JPH04232465A - 固相イムノアッセイ - Google Patents

固相イムノアッセイ

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JPH04232465A
JPH04232465A JP3132740A JP13274091A JPH04232465A JP H04232465 A JPH04232465 A JP H04232465A JP 3132740 A JP3132740 A JP 3132740A JP 13274091 A JP13274091 A JP 13274091A JP H04232465 A JPH04232465 A JP H04232465A
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hiv
antigen
antibodies
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Emerson W Chan
エマーソン・ダブリュー・チャン
Werner Schulze
ヴェルナー・シュルツェ
William G Robey
ウィリアム・ジェラルド・ロベイ
Brian P Braun
ブライアン・ピー・ブラウン
Cynthia K Daluga
シンシア・ケイ・ダラガ
Andreas A Kapsalis
アンドレアス・エイ・カプサリス
Kevin M Knigge
ケビン・エム・ニーゲ
John E Stephens
ジョン・イー・スティーブンス
Ii Joseph J Stojak
ジョゼフ・ジェイ・ストヤック・ザ・セカンド
David S Vallaris
デイビッド・エス・バラリー
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般にイムノアッセイ
法に関する。さらに詳しくは、試料中の抗体の存在を検
出および確認するための改良半自動アッセイシステムに
関する。
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】ヒト
免疫系は、種々の抗原に対する抗体を産生することによ
り感染に応答する。産生される抗体の数および各異なる
抗体の量は、感染因子および抗体応答を開始させた特定
の抗原に依存する。
【0002】感染を測定するために現在市販されている
スクリーニング試験は、抗体の存在を検出するための酵
素イムノアッセイ(EIAs)に基づいている。一般に
、そのような試験では、感染因子の抗原を含む部分精製
溶解液をコーティングしたポリスチレンビーズやマイク
ロタイターウエルなどの固相支持体が利用される。該コ
ーティング固相支持体に試料を接触させ、試料中に存在
し該抗原に特異的な抗体を該固相支持体上に捕捉させ、
かくして抗原−抗体複合体を生成させる。この抗原−抗
体複合体を、シグナルを生成する検出可能な結合体で標
識した第二の抗体と接触させて、抗原−抗体−抗−抗体
複合体を生成させる。試料中の抗体の存在および量は、
該結合体複合体によって生成したシグナルを検出するこ
とにより決定される。しかしながら、上記部分精製溶解
液は、不純物および不釣合いな量の種々の抗原を含んで
いるかもしれず、また重要な抗原性ポリペプチドを欠失
しているかもしれない。これら欠点は、アッセイの感度
および特異性の両方に悪影響を与える。さらに、伝統的
な確認試験のために充分な量の部分精製溶解液を調製す
ることはしばしば困難であり、所望の抗原が欠失してい
ることは精製の問題を大きくする。
【0003】これらスクリーニング試験はまた、非特異
的な反応性を有することが知られている[たとえば、メ
ネトーブ(J.E.Menetove)ら、Lance
t:1213(1987年11月21日);バーンズ(
D.Barnes)、Science238:884〜
885(1987);パケット(A.Puckett)
ら、Lancet、714(1988年3月26日)参
照]。大部分の非特異性は、感染因子の上記溶解液中に
存在する正常ヒト抗原との免疫反応性によるものである
。正常ヒト抗原(細胞タンパク質不純物)は、感染因子
を増殖させるのに使用した組織培養細胞または他の培地
に由来するものであり、部分精製溶解液の主要な構成成
分である。
【0004】ヒト免疫不全ウイルス(HIV)の主要な
表面抗原であるgp120およびHIVの経膜抗原であ
るgp41は、ウイルス精製の間に容易に失われる[ゲ
ルダーブラッド(H.Gelderblood)ら、V
irology156:171〜176(1987)]
。それゆえ、これらHIVエンベロープ抗原は、ウイル
ス溶解液中に充分に表されない。
【0005】従って、現在利用できる認可されたHIV
のスクリーニング試験で得られた反応性の結果を確証す
るために確認試験が必要となる。そのような確認試験を
行うためのプロトコールには、一般に、スクリーニング
試験を繰り返して反応性の試料を確認し、ついで、これ
ら繰り返し試験した反応性の試料についてウエスタンブ
ロッティング(WB)試験を行って反応性のスクリーニ
ング結果を確認することが含まれる。WB試験によって
も反応性である試料は、HIV暴露に対して陽性である
とされる。
【0006】典型的なウエスタンブロッティング試験は
、ゴードン(Gordon)らの米国特許第4,452
,901号に記載されている。この試験では、還元条件
下、ウイルス溶解液の抗原をサイズに基づいてSDS−
PAGEにより分離する。ついで、ゲル中の目に見えな
い抗原バンドを、そのままでニトロセルロースのシート
に電気泳動的に移動させる(トランスブロットさせる)
。ついで、このシートをバンドに直角にストリップにカ
ッティングする。これらストリップを個々の試料と反応
させ、反応性の抗体をスクリーニングアッセイと類似の
EIAsにより検出する。得られた発色反応から、試料
が血清陽性である抗原を示す染色バンドのパターンが得
られる。それゆえ、WB試験は、個々の抗体と反応性の
ウイルス溶解液中の抗原を別々に可視化することができ
るので、スクリーニング試験に比べて有利である。加え
て、バンド間領域の非ウイルス性の反応性を同定し、無
視することができる。
【0007】伝統的なスクリーニングアッセイに比べて
ウエスタンブロッティング試験が上記利点を有するにも
かかわらず、WB試験は欠点を有する[たとえば、バイ
バーフェルト(G.Biberfeld)ら、Lanc
et ii:289〜290(1986);バン・デ・
ポエル(C.L.Van de Poel)ら、Lan
cet ii:752〜754(1986);およびク
ルース(A.M.Courouce)ら、Lancet
 ii:921〜922(1986)参照]。WB試験
のような伝統的なイムノブロッティング法は、ウイルス
溶解液の抗原濃度が変化するので再現性を欠く。
【0008】WB試験は、特にHIVエンベロープ(E
NV)抗原に関して感度を欠くことが報告されている[
サー(A.Saah)ら、J.Clin.Micro.
259:1605〜1610(1987)]。本発明者
らは、このことが、一部はウイルスの成熟および精製の
間に主要な表面抗原gp120が優先的に失われること
、一部はgp120が還元感受性であるという事実によ
るものであることを観察した。その抗原性は、還元SD
S−PAGEを利用するWB試験において特に減少する
。さらに、血清学的に最も重要なHIV経膜ENV抗原
gp41[サムガドハラン(M.G.Samgadha
ran)ら、Ann.Inst.Pasteur/Vi
rol.138:133〜136(1987)]は、変
化する糖付加によりウエスタンブロット上に拡散バンド
を典型的に与える。このバンドは、p24抗原により生
成したバンドと比較すると極めて弱いものである。さら
に、このgp41反応性のバンドは、組換えp41抗原
を利用したブロットと比較すると特に弱い。
【0009】ウエスタンブロッティング試験はまた、多
くの非特異的反応性を与える。これら非特異的反応性は
、真の抗原バンドとしばしば重複するバンドを与える。 たとえば、p24のみの反応性、p17のみの反応性、
典型的でないgp41の反応性、またはp70のみの反
応性は、おそらく偽りの反応性である。
【0010】さらに、WB試験は、余分の反応性バンド
を与えるが、これは一部は部分開裂または非開裂のウイ
ルス前駆体タンパク質によるものであり、主要な抗原バ
ンドの間に現れる。これら余分の反応性はまた、ウイル
ス抗原の凝集または分解によるものでもある。たとえば
、HIV gp120バンドは、gp41の3量体凝集
物によるものであるかもしれない[ゾラ−パズナー(S
.Zolla−Pazner)ら、New Engla
nd J.Med.320:18〜19(1989)]
。HIV gp41およびgp24の両方とも、電気泳
動中の還元条件にもかかわらず2量体、3量体および4
量体を生成することが知られている。本発明者らは、モ
ノクローナル抗体を用い、HIV gp120が他の2
つのバンド、gp80およびgp45にも現れることを
観察した。これら2つのバンドは、それぞれgp120
のN末端側の2/3およびC末端側の1/3を表してい
る。これらは、おそらくgp120の特別の開裂の結果
得られるウイルス溶解液中の分解生成物であろう。
【0011】WB試験に伴う他の問題としては、nef
、VRP、VPVなどの制御タンパク質の存在による主
要でない反応性バンド;試験を行うのに要する時間(通
常、一夜のインキュベーション工程が含まれる);試験
が手動の性格を有すること;視覚で読み取ることに基づ
く試験結果の主観性;および試験する試料当たり特定の
ウイルスを1株しか検出できないことなどが挙げられる
。それゆえ、WB確認試験は、感度が悪く(とりわけ、
重要なHIV ENVマーカーに関して)、付加的な非
特異的および特異的なバンドが多数存在し、バンドの同
定を困難にし所要時間が長くなる技術的問題を有する。
【0012】感染因子の溶解液をWB試験に用いること
に伴う上記問題は、所望の抗原ポリペプチドを種々の異
種細胞系で発現させることにより一部は回避される。こ
れらの系では遺伝子組み換え技術を用い、目的の感染因
子の遺伝子を細胞中に挿入し、これらポリペプチドタン
パク質を多量に生成できるようにする。この方法からは
しばしば所望の抗原が充分な量で産生されるが、一般に
新たな不純物および分解抗原断片の存在を伴う。これら
方法により生成される抗原はまた凝集物をも形成するた
め、これら凝集物の形成を還元剤を用いることにより最
小に抑えるか、または複数のゲルを使用することにより
凝集および分解の両方の問題を回避する必要がある。
【0013】単一のアッセイにおいて幾つかの抗原を使
用することが記載されている。リン(Lin)らのJ.
Virol.59:522〜524(1986)には、
同じウエスタンブロッティング試験においてエプスタイ
ン−バーウイルスおよび他の異なるヘルペスウイルス抗
原を同定することが可能な二重抗体プローブ法が記載さ
れている。
【0014】単一のウエスタンブロッティング試験にお
いて複数の検出法を使用することも可能である。リー(
Lee)らのJ.Immunol.Methods10
6:27〜30(1988)には、プローブ抗体、酵素
結合発色抗体および酵素基質のセットを連続的に適用す
ることにより、単一のウエスタンブロッティング試験に
おいて2種またはそれ以上のインターフェロンを検出す
る方法が記載されている。同じ結果はまた、異なる酵素
結合発色抗体の混合物を用い2種以上のプローブ抗体を
同時に適用し、ついで異なる基質を適用することによっ
ても達成することができる。
【0015】ゴードン(Gordon)らのヨーロッパ
特許出願公開0063810号公報(1982年3月1
1日公開)には、固相支持体上に抗原または抗体または
両方を結合させてなるイムノアッセイ装置およびキット
が記載されている。記載の固相支持体を用いることによ
り、1回の操作で多くの抗体−抗原反応を同時に行うこ
とが可能になる。ゴードンらは、ピペットまたはスポイ
トを用い、固相支持体表面に抗原溶液または抗体溶液を
1回でまたは連続的に適用することを記載している。好
ましい態様においては、少量の抗原溶液を添加するこに
より生成するマイクロドットとして抗原を適用する。し
かしながら、該公報は、タンパク質の複合混合物から精
製した抗原を使用したイムノアッセイについては記載し
ていない。
【0016】レフコビッツ(Lefkovits)のW
O87/03965(1987年7月2日公開)には、
幾つかの同時アッセイを行うための試験ストリップが記
載されている。この試験ストリップは、抗体を浸漬した
ニトロセルロースをストリップにカッティングしたもの
であり、不活性な裏板に積載したものである。抗原ペプ
チドの溶液中に支持体シートを浸し、ついで該シートを
ストリップにカッティングすることは記載されているが
、抗原を固相支持体に電気泳動的に移すことは該公報に
は教示されていない。
【0017】ウエスタンブロッティング試験またはウエ
スタンブロッティングに基づく試験の代わりに確認試験
として用いることのできるアッセイシステムを提供する
ことは有利である。そのようなアッセイシステムでは、
不純物、凝集物または分解断片を本質的に含まない、感
染因子の高度精製モノマー性抗原を利用する。それゆえ
、このアッセイシステムは、現在利用できるスクリーニ
ング試験および確認試験に比べて特異性が改善されてい
る。また、読み取りが主観的でなく半自動的であり、そ
れゆえWB試験に比べて評価が容易であるアッセイシス
テムを提供することも有利である。そのようなアッセイ
システムの他の利点は、ウイルス感染(とりわけウイル
スが単離されていないC型肝炎の場合)に付随する血清
マーカーのパターンをよく理解するための研究手段とし
て該アッセイシステムを用いることができることである
。さらに、比較データを提供することによりHIV−1
とHIV−2とを互いに識別することができ、それゆえ
HIV−1およびHIV−2の両方を検出することがで
き、また一方のタイプを他方のタイプから識別すること
のできる試験を提供することも有利である。さらに、複
数の抗原または抗体のパネルを同時に検出することので
きるアッセイシステムを提供することも有利である。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、試料中に存在
する少なくとも1種の抗体の存在または量を同時に検出
するためのイムノアッセイ法を提供するものであり、該
方法は、1種または2種以上の抗原を別々の試験部位と
して固定化した固相支持体に、抗原−抗体複合体を形成
するのに充分な時間および条件下で試料を接触させ、つ
いで該固相支持体上の該複合体の存在を検出することを
特徴とする。固相支持体はニトロセルロースであってよ
く、また別々の試験部位はイムノドットブロットであっ
てよい。固相支持体を試料と接触させる前に固相支持体
をブロッキング剤と接触させてもよい。抗原−抗体複合
体の検出は、正常試料のシグナルと相関した定量的に測
定可能なシグナルを生成して試料について抗体陽性また
は抗体陰性を示すことのできる結合体シグナル生成系に
、該複合体を接触させることにより行う。本発明の方法
により検出することのできる抗体としては、抗ヒト免疫
不全ウイルス(HIV)−1抗体、抗HIV−2抗体お
よび抗C型肝炎ウイルス(HCV)抗体などが挙げられ
る。
【0019】本発明はまた、試料中に存在する少なくと
も1種の抗原の存在または量を同時に検出するためのイ
ムノアッセイ法を提供するものであり、該方法は、1種
または2種以上の抗体を別々の試験部位として固定化し
た固相支持体に、抗原−抗体複合体を形成するのに充分
な時間および条件下で試料を接触させ、ついで該固相支
持体上の該複合体の存在を検出することを特徴とする。 固相支持体はニトロセルロースであってよく、また別々
の試験部位はイムノドットブロットであってよい。固相
支持体を試料と接触させる前に固相支持体をブロッキン
グ剤と接触させてもよい。抗原−抗体複合体の検出は、
正常試料のシグナルと相関した定量的に測定可能なシグ
ナルを生成して試料について抗体陽性または抗体陰性を
示すことのできる結合体シグナル生成系に、該複合体を
接触させることにより行う。本発明の方法により検出す
ることのできる抗原としては、ヒト免疫不全ウイルス(
HIV)−1、HIV−2およびC型肝炎ウイルス(H
CV)などが挙げられる。
【0020】以下、本発明をさらに詳しく説明する。本
発明のアッセイシステムは、公知のスクリーニング試験
およびWB確認試験の問題を回避すべく設計した。本発
明は、感染の血清検出および確認に適したイムノブロッ
トシステムの新規な適用である。感染因子かまたは組換
えDNAのいずれかに由来する高度に精製した診断学的
に重要な抗原を、固相支持体上に個別に固定化する。本
発明者らは、使用する精製抗原の量を増やすことにより
一層高い感度が得られることを発見した。固相支持体上
に固定化する抗原の量は、約0.010〜約5.0μg
の範囲であってよい。好ましくは、約0.020〜約2
.0μgの範囲である。最も好ましくは、約0.020
〜約1.0μgの範囲である。
【0021】好ましい態様においては、ミラール(my
lar)などの不活性プラスチックで裏打ちしたニトロ
セルロースのシート上に、凹部で分離したドットの配列
に抗原を個別に固定化する。この配列は、米国特許出願
第227,272号明細書(参照のため本明細書に引用
する)において試験カードとして記載されている。これ
ら抗原をドット配列したニトロセルロースカードを個々
の反応カートリッジに入れ、ついで試料に存在する特異
的抗体を検出するのに充分な時間および条件下で試料と
ともに22〜37℃でインキュベートする。これら反応
カートリッジは、米国特許出願第227,590号(発
明の名称「生物学的試料分析装置のための反応カートリ
ッジおよび回転コンベア」;参照のため本明細書に引用
する)に記載されている。
【0022】定量的に測定可能なシグナルを生成する結
合体シグナル生成系として最大の感度を得るために最適
化したビオチン−抗ビオチン(BAB)増幅免疫検出系
を用い、固相支持体上に固定化した種々の抗原に特異的
な試料中に存在する抗体を同時に検出する。これら試験
カードを入れた反応カートリッジをアナライザー中で処
理することにより、インキュベーションおよび洗浄を半
自動化することができる。反射濃度(Dr)を測定する
ための反射率読み取り装置により発色反応の強度を自動
定量し、結果をデジタル方式でプリントする。試料から
得られたDr値を正常陰性群から得られたDr値と比較
することにより、結果を決定する。カートリッジ上のバ
ーコードは、陽性試料の同定を確認するために用いる。 これら試験カードを処理するのに使用するアナライザー
は、アボット・ラボラトリーズ(アボットパーク、IL
)から入手可能なアボットMATRIXTMアナライザ
ーである。このアナライザーは、米国特許出願第227
,408号明細書(参照のため本明細書に引用する)の
発明の対象である。
【0023】それゆえ、本発明のアッセイシステムが半
自動化され最適化されていることにより、実地の時間お
よびアッセイ時間が短縮される。WB試験で一夜のイン
キュベーションが必要とされるのとは異なり、本発明の
アッセイでは結果を得るためにわずかに4〜6時間が必
要であるにすぎない。また、本発明のアッセイは、反射
濃度に基づき固相支持体上の各抗原の反応性をデジタル
方式で自動的にプリントアウトすることができるため、
結果を決定する場合の主観性を排除することができる。
【0024】手順コントロール、たとえばヤギ抗ヒトI
gGを含有する手順コントロールが固相支持体上に含ま
れており、各試験を確認するための内部コントロールと
して働く。固相支持体上の陽性の反応は、試料が加えら
れたこと、および、その後のインキュベーション工程で
すべての試薬が正しく加えられ適切に機能していること
を示す。固相支持体上で起こる反応性の解釈のため、陽
性手順コントロールが推奨される。不活性物質(たとえ
ばカゼイン酸加水分解物)をコーティングした参照スポ
ットを固相支持体上に含めることも推奨される。
【0025】固相支持体は、検出抗体が近付くことがで
きるのに充分な表面多孔性および抗原が結合するのに適
当な親和性を有する物質であればいかなるものであって
もよい。微孔性の構造が一般に好ましいが、水和状態で
ゲル構造を有する物質も使用することができる。有用な
固相支持体としては、下記のものが挙げられる。
【0026】天然のポリマー性炭水化物およびその合成
的に修飾した架橋または置換誘導体、たとえば、アガー
、アガロース、架橋アルギン酸、置換または架橋グアー
ルガム、セルロースエステル(とりわけ硝酸エステルお
よびカルボン酸エステル)、混合セルロースエステル、
およびセルロースエーテルなど;
【0027】窒素を含有する天然ポリマー、たとえばタ
ンパク質およびその誘導体(架橋または修飾ゼラチンを
含む)など;天然炭水化物ポリマー、たとえばラテック
スおよびゴムなど;適当な多孔質構造を有するように調
製できる合成ポリマー、たとえば、ビニルポリマー(ポ
リエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリ塩化
ビニル、ポリ酢酸ビニルおよびその部分的に加水分解さ
れた誘導体を含む)、ポリアクリレート、ポリアクリル
アミド、ポリメタクリレート、上記重縮合のコポリマー
およびターポリマー、たとえばポリエステル、ポリアミ
ドなど、および他のポリマー、たとえばポリウレタンお
よびポリエポキシドなど;
【0028】多孔質無機物質、たとえばアルカリ土類金
属およびマグネシウムの硫酸塩および炭酸塩(硫酸バリ
ウム、硫酸カルシウム、炭酸カルシウムを含む)、アル
カリ金属、アルカリ土類金属、アルミニウムおよびマグ
ネシウムのケイ酸塩;および酸化アルミニウム、酸化ケ
イ素、アルミニウム水和物、ケイ素水和物、たとえば粘
土、アルミナ、タルク、カオリン、ゼオライト、シリカ
ゲル、またはガラス(これら物質は上記ポリマー性物質
の充填剤として用いることもできる)など;および上記
物質の混合物またはコポリマー、たとえば、すでに存在
する天然ポリマー上で合成ポリマーの重合を開始するこ
とにより得られるグラフトコポリマーなどが挙げられる
【0029】上記物質はすべて適当な形態、たとえばフ
ィルム、シートまたはプレートなどで用いることができ
、また、たとえば紙、ガラス、プラスチックフィルムま
たは織物などの適当な不活性担体上にコーティング、結
合または積載することもできる。ニトロセルロースの多
孔質構造は、本発明に関連して用いる広範囲の試薬に対
して優れた吸収および吸着特性を有するため、好ましい
支持体物質である。
【0030】固相支持体は、約0.01〜0.5mm、
好ましくは約0.1mmの厚さのシートの形態であるの
が好ましい。孔径は広範囲で変わり得るが、好ましくは
約0.025〜15ミクロン、特に好ましくは0.15
〜15ミクロンである。これら支持体の表面は化学的処
理により活性化することができ、これにより抗原または
免疫グロブリンを支持体上に共有結合することができる
。しかしながら、一般に、よく理解されていない疎水力
によって多孔質物質上に吸着されることにより、抗原ま
たは抗体の非可逆的な結合が得られる。ニトロセルロー
スに基づく好ましい支持体は、ミリポアRの商品名でミ
リポア社(ベッドフォード、マサチューセッツ)から販
売されている。適当な支持体はまた、米国特許出願第2
27,272号明細書に記載されている。
【0031】分析しようとする抗原の数または抗原のエ
ピトープは支持体のサイズによってのみ制限されるが、
その変更および組成は無限である。サイズは類似してい
るが異なる採取源から単離した抗原は、異なるゲルから
固相支持体の異なる別々の領域(部位)に移すことがで
きるので、可能である。還元感受性または還元依存性の
抗原は、別々の調製ゲル中に溶解することにより都合よ
く取り扱うことができる。加えて、各抗原の量は、アッ
セイの選択性および感度を最適化するように制御し釣り
合いをとることができる。
【0032】ある感染因子の所望の数の抗原、または幾
つかの感染因子の抗原の組み合わせ、またはある感染因
子の所望の数の免疫グロブリン、または幾つかの感染因
子の免疫グロブリンの組み合わせを単一の固相支持体上
に含ませ、単一の試験手順で分析することができる。本
発明の方法は、抗体の濃度をモニターしたり通常特有で
あるが病的状態では変わり得る抗原を検出したりするた
め、または病的状態でのみ認められる抗体または抗原を
検出または定量するために用いることができる。本発明
のアッセイはまた、複数の抗原または抗体、たとえばH
TLV−1、HBV、HCV、HMV、HSV、HPV
などの抗原または抗体、細菌の抗原または抗体、真菌お
よび他の微生物学的抗原および抗体のパネルを同時に検
出することが可能な組み合わせアッセイに使用するのに
容易に役立てることができる。そのような組み合わせは
、通常の実施者が決定することのできる好ましい組み合
わせである。血清、血漿、脳脊髄液、尿、リンパ液、母
乳、唾液、大便などの体液試料を本発明に従って分析す
ることができる。
【0033】クラス特異的抗体、たとえばIgG、Ig
A、IgEおよびIgM抗体なども、当業者に知られた
適当な第二抗体を選択することにより検出することがで
きることが考えられる。さらに、抗原の代わりに特定の
抗体を固相支持体上に固定化し、プローブ抗体を適当に
変えることにより、本発明のシステムを抗原を検出する
ように適合させることができることも考えられる。また
、検出可能なシグナルを生成するのに用いる標識の選択
もまた、通常の実施者が決定することができる。そのよ
うな標識として考えられるものは、酵素標識、蛍光標識
などの発光標識、化学発光標識などが挙げられる。検出
−読み取り系は、選択した標識に依存して変え得ること
も考えられる。
【0034】一つの態様において、有意のマーカーを試
験し、gp160、p55などの前駆体およびnef、
VPRおよびVPVなどの制御タンパク質を排除するよ
うに、HIVのためのアッセイシステムを設計した。そ
れゆえ、本発明のアッセイシステムでは、HIV−1の
マーカーであるgp120、p66、p41、p31、
p24およびp17、およびHIV−2のマーカーであ
るp41を、感度または特異性を損なうことなく試験し
た。特定のHIV gp120の場合には、最大の反応
性を保持するために抗原を還元しなかった。WB試験と
比較して、本発明のアッセイ法は、特にHIV−1 g
p120、p41、p31およびp66に対する感度が
増大していた。WB試験ではしばしば不自然に偏った不
釣合いに強いp24反応性が得られるのとは違い、本発
明のアッセイでは、強い反応性の血清からすべてのHI
V抗原に対する完全な反応性パターンが得られるであろ
う。好ましい態様において、本発明のアッセイ法はまた
増幅ビオチン−抗ビオチン:アルカリホスファターゼシ
グナル生成系を用い、これにより従来の免疫ペルオキシ
ダーゼ法に比べて10倍も感度を向上させることができ
る。
【0035】HIVに関して伝統的なスクリーニング試
験およびWB試験の特異性の問題は、HIV−1 gp
120以外のHIV抗原について大腸菌で発現させた組
換え抗原を利用することにより低減することができた。 gp120は哺乳動物のCHO細胞で発現させ、SDS
−PAGE分析により決定されるように>90%の均質
性まで精製した。細菌抗原は電気泳動的に純粋なモノマ
ー性抗原であり、本質的に不純物、凝集物または分解断
片を含んでいない。
【0036】本発明のアッセイは、HIV−1およびH
IV−2を互いに識別することのできる組換えHIV−
1 p41抗原およびHIV−2 p41抗原を使用す
ることにより、HIV−1抗体およびHIV−2抗体の
同時検出および識別を可能にするものである。このp4
1抗原を選択したのは、この抗原が両タイプのHIV感
染の最も有力な血清マーカーであり、これら2つの抗体
型の間での交差反応性が最小であることに基づく。それ
ゆえ、この単一の試験によってHIV−1抗体およびH
IV−2抗体の両方を検出することができ、また、これ
ら2つのタイプを識別することもできる。
【0037】つぎに、本発明を実施例に基づいてさらに
詳しく説明するが、本発明はこれらに限られるものでは
ない。 実施例1(HIV−1およびHIV−2試験カードの調
製)使用したHIV−1組換え抗原は、gp120、p
66、p41、p31、p24およびp17であった。 使用したHIV−2抗原はp41であった。HIV−1
 p41およびp66、およびHIV−2 p41以外
の抗原はすべて全長抗原であった。HIV−1 p41
抗原は経膜領域中の38アミノ酸の最小欠失を有し、H
IV−2 p41抗原は経膜タンパク質の免疫優勢な(
immunodominant)N末端側の1/3から
なっていた。哺乳動物CHO細胞中で発現させたHIV
−1 gp120以外の組換え抗原はすべて大腸菌で発
現させた。
【0038】gp120以外の組換え抗原はすべて、ま
ず部分精製した。ついで、これら部分精製したタンパク
質を6mm調製的SDS−PAGEゲル上で個々に分画
した。タンパク質バンドの視覚化は、ネレス(L.P.
Nelles)らのAnal.Biochem.73:
522〜531(1976)の変法として冷KCl法に
より行った。目的抗原を含有するバンドをゲルから切り
出した。ついで、これらバンド精製タンパク質を電気溶
出(electroelution)により回収し、ミ
ラールまたは他のプラスチックのシート上に溶接したニ
トロセルロースのドット上に直接適用した。gp120
をクロマトグラフィー法により>90%まで精製し、ス
ポッティングに直接用いた。
【0039】ドット当たりに適用した各抗原の量は、陽
性コントロール血清の所定の希釈に対する反応性に依存
して0.01〜1.0μgであった。複数のスポイト−
ポンプアプリケーターによりドットの列に適用した抗原
を、室温で少なくとも12時間空気乾燥させた。ついで
、連続的に穏やかに撹拌しながら、これらシートをブロ
ッキング溶液に約1時間浸漬して、ニトロセルロース表
面の残りのブロッキング部位を飽和させた。ブロッキン
グ溶液には、20mMトリス(pH7.5)および50
0mM NaCl中に1%ゼラチン、1%カゼイン酸加
水分解物、5%ツイーン20を含有していたが、当業者
に知られた他のブロッキング溶液を用いることもできる
。かくして調製したシートを37°Cで約30分間乾燥
させた。
【0040】個々の30ドット列をシートからパンチで
くりぬき、プラスチック反応カートリッジの底に付着さ
せた。透明な自己接着ミラール蓋を反応カートリッジに
かぶせた。各蓋には、フィラー/アスピレータープロー
ブのピペッティングおよび導入ができるように6mmの
穴が含まれていた。ついで、これら反応カートリッジを
まとめて、使用するときまで2〜8°Cで貯蔵した。
【0041】実施例2(アッセイ法)実施例1に記載の
ようにして調製した反応カートリッジを、アボットMA
TRIXTM装置(アボット・ラボラトリーズ、アボッ
トパーク、ILから入手可能)中の円形傾斜回転台(t
ilt−spin platform)上に置いた。1
mlの試料希釈液(15mMトリス、150mM Na
Cl、0.1%ウサギ免疫グロブリン、0.5%脱脂粉
乳、0.5%Brij35、0.025%CKSタンパ
ク質および1.0%ウシアルブミン、pH7.4〜7.
6、を含有)を各反応カートリッジに加えた。ついで、
試料(10〜100μl)をカートリッジに加え、カー
トリッジを35°Cで絶えず回転しながら1時間インキ
ュベートした。ついで、インキュベートした試料を自動
フィラー/アスピレーターにより引き出し、害虫駆除剤
を入れた廃棄容器に捨てた。1mlのトリス緩衝食塩洗
浄溶液(TBS、10mMトリス、pH7.4および1
50mM NaClを含有)をポンプでフィラー/アス
ピレーターを通して入れ、カートリッジを回転しながら
数分間インキュベートすることにより洗浄を行った。こ
の洗浄サイクルを4回繰り返した。
【0042】ついで、緩衝液(15mMトリス、150
mM NaCl、0.1%EDTA、0.5%Brij
35、0.5%脱脂粉乳、0.02%ヤギ免疫グロブリ
ンおよびアジ化ナトリウム(0.1%)、pH7.4〜
7.6、を含有)中に希釈したヤギ抗ヒトIgG(H鎖
およびL鎖):ビオチン結合体の抗体溶液(1ml)を
加えた。この混合物を入れたカートリッジを35°Cで
約1時間インキュベートし、ついで、この混合物を除去
した。カートリッジを上記のようにして3回洗浄した。 ついで、緩衝液(0.1Mトリス、154mM NaC
l、0.02%MgCl2、0.0014%ZnCl2
、1.0%正常ウサギ血清、5.0%にべ、0.1%ポ
リソルベート20および0.1%アジ化ナトリウム、p
H6.9〜7.1、を含有)中に希釈したウサギ抗ビオ
チン:アルカリホスファターゼ結合体からなる第二の抗
体溶液(1ml)を加えた。35°Cで約1時間インキ
ュベートした後、カートリッジを再びサイホンで吸い上
げ、上記と同様にして3回洗浄した。
【0043】ついで、5−ブロモ−4−クロロ−3−イ
ンドイルホスフェート(BCIP)からなるアルカリホ
スファターゼ基質溶液(1ml)を加えた。35°Cで
回転しながら発色反応を約30分間行った。カートリッ
ジを再び3回洗浄した。蓋をピンセットで除き、傾斜回
転インキュベーター中で15〜30分間乾燥させた。つ
いで、カードを順番に反射リーダーで調べ、正味の反射
濃度をプリントした。試料の正味の反射濃度値は、試料
から得られた値からバックグラウンドの値を差し引いて
計算した。
【0044】実施例3(系列希釈陽性試料の感度)HI
V−1陽性試料を1:32から1:4096まで2倍系
列希釈し、これら希釈液を上記実施例1および2に記載
したアボットMATRIXTMシステムおよびバイオテ
ックTMWBアッセイシステム(デュポン、ウイルミン
トン、DEより入手可能)で試験した。これら結果を図
1に示す。図1によれば、本発明のアッセイシステムは
、WB試験の終点力価を越えて7倍希釈までHIV−1
 p41抗原を検出した。同様に、本発明のアッセイシ
ステムにより検出可能なHIV−1 gp120、p3
1、p66およびp24抗体力価は、WB試験により得
られる対応比較力価に比べて1〜4倍希釈大きかった。 それゆえ、これらのデータは、本発明のアッセイシステ
ムがWB試験に比べて一層高度に希釈した試料において
も抗体を検出することができることを示している。
【0045】実施例4(血清変換(seroconve
rsion)パネルの感度)HIV−1血清陰性からH
IV−1血清陽性への血清変換期間中に採取した10人
の個体からの系列採血からなる10の血清変換パネルを
、本発明のアッセイシステムおよびバイオテックTMW
Bアッセイシステム(デュポン)により試験した。これ
らパネルは、10人の個体からの合計48の試料からな
っていた。これらパネルから得られるデータを表1〜表
3に示す。このデータは、本発明のアッセイシステムが
HIV−1 p24以外のすべての抗体をWB試験に比
べて早期に検出したことを示している。p24の場合は
、2つの試験の結果は同等であった。また、本発明のア
ッセイシステムは、幾つかの早期の採血試料とかなり強
い陽性の反応を示したのに対し、WB試験では同じ試料
に対して反応が認められなかったことにも注意すべきで
ある。このことは、HIV−1 p41、p66および
p31抗原において特に顕著に示された。本発明のアッ
セイシステムは、p41抗原をWB試験に比べて数週間
早く検出した。さらに、48の試料のうち、本発明のア
ッセイシステムは37/48血清陽性を検出したのに対
し、WB試験では18/48血清陽性を検出したことも
注意すべきである。
【0046】実施例5(170ランダムドナーのスクリ
ーニング)170ランダムドナー試料の反応性を、実施
例1および2の方法に従って得たDr測定値により定量
した。170のドナーのすべてが血清陰性であった。こ
れら結果を図2〜図9に示す。図2〜図9において、各
抗原について低いDr値は密な集団を形成し、これは問
題としている抗原の平均バックグラウンド値と考えられ
た。しかしながら、幾つかの試料では僅かに上昇した値
が得られ、これは可視レベルを下回っていた、すなわち
Dr<0.03であった。
【0047】実施例6(91の既知陰性WB未確定試料
の試験)本発明のアッセイシステムとWB試験との特異
性を比較するため、WB試験(デュポン)により「未確
定」と決定された91の試料を再試験し、本発明のアッ
セイシステムとWB試験とを比較した。このデータを表
4に示す。6つのHIV−1陽性試料がパネルに含まれ
ており、両方のアッセイにおいて陽性と試験された。残
りの91の試料のうち、本発明のアッセイシステムは7
1を陰性試料と同定し、20を「未確定」とした。これ
とは対照的に、WB試験では91の試料が未確定と再試
験された。さらに、本発明のアッセイシステムにより未
確定とされた20の試料は、主としてHIV p31の
みの反応性、p24のみの反応性、p17のみの反応性
およびgp120のみの反応性を示す非典型的な反応性
パターンを示すことが決定された。
【0048】これら未確定試料はHIVに感染している
かもしれないが、そのような非典型的な反応性は、目的
のHIV抗原かまたは固相の調製に用いたゼラチンやカ
ゼイン酸加水分解物などのブロッキング剤のいずれかと
特異的な交差反応を起こしたためによる可能性が高い。 これら20の試料の感染状態を確定するため、引き続き
採血を試験する必要があった。一般に、反対の臨床証拠
、ウイルス学的証拠、またはポリメラーゼ連鎖反応(P
CR)による証拠がない限り、またはその後6カ月以内
に血清変換が観察されない限り、そのような非典型的ま
たは未確定試料は偽陽性であると考えられる。
【0049】実施例7(81のEIA偽陽性試料の試験
)HIV−1のスクリーニングEIAにより繰り返し陽
性と試験されたがWB試験で試験しても確認できなかっ
た81の試料について、実施例1および2に記載の方法
に従い、本発明のアッセイシステムで試験した。これら
81の試料のうち、本発明のアッセイシステムによれば
70の試料が陰性であり、3つの試料が陽性であり、8
つの試料が未確定であった。これら未確定の試料は、H
IV−1p31のみの反応性(4つの試料)、p24の
みの反応性(1つの試料)、gp120のみの反応性(
1つの試料)という非典型的な反応性パターンを示し、
また一般に強い染色を示した(2つの試料)。
【0050】実施例8(HIV−1抗体およびHIV−
2抗体の検出)HIV−1に対する抗体およびHIV−
2に対する抗体を識別するため、実施例1の記載に従っ
て調製したHIV−1およびHIV−2 p41抗原を
用いて試験を行った。この試験は、WB試験では観察さ
れた該2つのウイルス株のエンベロープ経膜抗原間の交
差反応性が比較的低かった。本発明者らは、同種HIV
p41抗原に対する所定のHIV陽性血清の反応性が、
異種抗原に対する該所定のHIV陽性血清の反応性に比
べて通常約100倍強いことを観察した。それゆえ、p
41反応性の比は、感染ウイルスのタイプの指標となり
得ると思われる。34のHIV−1陽性血清は、試験し
たHIV−1抗原、とりわけHIV−1p41に対して
強い陽性の反応性を示した。これらの試験血清は、HI
V−2のp41抗原とは1%未満のシグナルしか示さな
かった。
【0051】5つの既知のHIV−2陽性血清は、HI
V−2 p41とは強い反応性を示したが、HIV−1
 p41とは1%未満のシグナルしか示さなかった。幾
つかのHIV−2血清は、HIV−1 p31、p66
、p24およびp17抗原と弱い交差反応性を示すこと
が観察された。しかしながら、この発見は、これら2つ
のウイルスタイプのgag遺伝子産物とpol遺伝子産
物の間の配列の相同性および抗原性交差反応性が報告さ
れていることと一致するものである。
【0052】実施例9(血清試料中の特異的HIV−1
抗体およびHIV−2抗体の検出)HIV−1陽性血清
とHIV−2陽性血清を混合した混合実験を行った。各
血清は、単独ではそのp41抗原と反応した。混合試料
は両方のp41抗原と反応することが示された。それゆ
え、本発明のアッセイシステムは、1つの試料中でHI
V−1抗体およびHIV−2抗体の両方を検出すること
ができた。
【0053】実施例10(HIV−1陽性血清およびH
IV−2陽性血清のコードパネルの評価)本発明のアッ
セイシステムがHIV−1およびHIV−2の種々の単
一および二重反応性間での検出および識別する能力を評
価するため、米国および西アフリカの個体から得た陽性
血清および陰性血清の両方を含む60の試験血清のコー
ドパネルを本発明のアッセイシステムにより分析した。 23のHIV陰性、9のHIV−1陽性、12のHIV
−2陽性および16のHIV−1およびHIV−2反応
性の血清が検出された。これら結果を、ウエスタンブロ
ッティング法、ラジオイムノ沈降アッセイ(RIPA)
、特異的モノクローナル抗体および種々のビーズEIA
sを含む一群の試験により確認した。
【0054】実施例11(可能な二重感染の証拠)二重
のp41反応性を示した西アフリカ人の血清は、競合試
験によりHIV−1特異的抗体およびHIV−2特異的
抗体の両方を含んでいることがわかった。この競合は、
血清試料の初期インキュベーション液にウイルス溶解液
を加えることにより行った。HIV−1ウイルス溶解液
の存在下ではHIV−1 p41の反応性はなくなった
が、HIV−2 p41シグナルは影響を受けなかった
。同様に、HIV−2ウイルス溶解液はHIV−2 p
41シグナルのみを特異的に競合排除した。両方のシグ
ナルを競合排除するには上記2つのウイルス溶解液を組
み合わせる必要があった。
【0055】実施例12(HCV試験カードの調製)H
CV試験カードは、酵母で発現したc100−3キメラ
ポリペプチド[クオ(Kuo)ら、Science24
4:362〜364(1989)]、および大腸菌で発
現した組換えHCVポリペプチド[pHCV−23(c
100断片、N末端側の最初の107アミノ酸を欠失)
、pHCV−29(33C)、pHCV−34およびp
HCV−35(推定コア)、およびpHCV−45(N
S4/NS5連結)を含む]からなっていた。ラムダp
L発現系で発現されたpHCV−35以外のタンパク質
はすべて、CMP−KDOシンセターゼ(CKS)融合
タンパク質として発現された。加えて、各パネルには、
ヤギ抗ヒトIgG(H鎖およびL鎖)およびヒトIgG
からなる2つのコントロール、およびバックグラウンド
シグナルを検出するための参照スポット(アッセイを確
実にするのに有用であった)が含まれていた。
【0056】組換えポリペプチドの調製は、ニトロセル
ロース固相上にスポッティングするため個々の場合に最
適化した。好ましい緩衝液、pH条件、およびスポッテ
ィング濃度を表5にまとめて示した。しかしながら、異
なるpH値、界面活性剤組成および塩濃度でもポリペプ
チドをニトロセルロースに首尾よく適用できることがわ
かった。スポッティング後、固相を37°Cで一夜乾燥
し、ついでトリス緩衝食塩水(TBS;20mMトリス
緩衝液、0.5M NaCl、0.1%NaN3、pH
7.4〜7.6、を含有)で2回濯いだ。ついで、固相
支持体を、TBS中にブタゼラチン(1%)、カゼイン
酸加水分解物(1%)、およびツイーン20(5%)を
含有する溶液で35°Cにて30分間オーバーコーティ
ングした。固相支持体をさらにTBSで2回濯ぎ、つい
で試験細胞カートリッジ中に並べる前に37°Cで乾燥
させた。
【0057】実施例13(HCVアッセイ法)試料(2
0μl)を、試料希釈液(2ml)[ウシ血清アルブミ
ン(1%w/v)、脱脂粉乳(0.5%w/v)、酵母
エキス(0.03%w/v)からなる]、および20m
Mトリス緩衝食塩水(pH7.4〜7.6)[Brij
−35R(1.5%v/v)、EDTA(0.1%w/
v)およびNaN3(0.1%)を含有]中にCKSタ
ンパク質(5%v/v)を含有する大腸菌溶解液と混合
した。この希釈試料(1ml)を実施例12の記載に従
って調製した試験細胞に移した。試験細胞を試料ととも
に35°Cにて1時間インキュベートした。 このインキュベーションの後に、ビオチン−結合ヤギ抗
ヒトIgG(H鎖およびL鎖)特異的抗体[キルケガー
ル−ペリー・ラボラトリーズ(Kirkegaard−
Perry Laboratories)、ガイセルス
バーグ、MD]、アルカリホスファターゼ結合ウサギ抗
ビオチン抗体、および5−ブロモ−4−クロロ−3−イ
ンドリルホスフェートとともに20分間および35分間
、順番にインキュベートして反応部位に発色生成物(検
出可能なシグナル)を生成させた。
【0058】実施例14(血清変換検出)実施例12お
よび13の方法に従い、HCV暴露から0、15、40
、80および95日後のC100、CKS−BCD、C
KS−33、CKS−コア、CKS−Eおよびラムダp
Lコアの検出可能な反応性について、02190−Dと
称する血清変換パネルを試験した。図10に示すように
、11日目に各コアタンパク質のシグナルは0日目のシ
グナルに比べて15〜18倍増加した。40日目に組換
えタンパク質33Cおよびコアは強反応性であったのに
対し、C100構築物およびNS4/NS5連結タンパ
ク質は反応性がカットオフ値と同じかまたはそれより低
かった。
【0059】実施例15(希釈パネルの検出)実施例1
2の試験カードを用い、実施例13の方法に従って40
の正常ドナーをアッセイした。ついで、各組換えタンパ
ク質について平均反射濃度値を測定した。カットオフ値
は、陰性平均に6標準偏差を加えたものとして計算した
。2つの試料の希釈パネルも試験した。1つの試料(A
00642)は、回復期の非A非B型肝炎患者からの試
料を陰性ヒト血漿中に1:100〜1:12800に希
釈したものであった。他方の試料(423)は、HCV
(c100)スクリーニングアッセイにおいて陽性と試
験された支払い(paid)血漿ドナーからの試料を陰
性ヒト血漿中に1:40〜1:2560に希釈したもの
であった。すべてのHCV組換えタンパク質について試
料/カットオフ(S/CO)値を決定した。1.0より
大きいかまたは1.0に等しいS/CO値を有する試料
は反応性とした。限界希釈は、1.0より大きいかまた
は1.0に等しいS/CO値を示す最低希釈として定義
した。
【0060】表6からわかるように、各試料はすべての
HCV組換えタンパク質について陽性と試験された。試
料A00642の反応性は33c抗原に対するものが最
大であり、残りの抗原に対してはc100、c100断
片、NS4/NS5連結タンパク質の順番で減少するこ
とがデータおよび図11により示された。試料423は
、33cおよびコア領域を発現する組換えタンパク質と
最も強く反応し、c100断片、NS4/NS5連結タ
ンパク質およびc100とは反応性の程度が低かった。
【0061】
【表1】
【表2】
【表3】
【表4】       表4(ウエスタンブロッティングによるH
IV−1未確定試料)試験した全試料数=97                          
       陽性        陰性      
    未確定ウエスタンブロッティング      
  6          0           
 91本発明のアッセイシステム        6 
         71          20
【0
062】
【表5】       表5(HIV−1ポリペプチドスポッティ
ング条件)プラスミド/タンパク質  ng/スポット
  スポッティング緩衝液c100         
       100〜150    20mMトリス
−HCl、0.9%NaCl、0.015%SDS、 
                         
          pH8.3pHCV−23/CK
S−BCD        100〜150    2
0mMトリス−HCl、0.9%NaCl、0.015
%SDS、                    
                pH8.3pHCV
−29/CKS−33c        100〜15
0    50mMリン酸Na、0.01%トリトンX
100、                     
               pH6.5pHCV−
35/コア           100〜150  
  50mMトリス−HCl、0.0025%ツイーン
20、                      
              pH8.5pHCV−3
4/CKS−コア        75〜100   
 50mMリン酸Na、0.0025%ツイーン20、
                         
           pH12.0pHCV−45/
CKS−E          100〜150   
 50mMトリス−HCl、0.015%SDS、pH
8.5
【0063】
【表6】       表6                       反射濃
度値                限界希釈  抗
原              陰性平均    カッ
トオフ    A00642    423c100−
3        0.023    0.129  
    1600        40c100断片 
       0.011    0.050    
  3200      320c33c      
      0.005    0.031    1
2800    2560コア           
     0.027    0.166      
  400      320           
         0.038    0.180  
      400    1280NS4/NS5連
結   0.017    0.079       
 800      320
【図面の簡単な説明】
【図1】  正常ヒト血清で系列希釈したHIV−1抗
体陽性血清を本発明および従来のウエスタンブロッティ
ング試験の両方で滴定した比較結果を示す棒グラフ。
【図2】  HIV−1抗原gp120について正味の
反射濃度(Dr)に対して頻度をプロットしたランダム
ドナー分布グラフ(N=170)。
【図3】  HIV−1抗原p66について正味の反射
濃度(Dr)に対して頻度をプロットしたランダムドナ
ー分布グラフ(N=170)。
【図4】  HIV−1抗原p41について正味の反射
濃度(Dr)に対して頻度をプロットしたランダムドナ
ー分布グラフ(N=170)。
【図5】  HIV−1抗原p31について正味の反射
濃度(Dr)に対して頻度をプロットしたランダムドナ
ー分布グラフ(N=170)。
【図6】  HIV−1抗原p24について正味の反射
濃度(Dr)に対して頻度をプロットしたランダムドナ
ー分布グラフ(N=170)。
【図7】  HIV−1抗原p17について正味の反射
濃度(Dr)に対して頻度をプロットしたランダムドナ
ー分布グラフ(N=170)。
【図8】  HIV−2抗原p41について正味の反射
濃度(Dr)に対して頻度をプロットしたランダムドナ
ー分布グラフ(N=170)。
【図9】  手順(procedural)(抗ヒト)
値について正味の反射濃度(Dr)に対して頻度をプロ
ットしたランダムドナー分布グラフ(N=170)。
【図10】  本発明のアッセイシステムを用いて試料
01290−Dの血清変換パネルを調べた結果を時間(
日)に対して正味の反射濃度をプロットして示すグラフ
【図11】  本発明のアッセイシステムを用いて試料
A00642について種々希釈における種々HCVタン
パク質に対する反応性を調べた結果をS/CO値として
示すグラフ。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  試料中に存在する少なくとも1種の抗
    体の存在または量を同時に検出するためのイムノアッセ
    イ法であって、 (a)別々の試験部位として1種または2種以上の抗原
    を固定化した固相支持体に、抗原−抗体複合体を形成す
    るのに充分な時間および条件で試料を接触させ、(b)
    該複合体を、正常陰性試料のシグナルに相関する定量的
    に測定可能なシグナルを生成して試料について抗体陽性
    または抗体陰性を示し得る検出可能なシグナルまたは増
    幅系に結合させた抗体からなる結合シグナル生成系と接
    触させ、ついで (c)生成したシグナルを測定することにより固相支持
    体上に存在する抗原−抗体複合体の存在を検出すること
    を特徴とする方法。
  2. 【請求項2】  固相支持体がニトロセルロースであり
    、別々の試験部位がイムノドットブロットである請求項
    1種に記載の方法。
  3. 【請求項3】  検出する抗体が、抗HIV−1抗体、
    抗HIV−2抗体および抗HCV抗体よりなる群から選
    ばれたものである、請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】  固相支持体を試料と接触させる前に固
    相支持体をブロッキング試薬と接触させる、請求項1に
    記載の方法。
  5. 【請求項5】  標識が、酵素、発光標識および化学発
    光標識よりなる群から選ばれたものである、請求項1に
    記載の方法。
  6. 【請求項6】  試料中に存在する少なくとも1種の抗
    原の存在または量を同時に検出するためのイムノアッセ
    イ法であって、 (a)別々の試験部位として1種または2種以上の抗体
    を固定化した固相支持体に、抗原−抗体複合体を形成す
    るのに充分な時間および条件で試料を接触させ、(b)
    該複合体を、正常陰性試料のシグナルに相関する定量的
    に測定可能なシグナルを生成して試料について抗体陽性
    または抗体陰性を示し得る検出可能なシグナルまたは増
    幅系に結合させた抗体からなる結合シグナル生成系と接
    触させ、ついで (c)固相支持体上に存在する抗原−抗体複合体の存在
    を検出することを特徴とする方法。
  7. 【請求項7】  固相支持体がニトロセルロースであり
    、別々の試験部位がイムノドットブロットである請求項
    6に記載の方法。
  8. 【請求項8】  検出する抗体が、抗HIV−1抗体、
    抗HIV−2抗体および抗HCV抗体よりなる群から選
    ばれたものである、請求項6に記載の方法。
  9. 【請求項9】  固相支持体を試料と接触させる前に固
    相支持体をブロッキング試薬と接触させる、請求項6に
    記載の方法。
  10. 【請求項10】  標識が、酵素、発光標識および化学
    発光標識よりなる群から選ばれたものである、請求項6
    に記載の方法。
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