JPH0422970A - トナー - Google Patents

トナー

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JPH0422970A
JPH0422970A JP2128671A JP12867190A JPH0422970A JP H0422970 A JPH0422970 A JP H0422970A JP 2128671 A JP2128671 A JP 2128671A JP 12867190 A JP12867190 A JP 12867190A JP H0422970 A JPH0422970 A JP H0422970A
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JP
Japan
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toner
developing roller
roller
developer
developing
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Application number
JP2128671A
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English (en)
Inventor
Koichi Kato
弘一 加藤
Masami Tomita
正実 冨田
Tomoe Hagiwara
萩原 登茂枝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、回転駆動される現像ローラに、必要に応じて
補助剤を外添した非磁性一成分系現像剤を供給し、該現
像ローラの表面に前記現像剤を担持して搬送し、潜像担
持体と前記現像ローラが互いに対向した現像領域にて、
該潜像担持体に形成された静電潜像を現像ローラに担持
された前記現像剤によって可視像化する画像形成方法に
用いるトナーに関するものである。
〔従来の技術〕
潜像担持体に静電潜像を形成し、これを現像剤によって
可視像化して記録画像を得る電子複写機。
プリンタ或いはファクシミリ等の画像形成装置では、粉
体状の現像剤を用いる乾式の現像装置が広く採用されて
いる。
かかる粉体状の現像剤としては、トナーとキャリアを有
する二成分系現像剤と、キャリアを含まない一成分系現
像剤とが公知であり、前者の二成分系現像剤を用いた二
成分現像方式は、比較的安定した良好な記録画像が得ら
れる反面、キャリアの劣化やトナーとキャリアの混合比
の変動が発生しやすく、装置の維持管理が煩雑で、装置
全体の構造が大型化しやすくなる欠点を有している。
このような観点から、上述の欠点を有しない一成分系現
像剤を用いた一成分現像方式が注目されている。−成分
系現像剤は、トナーのみから成るものと、これに必要に
応じて補助剤を外添しトナーと補助剤を混合したものと
がある。またトナーとしては、その各トナー粒子自体に
磁性粉を練り込んだ磁性トナーと、磁性体を含まない非
磁性トナーとがある。
ここで、磁性体は一般に不透明であるため、フルカラー
やマルチカラーを含めたカラー画像を磁性トナーによっ
て形成すると、現像された可視像が不鮮明となり、鮮や
かなカラー画像を得ることはできない。従って、特にカ
ラー現像に対しては。
非磁性トナーを用いた一成分現像方式を採用することが
望ましい。
ところで、−成分現像方式を採用した現像装置において
は、−成分系現像剤を現像ローラに担持させて搬送し、
この現像ローラと潜像担持体とが互いに対向した現像領
域において、潜像担持体に形成された静電潜像を現像剤
によって可視像化しているが、所定濃度の高品質な可視
像を形成するには、充分に帯電した多量のトナーを現像
領域に搬送し、かかるトナーによって潜像を可視像化す
る必要がある。
磁性トナーを用いた場合には、現像ローうに内設した磁
石の磁力を利用して、該ローラにこの一成分系現像剤を
担持てきるので、上述の要求を比較的容易に満たすこと
が可能である。
ところが、非磁性の一成分系現像剤を用いたときは、こ
れを磁力によって現像ローラに担持させることはできな
いため、上述の要求を満たすことは難しい。これに対す
る対策も従来より各種提案されており、例えば特開昭6
1−42672号公報には、現像ローラの表面に誘電体
(絶縁体)の層を積層形成し、これに対して、例えばス
ポンジローラから成る現像剤供給部材を圧接させ1両者
を互いに異極性に摩擦帯電させると共に、この誘電体と
逆極性に帯電させた非磁性トナーを誘電体に静電的に付
着させ、かかる−成分系現像剤を現像領域に搬送する方
法が提案されている。しかし、この方法によっても、誘
電体表面の近傍に形成される電界の強さを充分に高める
二とができないため、現像ローラの表面に多量のトナー
を担持させることは難しく、現像領域へ搬送できる現像
剤量が不足し、高濃度の可視像を形成することは困難で
ある。
また現像ローラと現像剤供給部材の間に、非磁性トナー
が現像ローラ側へ静電的に移行する向きの電界を印加す
る構成も公知であるが、このような構成を付加しても、
現像ローラへ充分な量のトナーを付着させることは難し
い。
また、トナー供給部材としては、10ζ10′′Ω・C
11の導電性発泡体(特開昭60−229057号公報
)、スキン層付弾性体(特開昭60−229060号公
報)及びファーブラシ(特開昭61−42672号公報
)等を使用することが提案されており、また現像ローラ
としては、表面に凹凸を有する金属体(特開昭60−5
3976号公報)、絶縁被覆ローラ一体(特開昭55−
46768号公報)中低抗体被覆ローラ(特開昭58−
13278号公報)及び絶縁体と導電面を持つ電極ロー
ラ(特開昭53−36245号公報)等が開示されてい
る。
また、非磁性−成分現像剤を用いる現像装置において、
特開昭60−229057号公報ではスポンジローラ、
特開昭62−229060号公報では弾性ローラ。
特開昭61−52663号公報ではファーブラシ等を用
いて、トナーと補給部材との摩擦帯電でトナーに電荷を
付与し、更に現像ローラとの接触においての摩擦により
、現像ローラヘトナーを静電的に付着させ、更にブレー
ド等の層厚規制部材を用いて、トナー層を制御して感光
体の潜像を現像する。現像ローラの材料としては、絶縁
性のもの、中抵抗のもの、積層のものなど各種のものが
用いられている。
これらの引例で示されている方式によると、現像ローラ
へのトナー付着は、トナー補給部材と現像ローラとの摩
擦で行なわれるが、トナーの付着した部材で摩擦するた
め、充分な帯電が得に<<。
結果的にトナー付着が不足してしまう。また、カラート
ナーと黒トナーを比較した場合、必要濃度をだすために
は、黒トナーはその付着量が0.4〜0.5+mg/a
m2程度であるのに対し、カラートナーでは黒トナーの
1.5〜2倍の付着量が必要である。この付着量が多く
必要なこともまた。非磁性−成分現像を離しいものにし
ている。
さらに、特開昭54−51841号公報等に示されてい
るように、現像領域を通過した後の現像ローラ上の一成
分系現像剤を掻き取ったあと、この現像ローラの表層に
対してコロナ放電を行って電荷を付与し、次いて現像剤
供給部材により非磁性トナーを現像ローラ上に静電的に
積極的に付着させるようにした技術も提案されているが
、この構成によっても現像ローラの表面の現像剤担持量
を上げることができず、現像領域へ多量の現像剤を搬送
することはできない。
これらの問題点を解消する方法として5本発明者らは、
先に「回転駆動される現像ローラに、必要に応じて補助
剤を外添した非磁性トナーより成る一成分系現像剤を供
給し、該現像ローラの表面に前記現像剤を担持して搬送
し、潜像担持体と前記現像ローラが互いに対向した現像
領域にて、該潜像担持体に形成された静電潜像を現像ロ
ーラに担持された前記現像剤によって可視像化する現像
方法において、前記現像ローラ体の表面に選択的に電荷
を保持させることにより該現像ローラ表面の近傍に多数
の微小閉型界を形成し、この閉電界により帯電トナーを
吸引し5現像剤を現像ローラ表面に付着させて担持し、
該担持現像剤によって静電潜像を可視像化する画像形成
方法を提案した。
かかる発明は、現像ローラの表面の近傍に多数の微小閉
型界(マイクロフィールド)が形成されるので、その電
界強度を従来よりも著しく増大させることができ、充分
に帯電した多量の非磁性トナーを現像ローラに担持して
現像領域に搬送できるといった多くの利点を有するもの
である。しかしながら、その後の本発明者らの研究によ
れば、このような微小閉型界(マイクロフィールド)を
形成する現像方式においては、従来から知られているト
ナーをそのまま採用した場合、現像ローラ上でのトナー
層を2層以上として常に安定化させることが難しく、ト
ナー層が薄くなって現像されるトナーの量が減少して、
画像部の濃度が低くなったり、トナー層が不均一となっ
て現像ムラが生じたり、カブリが発生したりすることが
あり、更には、往々現像ローラ上にフィルミング現象が
発生し、マイクロフィールド効果が減少し、現像ローラ
上のトナー保持量が減少して、潜像担持体へ充分にトナ
ーを現像することが困難になる等の問題点が生じること
が判明した。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は、上述した技術的背景に基づいてなされたもの
であって、その目的は現像ローラ上に2層以上安定かつ
均一に積層することができるとともに現像ローラへのフ
ィルミングが抑制され、長期にわたって高濃度、高品質
の画像を与えることができ、したがって、現像ローラの
表面上に、選択的に電荷を保持させることにより現像ロ
ーラ表面近傍に多数の微小閉型界を形成し、この現像ロ
ーラ上に必要に応じて補助剤を外添したトナーよりなる
非磁性一成分系現像剤を供給し、前記微小閉型界により
前記現像剤を現像ローラ表面に担持させ、該担持現像剤
によって静電潜像を可視像化する画像形成方法に好適に
用いることのできるトナーを提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは、鋭意検討した結果、結着樹脂と着色剤を
含有し、かつ特定の貯蔵弾性率を有するトナーが上記目
的に適合することを知見し、本発明を完成するに至った
すなわち、本発明によれば、現像ローラの表面上に、選
択的に電荷を保持させることにより、現像ローラ表面近
傍に多数の微小閉型界を形成し、この現像ローラ上に、
必要に応じて補助剤を外添したトナーよりなり非磁性一
成分系現像剤を供給し、前記微小閉型界により前記現像
剤を現像ローラ表面に担持させ、該担持現像剤によって
静電潜像を可視像化する画像形成方法に用いるトナーで
あって、該トナーは少なくとも結着樹脂と着色剤を含有
し、かつトナーをプレート化したときの動的粘弾性を測
定した際における貯蔵弾性率(30℃)(以下、単に貯
蔵弾性率という)が8XIO’〜1,0X1011dy
n/adであることを特徴とするトナーが提供される。
本発明のトナーは、前記したように結着樹脂と着色剤を
含有し、その貯滝弾性率(30℃)が8×109−1,
OX 10”dyn/a#であることを特徴とする。
本発明で言う動的粘弾性の測定は、ある一定の周波数に
対する温度依存性又はある温度に対する周波数依存性を
みる副室法で、ある周波数の応力に対する応答性から貯
蔵弾性率、損失弾性率、tanθを計算できる。ここで
はトナーをホットプレスにて溶融して板状のサンプルを
作製し、これをコーンプレート状のサンプル支持体には
さんで、一定の周波数をかけたときの温度依存性を測定
した。
なお、具体的にはRheometrics社製のRhe
oIletrics Dynamic Spactro
meter(RDS−II )を用いて測定したもので
ある。
ところで、貯蔵弾性率は、トナーの外部応力に対するエ
ネルギー吸収を示す尺度であり、具体的にはトナーをプ
レート化した際に測定されるものである。
本発明者らの研究によれば、トナーの貯蔵弾性率が上記
の範囲内にある場合には、トナーの現像ローラ上での微
粉化が起こり難くなると共にトナー粒子を均一かつ安定
に2層以上積層することが可能となり、また現像ローラ
へのフィルミングや現像時のカブリ現像が低減すること
が知見された。
トナーの貯蔵弾性率が、8.OX 109dyn/a(
未満であると外部応力に対するエネルギー吸収量が小さ
いため、現像ローラ上でトナー層規制部材や潜像担持体
との摩擦によって、トナーの微粉化が起こり、現像ロー
ラへのフィルミングや現像時のカブリ現像が発生しやす
くなる。また、1.OX 10”dyn/dを越えると
エネルギー吸収量が大き過ぎるため、現像ローラを研磨
し、後記する現像ローラ上の誘電部と導電部面積比が大
きく変化し、マイクロフィールド効果によるトナー粒子
の捕捉力が減少し、いずれにしても本発明の所期の目的
を達成することができない。
本発明のトナーに使用される結着樹脂は、これまでトナ
ー用結着剤として使用されてきたものの全てが適用でき
る。具体的には、ポリスチレン、スチレン−アクリル酸
共重合体、スチレン−メタクリル酸共重合体、スチレン
−アクリル酸エステル共重合体、スチレン−メタクリル
酸エステル共重合体、スチレン−ブタジェン共重合体な
どのスチレン系樹脂をはじめ、飽和ポリエステル樹脂、
不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹
脂、マレイン酸樹脂、クマロン酸樹脂、塩素化パラフィ
ン、キシレン樹脂、塩化ビニル系樹脂、ポリプロピレン
、ポリエチレンなどが例示できる。
二九ら結着樹脂の二種以上が適宜混合されて用いられて
よいことは言うまでもない、尚、これらのうちでもポリ
スチレン、スチレン系樹脂及びエポキシ系樹脂の使用が
有利である。
本発明のトナーにおいては着色剤が含有される。
本発明のトナーで用いられる着色剤としては。
従来からトナー用着色剤として使用されてきた顔料及び
染料の全てが適用される。具体的には、カーボンブラッ
ク、ランプブラック、鉄黒、群青。
ニグロシン染料、アニリンブルー、カルコオイルブルー
、デュポンオイルレッド、キノリンイエロ、メチレンブ
ルークロリド、フタロシアニンブルー、フタロシアニン
グリーン、ハンザイエローG、ローダミン6Cレーキ、
クロムイエロー、キナクリドン、ベンジジンイエロー、
マラカイトグリーン、マラカイトグリーンへキサレート
、オイルブラック、アゾオイルブラック、ローズベンガ
ル。
モノアゾ系染顔料、ジスアゾ系染顔料、トリスアゾ系染
顔料及びこれらの混合物などが挙げられる。
本発明のトナーには必要に応じ荷電制御剤、流動化剤あ
るいは離型剤を含有させることもできる。
荷電制御剤としては、トナーに正極性を付与するものと
して、ニグロシン系染料、第四アンモニウム塩、塩基性
染料、アミノ酸含有のポリマーなどがあり、また負極性
を付与するものとして、含クロムモノアゾ染料、含クロ
ル有機染料、サリチル酸誘導体の金属塩などが挙げられ
る。
流動化剤としては、例えば表面を疎水化処理したSiO
□、TiO2等の無機酸化物、SiC等の無機微粒子、
ステアリン酸亜鉛等の金属石鹸などが挙げられる。
離型剤としては、低分子量のポリエチレン、ポリプロピ
レンなどの合成ワックス類の他、キャンデリラワックス
、カルナウバワックス、ライスワックス、本ろう、ホホ
バ油などの植物系ワックス類;みつろう、ラノリン、鯨
ろうなどの動物系ワックス類;モンタンワックス、オシ
ケライトなどの鉱物系ワックス類;硬化ヒマシ油、ヒド
ロキシステアリン酸、脂肪酸アミド、フェノール脂肪酸
エステルなどの油脂系ワックス類などが挙げられる。
また、本発明のトナーには、上記成分の他に必要に応じ
てトナーの熱特性、電気特性、物理特性などを調整する
目的で各種の可塑剤(フタル酸ジブチル、フタル酸ジオ
クチルなど)、抵抗調整剤(酸化スズ、酸化鉛、酸化ア
ンチモンなど)等の助剤を添加することも可能である。
本発明のトナーは、現像ローラの表面上に、選択的に電
荷を保持させることにより、現像ローラ表面近傍に多数
の微小閉電界を形成し、この現像ローラ上に、必要に応
じて補助剤を外添したトナーよりなり非磁性一成分系現
像剤を供給し、前記微小閉電界により前記現像剤を現像
ローラ表面に担持させ、該担持現像剤によって静電潜像
を可視像化する画像形成方法において、特に有用である
以下、かかる画像形成方法について説明する。
第1図にこの画像形成方法の実施に有用な代表的な現像
装置の現像ローラ部を中心とした概要を示す。第1図に
おいて、トナータンク70に内蔵されている本発明のト
ナー60は、撹拌羽根(トナー供給補助部材)50によ
りトナー供給部材(スポンジローラ又はファーブラシな
ど)40に強制的に寄せられ、トナー60はトナー供給
部材40に供給される。
一方、現像を終了した現像ローラ20は、矢印の方向に
回転(例えば400rp■)シ、トナー供給部材(スポ
ンジローラ)40との接触部に至る。トナー供給部材4
0は現像ローラ20と逆方向に回転(例えば300rp
m) L、、、現像ローラ20とトナー60に帯電を与
え、現像ローラ20上にトナー60を付着させる。更に
現像ローラ20は回転し、現像ローラ20上の付着トナ
ーは、トナー層厚規制部材(弾性ブレード)30により
、厚みを制御されながら帯電も安定化され、現像域80
に達する。現像域80において、接触又は非接触現像に
より、潜像が現像される。ここで必要に応じて、現像ロ
ーラ20、トナー供給部材40に直流、交流、直流重畳
交流、パルスなどのバイアスなどを印加して、最適な画
像を制御することができる。
次に、このタイプ(電極タイプ)の現像ローラ20への
トナー付着のメカニズムについて説明する。
現像ローラ20の例としては、たとえば第3図に示され
るように5その表面に誘導体部と導電体部とが微小面積
で混在するように構成されている。面積の大きさは、形
状が円形であるとした場合、径が10〜500pmの大
きさの微小面積がランダムに又はある規則にしたがって
分散している。面積比としては、絶縁部の面積が20〜
60%の範囲が好ましい。
トナー付着は次のようになる。まず、現像を終了した現
像ローラ20は、矢印の方向に回転してトナー供給部材
40と接触する。ここで現像しなかった非画像部の残ト
ナーは、トナー供給部材40により機械的、電気的にか
きとられ、誘電体部は摩擦によって帯電する。このとき
前の現像による現像ローラ20とトナーの電荷は、摩擦
により一定化され、初期化される。次に、供給部材40
によって運ばれたトナーは、摩擦により帯電し、現像ロ
ーラ20の誘電体部に静電的に付着する。このときの極
性は、感光体電荷に対してトナーは逆極性にまた現像ロ
ーラ20の誘電体部は同極性となる。このときの現像ロ
ーラ20上の電界は、第2図に示されるようにマイクロ
フィールド(閉電界)となり、電界傾度の大きい電界と
なって、トナーを多層に付着させることが可能となる。
また、付着したトナーは閉電界となっているので、現像
ローラ20側に強く引かれ離れにくい状態となる。この
トナー層は、更にトナー層厚規制部材30によりトナー
層厚が制御され、現像域80のトナーは感光体に付着し
易い電界となり、現像が行なわれる。
現像装置の部品についても多くの種類のものが使用でき
るが、トナーとの離型性、耐久性から好ましい材料のみ
に絞ると、第1表のようになる。
また、表面に誘導体部と導電体部とが小面積で混在する
ように構成された現像ローラを作製するには、例えば、
まず表面にアヤメローレット加工等により溝加工を施し
た金属ローラを作製しくこの場合、溝は0.1〜0.5
mmピッチとし、ローラ長手方向に対して、約45°の
角度に加工する)〔参照;第4図(a)〕、次に溝加工
した金属表面に、例えばフッ素樹脂(ルミフロンLF2
00;旭ガラス社製)をコーティングし、100℃で約
30分間硬化乾燥させ(塗布厚みは溝が完全に埋まる状
態にする)〔参照;第4図(b)〕、続いてローラの表
面を切削又は研磨加工により導電面が微小面積で混在す
るように削り、導電部面積が20〜60%になるように
削る〔参照;第4図(C)〕という方法が採用される。
この現像ローラ上にマイクロフィールドの電界を形成す
る現像方式においては、従来から知られているトナーを
そのまま採用した場合、現像ローラ上でのトナー層を2
層以上として常に安定化させることが難しく、トナー層
が薄くなって現像されるトナーの量が減少して、画像部
の濃度が低くなったり、トナー層が不均一となって現像
ムラが生じたり、カブリが発生したりすることがある。
また、従来のトナーでは、往々現像ローラ上にフィルミ
ング現象が発生するが、現像ローラ上にフィルミングが
形成されると、マイクロフィールド効果が減少し、現像
ローラ上のトナー保持量が減少して、潜像担持体上へ充
分にトナーを現像することが困難になる。
ところが、本発明のトナーを使用した場合には、現像ロ
ーラ上でのトナーの微粉化が抑制され、その結実現像ロ
ーラへのフィルミングが抑制されるので、充分なマイク
ロフィールド効果が発揮され、本発明のトナーにより、
長期にわたって高濃度、高品質の画像を得ることができ
る。
〔実施例〕
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明する。なお
、部は重量部を表わす。
実施例1 結着樹脂 スチレン系重合体     80部フェニレ
ンエーテル系重合体10部 アラミド系重合体     5部 離 型 剤 低分子量ワックス     5部着 色 
剤 カーボンブラック     10部帯電制御剤 サ
リチル酸誘導体亜鉛塩  6部上記組成の混合物を溶融
混練し、冷却後ハンマーミルを用いて粗粉砕し、ついで
エアージェット方式による微粉砕機で微粉砕した。得ら
れた微粉砕品を分級して平均粒径を7.5μsとした。
本粒子100部に対してシリカ微粉末を0.5部添加混
合して本発明のトナーを得た。
得られたトナーの貯蔵弾性率は、1.5XlO”(dy
n/aIt)であった。
つぎに、第3図(e)に示すような断面を有する現像ロ
ーラ(第3図(a)) (誘電部と導電部が微小面積で
混在し、これらの面積比は60%のもの)を備付した現
像装置を用意し、かかる現像装置に前記トナーを装着し
、画像出しを行ったところ、高画像濃度で地肌汚れのな
い鮮明な画像が得られた。
更に連続5000枚のランニング後においても、現像ロ
ーラ上にトナーはフィルミングしておらす鮮明な画像が
維持された。
実施例2 ポリエーテルサルフオン  10部 ポリカーボネート      5部 層 型 剤 低分子量ワックス     5部着 色 
剤 カーボンブラック     10部帯電制御剤 サ
リチル酸誘導体亜鉛塩  5部上記組成の混合物を溶融
混練し、冷却後ハンマーミルを用いて粗粉砕し、ついで
エアージェット方式による微粉砕機で微粉砕した。得ら
れた微粉砕品を分級して平均粒径を81Jaとした。本
粒子100部に対してシリカ微粉末を0.3部添加混合
して本発明のトナーを得た。
得られたトナーの貯蔵弾性率は、8.5 X 10”(
dyn/aJ)であった。
つぎに、第3図(c)に示すような断面を有する現像ロ
ーラー(第3図(a))(誘電部と導電部が微小面積で
混在し、その面積比は50%のもの)を備付した現像装
置を用意し、かかる現像装置に前記トナーを装着し、画
像出しを行ったところ、高画像濃度で地肌汚れのない鮮
明な画像が得られた。
更に、連続5000枚のランニングにおいても、現像ロ
ーラ上にトナーはフィルミングしておらず鮮明な画像が
維持された6 比較例1 結着樹脂 スチレン系重合体     95部離層型 
剤 低分子量ワックス     5部着 色 剤 カー
ボンブラック     10部帯電制御剤 サリチル酸
誘導体亜鉛塩  6部上記組成の混合物を溶融混練し、
冷却後ハンマーミルを用いて粗粉砕し、ついでエアージ
ェット方式による微粉砕機で微粉砕した。得られた微粉
砕品を分級して平均粒径を7.5癖とした。本粒子10
0部に対してシリカ微粉末を0.5部添加混合して比較
用のトナーを得た。
得られたトナーの貯蔵弾性率は、5.5X10”(dy
n#j)であった6 かかるトナーを用いて実施例1と同様に画像出しを行っ
たところ、画像濃度が低く、場所により濃度ムラが見え
た。また5000枚ランニング後においてトナーが現像
ローラ上にフィルミングしていた。
比較例2 離 型 剤 低分子量ワックス     5部着 色 
剤 カーボンブラック     10部帯電制御剤 サ
リチル酸誘導体亜鉛塩  5部上記組成の混合物を溶融
混練し、冷却後ハンマーミルを用いて粗粉砕し、ついで
エアージェット方式による微粉砕機で微粉砕した。得ら
れた微粉砕品を分級して平均粒径を8−とした。本粒子
100部に対してシリカ微粉末を0.3部添加混合して
比較用のトナーを得た。
得られたトナーの貯蔵弾性率は、2.9 X 10” 
(dyniai)であった。
かかるトナーを用いて実施例2と同様に画像出しを行っ
たところ、画像濃度が低く、場所により濃度ムラが見え
た。また5000枚ランニング後においてトナーが現像
ローラ上にフィルミングしていた。
〔発明の効果〕
本発明のトナーは、現像ローラ上に2層以上安定かつ均
一に積層することができるとともに現像ローラへのフィ
ルミングが抑制され、長期にわたって高濃度で高品質の
画像を与える。
従って、本発明のトナーは、現像ローラの表面上に、選
択的に電荷を保持させることにより、現像ローラ表面近
傍に多数の微小閉電界を形成し。
この現像ローラ上に、必要に応じて補助剤を外添したト
ナーよりなる非磁性一成分系現像剤を供給し、前記微小
閉電界により前記現像剤を現像ローラ表面に担持させ、
該担持現像剤によって静電潜像を可視像化する画像形成
方法に好適に用いられる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施に有用な現像ローラーEにマイク
ロフィールドの電界を形成させた現像装置の−例を示す
現像ローラ部を中心とした模式断面図である。 更に、第2図は第1図で示される装置において。 現像ローラ上にマイクロフィールドによる閉室界が生成
している状態を説明するための模式断面図である。なお
、第3図(a)〜(c)は、第1図に示されるタイプの
現像装置で使用する現像ローラの作製過程における表面
状態を示す模式断面図である。 10・・・静電潜像担持体、20・・・トナー搬送部材
。 30・・・トナー層厚規制部材、40・・・トナー供給
部材、50・・・撹拌羽根、60・・・トナー、70・
・・トナータンク、80・・・現像域。 特許出願人 株式会社 リ  コ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)現像ローラの表面上に、選択的に電荷を保持させ
    ることにより、現像ローラ表面近傍に多数の微小閉電界
    を形成し、この現像ローラ上に、必要に応じて補助剤を
    外添したトナーよりなり非磁性一成分系現像剤を供給し
    、前記微小閉電界により前記現像剤を現像ローラ表面に
    担持させ、該担持現像剤によって静電潜像を可視像化す
    る画像形成方法に用いるトナーであつて、 該トナーは少なくとも結着樹脂と着色剤を含有し、かつ
    プレート化したときの動的粘弾性を測定した際における
    貯蔵弾性率(30℃)が8×10^9〜1.0×10^
    1^1dyn/cm^2であることを特徴とするトナー
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