JPH04227835A - ガスを液に溶解させる方法 - Google Patents

ガスを液に溶解させる方法

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JPH04227835A
JPH04227835A JP3126978A JP12697891A JPH04227835A JP H04227835 A JPH04227835 A JP H04227835A JP 3126978 A JP3126978 A JP 3126978A JP 12697891 A JP12697891 A JP 12697891A JP H04227835 A JPH04227835 A JP H04227835A
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pressure
liquid
nitrogen
tank
ale
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JP3126978A
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David Grant Wardle
デービッド・グラント・ワードル
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BOC Group Ltd
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BOC Group Ltd
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Publication date
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    • B67DDISPENSING, DELIVERING OR TRANSFERRING LIQUIDS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B67D1/00Apparatus or devices for dispensing beverages on draught
    • B67D1/0042Details of specific parts of the dispensers
    • B67D1/0057Carbonators
    • B67D1/0069Details
    • B67D1/0077Carbonator being specially adapted for adding a second gas to the CO2
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B67OPENING, CLOSING OR CLEANING BOTTLES, JARS OR SIMILAR CONTAINERS; LIQUID HANDLING
    • B67CCLEANING, FILLING WITH LIQUIDS OR SEMILIQUIDS, OR EMPTYING, OF BOTTLES, JARS, CANS, CASKS, BARRELS, OR SIMILAR CONTAINERS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; FUNNELS
    • B67C3/00Bottling liquids or semiliquids; Filling jars or cans with liquids or semiliquids using bottling or like apparatus; Filling casks or barrels with liquids or semiliquids
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01FMIXING, e.g. DISSOLVING, EMULSIFYING OR DISPERSING
    • B01F23/00Mixing according to the phases to be mixed, e.g. dispersing or emulsifying
    • B01F23/20Mixing gases with liquids
    • B01F23/23Mixing gases with liquids by introducing gases into liquid media, e.g. for producing aerated liquids
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    • B67D1/0074Automatic carbonation control
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    • C12HPASTEURISATION, STERILISATION, PRESERVATION, PURIFICATION, CLARIFICATION OR AGEING OF ALCOHOLIC BEVERAGES; METHODS FOR ALTERING THE ALCOHOL CONTENT OF FERMENTED SOLUTIONS OR ALCOHOLIC BEVERAGES
    • C12H1/00Pasteurisation, sterilisation, preservation, purification, clarification, or ageing of alcoholic beverages
    • C12H1/12Pasteurisation, sterilisation, preservation, purification, clarification, or ageing of alcoholic beverages without precipitation
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、薄壁の缶、代表的には
アルミニウム又は鋼製のもの及びプラスチックびん等の
柔軟な容器に液を充填する方法の一部として、液中にガ
スを溶解することに関する。
【0002】
【従来の技術】缶充填産業及びボトリング産業は、近年
、人工炭酸飲料の缶充填又はびん充填の際、従来の剛性
の鋼缶や剛性のガラスびんを柔軟な壁を有する容器に置
き替える傾向にある。代表的には、飲料は圧力下の炭酸
ガスで飽和されている。次にこの飲料を充填すべき開放
容器内に圧力下に排出する。引続き容器を閉じて密閉す
る。この開放容器は大気に露出され、従って大気圧下に
ある。容器は昇圧下の炭酸ガスで飽和された飲料で満た
されているので、容器の密閉後に炭酸ガスの一部が溶液
から出てくる。そのため各密閉容器のヘッドスペースは
昇圧になる。十分量の炭酸ガスを飲料に溶解させること
により、この昇圧は通常取扱時に外から加えられて容器
を変形させる圧力の防護に十分なものとなる。各容器の
ヘッドスペースに必要な加圧を形成するには、代表的に
は、液の各容積に2.5容積以上の炭酸ガスを溶解させ
る。一部の飲料、特にソフトドリンクでは、このような
炭酸化水準は飲料の品質に悪影響を与えないと見なされ
、頻々有益であると思われている。しかしながら、一部
の飲料、特にエール及びその他のビール類では、そのよ
うな高水準の炭酸化は悪影響を与えると思われる。例え
ば、ある種の伝統的エールをそのような高水準に炭酸化
すると、一部の人には泡立ち過ぎるものとなろう。更に
は、炭酸ガスの酸的性質も味に悪影響を与える。
【0003】醸造業者は、ソフトドリンク業で使用され
ているほど高水準の炭酸化を必要としないビール等の飲
料を近代的な柔軟な容器すなわち薄壁の缶又はプラスチ
ックのびんにうまく充填する方法を求めている。
【0004】前述の問題を解決せんとする試みは、大部
分、云わゆる液体窒素滴分配器の使用に基礎を置くもの
であった。これは、少量の計量された液体窒素を充填さ
れた各容器に配送する装置である。液体窒素はほとんど
瞬時に蒸発し、そのため容器のヘッドスペース内を加圧
にすることが可能である。近代的缶充填ラインは2,0
00缶/分迄の速度で操作できるので、液滴分配器を一
分当り2,000個相当量までの液体窒素を配送できる
ように設計することがやっかいな問題であった。今日ま
で、これらの問題は十分に解決されてはおらず、密閉缶
のヘッドスペース圧の変動は中度の缶充填ライン速度で
すら可成りのものとなっている。液体窒素滴の操作に係
わる別の困難は、缶充填作業では、ものが充填され密閉
される迄の時間に窒素や炭酸ガス等の非酸化性ガスを開
放容器の口に吹き込むことが常法であるにも係わらず、
この目的に最適な非酸化性ガスの流速は窒素蒸気を缶の
ヘッドスペースから引出し、密閉缶の内圧に過度の変動
を与える傾向があることである。従って、開放容器の口
を横切る非酸化性ガスの流速は、最適値よりも低い値で
使用される傾向にあり、その結果、各密閉容器のヘッド
スペースの酸素含量は理想値よりも高くなる。すなわち
、液体窒素滴分配器の別法が必要とされている。
【0005】当該技術分野では、実に多数の別法が提案
されている。例えば、米国特許明細第4,347,69
5号は、非炭酸飲料のびん充填法又は缶充填法を開示し
ている。窒素等炭酸ガス以外の不活性ガスを容器に充填
する前の非炭酸飲料に注入する。この不活性ガスは密閉
前の充填された容器内の飲料から放出される。放出され
るガス量は、飲料から溶解酸素を追い出して容器のヘッ
ドスペースから空気を排出するのに十分な量である。容
器の密閉後に、過圧にするため十分なガスが飲料内に保
持されている。ヘッドスペースの酸素含量の減少は、窒
素パージガス流をヘッドスペースに通した時よりも良好
であると述べられており、一方の溶解酸素は実質的に減
少し且つ内部容器は増大すると述べられている。後者は
、金属シート及びプラスチックシート等柔軟な材料で製
作した容器の明かな利点でであると記載されている。 米国特許明細書第4,347,695号の表IIは、ゲ
ージ圧207kPa(30psig)で充填した際の密
閉缶の内圧は20℃(68°F)でゲージ圧70kPa
(10.2psig)、すなわち2絶対気圧よりも十分
低い圧力であったと開示している。
【0006】英国特許公開(以下GB−Aと略記する)
第2,134,496号も、薄壁の缶に非発泡性すなわ
ち実質的に炭酸化されていない飲料を充填することに関
する。GB−A−2,134,496A号に記載の方法
では、缶の内圧を形成するため炭酸ガス水準が15部/
10,000重量部以下の範囲で炭酸ガスを窒素に加え
て使用することを許容している。窒素ガスと炭酸ガスを
圧力下に飽和器内の非炭酸飲料に溶解させる。次に、こ
の飲料を充填器で開放缶に充填する。充填条件は飽和容
器内での温度及び圧力と同一である。飲料を大気に露出
しながら窒素又は炭酸ガスを缶内の飲料の上表面上に散
布する。次に缶を接合機で接合する。図2から、充填器
の圧力が3絶対気圧の時、ヘッドスペース圧は(20℃
で測定して)2絶対気圧にも達しないことがわかる。
【0007】GB−A−2,203,417A号も、缶
やプラスチックびん等の柔軟な容器に非炭酸液体を充填
する方法に関する。アルゴンを液中に溶解する。次に、
容器を充填器で充填する。  アルゴンは窒素よりも溶
解度は大なので、ヘッドスペース圧を比較的高くするこ
とができる。不幸なことにアルゴンは英国及びその他の
諸国で食品添加物として認められておらず、これがGB
−A−2,203,417号に記載の方法の商業的開発
を遅らせている。
【0008】GB−A−2,089,191号も、容器
に充填する前の液体食品に不活性ガスを予備溶解させて
密閉容器内を過圧にする方法を開示している。一例では
、窒素ガスをコーヒー飲料に4気圧で溶解させると、缶
内圧は20℃でゲージ圧1.1kg/cm(110kP
a,15.9psig)になった。
【0009】例えばビールの製造及び缶充填では、炭酸
化されたビールを云わゆるブライト(bright)ビ
ール槽に長期間保持し、その間ビール又はエールの品質
管理検査を行うのが常である。続いて炭酸化ビールを缶
に充填する。ブライトビール槽内で得られる最大圧は,
通常、3絶対気圧である。英国で特に普及しているサイ
ズは440mlである。今日は使用されている薄壁缶で
は、一般に缶の最小内圧は常温すなわち20℃でゲージ
圧138kPa(20psig)であることが望ましい
と考えられている。
【0010】
【発明が解決しょうとする課題】液が若干量の炭酸ガス
を含有して、そのガス含有液を比較的低圧、云わば約3
絶対気圧の低圧で長期にわたり保持することが要求され
る際に、密閉容器が適正な過圧を有するよう柔軟な容器
に液を充填する必要がある。
【0011】本発明者等は、驚くべきことに、液の保持
圧で液が過飽和となるように炭酸化液に窒素を溶解する
と、該液は長期にわたり飽和水準を超えた濃度の窒素を
保持できることを知見した。本発明者等は、この知見を
用いて前記の要求を可能にする方法を提供する。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、適度に炭酸化
された液(以下で定義する)を容器に充填する方法であ
って、炭酸ガスを該液に溶解させるステップ、第一圧力
下にある該液に窒素を溶解させるステップ、溶解炭酸ガ
ス及び溶解窒素を含有する液を第一圧力より低い第二圧
力下に10分以上の時間にわたって保持し、但し前記液
が前記第二圧力で窒素に関して過飽和の状態にあるステ
ップ、該過飽和液を容器に充填するステップ及び次に該
容器を気密に閉じ、それにより斯かる密閉後に各容器内
の溶液から溶解ガスが気化して、正常取り扱い時に容器
壁の変形に抵抗する大気圧より高い内圧を内部に発生さ
せるステップからなる方法を提供するものである。
【0013】本発明で用いる「低度に炭酸化された液」
なる語は、容積当り2容積までの炭酸ガス(標準温度圧
力、すなわち15℃、1絶対気圧)を含有する液を意味
する。代表的には、この液は容積当り1.3乃至1.8
容積の炭酸ガスを含有する。この炭酸ガス濃度は、容器
に充填する直前の液中濃度である。
【0014】本発明で用いる「ビール」なる語は、エー
ル、ラガー及びスタウトを包含する。
【0015】この過飽和液は、代表的には、30分以上
にわたり保持され、その間に品質管理検査がなされる。 液を長期にわたり保持することは一般に望ましいことで
はないが、適正な溶解窒素水準は長時間にわたり、云わ
ば12又は24時間或はそれ以上にわたり維持されると
考えられる。
【0016】本発明の方法は、低炭酸化のビール及びエ
ールの缶充填に特に好適である。低炭酸化エールを缶に
充填する際、本発明者等は、エールが2時間にわたって
保持された時でも、充填前にエールが保持される圧力を
超えた缶内圧(20℃)を得ることができた。特に、エ
ールを3絶対気圧の圧力で保持し且つ窒素を4.5絶対
気圧の圧力で窒素を溶解させたときには、常温(20℃
)でゲージ圧241kPa(35psig)の缶内圧を
得ることができた。
【0017】液は第一圧力の窒素で飽和されていること
が好ましい。第一圧力は第二圧力より少なくとも103
kPa(15psi)高いことが好ましい。代表的には
、第一圧力は4乃至5絶対気圧の範囲にあって、第二圧
力は2至3.5絶対気圧の範囲にある。導入される窒素
量は、容器の(平衡時の)圧力の選び方に関係する。 (平衡時の)内圧は、ゲージ圧207乃至276kPa
(30乃至40psig)の範囲内にあることが好まし
い。
【0018】液中への窒素の導入は、炭酸ガスと混合し
て行うことが好ましい。混合ガス中の炭酸ガスの割合は
、液中の溶解ガス濃度を所望濃度にする或はそれを維持
するような割合であることが好ましい。
【0019】窒素及び炭酸ガスの液内への溶解は、液受
け入れ槽から液流を抜き出すこと、該液流の圧力を第一
圧力に高めること、斯く加圧された液流に乱流を形成す
ること及び炭酸ガスと窒素との混合ガスを加圧された液
流中に導入することにより行われる。次に、液流を元の
液容積に戻す。所望ならば、ベンチュリを通して炭酸ガ
スと窒素の混合ガスを液流中に導入してもよい。ベンチ
ュリの形が液流を自然に乱流にして、導入された炭酸ガ
スと窒素の溶解を補助する。それでも  全ての窒素及
び炭酸ガス溶解するわけではなく、未溶解ガスの泡が液
流と共に、保持されている液容積中に運ばれる。未溶解
ガスは、液が保持されている容器のヘッドスペースに入
る。所望ならば液流を冷却してもよい。液流の通過は、
液が第二圧力の窒素で過飽和になる十分な時間にわたり
継続する。所望ならば、液中に炭酸ガスと窒素を溶解す
るため、保持されている容積からわざわざ液流を抜き取
らずとも、液が液源から保持容器に向って流れる際に、
或は一保持容器から別の保持容器に向かって流れる際に
も溶解する。窒素と炭酸ガスを互いに独立に液流に導入
することも可能である。
【0020】本発明の一例を付属図面を引用して説明す
る。図1は缶にビールを充填する装置の概要図である。
【0021】図1を参照する。新たに譲造されたエール
はポンプ4により醗酵槽2からブライトビール槽6に向
かって通過する。この槽は、或る選ばれた水準8までエ
ールが充填されている。窒素源10から入口14を経由
して窒素を槽6のヘッドスペース12に通す。(所望な
らば、槽6から空気を除去するためエールの導入前に窒
素で槽6を掃気してもよい。)槽6はガス排出管18を
有し、その中に排気弁20が配置されている。この排気
弁は、代表的には、槽内の圧力が3絶対圧力を超えて高
まった場合に開くよう設定されている。エールは、約3
絶対気圧の圧力の非酸化性ガス下で槽内に保持すること
が好ましい。
【0022】槽6には、ポンプ24の吸引側に連通する
液の第一出口22がある。ポンプ24の出口は、スロー
ト28に至るベンチュリ26に連通しており、スロート
28から炭酸ガスと窒素の混合ガスを供給する。ベンチ
ュリ26の出口は、通常の冷却器30に通じている。冷
却器30の出口は槽6の内部に通じている。
【0023】作動時に,ポンプ24は槽6からビール又
はエールの流を抜取り、その圧力をエールが槽6に保持
されている時の圧力よりも少なくとも一気圧高い圧力ま
で高める。斯く加圧された液流がベンチュリ26のスロ
ート28を介して流れると、ベンチュリ26がその入口
端からスロート28に向かって狭くなっているため乱流
になる。炭酸ガスと窒素の混合ガスはスロート28で液
流内に流入し、該乱流液流にぶつかる。この液の乱れは
ガスを泡にする助けとなり、泡はエールに溶け易くなる
。それでも全てのガスが溶解するわけではない。窒素と
炭酸ガスの未溶解の泡は、液流が槽6内のエールの表面
8より下の水準にある入口32を経由して槽6に戻る際
に、槽6内に保持されているエールの容積に入る液流と
共に運ばれる。エール流の槽6への再導入は乱流を比較
的小さくするように行われ、従って入口32は制限され
ていない。
【0024】炭酸ガスと窒素の混合ガスは,槽6から抜
き取られたエール流がポンプ24によって高められる圧
力より高く、かつ、エール内へのガス流速を所望の速度
にする圧力で供給することが好ましい。混合ガス中の炭
酸ガスと窒素との相対的割合は、エール中の溶解炭酸ガ
ス濃度をある選ばれた濃度にする、或はそれを維持する
ように定めることが好ましい。代表的には、槽6に入る
ビール又はエールは、既に所望水準の溶解炭酸ガス濃度
を有している。次に、貯蔵温度で溶解炭酸ガス濃度とヘ
ンリー則に従って平衡状態になるよう炭酸ガスの分圧を
選択する。このようにして溶解炭素ガス濃度は所望水準
に維持される。溶解炭酸ガス濃度が約1絶対気圧の炭酸
ガス分圧と平衡状態になることは極めて普通のことであ
る。すなわち、混合ガス中の炭酸ガス分圧は,約1絶対
気圧になるよう選択される。従って、窒素と炭酸ガスの
混合ガスを4.5絶対気圧の圧力で供給する場合には、
窒素77.78容積%及び炭酸ガス22.22容積%を
含む混合ガスが好ましい。ビールの戻り流と共に槽6に
入る未溶解ガスは槽6のヘッドスペース12に入って雰
囲気ガスを槽6から移動させ、過剰のガスは排気弁20
を経由して排出される。従って、槽6のヘッドスペース
には、混合ガスの組成に近い雰囲気が形成される。所望
ならば、槽6に保持される間に炭酸ガスがビールから出
て来る傾向を減らすため、純窒素の代わりに斯かる混合
物を用いてビール充填前の槽6を掃気してもよい。
【0025】出口22を介して槽6からビール流を抜き
取る時間及び抜取り速度は、その終わりの時点で槽6内
に保持されるビールの過飽和度が所望度になるよう選択
される。ベンチュリ26を経由する流の流速及びベンチ
ュリへの混合ガスの導入速度は、ポンプ24で高められ
た液流の圧力で窒素が液流を飽和させるように選択する
ことが好ましい。液流の循環時間は、ベンチュリ26の
スロート28でガスを液流内に導入する時間の終期に、
槽6内の支配圧力における過飽和度が20℃の温度で平
衡状態にある缶内にゲージ圧152kPa(22psi
g)以上、好ましくは207乃至276kPa(30乃
至40psig)の圧力を発生させるため十分になるよ
うな時間である。本発明者等は、槽6内の圧力が3絶対
気圧である時、その圧力下で槽6内のエールの容積を飽
和させるために要する量より50%多い窒素を溶解させ
ると、缶のヘッドスペースに好適な圧力を発生させる目
的に適正であることを知見した。
【0026】代表的には、出口22を介して槽6から抜
き取られる液流は、常温より低い適当な温度まで冷却さ
れる。この目的で冷却器30が使用される。冷却器をこ
の位置に配置する必然性はない。所望ならば、ポンプ2
4とベンチュリ26との中間に配置してもよい。
【0027】本発明の別実施態様の装置では、ビール又
はエールが発酵槽2から槽6に流れる際に炭酸ガスと窒
素の混合ガスをビールに溶解させる。所望ならば、ビー
ル又はエールが槽2から槽6に流れる際に冷却してもよ
い。
【0028】エールが所望の過飽和度に達したならば、
炭酸ガスと窒素の混合ガスの導入を中止し、通常の品質
管理測定のための十分な時間(15分以上、代表的には
1時間以上)にわたって保持する。本発明者等は、驚く
べきことに、ビールをかなり過飽和にした場合でも、例
えば2時間といったかなりの時間にわたり保持したとき
に槽6内エールからの溶解ガスの損失は実質的にないこ
とを知見した。たとえ短時間であっても、窒素が溶液か
ら出で来て炭酸ガス泡の「種」になり、それが今度は溶
液からの更なる窒素ガスの追い出しを促進する傾向があ
ると予期されるので前述の知見は特に驚異的である。
【0029】品質管理検査の結果が良好であると、その
ビールを缶又はその他の容器に充填する。代表的には、
引き続きこのエールをバッファー槽34に移す。このバ
ッファー槽34はヘッドスペース36を有し、その中は
窒素源10から供給される窒素又は炭酸ガス源(図には
示していない)からの炭酸ガスにより3絶対気圧のガス
圧に維持される。バッファー槽34内でのエールの滞留
は比較的短時間であり、ビールがある選択された水準ま
で槽34を満たすと充填器38に移される。充填器38
にはヘッドスペース40が形成されており、充填器38
に窒素源10から窒素を通すことにより、或はヘッドス
ペース40に炭酸ガスを通すことによりヘッドスペース
40の圧力は8絶対気圧にされる。充填器38は通常の
ものである。柔軟な薄壁の缶(図には示していない)を
充填器38の下で前進させ、選択された水準までエール
を満たす。缶が満たされると、缶の開放口に窒素流を吹
き込んで缶のヘッドスペースに入る空気の量も最小にす
る。缶の最上部に蓋を配置して通常の接合機(seam
ing  machine)を用いて接合するまで各缶
の口を横切って窒素を流す。
【0030】缶は接合された後、低温殺菌器(図に示し
ていない)に通され、その中で常法によりエールを低温
殺菌する。この低温殺菌法は65℃以上の温度にする方
法である。このように高い温度下で溶液内に維持される
窒素の量は、常温の時よりも少なくなる。従って、エー
ルの過飽和度を選択する際、低温殺菌時に缶のヘッドス
ペース内に過度の圧力が生じないように注意しなければ
ならない。
【0031】
【実施例】槽6を3絶対気圧の圧力に維持し、槽から抜
き取られたビール流を4.5絶対気圧の圧力まで加圧し
て、ビール中の溶解窒素水準を3絶対気圧で飽和する水
準の約150%にした。次にビールを槽内に2時間保持
した後、多数の缶に充填した。充填、接合及び低温殺菌
の諸ステップの後、缶を常温に戻した。各缶のヘッドス
ペースのガス圧は常温でゲージ圧241kPa(35p
sig)程度であると認められた。更に、缶を開けてビ
ールをグラスに注ぐ際のヘッド保持性は良好であった。
【0032】本発明の方法が通常のブライトビール槽、
通常の充填器及び通常の接合機を用いて実施されること
は了解されよう。更に、炭酸ガスと窒素の混合ガスは、
通常のガス混合装置を用いて形成される。従って、本発
明方法の実施は特に簡単である。密閉された溶液から出
て来る窒素及び炭酸ガスは適当な内圧を発生し、缶が正
常取扱時に受ける外部圧力に対して抵抗可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】缶にビールを充填する装置の概要図である。
【符号の説明】
2  発酵槽 4  ポンプ 6  ブライトビール槽 8  水準 10  窒素ガス源 12  ヘッドスペース 14  入口 18  排気管 20  排気弁 22  液の第一出口 24  ポンプ 26  ベンチュリ 28  スロート 30  冷却器 32  入口 34  バッファー槽 36  ヘッドスペース 38  充填器 40  ヘッドスペース

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  1容積当り2容積までの炭酸ガス(1
    5℃、1絶対気圧で測定したとき)を含有する低度に炭
    酸化された液を容器に充填する方法であって、炭酸ガス
    を該液に溶解させるステップ、第一圧力下にある前記の
    液に窒素を溶解させるステップ、第一圧力よりも低い第
    二圧力下で溶解炭酸ガス及び溶解窒素を含有する液を1
    0分以上の時間にわたって保持し、但し前記の液が前記
    第二圧力で窒素に関して過飽和の状態にあるステップ、
    該容器に該過飽和液を充填するステップ及び次に容器を
    気密に閉じ、それにより斯かる密閉後に各容器内の溶液
    から溶解ガスが出て来て、正常取扱時の容器壁の変形に
    抵抗する大気圧より高い内圧を内部に発生させるステッ
    プからなる方法。
  2. 【請求項2】  液が1容積当り1.3乃至1.8容積
    の炭酸ガスを含有する請求項1の方法。
  3. 【請求項3】  過飽和液を30分乃至24時間にわた
    って保持する請求項1又は2の方法。
  4. 【請求項4】  液が第一圧力の窒素で飽和されている
    請求項1乃至3の方法。
  5. 【請求項5】  第一圧力が第二圧力より103kPa
    (15psi)以上高い圧力である請求項1乃至4の方
    法。
  6. 【請求項6】  第一圧力が4乃至5絶対気圧の範囲内
    にある請求項1乃至5の方法。
  7. 【請求項7】  第二圧力が2乃至3.5絶対気圧の範
    囲内にある請求項1乃至6の方法。
  8. 【請求項8】  液がビール又はエールである請求項1
    乃至7の方法。
  9. 【請求項9】  容器が柔軟な缶又は柔軟なびんである
    請求項1乃至8の方法。
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