JPH04231498A - 鋼帯の電気めっき設備 - Google Patents

鋼帯の電気めっき設備

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Publication number
JPH04231498A
JPH04231498A JP40845690A JP40845690A JPH04231498A JP H04231498 A JPH04231498 A JP H04231498A JP 40845690 A JP40845690 A JP 40845690A JP 40845690 A JP40845690 A JP 40845690A JP H04231498 A JPH04231498 A JP H04231498A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steel strip
current
anodes
plating
cell
Prior art date
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Pending
Application number
JP40845690A
Other languages
English (en)
Inventor
Taketoshi Watanabe
渡辺 武敏
Yasuhito Watanabe
渡邉 泰仁
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
Application filed by Kawasaki Steel Corp filed Critical Kawasaki Steel Corp
Priority to JP40845690A priority Critical patent/JPH04231498A/ja
Publication of JPH04231498A publication Critical patent/JPH04231498A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電気めっき中に鋼帯に発
生する長手方向の電位差を抑制することができるように
した鋼帯の電気めっき設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】水平セルを有する連続電気めっき設備に
おいては、図5に示すように鋼帯1の上下両面にセル5
中のめっき液に浸漬されたアノード(正電極)3を配置
し、上下のアノード3間にめっき液を充満しつつ、アノ
ード(正電極)3と鋼帯(負電極)1間に通電してめっ
きを施すものである。なお、各セル5中のアノード3の
前、又は、後には通電ロール2が鋼帯1に接触しており
、ここから整流器4の負極側へ電流を返している。
【0003】ところで図5においては、各セル5中に配
設された上下のアノード3は整流器4を介してそれぞれ
上流側の通電ロール2に導体6により接続してあるので
、上下のアノード3から鋼帯1の上面および下面に流れ
る電流が同方向に流れることになる。整流器4を介する
通電ロール2とアノード3とのこのような接続では、ア
ノード3から鋼帯1へ流れる電流の方向が矢印で示すよ
うに上面および下面ともに全てが同一方向となる。
【0004】このように鋼帯1中を同一方向に電流が流
れることにより、図6に示すように鋼帯1のアノード3
の直下の点と、通電ロール2の直下の点との間に電位差
ΔVが発生する。図6において実線は片面薄目めっき、
点線は両面めっきの場合を示す。この電位差ΔVはめっ
き電流Iと鋼帯1の電気抵抗Rによって決まるものであ
る。
【0005】かくして各セル5を鋼帯1が通過するごと
に点線で示す両面めっきの場合鋼帯1中に階段状に電位
差ΔVが2ΔV,3ΔV・・・・と累積され、めっきセ
ル数をNとすると第1番目のセルと第N番目の最終セル
後ではΔV×Nの電位差が生じることになり、電位差Δ
V×Nによって鋼帯1に循環電流が発生する。なお実線
で示すように片面薄めっきの場合も同様である。この電
位差ΔV×Nは数ボルト(V)に達することがあり、鋼
帯1に大きな循環電流が流れて通電ロール2の表面が電
蝕される等の問題点があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記従来技術
の問題点を解消し、鋼帯が各セルを通過するごとに鋼帯
のアノード直下の点と通電ロール直下の点との間に生じ
る電位差ΔVが累積するのを防止し、めっきセル全体と
して鋼帯に発生する電位差を最小に抑えて鋼帯に過大な
循環電流が流れないようにすることができる鋼帯の電気
めっき設備を提供することを目的とするものである。
【0007】電位差ΔVが累積するのを防止するために
は、各セルで対向するアノードから鋼帯の上面および下
面に流れるめっき電流が互いに逆向きに流れるような接
続が考えられる。すなわち、図3に示すように各セル5
中に配設された互いに対向する上下のアノード3は上側
のアノード3と下側のアノード3はそれぞれの整流器4
を介して上流側の通電ロール2および下流側の通電ロー
ル2というように順次別の通電ロール2に導体6により
接続されている。
【0008】このような接続によれば互いに対向するア
ノード3から鋼帯1に流れる電流は互いに逆向きになる
。それと共に鋼帯1の上面をめっきするための上面めっ
き電流は各セル5で同一方向に流れ、また鋼帯1の下面
をめっきするための下面めっき電流は、上面めっき電流
とは逆方向の同一方向に流れ、鋼帯1全体として上面め
っき電流と下面めっき電流が逆向きに流れることで鋼帯
に発生する電位差を抑えようとするものである。
【0009】この接続では上面めっき電流と下面めっき
電流が全体としてそれぞれ逆向きでかつ一方向にしか流
れないため、上面と下面でめっき量が同じ場合には図4
において点線で示すように互いに対向する上下のアノー
ド3から鋼帯1に流れる電流によって電位差ΔVが相殺
されて電位差ΔVが累積されない。しかるに上面と下面
でめっき量が異なる場合には上面めっき電流と下面めっ
き電流の大きさに差が生じ、電位差ΔVの打ち消しが十
分でなくなって実線で示すように電位差ΔVの累積が生
じることになる。
【0010】本発明はこのように鋼帯の上面めっき電流
と下面めっき電流とに差があっても電位差ΔVの累積を
解消せんとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明は、整流器からセル中のめっき液中に浸漬され
たアノード(正電極)と、通電ロールとに電流を供給し
、鋼帯をカソード(負電極)として電気めっきを施す電
気めっき設備において、各セル中に対向して配設された
上下のアノードのうち、互いに相対向する上下一対のア
ノードから鋼帯の上面および下面に流れる電流が互いに
逆向きに、かつ互いに隣接するアノードから鋼帯の上面
および下面に流れる電流が互いに逆向きになるように整
流器を介してアノードと通電ロールとを導体で接続した
ことを特徴とする鋼帯の電気めっき設備である。
【0012】
【作用】鋼帯中のめっき電流が各セルの上下面で互いに
逆向きに流れると共に隣接セル同志で互いに逆向きに流
れるように導体を接続することにより、鋼帯に発生する
電位差を上下面で相互に打ち消すと同時に隣接セル同志
で相互に打ち消し合い、めっきセル全体として鋼帯に発
生する電位差を最小に抑えて鋼帯に過大な循環電流が流
れることを防止するものである。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基いて説明す
る。図1に示すように各セル5中に配設された互いに対
向する上下一対のアノード3のうち、上側のアノード3
および下側のアノード3はそれぞれの整流器4を介して
通電ロール2の1つおきに互いに隣接する上側のアノー
ド3同志および下側のアノード3同志が交互に導体6に
より接続されている。
【0014】このような接続によれば同一セル5内で上
下に対向する各一対のアノード3から鋼帯1の上面およ
び下面に流れる電流が互いに逆向きになると同時に、上
側で隣接するアノード3同志および下側で隣接するアノ
ード3同志から鋼帯1に流れる電流も互いに逆向きにな
る。このため鋼帯1の上面めっき電流及び下面めっき電
流が同一セル5内および隣接セル5同志で全て電位差Δ
Vを打ち消し合うことになる。したがって図2に示すよ
うに鋼帯1の上下面でめっき量が同じである(たとえば
点線で示す両面めっき)場合でも、めっき量が異る(実
線で示す片面めっき)場合でも、鋼帯1に発生する電位
差ΔVが累積することがないため、鋼帯1に過大な循環
電流が流れるのを阻止することができる。
【0015】前記のような本発明による鋼帯の電気亜鉛
めっきによれば、従来は通電ロールが循環電流により電
蝕され、1〜2回/月の取替が必要であったが、3〜4
回/年程度に取替頻度を低減させることが可能になった
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、め
っきセル中の鋼帯中にめっき電流が流れることにより発
生する電位差を各めっきセル内および隣接するめっきセ
ル同志で打ち消し合うことにより鋼帯中に大きな累積電
位差が発生するのを防止できる。このため鋼帯中に大き
な電位差が発生しないので鋼帯中を過大な循環電流が流
れることはなく、通電ロールの電蝕を防止でき、その寿
命延長が達成されると共に良好なめっきを施すことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るめっき設備の導体による
電気的接続図である。
【図2】本発明の実施例に係る電位差の推移を示す線図
である。
【図3】比較例に係るめっき設備の導体による電気的接
続図である。
【図4】比較例に係る電位差の推移を示す線図である。
【図5】従来例に係るめっき設備の導体による電気的接
続図である。
【図6】従来例に係るめっき設備の導体による電気的接
続図である。
【符号の説明】
1  鋼帯 2  通電ロール 3  アノード 4  整電器 5  セル 6  導体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  整流器からセル中のめっき液中に浸漬
    されたアノード(正電極)と、通電ロールとに電流を供
    給し、鋼帯をカソード(負電極)として電気めっきを施
    す電気めっき設備において、各セル中に対向して配設さ
    れた上下のアノードのうち、互いに相対向する上下一対
    のアノードから鋼帯の上面および下面に流れる電流が互
    いに逆向きに、かつ互いに隣接するアノードから鋼帯の
    上面および下面に流れる電流が互いに逆向きになるよう
    に整流器を介してアノードと通電ロールとを導体で接続
    したことを特徴とする鋼帯の電気めっき設備。
JP40845690A 1990-12-27 1990-12-27 鋼帯の電気めっき設備 Pending JPH04231498A (ja)

Priority Applications (1)

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JP40845690A JPH04231498A (ja) 1990-12-27 1990-12-27 鋼帯の電気めっき設備

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JP40845690A JPH04231498A (ja) 1990-12-27 1990-12-27 鋼帯の電気めっき設備

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JPH04231498A true JPH04231498A (ja) 1992-08-20

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ID=18517908

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JP40845690A Pending JPH04231498A (ja) 1990-12-27 1990-12-27 鋼帯の電気めっき設備

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