JPH04233943A - 無定形コポリアミドおよびその製造方法ならびに成形品の製造方法 - Google Patents

無定形コポリアミドおよびその製造方法ならびに成形品の製造方法

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JPH04233943A
JPH04233943A JP3186058A JP18605891A JPH04233943A JP H04233943 A JPH04233943 A JP H04233943A JP 3186058 A JP3186058 A JP 3186058A JP 18605891 A JP18605891 A JP 18605891A JP H04233943 A JPH04233943 A JP H04233943A
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JP
Japan
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mol
copolyamide
carbon atoms
acid
fatty acids
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JP3186058A
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English (en)
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Helmut Thullen
ヘルムート トゥレン
Eduard Schmid
エドゥアルト シュミット
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Inventa AG fuer Forschung und Patentverwertung
Uhde Inventa Fischer AG
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EMS Inventa AG
Inventa AG fuer Forschung und Patentverwertung
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G73/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing nitrogen with or without oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule, not provided for in groups C08G12/00 - C08G71/00
    • C08G73/02Polyamines
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G69/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a carboxylic amide link in the main chain of the macromolecule
    • C08G69/02Polyamides derived from amino-carboxylic acids or from polyamines and polycarboxylic acids
    • C08G69/26Polyamides derived from amino-carboxylic acids or from polyamines and polycarboxylic acids derived from polyamines and polycarboxylic acids
    • C08G69/34Polyamides derived from amino-carboxylic acids or from polyamines and polycarboxylic acids derived from polyamines and polycarboxylic acids using polymerised unsaturated fatty acids

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  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高いガラス転移温度、
剛性および衝撃強度を有すると同時に吸水性の少ない成
形体を製造するために優れている新規コポリアミドおよ
び該コポリアミドの製造方法ならびに該コポリアミドの
成形体製造のための使用に関する。
【0002】
【従来の技術】熱可塑性的に加工可能なポリアミドは、
半結晶および無定形のホモポリアミドとコポリアミドと
に分けることができる。
【0003】半結晶ポリアミドは工業用熱可塑性樹脂の
主要な1つの群を構成する。該樹脂から製造された成形
体は、高い強度、剛性、粘性および表面硬度により、良
好な摩耗抑制ならびに際立った化学薬品安定性および圧
力腐食安定性により優れている。しかしながら、この半
結晶のホモポリアミドとコポリアミド、例えば融点の高
いホモポリアミドPA6およびPA6,6の使用能力は
、その水分吸収傾向およびそれと結びついた、剛性と強
度の低下の原因となるガラス転移温度の低下により著し
く影響される。
【0004】硬質無定形コポリアミドは、一般に結晶化
を阻止する構造を有する芳香族ジカルボン酸およびジア
ミンから製造する、その際該コポリアミドは、他のコモ
ノマー、例えばアミノ酸、ラクタムおよびジアミンとジ
カルボン酸とからなる塩を含有することができる。その
つど使用されるモノマーの選択により、そのようなコポ
リアミドの特性を幅広い範囲内で意図的に変化させるこ
とができる。
【0005】既に述べたように、ガラス転移温度は湿分
吸収により低下し、それにより剛性と強度も低下する。 同様にそれにより成形品の高い使用温度がかなり低下し
、このことは該成形品の使用可能性の著しい制限を生ず
る。
【0006】無定形コポリアミドは、例えば以下の特許
明細書に記載されている:英国特許第619707号明
細書、スイス国特許第449257号明細書、米国特許
第2494563号明細書、同第3842045号明細
書、同第3840501号明細書、特公昭47−115
02号公報、米国特許第2969482号明細書、同第
3597400号明細書、西ドイツ国特許第21598
03号明細書およびスイス国特許第624970号明細
書。
【0007】ポリアミドおよびコポリアミドを製造する
ために、ポリマー、特に二量体化された脂肪酸を使用す
ることも公知である。該物質は、例えば接着剤および潤
滑剤ポリマー化学で使用される。二量体化された脂肪酸
の構造および特性は、例えばヘンケル−エメリイ/ゴー
ダ(Henkel−Emery/Gouda(NL))
社の表題“Empol Dimer−and Poly
 basic Acids Techn. Bulle
tin”114の刊行物に記載されている。これらの二
量体化された脂肪酸は特殊な重合反応により、少なくと
も18個の炭素原子を有するモノマーの不飽和脂肪酸か
ら得られる。一官能性、二官能性、三官能性および多官
能性の、種々の比の酸を有する多くの生成物が存在する
。熱可塑性ポリアミドを製造するためには、例えば90
%および特に97%の高い二量体割合を有するタイプが
有利である。
【0008】更に二量体化された脂肪酸は、表面被覆剤
および接着剤のためにポリアミドで使用することができ
る(米国特許第3231545号明細書参照)。印刷イ
ンキのためのアルコール溶解性補助剤は、ベルギー国特
許第804604号明細書および英国特許第11291
95号明細書に記載されている。
【0009】カナダ国特許第861620号明細書には
、1−アミノ−3−アミノメチル−3,5,5′−トリ
メチルシクロヘキサン、選択的に他のジアミンおよび特
に全酸割合の少なくとも25モル%の二量体化された脂
肪酸からなるポリアミドが記載されており、この場合に
有利なジカルボン酸としてセバシン酸を使用する。これ
らの公知コポリアミドは低い剛性を有する。特に全酸に
対して25モル%より多いモル割合の芳香族ジカルボン
酸の、ガラス転移温度Tgと剛性に対する影響は、該カ
ナダ国特許明細書には認められない、このことは例えば
該明細書に記載されたコポリアミドが特に柔軟な製品、
例えば接着剤、靴用接着剤およびフィルムを製造するた
めに使用されるという事実から明らかである。
【0010】多くの工業的使用目的のためには、湿分、
例えば高い大気湿度を作用させてまたは水と接触させて
その特性を維持できる、高い剛性と強度を有する熱可塑
性的に加工可能な合成樹脂が要求される。その際吸湿性
は、ガラス転移温度ができるだけ少ない影響を受ける、
すなわち湿分吸収によりわずかに低下するように、低い
べきである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、高い
ガラス転移温度と同時に高い強度、剛性、粘性および熱
成形安定性を有する硬質コポリアミドを提供することで
あった、その際ガラス転移温度は湿分吸収によりほとん
ど劣化されるべきでない。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記課題は、請求項1に
もとづく無定形コポリアミドにより解決される。請求項
10および11には該無定形コポリアミドの製造方法お
よび使用法が記載されている。
【0013】従って本発明は、a)式I:
【0014】
【化2】
【0015】〔式中、R1,R2,R3およびR4は1
〜3個の炭素原子を有するアルキル基を表す〕で示され
る少なくとも1種の脂環式ジアミン50モル%、b)二
量体化された脂肪酸5〜25モル%およびc)少なくと
も1種の芳香族ジカルボン酸25〜45モル% 〔その際a)からc)までの成分のモル合計は合わせて
100%である〕ならびにd)2〜20個の炭素原子を
有する脂肪族ジアミン、6〜12個の炭素原子を有する
芳香族−脂肪族ジアミン、6〜20個の炭素原子を有す
る脂肪族ジカルボン酸および4〜14個の炭素原子を有
するアミノ酸とラクタムの群からなる他のポリアミド形
成モノマー、成分a)、b)およびc)の合計に対して
50モル%までからなる無定形コポリアミドは、少ない
吸水性とそれによるガラス転移温度のわずかな変化を示
し、従って該コポリアミドから製造される成形体が高い
強度、剛性および熱成形安定性を有し、その際これらの
特性は該成形体が高温で湿分の影響にさらされる場合で
も維持されるという意想外な認識にもとづいている。
【0016】50%未満のモル割合で、本発明にもとづ
くポリアミドは、モノマーとして他のジアミンとジカル
ボン酸を含有することができる。
【0017】脂環式ジアミンとして、有利には、3位と
5位でアルキル基および/またはアルキルアミノ基でお
よび1位でアミノ基で置換されたシクロヘキサンの誘導
体を使用する。特に有利な方法では、以下ジアミンとし
て称する1−アミノ−3−アミノメチル−3,5,5′
−トリメチルシクロヘキサンを使用する。
【0018】特に適当な無定形コポリアミドは、a)R
1,R2,R3およびR4が1〜3個の炭素原子を有す
るアルキル基を表す式Iで示される少なくとも1種の脂
環式ジアミン50モル%、 b)二量体化された脂肪酸5〜12モル%およびc)少
なくとも1種の芳香族ジカルボン酸38〜45モル% 〔その際モル合計は合わせて100%である〕からなる
コポリアミドで示されるものである。
【0019】本発明にもとづく無定形コポリマーに使用
される二量体化された脂肪酸b)としては、特に、前記
のHenkel−Emery/Gouda(NL)社の
他の刊行物に記載される化合物、すなわち少なくとも1
8個の炭素原子を有する不飽和脂肪酸に由来するそのよ
うなものが該当する。少なくとも90重量%、特に有利
には少なくとも97重量%の二量体割合を有する、本発
明にもとづく二量体化された脂肪酸を使用するのが有利
である。水素化されかつ蒸留され、それにより明るい固
有色を有する二量体化された脂肪酸が有利である。
【0020】本発明にもとづく無定形コポリアミドに使
用する芳香族ジカルボン酸c)としては、有利には1個
以上の核を有し、場合により置換された芳香族ジカルボ
ン酸、例えばイソフタル酸、テレフタル酸、ナフタリン
ジカルボン酸、t−ブチルイソフタル酸または1,1,
3−トリメチル−3−フェニルインダン−4′,5−ジ
カルボン酸もしくはその混合物を使用する。イソフタル
酸およびテレフタル酸または有利にはイソフタル酸少な
くとも25モル%を有するこれらの酸の混合物が特に有
利である。
【0021】本発明にもとづく無定形コポリアミドに使
用することができるポリアミド形成モノマーd)として
は、ポリアミド製造に常用のモノマー、例えば6〜20
個の炭素原子を有する脂肪族ジカルボン酸、2〜20個
の炭素原子を有する脂肪族ジアミンおよび/または6〜
12個の炭素原子を有する芳香族−脂肪族ジアミン、例
えばm−キシリデンジアミンまたはp−キシリデンジア
ミンが該当する。更に4〜14個の炭素原子を有するア
ミノ酸およびラクタムを使用することができる。
【0022】本発明にもとづく特に有利なコポリアミド
は、1−アミノ−3−アミノメチル−3,5,5′−ト
リメチルシクロヘキサンと、全モル割合多くとも12%
、すなわちカルボキシル基に対するモル割合多くとも2
4%を有する二量体化された脂肪酸、特に芳香族酸割合
の主成分としてのイソフタル酸からなる芳香族ジカルボ
ン酸とからなるものである。
【0023】本発明にもとづく無定形コポリアミドは、
硬質かつ透明であり、95℃〜180℃の高いガラス転
移温度を示す、その際該ガラス転移温度は、使用の際に
低い吸湿性にもとづき、従来技術水準による無定形コポ
リアミドに比してごくわずか低下するにすぎない。ガラ
ス転移温度は、二量体化された脂肪酸の芳香族ジカルボ
ン酸に対する比により調整することができる。例えば少
なくとも90重量%の二量体割合を有する二量体化され
た脂肪酸を有するジアミンならびにイソフタル酸からな
る本発明にもとづくコポリアミドを製造する場合は、そ
のTgは二量体割合25モル%では97℃、二量体割合
12.0モル%では158℃、および二量体割合わずか
7.5モル%では約177℃である。
【0024】すでに述べたように、本発明にもとづく無
定形コポリアミドの際立った特性は低い吸湿性にあり、
その際ガラス転移温度はごくわずかしか低下せず、従っ
て成形安定性、透明度および剛性は十分に維持される。 それにより、本発明にもとづくコポリアミドに対して、
従来のコポリアミドもまたポリアミドも使用できなかっ
た使用範囲が開かれる。
【0025】例えばジアミン50モル%、二量体化され
た脂肪酸12モル%、イソフタル酸21モル%およびテ
レフタル酸17モル%からなるコポリアミドは室温およ
び相対湿度50%での状態調節で水1.3重量%を吸収
するにすぎず、その際ガラス転移温度は158℃から1
38℃に低下する。
【0026】更に、本発明にもとづくコポリアミドは高
い剛性と衝撃強度により優れている。実地における所定
の使用のためにノッチ付衝撃強さが十分でない場合は、
ポリアミドによく使用される衝撃強度変性剤を常用の量
で加えることにより、該強度を高めることができる。こ
のような衝撃強度変性剤は、例えば芯/外被ポリマーま
たは無水マレイン酸とグラフトしたオレフィンエラスト
マーである。
【0027】本発明にもとづくコポリアミドは、高い分
子量にまで縮合可能であり、該コポリアミドを製造する
ために使用されるオートクレーブから容易に取り出すこ
とができる。付加的なモノマーとしてラクタムを使用し
ない場合は、該コポリアミドはきわめてわずかの残留抽
出量を有する。鎖長調節は、例えば一官能性の作用化合
物、例えばモノカルボン酸、例えば安息香酸または酢酸
、もしくはモノアミン、例えばシクロヘキシルアミンま
たはイソトリデシルアミンの適切な添加により容易に可
能である。
【0028】更に、本発明にもとづくコポリアミドは、
常用のポリアミド変性剤を装入して変性し、そのつどの
使用目的に適合させることができる。熱安定剤として例
えば立体ヒンダートフェノールを使用することができ、
同様にホスフィットまたは銅−ハロゲンタイプの熱安定
剤も使用できる。更に本発明にもとづくコポリアミドに
、光安定剤、例えばヒンダートアミンまたはオキサゾリ
ン誘導体または熱安定剤と光安定剤を組合せて加えるこ
ともできる。有機染料または無機顔料を使用した着色が
可能である。耐侯性は、例えば場合によりフェノールま
たは銅ハロゲン安定剤と組み合わせたカーボンブラック
の添加により改良することができる。
【0029】更に、本発明にもとづくコポリアミドは、
前記の衝撃強度変性のほかに鉱物繊維、ガラス繊維もし
くは他の無機または有機繊維の使用により強化すること
ができ、更にハロゲン化合物、赤燐もしくは水を分離す
る物質、例えば水酸化マグネシウムの使用により、耐火
性に調整することができる。衝撃強度を高めるために、
例えばハロゲンタイプの防炎剤の添加と組み合わせたエ
ラストマー添加も可能である。
【0030】本発明にもとづくコポリアミドは、有利に
は射出成形法により、湿分含量による影響の少ない、高
いガラス転移温度と高い剛性および衝撃強度により優れ
た成形品、特に薄い壁厚を有する成形品を製造するため
に容易に使用することができる。更に該コポリアミドは
、押出し成形により硬質の管または例えば光導波体のた
めの硬質の管または外被に加工することができる。フィ
ルムの範囲で、該コポリアミドを他のポリマーと組み合
わせて、例えば同時押出し法により加工することができ
る。
【0031】
【実施例】本発明を以下の実施例により説明する。
【0032】以下に本発明にもとづくコポリアミドの製
造およびその特性の測定を記載する。以下の測定を実施
した: 1  吸水性 相対大気湿度50%において 相対大気湿度100%において 2  DSC測定: 材料の測定 相対大気湿度50%で平衡含水率の達成後相対大気湿度
100%平衡含水率の達成後DSC測定は以下の装置で
実施した: タイプ:熱分析機  1091  B“サーマルアナラ
イザー” 製造元:Du Pont 試料を毎分20℃で加熱した。
【0033】ガラス転移温度を湿った状態で再現可能に
測定できるように、試料を鋼鉄製の特殊な平鍋に満たし
かつ密閉した。
【0034】特殊な平鍋 タイプ:大容量カプセル 製造元:Perkin Elmer 3  ドイツ工業規格(DIN)第53727号にもと
づくm−クレゾール中0.5%溶液としての相対粘度本
発明によるコポリアミドは、ポリアミド製造のための常
用のオートクレーブ内で製造することができる。
【0035】得られた反応混合物の調製は、個別にいわ
ゆる溶解容器内で溶解物調製するかまたは直接オートク
レーブ内で実施することができる。溶解物調製容器また
は溶解容器が前方に接続されている場合は、そこでその
ために必要な量の水を添加して、中和反応、すなわち塩
形成を実施するのが有利である。その際、熱および密閉
された容器では圧力上昇が生ずる。必要な場合は、付加
的に撹拌下および熱供給下で、均質の、良好に撹拌可能
な混合物が生成するまで加熱することができる。その際
縮合反応が開始する160℃〜180℃の温度を越えて
はならない。
【0036】溶融物調製および縮合は、不活性ガス雰囲
気で、特に窒素を導入してオートクレーブ内で実施する
、水蒸気は例えば圧縮段階中、完全にまたは部分的に不
活性ガス雰囲気を形成することもありうる。
【0037】重縮合反応は有利には圧縮段階を阻止して
開始する。このことは、ポリマー形成の最初の段階にお
ける揮発性モノマー成分の好ましくない損失を減少する
。圧縮段階中、溶融物を緩慢に加熱することができる。 一般には、緩慢にかつ段階的に放圧する。大気圧に到達
した際に、連続的に窒素を溶融物の上に導く、その際同
時に縮合反応を進行させる、該縮合反応は、付加的に真
空にすることにより促進することができる。
【0038】圧縮段階および引き続くガス抜き段階中、
溶融物を連続的に撹拌する。
【0039】圧縮段階に対しては、約200℃〜280
℃の温度に、同時に圧力を2〜30バールに上昇して、
脱気段階および重縮合段階に対しては、約240℃〜3
20℃の温度に維持し、それによりすべての末端基のポ
リマー合計が300マイクロ当量/gポリマー未満のポ
リマーを得る。
【0040】   例           ジアミン          二
量体化された脂肪酸     芳香族ジカルボン酸  
        (モル%)            
(モル%)              (モル%)N
r.1  ジアミン(50)   二量体酸2(12.
0)    IPS(21.1)          
                         
                  TPS(16.
9)Nr.2  ジアミン(50)   二量体酸1(
10.0)    IPS(40.0)Nr.3  ジ
アミン(50)   二量体酸1(  7.5)   
 IPS(42.5)   比較例:Nr.4 主として:ヘキサメチレンジアミン43モル%、ジアミ
ン7モル%、IPS45モル%およびTPS5モル%か
らなる無定形コポリアミド。
【0041】Nr.5 主として:ヘキサメチレンジアミン29.0モル%1−
アミノ−3−アミノメチル−3,5,5′−トリメチル
シクロヘキサン19.0モル% カプロラクタム4.5モル% TPS31.5モル%およびIPS15.5モル%から
なる無定形コポリアミド。
【0042】Nr.6 ジアミンおよび二量体酸1をベースとした無定形コポリ
アミド、カナダ国特許第861620号明細書の例Aに
相当。
【0043】Nr.7 ジアミンおよび二量体酸1をベースとしたコポリアミド
、カナダ国特許第861620号明細書の例IIbに相
当。
【0044】Nr.8 ジアミンおよび二量体酸1をベースとしたコポリアミド
、カナダ国特許第861620号明細書の例IIfに相
当。
【0045】略号の説明:ジアミン=1−アミノ−3−
アミノメチル−3,5,5′−トリメチルシクロヘキサ
ン 二量体酸1=単量体<  0.1%、二量体>98.0
%、三量体<  1.0%およびその他<  1.0%
の含量を有する二量体化された脂肪酸混合物(Unic
hema Internat.のPripol 100
9)。
【0046】二量体酸2=単量体約  4.0%、二量
体約91.0%および三量体約  5.0%の含量を有
する二量体化された脂肪酸混合物(Henkel Em
ery社のEmpol  1014)。
【0047】IPS=イソフタル酸 TPS=テレフタル酸 以下のように個々の実施例を実施した:例1 20l−オートクレーブ内で以下の遊離体および添加物
を溶解器に入れた: ジアミン      2.720kg(15.97モル
%)二量体酸2    2.190kg(  3.84
モル%)イソフタル酸  1.120kg(  6.7
4モル%)テレフタル酸  0.897kg(  5.
40モル%)3−アミノ−1−シクロヘキシルアミノプ
ロパン0.019kg(0.12モル) 安息香酸                     
     0.015kg(0.12モル) 次亜燐酸二水素ナトリウム一水化物  0.020kg
(0.19モル) 水                        
        0.500kg消泡剤       
                     0.00
5kgアミン:酸全体比  1:1(鎖長調整剤を含む
)該混合物を圧力20バールで250℃に2時間加熱し
、脱気段階で260℃から295℃に4時間加熱した。 ポリマーをストランドとして取り出し粒状化した。
【0048】   結果:相対粘度                
                      1.2
94        NH2末端基:        
                      34ミ
リモル/g        COOH末端基:    
                       65
ミリモル/g        溶融粘度(122.6N
/270℃)            603Pa・s
      ガラス転移温度            
                      158
℃例2: 20l−オートクレーブ内で以下の遊離体および添加物
を溶解器に入れた: ジアミン      3.274kg(19.22モル
%)二量体酸2    2.195kg(  3.83
モル%)イソフタル酸  2.195kg(15.31
モル%)3−アミノ−1−シクロヘキシルアミノプロパ
ン0.044kg(0.28モル) 次亜燐酸二水素ナトリウム一水化物  0.025kg
(0.24モル) 水                        
        0.500kg消泡剤       
                     0.00
5kgアミン:酸全体比  1:1(鎖長調整剤を含む
)混合物を圧力20バールで260℃に2時間加熱し、
脱気段階で260℃から295℃に4時間加熱した。ポ
リマーをストランドとして取り出し粒状化した。
【0049】   結果:相対粘度                
                      1.2
80        NH2末端基:        
                      45ミ
リモル/g        COOH末端基:    
                       47
ミリモル/g        溶融粘度(122.6N
/270℃)            987Pa・s
      ガラス転移温度            
                      158
℃例3: 20l−オートクレーブ内で以下の遊離体および添加物
を溶解器に入れた: ジアミン      3.441kg(20.21モル
%)二量体酸2    1.730kg(  3.02
モル%)イソフタル酸  2.842kg(17.11
モル%)2−アミノ−1−シクロヘキシルアミノプロパ
ン0.044kg(0.28モル) 次亜燐酸二水素ナトリウム一水化物  0.020kg
(0.19モル) 水                        
        0.500kg消泡剤       
                     0.00
5kgアミン:酸全体比  1:1(鎖長調整剤を含む
)混合物を圧力20バールで260℃に2時間加熱し、
脱気段階で260℃から295℃に4時間加熱した。ポ
リマーをストランドとして取り出し粒状化した。
【0050】   結果:相対粘度                
                        1
.325        NH2末端基:      
                         
 49ミリモル/g        COOH末端基:
                         
    54ミリモル/g        溶融粘度(
122.6N/270℃)            1
875Pa・s      ガラス転移温度     
                         
      177℃
【0051】
【表1】
【0052】第1表と第2表に製造されたコポリアミド
の特性をまとめて記載した。
【0053】その際、第2表は、大気湿度を100%と
50%での状態調整後の吸湿性にもとづくTgのわずか
な変化を明記している。この利点は、湿った空気中でお
よび100℃をこえる温度で使用するために特に重要で
ある、一方比較物質は、その高い吸水性とTg低下にも
とづき、煮沸水中でおよび約100℃の温度では使用で
きない。
【0054】第2表:吸水性およびガラス転移温度該表
は、コポリアミド中の異なる割合の二量体酸における吸
水性の依存度およびガラス転移温度の変化を示す。
【0055】
【表2】

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  a)式I: 【化1】 〔式中、R1,R2,R3およびR4は1〜3個の炭素
    原子を有するアルキル基を表す〕で示される少なくとも
    1種の脂環式ジアミン50モル%、 b)二量体化された脂肪酸5〜25モル%およびc)少
    なくとも1種の芳香族ジカルボン酸25〜45モル% 〔その際a)からc)までの成分のモル合計は合わせて
    100%である〕ならびにd)2〜20個の炭素原子を
    有する脂肪族ジアミン、6〜12個の炭素原子を有する
    芳香族−脂肪族ジアミン、6〜20個の炭素原子を有す
    る脂肪族ジカルボン酸および4〜14個の炭素原子を有
    するアミノ酸とラクタムの群からなる他のポリアミド形
    成モノマー、成分a)、b)およびc)の合計に対して
    50モル%までからなる無定形コポリアミド。
  2. 【請求項2】  通常の使用条件の添加剤を含有する請
    求項1記載のコポリアミド。
  3. 【請求項3】  a)R1,R2,R3およびR4が1
    〜3個の炭素原子を有するアルキル基を表す式Iで示さ
    れる少なくとも1種の脂環式ジアミン50モル%、b)
    二量体化された脂肪酸5〜12モル%およびc)少なく
    とも1種の芳香族ジカルボン酸38〜45モル% 〔その際モル合計は合わせて100%である〕からなる
    請求項1または2に記載のコポリアミド。
  4. 【請求項4】  脂環式ジアミンが1−アミノ−3−ア
    ミノメチル−3,5,5′−トリメチルシクロヘキサン
    である請求項1から3までのいずれか1項記載のコポリ
    アミド。
  5. 【請求項5】  二量体化された脂肪酸が長鎖不飽和脂
    肪酸に由来する請求項1から4までのいずれか1項記載
    のコポリアミド。
  6. 【請求項6】  二量体化された脂肪酸が少なくとも9
    0重量%の二量体割合を有する請求項1から5までのい
    ずれか1項記載のコポリアミド。
  7. 【請求項7】  二量体化された脂肪酸が18個の炭素
    原子を有する脂肪酸から二量体化される請求項5または
    6記載のコポリアミド。
  8. 【請求項8】  芳香族ジカルボン酸がイソフタル酸ま
    たはテレフタル酸もしくはこれらの酸の混合物からなる
    請求項1から7までのいずれか1項記載のコポリアミド
  9. 【請求項9】  芳香族ジカルボン酸の割合がイソフタ
    ル酸少なくとも25モル%からなる請求項8記載のコポ
    リアミド。
  10. 【請求項10】  請求項1記載のコポリアミドを製造
    する方法において第一段階で水蒸気雰囲気下および2〜
    30バールの圧力下で200℃〜280℃の温度で前縮
    合を実施し、溶融物を放圧後撹拌下および不活性ガス雰
    囲気下で、常圧または真空で、およそ240℃〜320
    ℃の温度で、末端基合計が300マイクロ当量/gポリ
    マー未満に低下するまで縮合させることを特徴とするコ
    ポリアミドの製造方法。
  11. 【請求項11】  請求項1記載のコポリアミドを使用
    することを特徴とする湿分含量による影響の少ない、高
    いガラス転移温度と高率の剛性および衝撃強度を有する
    成形品の製造方法。
JP3186058A 1990-07-27 1991-07-25 無定形コポリアミドおよびその製造方法ならびに成形品の製造方法 Pending JPH04233943A (ja)

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