27, Ni, Nb, Ti,
and Zr concentration was analyzed using an X-ray microanalyzer. As a result, the compositional discontinuity caused by using multiple green sheets was resolved by thermal diffusion during sintering, and as shown in FIGS. 15 to 18, Ti,
It was found that the element ratios of Zr, Nb, and Ni changed continuously in the thickness direction. Actuators of Examples 1 to 3 below were manufactured using the sintered body 27 having a functionally graded structure obtained as described above. Example 1 In the same manner as in the above example, sintered bodies of each mixed powder composition prepared in the example were prepared, and the Curie temperature of each was measured, and the results shown in Table 2 below were obtained. [Table 2] Therefore, from the Curie temperature of the sintered body made only of the above mixed powder materials, Ti, Zr, Nb and Ni
It can be seen that the Curie temperature changes as the element ratio changes. Therefore, in the sintered body produced in the example, Ti,
It can be seen that since Zr, Nb, and Ni change continuously in the thickness direction, a functionally graded structure is given to the Curie temperature. As shown in FIG. 19, the obtained sintered body 27
External electrodes 28a and 28b were formed by baking Ag onto both main surfaces. Next, place it in an oil bath at a temperature of 200℃,
The ferroelectric part and the paraelectric part were separated, and only the ferroelectric part was subjected to polarization treatment under the conditions of an applied voltage of 3 KV/mm x 30 minutes to obtain a monomorph actuator. Example 2 A sintered body made of a single mixed powder material of each mixed powder number was prepared in the same manner as in Example, and the coercive electric field at room temperature was evaluated, and the results shown in Table 3 were obtained. [Table 3] [0028] Therefore, it can be seen that the sintered body 27 obtained in the example has a functionally graded structure with respect to the coercive electric field. Therefore, in the same manner as in Example 1, external electrodes 28a and 28b were formed by baking Ag onto both main surfaces of the sintered body, and polarization treatment was performed at room temperature under the conditions of an applied voltage of 3 KV/mm x 30 minutes. Furthermore, the voltage application direction was reversed, and the voltage was 0.5KV.
By performing the polarization treatment again under the conditions of /mm x 30 minutes, the polarization of the weak coercive electric field portion was reversed, and a bimorph type actuator was obtained. Example 3 External electrodes were formed by baking Ag on both main surfaces of the sintered body of each mixed sample prepared by the same method as in Example, and polarization treatment was performed at room temperature under the conditions of applied voltage 3 KV/mm x 30 minutes. did. When the piezoelectric constant d31 of each sintered body was measured at room temperature, the results shown in Table 4 below were obtained. [Table 4] As is clear from Table 4, it can be seen that the d31 of the sintered bodies obtained by firing each mixed powder sample individually is different as described above. Therefore, it can be seen that the sintered body obtained in the example has a functionally graded structure with respect to the piezoelectric constant d31 in the thickness direction. Therefore, Ag was baked on both main surfaces of the sintered body of the example to form external electrodes 28a and 28b, and a polarization treatment was performed at room temperature under the conditions of an applied voltage of 3 KV/mm x 30 minutes. As a result, it was possible to obtain an actuator having a bending mode based on the difference in the piezoelectric constant d31 in the thickness direction. Each of the actuators of Examples 1 to 3 obtained as described above was heated at a driving voltage of 20°C in a constant temperature bath at 60°C.
Driving was continued at 0 V/mm, and changes in tip displacement were monitored. As a result, the results shown in FIG. 20 were obtained. Also,
For comparison, a similar reliability test was conducted on the conventional piezoelectric actuator shown in FIG. 2, and the results shown by the dashed-dotted line in FIG. 20 were obtained. As is clear from FIG. 20, in the piezoelectric actuators of Examples 1 to 3 constructed using the piezoelectric material of the present invention, the amount of tip displacement hardly changes even after 1000 hours have passed. It can be seen that in the conventional piezoelectric actuator, the amount of tip displacement gradually decreases after several tens of hours have passed. Note that the ceramic green sheets each composed of mixed powder material numbers 1 to 5 may be laminated in a different order from the above example. For example, as shown in FIG. 21, ceramic green sheets 31 to 35 each made of mixed powder materials 1 to 5 are arranged as follows: ceramic green sheet 31 - ceramic green sheet 32 - ceramic green sheet 33 - ceramic green sheet 34 - ceramic green sheet. 35 - ceramic green sheet 34 - ceramic green sheet 33 - ceramic green sheet 32 - ceramic green sheet 31 may be laminated in this order. In addition, ceramic green sheet 35 - ceramic green sheet 34 - ceramic green sheet 33 - ceramic green sheet 32
- Ceramic green sheet 31 - Ceramic green sheet 32 - Ceramic green sheet 33 - Ceramic green sheet 34 - Ceramic green sheet 35
They may be stacked in this order. In this way, the continuous change in the element ratio in the thickness direction can be varied in various patterns. As described above, according to the present invention, the ratio of a plurality of elements constituting the dielectric ceramic composition is continuously changed in the thickness direction of the piezoelectric material. Since the piezoelectric properties such as the Curie temperature, coercive electric field, and piezoelectric constant d31 in the thickness direction of the piezoelectric body are changed,
A piezoelectric body having a functionally graded structure with respect to these piezoelectric properties can be realized. Therefore, by utilizing these functionally graded structures with respect to piezoelectric properties, it is possible to obtain a laminated piezoelectric component having a structure in which internal electrodes are omitted. Therefore, it is possible to provide a highly reliable piezoelectric component in which problems such as peeling at the interface between the internal electrode and the piezoelectric layer are unlikely to occur.
【図1】圧電体の厚み方向と圧電定数との関係を示す図
である。FIG. 1 is a diagram showing the relationship between the thickness direction of a piezoelectric body and a piezoelectric constant.
【図2】従来の圧電アクチュエーターを示す斜視図であ
る。FIG. 2 is a perspective view showing a conventional piezoelectric actuator.
【図3】従来のバイモルフ型圧電アクチュエーターを得
るための分極方法を説明するための模式図である。FIG. 3 is a schematic diagram for explaining a polarization method for obtaining a conventional bimorph piezoelectric actuator.
【図4】従来のバイモルフ型圧電アクチュエーターを得
るための分極方法を説明するための模式図である。FIG. 4 is a schematic diagram for explaining a polarization method for obtaining a conventional bimorph piezoelectric actuator.
【図5】従来のモノモルフ型圧電アクチュエーターを得
るための分極方法を説明するための模式図である。FIG. 5 is a schematic diagram for explaining a polarization method for obtaining a conventional monomorph piezoelectric actuator.
【図6】本発明の圧電体を用いて構成された圧電アクチ
ュエーターの一例を示す斜視図である。FIG. 6 is a perspective view showing an example of a piezoelectric actuator constructed using the piezoelectric body of the present invention.
【図7】本発明によって構成された圧電体の厚み方向位
置とキュリー温度との関係を示す図である。FIG. 7 is a diagram showing the relationship between the position in the thickness direction and the Curie temperature of a piezoelectric body constructed according to the present invention.
【図8】本発明によって構成された圧電体を示す斜視図
である。FIG. 8 is a perspective view showing a piezoelectric body constructed according to the present invention.
【図9】厚み方向に強誘電体部と常誘電体部とが構成さ
れた圧電体を示す模式図である。FIG. 9 is a schematic diagram showing a piezoelectric body in which a ferroelectric part and a paraelectric part are configured in the thickness direction.
【図10】強誘電体部のみを分極処理して構成されたモ
ノモルフ型圧電アクチュエーターを説明するための模式
図である。FIG. 10 is a schematic diagram for explaining a monomorph piezoelectric actuator configured by polarizing only a ferroelectric portion.
【図11】厚み方向位置と抗電界との関係を示す図であ
る。FIG. 11 is a diagram showing the relationship between the position in the thickness direction and the coercive electric field.
【図12】抗電界の差に基づいて分極方向が異なる二つ
の圧電体層部分を有するバイモルフ型圧電アクチュエー
ターを説明するための模式図である。FIG. 12 is a schematic diagram for explaining a bimorph piezoelectric actuator having two piezoelectric layer portions with different polarization directions based on a difference in coercive electric field.
【図13】実施例で用意された複数枚のセラミックグリ
ーンシートを説明するための分解斜視図である。FIG. 13 is an exploded perspective view for explaining a plurality of ceramic green sheets prepared in an example.
【図14】実施例で用意された積層体を示す斜視図であ
る。FIG. 14 is a perspective view showing a laminate prepared in an example.
【図15】実施例で得られた圧電体における厚み方向位
置と元素比率との関係を示す図である。FIG. 15 is a diagram showing the relationship between the position in the thickness direction and the element ratio in the piezoelectric body obtained in the example.
【図16】実施例で得られた圧電体における厚み方向位
置と元素比率との関係を示す図である。FIG. 16 is a diagram showing the relationship between the position in the thickness direction and the element ratio in the piezoelectric body obtained in the example.
【図17】実施例で得られた圧電体における厚み方向位
置と元素比率との関係を示す図である。FIG. 17 is a diagram showing the relationship between the position in the thickness direction and the element ratio in the piezoelectric body obtained in the example.
【図18】実施例で得られた圧電体における厚み方向位
置と元素比率との関係を示す図である。FIG. 18 is a diagram showing the relationship between the position in the thickness direction and the element ratio in the piezoelectric body obtained in the example.
【図19】実施例で用意された圧電アクチュエーターを
示す図である。FIG. 19 is a diagram showing a piezoelectric actuator prepared in an example.
【図20】例1〜例3で構成された圧電アクチュエータ
ー及び従来の圧電アクチュエーターの信頼性試験結果を
示す図である。FIG. 20 is a diagram showing reliability test results of the piezoelectric actuators configured in Examples 1 to 3 and a conventional piezoelectric actuator.
【図21】元素比率の異なるセラミックグリーンシート
の積層方法の他の例を説明するための斜視図である。FIG. 21 is a perspective view for explaining another example of a method of laminating ceramic green sheets having different element ratios.
11 … 圧電アクチュエーター 12 … 圧電体 13a,13b … 外部電極 x … 厚み方向。 11… Piezoelectric actuator 12...Piezoelectric body 13a, 13b...External electrode x...Thickness direction.
Claims (1)
体であって、前記誘電体磁器組成物を構成する元素の比
率が、圧電体の厚み方向において連続的に変化されてお
り、前記元素比率の変化に応じて圧電体の厚み方向にお
いて、キュリー温度、抗電界、及び圧電定数d31の少
なくとも一種が連続的に変化されていることを特徴とす
る、傾斜機能型圧電体。1. A piezoelectric body made of a dielectric ceramic composition, wherein the ratio of elements constituting the dielectric ceramic composition is continuously changed in the thickness direction of the piezoelectric body, and the ratio of the elements constituting the dielectric ceramic composition is A functionally graded piezoelectric material, characterized in that at least one of Curie temperature, coercive electric field, and piezoelectric constant d31 is continuously changed in the thickness direction of the piezoelectric material according to a change in ratio.
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- 1991-01-11 JP JP03001946A patent/JP3106365B2/en not_active Expired - Fee Related
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