JPH04237447A - 養殖方法及び同方法に使用する装置 - Google Patents

養殖方法及び同方法に使用する装置

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JPH04237447A
JPH04237447A JP493991A JP493991A JPH04237447A JP H04237447 A JPH04237447 A JP H04237447A JP 493991 A JP493991 A JP 493991A JP 493991 A JP493991 A JP 493991A JP H04237447 A JPH04237447 A JP H04237447A
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JP
Japan
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oxygen
water
raw water
dissolved oxygen
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Pending
Application number
JP493991A
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English (en)
Inventor
Kazuhisa Isobe
磯部 和久
Iwao Matsushita
岩雄 松下
Hiroyoshi Hori
弘義 堀
Shinji Kin
金 信次
Norihiro Nose
憲宏 能瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIPPON HAIGOU SHIRYO KK
Japan Oxygen Co Ltd
Nippon Sanso Corp
Original Assignee
NIPPON HAIGOU SHIRYO KK
Japan Oxygen Co Ltd
Nippon Sanso Corp
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、魚介類の養殖方法及び
同方法に使用する装置に関する。更に詳しくは、本発明
は、溶存酸素濃度をその飽和濃度以上とした飼育用水を
用いることにより効率よく魚介類を生産する方法及び装
置に関する。 【0002】 【従来の技術】近年、各種魚介類の養殖が盛んになって
きたが、各種魚介類養殖の収容量又は生産量を規定する
最大の要因は、魚介類に供給される飼育水の溶存酸素量
とされ、流水式養魚においては、水が多量に利用できる
所では溶存酸素量を高めに保持できるため多くの生産量
をあげることができるし、又注水量の多い池では同様の
理由で収容密度を高くして飼育することが可能である。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかるに、近年の水資
源の枯渇より養魚用水に多量の水を使用することは大き
な社会問題となってきており、又揚水や注水に動力を使
用している場合にはその動力費に過大な経費を要してい
る。このため多量の水量を使用することで魚介類の飼育
に必要な溶存酸素量を確保することは現状では、非常に
むずかしくなってきている。一方飼育水に積極的に酸素
を溶け込ます方法として最も普及している方法は、攪水
機やブロアーによる空気送風により酸素を供給する方法
である。しかるに、これらの供給方法では、空気との分
圧との関係上、酸素飽和度以上に酸素を飼育水に溶け込
ますことは出来なく、一般には酸素飽和度50〜80%
で魚介類は飼育されてるのが実状である。このような環
境下での飼育水では、それ相当の養殖魚介類の収容量、
生産量となり当然のことながら低い飼料効率、摂餌率、
成長率となり結果的には低い生産効率におちいっている
。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明はこれらの欠点を
補うことができる方法であり装置である。本方法は連続
的に酸素を発生することができる酸素発生装置より作出
される、ほぼ95%以上の純酸素を酸素溶解装置で機械
的に飼育水と同一の水に溶解させ、この溶解された高濃
度酸素水を飼育水に注水し、魚介類を飼育する方法であ
る。本方法によれば、飼育水の溶存酸素量濃度が常時1
00〜200%にすることができる。この高濃度酸素飼
育水と最も一般に普及している空気ブロアー飼育水によ
る方法に比較して格段に魚介類の飼育効率が高められる
こと見い出して本発明を完成させたものである。 【0005】先ず、本発明に係る養殖装置について説明
する。本発明に係る装置は、主として酸素発生装置1、
ミキサー3、気液分離槽4、及び飼育水槽9から構成さ
れている。酸素発生装置としては空気から窒素ガスを分
離し酸素ガスを高濃度で得るために使用されている市販
の装置を利用できる。ミキサーは酸素ガスと飼育用水用
原水とを混合し、高濃度で酸素ガスを原水に溶存させる
ために使用する。かかるミキサーとしてはバイブロミキ
サー(冷化工業株式会社製)が好適に使用される。気液
分離槽とは、前記ミキサー中で混合され、発生した高濃
度に溶存酸素を含む原水と、余剰の酸素ガスを分離する
ために使用するもので、例えば日本酸素株式会社製の気
液分離器が使用できる。飼育水槽はその材質は問わない
が、コンクリート製、プラスチックス製、ガラス製、鉄
製、ステンレス製などが挙げられる。飼育水槽の大きさ
は養殖対象とする魚介類の種類、養殖密度などに応じて
選択すればよい。飼育水槽は、通常複数個用いる。 【0006】飼育水槽には溶存酸素量をモニターできる
センサーを設えることが好ましい。溶存酸素量が一定の
水準以下となったとき、溶存酸素を豊富に含む原水が自
動的に一定水準となるまで供給されるようにセンサーと
原水供給調節弁が連結されていることが好ましい。 【0007】本発明に係る装置の作動例について図1を
用いて以下に説明する。図1における酸素発生装置1よ
り発生した約90%濃度の酸素を原水の一部にミキサー
3を用いて溶解させ気液分離槽4により気液を分離し分
離された高濃度酸素水を配管7を通し各飼育漕6に供給
する。かくして配管8を通して供給された原水と先に述
べた高濃度酸素水を水槽にて混合することにより任意の
濃度の高濃度酸素水を作り、この高濃度酸素水を用いて
魚介類の飼育を行うことができる装置が提供される。酸
素濃度の調節は、気液分離槽4により分離された高濃度
酸素水の濃度を溶存酸素指示調節計16により測定しそ
の測定値と設定溶存酸素濃度との比較により酸素流量調
節弁2で配管7を通る溶存酸素の濃度の調節を行う。各
飼育漕6の溶存酸素濃度は、溶存酸素指示調節計17,
17a,17bにより各水槽6の任意に設定された溶存
酸素量になるように原水の流量を調節弁5を用いて行う
。 【0008】本発明の方法の実施にあたっては上述の装
置を用いればよい。溶存酸素量としては飽和濃度に対し
て100%以上、好ましくは150〜200%である。 200%以上でも良好な結果は得られるが、装置の運転
経費の点などを考慮すると150〜200%程度が好ま
しい。飼育対象としては、海水産、淡水産のいずれでも
よく、特に経済性の点からはエビやヒラメやトラフグな
どの高級魚介類が挙げられる。また、本方法は、高級料
理店でいわゆる生づくりとして供される魚介類の水上げ
されてから調料されるまでの一的保管用としても利用で
きる。本法の採用により、いつまでも水上げ時と同様の
生きの良さが保持されるという利点がもたらされる。 尚、その他の飼育条件については、慣用の飼育方法と同
様である。ただし、摂餌量が高まるので摂餌量は飼育魚
介類の欲求度に応じて増加させる必要がある。 【0009】以下本発明について実験例をもって説明す
るが、勿論本発明はこの実験例により何んら限定される
ものではない。実験例1図1に示した装置を用いて、ニ
ジマスを飼育した。対照区としてブロアー送風による飼
育区を設けた。(この区の溶存酸素濃度は75.0〜8
2.5%であった。)本発明においては、溶存酸素量を
飽和濃度の150%、200%及び200%以上とした
区を設けた。各水槽はガラス製のもので、60(長さ)
cm×29cm(巾)×36cm(高さ)63 l容の
大きさのものを用い、それに29cmの高さまで水を入
れた。注水量は毎分1.5 lとした。飼料としては日
本配合飼料(株)製養鱒育成用5P(粗蛋白質45%、
2.5 m/mペレット状)を用いた。給餌は2〜3回
/日として飽食するまで給餌した。尚、各区とも2連制
とした。水温は16.5から17.0℃に調整し、15
日間飼育をつづけた。その結果を表1に示す。 【0010】 【表1】 【0011】表1よりも明らかな如く増体重、飼料効率
、成長率、摂餌率のいずれにおいもすぐれた結果が得ら
れる。尚、ブロアー送風試験区の成績についての実数を
示すと以下の通りである。 平均増体量        8.85 g/尾平均飼料
効率    89.4  % 平均成長率        3.33%/BW/day
 平均摂餌率        3.72%/BW/da
y 【0012】対照区と本願発明に係る区のニジマス
の品質を比較するために水分、粗たんぱく質、粗脂肪に
ついて測定した。その結果を表2として以下に示す。尚
、分析法は飼料分析基準により行った。 【0013】 【表2】 以上より明らかな如く、魚肉としての品質はいずれの区
において顕著な差異は認められなかった。 【0014】実験例2 実験例1と同一を装置を用い、溶存酸素量を30%、5
0%、80%、100%又は130%(いずれも対飽和
濃度に対する百分率を示す)に変えて、試験をした。 尚、飼育期間は2週間で給餌は1日3回とし、飼料は日
本配合飼料(株)製養鱒育成用5P(粗たんぱく45%
、2.5 m/m ペレット状)を飽食するまで与えた
。 結果は表3に示す。 【0015】 【表3】 【0016】尚、溶存酸素量30%の場合の平均増体重
飼料効率、成長率及び摂餌量の実数は以下の通りである
。 平均増体重        2.03 g/尾平均飼料
効率    82.55% 平均成長率        2.30%/BW/day
 平均摂餌率        2.75%/BW/da
y 表3の結果から明らかな如く、高濃度溶存酸素量の
高いほど、増体重、飼料効率、成長率及び摂餌率におい
て良好な結果が得られている。 【0017】 【発明の効果】以上説明した如く本発明に係る装置を用
いた本発明に係る飼育方法によれば極めて良好な飼育成
績が得られる。 【0018】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る養殖装置の概念図である。
【符号の説明】
1  酸素発生装置 2  酸素流量調節弁 3  ミキサー 4  気液分離器 5  流量調節弁 6  飼育槽 7  高濃度酸素水配管 8  原水配管 16  溶存酸素指示調節計

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  魚介類の飼育用水中の溶存酸素濃度を
    少なくともその飽和濃度以上に保った飼育環境下におい
    て魚介類を養殖する方法。
  2. 【請求項2】  溶存酸素濃度が飽和濃度の100〜2
    00%である請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】  酸素発生装置と、飼育用の原水の供給
    装置と、両装置からそれぞれ供給を受ける酸素と原水と
    混合し原水中の溶存酸素をその飽和濃度にさせるための
    ミキサーと、同ミキサーで生成された気液混合物を分離
    し高濃度で溶存酸素を含有する原水を取り出すための気
    液分離器と、同気液分離器で取り出された原水を供給さ
    れる飼育水槽より構成されたことを特徴とする魚介類の
    養殖装置。
JP493991A 1991-01-21 1991-01-21 養殖方法及び同方法に使用する装置 Pending JPH04237447A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003096803A1 (fr) * 2002-05-17 2003-11-27 National Space Development Agency Of Japan Procede et systeme de reproduction d'alevins
JP2010246493A (ja) * 2009-04-20 2010-11-04 Nakata Coating Co Ltd 水供給システム
JP2019213460A (ja) * 2018-06-11 2019-12-19 三相電機株式会社 水生生物の育成装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62186731A (ja) * 1986-02-11 1987-08-15 ノルスク・ヒドロ・アクシエセルスカ−プ 液体、特に酸素濃縮の水の処理方法および装置

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