JPH04237845A - ディーゼルエンジンの燃料噴射時期制御装置 - Google Patents
ディーゼルエンジンの燃料噴射時期制御装置Info
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- JPH04237845A JPH04237845A JP1932691A JP1932691A JPH04237845A JP H04237845 A JPH04237845 A JP H04237845A JP 1932691 A JP1932691 A JP 1932691A JP 1932691 A JP1932691 A JP 1932691A JP H04237845 A JPH04237845 A JP H04237845A
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B3/00—Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition
- F02B3/06—Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition with compression ignition
Landscapes
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディーゼルエンジンの
燃料噴射時期制御装置に関する。
燃料噴射時期制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ディーゼルエンジンはシリンダ内に吸入
した空気を高温・高圧に圧縮し、そこに燃料を噴射して
燃焼させる。このときの燃焼過程は図5に示すように、
上死点の前後にかけてシリンダ内に燃料が噴射され、燃
料噴射期間は、噴射開始Aから着火Bまでの着火遅れ期
間および前記BからCまでの火焔伝播期間および前記C
から噴射終了Dまでの直接燃焼期間に分けることができ
る。なおDからEまでは後燃期間である。上死点に対し
て着火時期が早すぎると、噴射した燃料が出力として有
効に働かず、かつ燃焼圧力が異常に上昇してエンジンを
破損させることがある。これとは逆に着火時期が遅いと
、燃料が出力として有効に働かない。
した空気を高温・高圧に圧縮し、そこに燃料を噴射して
燃焼させる。このときの燃焼過程は図5に示すように、
上死点の前後にかけてシリンダ内に燃料が噴射され、燃
料噴射期間は、噴射開始Aから着火Bまでの着火遅れ期
間および前記BからCまでの火焔伝播期間および前記C
から噴射終了Dまでの直接燃焼期間に分けることができ
る。なおDからEまでは後燃期間である。上死点に対し
て着火時期が早すぎると、噴射した燃料が出力として有
効に働かず、かつ燃焼圧力が異常に上昇してエンジンを
破損させることがある。これとは逆に着火時期が遅いと
、燃料が出力として有効に働かない。
【0003】また、燃料噴射ポンプが燃料の圧送を開始
しても、実際に噴射ノズルから燃料が噴射されるまでに
は時間的な遅れを生じる。すなわち、燃料圧力を噴射ノ
ズルの開弁圧まで高めるために要する時間と、噴射ポン
プのプランジャから噴射ノズルに燃料圧力波が伝播する
時間とのいずれか大きい方が噴射遅れ期間となる。
しても、実際に噴射ノズルから燃料が噴射されるまでに
は時間的な遅れを生じる。すなわち、燃料圧力を噴射ノ
ズルの開弁圧まで高めるために要する時間と、噴射ポン
プのプランジャから噴射ノズルに燃料圧力波が伝播する
時間とのいずれか大きい方が噴射遅れ期間となる。
【0004】燃料噴射時期は、燃料噴射量とともに、エ
ンジン出力を所望の状態に維持する上で重要な要素であ
る。近年、電子制御技術の向上に伴い、この技術を利用
して燃料噴射量、燃料噴射時期を制御する燃料噴射装置
が用いられるようになっている。図6はその一例を示し
、燃料噴射ポンプ6の後端には電子ガバナ7が取着され
ている。この電子ガバナには、噴射量制御用油圧比例制
御弁7a、噴射時期制御用油圧比例制御弁7b、ギヤポ
ンプ7c、燃料噴射ポンプ6のコントロールラック6a
の後端に連結されたコントロールラック制御用油圧ピス
トン7dが組み込まれ、前記コントロールラック6aの
前端にはラック位置センサ7eが装着されている。
ンジン出力を所望の状態に維持する上で重要な要素であ
る。近年、電子制御技術の向上に伴い、この技術を利用
して燃料噴射量、燃料噴射時期を制御する燃料噴射装置
が用いられるようになっている。図6はその一例を示し
、燃料噴射ポンプ6の後端には電子ガバナ7が取着され
ている。この電子ガバナには、噴射量制御用油圧比例制
御弁7a、噴射時期制御用油圧比例制御弁7b、ギヤポ
ンプ7c、燃料噴射ポンプ6のコントロールラック6a
の後端に連結されたコントロールラック制御用油圧ピス
トン7dが組み込まれ、前記コントロールラック6aの
前端にはラック位置センサ7eが装着されている。
【0005】コントローラ5はエンジンの冷却水温、潤
滑油温、回転数等を検出するエンジン側センサおよび必
要に応じて接続された各種車体側センサから入力された
信号に基づいて、前記噴射量制御用油圧比例制御弁7a
、噴射時期制御用油圧比例制御弁7bのソレノイドに指
令電流を送り、噴射量制御用油圧比例制御弁7a、噴射
時期制御用油圧比例制御弁7bを作動させる。
滑油温、回転数等を検出するエンジン側センサおよび必
要に応じて接続された各種車体側センサから入力された
信号に基づいて、前記噴射量制御用油圧比例制御弁7a
、噴射時期制御用油圧比例制御弁7bのソレノイドに指
令電流を送り、噴射量制御用油圧比例制御弁7a、噴射
時期制御用油圧比例制御弁7bを作動させる。
【0006】前記ギヤポンプ7cが吐出し、噴射量制御
用油圧比例制御弁7aによって調圧されたガバナ作動油
は、ラック制御用油圧ピストン7dに作用する。油圧ピ
ストン7dの位置は、セットスプリング7fと油圧力と
のバランスによって決められる。燃料噴射ポンプのプラ
ンジャ外周には、従来の燃料噴射ポンプのプランジャと
同様に燃料の圧送期間を決める斜めの溝が設けられてい
て、圧送期間の調整は前記コントロールラック6aの位
置によって決められる。コントロールラック6aの動き
はプランジャに取着されたピニオンに伝達され、ピニオ
ンの動きによってプランジャが回動し、燃料圧送期間を
調整する。またギヤポンプ7cから吐出され、噴射時期
制御用油圧比例制御弁7bによって調圧されたガバナ作
動油は、燃料噴射ポンプ6内の通路を通って各シリンダ
用プランジャに送られる。
用油圧比例制御弁7aによって調圧されたガバナ作動油
は、ラック制御用油圧ピストン7dに作用する。油圧ピ
ストン7dの位置は、セットスプリング7fと油圧力と
のバランスによって決められる。燃料噴射ポンプのプラ
ンジャ外周には、従来の燃料噴射ポンプのプランジャと
同様に燃料の圧送期間を決める斜めの溝が設けられてい
て、圧送期間の調整は前記コントロールラック6aの位
置によって決められる。コントロールラック6aの動き
はプランジャに取着されたピニオンに伝達され、ピニオ
ンの動きによってプランジャが回動し、燃料圧送期間を
調整する。またギヤポンプ7cから吐出され、噴射時期
制御用油圧比例制御弁7bによって調圧されたガバナ作
動油は、燃料噴射ポンプ6内の通路を通って各シリンダ
用プランジャに送られる。
【0007】燃料噴射ポンプのプランジャは、図6の燃
料噴射ポンプ6の部分に部分拡大図で示したように上下
2分割になっており、上部プランジャ6bと下部プラン
ジャ6cとの間に前記ガバナ作動油を送り込むことによ
って、プランジャの合計長さが変化し、燃料噴射時期を
可変にすることができる。上下プランジャ間の伸び量は
、プランジャが最も下降したときに燃料噴射ポンプ6内
の作動油通路と上下プランジャの合わせ目とが通じて調
整され、前記伸び量は、上下プランジャ間に作用する油
圧力と下部プランジャ6c内に組み込まれたスプリング
6dの張力とのバランスによって決められる。その他の
構造は一般の燃料噴射ポンプと同一である。
料噴射ポンプ6の部分に部分拡大図で示したように上下
2分割になっており、上部プランジャ6bと下部プラン
ジャ6cとの間に前記ガバナ作動油を送り込むことによ
って、プランジャの合計長さが変化し、燃料噴射時期を
可変にすることができる。上下プランジャ間の伸び量は
、プランジャが最も下降したときに燃料噴射ポンプ6内
の作動油通路と上下プランジャの合わせ目とが通じて調
整され、前記伸び量は、上下プランジャ間に作用する油
圧力と下部プランジャ6c内に組み込まれたスプリング
6dの張力とのバランスによって決められる。その他の
構造は一般の燃料噴射ポンプと同一である。
【0008】燃料噴射時期の制御精度を向上するために
は、噴射時期を検出してコントローラにフィードバック
し、この情報に基づいてコントローラが発信する指令信
号を補正した上、噴射時期を調整しなければならない。 噴射時期検出の手段として、エンジンの燃焼室に着火時
期センサを取り付け、エンジンの燃焼光をホトトランジ
スタによって電気信号に変換し、制御システムにフィー
ドバックするものや、時間制御システム用噴射時期セン
サとして、噴射ノズルのニードルの上昇を検出してフィ
ードバックするノズルニードルリフトセンサが用いられ
ている。
は、噴射時期を検出してコントローラにフィードバック
し、この情報に基づいてコントローラが発信する指令信
号を補正した上、噴射時期を調整しなければならない。 噴射時期検出の手段として、エンジンの燃焼室に着火時
期センサを取り付け、エンジンの燃焼光をホトトランジ
スタによって電気信号に変換し、制御システムにフィー
ドバックするものや、時間制御システム用噴射時期セン
サとして、噴射ノズルのニードルの上昇を検出してフィ
ードバックするノズルニードルリフトセンサが用いられ
ている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記センサはディーゼ
ルエンジンの燃料噴射時期の制御に効果があるが、価格
が高く、またサービス性等の問題があって、広く普及す
るまでに至っていない。本発明は上記従来の問題点に着
目し、少なくとも1シリンダ以上の特定のシリンダにお
ける燃料噴射時期を単一シリンダごとに正確に検出して
制御装置にフィードバックすることができ、かつ信頼性
の高いディーゼルエンジンの燃料噴射時期制御装置を提
供することを目的とする。
ルエンジンの燃料噴射時期の制御に効果があるが、価格
が高く、またサービス性等の問題があって、広く普及す
るまでに至っていない。本発明は上記従来の問題点に着
目し、少なくとも1シリンダ以上の特定のシリンダにお
ける燃料噴射時期を単一シリンダごとに正確に検出して
制御装置にフィードバックすることができ、かつ信頼性
の高いディーゼルエンジンの燃料噴射時期制御装置を提
供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明に係るディーゼルエンジンの燃料噴射時期制御
装置は、燃料噴射時期の制御手段を備えたディーゼルエ
ンジンにおいて、エンジン部材の少なくとも1箇所に、
特定シリンダの燃料着火によるエンジン振動を検出する
振動加速度センサを取着するとともに、前記特定シリン
ダのピストン上死点到達時期を検出するTDCセンサと
、エンジン回転数センサと、これらの各センサの検出情
報を処理し、燃料噴射時期制御指令を補正する手段を有
するコントローラとを設ける構成とした。
に本発明に係るディーゼルエンジンの燃料噴射時期制御
装置は、燃料噴射時期の制御手段を備えたディーゼルエ
ンジンにおいて、エンジン部材の少なくとも1箇所に、
特定シリンダの燃料着火によるエンジン振動を検出する
振動加速度センサを取着するとともに、前記特定シリン
ダのピストン上死点到達時期を検出するTDCセンサと
、エンジン回転数センサと、これらの各センサの検出情
報を処理し、燃料噴射時期制御指令を補正する手段を有
するコントローラとを設ける構成とした。
【0011】
【作用】上記構成によれば、シリンダ内に噴射された燃
料が着火する際に発生する振動加速度のうち特定シリン
ダの振動加速度と、このシリンダのピストン上死点到達
時期と、エンジン回転数とを検出してコントローラに入
力することにしたので、これらの情報から着火時期をク
ランクシャフト回転角として算出することができる。従
って実測着火時期と目標着火時期とをクランクシャフト
回転角で比較し、必要に応じてコントローラの燃料噴射
時期制御指令を補正することにより、噴射時期の制御精
度を向上させることができる。
料が着火する際に発生する振動加速度のうち特定シリン
ダの振動加速度と、このシリンダのピストン上死点到達
時期と、エンジン回転数とを検出してコントローラに入
力することにしたので、これらの情報から着火時期をク
ランクシャフト回転角として算出することができる。従
って実測着火時期と目標着火時期とをクランクシャフト
回転角で比較し、必要に応じてコントローラの燃料噴射
時期制御指令を補正することにより、噴射時期の制御精
度を向上させることができる。
【0012】
【実施例】以下に本発明に係るディーゼルエンジンの燃
料噴射時期制御装置の実施例について、図面を参照して
詳細に説明する。図1において、振動加速度センサ1、
上死点到達時期検出センサ(以下TDCセンサという)
2、エンジン回転数センサ3など、エンジン4を制御す
るために必要な情報を検出する各種センサが配設され、
これらのセンサの出力信号配線はコントローラ5に接続
されている。またコントローラ5の出力配線は電子制御
式燃料噴射ポンプ6の電子ガバナ7に接続されている。 コントローラ5には上記の他に冷却水温、アクセル開度
等の検出結果も入力されるが、これらについては説明お
よび図示を省略する。
料噴射時期制御装置の実施例について、図面を参照して
詳細に説明する。図1において、振動加速度センサ1、
上死点到達時期検出センサ(以下TDCセンサという)
2、エンジン回転数センサ3など、エンジン4を制御す
るために必要な情報を検出する各種センサが配設され、
これらのセンサの出力信号配線はコントローラ5に接続
されている。またコントローラ5の出力配線は電子制御
式燃料噴射ポンプ6の電子ガバナ7に接続されている。 コントローラ5には上記の他に冷却水温、アクセル開度
等の検出結果も入力されるが、これらについては説明お
よび図示を省略する。
【0013】前記振動加速度センサ1は、エンジンのク
ランクシャフトメインベアリングキャップに取着され、
TDCセンサ2は燃料噴射ポンプ駆動ギヤシャフトと燃
料噴射ポンプのカムシャフトとのカップリングに近接し
て取着されている。
ランクシャフトメインベアリングキャップに取着され、
TDCセンサ2は燃料噴射ポンプ駆動ギヤシャフトと燃
料噴射ポンプのカムシャフトとのカップリングに近接し
て取着されている。
【0014】エンジン運転時、たとえばクランクシャフ
トメインベアリングの第2キャップに取着された振動加
速度センサ1は、第2キャップに近接している第1シリ
ンダにおける着火時の振動を検出して、コントローラ5
にフィードバックする。またTDCセンサ2は、前記カ
ップリングに打刻されたTDCマークを読み取り、第1
シリンダにおけるピストンのTDC到達時期をコントロ
ーラ5にフィードバックする。図2は6気筒エンジンを
フルロード、2500rpmで運転したときの燃料着火
による振動加速度を記録したもので、縦軸に振動加速度
、横軸に時間経過をとり、( )内にシリンダNo.
を記入してある。前記振動加速度センサは第1シリンダ
の着火を明確に捉えている。
トメインベアリングの第2キャップに取着された振動加
速度センサ1は、第2キャップに近接している第1シリ
ンダにおける着火時の振動を検出して、コントローラ5
にフィードバックする。またTDCセンサ2は、前記カ
ップリングに打刻されたTDCマークを読み取り、第1
シリンダにおけるピストンのTDC到達時期をコントロ
ーラ5にフィードバックする。図2は6気筒エンジンを
フルロード、2500rpmで運転したときの燃料着火
による振動加速度を記録したもので、縦軸に振動加速度
、横軸に時間経過をとり、( )内にシリンダNo.
を記入してある。前記振動加速度センサは第1シリンダ
の着火を明確に捉えている。
【0015】図3は燃料噴射時期制御システムのうち、
本発明に関する部分のみを示したブロック図である。振
動加速度センサ1の出力信号は、コントローラ5の振動
加速度の大きさ判定手段8に入力され、振動加速度のし
きい値記憶手段9にあらかじめ入力されていた振動加速
度しきい値と比較し、しきい値以上であれば第1シリン
ダの着火による振動加速度であると判断する。またTD
Cセンサ2の出力信号は時間差演算手段10に入力され
、ここで前記振動発生時期すなわち着火時期とTDC到
達時期との時間差を演算する。一方、回転数センサ3の
出力信号は、回転速度演算手段11に入力され、ここで
回転速度が算出される。次に、前記着火時期とTDC到
達時期との時間差と、回転速度算出結果とが角度演算手
段12に入力され、着火時期とTDC到達時期との時間
差をクランクシャフト回転角度に換算する。つまり着火
時期がTDC前何度であるかを演算する。
本発明に関する部分のみを示したブロック図である。振
動加速度センサ1の出力信号は、コントローラ5の振動
加速度の大きさ判定手段8に入力され、振動加速度のし
きい値記憶手段9にあらかじめ入力されていた振動加速
度しきい値と比較し、しきい値以上であれば第1シリン
ダの着火による振動加速度であると判断する。またTD
Cセンサ2の出力信号は時間差演算手段10に入力され
、ここで前記振動発生時期すなわち着火時期とTDC到
達時期との時間差を演算する。一方、回転数センサ3の
出力信号は、回転速度演算手段11に入力され、ここで
回転速度が算出される。次に、前記着火時期とTDC到
達時期との時間差と、回転速度算出結果とが角度演算手
段12に入力され、着火時期とTDC到達時期との時間
差をクランクシャフト回転角度に換算する。つまり着火
時期がTDC前何度であるかを演算する。
【0016】着火時期判定手段13では、前記着火時期
とTDC到達時期との時間差から算出したクランクシャ
フト回転角度θと、あらかじめ設定、入力され、目標着
火時期記憶手段14に記憶していた目標着火時期の上限
値θ1 および下限値θ2 とを比較し、可否を判定す
る。 上限値θ1 または下限値θ2 を超える場合は、噴射
時期制御アクチュエータ駆動指示手段15から噴射時期
制御用油圧比例制御弁7bに可変プリストローク制御電
流を流して、噴射時期を調整する。
とTDC到達時期との時間差から算出したクランクシャ
フト回転角度θと、あらかじめ設定、入力され、目標着
火時期記憶手段14に記憶していた目標着火時期の上限
値θ1 および下限値θ2 とを比較し、可否を判定す
る。 上限値θ1 または下限値θ2 を超える場合は、噴射
時期制御アクチュエータ駆動指示手段15から噴射時期
制御用油圧比例制御弁7bに可変プリストローク制御電
流を流して、噴射時期を調整する。
【0017】燃料噴射時期制御については、アクセル開
度の調節、負荷変動等によるエンジン回転速度の変動を
検出して、エンジン運転中常時制御指令電流がコントロ
ーラから噴射時期制御用油圧比例制御弁に出力されてい
るが、本発明による実測着火時期と、目標着火時期との
差に比例した補正値を前記制御指令電流に付加すること
により、燃料噴射時期制御精度が一段と向上する。
度の調節、負荷変動等によるエンジン回転速度の変動を
検出して、エンジン運転中常時制御指令電流がコントロ
ーラから噴射時期制御用油圧比例制御弁に出力されてい
るが、本発明による実測着火時期と、目標着火時期との
差に比例した補正値を前記制御指令電流に付加すること
により、燃料噴射時期制御精度が一段と向上する。
【0018】図4は燃料噴射時期補正制御のフローチャ
ートで、同図における番号はステップを示す。ステップ
1であらかじめ設定、入力しておいた振動加速度の大き
さのしきい値aO を読み込み、ステップ2では検出さ
れた振動加速度の大きさaと、この振動加速度の発生時
刻t1 とを読み込む。次にステップ3でaがaO 以
上であるかどうかを判定し、aO 未満であれば特定シ
リンダ以外の着火と判断してステップ2に戻る。aがa
O 以上であればステップ4でTDC到達時刻t2 を
読み込み、ステップ5で t2−t1 を演算する。
ートで、同図における番号はステップを示す。ステップ
1であらかじめ設定、入力しておいた振動加速度の大き
さのしきい値aO を読み込み、ステップ2では検出さ
れた振動加速度の大きさaと、この振動加速度の発生時
刻t1 とを読み込む。次にステップ3でaがaO 以
上であるかどうかを判定し、aO 未満であれば特定シ
リンダ以外の着火と判断してステップ2に戻る。aがa
O 以上であればステップ4でTDC到達時刻t2 を
読み込み、ステップ5で t2−t1 を演算する。
【0019】次にステップ6でエンジン回転数を読み込
み、ステップ7で前記回転数からエンジン回転速度N(
rps)を演算する。ステップ8では着火時期がTDC
前何度であるかを、θ=(t2−t1)×N×360°
の演算式により算出する。そしてステップ9で、クラン
クシャフトの回転角で設定した目標着火時期の上限値θ
1 および下限値θ2 を読み込み、ステップ10でθ
が前記上限値θ1 と下限値θ2 の間にあるかどうか
を判定する。上限値または下限値を外れている場合は、
ステップ11で噴射時期制御アクチュエータに駆動指示
を出力し、噴射時期制御が補正される。また着火時期が
目標着火時期の範囲内にある場合は、ステップ2に戻り
、着火時期の検出が続行される。
み、ステップ7で前記回転数からエンジン回転速度N(
rps)を演算する。ステップ8では着火時期がTDC
前何度であるかを、θ=(t2−t1)×N×360°
の演算式により算出する。そしてステップ9で、クラン
クシャフトの回転角で設定した目標着火時期の上限値θ
1 および下限値θ2 を読み込み、ステップ10でθ
が前記上限値θ1 と下限値θ2 の間にあるかどうか
を判定する。上限値または下限値を外れている場合は、
ステップ11で噴射時期制御アクチュエータに駆動指示
を出力し、噴射時期制御が補正される。また着火時期が
目標着火時期の範囲内にある場合は、ステップ2に戻り
、着火時期の検出が続行される。
【0020】本実施例では、クランクシャフトメインベ
アリングの第2キャップに振動加速度センサを取着して
、第1シリンダの着火時期を検出する場合について説明
したが、これに限るものではなく、その他のメインベア
リングキャップあるいはシリンダ間隔壁等、単一シリン
ダの着火を独立に検出でき、かつ他の振動源たとえばピ
ストンスラップ、ギヤ打撃、吸排気弁の着座衝撃等の影
響を受けにくい位置を選んで振動加速度センサを取着し
てもよい。また、TDCセンサが検出するシリンダと着
火シリンダとが異なる場合は、TDCセンサの入力信号
を着火シリンダのTDC到達時期に換算する演算装置を
設けることにより、解決することができる。なお、燃料
噴射時期の制御手段として電子制御式回転軸位相差制御
方式を用いるエンジンに対しても本発明を適用すること
ができる。
アリングの第2キャップに振動加速度センサを取着して
、第1シリンダの着火時期を検出する場合について説明
したが、これに限るものではなく、その他のメインベア
リングキャップあるいはシリンダ間隔壁等、単一シリン
ダの着火を独立に検出でき、かつ他の振動源たとえばピ
ストンスラップ、ギヤ打撃、吸排気弁の着座衝撃等の影
響を受けにくい位置を選んで振動加速度センサを取着し
てもよい。また、TDCセンサが検出するシリンダと着
火シリンダとが異なる場合は、TDCセンサの入力信号
を着火シリンダのTDC到達時期に換算する演算装置を
設けることにより、解決することができる。なお、燃料
噴射時期の制御手段として電子制御式回転軸位相差制御
方式を用いるエンジンに対しても本発明を適用すること
ができる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、振
動加速度センサを用いてエンジンのシリンダ別燃料着火
時期を検出し、噴射時期制御装置にフィードバックし、
噴射時期制御指令を補正することにしたので、燃料噴射
時期精度を一段と向上させることができる。
動加速度センサを用いてエンジンのシリンダ別燃料着火
時期を検出し、噴射時期制御装置にフィードバックし、
噴射時期制御指令を補正することにしたので、燃料噴射
時期精度を一段と向上させることができる。
【0022】また、光学式着火時期センサやニードルリ
フトセンサ等、高価なセンサの代わりに、安価でサービ
ス性が良く、また高圧の噴射系統あるいは高温、高圧の
燃焼室から離れた位置でセンシングする振動加速度セン
サを用いることにしたので、センサの耐用寿命が長く、
着火時期検出精度の信頼性が高い。
フトセンサ等、高価なセンサの代わりに、安価でサービ
ス性が良く、また高圧の噴射系統あるいは高温、高圧の
燃焼室から離れた位置でセンシングする振動加速度セン
サを用いることにしたので、センサの耐用寿命が長く、
着火時期検出精度の信頼性が高い。
【図1】エンジンの燃料着火時期検出に必要な各種セン
サの配置を示す説明図である。
サの配置を示す説明図である。
【図2】燃料着火による各シリンダごとの振動加速度発
生状況を記録した図である。
生状況を記録した図である。
【図3】燃料着火時期を検出して噴射時期を補正する燃
料噴射時期制御システムの構成を示すブロック図である
。
料噴射時期制御システムの構成を示すブロック図である
。
【図4】燃料着火時期を検出して噴射時期を補正するフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図5】エンジンのシリンダ内圧力と、クランクシャフ
ト回転角との関係を示す図である。
ト回転角との関係を示す図である。
【図6】電子制御式燃料噴射ポンプのガバナの概略構成
を示す説明図である。
を示す説明図である。
1 振動加速度センサ
2 TDCセンサ
3 エンジン回転数センサ
5 コントローラ
Claims (1)
- 【請求項1】 燃料噴射時期の制御手段を備えたディ
ーゼルエンジンにおいて、エンジン部材の少なくとも1
箇所に、特定シリンダの燃料着火によるエンジン振動を
検出する振動加速度センサを取着するとともに、前記特
定シリンダのピストン上死点到達時期を検出するTDC
センサと、エンジン回転数センサと、これらの各センサ
の検出情報を処理し、燃料噴射時期制御指令を補正する
手段を有するコントローラとを設けことを特徴とするデ
ィーゼルエンジンの燃料噴射時期制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1932691A JPH04237845A (ja) | 1991-01-19 | 1991-01-19 | ディーゼルエンジンの燃料噴射時期制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1932691A JPH04237845A (ja) | 1991-01-19 | 1991-01-19 | ディーゼルエンジンの燃料噴射時期制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04237845A true JPH04237845A (ja) | 1992-08-26 |
Family
ID=11996287
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1932691A Pending JPH04237845A (ja) | 1991-01-19 | 1991-01-19 | ディーゼルエンジンの燃料噴射時期制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04237845A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0702140A2 (en) | 1994-09-14 | 1996-03-20 | Toyota Techno Service Corporation | Method and device for measuring fuel injection timing |
JP2001254645A (ja) * | 2000-03-08 | 2001-09-21 | Toyota Motor Corp | ディーゼル機関の燃料噴射装置 |
DE102013206209A1 (de) | 2012-10-26 | 2014-04-30 | Mitsubishi Electric Corporation | Steuervorrichtung eines Verbrennungsmotors |
-
1991
- 1991-01-19 JP JP1932691A patent/JPH04237845A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0702140A2 (en) | 1994-09-14 | 1996-03-20 | Toyota Techno Service Corporation | Method and device for measuring fuel injection timing |
US5767396A (en) * | 1994-09-14 | 1998-06-16 | Toyota Techno Service Corp. | Method and device for measuring fuel injection timing |
JP2001254645A (ja) * | 2000-03-08 | 2001-09-21 | Toyota Motor Corp | ディーゼル機関の燃料噴射装置 |
DE102013206209A1 (de) | 2012-10-26 | 2014-04-30 | Mitsubishi Electric Corporation | Steuervorrichtung eines Verbrennungsmotors |
US9212647B2 (en) | 2012-10-26 | 2015-12-15 | Mitsubishi Electric Corporation | Control apparatus of internal combustion engine |
DE102013206209B4 (de) * | 2012-10-26 | 2017-06-01 | Mitsubishi Electric Corporation | Steuervorrichtung eines Verbrennungsmotors |
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