JPH0423233Y2 - - Google Patents

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JPH0423233Y2
JPH0423233Y2 JP1984145394U JP14539484U JPH0423233Y2 JP H0423233 Y2 JPH0423233 Y2 JP H0423233Y2 JP 1984145394 U JP1984145394 U JP 1984145394U JP 14539484 U JP14539484 U JP 14539484U JP H0423233 Y2 JPH0423233 Y2 JP H0423233Y2
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JP
Japan
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film
photosensitive material
light amount
light
magazine
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JP1984145394U
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Description

【考案の詳細な説明】 (考案の技術分野) この考案は感光材料の送り出し装置に関し、さ
らに詳細には、スプールに巻装され、明室でマガ
ジンに装填されて使用される長尺状感光材料の送
り出し装置に関する。
(考案の技術的背景とその問題点) 撮影に供される映画用フイルムや写真用フイル
ム、あるいは焼付に供される写真用ペーパー等の
長尺状感光材料は、8mm、16mm、35mm等の各種幅
寸法のスプールに所定長を巻装され、使用に際し
ては明室で包装容器から取出され、撮影装置ある
いは焼付装置の感光材料送り出し部、すなわち送
り出しマガジンに装填され、マガジンの扉を閉じ
て内部の遮光状態が保たれた後、撮影あるいは焼
付の各処理部へ送り出されるのが一般である。
ところで、このようにスプールに巻装された感
光材料を明室装填により使用する場合には、スプ
ールの少なくとも最外層に巻装された感光材料は
外光を受け、いわゆるカブリを生じているため
に、このカブリ部分を予め見込んで送り出す必要
がある。尚、感材の種類、特に感材の感度によ
り、また感材の厚みや支持体自体の特性により、
このカブリは巻きの内部まで発生する。例えば高
感度フイルムで支持体が透明かつ薄いものであれ
ば、曝光時間×照度にもよるが、巻きのかなり内
側にまでカブリを生ずる。
しかしながら、従来このカブリ量の設定は標準
装填時間を予想し、これに安全性を十分見込んだ
値に設定していたため、結果的には必要以上の感
光材料を送り出すこととなり、感光材料のロスが
問題となつていた。
(考案の目的) この考案は上記事情に鑑みなされたもので、カ
ブリ量に応じた必要最小限の感光材料を送り出す
ことにより、感光材料のロスの低減を図つた感光
材料送り出し装置を提供することを目的とする。
(考案の概要) この考案の上記目的は、長尺状感光材料を巻装
したスプールを送り出しマガジンに明室装填し、
マガジン内部を遮光状態にして上記感光材料を次
工程に送り出す感光材料送り出し装置において、
フイルムの種類に応じたフイルム感度量が設定さ
れるフイルム感度設定手段と、前記マガジン内部
に設けられ、フイルムを巻装したスプールを送り
出し位置に装填したときに発生するフイルムセツ
ト信号が入力されてから前記マガジンの扉が閉じ
られるまで前記フイルム感度設定手段に設定され
たフイルム感度量に応じた光量の積算を行なう光
量積算手段と、光量積算値に対応したフイルムカ
ブリ送り量予め記憶されている記憶手段と、前記
光量積算値に対応したフイルムカブ送り量が予め
記憶されている記憶手段と、光量積算手段からの
光量積算値を前記記憶手段に送ることにより当該
光量積算値に対応したフイルムカブリ送り量を読
み込んで設定するカブリ送り量設定手段と、前記
カブリ送り量設定手段により設定されたカブリ送
り量に基づいてフイルム送りの制御を行なうフイ
ルム送り制御手段とを備えることによつて達成さ
れる。
(考案の実施例) 第1図は、この考案の好ましい実施態様である
マイクロフイルム撮影装置の正面図で、説明上正
面扉を開けた状態を示している。図において、1
0は撮影装置本体、20はフイルム送り出し室、
30はカメラ室、40はフイルム巻取室、50は
撮影用原稿供給室、Fはマイクロフイルムであ
る。撮影装置本体10は正面に扉11を有し、横
長状に形成された函体をなし、本体10に対し開
閉可能に設けられた扉11を閉じたとき、内部が
安全に遮光された状態となるように構成されてい
る。送り出し室20は正面に扉21を有する函状
体のフイルム容器すなわちマガジン22によつて
形成され、扉21をマガジン22に対して閉じた
とき、マガジン内部が完全に遮光された状態に保
たれる。マガジン22のフイルム送り出し側の壁
にはフイルムFが通過するに十分な程度の開口2
3が設けられており、所定の長さをもつてスプー
ル24に巻装されたフイルムFは送り出し室20
内に突設された送り出し軸25に装填された後、
ガイドローラを介して開口23からカメラ室30
に送り出される。フイルムFがスプール24から
巻き戻されるとき、巻装フイルムFの外周面は公
知のタツチローラ27によつて一定の押圧力をも
つて押えられる。本装置の送り出し室20には、
フイルムFの装填時における曝光量を測定するた
めの光量検出器28が設けられている。
この光量検出器28は例えばフオトセンサによ
つて構成されており、後述するようにフイルムF
を巻装したスプール24を送り出し軸25に装填
したとき、発生する信号(フイルムセツト信号
FS)により作動して光量を積算するべく、光量
積算回路61に接続されている。本送り出し装置
では、この光量積算回路61の出力によりフイル
ムFの送り出し量が決定される。
カメラ室30は仕切板31によつて巻取室40
と区画され、このカメラ室30において、原稿供
給室50の撮影位置に配置された原稿51の画像
が撮影レンズ32を介してフイルムFに撮影され
る。撮影済フイルムFはフイードローラ33によ
り、仕切板31に透設された開口34を通つて巻
取室40に送られる。巻取室40に導かれたフイ
ルムFはテンシヨンローラ41を介して、巻取軸
42に装填されたスプール43にタツチローラ4
4で押圧されながら巻き取られる。原稿供給室5
0は撮影するべき原稿51を撮影位置に自動的に
給送し、撮影を終えた原稿51は自動的に集積す
るように構成されたもので、この機構については
公知の自動給紙、集積機構が適用される。また、
原稿供給については手差し供給とすることも可能
であり、いずれにしても、かかる部分は本質的な
ものではないのでこの機構の詳細な説明は省略す
る。
以上の如く構成された本マイクロフイルム撮影
装置において、撮影に先立ち通紙する場合には、
先ず包装容器からスプール24に巻装されたフイ
ルムFを取り出し、送り出し室20の送り出し軸
25に装填しタツチローラ27を押圧した後、フ
イルムFの先端をガイドローラ26を介して開口
23より引き出す。その後扉を閉じて送り出し室
20内を遮光状態にしてから、さらにフイルムF
を引き出し、フイードローラ33、開口34、テ
ンシヨンローラ41を介して、巻取室40の巻取
軸42に装填されたスプール43に巻付け、タツ
チローラ44を押圧した後、正面扉11を本体1
0に閉じて準備を完了する。この後、後述する指
令スイツチ63を押すことにより、フイルムがカ
ブリ量に相当する長さのフイルムFがフイードロ
ーラ33によつて送られ、巻取りスプール43に
巻き取られる。なお、指令スイツチ63からの出
力ISは、扉11を本体10に閉じたときに発する
如く構成することも可能である。以降は通常の撮
影動作に入る。
次に、本マイクロフイルム撮影装置における光
量検出/フイルム送り出し制御機構について、第
2図に示すブロツク図に基づき説明する。前記フ
イルムセツト信号FSは、例えばスプール24の
装填により作動する如く送り出し室20の奥壁に
設けられたリミツトスイツチ(図示せず)から成
るフイルムセツト信号発生器61から出力し、光
量積算器61に入力される。このフイルムセツト
信号FSにより光量積算回路61では光量検出器
28が受けた光量の積算が開始される。なお、光
量積算回路61にはフイルムの種類等によつてフ
イルム感度量を設定するためのフイルム感度設定
回路65が接続されており、フイルム感度に応じ
た光量の積算を行なうようになつている。送り出
し室20内の巻装フイルムFに作用した単位面積
当りの光量は、単位面積に入射する光束(照度)
の時間積分値である。この積分時間とは、実質的
には巻装フイルムFを包装容器から取り出してか
ら送り出し室20内に装着し、扉21を閉じて内
部が遮光状態に保たれるまでの時間であるが、本
実施例の如く巻装フイルムFを送り出し軸25等
の送り出し位置に装填した時点、すなわちフイル
ムセツト信号FSを発する時点から起算しても結
果的にはほとんど影響がない。
光量積算回路61の出力はカブリ送り量設定回
路62に入力される。カブリ送り量設定回路62
は、光量積載値とその値が示す曝光量に相当する
長さのフイルムカブリ送り量との対応関係が予め
記憶されている記憶素子66に光量積算回路61
からの光量積算値LSを送ることにより対応する
フイルムカブリ送り量KLを獲得する。
このようにして決定されたフイルムカブリ送り
量KLは、フイルム送り制御回路64に入力され、
フイードローラ33が駆動される。すなわち、前
記指令スイツチ63を押すことによりフイルム送
り制御回路64が作動し、この結果フイルム送り
制御回路64に入力されたフイルムカブリ送り量
KL分だけフイードローラ33が回転する如く制
御される。
以上は使用されるフイルムFが同一種類の場合
(従つてフイルム感度が一定の場合)についての
説明であるが、使用されるフイルムFの種類が変
わる場合には、光量積算回路61に接続されたフ
イルム感度設定回路65によつてフイルム感度を
加味してカブリ送り量KLを設定することになる。
(考案の効果) 以上に詳述した如く、この考案は感光材料の装
填時における曝光量を測定し、撮影等に先がけ、
感光材料のカブリ量に相当する分だけ送るように
したので、余分な量の感光材料を送り出すことが
なく、よつて感光材料のロスが低減されるという
効果を奏する。
なお、この考案は前記実施例の如きフイルム撮
影装置の場合に限らず、写真用ペーパーをプリン
トに供すべく送り出す写真用プリンタの送り出し
装置にも適用でき、同一の効果を奏することは言
うまでもない。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例であるマイクロフ
イルム撮影装置の正面図、第2図は光量検出/フ
イルム送り出し制御系を示すブロツク図である。 10……本体、11……扉、20……送り出し
室、21……扉、22……マガジン、30……カ
メラ室、33……フイードローラ、40……巻取
室、51……原稿、F……フイルム。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 長尺状感光材料を巻装したスプールを送り出し
    マガジンに明室装填し、前記マガジン内部を遮光
    状態にして前記感光材料を次工程に送り出す感光
    材料送り出し装置において、フイルムの種類に応
    じたフイルム感度量が設定されるフイルム感度設
    定手段と、前記マガジン内部に設けられ、フイル
    ムを巻装したスプールを送り出し位置に装填した
    ときに発生するフイルムセツト信号が入力されて
    から前記マガジンの扉が閉じられるまで前記フイ
    ルム感動設定手段に設定されたフイルム感度量に
    応じた光量の積算を行なう光量積算手段と、光量
    積算値に対応したフイルムカブリ送り量が予め記
    憶されている記憶手段と、前記光量積算手段から
    の光量積算値を前記記憶手段に送ることにより当
    該光量積算値に対応したフイルムカブリ送り量を
    読み込んで設定するカブリ送り量設定手段と、前
    記カブリ送り量設定手段により設定されたカブリ
    送り量に基づいてフイルム送りの制御を行なうフ
    イルム送り制御手段とを備えるようにしたことを
    特徴とする感光材料送り出し装置。
JP1984145394U 1984-09-26 1984-09-26 Expired JPH0423233Y2 (ja)

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JP1984145394U JPH0423233Y2 (ja) 1984-09-26 1984-09-26

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JP1984145394U JPH0423233Y2 (ja) 1984-09-26 1984-09-26

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JPS6161522U JPS6161522U (ja) 1986-04-25
JPH0423233Y2 true JPH0423233Y2 (ja) 1992-05-29

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JP1984145394U Expired JPH0423233Y2 (ja) 1984-09-26 1984-09-26

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52104923A (en) * 1976-02-28 1977-09-02 Fujitsu Ltd Loading method of photosensitive materials

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52104923A (en) * 1976-02-28 1977-09-02 Fujitsu Ltd Loading method of photosensitive materials

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JPS6161522U (ja) 1986-04-25

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