JPH04228586A - 芳香族アミン化合物の製造方法 - Google Patents

芳香族アミン化合物の製造方法

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JPH04228586A
JPH04228586A JP3071123A JP7112391A JPH04228586A JP H04228586 A JPH04228586 A JP H04228586A JP 3071123 A JP3071123 A JP 3071123A JP 7112391 A JP7112391 A JP 7112391A JP H04228586 A JPH04228586 A JP H04228586A
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titanium
iii
solution
acid
reducing agent
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JP3071123A
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Baldev K Bandlish
バルデ クマール バントリシュ
Robert V Casciani
ロバート ブイ.カスシアニ
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Sandoz AG
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    • C01GCOMPOUNDS CONTAINING METALS NOT COVERED BY SUBCLASSES C01D OR C01F
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    • C01GCOMPOUNDS CONTAINING METALS NOT COVERED BY SUBCLASSES C01D OR C01F
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    • C07C209/32Preparation of compounds containing amino groups bound to a carbon skeleton by reduction of nitrogen-to-oxygen or nitrogen-to-nitrogen bonds by reduction of nitro groups
    • C07C209/325Preparation of compounds containing amino groups bound to a carbon skeleton by reduction of nitrogen-to-oxygen or nitrogen-to-nitrogen bonds by reduction of nitro groups reduction by other means than indicated in C07C209/34 or C07C209/36
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】芳香族アミン化合物を対応する芳香族ニト
ロ化合物より製造するため種々の方法が用いられてきた
。そのような方法は通常高温及び高圧において高純度触
媒を用いる触媒水素化、並びに費用のかかる生成物の精
製並びに副生成物である鉄水酸化物スラッジの廃棄を必
要とする希塩酸中での鉄による還元を含む。
【0002】窒素化合物の還元を、例えばTi +4の
塩及びTi +3の塩を含むその還元種により提供され
るような触媒量のレドックス系の存在下水性強酸性電解
質中で行なう電気化学的方法が開発された。例えばNo
elらのJ.Applied Electrochem
istry, 12,(1982), 291〜298
 参照。 しかし、この方法は出発物質もしくは生成物が酸性電解
質への溶解度が低く、そして電極に結合もしくは電極で
錯体形成し、電流効率を低下させる場合実施できない。 従って、いわゆる2段階電気化学的方法が提案され(N
oelら、Indian J.Tech , 19,(
1981), 100〜101)、これは硫酸チタンT
i(SO4)2の電気化学的還元により得られたチタン
(III) 硫酸塩を出発芳香族ニトロ化合物の化学的
還元に用いる。しかし、硫酸チタンは低酸性溶液におい
て不安定であり、硫酸チタンの加水分解及び得られる加
水分解したチタン化合物の沈殿を防ぐため少なくとも約
10%(wt/vol)の酸濃度を保たなければならな
い。他の制限は、硫酸チタンの還元により得られるチタ
ン(III) スルフェートが水溶液における溶解度が
低く、約0.5Nを越える濃度において沈殿することで
ある。電極において堆積した溶解しない固体は電流効率
をかなり低下させる。
【0003】本発明は、特に例えば水性媒質中において
有効な芳香族ニトロ化合物を対応する芳香族アミン化合
物及び中間体に還元するための新規及び改良されたチタ
ン(III)還元剤、並びにそのような還元剤の製造方
法を提供する。本発明により2段階工程が提供され、こ
の方法は工程(a)において酸性水性電解質中でチタン
(IV)オキシ塩、好ましくはチタン(IV)オキシス
ルフェート(TiOSO4)を電気化学的に還元し溶解
したチタン(III) 塩(以後チタン(III) オ
キシ塩と呼ぶ)を形成すること、及び第2の工程(b)
においてこうして得られたチタン(III) 塩生成物
を還元剤として用い芳香族ニトロ化合物をアミン化合物
に化学的に還元することを含む。
【0004】本発明において用いられるチタン(IV)
オキシ塩は化学式TiO(R)(式中、Rは残りのチタ
ンオキシ(TiO++) カチオン部分中のチタンの+
2原子価をみたすに必要な1〜2個のアニオンを表わす
)で表わされる水溶性塩である。そのような塩は安定で
あり、すなわちチタン(IV)オキシ塩の低い、すなわ
ち約10%(wt/vol)以下の強酸性溶液において
加水分解に対する耐性を有する。 チタン(III) オキシ塩生成物溶解性を高めるため
、並びに電極の酸腐食を低下させるためある状況におい
て低い酸濃度の電解質が望ましい。また、ある官能基置
換したニトロ化合物の安定性のため、この方法の化学的
還元工程において低い酸濃度溶液が望ましい。
【0005】工程(a)からのチタン(III) オキ
シ塩は有利には強酸水溶液にとても良好な溶解性を有し
、すなわち高濃度、すなわち0.5規定(0.5モルに
等しい)以上のチタン塩で可溶であり、さらに特に1.
0規定(1.0モル)以上の濃度で可溶である。従って
、そのような高濃度水性チタン(III) オキシ塩溶
液は電流効率に影響を与えるチタン塩沈殿を形成しない
で製造される。例えば、水性チタン(III) オキシ
スルフェート溶液は本発明により製造され、ここで溶解
したチタン(III) オキシ塩生成物の濃度は約3モ
ル、好ましくは約0.8〜2.5モル、最も好ましくは
1〜2モルである。また、チタン(III) オキシ塩
生成物は空気酸化に対し高い安定性を有している。
【0006】さらに、工程(b)においてニトロ化合物
の還元の間チタン(III) 還元剤より形成されたチ
タン(IV)再酸化生成物が回収され、チタン(III
) 還元剤を製造するための電気化学的還元における出
発物質として用いるため工程(a)にもどされる。この
再循還は最初のチタン(IV)オキシスルフェートによ
り提供される前記利点を伴なわず繰り返される。
【0007】我々の知る限り、本発明により提供される
安定な、溶解性の高いチタン(III) オキシ塩及び
その強酸性水溶液は新規である。そのような生成物は高
度に可溶でありそして安定であり、例えば高酸性溶液及
び広範囲の酸濃度、例えば1〜50%(wt/vol)
の強酸濃度において加水分解及び酸化に対し耐性である
。本発明のチタン(III) オキシ生成物の溶液は溶
解したチタン(III) 塩の特徴である紫色を有する
。溶解したチタン(III) オキシ塩は従来の分離法
によりそのような溶液から単離及び回収され、回収され
た固体は再び溶解され他の目的のため又は本発明の還元
工程(b)において用いられる。
【0008】本発明が少ないチタン塩を用いる化学プロ
セスに、特に芳香族ニトロ化合物の還元のような化学的
還元プロセスに改良を与えることが明らかである。
【0009】また、液体体積の低下、装置及びエネルギ
ー節約の形で本発明の電気化学的還元法により利点が提
供されることも明らかである。
【0010】不飽和芳香族アミンを含む芳香族アミン化
合物の製造に本発明の方法を用いてよい。また例えば芳
香族ニトロン及び芳香族ヒドロキシルアミン化合物のよ
うな芳香族ニトロ化合物から芳香族アミン化合物の形成
における中間体の製造にこの方法を用いてもよい。
【0011】この方法は水溶液に全く不溶である、又は
酸に敏感な基を含む芳香族アミン化合物の製造に用いて
よい。特に、酸性水溶液に全く不溶である光学光沢剤の
合成における重要な中間体である4,4′−ジアミノス
チルベン−2,2′−ジスルホン酸(DAS) へ4,
4′−ジニトロスチルベン−2,2′−ジスルホン酸を
還元するためこの方法を用いてよい。
【0012】本発明の方法の第1の工程は、酸性水性電
解質中でチタン(IV)オキシ塩を電気化学的に還元し
、チタン(III) 塩還元剤の酸性水溶液を形成する
ことを含む。本発明によるある種のチタン(IV)オキ
シ塩の使用は酸性溶液中の改良された溶解性及び安定性
を有するとても望ましいチタン(III) 還元剤並び
にチタン(III) 還元剤を得るための改良された方
法を提供する。示したように、用いられるチタン(IV
)オキシ塩は式TiOR(式中、Rは残りのカチオン部
分 TiO++の+2原子価をみたすに必要な1〜2個
のアニオンを表わす)に一致し、そして広範囲の酸濃度
において高い酸性溶液(1.5以下のpH値、すなわち
約1.0のpH)で加水分解に対し安定であるチタン(
IV)オキシ塩を提供する。そのようなチタン(IV)
オキシ塩は特に24時間室温において重量/体積基準(
酸/水)で10%未満の強酸濃度、例えば7%(もしく
はそれ以下)の強酸濃度で加水分解に対する安定性を特
徴とする。そのような安定なチタン(IV)塩は還元に
より上記のような望ましい高い溶解度を有する安定なチ
タン(III) オキシ還元剤を形成する。用いられる
チタン(IV)オキシ塩もpH1.0で可溶なチタン(
III) オキシ還元剤を形成することを特徴とする。
【0013】上記式TiORに一致するチタン(IV)
オキシ塩は水の分子もしくはリガンド、及びたぶん種々
の酸、特に硫酸のような強酸との錯体との形状で製造及
び用いられる。そのような錯形成したチタン(IV)オ
キシ塩より製造されるチタン(III) オキシ還元剤
はそれ自身水の分子もしくはリガンド及び酸と錯化し、
そしてそのような錯体形状で回収される。通常、種々の
物質がチタンオキシ化合物と錯形成するが、それは例え
ば7%wt/vol 酸濃度の希強酸溶液において安定
なままであるチタン(IV)オキシ塩の能力に悪影響を
与えず、チタン(III) オキシ塩の特徴的改良され
た溶解性に悪影響を与えない。
【0014】式TiO(R)のRは示したように、加水
分解に対し安定な塩並びに特徴的改良されたチタン(I
II) オキシ還元剤を与える1〜2個のアニオンであ
る。Rは好ましくは電気化学反応条件に対し不活性であ
りそして好ましくはチタンオキシ固体の溶液中の溶解度
に悪影響を与えない。Rはスルフェート及び有機スルホ
ネート、特にメタンスルホネートのようなC1 〜C4
 アルキルスルホネートを含む。そのような化合物又は
Rが異なる化合物の混合物を形成しそして本発明の方法
の実施に用いられる溶液中に用いてよい。特に好ましい
チタン(IV)オキシ塩はチタン(IV)オキシスルフ
ェートであり、ある実施態様ではそれは出発物質として
用いられ、有機スルホン酸と溶液中で混合される。
【0015】式TiOSO4に一致する(又は「チタン
オキソ〔スルファト(2−)−0,0′−〕」、「チタ
ンオキシドスルフェート」又は「チタニルスルフェート
」と表わされる)好ましいチタン(IV)オキシスルフ
ェートを用いてよいが、水和の水並びに錯化した強酸分
子を含むその他の形状も好適であることがわかった。例
えば、分子式H2O4S ・H2O ・O5STi で
表わされる硫酸と錯化した水和「チタンオキソ〔スルフ
ァト(2−)−0,0′〕として記載される化合物(C
AS Registry No.123334−00−
9) も用いてよい。この化合物はAldrich C
o. より粒状固体形状で市販入手可能である(分子式
TiOSO4・H2O ・H2SO4)。「チタン(I
V)オキシスルフェート」とは、その水和及び/又は酸
錯化形状の化合物を含むと理解される。水に溶解した場
合、市販の化合物はチタン(IV)オキシスルフェート
の希硫酸溶液を形成する。チタン(IV)オキシ塩は通
常望ましくは金属、金属化合物及びチタン化合物の溶解
性もしくは電気化学還元プロセスを実質的に妨害しない
他の汚染物を含まない。
【0016】好ましくは、その水溶液中のチタン(IV
)オキシ塩の濃度は与えられた還元条件下で還元後約0
.1〜約3M、より好ましくは約0.8〜2.5M、最
も好ましくは約1.0〜約2.2Mの水溶液中のチタン
(III) オキシ塩の濃度を与えるよう選ばれる。
【0017】電気化学的還元は分割槽及び未分割槽を含
む標準電解槽を用いて行なわれる。
【0018】分割電解槽、すなわち還元がおこる陰極を
含む区画及び酸化がおこる陽極を含む区画を有する電解
槽において、2つの区画は例えば陽極区画から陰極区画
へ移動するH+ イオンを通し同時に陽極へのチタンイ
オンの移動を防ぐことによりイオンの移動を調節する多
孔質バリヤーにより分けられている。このバリヤーはセ
ラミック多孔質ダイヤフラム、イオン交換膜(例えばN
afion(商標)膜)又は他のタイプの膜を含む。そ
のような分割槽において、陰極は従来の好適な金属、例
えば銅もしくは鉛、好ましくは銅により製造される。陽
極は好ましくは白金、ニオブもしくはチタンのような不
活性基材上にコートした白金を含む。
【0019】分割槽として多孔質バリヤーを有する用い
てよい好適な電解槽は通常小スケール操作で用いられる
Hタイプ槽、プレート及びフレームである。
【0020】本発明の方法において、チタン(IV)オ
キシ塩を含む水性電解質溶液が陰極区画に加えられ、水
性電解質が陽極区画で用いられる。
【0021】陰極液は好ましくはチタン(IV)オキシ
塩の水溶液を含む。上記市販入手可能なチタン(IV)
オキシスルフェートを水に溶解することにより低酸濃度
溶液(例えば約1〜10%(wt/vol)) が得ら
れる。
【0022】しかし、所望により、例えば低濃度チタン
塩溶液の導電性を改良するため、強酸の添加により陰極
液の酸濃度を高め約1〜50%(wt/vol)、好ま
しくは約5〜20%(wt/vol)の総酸濃度(チタ
ン(IV)オキシ塩出発物質により提供される酸成分を
含む)を与えてもよい。いずれの場合においても、電解
質及び得られる生成物溶液のpHは1.5を越えず、好
ましくはpHは約1もしくはそれ以下である。
【0023】加えられる酸は硫酸もしくは他の好適な無
機酸、又はその混合物を含む。しかし、チタン(III
) オキシ塩の改良された溶解性及び安定性が水性チタ
ン(オキシ)溶液の強酸成分の実質的すべてもしくは一
部を含む有機スルホン酸の存在下得られることを発見し
、本発明の特徴である。従って、一実施態様において、
加えられた酸成分(例えばチタンオキシスルフェート出
発物質により提供されるあらゆる酸成分より多い)が有
機スルホン酸を含む場合酸濃度が増す水性硫酸溶液中に
そのような改良が得られる。安定性に関して、還元剤が
加水分解に対し耐性であるだけでなく、そのようなチタ
ン(III) オキシ生成物が酸化耐性に関しあらゆる
酸濃度で実質的に改良され、そのような酸化に対し保護
するため不活性雰囲気を保つ必要なくこの方法及び生成
物を用いてよいことを発見した。そのような酸化に対す
る高い耐性はチタン(III) オキシ塩がそれが製造
された硫酸溶液より固体として回収された場合でさえ示
される。
【0024】そのような有機スルホン酸は置換及び未置
換フェニルスルホン酸のような芳香族酸、例えばp−ト
ルエンスルホン酸、及び好ましくは低級アルキル酸、す
なわちC1 〜C4 アルキルスルホン酸、例えばメタ
ンスルホン酸、プロパンスルホン酸、及びブタンスルホ
ン酸を含み、メタンスルホン酸(CH3SO3H) が
最も好ましい。
【0025】陽極液は通常水性(1〜50%(wt/v
ol)) 酸溶液を含む。陽極液溶液のpHは約6以下
、好ましくは約5以下に保たれるべきである。強酸、例
えば硫酸、又は導電性を高める不活性塩を陽極液に含ん
でよい。所望により、陽極液はチタン(IV)が陰極で
還元された際陽極で酸化される好適なレドックス剤を所
定量含んでよい。 好適なレドックス剤の例は、セリウムIII 、セリウ
ムIV(例えばメタンスルホン酸セリウム、硝酸セリウ
ム)、マンガンII(例えば硫酸マンガン)、クロムI
I、クロムIII 等のような遷移金属の塩(これらは
より高い遷移状態に酸化される)、並びに塩酸及び臭化
水素酸のようなハロゲン化水素(これらは酸化されハロ
ゲンを形成する)である。しかし、陽極液は多孔質バリ
ヤーを通過し陰極において還元され塩基性溶液を形成す
る一価もしくは二価イオン(例えばNa + ,K+ 
) を含むべきではない。
【0026】ある条件において、2室槽の多孔質バリヤ
ーを保つことに伴なうコスト及び技術的困難性を排除す
るチタン(IV)オキシ塩の電気化学的還元用に未分割
電解槽を用いてよい。
【0027】陰極及び陽極活性サイトの両方を含む電極
システムが通常の水性強酸電解質溶液に浸漬された未分
割槽において、チタン(IV)オキシ塩の還元は陰極で
おこり、対応する酸化反応は陽極でおこる。陰極は従来
の材料、例えば銅もしくは鉛で形成してよい。しかし、
陽極はチタン(III) オキシ生成物のネット形成を
防ぐ反応において通常もしくは与えられた条件下で関係
しない材料より形成されることが重要である。例えば、
本発明の方法において未分割電解槽を用いる場合、チタ
ン(III) 生成物はチタン(IV)出発物質が十分
再生される程度に陽極において再酸化されないことが重
要である。
【0028】チタンのある種のセラミック状酸化物は本
発明の方法の未分割電解槽の陽極を含むことが有効であ
るとわかった。
【0029】TiO2の高温還元により得られるそのよ
うな物質は式TiO x  (式中xは1.55〜1.
95、好ましくは1.65〜1.9、より好ましくは1
.65〜1.85、最も好ましくは1.7〜1.8の数
である)で表わされる。xが前記範囲内にある構造、特
にTi4O7 及びTi5O9 に一致する酸化物は米
国特許第 4,422,917号の譲渡人であるEbo
nex Technologies Inc.よりEB
ONEX(商標)電極として入手可能である。
【0030】未分割槽において用いられる水性強酸電解
質溶液は通常1〜50%(wt/vol)、好ましくは
約5〜25%(wt/vol)、最も好ましくは約10
〜20%(wt/vol)の総酸濃度を有する。総酸濃
度は出発チタン(IV)オキシスルフェノートにより提
供されるあらゆる酸成分を含むと解される。
【0031】強酸がスルホン酸、例えばC1 〜C4 
アルキルスルホン酸、特にメタンスルホン酸を含む場合
より高い電流効率が得られることがわかった。従って、
未分割電解槽でこの方法を行なう場合、水性強酸電解質
溶液が有機スルホン酸、例えばC1 〜C4 アルキル
スルホン酸、好ましくはメタンスルホン酸を好ましくは
約5〜25%(wt/vol)の濃度で含むことが好ま
しい。
【0032】通常、有機スルホン酸を用いるシステムに
おいて、前記有機スルホン酸溶液が硫酸(例えば好まし
いチタン(IV)オキシスルフェート出発物質により提
供されるあらゆる硫酸成分を含む)のような他の酸を約
10%(wt/vol)以上含まないことが好ましい。 そのようなシステムにおいて、チタン(III) 生成
物の酸化耐性を所望のレベルに高めるため3〜25%(
wt/vol)、好ましくは10〜20%の有機スルホ
ン酸が加えられる。
【0033】分割もしくは未分割電解槽を用いるこの方
法において用いられる電流条件及び反応温度は通常同じ
である。電気化学還元を行なうため、チタン(IV)オ
キシ塩をチタン(III) 生成物に還元するに十分な
条件で直流が電極に加えられる。通常、約1〜30、好
ましくは約5〜20A/デシメートル(ASD) の電
流密度が用いられる。 約1〜8、好ましくは約2.5〜3.5ASD の電流
密度が有効な結果を与える。電流効率は通常必要な電気
のクーロンの理論数のパーセントとして、チタン(II
I) オキシ生成物へのチタン(IV)オキシ塩の還元
に実際に用いられる電気のクーロンで表わされる。有利
には本発明の方法において、反応時間の間ほぼ一定であ
る高い電流効率が達成される。
【0034】電流はチタン(III) オキシ生成物へ
チタン(IV)オキシ塩の少なくとも一部が還元するに
十分な時間加えられる。
【0035】電解質溶液の温度は高温、例えば約25〜
65℃、好ましくは約45〜50℃に保つべきである。 チタン(III) オキシ生成物が形成される電解質溶
液は好ましくは加熱の間攪拌棒及び磁気攪拌機により又
は他の装置により攪拌される。
【0036】得られるチタン(III) オキシ生成物
の空気酸化は、例えば窒素のような不活性ガスを用い反
応溶液にこのガスを吹き込むことにより及び/又は特定
のタイプの槽もしくは操作が必要とする不活性大気とし
て用い防がれる。しかし、有機スルホン酸の不存在下で
強酸溶液中で製造されるチタン(III) オキシ塩で
さえ他のチタン(III) 還元剤とくらべ高い耐酸化
性を示す。従って、不活性条件は生成物の所望の保存寿
命によって望まれる。通常チタン(III) オキシ塩
の強酸溶液は室温において1時間その溶液に空気を吹き
込んだ後少なくとも60%まで耐酸化性を示し(総酸濃
度20%wt/vol)、多くのそのような溶液、特に
有機スルホン酸を含む溶液はそのような激しいテストの
後ほとんど又は全く酸化を示さない(例えば98%以上
耐酸化性)。
【0037】チタン(IV)オキシ塩の還元が進むにつ
れて、最初透明な電解質溶液は形成した還元したチタン
塩の深紫色が表われてくる。
【0038】電気化学還元の進行は従来の方法、例えば
第二鉄Fe(III)イオンの滴定により定量的にモニ
ターされる。例えばVogel のA Textboo
k of Quantitative Inorgan
ic Analysis − Including E
lementary Instrumental An
alysis (3版), 1961,John Wi
ley & Sons, Inc., 330頁参照。
【0039】電解質中で形成される得られるチタン(I
II) オキシ生成物を、他のチタン還元剤が用いられ
たような化学還元において及び特に芳香族ニトロ化合物
を化学的に還元するため還元剤として用いてよい。本発
明の利点は還元反応における広い利用に及ぶ。
【0040】本発明の方法は、4,4′−ジアミノスチ
ルベン−2,2′−ジスルホン酸のような全く不溶性の
アミン生成物を形成する芳香族ニトロ化合物の還元に特
に好適である。電気化学還元後、芳香族ニトロ化合物は
対応する芳香族アミノ化合物の形成に適した条件下で反
応媒質中チタン(III) オキシ還元剤と混合される
【0041】好適な還元された生成物を形成する芳香族
ニトロ化合物はこの方法の電気化学還元工程(a)の間
電解質溶液中に存在し、形成するチタン(III) オ
キシ生成物によりその場で還元される。
【0042】芳香族ニトロ化合物に対するチタン(II
I) のモル比は好ましくは約6N:1〜7N:1(N
はニトロ化合物中のニトロ基の数である)である。
【0043】反応媒質は硫酸のような水性強酸を含むが
、より好ましくは有機スルホン酸、好ましくはC1 〜
C4 スルホン酸、特にメタンスルホン酸を含む。
【0044】反応媒質の酸濃度は好適には約1〜50%
(wt/vol)、好ましくは約5〜25%(wt/v
ol)である。
【0045】一実施態様において、低酸濃度チタン(I
V)オキシ塩電解質溶液を電気化学還元に用いてよく、
その後の化学還元工程において酸濃度を上げてよいこと
が本発明の方法の利点である。
【0046】他の実施態様において、チタン(III)
 オキシ塩が回収され、本発明の出発ニトロ化合物と混
合する前に適当な媒質中に再溶解される。そのような塩
は簡単な除去、例えばその溶液からの水の蒸発により形
成される溶液より回収される。好ましくは、そのような
塩は1〜25%wt/vol 、好ましくは5〜20%
wt/vol の総酸濃度を有する溶液より回収される
【0047】芳香族ニトロ化合物の化学還元を開始する
ため、反応媒質を例えば約50〜100 ℃、好ましく
は約70〜80℃の温度に加熱し、芳香族ニトロ化合物
の少なくとも一部、好ましくはすべてもしくは実質的に
すべてが還元されるに十分な時間そのような高温に保た
れる。
【0048】出発芳香族ニトロ化合物(例えば、4,4
′−ジニトロスチルベン−2,2′−ジスルホン酸)が
水溶液に全く不溶である場合、ニトロ化合物を反応媒質
に入れることによりスラリーを形成し、不溶性ニトロ化
合物と溶解したチタン(III) 還元剤の間の界面で
反応がおこり対応するアミン生成物を形成する。4,4
′−ジアミノスチルベン−2,2′−ジスルホン酸の場
合、白色固体として沈殿する。
【0049】芳香族ニトロ化合物の還元が進行するにつ
れて、無色のチタン(IV)オキシ塩溶液への紫色のチ
タン(III) オキシ塩溶液の少なくとも一部の再酸
化を伴なう。従って、反応の進行は典型的には紫から透
明〜黄色への反応媒質の色の変化により示される。電気
化学還元工程と同様、ニトロ化合物の還元は公知の方法
、例えばFe(III)によるサンプルの滴定によって
定量的にモニターされる。
【0050】出発芳香族ニトロ化合物の実質的完全な還
元後の反応媒質の紫色は溶液中の過剰のチタン(III
) オキシ塩の存在を示す。
【0051】芳香族ニトロ化合物の還元が実質的に完了
したと決定したならば、得られる芳香族アミン生成物を
回収する。未反応ニトロ化合物は通常濾過により溶液よ
り回収される。
【0052】アミン化合物が水性酸溶液に不溶である場
合、簡単な濾過により回収され、そして次いで所望によ
り従来の方法、例えば炭酸ナトリウムのような強塩基に
溶解し、不溶性物質を濾別し、水性酸溶液と混合し、再
び沈殿させることにより精製する。
【0053】可溶性アミン生成物は、通常溶液から化合
物を沈殿させそして濾過することを含む種々の方法によ
り集められる。
【0054】残りの溶液はチタン(III) オキシ塩
の再酸化生成物、及び過剰のチタン(III) オキシ
スルフェートを含む。この溶液は所望により所望の酸濃
度に希釈又は濃縮され、第2の及びさらに繰り返される
化学還元工程において芳香族ニトロ化合物の還元剤とし
て用いるようにチタン塩溶液を再び得るため本発明の方
法により電気化学還元工程(a)に再循環される。
【0055】本発明の方法全体の利点は、この方法にお
いて実現される利点をほとんどあるいは実質上全く損な
わないで連続もしくは半連続的に効率よく行なわれるこ
とである。
【0056】チタン(IV)オキシスルフェートの式を
含み、種々のチタン化合物に対し化学式が公知であるが
、ここで製造されるチタン(III) オキシ塩の化学
式は完全に確認されたわけではない。また、チタン(I
V)オキシ化合物の分子構造は不確実であり、従って我
々は、特にチタン(IV)オキシ還元剤に関して特定の
構造又はメカニズムに関する特定の理論を結びつけるこ
とができない。しかし、我々の研究で観察された強酸溶
液中での良好な安定性は、チタンが+4及び+3の原子
価状態にある場合基本的なチタンオキシの式を与えるよ
う酸素がチタンに安定に結合したカチオンもしくはカチ
オン成分の存在を示している。この安定性はCotto
nらのAdvanced Inorganic Che
mistry, 5版, Wiley Interna
tional, 654〜656 頁,(1988) 
によりチタン(IV)オキシ構造に仮定された安定な重
合したチタンオキシ構造を有する両方の原子価状態に一
致する。従って式TiO(R)において、RはTi−O
 −Ti架橋を有するポリマーを含むと仮定され、ここ
で各Ti は1個以上の種々のリガンドにより結合して
いる。そのような一致はチタン(III) オキシ還元
剤が還元工程(b)において酸化された場合、再循環さ
れた生成物が出発チタン(IV)オキシ塩と異っていて
も工程(a)に再循環された場合その基本的利点の点で
区別できないチタン(IV)オキシ塩を形成することよ
り示される。例えば、この方法が硫酸と錯化したチタン
(IV)オキシスルフェートにより開始され、異なる酸
を入れない場合、工程(a)にもどされた再び酸化され
たチタン(IV)オキシ塩及びその性能は最初に行なわ
れた方法から区別できないことが示される。一方、例え
ば硫酸と錯化した市販入手可能なチタン(IV)オキシ
スルフェートにより開始された際に有機スルホン酸を加
えた場合、工程(a)にもどされた再び酸化されたチタ
ン(IV)オキシ生成物は出発チタン(IV)オキシス
ルフェートの利点だけでなく有機スルホン酸の利点も与
える混合された塩もしくは塩の混合物を含むことが示さ
れる。従って、そのような混合塩もしくは塩の混合物は
本発明に包含される。有機スルホネート塩を含むチタン
(IV)オキシ化合物(例えば式TiO(OSO2CH
3)2)が形成され、出発物質と同様に用いられる。例
えば、我々の実験において、水溶液中市販入手可能なチ
タン(IV)オキシスルホネートをトリエチルアミンで
中和し、白色固体を得、これをメタンスルホン酸に再び
溶解し、チタン(IV)オキシ塩溶液を得た。
【0057】ここで酸濃度はすべて酸の重量/溶液の体
積を基準としたパーセントで表わし、材料中に実際に加
えた又は存在する酸の分子を表わしている。
【0058】以下の例は説明であり本発明を限定するも
のではない。この例において、粉末形状のチタン(IV
)オキシスルフェート、TiOSO4・xH2O・yH
2SO4はAldrich Chemical Co.
より得た。例1〜9において、チタン(IV)化合物は
19.1重量%チタン、15.2重量%硫酸、及び8重
量%水を含む。4,4′−ジニトロスチルベン−2,2
′−ジスルホン酸はPfaltzand Baner 
Corp.より得た。メタンスルホン酸、CH3SO3
H(70%) はPennwalt Corp.より得
た。
【0059】例  1 (a)定電位コントローラー、DC電源、クーロメータ
ー、 100A分流器、及びHaake 循環器を備え
たHタイプ槽(The Electrosynthes
is Co.)を電気化学還元に用いる。
【0060】R−1010イオン交換膜(The El
ectrosynthesis Co.)が陽極及び陰
極区画を分ける。陰極は銅であり、陽極は白金である(
各々25cm2)。陰極区画に接続したサイドチューブ
は対照区画として働き、そこには飽和カロメル電極が挿
入されている。
【0061】チタン(IV)オキシスルフェートの透明
な1モル水溶液 200mlを陰極区画に加える。得ら
れる溶液は3.8%の硫酸濃度を有すると計算される。 この溶液に窒素を吹込む。
【0062】25%硫酸水溶液70mlを陽極区画に加
える。 対照区画も25%硫酸水溶液を含む。溶液の温度を44
〜45℃に保つ。飽和カロメロ電極に対し約0.34V
〜0.44Vに保つことにより電極に直流を加える。電
流密度を2.4ASD 以下に保つ。
【0063】約9.8時間かけ 9,398クーロン通
した後、電流を止め、電流効率は88%であると計算さ
れた。陰極区画中の得られた暗紫色溶液を回収する。沈
殿はみられなかった。
【0064】硫酸アンモニア第2鉄によるこのサンプル
の滴定は 0.085モルのチタン(III) オキシ
スルフェートが溶液中に存在することを示した。
【0065】(b)チタン(III) オキシスルフェ
ートの回収した暗紫色溶液に2.7g(6.2ミリモル
)の4,4′−ジニトロスチルベン−2,2′−ジスル
ホン酸を加えた。得られるスラリーを攪拌しながら約7
5℃に加熱し、75℃に30分間保った。この溶液を室
温(約25℃)に冷却した。
【0066】沈殿した白色固体を濾過により集め、水洗
し、減圧下(20mmHg)乾燥し、1.83g(4.
9ミリモル)の4,4′−ジアミノスチルベン−2,2
′−ジスルホン酸を得た。
【0067】(c)次いで紫色の濾液を工程(a)の電
気化学還元を再び行ない、得られたチタン塩の1.23
M溶液92mlをパート(b)の方法により4,4′−
ジニトロスチルベン−2,2′−ジスルホン酸の第2の
バッチの処理に用いた。
【0068】例  2 (a)DC電源、クーロメーター(The Elect
rosynthesis Co.)、 100A分流器
、ガラス溜め、PVDFロタメーター、ポンプ、及びH
aake 循環器を備えた多目的プレート及びフレーム
槽(Electro MP 槽、Electrocel
l AB) を電気化学還元に用いた。
【0069】Nafion324 イオン交換膜が陽極
及び陰極区画を分ける。陰極は銅(100cm2)であ
り、陽極はチタン上にコートした白金(100cm2)
である。電極は1.5cmの距離はなれている。
【0070】陰極区画は窒素雰囲気を保つ。水中で 2
50gのチタン(IV)オキシスルフェート及び 18
0gの濃硫酸を混合することにより1100mlの透明
な水溶液を製造する。得られる溶液は19.8%の硫酸
濃度及び0.91Mのチタン(IV)オキシスルフェー
ト濃度を有する。
【0071】硫酸を 360g含む水溶液2100ml
を製造する。この溶液は17.1%の酸濃度を有し、こ
れを陽極区画に加える。
【0072】溶液の温度を約45℃に保つ。3アンペア
の直流を約8.2時間電極に加え、電流密度を約3AS
D に保つ。理論上の電流の92.9%を通した後電流
効率は80.7%であった。
【0073】陰極区画より回収した暗紫色溶液は125
0mlの体積を有していた。硫酸アンモニウム第2鉄に
よるこのサンプルの滴定は溶液中のチタン(III) 
オキシスルフェートの濃度が0.6Mであることを示し
た。沈殿はみられなかった。
【0074】(b)チタン(III) オキシスルフェ
ートの回収した紫色の溶液 1,125リットルに23
.5g(約54ミリモル)の4,4′−ジニトロスチル
ベン−2,2′−ジスルホン酸を加える。得られるスラ
リーを攪拌しながら約78℃の温度に加熱し、この温度
を1時間保つと白色固体が表われる。この溶液を室温に
冷却する。硫酸アンモニウム第2鉄による滴定は 0.
573モルのチタン(III) オキシスルフェートが
消費されたことを示す。
【0075】沈殿した白色固体を濾過により集め、水洗
し、減圧下乾燥し、17.4g(約46ミリモル)の4
,4′−ジアミノスチルベン−2,2′−ジスルホン酸
を得た。
【0076】例  3 (a)2つの陰極及び2つの陽極が存在することを除き
、例2のパート(a)のElectro MP−Cel
l 装置を用いる。
【0077】300gのチタン(IV)オキシスルフェ
ート及び 285.6mlの70%メタンスルホン酸を
含む透明な水溶液 900mlを製造する。この溶液は
約35%の総酸濃度(約5%硫酸及び30%メタンスル
ホン酸を含む)及び1.33Mのチタン(IV)オキシ
塩濃度を有する。
【0078】70%メタンスルホン酸を 300ml含
む溶液1100ml(すなわち25.7%の酸濃度を有
する)を陽極区画に加える。溶液の温度を約45℃に保
つ。
【0079】約6.3時間電極に直流を加えることによ
り 102,000クーロンを通し(電流密度を3.0
〜2.12ASD に保つ)、電流効率は90.7%で
ある。
【0080】陰極区画より回収した暗紫色の溶液は10
50mlであった。硫酸アンモニウム第2鉄による滴定
は溶液中のチタン(III) オキシ塩の濃度が 0.
913Mであることを示した。沈殿はみられなかった。
【0081】(b)チタン(III) オキシ塩の回収
した暗紫色の溶液580mlに21.5g(約0.05
モル)の4,4′−ジニトロスチルベン−2,2′−ジ
スルホン酸を加える。得られるスラリーを攪拌しながら
約82℃の温度に加熱し、この温度を1時間保ち、白色
沈殿が表われる。この溶液を室温に冷却する。硫酸アン
モニウム第2鉄による滴定は 0.479モルのチタン
(III) オキシ塩が消費されたことを示す。
【0082】沈殿した白色固体を濾過により集め、水洗
し、減圧下乾燥し14.0g(約 0.037モル)の
4,4′−ジアミノスチルベン−2,2′−ジスルホン
酸を得た。
【0083】例  4 (a)例3のElectro MP−Cell 装置を
用いる。490.7gのチタン(IV)オキシスルフェ
ートを含む透明な水溶液 840mlを製造する。約8
.5%の酸濃度を有する2.24Mチタン(IV)オキ
シスルフェート溶液を陰極区画に加える。
【0084】25%硫酸水溶液2100mlを陽極区画
に加える。溶液の温度を約45℃に保つ。約6.7時間
電極に直流を加えることにより 117,000クーロ
ンを通し(電流密度を2〜2.5ASD に保つ) 、
電流効率は99%と測定された。
【0085】陰極区画より回収された暗紫色の溶液は1
090mlである。硫酸アンモニウム第2鉄による滴定
は溶液中のチタン(III) オキシスルフェートの濃
度が1.1Mであることを示す。沈殿はみられなかった
【0086】(b)回収した暗紫色チタン(III) 
オキシスルフェート溶液 537mlに21.7g(約
0.05モル)の4,4′−ジニトロスチルベン−2,
2′−ジスルホン酸を加える。得られるスラリーを攪拌
しながら約80℃の温度に加熱し、この温度に1時間保
ち、白色固体が表われる。この溶液を室温に冷却する。
【0087】沈殿した固体を濾過により集め、水洗し、
減圧下乾燥し、17.5g(約 0.046モル)の4
,4′−ジアミノスチルベン−2,2′−ジスルホン酸
を得た。
【0088】例  5 定電位コントローラー、DC電源、クーロメーター、 
100A分流器、磁気攪拌機及び加熱源を備え、銅陰極
(20cm2) 及びEbonex(商標)陽極(20
cm2) を取り付けた 100mlのビーカーを電気
化学還元用の未分割槽として用いる。飽和カロメロ電極
を対照電極として用いる。槽内で水中22.5gのメタ
ンスルホン酸及び17g(0.068モル) のチタン
(IV)オキシスルフェートを混合することにより透明
な水溶液を製造する。得られる電解質溶液は約36.8
%の総酸濃度を有する(3.8%の硫酸及び33%のメ
タンスルホン酸を含む)。電解質溶液に窒素を吹込む。
【0089】SCEに対し0.44の電圧を約45〜6
0℃で加え、電流密度を約1〜1.5ASD に保つ。  4,206クーロンを通す。
【0090】硫酸アンモニウム第2鉄による紫色の電解
質溶液のサンプルの滴定は18.7ミリモルのチタン(
III) オキシ生成物が溶液中に存在していることを
示す。電流効率は42.9%と計算される。
【0091】例  6 電解槽として 300mlのビーカーを用いることを除
き例5の未分割装置を用いる。25g(0.1モル)の
チタン(IV)オキシスルフェートを水に溶解すること
により150mlの透明な溶液を製造する。得られる電
解質溶液は約2.5%の総酸濃度を有している。
【0092】49〜58℃の温度においてSCEに対し
0.44の定電圧で 2,146クーロンを通す。紫色
の溶液を回収し、これは約2.24モルのチタン(II
I) オキシスルフェートを含んでいる。電流効率は1
0%である。
【0093】例  7 1.7ミリモルのチタン(III) オキシスルフェー
トを含む例6の回収した明るい紫色の溶液の一部を例1
で用いた分割H槽の陰極区画にうつす。陽極液は20%
硫酸水溶液を40ml含む。SCEに対し0.52ボル
トの定電圧で 4,202クーロンを通す。
【0094】硫酸アンモニウム第2鉄による得られる暗
紫色溶液の滴定は27.5ミリモルのチタン(III)
 オキシ生成物が溶液中に存在することを示している。 電流効率は59.4%と測定された。
【0095】例  8 例6の未分割槽装置を用いる。水中で25g(0.1モ
ル)のチタン(IV)オキシスルフェート及び30gの
硫酸を混合することにより 150mlの透明な水溶液
を製造する。得られる溶液は22.5%の総酸濃度を有
する。
【0096】50〜58℃の温度でSCEに対し0.4
4の定電圧で 6,061クーロンを通す。硫酸アンモ
ニウム第2鉄による滴定は3.09ミリモルのチタン(
III) オキシスルフェートが溶液中に存在すること
を示す。電流効率は5.0%と測定された。
【0097】例  9 例6の未分割槽を用いる。25g(0.1モル)のチタ
ン(IV)オキシスルフェート及び30gのメタンスル
ホン酸を溶解することにより150mlの透明な溶液を
製造する。得られる溶液は約22.5%の総酸濃度(約
2.5%硫酸及び20%メタンスルホン酸を含む)及び
 0.015Mのチタン(IV)オキシ塩濃度を有する
【0098】42〜56℃の温度でSCEに対し0.4
4の定電圧で 5,900クーロンを通す。硫酸アンモ
ニウム第2鉄により滴定は31.6ミリモルのチタン(
III) オキシ生成物が 106.8mlの溶液中に
存在する、すなわち約0.3Mのチタン(III) オ
キシ塩の濃度を提供することを示す。電流効率は51.
6%である。
【0099】例  10 例1のH槽装置を用い、陰極液に窒素を吹込む。37.
5gのチタン(IV)オキシスルフェート(Aldri
ch Co.)(これは5.62gの硫酸を含むと測定
された) 及び25gのメタンスルホン酸を含む 10
0mlの透明な水溶液を製造する。約30.6%の総酸
濃度を有する得られる1.5Mチタン(IV)オキシ塩
溶液を陰極区画及び対照区画に加える。
【0100】40mlの25%硫酸水溶液を陽極区画に
加える。溶液の温度を約50℃に保つ。SCEに対し0
.2〜0.4Vの電圧を加える。約5時間電極に直流を
加えることにより 9,650クーロンを通す。
【0101】陰極区画から回収した25mlの得られる
暗紫色溶液を硫酸アンモニウム第2鉄で滴定し、 0.
957Mのチタン(III) オキシ塩濃度を有するこ
とが測定された。 残りの溶液をさらに70分間 1,286クーロン通す
ことにより電気分解する。得られる溶液は1.43Mの
チタン(III) オキシ塩濃度を有している。電流効
率は98%と測定された。
【0102】例  11 不活性ガスを溶液に吹込まないことを除き、例1のH槽
装置を用いる。25gのチタン(IV)オキシスルフェ
ート(Aldrich Co.)(これは3.75gの
硫酸を含むと測定された) を含む 100mlの透明
な水溶液を製造する。約3.7%の総酸濃度を有する得
られる1.5Mチタン(IV)オキシスルフェート溶液
を陰極区画及び対照区画に加える。
【0103】40mlの25%硫酸水溶液を陽極区画に
加える。溶液の温度を約50℃に保つ。SCEに対し0
.45〜0.75Vの電圧を加える。約6.3時間電極
に直流を加えることにより 9,100クーロンを通す
。陰極区画から回収した25mlの得られる暗紫色溶液
を減圧(20〜25mmHg) 下、約95℃の温度に
加熱することにより蒸発させ、紫色の固体を15.6g
得た。
【0104】得られた固体12gを 100mlの水に
再び溶解した。硫酸アンモニウム第2鉄によるこの溶液
の滴定は76.9ミリモルのチタン(III) オキシ
スルフェートが溶液中に存在することを示している。
【0105】上記製造した水性チタン(III) オキ
シスルフェート溶液に所定量の水を加え、128mlの
総体積にする。45.1ミリモルのチタン(III) 
オキシ塩を含むこの溶液 101mlに1時間空気を吹
込む。1時間空気を吹込んだ後、硫酸アンモニウム第2
鉄によるこの溶液サンプルの滴定は41.4ミリモルの
チタン(III) オキシスルフェートが溶液中に存在
することを示し、これは8.2%のチタン(III) 
オキシ塩が酸化されたことを示している。
【0106】例  12 不活性ガスを溶液に吹込まないことを除き例1のH槽装
置を用いる。25.0gのチタン(IV)オキシスルフ
ェート(これは19.7%チタン、20%硫酸、及び6
.9%水を含むと測定された)を含む 100mlの透
明な水溶液を製造する。
【0107】こうして形成された水性1.0Mチタン(
IV)オキシスルフェート溶液に所定量のトリエチルア
ミンを加えpHを約5に上げ、得られる混合物を2時間
攪拌し、減圧下濾過し、水洗し、白色固体を得、これを
風乾し、37gの一部乾燥した生成物を得る。
【0108】5gのトリエチルアミンを濾液に加えても
これ以上白色固体の形成はみられない。20gの一部乾
燥した固体を 100mlの20%メタンスルホン酸に
溶解し、これを電解槽の陰極区画に加える。
【0109】約50℃の温度で0.5Vの定電圧におい
て 2,648クーロンを加える。硫酸アンモニウム第
2鉄による陰極区画から取り出した紫色の溶液のサンプ
ルの滴定は、25.7ミリモルのチタン(III) オ
キシ塩が溶液中に存在することを示している。電流効率
は93.7%と測定された。
【0110】例  13 不活性ガスを吹込まないことを除き例1のH槽装置を用
いる。25gのチタン(IV)オキシスルフェート(こ
れは5.0gの硫酸を含むと測定された)及び15.0
gの硫酸を含む 100mlの透明な水溶液を製造する
。約20%の酸濃度を有する得られる1Mチタン(IV
)オキシスルフェート溶液を陰極区画及び対照区画に加
える。
【0111】40mlの20%硫酸水溶液を陽極区画に
加える。溶液の温度を約45〜50℃に保つ。約1.4
時間電極に直流を加え4050クーロンを通し(電流密
度を2.5〜3.4ASDに保つ)、電流効率は96.
7%と測定された。
【0112】上記製造した溶液(38.56ミリモルの
チタン(III)オキシスルフェートを含む) 94m
lに1時間空気を吹込む。得られる溶液のサンプルの滴
定は 37.05ミリモルのチタンオキシ塩が存在する
ことを示し、これは4.0%のチタンオキシ塩が1時間
の空気吹込みの間に酸化されたことを示している。
【0113】他の実験において、30%wt/vol 
の総硫酸濃度を有するチタン(III) オキシスルフ
ェート溶液に1時間空気を吹込むと、チタン(IV)に
再び酸化されるチタンは10%未満であった。
【0114】例  14 例1のH槽装置を用いる。25gのチタン(IV)オキ
シスルフェート(これは5.0gの硫酸を含むと測定さ
れた)及び42gのメタンスルホン酸を含む 125m
lの透明な水溶液を製造する。約37.6%の酸濃度を
有する得られる0.8Mチタン(IV)オキシスルフェ
ート溶液を陰極区画及び対照区画に加える。45mlの
40%硫酸水溶液を陽極区画に加える。
【0115】溶液の温度を約45〜55℃に保つ。約1
.7時間電極に直流を加え6000クーロンを通す(電
流密度を2.6〜4.3ASD に保つ)。陰極区画か
ら回収した暗紫色溶液は 116mlである。硫酸アン
モニウム第2鉄によるサンプルの滴定は59.8ミリモ
ルのチタン(III) オキシ塩が溶液中に存在するこ
とを示している。電流効率は96.1%と計算された。
【0116】上記製造した溶液(57.02ミリモルの
チタン(III)オキシ塩を含む)111mlに1時間
空気を吹込む。得られる溶液のサンプルの滴定は56.
7ミリモルのチタン塩が存在することを示し、これは0
.87%のチタン塩が1時間の空気吹込みの間に酸化さ
れたことを示している。
【0117】例  15 例1のH槽装置を用い、この例の方法を行なう。陰極液
は80mlの1.27M水性チタン(IV)オキシスル
フェート溶液を含む。陽極液は40mlの20% (w
t/vol)硫酸を含む。
【0118】23.4〜22ASD の電流密度を保つ
。理論電流の46.6%を通した後、電流効率は82.
8%である。理論電流の88%を通した後、電流効率は
69.5%である。
【0119】例  16 例1のH槽装置を用い、この例の方法を行なう。陰極は
発砲銅を含む。陰極液は81mlの1.25M水性チタ
ン(IV)オキシスルフェート溶液を含む。陽極液は4
0mlの20%(wt/vol)硫酸を含む。
【0120】電流密度を23.4ASD に保つ。理論
電流の46.6%を通した後電流効率は93.2%であ
り、理論電流の88%を後した後は81%である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  芳香族ニトロ化合物を還元し、対応す
    る芳香族アミン化合物及びそのための中間体を形成する
    方法であって、 a.酸性水性電解質溶液中で可溶性、加水分解安定性チ
    タン(IV)オキシ塩を電気化学的に還元し、溶解した
    チタン(III) 還元剤を形成すること;及びb.ニ
    トロ化合物の少なくとも一部の量を対応するアミン化合
    物もしくは中間体に還元しそしてチタン(III) 還
    元剤の少なくとも一部の量を可溶性、加水分解安定性チ
    タン(IV)オキシ塩に酸化するに十分な時間酸性水性
    反応媒質中でチタン(III) 還元剤を芳香族ニトロ
    化合物と反応させることの工程を含む方法。
  2. 【請求項2】  水性電解質溶液が硫酸もしくは有機ス
    ルホン酸、好ましくはC1 〜C4 アルキルスルホン
    酸、最も好ましくはメタンスルホン酸、又はこれらの混
    合物を含み、溶液の酸濃度が約1〜50%、より好まし
    くは約5〜25%、最も好ましくは10〜20%である
    、請求項1の方法。
  3. 【請求項3】  4,4′−ジニトロスチルベン−2,
    2′−ジスルホン酸を4,4′−ジアミノスチルベン−
    2,2′−ジスルホン酸に還元する方法であって、a.
    1〜50wt/vol %メタンスルホン酸を含む水性
    強酸性電解質溶液中で可溶性、加水分解安定性チタン(
    IV)オキシ塩を電気化学的に還元し溶解したチタン(
    III)還元剤を形成すること; b.得られたチタン(III) 還元剤の溶液を4,4
    ′−ジニトロスチルベン−2,2′−ジスルホン酸と約
    12:1〜14:1のモル比で混合し、そして得られる
    反応媒質をニトロ化合物の少なくとも一部が4,4′−
    ジアミノスチルベン−2,2′−ジスルホン酸に還元す
    るに十分な時間約50〜100 ℃の温度に保ち、それ
    によりチタン(III) 還元剤の少なくとも一部を再
    び酸化し、可溶性、加水分解安定性チタン(IV)オキ
    シ塩を形成すること;c.得られる溶液からアミン化合
    物を分離すること;及び d.得られる再び酸化されたチタン(IV)オキシ塩を
    工程(a)にもどすこと、を含む方法。
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