JPH04234762A - 非打撃プリンター - Google Patents

非打撃プリンター

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JPH04234762A
JPH04234762A JP3113941A JP11394191A JPH04234762A JP H04234762 A JPH04234762 A JP H04234762A JP 3113941 A JP3113941 A JP 3113941A JP 11394191 A JP11394191 A JP 11394191A JP H04234762 A JPH04234762 A JP H04234762A
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JP
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dielectric layer
image
station
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toner
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JP3113941A
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English (en)
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Jr Walter J Lewicki
ウォルター・ジェイ・ルーウイッキ・ジュニア
John H Bowers
ジョン・エイチ・ボワーズ
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Armstrong World Industries Inc
Original Assignee
Armstrong World Industries Inc
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Publication date
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/01Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for producing multicoloured copies
    • G03G15/0142Structure of complete machines
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/22Apparatus for electrographic processes using a charge pattern involving the combination of more than one step according to groups G03G13/02 - G03G13/20
    • G03G15/32Apparatus for electrographic processes using a charge pattern involving the combination of more than one step according to groups G03G13/02 - G03G13/20 in which the charge pattern is formed dotwise, e.g. by a thermal head
    • G03G15/321Apparatus for electrographic processes using a charge pattern involving the combination of more than one step according to groups G03G13/02 - G03G13/20 in which the charge pattern is formed dotwise, e.g. by a thermal head by charge transfer onto the recording material in accordance with the image

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、新規な印刷システムに関するも
ので、更に詳細にはイオン放射技術を利用しているシス
テムと装置に関するものである。本願は1990年4月
17日に出願された米国特許出願第07/510,08
1号、同第07/510,067号及び同第07/51
0,130号の一部継続出願である。
【0002】電子写真印刷に利用される公知の各種シス
テムが存在している。一般に、これらのシステムは、所
望の像に対応する電荷のパターンを使用している。この
電荷は、ドラム又はベルトの導電性又は誘電性表面上に
付着される。静電潜像を支承しているこの表面は、可視
像を形成すべく誘電性表面の荷電領域に反対の荷電のト
ナー処理材料が付着されるトナー・ステーションを通じ
て移動される。ドラム又はベルトが前進され、トナー処
理された像は、受入れ媒体に転写されるか又は荷電され
た表面上に直接溶着される。転写システム内での溶着作
動後に、誘電体は残留電荷又はトナー又はその両者の表
面を清浄にすべく各種の方法で処理できる。この清浄化
は公知の静電清浄方法で実行できる。
【0003】電子写真像処理及び印刷処理においては、
光導電性絶縁体と誘電体が使用されるが、これらは相互
に極めて異なっている。光導電性絶縁体は、複写機等と
いった限定された適用例において有用とする電荷を暗部
でのみ保持している。一方、誘電体は、これらの誘電体
を本発明の如き商業生産方法において一層実際的なもの
とする可視光の存在下において電荷を保持できる。
【0004】米国特許第3,023,731号(シュワ
ルツ)、同第3,701,996号(パーリー)、同第
4,155,093号(フォトランド)、同第4,26
7,556号(フォトランド)、同第4,494,12
9号(グレチェフ)、同第4,518,468号(フォ
トランド)、同第4,675,703号(フォトランド
)及び同4,821,066号(フート)に説明された
如き多くの静電印刷システムも公知である。これらのシ
ステムは、全て1個所又は複数個所のトナー処理ステー
ションにおいて可視状態にできる静電画像を使用する非
打撃印刷システムを開示している。これらのシステムに
おいては、米国特許第4,155,093号又は米国特
許第4,267,556号においてフォトランドが説明
している如き印刷ヘッドにより誘電層の表面上にイオン
がイオン発生装置から放出される。一般に印刷ヘッドは
、堅固な誘電部材で分離された2個の電極からなる構造
、堅固な誘電部材及びイオン抽出用の第3電極を含む。 第1電極はドライバー電極であり、第2電極は制御電極
であり、これら両電極は分離誘電層と接触している。制
御電極と堅固な誘電部材の接合部に空気間隙が存在して
いる。制御電極に隣接している空気間隙内に負のイオン
と正のイオンのプールを作成する2個の電極の間で高電
圧高周波数の放電が開始される。イオンは第2電極と第
3電極の間に形成された静電場により、第3電極内の孔
を通じて抽出される。フォトランドの米国特許第4,2
67,556号においては、画像形成イオン発生器は、
堅固な誘電部材により分離された指電極とセレクター棒
のマルチプレックス・マトリックスの形態をとる。イオ
ンは、マトリックス・クロスオーバー点において指電極
内の孔の個所で発生され、受入れ部材上に画像を形成す
べく抽出される。ワイナーの米国特許第4,941,3
13号に説明された如く、第2(指)電極のパルス幅変
調によりグレースケール制御が達成される。多くの適用
例において先行技術のイオン放射ヘッドは有用であるが
、これらのヘッドは比較的厚い、従って、キャパシタン
スの小さい誘電画像化層を要求するシステムでの使用に
は適合していない。電子写真においては、液体現像シス
テムがグレースケール画像の正確な再生と高分解度現像
に最もよく適している。トナーシステムの要素は、先行
技術とイオン放射ヘッドにおける電極を汚染し、これら
の電極を実質的に機能しないものにする。液状トナーが
使用される場合は、イオン放射カートリッジの汚染は慣
用的な乾燥粉体トナーを使用する場合より多くの問題を
生じる。これはトナー粒子が乾燥粉体トナーより液状ト
ナーの方が相当小さく(たとえば、1μm対25μm)
、また、蒸発する液状成分があることが原因である。従
って、残留トナー及び/又は溶剤がイオン放射カートリ
ッジに移動してイオン放射効率を低減化するか又は全体
的に放出を低減化させる可能性が高い。イオン放射ヘッ
ド以前に空気ナイフが導入されることで、ヘッドが汚染
状態に露呈されることが減少する。空気ナイフはイオン
放射ヘッドの周りの空間を溶剤の含まれていない空気又
は他のガスで放出させることによりイオン放射ヘッドが
液状トナー内のトナー粒子と溶剤に露呈されるのを防止
する。その上、先行技術の放射ヘッドは特にグレースケ
ール印刷に対し望ましいものではない。改善された新規
なイオン放射ヘッドは、液状現像システムを使用してい
るシステムに改善された結果をもたらし、また受入れ可
能なグレースケール濃度に努力している者にとって要求
されよう。先行技術のイオン放射ヘッドは特に、グレー
スケール印刷に対して望ましくないだけでなく、達成可
能なグレースケールの個数に関して実質的な制限がある
。たとえば、その大部分はグレースケールを達成するよ
う制御可能であるに過ぎない。
【0005】先行技術の印刷ヘッドにおける欠陥に加え
て、公知のイオン放射印刷システムは多色印刷システム
に高速で適合するよう特別には設計されていない。従っ
て、イオン発生システムは、本来妥当な技術を利用して
いるが、高い印刷品質の多色最終製品を高速度で生産す
る目的でこれらのシステムが使用できる前に見出される
必要がある多数の主たる改善内容が存在している。
【0006】従って、本発明の目的は、前述した欠点が
ないイオン発生非打撃印刷システムを提供することにあ
る。
【0007】本発明の他の目的は、連続した色調の雑誌
品質の印刷を高速度で提供できる印刷システムを提供す
ることにある。
【0008】本発明の更に他の目的は、改善された像位
置合わせ手段により高速度を達成できる効率的な印刷シ
ステムを提供することにある。
【0009】本発明の更に他の目的は、実質的に厚くて
キャパシタンスの低い誘電層を使用出来、グレースケー
ル像の正確な作成を行える電子写真印刷システムを提供
することにある。
【0010】本発明の更に他の目的は、比較的厚い最終
製品の製造において使用できる非打撃印刷システムを提
供することにある。
【0011】本発明の更に他の目的は、液状トナーを利
用する高速カラー・システムに特に適している電子写真
印刷システムを提供することにある。
【0012】本発明の更に他の目的は、直接的像処理と
転写に適した新規な電子写真印刷システムを提供するこ
とにある。
【0013】本発明の更に他の目的は、連続色調の雑誌
品質印刷を高速度にて達成できる非打撃印刷システムを
提供することにある。
【0014】本発明の更に他の目的は、品質、濃度及び
解像度が改善されたカラー像を有する製品の生産に供す
る新規なシステムと装置を提供することにある。
【0015】本発明の他の目的は、グレースケールで3
2迄のレベルを有する像を発生できる非打撃印刷システ
ムを提供することにある。
【0016】本発明によれば、前掲の諸目的と他の目的
は、約254μm(約10ミル)以上の厚さまでの有機
誘電層を使用できる印刷システムを提供することにより
達成される。本発明のシステムにおいては、これらの厚
い誘電層は、新規な印刷ヘッドの使用により静電的に画
像化される。新規な印刷ヘッドが潜像を誘電体の表面上
に付着させた後、誘電体内のものと実質的に同じ樹脂を
含む新規な液状トナーが可視像を形成する目的で使用さ
れる。本発明の方法は、単色印刷に対して使用できるが
、本発明の方法は特に、多色システムでの使用に適して
いる。また、本発明の新規なシステムは、グレースケー
ル再生における実質的な改善をもたらすことがきる。 たとえば、本発明のシステムはグレースケールで32種
類のレベルまで提供できる。多色システムでにおいて、
画像処理された誘電画像化層は、暫増的に各々適切なカ
ラートナーを含有する一連の現像ステーションを通過す
る。これらの現像ステーションは、たとえば、ドラム又
はエンドレスベルトの如き導電性基材の周りに暫増的に
位置付けることができる。誘電材料は、導電性基材上に
付着される。本開示内容全体を通じて使用される「導電
性基材」という用語には、ドラム、ベルト、エンドレス
ベルト又はこれらの組合せが含まれる。多くの事例にお
いては、ベルト及びドラムが同じシステム内で使用可能
である。各トナーは、所望の最終カラーバランスにおけ
る多色画像に対応する選択的な潜像に対応する。結果的
に生ずるカラー画像の位置合わせは、米国特許第4,8
21,066号に開示された如き任意の公知の位置合わ
せ手段により達成可能である。位置合わせの精度は、適
当な検出機構により制御可能である。その上、本発明に
とっては適切なトナー粒子が使用されること、すなわち
、圧力、溶剤、スプレー、熱又は他の適切な定着にトナ
ー粒子の実質的な変形を伴わず、又はトナー粒子の直径
の減少を伴わずに対応するトナー粒子を使用することが
重要である。本発明の重要な局面は、トナー又はトナー
処理材料に誘電増内で使用される樹脂と同じ樹脂が含ま
れることにある。「同じ」とは同様の樹脂もしくはポリ
塩化ビニルと酢酸ビニルの割合が低い塩化ビニルの共重
合体又は他の材料といった同じ種類からとられる樹脂を
意味している。
【0017】誘電層における欠陥を回避するため最大の
注意を払うべきである。誘電層におけるピン・ホールの
如き欠陥は、電荷の漏洩、電荷のブリーディング又は潜
像の完全性と関連ある他の電気的不完全性が原因でシス
テムの完全な故障を生ぜしめることがある。本発明のシ
ステムに有用な多くの誘電体には、ポリメチルメタクリ
レート、ビニルを基にしたポリマー材料といったアクリ
リックスの如き有機性樹脂及び本開示内容で後で掲記す
るポリイミドを含む他の適当な有機性樹脂が含まれる。 また、使用される誘電体は、過剰上昇温度により、又は
高湿度により影響されてはならない。その上、誘電体は
実質的な誘電強さ、高電荷アクセプタンス及び比較的低
い電荷漏洩割合を有しなければならない。これらの因子
は、(一部の材料の湿気吸収性が原因になる)相対湿度
及び一部の誘電材料が上昇温度にてその誘電特性を失う
ことによる温度で影響される。像処理は、誘電体のTg
を下回る値で生じなければならない。先に注記した如く
、像処理は実質的にピンホールがなく、トナー、他の層
又は他のベースに付着する目的上適切な組込み接着特性
を有しなければならない。先に注記した因子を含む本発
明で使用する誘電体は、前述した誘電特性と物理的特性
全てを提供しなければならない。酸化アルミニウム、ガ
ラス、エナメル等といった他の公知の厚い無機誘電材料
は、応力下で亀裂を生じ、亀裂と表面欠陥を生ぜしめる
ことから慎重に回避しなければならない。また、その水
に対する相対的親和性から、これらの材料は他の電気的
漏洩路を生じ、また、誘電吸収を生じさせるイオンが供
給される。しかしながら、適切であることが判明した場
合は、一部の無機材料も本発明の有機性誘電体と組合せ
ることがで  る。本発明の誘電層の抵抗率は、少なく
とも1022オーム−センチメートルにすべきである。 先に述べた所望の特性を達成する目的上、前記誘電層を
発生するため多層構造を使用できる。先に注記した如く
、単層又は多層であれ誘電層が高い荷電アクセプタンス
およに実質的な誘電強さを有することも重要である。
【0018】荷電像は、本発明の厚い誘電層と共に特別
に機能するよう改変されている新規な印刷ヘッドで、前
述の如く誘電層上に作成される。一般にイオノグラフシ
ステムにおいては、使用されるヘッドが、2本の電極の
間で開始される比較的高電圧高周波数の放電を発生する
。この放電は、指電極に隣接する空気空間内に負イオン
と正イオンのプールを発生する。負イオンは正の場で加
速され、結果的に誘電層の表面に電荷を付着させ、こう
して潜像を形成する。先に説明した如く、現存するプリ
ンターヘッドはRFサイクルあたり付着されるイオンの
個数が多すぎることから本発明では使用できない。本発
明のシステムにおいて要求される必要とされる電荷と像
特性を提供するには、新規な印刷ヘッドが要求される。 一般にこの新規な印刷ヘッドは以下の点で(米国特許第
4,160,257号に開示された如き)典型的な先行
技術の印刷ヘッドとは異なっている。(1)本発明の印
刷ヘッドは、指電極とスクリーン電極の間の間隔が大き
い。(2)第1電極を越えて付加的なスクリーン電極を
追加。(3)指電極内の孔の直径を変えること及び(4
)前掲の任意の組合せ。
【0019】空気ナイフは、イオン化中に発生する発熱
化学反応を防止してイオン放射ヘッドの動作温度を実質
的に低減化するように、イオン放射ヘッドの近くに不活
性ガス、好適には窒素を導入すべく、イオン放射ヘッド
近くの付加的孔と組み合わされる。
【0020】グレースケールの能力、濃度増加、濃度制
御及び達成可能な分解能が原因で、本システムにおいて
は液状トナーが乾燥トナーより好適である。本発明の液
状トナーの選択に際しては、以下の考察内容が重要であ
る。(1)紫外線にさらされた場合のカラーの安定性、
(2)システム内で可塑化剤と結合され上昇温度に露呈
された際のカラーの安定性、(3)トナーで達成可能な
カラー再現領域、(4)所望の最大光学的濃度、すなわ
ち、(1.7)を得る能力、及び、(5)本発明で使用
される濃度範囲(q/m比)以上の所望の光学的濃度を
得る能力。
【0021】本発明のシステムにおいては、トナー処理
された像は、熱、溶剤、圧力、スプレー定着又は他の適
切な定着手段といった慣用的な手段により定着できる。 典型的な定着手段が米国特許第4,267,556号、
同第4,518,468号及び同第4,494,129
号に定義付けしてある。誘電層は、本発明の方法の完了
時に導電性基材から取り外されるので、残留電荷の又は
汚染部分の洗浄は要求されない。
【0022】誘電体は、実質的に欠陥のない表面を提供
する任意の適当な手段により導電性エンドレスベルト、
導電性ドラム又は他の導電性基材上に付着できる。本開
示内容及び特許請求の範囲全体を通じて使用される「導
電性基材」又は「ドラム」という用語には、導電性ドラ
ム、ベルト、エンドレスベルト又はこれらの組み合わせ
が含まれる。多くの場合、同じシステムに対してベルト
及びドラムを使用できる。
【0023】本発明の一実施態様即ち第1実施態様にお
いては、液状誘電組成物が導電性の連続性ベルトの上面
上に付着される。この誘電層は次に液体又は溶剤を固化
し除去する手段を通過し、かくしてベルト上に連続誘電
層を形成する。この連続層は硬化後に潜像静電荷を受け
取り、保持できなければならない。誘電層は好適には厚
さが約5.08ないし約38.1μm(約0.2ないし
約1.5ミル)であるが、適していれば約254μm(
約10ミル)までにできる。多くの場合、エンドレスベ
ルトは、スペースの上の条件、方法の及び公差の均一性
、液体として付着した場合の誘電層の良好な制御、製品
の分離上の容易性及び高いエネルギー効率のシステムの
提供等からドラム上に適用することが適している。
【0024】導電性基材上に誘電層を提供する他の方法
は、予め形成した誘電膜を使用することによる。この膜
は、通常スプール又は他の分配手段からエンドレスベル
トへ運ばれる。この膜は、導電性ベルト上に巻き戻され
、接着剤が少なくとも一時的にベルトとの固着を行う目
的で与えられる。代替的に、薄い永久誘電体を導電性エ
ンドレスベルトの一部分にでき、任意の標準的な手段に
より既知の電位差に荷電できる。予め形成された誘電膜
は、反対に荷電でき、次に導電性エンドレスベルトの荷
電された誘電側に適用可能であり、かくして導電性エン
ドレスベルトにその予め形成された誘電膜を強力に引き
寄せる力を発生する。この接触は、誘電層を前進させ、
各ステーションを通じて処理可能とするが、究極的には
分離ステーションにおいて取り外し可能とするのに充分
堅固でなければならない。誘電層が導電性ベルト上に一
旦形成されると、この誘電層は鮮鋭な像的なイオン電荷
を受け取ることができ、電気的に清浄でかつ汚染されて
いない表面を提供する慣用的な手段により放電される。 本発明の新規な印刷ヘッドが潜像を誘電層上に付着させ
る目的で使用された後、エンドレスベルトと像処理され
た誘電層は、新規な液状トナーの使用により誘電体がト
ナー処理される現像ステーションを通過する。この液状
トナーには、誘電体で使用されるものと同じ系統の樹脂
即ち、ビニル、アクリレート又はポリエステル系統の樹
脂が含まれる。像が一旦トナー処理されると、この像は
加熱されたプラテン又は溶融ロールの如き加熱蒸発ステ
ーション及び/又は定着ステーションに通される。 先に注記した如く、所望ならば、圧力定着、スプレー定
着又は他の適当な定着手段を使用できる。
【0025】像が一旦誘電体に定着されると、誘電層は
層状化され、次に、取り外されるか又は厚いベース構造
上に付けられる。好適実施態様においては、ポリ塩化ビ
ニル膜の如き透明な被覆体が、最終製品を形成する像処
理された誘電層上にて層状化される。代替的に、この層
は最終製品の像処理された要素のみとして使用可能であ
る。この透明な被覆層状体は、また、像処理された誘電
層に安定性を提供すると共に、この層が冷却時に収縮し
たり又は変形するのを防止する。透明な被覆を誘電体に
層化させた時点で、これら2個の層の付着を容易にする
接着剤が好適に使用される。
【0026】像処理された最終製品は、誘電層、好適に
は76.2〜508μm(3〜20ミル)の透明な被覆
層状体を有する約5.08ないし38.1μm(約0.
2ないし1.5ミル)の厚さの透明な又は白色の誘電体
及び約1500〜2540μm(約60〜100ミル)
の厚さを有する基材から成っている。本発明の一実施態
様においては、ポリ塩化ビニル又は他の目視的に透明な
材料で作成された上部層又は被覆層が、白色誘電体の像
処理された表面上に付着される。透明な被覆体は、装飾
された天井タイルの如き耐摩耗性を要求しない製品に対
しては76.2μm(3ミル)以下の薄さに出来、これ
は慣用的なスプレー、ローラ・コーティング及び乾燥手
段を使って組成物として適用できる。多色システムにお
いては、この層状物即ち被覆体は最終色が誘電層上に定
着された後に適用される。しかしながら、現像された像
に深さを感じさせることが望ましい場合は、この薄くて
透明な膜又は被覆体が、各々定着後に引続き単色像上に
付着される。これら薄い透明な膜は、厚さが大略63.
5μm(大略2.5ミル)であるが、所望の結果に応じ
て適当な厚さにできる。像の深さを感じさせることが望
ましい場合は、第1誘電層は好適には白色であり、後続
の誘電層は無色である。しかしながら、無色で所望の結
果が高められる場合は、誘電層は全て無色にできる。特
に、後続の即ち後でのシステムの処理を含む処理といっ
た本発明の方法の多数の形態が存在している。例えば、
処理後の方法においては、壁紙ベース、タイル・ベース
構造又は他の装飾品内で使用される基材といった任意の
基材を、像処理された誘電層と組合せることができる。
【0027】本発明の第2実施態様においては、第1実
施態様におけるベルトよりむしろ導電性ドラム上に厚く
てキャパシタンスの低い誘電層(約254μm(約10
ミル)迄)を利用する印刷システムが提供してある。個
々のカラー・トナー処理システムと組合された2個以上
の新規なイオン放射ヘッドが導電性ドラムの周わりに位
置付けられ、かくしてドラムはこの厚い誘電層により又
は任意の他の手段により駆動される。「動力」手段によ
るドラムの移動には、ドラムを駆動する誘電層又はドラ
ムを移動させる電気等といった動力源が含まれる。従前
のイオン照射ヘッドによってのみその呈示される潜像の
みを各トナー処理ステーションが現像することから、慣
用的なステーション毎の位置合わせは要求されない。複
雑な又は込み入った位置合わせ装置を必要とせずに、位
置合わせは、本発明により正確に電気的に達成される。 使用される新規なイオン放射ヘッド又はカートリッジは
、1つがカートリッジのいずれか一方の側にある「空気
ナイフ」を導入しているカートリッジ設置装置から成っ
ている。これらの空気ナイフは、本質的に圧搾空気が流
れるようにされるドラムの軸線に平行な孔である。これ
らの孔は、圧力勾配が大略ドラム表面に対して接線方向
でカートリッジから離れるようにされ且つ渦流を生ぜし
めるよう設計されている。この様にして(ISOPAR
)の如き残留しているトナー溶液又は溶剤が、ドラム表
面から蒸発され、残留しているトナー粒子がドラム表面
から掃引される。空気ナイフは、不活性ガス、好適には
窒素をイオン放射ヘッドの近くに導入して、イオン化作
動中に発生する発熱化学反応を防止すると共に実質的に
イオン放射ヘッドの動作温度を低減化させるようイオン
放射ヘッドの近くに付加的孔を導入できる。また、イオ
ン放射カートリッジ内には荷電割合を制御可能とする手
段が存在している。これは誘電層上での改善されたグレ
ー・スケール印刷にとって重要である。本発明のシステ
ムの特徴は、各カラー・ユニット・ステーションにおい
てグレー・スケールにて32迄のレベルを提供する能力
にある。
【0028】本発明の方法と装置は、特に多色印刷シス
テムでの使用を対象に設計してある。約5.08ないし
約254μm(約0.2ミルないし約10.0ミル)の
厚い誘電層が導電性ドラムの表面に提供される。この層
は、分配ロール又はスプールからの膜といった適当な手
段により提供できる。先に注記した如く、最良の結果に
対しては約12.7ないし約76.2μm(約0.5な
いし約3.0ミル)の厚さを有する誘電層を使用するこ
とが好ましい。誘電膜又は層は、導電性基材上に位置付
けられた際、実質的に表面欠陥がなく、又、使用するト
ナー粒子に対して強度と適切な組込み接着特性を有して
いなければならないことが重要である。本発明での使用
に好適な誘電材料には、ポリ塩化ビニル、ポリメチルメ
タクリレート、酢酸ビニル、塩化ビニリデン及びビニル
プロピオネート、ビニルブチレートと同様アルキル置換
ビニルエステルといった他のビニルエステルのような他
の材料の少部分との塩化ビニル共重合体から成る非孔ビ
ニル膜といった有機樹脂が含まれる。ポリ塩化ビニルを
基にした誘電体が好適であるが、本発明は、ポリエチレ
ン,例えばポリメチルメタクリレートであるポリアクリ
レート、メチル/n−ブチルメタクリレートの如きメチ
ルメタクリレートの共重合体、ポリブチルメタクリレー
ト,ポリブチルアクリレート,ポリウレタン、ポリアミ
ド、ポリエステル、ポリスチレン及びポリカーボネート
からなる他のポリマー材料に対して広い適用例を備えて
いる。典型的には、ポリ(塩化ビニル),ポリウレタン
,ポリエステル,ポリアクリレート及びこれらから作成
された同じ共重合体の混合物を使用できる。酸化アルミ
ニウム,ガラス,エナメル等といった公知の厚い無機誘
電材料は亀裂を生じやすく、水に対する相対的親水性が
あることかから、単独での使用は回避すべきである。 しかしながら、適していれば、他の無機材料も本発明の
好適な有機樹脂誘電体と結合できる。本発明の新規な第
1印刷ヘッドにより有機樹脂誘電膜又は層が像荷電され
た後、この膜は第1トナー処理ステーションへ進められ
、次に一連の印刷ヘッド・トナー処理ステーションに進
められる。各トナー処理ステーション又は現像ステーシ
ョンは、そのステーションにおける印刷ヘッドによりそ
の膜に呈示された潜像のトナー処理を行う。各選択的潜
像がトナーを吸着し、結果的には最終の電気的に位置合
わせされたカラー画像を生じるように各トナー処理ステ
ーション又はユニットは、異なるカラー・トナーを提供
する。例えば、誘電体の膜が導電性ドラムの表面に供給
された後及び表面放電された後、この膜は第1ステーシ
ョンに移動でき、ここで最初の潜像が誘電層上に付着さ
れ、黒色トナーでトナー処理される。適当な手段による
トナー処理後と定着処理後に、誘電体は第2ステーショ
ンに進められ、そこで第2潜像が付着され、シアン・ト
ナーでトナー処理される。トナー処理された像が定着さ
れた後、誘電層が第3ステーションに進められ、そこで
第3潜像が付着され、マゼンタ・トナーによりトナー処
理される。定着後、誘電体は第4ステーションへ進めら
れ、そこで第4潜像が付着され、黄色トナー等により現
像又はトナー処理される。最終像処理トナー処理ステー
ション後にカラー位置合わせされた像が被覆で噴射され
、その組合された像を所定位置で定着させる。被覆は他
の被覆部分と結合する目的で最終被覆又は接着(熱励起
される)として使用可能である。好適実施態様において
は、像処理された誘電層に被覆する目的でポリ塩化ビニ
ルの如き透明な物質が使用される。他の適当な被覆も使
用可能である。ポリ(塩化ビニル)、ポリメチルメタク
リレート、酢酸ビニル、塩化ビニリデン及びビニルプロ
ピオネート、ビニルブチレートと同様アルキル置換ビニ
ルエステルといった他のビニルエステルのような他の材
料の少部分との塩化ビニル共重合体から成る非孔ビニル
膜といった典型的な層状被覆材料も使用できよう。ポリ
(塩化ビニル)を基にした誘電体が好適であるが、本発
明は、ポリエチレン,例えばポリメチルメタクリレート
であるポリアクリレート、メチル/n−ブチルメタクリ
レートの如きメチルメタクリレートの共重合体、ポリブ
チルメタクリレート,ポリブチルアクリレート,ポリウ
レタン、ポリアミド、ポリエステル、ポリスチレン及び
ポリカーボネートからなる他のポリマー材料に対し広い
適用を備えている。また、前掲の成分の共重合体又は前
掲の成分の混合物を使用できる。この被覆が誘電層に適
用される場合は、2個の層の付着を容易にする接着剤が
使用可能である。最終的に像処理された誘電層は、ドラ
ムから取り外され、後処理のため準備される。被覆の厚
さ即ち76.2〜508μm(3.0〜20.0ミル)
は、本発明の構造にとって重要である。少なくとも76
.2μm(3.0ミル)が誘電層の強化に要求され、7
6.2μm(3.0ミル)以下の被覆は所望の構造的強
度を薄い誘電層に対し提供しない。床被覆最終製品が望
まれる場合は、被覆の508μm(20.0ミル)まで
が所望の摩擦抵抗を与え、508μm(20.0ミル)
を超えると有効とされるが、508μm(20.0ミル
)は装飾像処理された誘電層に対する必要な保護及び平
坦な床タイルに対する必要な摩擦抵抗を提供するのに適
している。
【0029】第2実施態様においては、各トナー現像ス
テーション手段は、誘電層で使用される樹脂と同じ化学
族の樹脂を有するのが好適な特定の色の液状トナーを含
む。液状トナーが潜像に接触した後、液状トナーの溶剤
又は液状成分が蒸発室又は加熱プラテンの如き適切な手
段により除去される。液状成分がその像処理された表面
から除去された後、その層は次に適切な定着手段に通さ
れる。圧力定着,熱定着,スプレー定着又は他の適当な
定着手段といった適当な定着手段を使用できる。所望な
らば、定着手段の組合せも使用可能である。各種の適切
な液状トナーを使用できる。本発明で有用な典型的な液
状トナーは、ニューヨーク州ハウパウジのハイロード・
ケミカル・コーポレーション及びリサーチ・ラボラトリ
ー・オブ・オーストラリアが製造している。最終的な被
覆像処理された誘電層は、厚い基材と結合できるか又は
最終製品としてそれ自体で使用できる。所望ならば、分
離ステーション前に基材が提供されるシステム内で付加
的ステーションを使用できる。
【0030】使用される誘電層は、厚さが5.08ない
し254μm(0.2ないし10.0ミル)にできるが
、好適には厚さが約12.7ないし約76.2μm(約
0.5ないし約3.0ミル)である透明で着色された又
は白色の誘電体である。被覆層状体は、厚さ76.2〜
508μm(3〜20ミル)で使用され、この層状体に
後で付着される基本材は、好適には厚さが約1500〜
2540μm(約60〜100ミル)である。本発明の
一実施態様において、ポリ塩化ビニル又は他の目視的に
透明な材料の上部層が、白色又は透明な誘電体の像処理
表面上に被覆される。この多色システムにおいて、この
層状体即ち被覆体は最終色が誘電層上にて定着された後
適用される。しかしながら、現像像に深さを感じさせる
ことが望ましい場合は、この薄くて透明な膜又は層状体
が、各々定着後に連続的に各像上に付着される。これら
の薄くて透明な膜は、厚さが大略63.5μm(大略2
.5ミル)であるが、所望の結果に応じて適当な厚さに
することができる。像に深さを感じさせることが望まし
い場合は、第1誘電層は白色又は着色できるが、他の層
は無色である。無色が所望の結果を高めるのであれば、
誘電層も全て無色にできる。後続の即ち処理後のシステ
ムの処理に関連して、特に本発明の方法には多数の形態
が存在している。例えば、先に注記した如く、壁紙ベー
ス,タイル・ベース構造又は他の装飾品に使用された如
き基材は、像処理された誘電層に結合できる。
【0031】以下の内容は、本発明の特定の非打撃印刷
方法の諸例である。実施例1〜4は本発明の第1実施態
様のエンドレスベルトを使用する典型的な方法を図解し
ており、一方、実施例5〜8は導電性基材としてドラム
を使用している第2実施態様を例示している。
【0032】実施例#1
【0033】メチルイソブチル・ケトン溶剤(MIBK
)内でユニオン・カーバイドにより製造されたVAGH
樹脂の20%固体からなる組成により作成された誘電ビ
ニル被覆がナイフ・コーターを使って厚さ76.2μm
(3ミル)のステンレス鋼ベルトに与えられた。これは
54.4°C(130°F)にてオーブン内で乾燥され
、結果的に厚さが12.7μm(0.5ミル)であった
。被覆されたステンレス鋼ベルトは、誘電被覆の表面を
中和する目的でac放電コロナに通された。カナダ国ミ
シサウガのデルファックス・システム社が製造したS3
000イオノグラフ印刷ヘッドが、窒素雰囲気と組み合
わせて誘電被覆への電荷の供給のために使用された。 窒素は、印刷ヘッドの底部スクリーンと誘電被覆の間に
不活性冷却ブランケットを形成した。
【0034】別の電子装置パッケージで供給されたヘッ
ドのパルス幅変調は、16個の等時間増分にて0.8な
いし2.2μ秒の間で変動した。電荷は異なるレベルの
電荷を有するチェッカーボード・パターンの形態で誘電
被覆に与えられた。次に、オーストラリアのアデレード
のリサーチ・ラボラトリー・オブ・オーストラリアが供
給したシアン液状トナー(CPA−04)でその誘電体
がトナー処理された。トナーは、ISOPAR  Gで
4%の濃度であった。使用された現像システムは、74
50複写機内でコネチカット州スタンフォードのサビン
・コーポレーションが使用した3本ローラの型式にてこ
の方法に適用された。加熱された空気及び加熱されたプ
ラテンを、ステンレス鋼ベルトの裏側に使用してISO
PARを蒸発させた後、表面温度は37.8°C(10
0°F)の測定値を示した。トナーはMIBKとメチル
エチールケトン(MEK)の溶剤ブレンド内にVAGH
樹脂の16.7%固体を使用して誘電被覆の表面定着さ
れた。定着方法はスプレー定着により行われ、引続き加
熱空気を使用しての乾燥がなされた。
【0035】誘電被覆は、依然ステンレス鋼ベルトに取
り付けられた状態であったが、この被覆はバージニア州
ゴードンズビルのクロックナー・ペンタプラスト社製の
厚さ76.2μm(3ミル)の透明で堅固なポリ塩化ビ
ニル膜が、誘電体の定着トナー処理面に適用される一対
の層状化ロールを通じて運ばれた。その層状化部分の温
度は、121°C(250°F)であった。次に全体の
構造が大気温度まで冷却され、ステンレス鋼ベルトから
分離された。
【0036】結果的に生じた膜は、誘電被覆と異なる光
学的濃度を有する102μm(4ミル)の堅固なポリ塩
化ビニル膜の間にはさまれたシアン・ブロックの顕著な
ブロックを示し、16種類のレベルのグレーが達成され
た。
【0037】この電子写真処理された構造は、さらに1
21°C(250°F)にて慣用的な平坦なベッド・プ
レスを使用して、254μm(10ミル)の厚さの白色
ビニル被覆板に層状体の誘電側を層状化させることで処
理可能である。層状化された構造は、それがプレスから
取り外される前に大気温度に冷却された。結果的に生じ
た構造は、典型的にはグラフィック・アート業界で使用
するポスターとして作成される。
【0038】実施例♯2
【0039】実施例♯1のステンレス鋼ベルトから分離
される電子写真的に像処理された構造は、さらに床のタ
イル構造に作成可能である。この場合、誘電被覆は、バ
インダー、可塑剤及び安定剤である石灰とビニルからな
る厚さ1500μm(60ミル)のタイル・ベースに付
着される。ステンレス鋼ベルトから取り外される装飾さ
れた層状体は、引続き加熱されたプレス内で厚さ150
0μm(60ミル)のタイル・ベースと結合される。プ
レスの条件は160°C(320°F)、30秒及び8
0psiである。大気温度への冷却後、結果的に生じた
層状構造は、完全な状態になっている電子写真像と共に
タイル・ベースに付着される。
【0040】実施例♯3
【0041】ミズーリ州セントルイスのオーチャード社
が製造した38.1μm(1.5ミル)の堅固な白色ポ
リ塩化ビニル誘電膜が、実施例♯1で適用されたものと
同じ誘電被覆を使ってステンレス鋼ベルトに付着された
。この場合、VAGH被覆が完全に乾燥されベルト上の
表面温度が121°C(250°F)になる前に38.
1μm(1.5ミル)の白色膜が適用された。膜は、慣
用的なロトグラビア印刷手段を使用して膜に予め適用さ
れた同じVAGH樹脂の5.08μm(0.2ミル)の
被覆を含んでいた。冷却後、この膜は、実施例♯1と同
様、コロナ放電され、電子写真的に像処理された。実施
例♯1で使用された同じイオノグラフヘッド構成方法が
この実施例で使用され、38.1μm(1.5ミル)の
白色誘電膜の像処理とトナー処理がなされた。 ISOPARの蒸発後、トナー処理された像が93.3
°C(200°F)の表面温度にて鋼被覆ゴム・ローラ
定着ニップ内で定着された。定着ローラは、誘電表面が
ニップを通過する際、トナーが誘電表面から上昇するの
を防止する目的で、51.7°C(125°F)になっ
ていた。
【0042】結果的に生じた構造は、大気温度において
ベルトから取り外され、床タイル構造を形成すべく実施
例♯2の場合と同じベースに後で層状化された。
【0043】実施例♯4
【0044】実施例♯1にて説明した如く、バージニア
州ゴードンズビルのクロックナー・ペンタプラストが製
造した254μm(10ミル)の透明な堅固なポリ塩化
ビニル誘電膜が、ステンレス鋼ベルトに付着された。実
施例♯1で説明された如く、この膜は同じ構成と方法を
使用して像処理されトナー処理された。ISOPAR蒸
発後に、グレー・スケール構成は、MIBK及びIEK
溶剤の混合物内で16.7%VAGH樹脂の透明なスプ
レーで被覆された。慣用的な乾燥手段を使用して溶剤を
蒸発させた後、その像処理されトナー処理された構造が
大気温度への冷却後にベルトから取り外される。
【0045】後続の段階において、像処理された254
μm(10ミル)の誘電膜の定着側がバインダー、安定
剤及び可塑剤である石灰とビニルからなる2540μm
(100ミル)のタイル・ベースの表面に層状化される
。層状化条件は、実施例♯2にて説明したものと同じで
ある。結果的に生じた構造は、タイル・ベースに十分付
着され、ショッピングモール等といった交通量の多い領
域における床タイル構造としての据え付けに適している
【0046】実施例♯5
【0047】ミズーリ州セントルイスのオーチャード・
コーポレーションが製造した38.1μm(1.5ミル
)の堅固で透明なポリ(塩化ビニル)誘電膜が、直径1
0.2cm(4インチ)のアース接続したアルミニウム
製ドラムの周りに密に接触して運ばれた。カナダ国ミシ
ソーガのデルファックス・システムズが製造したS30
00イオノグラフ印刷ヘッドが窒素雰囲気と組み合わせ
て使用され、電荷が誘電体に適用された。ヘッドは誘電
膜の表面上方大略254μm(大略10ミル)に隔置さ
れた。窒素は印刷ヘッドの底部スクリーンと誘導体の間
に不活性ブランケットを形成した。
【0048】別の電子装置パッケージで供給されるヘッ
ドのパルス幅変動は0.1μ秒の増分にて0.8μ秒と
3.4μ秒の間で変動した。電荷は電荷の異なるレベル
を有するチェッカーボード・パターンの形態にて誘電膜
に適用された。次に誘電体はオーストラリア国アデレー
ドのリサーチ・ラボラトリー・オブ・オーストラリアが
供給したシアン・トナー(CPA−04)でトナー処理
された。誘電体はISOPAR内で4%濃度であった。 使用された現像システムは、コネチカット州スタンフォ
ードのサビン・コーポレーションが7450複写機で使
用した3本ローラ型式のものであり、この方法のため適
合されていた。ISOPAR蒸発後に、トナーはマサチ
ューセッツ州スペンサーのフレクソン社が製造した厚さ
76.2μm(3.0ミル)の透明なビニル被覆膜を使
って誘電膜に付着された。
【0049】結果的に生じた膜は、異なる光学的濃度を
有するシアン色の顕著なブロックを示すと共に16種類
のレベルのグレーの達成を示した。
【0050】この層状構成は、慣用的な平坦なベッド・
プレスを使用して像処理と保護されている層状構成の白
色誘電層を、バインダー、可塑剤及び安定剤である石灰
とビニルからなる厚さ1500μm(60ミル)のタイ
ル・ベースに引続き層状化することで床タイル構造を作
成するようさらに処理できる。
【0051】実施例♯6
【0052】ミズーリ州セントルイスのオーチャード・
コーポレーションが製造した68.6μm(2.7ミル
)の堅固で白色のポリ(塩化ビニル)誘電膜が直径10
.2cm(4インチ)のアース接続したアルミニウム・
ドラムの周りに緊密に接触した状態で運ばれた。実施例
♯5で使用されたものと同じイオノグラフヘッド構成と
方法がこの実施例で使用され、厚い荷電された誘電膜の
像処理とトナー処理に対し使用された。ISOPAR蒸
発後に、グレー・スケールのチェッカーボード像がグラ
フィックス・アート分野で慣用的に見られる透明なアク
リル・プラスチック・スプレーを使って定着された。
【0053】この層状構造は、白色膜の背後に慣用的な
圧力感知接着剤をスプレー被覆し、それを堅固なボード
に層状化して宣伝用ポスターを形成する目的で処理でき
る。
【0054】実施例♯7
【0055】実施例♯1において説明したものと同じ構
成と方法を使用して、日本国東京の三菱レーヨン社の製
造した25.4μm(1ミル)の透明なアクリル膜の像
処理とトナー処理を行った。ISOPAR蒸発後に、グ
レー・スケール・チェッカー・ボードの像が、76.2
μm(3ミル)の白色ビニル層状膜を使って定着された
。次に白色層の裏側が、アクリル圧力感知接着剤で慣用
的に被覆可能とされ装飾天井サイルを形成すべく厚さ1
.9cm(3/4インチ)の無機鉱物繊維ボードに層状
可能とされる。
【0056】実施例♯8
【0057】バージニア州ゴードンズビルのクロックナ
ー・ペンタプラストが製造した254μm(10ミル)
の透明な堅固なポリ(塩化ビニル)誘電膜が、実施例♯
5で説明した同じ構成と方法と使用して像処理されトナ
ー処理された。ISOPAR蒸発後に、メチルルイソブ
チル・ケトンとメチルエチルケトン、及びビニル安定剤
の溶剤ブレンド内のユニオン・カーバイド社製のVAG
H樹脂の16.7%固体の透明なスプレー接着剤を使用
してグレー・スケール構成が被覆された。被覆の乾燥後
、この被覆は実施例♯5で説明したのと同じタイル・ベ
ースの厚さ2540μm(100ミル)の層に層状化さ
れた。
【0058】実施例♯5の装飾製品は、住居用使用の床
タイルとして使用可能であるが、この実施例の最終用途
は、例外的な摩耗性能に対し一層堅固で厚い層を望む商
業用床タイルの適用となろう。
【0059】図面の明確化の目的のため、多数のステー
ションは全体のシステムに関連して比例しない状態で図
解してある。また、重要でない部分については示されて
いない。
【0060】図1において、印刷システムは、適当な動
力手段により駆動されるエンドレス・ステンレス鋼又は
他の導電性ウエブ又はベルト1を有する状態で示してあ
る。このベルト1は、一連の1次ローラ2及び他の適当
な支持ガイド構成の周りに巻かれている。ベルト1は、
一連の電子写真ステーションを通じて駆動され、このス
テーションは全体的に慣用的な電子写真又はゼログラフ
ィーで使用されるステーションすなわち、荷電ステーシ
ョン、現像ステーション及び定着ステーションと類似し
ている。しかしながら、本発明の方法においては、実質
的に厚い誘電材料が使用され、ベルト1上に溶液、粉体
又は液状組成から被覆できる。本出願人は、溶液から被
覆されるものとして誘電材料の説明を行うが、適してい
ればこの誘電材料は、粉体又は硬化した誘電体として追
加できる。この被覆は、付着被覆ステーション3におい
て達成される。付着被覆ステーション3を通った後、上
部に液状誘電組成物を有するベルト1は蒸発室4を通過
し、この蒸発室4では誘電組成物の液体又は溶剤が除去
され、ベルト1上に白色の又は無色の誘電層5を残す。 誘電層5が欠陥のない表面を有していることを確実にす
るため少なくとも1個の付加的な薄い透明な又は白色又
は他の色の誘電膜10を誘電ロール・ステーション6に
設けることができる。付着ステーション3で付着された
誘電層5及び誘電ロール・ステーション6で供給された
誘電膜10は、現時点での約254μm(約10.0ミ
ル)までの厚さを有する最終誘電層を提供するものとさ
れている。現時点でベルト1上には付着被覆ステーショ
ン3において付着された誘電層5と誘電ロール・ステー
ション6において付着された誘電膜10を含む2層誘電
材料が存在している。誘電膜10は、誘電ロール・ステ
ーション6におけるヒーターにて励起可能な接着材料内
に組み込むことができる。図2及び図3で以下に説明す
る如く、付着被覆ステーション3と誘電ロール・ステー
ション6は、本発明のシステムにおいては共に又は相互
に分離した状態で使用できる。表面の欠陥がない誘電層
5及び誘電膜10が一旦ベルト1上に付着されると、組
み合わされた誘電層は潜像電荷を受け取って保持できる
電気的に清浄な誘電を確実にすべく、コロナ放電7によ
り表面放電される。「誘電層」がこの図1で参照される
場合は、これは誘電層5と誘電膜10を含むよう意図さ
れている。誘電層が適当な手段により一旦放電されると
、像構成内に荷電粒子を発生させる装置を含む像ステー
ション8に作動的に通される。これらの像的構成内のイ
オンは、像ステーション8において印刷ヘッドから抽出
されて、その結合された誘電層5及び誘電膜10上に静
電潜像を形成する。本発明で使用される新規な印刷ヘッ
ドは、発熱化学反応が防止されて実質的に印刷ヘッドの
作動温度を低減化する窒素又は他の不活性雰囲気内で使
用される。これは印刷ヘッドの寿命を長くすると共に性
能を改善する。また、溶剤が含まれない空気又は他のガ
スによりイオン放射ヘッド周りの空間を掃引することに
より、液状トナー内のトナー粒子及び/又は溶剤に対す
るイオン放射ヘッドの露呈を防止するイオン放射ヘッド
と共に空気ナイフが使用される。次に、潜像を含む誘電
層が現像ステーション9における液状トナーに通され、
そこでその潜像が可視状態にされる。本発明で使用され
る新規な液状トナーは、誘電層5及び誘電膜10内で使
用される樹脂と同じ系統の樹脂を含むことが好ましい。 トナーと誘電体の両者において同じ系統の樹脂を使用す
ることにより、誘電層に対するトナー粒子の付着が高め
られる。トナー処理された像は、次に加熱されたプラテ
ン11の下方に通され、ISOPAR及び/又は他の溶
剤を液状トナーから蒸発させる。ISOPARは、エク
ソン(EXXON)の登録商標である。次に誘電層は、
熱又は圧力定着ニップロール12に通され、そこでトナ
ー処理像が誘電体に対し設定又は定着される。前述の目
的に加えてトナー内で使用される接着樹脂は、トナー処
理粒子が相互に付着するのを助ける。ローラ12の箇所
で像が定着され又は固化された誘電層は、次にステーシ
ョン14へ進められ、そこで接着被覆が誘電層の像処理
された表面上に置かれる。この接着剤は、透明な被覆1
5を像処理された誘電層に結合可能にする。ステーショ
ン又はフード18において接着剤の液体が、誘電層上で
の透明な被覆15の被覆以前に除去される。ポリ塩化ビ
ニル又は他の適当な材料での透明な被覆15が、スプー
ル又はリール13から供給される。この被覆15は、像
の完全性を維持することに加えて乾燥後の誘電層の収縮
を防止する。適当な被覆材料には、ポリ塩化ビニル、ポ
リメチルメタクリレート、酢酸ビニル、塩化ビニリデン
及びビニルプロピオネート、ビニルブチレートと同様ア
ルキル置換ビニルエステルといった他のエステルのよう
な他の材料の少部分との塩化ビニル共重合体から成る非
孔ビニル材料が含まれる。ポリ塩化ビニルに基づく被覆
が好適であるが、本発明は、ポリエチレン,例えばポリ
メチルメタクリレートであるポリアクリレート、メチル
/n−ブチルメタクリレートの如きメチルメタクリレー
トの共重合体、ポリブチルメタクリレート,ポリブチル
アクリレート,ポリウレタン、ポリアミド、ポリエステ
ル、ポリスチレン及びポリカーボネートからなる他のポ
リマー材料に対する広い適用例を備えている。また前掲
の成分の共重合体又は前掲の成分の混合物も使用できる
。典型的には、適していれば、被覆材料は、ポリ塩化ビ
ニル、ポリウレタン、ポリエステル、ポリアクリレート
その共重合体及びその混合物からなる膜である。 適していれば、誘電体の一部の膜は透明な、白色又は他
の所望の色にできる。結果的に生じた層は、誘電層上の
所定の位置に透明な被覆15の層を定着させるローラ1
7へ進められる。カラー・システムにおいては、前掲の
方法は、被覆前に所望のカラー像が得られるまでシーケ
ンシャルのカラー・ステーションで繰り返される。結果
的に生じる誘電層は、最終製品として使用可能か又は分
離ステーション後に処理後の段階にて他の基材と組合せ
可能である。例えば、タイル、壁紙、布等といった厚い
基材が、誘電層の下側面(像処理されていない表面)に
付着可能である。被覆15が誘電層に付着されるローラ
17の通過後に、その結果的に結合された層は、冷却ロ
ーラ(又は他の手段)16を通り、冷却分離ローラ19
へ行き、そこで最終製品がベルト1から分離される。最
終製品20は、この製品をベルト1から分離する加熱手
段又は他の適当な手段によりベルト1から分離される。 これは一般に本発明の誘電材料を使用する場合、38°
C以下で生ずる。誘電体と同様、熱反応性の接着剤に引
続き組成化される材料に対しては、ベルト1からの分離
は導電性ベルトの上面の永久的部分たるテフロン(Te
flon)FEPの如き薄い剥離コーティングの使用を
通じて高めることができる。(テフロン(Teflon
)はデュポン(DuPont)の登録商標であると理解
されている。)これらの材料には、ポリ塩化ビニル、ポ
リメチルメタクリレート、酢酸ビニル、塩化ビニリデン
及びビニルプロピオネート、ビニルブチレートと同様ア
ルキル置換ビニルエステルといった他のビニルエステル
のような他の材料の少部分との塩化ビニル共重合体から
成る非孔ビニル材料が含まれる。ポリ塩化ビニルに基づ
く誘導体が好適ではあるが、本発明では、ポリエチレン
,例えばポリメチルメタクリレートであるポリアクリレ
ート、メチル/n−ブチルメタクリレートの如きメチル
メタクリレートの共重合体、ポリブチルメタクリレート
,ポリブチルアクリレート,ポリウレタン、ポリアミド
、ポリエステル、ポリスチレン及びポリカーボネートか
らなる他のポリマー材料に対し、広い適用例を有してい
る。又、前掲の任意の共重合体又は前掲の混合物も使用
可能である。これらの材料は、誘電層5又は誘電膜10
に対して使用でき、これらは同じか又は異なるものにで
きる。先に注記した如く、トナー処理済像は、圧力、熱
、スプレー又は他の適当な定着方法により、ニップ・ロ
ールのステーション12の箇所で定着できる。特に多色
システムにおけるこれらの定着方法の任意の方法におい
て、トナー粒子は、トナー粒子を又はトナー粒子の直径
を実質的に歪ませずに定着されねばならない。これは適
切なカラー品質及び最終カラー画像の分解能を維持する
のに重要である。
【0061】分離ステーション19で取り外された最終
製品20は、誘電層5と第2誘電層たる誘電層10及び
被覆層15を含む。誘電層5と誘電膜10の組み合わさ
れた厚さは5.08〜約254μm(0.2〜約10.
0ミル)であり、被覆層15の厚さは約76.2〜約5
08μm(約3.0〜約20ミル)である。
【0062】被覆の厚さ即ち76.2〜508μm(3
〜20ミル)は、本発明の構造にとって重要である。誘
電層の強化のためには少なくとも76.2μm(3.0
ミル)が要求され、被覆が76.2μm(3.0ミル)
以下では次の誘電層に対して所望の構造的強度を与えな
い。床を覆う最終製品が望ましい場合は、508μm(
20.0ミル)の被覆が所要の摩擦抵抗を与え、508
μm(20.0ミル)を越えると有効ではあるが、50
8μm(20.0ミル)は装飾処理された誘電層に対す
る必要とされる保護と平坦な床タイルに必要とされる摩
擦抵抗を提供する点で一層適したものとなろう。
【0063】図2において、誘電溶液又は誘電液組成物
はステーション29においてエンドレスの導電性ベルト
1上に被覆される。液状組成物は、ベルト1と誘電層の
表面上に残っている約5.08〜254ミル(約0.2
〜10.0ミル)の厚さを有する誘電層23が、溶剤又
はその溶剤の液体と蒸発時に欠陥の無いような様式で制
御される。溶剤又は液体は、誘電溶液又は組成物を蒸発
室21に通すことで除去される。5.08〜254μm
(0.2〜10.0ミル)の誘電被覆が一旦達成される
と、その表面は放電コロナ22又は他の適当な手段によ
り電気的に放電される。放電後に、誘電層23は、図1
に関連して説明した同じ手段によりステーション30の
箇所において像構成にて荷電される。潜像をかかえた状
態で誘電層23が前進するのに伴い、誘電層23は潜像
がトナー処理されて可視状態にされる現像ステーション
24を通過する。トナーからの液体は除去され、トナー
処理された像が定着手段25において圧力、熱又はスプ
レー定着といった適切な手段により定着可能とされる。 トナー処理され像処理された誘電体23は、加熱プラテ
ン24aを含む現像ステーション24を通過した後、付
着ローラ25を通過する。ステーション26において、
接着剤が誘電層23の像処理された表面上に与えられ、
この接着剤は乾燥手段27において乾燥される。ここで
接着剤は接着性があり、透明な被覆31に付着する状態
になっている。この被覆はポリ塩化ビニルの如き被覆供
給部31から適用される。適用される接着剤は、また、
誘電体の表面にトナーを固着させるのを助け、透明な被
覆31の適用はトナーを誘電層23と被覆31の間に包
囲させる。被覆31は、誘電層23と結合するだけでな
く誘電層23の収縮を防止する。結合された層は、加熱
ロール34を通過し次に冷却ロール32,33に至り、
引続き最終製品として分離ロール33(これも冷却ロー
ルである)から取り外される。
【0064】次に、エンドレスベルト1は、くずの除去
のため適切な清浄ステーション35へ連続的に移動され
、被覆ステーション29において他の誘電層を受入れる
準備態勢に入る。
【0065】図3において、図3におけるエンドレスベ
ルト1上に図2の29における箇所で付着された誘電溶
液よりむしろ膜誘電材料のスプール36が誘電層37を
ベルト1の表面に供給する点を除き、図2にて説明され
た如き段階と同じ順序が続けられる。この誘電層37は
、また、厚さが5.08〜254μm(0.2〜10.
0ミル)にでき、好適には5.08〜38.1μm(0
.2〜1.5ミル)である。誘電層37は、適当な手段
によりベルト1に固着され、誘電層はステーション38
において電気的に放電される。誘電層37は所望ならば
接着剤が適用可能である。誘電層37は次に(図1及び
図2におけるのと同じ方法により)ステーション39に
おいて像が荷電され、現像ステーション40においてト
ナー処理され又は現像され、トナーは定着ローラ又はス
テーション41において定着される。トナーが所定位置
に定着された後、その像処理された膜37はステーショ
ン42へ進められ、そこで接着剤が膜37の像処理され
た表面上に与えられる。この接着剤により、透明な被覆
体がその像処理された誘電層37と結合できる。ステー
ション43において接着剤を接着状態にする目的で、液
体がその接着剤から除去された後、表面に接着剤を備え
ているその像処理された像37が、ステーション47へ
進められる。被覆膜45が被覆スプール36から適用さ
れ、次に、加熱ローラ47に通される。被覆膜は、次に
加熱ローラ47に通され、そこで被覆45が堅固に押さ
れ、その像処理された誘電層37に固定される。誘電層
は次に冷却ローラ48と分離ローラ49へ進められ、そ
こで最終製品50がベルト1から取り外される。エンド
レスベルト1は、次に清浄ブレード又は他の手段51に
より清浄され、誘電材料の他の膜被覆の受入れ及び他の
「像処理サイクル」即ち像処理、現像、定着及び取り外
しサイクルといった循環準備状態になる。
【0066】図4aには図1に関連して説明した最終製
品20の横断面図が示してある。図2及び図3のシステ
ムの最終製品は、2個の誘電層5及び10を有しない点
を除いて図4と製品と類似している。図2において、最
終製品は層23のみを有し、図3において最終製品は層
37のみを有する。この製品20は、図1のシステムが
多色モードにて使用される場合における本発明の結果で
ある。1個以上のカラー・トナー52が誘電層10上に
付着されると、各トナー粒子52は、組込み樹脂接着特
性を呈し、それら誘電層10と又相互に付着を可能とす
る。厚さ76.2〜508μm(3〜20ミル)の透明
なポリ塩化ビニル被覆15は、トナーの包み込みを助け
ると共に像と誘電構造の安定性も与える。その上、被覆
15は誘電層5及び10の収縮を最低にする。タイル又
は壁紙の如き複合最終製品を形成する目的で、誘電体5
の上面にはベース又は基材を層状化できる。任意の装飾
像を電子写真的に供給し、タイル,壁紙,天井又は床製
品用に使用される基材に供給できる。
【0067】図4bにおいて、図2及び図3の最終製品
の横断面が図解してある。図2及び図3においては、誘
電層が1個のみ使用してあり、即ち図2の層23と図3
の層37である。しかしながら、両方の最終製品は同様
に見えるので、図4bでは透明な被覆層31を備えた誘
電層23が示してある。層23と層31の間には定着さ
れたトナー粒子52が示してある。
【0068】図4cにおいては図1の最終製品の横断面
図が示してあり、誘電層5の像処理されていない表面に
(タイル又は壁紙の如き)基材70が取付けてある。接
着を改善することが望ましい場合は、層15,10,5
及び70の任意の層の間に接着剤を付けることができる
。接着剤を使用する場合は、接着剤は透明且つ層の外観
特性又は化学特性を妨害してはならない。基材70は、
単に層5と70の間に接着剤を付け、共に押付けること
により誘電体の像処理されていない表面に付着される。 被覆層15を有するか又は被覆層15に隣接しているも
のと対抗した誘電層の表面に基材60を接続する目的で
適当な手段を使用できる。例えば、付加的基材ステーシ
ョンは、簡便な任意の箇所において、図1、図2又は図
3のシステム内に位置付けることができる。
【0069】前述した全ての図面において、第1像定着
後のある箇所で少なくとも第2像処理のため、同じ印刷
ヘッドへ誘電層を再循環させる手段を使用できる。この
実施態様は、図5に示されたマルチ・ステーション・シ
ステムの代わりに使用されよう。従って、図1、図2及
び図3に示されたシステムは、各々同じステーション即
ち像処理ステーション又は印刷ヘッド、現像ステーショ
ン、現像器又はトナー液除去ステーション及びトナー定
着ステーション及び層状化又は被覆ステーションといっ
たステーションを通じて(第1像)定着後、誘電層を再
循環する慣用的な手段も有することができる。
【0070】図5は、複数個の像処理ステーション及び
トナー処理又は現像ステーションが図5に示されている
点を除き、図2において説明したものと同様の像処理シ
ステム又は印刷システムを示す。図5において液状誘電
体は、被覆ステーション52においてエンドレスベルト
1上に被覆され、液体は乾燥室53で蒸発される。現時
点で約254μm(約10.0ミル)までの最終誘電層
54がベルト1上に残っている。この最終誘電層54は
、次に放電ステーション55において表面放電され、像
が印刷ヘッド56において荷電される。印刷ヘッド56
において形成された潜像は、次に第1カラーの液状トナ
ーが適用された第1現像ステーション57へ移動される
。このトナーからの液体は、乾燥手段58において除去
され、結果的に生じたトナー処理された像が、定着ニッ
プ又はローラ59で定着される。像処理された誘電層5
4は、次に印刷ヘッド71,72及び73を通過し、こ
の印刷ヘッドは潜像に色を付け、又、誘電層は現像ステ
ーション60,61及び62を通過し、これらのステー
ションにおいては色の異なるトナーが適用され、各々定
着ローラ59において定着される。ステーション57,
60,61及び62における各トナーは、誘電層54上
で印刷ヘッド56,71,72及び73により作成され
る選択的潜像に選択的に応答する。最終的な像処理され
た誘電層は、次のステーション63へ進められ、そこで
接着剤がその像表面に与えられ、ステーション64にお
いては液体が接着剤から除去されて、その接着剤を粘性
のあるものとし、透明な被覆65との結合準備状態にす
る。被覆65は、接着層54上に押付けられ、ローラ6
6で加熱される。冷却ローラ67は、熱をその結果的に
層状にされた構造から取除き、この結果的に作成された
構造は、冷却分離ローラ68へ行き、そこで製品69は
ベルト1から取り外される。次に、ベルト1は清浄にさ
れ他の作動又はサイクルのため準備される。
【0071】図6においては、本発明の第1実施態様が
示してあり、ここではアルミニウム製導電性ドラム74
に、要求時にこのドラムを回転させる適当な動力手段が
備えてある。誘電層75の供給源は、ドラム74に対し
流れる関係にて位置付けられ、膜分配手段又は供給源7
5によりドラム上に供給される。好適な厚さが約12.
7〜76.2μm(約0.5〜3.0ミル)の誘電膜7
6が、膜保持ローラ77の周り及びドラム74の表面上
に供給される。使用される誘電膜は、ポリ(塩化ビニル
)からなる白色誘電体であるが、適しているか又は一層
適していれば前述した誘電材料も使用できる。誘電膜7
6がユニット・ステーションAに接近するのに伴い、誘
電膜は放電コロナ78により表面放電され、潜像静電荷
を受入れ保持できる電気的に清浄な誘電層76を確実に
する。所望ならば、各ステーションA〜Dの前に、シス
テム内のコロナ放電78が使用可能である。明瞭化のた
めコロナ放電78はステーションAの手前でのみ図面に
示してある。誘電層76が一旦放電されると、この誘電
層は作動的にステーションAに進められ、そこでイオン
印刷ヘッド79が像構成において第1電荷を付着する。 ステーションAに依然存在する間に、この潜像はトナー
溜め80からの黒色トナー材料と接触している。このト
ナーは、オーストラリア国アデレードのリサーチ・ラボ
ラトリー・オブ・オーストラリアの製造したBPA−0
6と称している。黒色液状トナーが第1潜像に吸着され
た後、液の除去又は蒸発手段81が、液状成分を黒色液
状トナーから除去し、トナーは像定着手段82において
第1潜像又は第1像上に定着される。ステーションAは
、要素79、80、81及び82を含む。圧力定着、ス
プレー定着、熱定着、これらの組合せ又は他の適当な定
着手段といった慣用的な定着方法を像定着手段82にお
いて使用できる。第1像が一旦定着されると、誘電膜7
6はユニット・ステーションBへ進められ、そこで第2
印刷ヘッド83が第2静電潜像を誘電膜76上に付着さ
せる。誘電膜76上のこの第2静電潜像は、次にシアン
液状トナーを含有する第2トナー溜め85へ進められる
。この第2トナーは、オーストラリア国アデレードのリ
サーチ・ラボラトリー・オブ・オーストラリアが製造し
たCPA−04の名称が付けられたトナーで構成されて
いる。シアン液状トナーが潜像と接触し、内部のトナー
粒子が第2潜像に吸着された後、シアン液状トナーの液
状成分が液体除去手段85において除去され、残留する
トナーが定着手段86により第1潜像又は現在のトナー
又は現像された像に定着される。ステーションBは、素
子又は構成要素83、84、85及び86を含み、後続
のステーションは全て同様の構成要素から構成されてい
る。ユニット・ステーションCにおいて、第1及び第2
像処理誘電層76は、第3静電潜像を提供すべく第3イ
オン放射ヘッド87により像荷電される。この第3像は
マゼンタ・カラー・トナーからなる第3液状現像又はト
ナー溜め88へ進められる。このトナーは、オーストラ
リア国アデレードのリサーチ・ラボラトリー・オブ・オ
ーストラリアが製造したMPA−02の名称が付けてあ
る。マゼンタ・トナーが第3潜像に吸着された後、トナ
ーの液状部分が蒸発又は液体除去手段89において除去
され、残留するマゼンタ・トナーは所定位置で定着手段
90の箇所で定着される。像処理された誘電層76は、
次にユニット・ステーションDへ進められ、ここで第4
静電潜像がイオン放射カートリッジ又はヘッド91によ
りその上に付着される。従前のステーションと同様、像
情報が電気的に各印刷ヘッドに伝えられ、そこで印刷ヘ
ッドは誘電膜上のイオンの対応する像付着に応答する。 この第4潜像は、第4液状トナー溜め92へ移動され、
そこでこの溜めにおいてオーストラリア国アデレードの
リサーチ・ラボラトリー・オブ・オーストラリアが製造
したYPA−03と称する黄色のトナーが誘電層76上
で第4像構成にて付着される。液状現像剤は、次に液除
去手段93の箇所で乾燥され、第4像が定着手段94の
箇所で定着される。結果的に着色された像は、層状化ス
テーション95においてポリ塩化ビニルの如き目視的に
透明な材料で被覆される。この被覆96は、像処理され
た誘電層76上に噴霧されるか又は膜被覆層96又は任
意の適当な被覆手段が使用可能である。被覆96の厚さ
は、約76.2〜508μm(約3〜20ミル)である
が、所望ならば、これより厚くできる。像処理された誘
電層76に(膜であれば)被覆96の良好な付着をもた
らす目的で接着剤を使用できる。被覆96は、スプレー
,膜又は任意の他の適当な様式にて適用できる。結果的
に生じた2層の膜(層76及び96)が次に製品層97
として進められ、乾燥ステーション98において乾燥さ
れ且つ分離ステーション99においてシステムから取り
外される。
【0072】2個以上の任意個数のユニット・ステーシ
ョンが本発明の第2実施態様の方法及び装置において使
用可能である。重要な特徴は、像の重ね合わせが簡単且
つ効果的になされるカラー画像化用システムを提供する
ことにある。これは本発明のシステムでは2個以上の像
で達成可能である。乾燥ステーション98における空気
乾燥に引き続く付加的段階が、本発明のシステムで使用
可能であり、即ち厚い基材が製品層97の下側(像処理
されていない)面に取り付けられる箇所である。この基
材は、例えばタイル、壁紙、天井製品又は床製品に使用
されるベース層にできる。この段階は、製品層97を他
の多数の材料又は物体に組み合わせる目的でこの方法の
他の多くの処理後の段階を使用できることから図面には
示されていない。取扱を容易にするため、本発明で使用
される誘電層は、好適には厚さが約12.7〜約76.
2(約0.5〜約3.0ミル)であるが、約254μm
(約10.0ミル)以上までの厚さを使用できる。
【0073】本発明の好適実施態様及び最適な実施態様
について本明細書で説明し添付図面に図解し本発明の基
になる原理を説明したが、本発明の技術思想と範囲から
逸脱せずに多数の改変と修変をなし得ることを理解すべ
きである。
【図面の簡単な説明】
【図1】  第1実施態様として先に説明された本発明
の印刷システムの模式的側面図である。
【図2】  本発明の印刷システムの第1実施態様の態
様の模式的側面図である。
【図3】  本発明の印刷システムの第1実施態様の他
の態様の模式的側面図である。
【図4】  図1,図2において説明され基材と組合さ
れた場合の本発明の多色方法により準備された最終製品
の模式的側面図である。
【図5】  複数個の二重ステーションを利用している
本発明の第1実施態様の印刷システムの側面図である。
【図6】  本発明の第2実施態様の新規な印刷システ
ムの模式的側面図である。
【符号の説明】
1  ベルト 2  1次ローラ 3  付着被覆ステーション 4  蒸発室 5  誘電層 6  誘電ロール・ステーション 7  コロナ放電 8  像ステーション 9  現像ステーション 10  誘電膜 11  プラテン 12  ニップ・ロール 13  スプール 14  ステーション 15  被覆 17  圧力定着ロール 18  温度制御室 19  分離ステーション 20  最終製品

Claims (53)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  誘電層分配装置、エンドレス導電性ベ
    ルト、少なくとも1個の印刷ヘッド、少なくとも1個の
    現像ステーション、少なくとも1個のトナー定着ステー
    ション、少なくとも1個の層状化ステーションと分離ス
    テーションの組合せからなり、組合せにより印刷システ
    ムを形成する非打撃プリンターであって、前記誘電層分
    配装置が前記印刷ヘッド以前の前記システム内の箇所に
    おいて前記エンドレスベルト上に誘電層を提供する装置
    を有し、前記層状化ステーションが層状被覆を前記誘電
    層の電子写真的像処理表面上に付着させて層状誘電層を
    形成する装置を有し、前記分離ステーションが前記層状
    誘電層を前記エンドレス導電性ベルトから分離させるよ
    う前記層状化ステーションに引き続く装置を有している
    非打撃プリンター。
  2. 【請求項2】  前記システムが単色システムである請
    求項1記載のプリンター。
  3. 【請求項3】  前記システムが多色システムである請
    求項1記載のプリンター。
  4. 【請求項4】  前記誘電層分配装置が少なくとも5.
    08μmの厚さにて前記誘電層を供給する装置を有する
    請求項1記載のプリンター。
  5. 【請求項5】  前記誘電層分配装置が約5.08ない
    し約254μmの厚さにて前記誘電層を供給する装置を
    有する請求項1記載のプリンター。
  6. 【請求項6】  前記誘電層分配装置が液状成分にて前
    記エンドレス導電性ベルト上に誘電層を付着させる装置
    を有し、前記プリンターが引続き液状部分を除去して静
    電潜像の受入れと保持を行える誘電層を形成する請求項
    1記載のプリンター。
  7. 【請求項7】  前記システムに各像定着に引続き定着
    像の層状化を行う装置が含まれる請求項1記載のプリン
    ター。
  8. 【請求項8】  前記システムが、前記エンドレスベル
    トからの前記誘電層の分離に引続き少なくとも1個の付
    加的な像処理サイクルを提供する装置を有する請求項1
    記載のプリンター。
  9. 【請求項9】  前記層状化誘電層の像処理されていな
    い表面にベース又は基材を取り付ける装置を前記層状化
    ステーションに引続き前記システム内に有する請求項1
    記載のプリンター。
  10. 【請求項10】  前記印刷ヘッド以前の前記システム
    内の箇所において前記誘電層を前記エンドレスベルトの
    表面に供給する膜分配装置を有する請求項1記載のプリ
    ンター。
  11. 【請求項11】  組み合わされて印刷システムを提供
    する、エンドレス導電性ベルト、前記エンドレスベルト
    上の誘電層、前記誘電層を像的に荷電する少なくとも1
    個の印刷ヘッド、少なくとも1個の像現像ステーション
    、少なくとも1個の現像液除去ステーション、少なくと
    も1個のトナー定着ステーション、少なくとも1個の層
    状化ステーション及び分離ステーション、前記エンドレ
    ス導電性ベルト上に第1誘電層を付着する装置、少なく
    とも第2像荷電のため前記誘電層を印刷ヘッドへリサイ
    クルする装置、最後の分離ステーションを越えて連続的
    に進める装置、実質的に全ての前記第1誘電層を前記エ
    ンドレス導電性ベルトから取り外す前記分離ステーショ
    ンにある装置、少なくとも第2誘電層を前記エンドレス
    導電性ベルト上に付着できる装置へ前記分離ステーショ
    ンを越えて前記エンドレス導電性ベルトを進める装置及
    び前記第2誘電層を前記印刷ヘッドへ進め連続的に後続
    のステーションに進める装置を備えており、前記誘電層
    は静電潜像を受取り保持することができる実質的に連続
    した表面を有し、前記エンドレス導電性ベルトはこのベ
    ルトを各ステーションを通じて進める装置を有している
    非打撃プリンター。
  12. 【請求項12】  複数個のトナー現像ステーションを
    有する請求項11記載のプリンター。
  13. 【請求項13】  前記現像ステーション以前に位置付
    けられた複数個の印刷ヘッドを有する請求項11記載の
    プリンター。
  14. 【請求項14】  層状化ステーション以前で前記誘電
    層の像処理に引続き前記誘電層に接着剤を与える装置を
    有する請求項11記載のプリンター。
  15. 【請求項15】  前記誘電層に対して基材を提供する
    装置を有し、前記装置が前記分離ステーションに引続き
    前記システム内に位置付けてある請求項11記載のプリ
    ンター。
  16. 【請求項16】  以下の各ステーション、即ち、第1
    誘電層分配ステーション、誘電放電ステーション、印刷
    ヘッド像処理ステーション、像現像ステーション、液蒸
    発ステーション、像定着ステーション、接着剤適用ステ
    ーション、基材分配ステーション、層状化ステーション
    及び分離ステーションの各ステーションの少なくとも1
    つを順次前記システムが含み、前記プリンターが前記ス
    テーションの多数のパスを通じて前記エンドレス導電性
    ベルトの前進を繰り返す装置を有する請求項11記載の
    プリンター。
  17. 【請求項17】  前記誘電層全てが少なくとも5.0
    8μmの厚さを有する請求項11記載のプリンター。
  18. 【請求項18】  前記誘電層が全て約5.08μmな
    いし約254μmの厚さを有する請求項11記載のプリ
    ンター。
  19. 【請求項19】  前記誘電層が全て液状組成にて前記
    エンドレス導電性ベルト上に付着され、静電潜像を受取
    り保持できる誘電層を形成すべく液状部分を引続き除去
    する装置を有する請求項11記載のプリンター。
  20. 【請求項20】  少なくとも1つの順序にて以下の段
    階、即ち、誘電層をエンドレス導電性ベルトの表面に供
    給する段階、前記誘電層の少なくとも1つの表面を電気
    的に放電する段階、前記誘電層の先に放電された表面上
    に像荷電を提供する段階、前記誘電層を現像ステーショ
    ンと現像液除去ステーションに引続き通し前記像電荷が
    可視像にされる段階、前記可視像を前記誘電層の表面に
    定着する段階、前記可視像を層状層で被覆する段階、層
    状化された像の誘電層を形成すべく前記層状層を前記誘
    電層の前記表面に定着する段階、前記層状化された像の
    誘電層を前記エンドレス導電性ベルトから取り外す段階
    、前記エンドレス導電性ベルトを清浄にする段階及び前
    記諸段階を連続的に繰り返して所望の製品を得る段階か
    ら成る電子写真方法。
  21. 【請求項21】  誘電体を含有する液体を前記表面上
    に付着することにより前記誘電層が前記エンドレス導電
    性ベルトの表面に供給され、液状部分を蒸発させて適当
    な電子写真特性を有する誘電層を形成する請求項20記
    載の方法。
  22. 【請求項22】  誘電膜分配装置により前記誘電層が
    前記エンドレスベルトの表面に供給される請求項20記
    載の方法。
  23. 【請求項23】  前記誘電層が、前記層状化の前に、
    複数個のパスにおいて順次像処理され、現像され且つ定
    着される請求項20記載の方法。
  24. 【請求項24】  前記誘電層が、複数個のパスにおい
    て順次像処理され、現像され且つ定着され更に前記層状
    体が各パスで各現像画像上に付着される請求項20記載
    の方法。
  25. 【請求項25】  基材ステーションにおいて、厚い基
    材が層状表面に対向する前記誘電層の表面上に設けられ
    、前記基材ステーションが、前記エンドレスベルトから
    の前記層状像処理された誘電層の除去前に設けられる請
    求項20記載の方法。
  26. 【請求項26】  誘電材料の5.08μmないし25
    4μmの厚さの層が前記エンドレス導電性ベルトの表面
    に供給される請求項20記載の方法。
  27. 【請求項27】  前記誘電層が前記清浄化に引続き前
    記エンドレス導電性ベルトに連続的に供給される請求項
    20記載の方法。
  28. 【請求項28】  導電性ドラム、前記ドラムを回転さ
    せる動力装置、誘電層分配装置、少なくとも2個の像ト
    ナー処理ステーション、被覆ステーションと誘電層分離
    ステーションで印刷システムを形成することの組合せか
    らなり、前記誘電分配装置が第1像トナー処理ステーシ
    ョン以前に前記システム内の箇所で前記導電性ドラム上
    に誘電層を提供する装置を有すること、前記第1像トナ
    ー処理ステーションに引続き位置付けられた少なくとも
    1個の付加的像トナー処理ステーション、前記各像トナ
    ー処理ステーションが連続的に少なくとも1個のイオン
    放射印刷ヘッド及び少なくとも1個のトナー処理ユニッ
    トを含むこと、前記トナー処理ユニットが前記誘電層の
    直前に位置付けられたイオン放射印刷ヘッドにより前記
    誘電層上に付着される潜像をトナー処理する装置を有す
    ること、前記被覆ステーションが前記誘電層分離ステー
    ション以前に前記第1像トナー処理ステーションに引続
    き前記システム内に位置付けられていることの組合せか
    ら成る非打撃プリンター。
  29. 【請求項29】  前記像トナー処理ステーションが異
    なる色のトナー溜めを含む請求項28記載のプリンター
  30. 【請求項30】  前記像トナー処理ステーションが前
    記誘電層の通過時に順次前記誘電層を像荷電し像トナー
    処理する請求項28記載のプリンター。
  31. 【請求項31】  各像トナー処理ステーションが少な
    くとも1個のイオン放射プリンター・ヘッド、少なくと
    も1個の液状トナーの溜め、少なくとも1個の液除去装
    置を含み、前記液除去装置が液体を現像画像から除去す
    るよう適合していることから成る請求項28記載のプリ
    ンター。
  32. 【請求項32】  各像トナー処理ステーションが少な
    くとも1個のイオン放射プリンター・ヘッド、少なくと
    も1個の液状トナーの溜め、少なくとも1個の液体除去
    装置及び少なくとも1個のトナー定着装置を含む請求項
    28記載のプリンター。
  33. 【請求項33】  前記システムが前記イオン放射プリ
    ンター・ヘッドと前記トナー処理ユニットに引続く箇所
    において前記各像トナー処理ステーション内に少なくと
    も1個のトナー定着装置を含む請求項28記載のプリン
    ター。
  34. 【請求項34】  被覆乾燥構造が前記誘電層分離ステ
    ーション以前の箇所で前記システム内に位置付けてある
    請求項28記載のプリンター。
  35. 【請求項35】  前記誘電分配装置が、誘電材料の層
    を前記誘電層分離ステーションにおける前記誘電層の除
    去速度と実質的に等しい割合にて前記導電性ドラムの表
    面に連続的に供給する請求項28記載のプリンター。
  36. 【請求項36】  少なくとも4個の像トナー処理ステ
    ーションが前記導電性ドラムの周り及びその上方に順次
    位置付けられ、前記各ステーションが他のトナーとは異
    なる着色液状トナーの供給源を有する請求項28記載の
    プリンター。
  37. 【請求項37】  導電性ドラム、前記ドラムを回転さ
    せる動力装置、誘電層分配装置、少なくとも2個の像ト
    ナー処理ステーション、誘電被覆ステーションと誘電層
    分離ステーションの組合せで印刷システムを形成するこ
    とから成り、前記誘電層分配装置がいずかの像トナー処
    理ステーション以前の前記システム内の箇所において前
    記導電性ドラム上に誘電層を提供するように適合されて
    おり、前記誘電層分配装置の直後でシステム内に位置付
    けられ前記誘電層の表面を電気的に放電するよう適合さ
    れた放電装置、前記放電装置後方に位置付けられた第1
    像トナー処理ステーション及び前記第1像トナー処理ス
    テーションに引続き位置付けられた少なくとも1個の付
    加的像トナー処理ステーションを備え、前記各像トナー
    処理ステーションが少なくとも1個のイオン放射プリン
    ト・ヘッドと少なくとも1個のトナー処理ユニットを含
    み、前記トナー処理ユニットがユニット前に位置付けら
    れたイオン放射ヘッドにより前記誘電層上に付着された
    潜像をトナー処理し又は現像する装置を有し、前記誘電
    被覆ステーションが前記誘電層分離ステーション以前で
    はあるが前記像トナー処理ステーションに引続き前記シ
    ステム内に位置付けられている非打撃プリンター。
  38. 【請求項38】  前記像トナー処理ステーションが異
    なる色のトナー溜めを含む請求項37記載のプリンター
  39. 【請求項39】  前記像トナー処理ステーションが前
    記誘電層の通過時に前記誘電層を順次像荷電し像をトナ
    ー処理する請求項37記載のプリンター。
  40. 【請求項40】  各像トナー処理ステーションが少な
    くとも1個のイオン放射プリンター・ヘッド、少なくと
    も1個の液状トナーの溜め及び少なくとも1個の液体除
    去装置を含み、前記液体除去装置が現像画像から液体を
    除去するよう適合していることから成る請求項37記載
    のプリンター。
  41. 【請求項41】  各像トナー処理ステーションが少な
    くとも1個のイオン放射プリンター・ヘッド、少なくと
    も1個の液状トナーの溜め、少なくとも1個の液体除去
    装置及び少なくとも1個のトナー定着装置を含む請求項
    37記載のプリンター。
  42. 【請求項42】  前記システムが、前記イオン放射プ
    リンター・ヘッドと前記トナー処理ユニットに引続く箇
    所で前記各像トナー処理ステーション内に、少なくとも
    1個のトナー定着装置を含む請求項37記載のプリンタ
    ー。
  43. 【請求項43】  被覆乾燥構造が前記誘電層分離ステ
    ーション以前の箇所において前記システム内に位置付け
    てある請求項37のプリンター。
  44. 【請求項44】  前記誘電分配装置が、前記誘電層分
    離ステーションにおける前記誘電層の除去割合と実質的
    に等しい割合にて誘電材料の層を前記導電性ドラムの表
    面に連続的に供給する請求項37記載のプリンター。
  45. 【請求項45】  少なくとも4個の像トナー処理ステ
    ーションが続的に前記導電性ドラムの周り及びその上方
    に位置付けられ、前記各ステーションが他のトナーとは
    異なる着色液状トナーの供給体を有する請求項37のプ
    リンター。
  46. 【請求項46】  誘電層又は材料の層を導電性ドラム
    の表面に供給する段階、前記誘電層の少なくとも1個の
    表面を電気的に放電する段階、前記誘電層の先に放電さ
    れた表面上に最初の静電潜像電荷を与える第1ステーシ
    ョンにおいて一連の像トナー処理ステーションを通じて
    前記誘電材料を連続的に進める段階、前記静電潜像電荷
    を第1トナー処理装置へ通しそこで当該電荷が可視像に
    なされる段階、前記可視像を前記誘電層の表面に定着さ
    せる段階、第2静電潜像が前記誘電層上に付着され次に
    前記第2静電潜像が第2可視像に変えられる第2トナー
    処理装置においてトナー処理される少なくとも第2ステ
    ーションへ前記誘電層を引続き進める段階、前記第2可
    視像を定着させる段階、所望の最終着色像が得られる迄
    前記方法を続行する段階、被覆により前記所望の最終着
    色像を被覆する段階及び結果的に生じた像処理及び被覆
    された誘電層を前記ドラムから取り外すか又は分離する
    段階から成る電子写真方法。
  47. 【請求項47】  異なる色が前記各像トナー処理ステ
    ーションにて提供される請求項46記載の方法。
  48. 【請求項48】  異なる静電潜像が前記各像トナー処
    理ステーションにて提供される請求項46記載の方法。
  49. 【請求項49】  前記各像トナー処理ステーションが
    異なる潜像を前記誘電材料上に付着させる装置を有し、
    他の像トナー処理ステーションとは異なる色のトナーで
    前記異なる潜像をトナー処理する装置を有する請求項4
    6記載の方法。
  50. 【請求項50】  各トナー処理された像が次の像トナ
    ー処理ステーションへの前進前に定着される請求項46
    記載の方法。
  51. 【請求項51】  前記像処理され被覆された誘電層の
    前記ドラムからの除去前に前記誘電層が少なくとも4個
    の像トナー処理ステーションを通じて進められる請求項
    46の方法。
  52. 【請求項52】  前記像処理され被覆された誘電層の
    前記ドラムからの除去前に前記実質的に透明な被覆体が
    乾燥される請求項46記載の方法。
  53. 【請求項53】  前記各像トナー処理ステーションに
    おいて形成されトナー処理された各像が、先の像と重ね
    られ又は結合され着色像を提供すべく形成されたされる
    請求項46記載の方法。
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