JPH04228556A - 航空機のタービン翼の可変膜厚コーティング - Google Patents

航空機のタービン翼の可変膜厚コーティング

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JPH04228556A
JPH04228556A JP3137289A JP13728991A JPH04228556A JP H04228556 A JPH04228556 A JP H04228556A JP 3137289 A JP3137289 A JP 3137289A JP 13728991 A JP13728991 A JP 13728991A JP H04228556 A JPH04228556 A JP H04228556A
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
    • C23C10/00Solid state diffusion of only metal elements or silicon into metallic material surfaces
    • C23C10/04Diffusion into selected surface areas, e.g. using masks
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
    • C23C16/00Chemical coating by decomposition of gaseous compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating, i.e. chemical vapour deposition [CVD] processes
    • C23C16/06Chemical coating by decomposition of gaseous compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating, i.e. chemical vapour deposition [CVD] processes characterised by the deposition of metallic material
    • C23C16/08Chemical coating by decomposition of gaseous compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating, i.e. chemical vapour deposition [CVD] processes characterised by the deposition of metallic material from metal halides

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、コーティング製品に
関するもので、特に、可変膜厚の金属コーティング層を
気相成長によって形成する方法及び装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】クロム、鉄、ニッケル又はコバルトの主
要な成分として含有する合金等の多数の物質の耐酸化性
及び耐腐食性を改善するためのアルミめっき処理するこ
とが従来より知られている。特に、アルミめっき被膜が
、ガスタービン翼やタービン羽根等の高温雰囲気におい
て使用されるニッケルーコバルトを基材とする超合金の
耐酸化性及び耐腐食性を向上することが知られている。
【0003】代表的なコーティング処理の一つは、コー
ティングされる物質を金属、合金又は例えばコバルト、
担体、代表的にはアンモニア又はアルカリのハロゲン化
物でなる粉末状のアルミニウムと酸化アウミニウムのよ
うな不活性充填剤を収容した粉末パックに埋め込む。粉
末パックに埋め込まれたのち、物質はコーティング材の
種類に応じて1400°F乃至2200°Fの間の温度
で加熱されて、加熱温度及び加熱時間に応じた厚さのコ
ーティング被膜を形成する。ハロゲン化物は担体又は活
性剤として作用して粉末パックから物質の外表面にアル
ミニウムを転移させて、アルミニウムを物質の外表面に
析出するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】エアホイル部の圧力側
に近接するタービン翼のプラットフォーム領域には高い
応力が負荷されるため、コーティング被膜の厚さが許容
最大膜厚を越えている場合には、この領域のアルミめっ
きコーティング被膜がタービン翼の使用中に破砕し易く
なる。この種の破砕は、コーティング被膜に生じた亀裂
が直ちにタービン翼のプラットフォーム部自体に伝搬さ
れる性質を持っているため、完全性を損ないまたタービ
ン翼の寿命を短縮してしまう。
【0005】残念ながら、エアホイル部における所望の
耐酸化性及び耐腐食性を得るために必要なアルミめっき
コーティング被膜の厚さは、エアホイル部の圧力側に近
接したタービン翼のプラットフォーム部における許容最
大膜厚をはるかに越えてしまう。粉末パックを用いない
気相成長法によって形成されるコーティング被膜は実質
的に均一であるため、エアホイル部の外装材におけるア
ルミめっきコーティング被膜の膜厚はタービン翼のプラ
ットフォーム部における許容最大膜厚に制限されていた
。従って、従来技術におけるガスタービン翼又はガスタ
ービン羽根における耐酸化性及び耐腐食性は、タービン
翼のプラットフォーム部における膜厚の制限を受けない
場合に得られるものよりも相当に劣るものとなってしま
う。
【0006】そこで、本発明の目的は、可変膜厚のコー
ティング被膜を形成する方法及び装置を提供することに
ある。
【0007】本発明のもう一つの目的は、タービン翼の
プラットフォーム部の領域における亀裂の形成を促進せ
ず、しかもタービン翼の金属コーティング被膜の耐久性
を向上させるために適用される方法及び装置を提供する
ことにある。
【0008】本発明のさらにもう一つの目的は、エアホ
イル部に近接するタービン翼のプラットフォーム部では
コーティング被膜の膜厚をエアホイル部のコーティング
被膜の膜厚よりも薄くした金属コーティング被膜により
タービン翼をコーティングするための方法及び装置を提
供することにある。
【0009】本発明のもう一つの目的は、エアホイル部
に近接するタービン翼のプラットフォーム部におけるア
ルミニウム含有量が、エアホイル部のコーティング被膜
のアルミニウム含有量に比べて相当に少ないアルミめっ
きコーティング被膜によりタービン翼をコーティングす
る方法及び装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の第一の構成によれば、物品の外表面に膜
厚の異なるコーティング被膜を形成するために、物品の
外表面の一部をシールドにより被覆して、被覆部分と非
被覆部分におけるコーティング被膜の膜厚を変化させる
ようにした可変膜厚コーティングに使用するシールド装
置であって、前記シールド装置が物品の外表面の形状に
対応し、コーティング材を含むガスと被覆部分との間に
不完全なシールドを形成するエッジを有し、前記シール
ドが被覆部分より離間して固定されて被覆部分における
前記ガスの循環を制限して、被覆部分において析出する
コーティング被膜の膜厚を非被覆部分のコーティング被
膜の膜厚よりも薄くすることを特徴とする可変膜厚コー
ティング用のシールド装置が提供される。
【0011】なお、前記シールド装置は、物品の外表面
の前記被覆部分と実質的に平行に配設することが望まし
い。また、前記シールド装置が、ニッケルを基材とする
合金で形成することが出来る。
【0012】前記ガスは金属搬送ガスであり、前記シー
ルドは前記金属搬送ガスの通過を許容する少なくとも一
つの透孔を有する構成とすることが好ましい。さらに、
前記物品がタービン翼とすることが出来る。また、前記
ガスはアルミめっきコーティング被膜を形成するように
構成することが出来る。
【0013】本発明の第二の構成によれば、物品の外表
面に膜厚の異なる金属コーティング被膜を形成するため
に、物品の外表面の一部をシールド手段により被覆して
、被覆部分と非被覆部分におけるコーティング被膜の膜
厚を変化させるようにした可変膜厚コーティング方法で
あって、前記被覆部分を前記物品の外表面に対応する形
状のエッジを持ち、前記物品の外表面の前記被覆部分を
金属搬送ガスより部分的にシールドする前記シールド手
段を設け、該シールド手段を前記被覆部分に対して離間
して固定して、シールド領域を形成し、前記ガスを前記
被覆部分及び及び前記非被覆部分を物品の外表面に接触
させるために循環させ、前記ガスの前記シールド領域に
おける循環を制限して、前記被覆部分に形成されるコー
ティング被膜の膜厚を前記非被覆部分に形成されるコー
ティング被膜の膜厚よりも薄くするようにしたことを特
徴とする可変膜厚コーティング方法が提供される。
【0014】この場合、前記のシールド手段を固定する
工程が、前記金属搬送ガスを前記シールド領域に循環さ
せる前に、前記シールド手段を前記物品に固定する工程
を含む構成とすることが出来る。また、前記シールド手
段と前記被覆部分の間の間隙は、前記非被覆部分のコー
ティング被膜のアルミニウム含有量が最大重量比であり
前記被覆部分のコーティング被膜のアルミニウム含有量
が最小重量比であり、前記最小重量比は前記最大重量比
の85%以下となるように設定することが好ましい。さ
らに、好ましくは、前記シールド手段と前記被覆部分の
間の間隙は、前記非被覆部分のコーティング被膜のアル
ミニウム含有量が約23重量%であり、前記被覆部分の
コーティング被膜のアルミニウム含有量が約18重量%
となるように設定する。
【0015】本発明の第三の構成によれば、タービン翼
の外表面に膜厚の異なる金属コーティング被膜を形成す
るために、前記タービン翼の外表面の一部をシールド手
段により被覆して、被覆部分と非被覆部分におけるコー
ティング被膜の膜厚を変化させるようにした可変膜厚コ
ーティング方法であって、前記被覆部分を前記物品の外
表面に対応する形状のエッジを持ち、前記タービン翼の
外表面の前記被覆部分を金属搬送ガスより部分的にシー
ルドする前記シールド手段を設け、該シールド手段を前
記被覆部分に対して離間して固定して、シールド領域を
形成し、前記シールド手段を固定した前記タービン翼を
コーティング装置内に配置し、前記コーティング装置内
のタービン翼を1700°Fを越える温度で加熱し、前
記コーティング装置内に金属搬送ガスを導入し、前記ガ
スを前記被覆部分及び及び前記非被覆部分を物品の外表
面に接触させるために循環させるとともに、前記ガスの
前記シールド領域における循環を制限して、前記被覆部
分に形成されるコーティング被膜の膜厚を前記非被覆部
分に形成されるコーティング被膜の膜厚よりも薄くする
ようにしたことを特徴とするタービン翼の可変膜厚コー
ティング方法。
【0016】この場合、前記のシールド手段を固定する
工程が、前記金属搬送ガスを前記シールド領域に循環さ
せる前に、前記シールド手段を前記タービン翼に固定す
る工程を含む構成とすることが出来る。さらに、好まし
くは、アルミニウム搬送ガスを前記金属搬送ガスとして
使用するとともに、前記前記シールド手段と前記被覆部
分の間の間隙を、前記非被覆部分のコーティング被膜の
アルミニウム含有量が約23重量%であり、前記被覆部
分のコーティング被膜のアルミニウム含有量が約18重
量%となるように設定する。
【0017】
【実施例】以下に、本発明の実施例を添付する図面を参
照しながら説明する。
【0018】図1は、本発明によるシールド2を取り付
けたタービン翼1を示している。シールド2は、好まし
くは、約48.3重量%のニッケルと、約22.0重量
%のクロムと、約1.5重量%のコバルトと、約0.1
0重量%の炭素と、約18.5重量%の鉄と、約9.0
重量%のモリブデンと及び約0.6重量%のタングステ
ンを含有するヘステロイ(Hastelloy)X(商
標名:ユニオン  カーバイド  コーポレイション)
によって形成された厚さ0.025インチ(0.64m
m)のシートに構成される。シールド2を形成するため
の材料としては上記したヘステロイが好ましいが、当業
者にとって容易に理解出来るように、気相成長法を行う
処理温度に耐えることの出来る適当な材料を選択するこ
とは当然に可能である。シールド2には、タービン翼1
のエアホイル部4が挿通する開孔3が形成されている。 開孔3はエアホイル部4の寸法よりは僅かに大きく形成
されており、エアホイル部4は、開孔3のエッジ5がエ
アホイル面6より離間して位置するようにセンタリング
される。これにより、エアホイル面6と開孔3のエッジ
5の間に間隙7が形成され、この間隙7は、エッジ5の
全長において均一とされる。
【0019】シールド2は、プラットフォーム面8に、
間隙を存して固定取付され、プラットフォーム面8の対
向面との間に約0.022インチ(0.56mm)の空
隙9を形成する。図示の実施例においては、空隙9の大
きさを0.022インチとすることが好ましいとしてい
るが、この空隙の幅は、形成するコーティング被膜の膜
厚との関係において適宜加減されるものである。当業者
にとって容易に理解できるように、アルミニウムの重量
%が増加すると、シールド2によってシールドされたタ
ービン翼1の部分に形成されるアルミめっき層の膜厚が
増加する。
【0020】シールド2をタービン翼1に固定して取り
付けるために、シールド2はプラットフォーム11の最
終的に切除されるエッジ10に仮着け溶接することが望
ましい。しかしながら、シールド2の取り付けには、プ
ラットフォーム面8に対して所定の位置関係で固定する
ことの出来るいかなる支持構造をも用いることが出来る
。さらに、シールド2には、過剰シールドによりプラッ
トフォーム面8のコーティング被膜における未被覆のス
ポットの形成を防止するために、直径約0.025イン
チ(0.64mm)の孔13を形成することが出来る。
【0021】図1に示すシールド2はタービン翼のプラ
ットフォーム面の全体を実質的にシールドする構成とな
っているが、タービン翼のプラットフォーム面の高圧側
のコーティング被膜の膜厚のみを薄く形成することが望
ましい。図2は、タービン翼のプラットフォーム面の高
圧側のみをシールドする本発明の他の実施例を示してい
る。この実施例においては、プラットフォーム面の低圧
側はシールドされていない。この実施例は、プラットフ
ォーム面の低圧側をシールドしない点を除き、図1の実
施例と同様の構成となっている。また、当業者において
容易に理解されるように、図1の実施例のシールド2の
プラットフォーム面8の低圧側に対向する部分にミシン
目状またはその他の形状の小孔を形成し、又は低圧側の
エアホイル面6と開孔3のエッジ間の間隙を大きくする
ことによって、シールド効果を低減させることによって
も、低圧側に形成するコーティング被膜の膜厚を高圧側
のものに比して厚くすることが出来る。
【0022】シールド2は、前記したヘステロイXの基
材を切削加工して、ほぼエアホイル面6の形状に沿った
開孔3を形成し、ドリルにより孔13を形成することに
よって作製することが出来る。上記のように加工した基
材は、次に周知の薄板加工により型打ちされてシールド
2の最終形状に形成される。次いで、0.022インチ
(0.56mm)のシムがプラットフォーム面8に載置
され、シールド2とプラットフォーム面8の対向面間に
所望の空隙9を形成する。シムとともにシールド2がプ
ラットフォーム11のエッジ10に仮着け溶接される。
【0023】なお、シールド2の形成方法は、上記以外
に、鋳造によって形成しても良く、また周知のいかなる
金属成形技術を用いて製造してもよい。同様に、シール
ド2はタービン翼に使用後にシールド2を破壊せずに取
り外すことの出来る手段によって取り付けられる再使用
可能な機械的なマスクの一部とすることが出来る。シー
ルド2が取り付けられた後、タービン翼1はコーティン
グ装置内に収容され、この装置内にアルミニウム析出ガ
スが循環される。
【0024】上記のようにして製造されたタービン翼の
試験の結果によれば、タービン翼のシールドされたプラ
ットフォーム11の部分(例えば符号7で示す部分)の
アルミめっきコーティング被膜の厚さは、0.5乃至1
.2ミル(0.01乃至0.03mm)、シールドされ
ていない部分のコーティング被膜よりも薄くなっていた
。なお、シールドされない部分のアルミめっきコーティ
ング被膜層の厚さは3.5ミル(0.09mm)であっ
た。また、エアホイル部4に比較して相当に薄いプラッ
トフォーム11の部分7のコーティング被膜における代
表的なアルミニウム含有率は約18重量%であり、これ
はエアホイル部のコーティング被膜の約23重量%のア
ルミニウム含有率に比べて格段に小さい値である。多数
のアクミ化物と同様に、高いアルミニウム含有率は延性
を下げるので、コーティング被膜が脆くなり、亀裂が生
じ易くなる。従って、タービン翼のプラットフォームに
おける薄くアルミニウム含有量の少ないコーティング被
膜層によって、タービン翼のプラットフォーム部に要求
される耐酸化性及び耐腐食性を得ることが出来ると同時
に、低いアルミニウム含有量によって十分な延性が得ら
れるので、作動応力に対する耐性が向上するので、ター
ビン翼のプラットフォームの基盤における亀裂の成長が
防止される。
【0025】
【発明の効果】本発明は、上記のように構成したので、
タービン翼のシールドされたプラットフォーム11の部
分のアルミめっきコーティング被膜の厚さを、シールド
されていない部分のコーティング被膜よりも薄くするこ
とが出来、また、エアホイル部に比較して相当に薄いプ
ラットフォーム1のコーティング被膜におけるアルミニ
ウム含有率を、エアホイル部のコーティング被膜のアル
ミニウム含有率に比べて格段に小さい値とすることが出
来、これによりタービン翼のプラットフォーム部に要求
される耐酸化性及び耐腐食性を得ることが出来ると同時
に、低いアルミニウム含有量によって十分な延性が得ら
れるので、作動応力に対する耐性が向上するので、ター
ビン翼のプラットフォームの基盤における亀裂の成長が
防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適実施例によるシールド装置を取り
付けたタービン翼の斜視図である。
【図2】本発明の他の実施例によるシールド装置を取り
付けたタービン翼の斜視図である。
【符号の説明】
1  タービン翼 2  シールド 3  開孔 4  エアホイル部 5  エッジ 6  エアホイル面 7  間隙 8  プラットフォーム面 9  空隙 10  エッジ 11  プラットフォーム 13  孔

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  物品の外表面に膜厚の異なるコーティ
    ング被膜を形成するために、物品の外表面の一部をシー
    ルドにより被覆して、被覆部分と非被覆部分におけるコ
    ーティング被膜の膜厚を変化させるようにした可変膜厚
    コーティングに使用するシールド装置であって、前記シ
    ールド装置が物品の外表面の形状に対応し、コーティン
    グ材を含むガスと被覆部分との間に不完全なシールドを
    形成するエッジを有し、前記シールドが被覆部分より離
    間して固定されて被覆部分における前記ガスの循環を制
    限して、被覆部分において析出するコーティング被膜の
    膜厚を非被覆部分のコーティング被膜の膜厚よりも薄く
    することを特徴とする可変膜厚コーティング用のシール
    ド装置。
  2. 【請求項2】  前記シールド装置は、物品の外表面の
    前記被覆部分と実質的に平行に配設されることを特徴と
    する請求項1のシールド装置。
  3. 【請求項3】  前記シールド装置が、ニッケルを基材
    とする合金で形成されている請求項1又は2のシールド
    装置。
  4. 【請求項4】  前記ガスは金属搬送ガスであり、前記
    シールドは前記金属搬送ガスの通過を許容する少なくと
    も一つの透孔を有している請求項1乃至3のいずれかの
    シールド装置。
  5. 【請求項5】  前記物品がタービン翼である請求項1
    乃至4のいずれかのシールド装置。
  6. 【請求項6】  前記ガスはアルミめっきコーティング
    被膜を形成する請求項1乃至5のいずれかのシールド装
    置。
  7. 【請求項7】  物品の外表面に膜厚の異なる金属コー
    ティング被膜を形成するために、物品の外表面の一部を
    シールド手段により被覆して、被覆部分と非被覆部分に
    おけるコーティング被膜の膜厚を変化させるようにした
    可変膜厚コーティング方法であって、前記被覆部分を前
    記物品の外表面に対応する形状のエッジを持ち、前記物
    品の外表面の前記被覆部分を金属搬送ガスより部分的に
    シールドする前記シールド手段を設け、該シールド手段
    を前記被覆部分に対して離間して固定して、シールド領
    域を形成し、前記ガスを前記被覆部分及び及び前記非被
    覆部分を物品の外表面に接触させるために循環させ、前
    記ガスの前記シールド領域における循環を制限して、前
    記被覆部分に形成されるコーティング被膜の膜厚を前記
    非被覆部分に形成されるコーティング被膜の膜厚よりも
    薄くするようにしたことを特徴とする可変膜厚コーティ
    ング方法。
  8. 【請求項8】  前記のシールド手段を固定する工程が
    、前記金属搬送ガスを前記シールド領域に循環させる前
    に、前記シールド手段を前記物品に固定する工程を含ん
    でいる請求項7の方法。
  9. 【請求項9】  前記シールド手段と前記被覆部分の間
    の間隙は、前記非被覆部分のコーティング被膜のアルミ
    ニウム含有量が最大重量比であり前記被覆部分のコーテ
    ィング被膜のアルミニウム含有量が最小重量比であり、
    前記最小重量比は前記最大重量比の85%以下となるよ
    うに設定される請求項7又は8の方法。
  10. 【請求項10】  前記シールド手段と前記被覆部分の
    間の間隙は、前記非被覆部分のコーティング被膜のアル
    ミニウム含有量が約23重量%であり、前記被覆部分の
    コーティング被膜のアルミニウム含有量が約18重量%
    となるように設定される請求項7乃至9のいずれかの方
    法。
  11. 【請求項11】  タービン翼の外表面に膜厚の異なる
    金属コーティング被膜を形成するために、前記タービン
    翼の外表面の一部をシールド手段により被覆して、被覆
    部分と非被覆部分におけるコーティング被膜の膜厚を変
    化させるようにした可変膜厚コーティング方法であって
    、前記被覆部分を前記物品の外表面に対応する形状のエ
    ッジを持ち、前記タービン翼の外表面の前記被覆部分を
    金属搬送ガスより部分的にシールドする前記シールド手
    段を設け、該シールド手段を前記被覆部分に対して離間
    して固定して、シールド領域を形成し、前記シールド手
    段を固定した前記タービン翼をコーティング装置内に配
    置し、前記コーティング装置内のタービン翼を1700
    °Fを越える温度で加熱し、前記コーティング装置内に
    金属搬送ガスを導入し、前記ガスを前記被覆部分及び及
    び前記非被覆部分を物品の外表面に接触させるために循
    環させるとともに、前記ガスの前記シールド領域におけ
    る循環を制限して、前記被覆部分に形成されるコーティ
    ング被膜の膜厚を前記非被覆部分に形成されるコーティ
    ング被膜の膜厚よりも薄くするようにしたことを特徴と
    するタービン翼の可変膜厚コーティング方法。
  12. 【請求項12】  前記のシールド手段を固定する工程
    が、前記金属搬送ガスを前記シールド領域に循環させる
    前に、前記シールド手段を前記タービン翼に固定する工
    程を含んでいる請求項11の方法。
  13. 【請求項13】  アルミニウム搬送ガスを前記金属搬
    送ガスとして使用するとともに、前記前記シールド手段
    と前記被覆部分の間の間隙を、前記非被覆部分のコーテ
    ィング被膜のアルミニウム含有量が約23重量%であり
    、前記被覆部分のコーティング被膜のアルミニウム含有
    量が約18重量%となるように設定する請求項11又は
    12の方法。
JP3137289A 1990-05-14 1991-05-13 航空機のタービン翼の可変膜厚コーティング Expired - Fee Related JP2942645B2 (ja)

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JP (1) JP2942645B2 (ja)
KR (1) KR100214897B1 (ja)
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