JPH04234087A

JPH04234087A - 弦楽器

Info

Publication number: JPH04234087A
Application number: JP3153740A
Authority: JP
Inventors: Floyd D Rose; フロイド・ディー・ローズ
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1990-07-23
Filing date: 1991-05-30
Publication date: 1992-08-21
Also published as: EP0468943A2; EP0468943A3

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、一般的にはギターのよ
うな弦楽器に関し、特に本体のスタイルを変えることな
く、オクターブ領域を更に延ばすことにより、ネック　
（ｎｅｃｋ）　のフィンガーボード　（ｆｉｎｇｅｒｂ
ｏａｒｄ）の演奏可能な範囲を拡げることができるネッ
ク取着構造　（ｎｅｃｋ　ｍｏｕｎｔｉｎｇ　ａｒｒａ
ｎｇｅｍｅｎｔ）　　に関する。

【０００２】

【従来の技術】これまで、種々のサイズと形状のギター
本体が製造されてきた。人気を博し続けている１つの特
定の形状として、例えば、米国特許第２，９７６，７５
５号に示されるような「ストラット」　（”Ｓｔｒａｔ
”）　　形状と広く呼ばれているものがある。この形状
は、ネックベース（ｎｅｃｋ　ｂａｓｅ）　の両側でギ
ター本体に比較的大きなＵ字状のノッチを形成すること
により得られる。ネックベースの右側に対するノッチは
、多くの場合、ギター本体に一層深く切り込まれて、非
対称の外観を提供している。

【０００３】ストラット形状とすることにより満足な形
状が得られるだけでなく、ノッチがより深いので、指は
、隣接するギター本体の一部を除去することにより、ネ
ックベースにおけるフィンガーボードの一層高いオクタ
ーブ範囲に容易にアクセスすることができる。

【０００４】ギターは、ギター本体にボルトで固定する
ことにより交換自在とすることができるネックを有する
ような構造とするのが好ましい。かかる構造とすること
により、より高価なエレクトロニクス部品およびブリッ
ジハードウェアを組み込んでいるギター本体の寿命期間
中に壊れたりあるいは曲がったりする可能性のあるネッ
クを一層低コストで交換することができる。更にまた、
２片構成のギターは、ギター本体とネックとが一片構成
となっているギターの製造に要するコストと比較して一
層低いコストで製造することができる。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この２
片構成のギターは、このような利点があるにも拘らず、
ストラットスタイルのギターを構成する場合には、デザ
インを考慮することが更に必要となる。

【０００６】即ち、ギター本体のＵ字状ノッチ部は、ネ
ックベースのギター本体に対する連結を弱める傾向があ
る。この連結部に十分な強度を与えるために、ギター本
体の一部を延長部材として、ネックベースの下側に沿っ
て延ばすことが行なわれている。その結果、この延長部
材は、ギター本体のノッチが形成された部分により許容
される一層高いオクターブの部分にあるネックのフィン
ガーボードに対する指のアクセスを妨害することになる
。

【０００７】ネックベースをギター本体に取着するため
に、種々の構成が考え出されているが、これらの構造は
、ストラットスタイルのギターにおいて所望されている
ようにネックのフィンガーボードの高いオクターブの部
分に対して制限を受けずにアクセスすることができるよ
うに、本体の延長部材を取り除くようにはなっていない
。

【０００８】例えば、米国特許第４，２９０，３３６号
には、ネックのベース端部を受けるようになっているキ
ャビティを有するストラットスタイルの本体が開示され
ている。金属プレートが、キャビティの下にあり、かつ
、延長部材に沿ってネックのチューニング端部へ向けて
延びるギター本体の表面に配置されている。ネックは、
金属プレートを介してベース端部の中へ延びる複数のボ
ルトにより取着されている。

【０００９】ねじを使用した同様の構成が米国特許第３
，５５０，４９６号に記載されている。この構成におい
ては、互いに整合して配設された一対のスラスト吸収金
属ワッシャが更に設けられており、一方のワッシャはネ
ックのベース端部内に配置され、他方は受けキャビティ
内に配置されている。ボルトが外側金属プレートを介し
て受けられており、ネックのベース端部内に取着された
ワッシャと螺合するようになっている。

【００１０】これらのワッシャにより、ボルトは、調整
時にギターのネックが回動することができる軸線素子と
して、かつ、ギターのネックの望ましくない傾動を阻止
するロック素子として、更にはまたギターの弦のスラス
トを吸収する剪断力吸収素子（ｓｈｅａｒ−ａｂｓｏｒ
ｂｉｎｇ　ｅｌｅｍｅｎｔ）　として作用することがで
きる。

【００１１】更に、止めねじをワッシャの一方に螺挿し
て他方のワッシャと係合させることにより、ギター本体
の面に対するネックの傾動の程度を変えることができる
ようにすることができる。このような構成にしても、ネ
ックのフィンガーボードのより高いオクターブに対する
指のアクセスを妨害するギター本体の延長部材は依然と
して存在するので、ストラットスタイルのギターの欠点
がもたらされる。

【００１２】演奏性　（ｐｌａｙａｂｉｌｉｔｙ）　　
をネックのフィンガーボードの一層高いオクターブまで
拡げることによりストラットスタイルのギターが生ずる
上記欠点を克服しようと、種々の構成が考え出されてい
る。ウォッシュバーン・ケーシー７０　（Ｗａｓｈｂｕ
ｒｎ　ＫＣ７０）　　のギターにおいてこのような構成
の１つが見受けられるが、この構成は、妨害をより少な
くするように本体の延長部材を面取した「カリフォルニ
アカット」　（”Ｃａｌｉｆｏｒｎｉａ　ｃｕｔ”）　
と呼ばれている。カリフォルニアカットは、演奏性をあ
る程度まで改善することができるが、妨害となる延長部
材を依然として有している。

【００１３】かかる構成の別のものがウォッシュバーン
・チャレンジャ　（Ｗａｓｈｂｕｒｎ　Ｃｈａｌｌｅｎ
ｇｅｒ）　　と「ビー」シリーズ　（”Ｂ”　ｓｅｒｉ
ｅｓ）　ギターにおいて見受けられる。しかしながら、
ネックとギター本体とを十分な強度をもって結合させる
ためには、ネックを本体に挿通する構造　（ｎｅｃｋ　
ｔｈｒｏｕｇｈ　ｂｏｄｙ　ｃｏｎｓｔｒｕｃｔｉｏｎ
）　にすることが必要となる。このような構造とするた
めには、ギター本体の下側の大部分を切り取って、大幅
に延長されたネックベースをギター本体の長手方向に沿
って収容することが必要となる。

【００１４】ネックにボルトを有する延長されたネック
ベースを除去するかかる構造の変形例が、ウォッシュバ
ーン・イーシー２６・アトランティス　（Ｗａｓｈｂｕ
ｒｎ　ＥＣ２６　Ａｔｌａｎｔｉｓ）　ギターにおいて
見られる。この構造によれば、延長部材が除去されると
ともに、ストラットスタイルのもととなるＵ字状のノッ
チを形成するギター本体の部分が切除される。このスト
ラットスタイルを再構成するために、ネックのベース端
部にはギター本体のなくなった部分を埋めるガセット　
（ｇｕｓｓｅｔ）　が配設されている。

【００１５】湾曲した金属プレートがギター本体の下側
に配置されていて、ネックベースをガセットおよびネッ
クベースの領域に取着するようにしている。このような
構造としたにも拘らず、ネックのベース端部にガセット
を取着してストラットスタイルにすると、魅力的な外観
を発揮することができない。

【００１６】このように、強度のある取着構造を用いて
ボルトまたはネックを備えるとともに、演奏性を改善す
るようにネックのフィンガーボードの一層高いオクター
ブへ制限を受けずにアクセスすることができるストラッ
トスタイルのギターが依然として待望されている。

【００１７】

【課題を解決するための手段】本発明によれば、フィン
ガーボードを提供するとともにベース端部を有する細長
いネックと、該ネックの前記ベース端部の少なくとも一
部を受けるように端部にキャビティが形成された楽器本
体と、前記ネックの前記ベース端部を前記キャビティ内
において前記本体に連結する連結手段とを備えた弦楽器
が提供されている。

【００１８】この弦楽器は、前記連結手段が前記本体と
前記ネックの前記ベース端部との間において前記キャビ
ティ内に収容されるプレートを備え、該プレートは前記
キャビティ内の位置と前記ネックの前記ベース端部の下
にある前記キャビティの外側の位置との間を延びる延長
部と前記プレートを前記ネックの前記ベース端部および
前記本体に取着する取着手段とを有することを特徴とす
る構成を備えている。

【００１９】本発明によればまた、フィンガーボードを
提供するとともにベース端部を有する細長いネックと、
該ネックの前記ベース端部の少なくとも一部を受けるよ
うに端部にキャビティを有する楽器本体と、前記ネック
の前記ベースを前記キャビティ内において前記本体に取
り外し自在に連結する連結手段とを備えた弦楽器が提供
されている

【００２０】この弦楽器は、前記連結手段が前記本体と
前記ネックの前記ベース端部との間において前記キャビ
ティ内に収容されるプレートを備え、該プレートは前記
ネックの前記ベース端部を越えた前記キャビティ内の位
置と前記ネックの前記ベース端部の下にある前記キャビ
ティの外側の位置との間を延びる延長部と、前記プレー
トを前記ネックの前記ベース端部に取着する第１の取着
手段と、前記プレートを前記キャビティの前記延長部内
において前記本体に取着する第２の取着手段とを有する
ことを特徴とする構成を備えている。

【００２１】更にまた、本発明によれば、フィンガーボ
ードを提供するとともにベース端部を有する細長いネッ
クと、上面および下面を有するとともに一端において上
面から内部へ延びかつネックのベース端部の少なくとも
一部を収容するキャビティを有する楽器本体と、ネック
のベース端部をキャビティ内において本体に取り外し自
在に連結する連結手段とを備えた弦楽器が提供されてい
る。

【００２２】連結手段は本体をネックのベース端部との
間でキャビティに収容されるプレートを備え、該プレー
トは一端がキャビティ内においてネックのベース端部を
越えて延びるとともに他端がネックのベース端部の下に
位置するキャビティの外側を延びており、連結手段は更
にキャビティ内の一の位置とキャビティの外側の別の位
置においてプレートをネックのベース端部に取り外し自
在に取着する第１の取着手段と、第１の取着手段間の一
の位置とキャビティ内におけるネックのベース端部を越
える別の位置においてプレートを本体に取り外し自在に
取着する複数の第２の取着手段とを備えることを特徴と
する構成の弦楽器が提供されている。

【００２３】

【作用】上記構成の本発明の弦楽器においては、前記連
結手段が前記本体と前記ネックの前記ベース端部との間
において前記キャビティ内に収容されるプレートは、上
記のように、延長部と取着手段とを備え、延長部材は前
記キャビティ内の位置と前記ネックの前記ベース端部の
下にある前記キャビティの外側の位置との間を延び、取
着手段は前記プレートを前記ネックの前記ベース端部お
よび前記本体に取着するように作用する。

【００２４】また、取着手段は第１と第２の取着手段か
ら構成することができ、第１の取着手段は前記プレート
を前記ネックの前記ベース端部に取着し、第２の取着手
段は前記プレートを前記キャビティの前記延長部内にお
いて前記本体に取着する作用を行う。

【００２５】

【実施例】以下、本発明を図面に関して説明するが、図
面において、同一の参照番号は、同じまたは対応する部
材を示す。図１には、参照番号１００で全体示されかつ
本発明に係るギターネック取着構造を備えたストラット
スタイルのギターが図示されている。

【００２６】ギター１００は、特有のストラットスタイ
ルを提供するように長さが異なる一対のＵ字状ノッチ１
０４，１０６が形成された造形本体　（ｓｈａｐｅ　ｂ
ｏｄｙ）　１０２を備えている。対をなすＵ字状ノッチ
１０４，１０６間の本体１０２に、フィンガーボード１
１０とチューニングヘッド１１２とを有する細長いネッ
ク１０８がボルトで固定されているとともに、本体から
外方へ延びるように配設されている。

【００２７】チューニングヘッドは、対応する複数の音
響ギターの弦１１６の一端を受ける複数のチューニング
ペグ　（ｔｕｎｉｎｇ　ｐｅｇ）　１１４を支持してい
る。従来と同時に、ギターの弦１１６は、フィンガーボ
ード１１０の下を延びて、もう一方の自由端部が本体１
０２に取着されたブリッジ１１８に取着されている。ネ
ック１０８のベース端部に隣接して、音響ピックアップ
１２０とプラスチックのカバープレート１２２とが、以
下に説明するように配設されている。

【００２８】本発明のギターネック取着構造を詳細に説
明するに先立って、本発明の作用効果を容易に理解する
ことができるようにするため、公知のストラットスタイ
ルのギターのネック取着構造について簡単に説明する。

【００２９】図２および図３には、ストラットスタイル
のギターのネック取着構造が図示されている。ギターの
本体１０２には、ネック１０８のベース端部１２６を受
けるようになっている、導き出されたキャビティ　（ｒ
ｏｕｔｅｄ　ｏｕｔ　ｃａｖｉｔｙ）　　１２４が配設
されている。ストラットスタイルを特徴づけるＵ字状の
ノッチ１０４と１０６とにより、ネック１０８のベース
端部１２６を支持するギター本体１０２の取着部は一般
に、比較的小さくなる。その結果、ネック構造に対するボルトの機械的連結は、
本質的に弱いものとなる。

【００３０】このため、本体１０２には、ネック１０８
のベース端部１２６の下を延びる延長部材１２８が設け
られている。この延長部材１２８は、点線１３０から延
びるギターの本体１０２の部分として一般には示されて
いる。ネック１０８を本体１０２に取着するために、金
属プレート１３２が延長部材１２８とギター本体の一部
との下に配置され、複数のねじまたはボルト１３４によ
り取着されている。かかるタイプのネック取着構造は、
上記米国特許第４，２９０，３３６号に開示されている
。

【００３１】このネック取着構造はネックにボルトを使
用することができるが、フィンガーボード１１０の演奏
性に関して著しい欠点がある。即ち、延長部材１２８は
、演奏者の手に対して妨害となり、演奏者の指がピック
アップ１２０に隣接したフィンガーボードの末端の高い
オクターブに届くのを妨げている。かかる欠点は、図４
および図５に関して以下において説明する本発明のネッ
ク取着構造により除去される。

【００３２】本発明のネック取着構造は、金属プレート
１３６を配設して、先行技術の、妨害となる延長部材１
２８を除去するものである。図５に明瞭に示すように、
キャビティ１３８が、ギター本体１０２の上面１４０を
介して導き出され、ネックの端部を越えた位置まで延び
て、参照番号１４１により全体が示されているスペース
を提供している。金属プレートは、矩形パターンに配置
された４つのねじ１４２によりネック１０８のベース端
部１２６により取り外し自在に取着される。

【００３３】ギター１０８のベース端部１２６と取着さ
れた金属プレート１３６は、キャビティ１３８内に配置
される。図示のように、金属プレートは長手方向の約３
分の２が、キャビティ１３８の底壁１４４を形成するギ
ター本体１０２の部分により支持されるとともに、キャ
ビティの端部壁１４５に隣接した位置まで延びている。金属プレート１３６は次に、金属プレート内の対応する
ねじ付き開口１４８と螺合する矩形パターンに配設され
た４つのボルト１４６によりギター本体１０２に取り外
し自在に取着される。

【００３４】一対のボルト１４６は、図５に示すように
、ギター本体１０２の縁部に隣接して離隔して配設され
たねじ４２間に配設されている。もう一対のボルト１４
６は、スペース１４１の下側に配置されている。ボルト
１４６をこのように離隔して配置することにより、ネッ
ク取着構造の安定性を高めることができる。ピックアッ
プ１２２は、ネック１０８の端部に隣接してキャビティ
内に配置され、カバー１２２がキャビティ１３８の残り
の開放部分即ちスペース１４１内に配設されている。

【００３５】ストラットスタイルは、ギター本体１０２
に、Ｕ字状ノッチ１０４の一部を形成する一体ガセット
１５０を設けることにより確保される。ガセット１５０
は、ネック１０８のベース端部１２６と金属プレート１
３２とを合わせた肉厚よりも一般に小さい肉厚に形成さ
れることにより、ネック１０８のベース端部１２６にお
いて演奏者の手を妨害しないようにしている。

【００３６】本発明を特定の実施例に関して説明したが
、上記実施例は本発明の原則および適用を単に例示する
に過ぎないものである。従って、特許請求の範囲に記載
の本発明の精神と範囲とから逸脱することなく、数多く
の修正を実施例に関して行なうことができるとともに、
他の構成も採用することができるものである。

【００３７】

【発明の効果】本発明のギターネック取着構造は上記の
ように構成されているので、ネックのベース端部におけ
るネックのフィンガーボードのオクターブの高い部分を
制限を受けずに演奏することができるとともに、ストラ
ットスタイルのギターの安定性を高めるネックのボルト
が得られる。ネックが壊されまたは折られるなどして、
ネックが万一損傷を受けた場合には、上記したネック取
着構造を使用して容易に取り外すことができるとともに
、簡単に交換することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係るギターネック取着構造を備えたス
トラットスタイルのギターを示す平面図である。

【図２】先行技術に係るストラットスタイルのギターの
ギターネック取着構造を上方から見た部分斜視図である
。

【図３】図２に示すギターネック取着構造を下方から見
た部分斜視図である。

【図４】本発明に係るストラットスタイルのギターのギ
ターネック取着構造を下方から見た部分斜視図である。

【図５】本発明に係るギターネック取着構造を示す図１
の５−５線部分断面図である。

【符号の説明】

１００　　ギター１０２　　ギター本体１０４　　Ｕ字状ノッチ１０６　　Ｕ字状ノッチ１０８　　ネック１１０　　フィンガーボード１１２　　チューニングヘッド１１４　　チューニングペグ１１６　　弦１１８　　ブリッジ１２０　　ピックアップ１２２　　カバープレート１２４　　キャビティ１２６　　ベース端部１２８　　延長部材１３２　　金属プレート１３４　　ねじまたはボルト１３６　　金属プレート１４０　　上面１４１　　スペース１４２　　ねじ１４４　　底壁１４６　　ボルト１５０　　ガセット

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】　　フィンガーボードを提供するとともに
ベース端部を有する細長いネックと、該ネックの前記ベ
ース端部の少なくとも一部を受けるように端部にキャビ
ティを有する楽器本体と、前記ネックの前記ベース端部
を前記キャビティ内において前記本体に連結する連結手
段とを備えた弦楽器において、前記連結手段は前記本体
と前記ネックの前記ベース端部との間において前記キャ
ビティ内に収容されるプレートを備え、該プレートは前
記キャビティ内の位置と前記ネックの前記ベース端部の
下にある前記キャビティの外側の位置との間を延びる延
長部と前記プレートを前記ネックの前記ベース端部およ
び前記本体に取着する取着手段とを有することを特徴と
する弦楽器。
【請求項２】　　前記キャビティは前記本体内において
前記ネックの前記ベース端部を越えて延びることにより
スペースを提供することを特徴とする請求項１に記載の
弦楽器。
【請求項３】　　前記スペース内には音響ピックアップ
が配設されていることを特徴とする請求項２に記載の弦
楽器。
【請求項４】　　前記プレートは前記ピックアップの下
を延びることを特徴とする請求項１乃至３のいずれかに
記載の弦楽器。
【請求項５】　　前記プレートの前記延長部の約３分の
２は前記キャビティ内に収容されていることを特徴とす
る請求項１乃至３のいずれかに記載の弦楽器。
【請求項６】　　前記プレートは前記取着手段を受ける
複数の開口を備えることを特徴とする請求項１乃至３の
いずれかに記載の弦楽器。
【請求項７】　　前記プレートは前記取着手段と解放自
在に係合する複数のねじ付き開口を有することを特徴と
する請求項１乃至６のいずれかに記載の弦楽器。
【請求項８】　　前記取着手段は複数のねじ付きボルト
からなることを特徴とする請求項７に記載の弦楽器。
【請求項９】　　前記弦楽器はギターであることを特徴
とする請求項１乃至８のいずれかに記載の弦楽器。
【請求項１０】　　前記ネックの前記ベース端部の一部
は前記キャビティの外側を延びることを特徴とする請求
項１乃至９のいずれかに記載の弦楽器。
【請求項１１】　　フィンガーボードを提供するととも
にベース端部を有する細長いネックと、該ネックの前記
ベース端部の少なくとも一部を受けるように端部にキャ
ビティを有する楽器本体と、前記ネックの前記ベースを
前記キャビティ内において前記本体に取り外し自在に連
結する連結手段とを備えた弦楽器において、前記連結手
段は前記本体と前記ネックの前記ベース端部との間にお
いて前記キャビティ内に収容されるプレートを備え、該
プレートは前記ネックの前記ベース端部を越えた前記キ
ャビティ内の位置と前記ネックの前記ベース端部の下に
ある前記キャビティの外側の位置との間を延びる延長部
と、前記プレートを前記ネックの前記ベース端部に取着
する第１の取着手段と、前記プレートを前記キャビティ
の前記延長部内において前記本体に取着する第２の取着
手段とを有することを特徴とする弦楽器。
【請求項１２】　　前記ネックの前記ベース端部の一方
の側に沿って延びるように前記本体から形成されたガセ
ットを備え、該ガセットは前記キャビティに隣接した前
記本体の肉厚よりも小さい肉厚を有することを特徴とす
る請求項１１に記載の弦楽器。
【請求項１３】　　前記楽器本体は上面および下面を有
し、前記キャビティは前記上面から延びており、前記第
１の取着手段は前記キャビティ内の一の位置において前
記プレートを前記ネックの前記ベース端部に取り外し自
在に取着する複数の第１の取着手段からなり、前記第２
の取着手段は前記第１の取着手段間の一の位置と前記キ
ャビティ内における前記ネックの前記ベース端部を越え
た別の位置とにおいて前記プレートを前記本体に取り外
し自在に取着する複数の第２の取着手段からなることを
特徴とする請求項１１に記載の弦楽器。
【請求項１４】　　前記キャビティは前記本体内におい
て前記ネックのベース端部を越えて延びてスペースを提
供することを特徴とする請求項１１乃至１３のいずれか
に記載の弦楽器。
【請求項１５】　　前記スペース内には音響ピックアッ
プが配設されていることを特徴とする請求項１１乃至１
３のいずれかに記載の弦楽器。
【請求項１６】　　前記プレートは前記ピックアップの
下を延びることを特徴とする請求項１１乃至１３のいず
れかに記載の弦楽器。
【請求項１７】　　前記プレートの前記延長部の約３分
の２は、前記キャビティ内に収容されていることを特徴
とする請求項１１乃至１４のいずれかに記載の弦楽器。
【請求項１８】　　前記プレートは前記取着手段を受け
る複数の開口を備えることを特徴とする請求項１１また
は１２に記載の弦楽器。
【請求項１９】　　前記プレートは前記取着手段と解放
自在に係合する複数のねじ付き開口を有することを特徴
とする請求項１１または１２に記載の弦楽器。
【請求項２０】　　前記取着手段は複数のねじ付きボル
トからなることを特徴とする請求項１９に記載の弦楽器
。
【請求項２１】　　前記楽器はギターであることを特徴
とする請求項１１乃至１３のいずれかに記載の弦楽器。
【請求項２２】　　前記ネックの前記ベース端部の一部
は前記キャビティの外側を延びることを特徴とする請求
項１１乃至１３のいずれかに記載の弦楽器。
【請求項２３】　　前記ガセットと前記本体の隣接部分
は前記ネックの前記ベース端部に隣接してＵ字状ノッチ
を形成することを特徴とする請求項１２に記載の弦楽器
。