JPH04227353A - 通信システム及び通信装置 - Google Patents

通信システム及び通信装置

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JPH04227353A
JPH04227353A JP13453691A JP13453691A JPH04227353A JP H04227353 A JPH04227353 A JP H04227353A JP 13453691 A JP13453691 A JP 13453691A JP 13453691 A JP13453691 A JP 13453691A JP H04227353 A JPH04227353 A JP H04227353A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通信パケットによりデ
ータの伝送を行う通信システム、及び、通信装置におい
て、特に、ある特定の通信装置からの通信パケットのみ
とした応答しないという、ロック(専有)機能を有する
通信システム、及び、通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の通信装置を含む通信システ
ムとして、家庭内のオーディオ・ビデオ機器間のデータ
・バスであるドメスティク・ディジタル・バス(D2B
)がある。
【0003】図7に、このD2Bの通信装置を含む通信
システムの構成図を示す。図7において、通信システム
は、伝送路70と、伝送路70に接続された複数の通信
装置71a,71b,71c……より構成されている。 D2Bのシステムでは、各通信装置71a,71b,7
1c……は、主体的に通信を行う、マスタとして動作す
る機能(マルチ・マスタ機能)を有する。マスタとなっ
た通信装置は、以下に説明する通信パケットを伝送路7
0に送出し、この通信パケットで通信相手として指定さ
れた通信装置は、スレーブとなり、この通信パケットを
受信する。
【0004】図8に、D2Bの通信パケットのフォーマ
ットを示す。通信パケットは、ヘッダー80と、マスタ
・アドレス・フィールド81と、スレーブ・アドレス・
フィールド82と、コントロール・フィールド83と、
データ・フィールド84より構成される。
【0005】ヘッダー80は、通信パケットの送出を表
すスタート・ビット85と、転送速度の異なる3種類の
モード(モード0、1、2)を表すモード・ビット86
より構成されている。マスタ・アドレス・フィールド8
1は、マスタとなる通信装置のアドレスであるマスタ・
アドレス・ビット87と、バリティ・ビット88より構
成される。スレーブ・アドレス・フィールド82は、マ
スタの通信装置の通信相手となるスレーブ通信装置のア
ドレスであるスレーブ・アドレス・ビット89と、バリ
ティ・ビット90と、スレーブの通信装置が正しく受信
したかを確認するためのアクノリッジ・ビット91より
構成される。コントロール・フィールド83は、以下に
説明するコントロール・ビット92と、バリティ・ビッ
ト93と、アクノリッジ・ビット94より構成される。 ここで、コントロール・ビット92は、通信データの転
送方向と、通信データの内容と、ロック設定、及び、ロ
ック解除を表す制御用のコードである。例えば、スレー
ブの通信装置にデータを書き込みかつロックを要求する
コントロール・ビットは、Bhであり、データを書き込
みかつロックの解除を要求するコントロール・ビットは
、Fhである。また、スレーブの通信装置よりステータ
スを読みだしかつロックの解除を要求するコントロール
・ビットは、6hである。
【0006】最後に、データ・フィールド84は、通信
データを構成する1バイトのデータ・ビット95と、通
信データの終了を表すエンド・オブ・データ・ビット9
6と、バリティ・ビット97と、アクノリッジ・ビット
98を基本単位データ99とし、この基本単位データ9
9の繰り返しにより構成されている。メッセージは、基
本単位データ99により、1バイト毎に受信側の通信装
置が受け取ったかを確認しながら転送され、もし受け取
っていない場合、すなわちアクノリッジ・ビット98が
返されなかった場合には、再度同一の1バイトのデータ
が伝送される。また、この基本データ99の繰り返し回
数の最大値は、モード・ビット86で指定された通信モ
ード(モード0、1、2)により決められている。例え
ば、モード1の場合には、32である。したがって、モ
ード1の場合には、1通信パケットで転送可能なデータ
・バイト数は、最大32バイトとなる。
【0007】次に、マスタの次に装置からスレーブの次
に装置へメッセージを転送する方法について説明する。 D2Bにおいては、複数の通信パケットに渡ってメッセ
ージをスレーブの通信装置に転送する場合には、スレー
ブの通信装置をロックしてデータ転送を行う方法がとら
れる。スレーブの通信装置のロックは、ロックを要求す
るコントロール・ビット92で、データ・フィールド8
4中で少なくとも1バイトのデータの転送が成功してア
クノリッジ・ビット98が返された通信パケットをマス
タの通信装置とやり取りした場合に行われる。ロックさ
れた通信装置は、以後ロックが解除されるまで、ロック
した通信装置以外から送出される通信パケットを受信し
ない。また、ロックの解除は、ロック解除を要求するコ
ントロール・ビット92で、データ・フィールド84中
で少なくとも1バイトのデータの転送に成功してアクノ
リッジ・ビット98が返された通信パケットをマスタの
通信装置とやり取りした場合に行われる。
【0008】図9に、モード1で、図7に示した通信装
置71aがマスタとなり、通信装置71bをスレーブに
指定して、40バイトのメッセージを転送する通信例を
示す。通信装置71aから通信装置71bに転送する通
信パケット数は、3となる。第1の方法においては、第
1番目の通信パケット100では、コントロール・ビッ
ト92Bh(データの書き込みとロック)にしてロック
を要求し、モード1で転送可能な32バイトのデータを
転送する。本例では、32バイトのデータが正しく転送
されたものとし、1バイト以上のデータ正しく転送され
たため、通信装置71bは通信装置71aからロックさ
れる。次に、第2番目の通信パケット101では、コン
トロール・ビット92をBh(データの書き込みとロッ
ク)にしてロックを要求し、第1の通信パケット100
で転送した残りのメッセージである8バイトのデータを
転送する。このときは、既に通信装置71bはロックさ
れているため、データの転送が成功した場合にも、1バ
イトもデータが転送されなかった場合にも、通信結果に
よらずロックされた状態となる。この場合注意すべき点
は、この第2の通信パケット101では、コントロール
・ビット92は、ロックの解除を要求するコードである
、Fh(データの書き込みとロック解除)を用いないこ
とである。なぜなら、第2の通信パケット101におい
て、必ず残りの8バイトのデータを正しく転送できる保
証がないからである。図には明記していないが、例えば
、通信装置71bにデータ受信用のバッファが1バイト
しかなく、通信装置71bがバッファより受信データの
読みだしに遅れてしまった場合には、第2の通信パケッ
ト101では、バッファのサイズ分である1バイトしか
転送できない可能性もある。この場合、また通信データ
がまだ7バイト残っているにも関わらず、通信装置71
bのロックが解除されてしまう。
【0009】そして、最後の第3の通信パケット102
で、通信装置71aは、コントロール・ビットを6h(
スレーブ・ステータスの読みだしとロック解除)で、通
信装置71bから1バイトのスレーブ・ステータスを読
みだす。そして、スレーブ・ステータスの読みだしが成
功した時点で、通信装置71bのロックは解除される。
【0010】もう一つの方法としては、第2の通信パケ
ット103で、コントロール・ビット92をBhにして
ロックを要求し、第1の通信パケット100で転送した
メッセージの残りより1バイト少ない7バイトのデータ
を転送する。そして、最後の第3の通信パケット104
でコントロール・ビット92をFh(データの書き込み
とロック解除)でロックの解除を要求し、最後の1バイ
トのデータを転送する。1バイトのデータの転送が成功
した時点で、通信装置71bのロックは解除される。
【0011】この様に、スレーブとなる通信装置をロッ
クしてデータを転送することにより、マスタとなる通信
装置は他の通信装置に妨害されなくデータを転送するこ
とができる。また、スレーブの通信装置は、特定の通信
装置以外からの通信パケットを受信しないため、複数の
通信パケットにわたる通信データを1つのメッセージに
簡単に構成することができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この種の通信
装置を含む通信システムでは、マスタの通信装置からス
レーブの通信装置をロックして確実にデータを転送する
場合に、ロックの設定、及びロックの解除に1通信パケ
ットを必要としていたため、1通信パケット余計に転送
する必要があった。たとえば、モード1で、2つの通信
パケットで転送可能な40バイトのデータを転送する場
合には、少なくとも3つの通信パケットが必要とされて
いた。このため、転送の効率が悪いという欠点があった
。また、ロックの設定、及びロックの解除でコントロー
ル・ビットの値が異なるため、マスタとなる通信装置は
、スレーブの通信装置のロックを考慮して通信パケット
を組み立てなけれがならず、処理が複雑になるという欠
点があった。
【0013】本発明の目的は、簡単な方法でスレーブと
なる通信装置をロックして、効率よくデータの伝送を行
うことができ、かつ、マスタの通信装置のロックの処理
を簡略化できる通信システム及び通信装置を提供するこ
とにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の通信システムは
、伝送路と、通信を主体的に行う、少なくとも1つのマ
スタ通信装置と、マスタ通信装置の通信相手となる、少
なくとも1つのスレーブの通信装置を有し、マスタの通
信装置からスレーブの通信装置へ通信パケットによりデ
ータ転送を行う通信システムにおいて、通信パケット中
に、少なくとも、スレーブの通信装置のロック(専有)
に関する情報であるコントロール・ビットと、メッセー
ジのサイズを表す電文長ビットを有し、マスタの通信装
置から通信パケットを送出した際に、コントロール・ビ
ットでロックが指定された時に、スレーブの通信装置が
ロックされ、さらに、電文長ビットで指定されたメッセ
ージ長の通信データが正しく転送された時に、スレーブ
の通信装置のロックが解除される。
【0015】また、本発明の通信システムを構成する通
信装置は、少なくとも、伝送路上の信号を復調し論理デ
ータに変換する受信部と、受信部からの論理データを解
析するデータ・リンク・コントローラと、データ・リン
ク・コントローラからロックに関する情報を記憶するロ
ック・ステータス部とを有し、データ・リンク・コント
ローラは、通信パケットのコントロール・ビットがロッ
クに関するコードでかつ、電文長ビットで指定された長
さのメッセージを受信できなかった場合に、ロック・ス
テータス部にロック設定の情報を書き込み、マスタの通
信装置よりロックされ、通信パケットのコントロール・
ビットがロックに関するコードでかつ、電文長ビットで
指定された長さのメッセージを受信できた場合に、ロッ
ク・ステータス部にロック解除の情報を書き込み、マス
タの通信装置よりロックが解除され、通信パケットのコ
ントロール・ビットがロック解除を要求するコードであ
る場合に、ロック・ステータス部にロック解除の情報を
書き込み、マスタの通信装置よりロックが解除される。
【0016】
【実施例】次に本発明について、図面を参照して説明す
る。
【0017】図1は、本発明の通信システムの通信パケ
ットのフォーマットを示す。通信パケットは、ヘッダー
1と、マスタ・アドレス・フィールド2と、スレーブ・
アドレス・フィールド3と、コントロール・フィールド
4と、電文長フィールド5と、データ・フィールド6よ
り構成されている。
【0018】ヘッダ1は、通信パケットの送出を表すス
タート・ビット10と、個別通信、同報通信を選択する
同報ビット11より構成される。マスタ・アドレス・フ
ィールド2は、通信を主体的に行うマスタの通信装置の
アドレスであるマスタ・アドレス・ビット12と、バリ
ティ・ビット13より構成される。スレーブ・アドレス
・フィールド3は、マスタの通信装置の通信相手となる
スレーブの通信装置のアドレスであるスレーブ・アドレ
ス・ビット14と、バリティ・ビット15と、スレーブ
の通信装置が正しく受信したかを確認するためのアクノ
リッジ・ビット16より構成される。コントロール・フ
ィールド4は、通信データの制御情報であるコントロー
ル・ビット17と、バリティ・ビット18と、アクノリ
ッジ・ビット19から構成される。表1にコントロール
・ビット17の内容を示す。
【0019】
【表1】
【0020】表1において、コントロール・ビット17
は、メッセージの転送方向、メッセージの内容とロック
に関する情報を表す4ビットのコードである。メッセー
ジの転送方向は、コントロール・ビット17のMSBの
値によって決められる。MSBが1の場合には、メッセ
ージは、マスタの通信装置からスレーブの通信装置に転
送される(書き込み)。また、MSBが0の場合には、
メッセージは、スレーブの通信装置からマスタの通信装
置に転送される(読み込み)。メッセージの内容には、
スレーブ・ステータス、データ、ロック・アドレスの読
み込みと、コマンド、データの書き込みがある。また、
スレーブの通信装置のロックに関するコードは、3h,
Ah,Bhである。アクノリッジ・ビット19は、マス
タの通信装置より送信されたコントロール・ビット17
を正しく処理できる場合に、スレーブの通信装置より返
される。例えば、コントロール・ビット17のビット3
が1の場合には、スレーブの通信装置の受信バッファが
空でないと、スレーブの通信装置はアクノリッジ・ビッ
ト19を返送しない。
【0021】電文長フィールド5は、メッセージのサイ
ズを表す電文長ビット20と、バリティ・ビット21と
、アクノリッジ・ビット25より構成される。
【0022】最後に、データ・フィールド6は、メッセ
ージを構成する1バイトのデータ・ビット23と、バリ
ティ・ビット24と、アクノリッジ・ビット25を基本
単位データ26とし、この基本単位データ26の繰り返
しにより構成されている。メッセージは、基本単位デー
タ26により、1バイト毎に受信側の通信装置が受け取
ったかを確認しながら転送され、もし受け取っていない
場合には、すなわちアクノリッジ・ビット25が返され
なかった場合には、再度同一の1バイトのデータが転送
される。また、この基本データ26の繰り返し回数の最
大値は32であり、この回数以内でデータが転送される
。したがって、1通信パケットで転送可能なデータ・バ
イト数は、最大32バイトとなる。
【0023】図2は、本発明の通信装置を含む通信シス
テムの構成を表すブロック図である。本通信システムは
、伝送路30と、伝送路30に接続した複数の通信装置
31a,31b,31c……より構成される。
【0024】また、通信装置31aは、伝送路30との
入出力端子32と、受信部33と、データ・リンク・コ
ントローラ34と、制御部35と、受信バッファ36と
、送信バッファ37と、ロック・ステータス部38と、
送信部39を有し、伝送路30との入出力端子32は受
信部33の入力と送信部39の出力に接続され、受信部
33の出力はデータ・リンク・コントローラ34の入力
に接続され、データ・リンク・コントローラ34の第1
の出力は制御部35の入力に接続され、第2の出力は受
信バッファ36の入力に接続され、入出力はロック・ス
テータス部38の入出力に接続され、制御部35の第1
の出力はデータ・リンク・コントローラ34の入力に接
続され、第2の出力は送信バッファ37に接続され、受
信バッファ36の出力は制御部35の入力に接続され、
送信バッファ37の出力はデータ・リンク・コントロー
ラ34の入力に接続され、データ・リンク・コントロー
ラ34の出力は送信部39の入力に接続された構成にな
っている。また、他の通信装置31b,31c……の構
成も、通信装置31aと同じである。
【0025】次に、マスタの通信装置からスレーブの通
信装置へメッセージを転送する方法について説明する。
【0026】図3に、図2に示した通信装置31aがマ
スタとなり、通信装置31bをスレーブに指定して、4
0バイトのメッセージを転送する場合の、通信パケット
の組合せ例を示す。また、図4には、このときの通信装
置31aと通信装置31b間の通信シーケンス図を示す
。通信装置31aから通信装置31bに転送する通信パ
ケット数は、2つになる。第1番目の通信パケット40
では、コントロール・ビット17をBh(データの書き
込みとロック)、電文長ビット20を40(バイト)に
して、データを転送する。このとき、通信装置31bは
、通信装置31aからの電文長ビット20を正しく受信
し、アクノリッジ・ビット22を返送したときに、通信
装置31aによって、ロックされる(図4(1))。 また、1通信パケットでは、最大32バイトのデータし
か転送されないため、第1番目の通信パケット40では
、電文長ビット20で指定された40バイトのデータを
受信できずに、終了してしまう(本例では、32バイト
を受信している)。したがって、第1番目の通信パケッ
ト40の通信終了時(図4(2))には、通信装置31
bは、ロックの解除される条件を満足していないため、
通信装置31aによってロックされた状態のままとなる
。このため、通信装置31bは、通信装置31a以外か
らの通信パケットを受信しない。
【0027】次に、通信装置31aは、第2番目の通信
パケット41を通信装置31bに転送する。第2番目の
通信パケット41では、コントロール・ビット17とを
第1番目の通信パケット40と同一であるBhにし、電
文長ビット20を残りのメッセージのデータ・バイト数
である8として、残りの通信データを送信する。このと
き、通信装置31bは、第2番目の通信パケット41の
電文長フィールド5でアクノリッジ・ビット22を返送
したときに(図4(3))、再び通信装置31aによっ
て、ロックされる。そして、電文長ビット20で指定さ
れた8バイトのデータが正しく転送されたときに(図4
(4))、通信装置31aよりロックが解除され、元の
状態に戻る。以上の動作により、ロックを用いて複数の
通信パケットに渡りメッセージを転送することができる
【0028】また、このときの通信装置31aと通信装
置31bの内部動作について以下に説明する。
【0029】マスタとなる通信装置31aの制御部35
は、第2の出力により、第3図に示す第1の通信パケッ
ト40を構成する各フィールドのデータを送信バッファ
37に設定する。すなわち、スレーブ・アドレス14を
通信装置31bのアドレスに、コントロール・ビット1
7をデータをスレーブの通信装置に転送し、かつロック
に関するコントロール・ビットBhに、電文長ビット2
0を40に、及びメッセージを送信バッファ37に設定
する。また、送信バッファ37に設定後、制御部35は
、第2の出力により、データ・リンク・コントローラ3
4に送信を要求する命令を与える。すると、データ・リ
ンク・コントローラ34は、送信バッファ37よりデー
タを読みだし、通信パケットを構成して、送信部39に
出力する。すると、送信部39は入力したデータを変調
し、伝送路との入出力端子32を介して、伝送路30に
第1の通信パケット40が送出される。この場合、1通
信フレーム内で転送されるメッセージの最大の長さは3
2バイトであるため、電文長ビット20で指定した40
バイトのメッセージは転送されない。
【0030】このとき、スレーブとなる通信装置31b
では、伝送路30上の信号を、伝送路30との入出力端
子32を介し、受信部33に入力し、受信部33で復調
し、復調後のデータ・リンク・コントローラ34に出力
する。データ・リンク・コントローラ34では、データ
を各フィールド毎に分解し、バリティ等の誤りがないか
をチェックし、第2の出力により受信データを受信バッ
ファ36に出力する。それと共に、第1の出力により制
御部35に通信パケットを受信した旨の信号を出力する
。制御部35は、データ・リンク・コントローラ34の
第1の出力からの信号を入力すると、受信バッファ36
より受信データを読みだし、第1の通信パケット40の
受信することができる。
【0031】また、データ・リンク・コントローラ34
は、マスタの通信装置31aよりロックに関する処理を
行う。図5に、データ・リンク・コントローラ34のロ
ックに関する処理フローを表すフローチャートを示す。
【0032】データ・リンク・コントローラ34は、コ
ントロール・フィールド4を正しく受信できたかを調べ
(ルーチン50)、受信できていなければ処理を終了す
る。また、受信できていれば、次にコントロール・ビッ
ト17がロックに関するコードである3h,Ah,Bh
のいずれかである調べ(ルーチン51)、いずれかでな
ければ、処理を終了する。コントロール・ビット17が
ロックに関するコードであれば、次に電文長フィールド
5を正しく受信したかを調べ(ルーチン52)、受信し
なかった場合には処理を終了する。正しく受信した場合
には、ロック・ステータス部38にロック状態である旨
のコードと、マスタである通信装置31aのアドレスを
記憶させる(ルーチン53)。次に、電文長ビット20
で指定された長さのメッセージを受信したかを調べ(ル
ーチン54)、受信していなければ、処理を終了する。 受信した場合には、ロック・ステータス部38にロック
状態でない旨のコードを記憶させ(ルーチン55)、処
理を終了する。
【0033】データ・リンク・コントローラ34は、受
信を開始する前に、ロック・ステータス部38の内容を
読みだし、ロック状態のコードが記憶されている場合に
は、さらにロック・ステータス部38に記憶しているア
ドレスと通信パケットのなかのマスタ・アドレス12が
一致した場合のみ受信を行う。
【0034】第1番目の通信パケット40の場合には、
電文長ビット20で40バイト指定したにも関わらず、
32バイトのメッセージしか受信できなかったため、デ
ータ・リンク・コントローラ34は、ルーチン50、5
1、52、53、54を実行した後、処理を終了する。 そのため、ロック・ステータス部38には、ロック状態
の旨のコードと、通信装置31aのアドレスが記憶され
る。したがって、通信装置31bはロック状態となり、
以後ロックが解除されるまで、通信装置31aからの通
信パケットのみしか受信しない。
【0035】次に、第1番目の通信パケット40と同様
の動作で、通信装置31aは、第2の通信パケット41
を送信する。このとき、通信装置31aの制御部35は
、コントロール・ビット17を第1番目の通信パケット
40と同じBhに、電文長ビット20残りのメッセージ
のサイズである8バイトに設定しておく。
【0036】また、通信装置31bは、第2番目の通信
パケット41を受信する。このとき、第2番目の通信パ
ケット41では、通信装置31bのデータ・リンク、コ
ントローラ34は、電文長ビット20で指定した長さの
メッセージを受信するため、ルーチン50、51、52
、53、54、55を実行し、ロック・ステータス部3
8には、ロック状態でない旨のコードが記憶され、ロッ
クが解除される。
【0037】以上のように、本発明の通信システム、及
び、通信装置では、予めマスタとなる通信装置が、コン
トロール・ビット17を切り替えずに、ロックの設定、
及び解除を考慮しなくても、通信結果に応じて、スレー
ブの通信装置のロックの解除が行われるため、マスタの
通信装置の処理が簡単になる。また、本実施例において
は、従来に比べ、転送する通信パケットが1回少ない様
に、転送する通信パケットの数が少なくて済むため、デ
ータの転送効率もよくなる。
【0038】次に本発明の通信システム、及び、通信装
置の第2の実施例について説明する。
【0039】本発明の第2の実施例の通信装置を含む通
信システムの構成図、及び、通信パケットのフォーマッ
トについては、先の実施例と同一であるので説明を省略
する。
【0040】図2において、通信装置31aがマスタと
なり、通信装置31bをスレーブに指定して、図3に示
した第1番目の通信パケット40を送信すると、通信装
置31bはロックされる。このとき、通信装置31aは
、所定の通信が終わった後に、通信装置31bのロック
を解除する必要がある。しかし、第2番目の通信パケッ
ト41では、通信装置31bの制御部35が受信バッフ
ァ36に記憶された受信データの読みだしに遅れ、受信
バッファ36がなかなか空にならない場合、第2の通信
パケット41は、受信されず、通信装置31aにロック
されたままになってしまう。
【0041】そこで、上記問題点を解決するため、ロッ
クに関するコントロール・ビット(コード:3h,Ah
,Bh)の他に、ロックの解除に関する専用のコントロ
ール・ビットである6h(スレーブ・ステータスの読み
だしとロック解除:表1参照)を設ける。
【0042】図6に、ロックの解除専用のコントロール
・ビット6hに対する、データ・リンク・コントローラ
34の処理を表すフローチャート図を示す。スレーブの
通信装置31bのデータ・リンク・コントローラ34は
、ロックを解除する専用のコントロール・ビット6hで
あり(ルーチン60、61)、かつ、次の電文長ビット
5を正しく受信した場合(ルーチン62)、ロック・ス
テータス部38にロック状態でない旨のコードを記憶さ
せ(ルーチン63)、ロックを解除する。スレーブ・ス
テータスの転送は、受信バッファ36の状態によらずに
行われるため、無条件に通信装置31bのロックを解除
することができる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の通信シス
テム、及び、通信装置は、同一のコントロール・ビット
を用いて、メッセージの転送結果に応じて、スレーブの
通信装置のロックの設定及び、解除が決定されるため、
マスタの通信装置の制御部では、予めスレーブの通信装
置のロックの設定・解除を考慮しなくてすみ、処理が簡
単になる。また、ロックの設定、及び解除に1通信パケ
ットを専用に必要としないため、送信する通信パケット
の数が少なくなり、メッセージの転送効率がよくなる効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の通信システムの通信パケット・フォー
マット図である。
【図2】本発明の通信装置を含む通信システムの構成図
である。
【図3】本発明の第1の実施例の通信システムの通信パ
ケットの組合せである。
【図4】本発明の第1の実施例の通信システムの通信シ
ーケンス図である。
【図5】本発明の第1の実施例の通信装置のデータ・リ
ンク・コントローラの処理フローである。
【図6】本発明の第2の実施例の通信装置のデータ・リ
ンク・コントローラの処理フローである。
【図7】従来例のD2Bの通信装置を含む通信システム
の構成図である。
【図8】従来例のD2Bの通信パケット・フォーマット
である。
【図9】従来例のD2Bの通信パケットの組合せである

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  伝送路と、通信を主体的に行う、少な
    くとも1つのマスタ通信装置と、前記マスタ通信装置の
    通信相手となる、少なくとも1つのスレーブの通信装置
    を有し、前記マスタの通信装置から前記スレーブの通信
    装置へ通信パケットによりデータ転送を行う通信システ
    ムにおいて、前記通信パケット中に、少なくとも、前記
    スレーブの通信装置のロック(専有)に関する情報であ
    るコントロール・ビットと、メッセージのサイズを表す
    電文長ビットを有し、前記マスタの通信装置から前記通
    信パケットを送出した際に、前記コントロール・ビット
    がロックに関するコードである時に、前記スレーブの通
    信装置がロックされ、さらに、前記電文長ビットで指定
    されたメッセージ長の通信データが正しく転送された時
    に、前記スレーブの通信装置のロックが解除されること
    を特徴とする通信システム。
  2. 【請求項2】  請求項1記載の通信システムにおいて
    、前記マスタの通信装置から前記スレーブの通信装置に
    前記通信パケットを送出した際に、前記コントロール・
    ビットがロックの解除に関するコードである時に、前記
    スレーブの通信装置のロックが解除されることを特徴と
    する通信システム。
  3. 【請求項3】  少なくとも、前記伝送路上の信号を復
    調し論理データに変換する受信部と、前記受信部からの
    論理データを解析するデータ・リンク・コントローラと
    、前記データ・リンク・コントローラからロックに関す
    る情報を記憶するロック・ステータス部とを有すること
    を特徴とする通信装置。
  4. 【請求項4】  請求項3記載の通信装置において、前
    記データ・リンク・コントローラは、前記通信パケット
    の前記コントロール・ビットがロックに関するコードで
    かつ、前記電文長ビットで指定された長さのメッセージ
    を受信できなかった場合に、前記ロック・ステータス部
    にロック設定の情報を書き込み、前記マスタの通信装置
    よりロックされることを特徴とする通信装置。
  5. 【請求項5】  請求項3記載の通信装置において、前
    記データ・リンク・コントローラは、前記通信パケット
    の前記コントロール・ビットがロックに関するコードで
    かつ、前記電文長ビットで指定された長さのメッセージ
    を受信できた場合に、前記ロック・ステータス部にロッ
    ク解除の情報を書き込み、前記マスタの通信装置よりロ
    ックが解除されることを特徴とする通信装置。
  6. 【請求項6】  請求項3記載の通信装置において、前
    記データ・リンク・コントローラは、前記通信パケット
    の前記コントロール・ビットがロックの解除に関するコ
    ードである場合に、前記ロック・ステータス部にロック
    解除の情報を書き込み、前記マスタの通信装置よりロッ
    クが解除されることを特徴とする通信装置。
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