JPH0423628Y2 - - Google Patents

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JPH0423628Y2
JPH0423628Y2 JP486985U JP486985U JPH0423628Y2 JP H0423628 Y2 JPH0423628 Y2 JP H0423628Y2 JP 486985 U JP486985 U JP 486985U JP 486985 U JP486985 U JP 486985U JP H0423628 Y2 JPH0423628 Y2 JP H0423628Y2
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induction coil
shoulder
laminated tube
frequency
bonding device
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案はラミネートチユーブの胴部とチユー
ブヘツドの肩部ならびに胴部の重なり部の接着に
関し、特に高周波を利用して接着するラミネート
チユーブの接着装置に関する。
従来の技術 従来、ラミネートチユーブの胴部と肩部ならび
に胴部の重なり部を接着する場合、高周波を用い
て接着することが多い。この高周波接着は、ラミ
ネートチユーブの金属層を高周波磁界内に置くこ
とにより誘起される電流で金属層を誘導加熱し、
金属層近傍の合成樹脂を溶融して所望の部位を接
着するものである。
このような従来の技術としては、例えば第5図
に示すようなものがある。図中、50は高周波を
発生する誘導コイルであり、この誘導コイル50
は非鉄金属性の成形金型51の内部に埋設されて
いる。また、成形金型51の上には押え板52が
設けられ、この押え板52は成形金型51の上面
にボルト53締めによつて固定されている。成形
金型51はその上部内面がラミネートチユーブ5
4の胴部55とチユーブヘツド56の肩部ならび
に胴部55上端の重なり部55aの部位に外側か
ら当接し、その下部内面が胴部55下端に外側か
ら当接している。また、肩部57の内面には金属
層58が設けられ、肩部57は内側下方からマン
ドレル59によつて保持されている。そして、ラ
ミネートチユーブ54は一般的には200キロヘル
ツから400キロヘルツの高周波磁界内に置かれる
ことにより、金属層が誘導加熱を受けて胴部55
と肩部57が接着されるものである。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、このような従来技術によれば、
胴部55とチユーブヘツド56の肩部57とを接
着する場合、肩部57の内外面あるいは肩部57
の内部に金属層58を設けなければ高周波による
接着は不可能である。これは、肩部57に金属層
58が設けられていない場合は金属層60に誘起
される電流が弱いため、胴部55上端の金属層6
0だけが誘導加熱され、この金属層60近傍の合
成樹脂は溶融されるが肩部57の合成樹脂は溶融
されないためである。従つて、ラミネートチユー
ブ54内に収容する内容物が肩部57のバリヤー
性を要求しないものである場合でも、胴部55と
の接着を可能にするために肩部57に金属層58
を設けなければならない不都合があつた。また、
胴部55の重なり部55aに流れる電流は一般に
は第6図に示すように、胴部55の金属層を円周
方向(矢印イ)に流れるが、従来の装置では周波
数が低いため、胴部55上端の重なり部55aで
は電流は矢印ロのように流れて、胴部55上端の
重なり部55aには電流は流れず、胴部55上端
の重なり部55aは接着しない欠点があつた。特
に胴部55に紙が構成材料として入つている場合
には紙が誘導加熱によつて生じた熱の伝導を妨げ
るため上記現象が著しい。
この考案はこのような従来技術の問題点に着目
してなされたもので、高周波の周波数を上げると
ともにフエライトの磁束を集中せしめる性質を利
用して、誘導コイルから発生する高周波磁界の磁
束を従来より接着部へ効率よく集中せしめて、胴
部と金属層を有しない肩部ならびに胴部上端の重
なり部を強力かつ確実に接着することにより、肩
部に金属層を必要としない低コストのラミネート
チユーブを提供し、併せて胴部と肩部との継目か
ら金属層がラミネートチユーブの外表面に出るの
を防止したラミネートチユーブの接着装置を提供
することを目的とする。
問題を解決するための手段 この目的を達成するためこの考案は、高周波を
発生する誘導コイルと、該誘導コイルが固定され
る成形金型と、該成形金型に相対向し前記ラミネ
ートチユーブの内側からラミネートチユーブの胴
部およびチユーブヘツドの肩部を保持するマンド
レルとから構成され、前記胴部に設けられた金属
層が前記誘導コイルにより誘導加熱されて近傍の
合成樹脂を溶融し、胴部と肩部ならびに胴部の重
なり部が接着されるラミネートチユーブにおいて 前記誘導コイルが、一次誘導コイルと該一次誘
導コイルに導通するように前記成形金型の上側に
設けられた二次誘導コイルとから構成され、該二
次誘導コイルの下側には、前記胴部および肩部の
外周面に当接して前記誘導コイルからの磁束を集
中せしめる円筒状の絶縁物が設けられたことを要
旨としており、その実施態様として例えば、前記
絶縁物が、高周波用フエライトと低周波用フエラ
イトとから構成され、高周波用フエライトは前記
胴部と肩部との接着部ならびに胴部上端の重なり
部の部位に外側から当接し、低周波用フエライト
はその他の胴部の外周面に当接し、また前記一次
誘導コイルおよび二次誘導コイルから発生される
高周波が例えば、0.8メガヘルツから2.0メガヘル
ツであり、かつ前記二次誘導コイルの内面が、前
記胴部と肩部との継目に当接し、さらには前記マ
ンドレルの上部には、前記二次誘導コイルと同質
の低周波用フエライトが設けられたことを特徴と
している。
作用 以上のような構成をもつたこの考案の作用につ
いて説明する。
一次誘導コイルから発生する高周波磁界による
磁束は二次誘導コイルと相俟つて軸心方向に放射
される。放射された磁束は損失しないで効率よく
二次誘導コイルの下方に設けられた高周波用フエ
ライトおよび低周波用フエライトによつて集中的
に胴部と肩部ならびに胴部の重なり部に放射され
る。この時のより効果的な高周波の周波数は0.8
メガヘルツから2.0メガヘルツであり、従来の周
波数より著しく高いため接着部の金属層に流れる
電流は著しく大きくなり、金属層の誘導加熱によ
る温度は高いものとなる。従つて胴部の金属層近
傍の合成樹脂および肩部の合成樹脂は完全に溶融
する。また、胴部上端の重なり部にも電流は、第
4図に示す(矢印ハ方向)のように上端まで流れ
て直角に下方に流れるため、胴部の重なり部は上
端から下端に至るまで強力に接着される。さら
に、二次誘導コイルの内面が胴部と肩部との継目
の外周面に当接しているため、継目近傍の合成樹
脂を二次誘導コイルの熱によつて完全に溶融で
き、この溶融した合成樹脂によつて金属層を完全
に被覆することができる。
実施例 次に、この考案を図面の実施例に基づいて説明
する。
第1図〜第4図はこの考案の一実施例を示す図
面である。第1図および第2図において、図中1
は誘導コイルであり、この誘導コイル1は一次誘
導コイル12と二次誘導コイル13とから構成さ
れている。そして、一次誘導コイル12はリング
形状に形成され、円板状の二次誘導コイル13の
外周に溶接等の方法で固設されている。実施例で
は、この一次誘導コイル12と二次誘導コイル1
3とが相俟つて0.8メガヘルツから2.0メガヘルツ
の高周波を発生し、軸心方向に高周波磁界を形成
する。なお、0.8メガヘルツ未満あるいは2.0メガ
ヘルツより高い周波数の設定も任意に行なえる
が、接着部への磁束の集中効率が高く、かつ接着
力が強力なのは、上記0.8メガヘルツから2.0メガ
ヘルツの範囲である。なお、二次誘導コイル13
には一次誘導コイル12によつて形成される円周
方向の電流を阻止するための絶縁部材16が円周
を横断して設けられている。また、二次誘導コイ
ル13の下方には、ラミネートチユーブ3の胴部
6と肩部8ならびに胴部6上端の重なり部6aの
部位に外側から当接する円筒状の高周波用フエラ
イト14およびその他の胴部6の外周に当接する
低周波用フエライト15が設けられている。高周
波用フエライト14は0.8メガヘルツから2.0メガ
ヘルツの範囲内で効率的に所望の部位に磁束を集
中せしめる効能を有し、また低周波用フエライト
15はより低い周波数で効率的に磁束を集中せし
める効能を有する。さらに、ラミネートチユーブ
3の内側に設けられてラミネートチユーブ3を内
側から保持するマンドレル9の先端部には、上記
同様に低周波用フエライト15が固設されてい
る。そしてラミネートチユーブ3の胴部6とチユ
ーブヘツド7の肩部8との接着部4は、接着時に
は外側から高周波用フエライト14と内側からマ
ンドレル9の先端に設けられた低周波用フエライ
ト15によつて狭着される。なお、一次誘導コイ
ル12と二次誘導コイル13は任意の周波数が設
定でき、その周波数に対応して絶縁物5の材質の
選択が可能である。
効果 以上説明してきたように、この考案によれば、
誘導コイルから出た0.8メガヘルツから2.0メガヘ
ルツの高周波によつて発生する磁束を胴部と肩部
との接着部へ効率よく集中でき、かつ金属層に強
い電流を供給できるので、胴部と肩部ならびに胴
部上端の重なり部を確実に接着できる。そして肩
部に金属層を設けなくても胴部と肩部との接着が
確実に行えるので、低コストでラミネートチユー
ブを生産できる。さらに、この装置によれば、胴
部と肩部との継目近傍の合成樹脂を完全に溶融で
きるので、溶融した合成樹脂が金属層を被覆し、
継目から金属層が外表面に露出するのを防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図はこの考案に係る装置の一実施
例を示す図面であり、第1図はこの考案に係る装
置を用いて胴部と肩部とを接着した状態を示す一
部切欠正面図、第2図は第1図の平面図、第3図
は第1図の要部拡大断面図、第4図はラミネート
チユーブの胴部を示した斜視図、第5図および第
6図は従来の一実施例を示した図面であり、第5
図は従来装置の正面断面図、第6図はラミネート
チユーブの胴部を示した斜視図である。 1……誘導コイル、2……成形金型、3……ラ
ミネートチユーブ、4……接着部、5……絶縁
物、6……胴部、7……チユーブヘツド、8……
肩部、9……マンドレル、10……金属層、11
……重なり部、12……一次誘導コイル、13…
…二次誘導コイル、14……高周波用フエライ
ト、15……低周波用フエライト、17……継
目。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 高周波を発生する誘導コイルと、該誘導コイ
    ルが固定される成形金型と、該成形金型に相対
    向し前記ラミネートチユーブの内側からラミネ
    ートチユーブの胴部およびチユーブヘツドの肩
    部を保持するマンドレルとから構成され、前記
    胴部に設けられた金属層が前記誘導コイルによ
    り誘導加熱されて近傍の合成樹脂を溶融し、胴
    部と肩部ならびに胴部の重なり部が接着される
    ラミネートチユーブの接着装置において、 前記誘導コイルが、一次誘導コイルと該一次
    誘導コイルに導通するように前記成形金型の上
    側に設けられた二次誘導コイルとから構成さ
    れ、該二次誘導コイルの下側には前記胴部およ
    び肩部の外周面に当接して前記誘導コイルから
    の磁束を集中せしめる円筒状の絶縁物が設けら
    れたことを特徴とするラミネートチユーブの接
    着装置。 (2) 前記絶縁物が、高周波用フエライトと低周波
    用フエライトとから構成され、高周波用フエラ
    イトは前記胴部と肩部との接着部ならびに胴部
    上端の重なり部の部位に外側から当接し、低周
    波用フエライトはその他の胴部の外周面に当接
    することを特徴とする実用新案登録請求の範囲
    第1項記載のラミネートチユーブの接着装置。 (3) 前記一次誘導コイルおよび二次誘導コイルか
    ら発生される高周波が、0.8メガヘルツから2.0
    メガヘルツであることを特徴とする実用新案登
    録請求の範囲第一項記載のラミネートチユーブ
    の接着装置。 (4) 前記二次誘導コイルの内面が、前記胴部と肩
    部との継目に当接することを特徴とする実用新
    案登録請求の範囲第一項記載のラミネートチユ
    ーブの接着装置。 (5) 前記マンドレルの上部には、前記二次誘導コ
    イルと同質の低周波用フエライトが設けられた
    ことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第一
    項記載のラミネートチユーブの接着装置。
JP486985U 1985-01-17 1985-01-17 Expired JPH0423628Y2 (ja)

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