JPH04227057A - 砒素耐性の混合酸化物触媒及びその製法 - Google Patents

砒素耐性の混合酸化物触媒及びその製法

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JPH04227057A
JPH04227057A JP3216164A JP21616491A JPH04227057A JP H04227057 A JPH04227057 A JP H04227057A JP 3216164 A JP3216164 A JP 3216164A JP 21616491 A JP21616491 A JP 21616491A JP H04227057 A JPH04227057 A JP H04227057A
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JP
Japan
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oxide
arsenic
mixed oxide
process according
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JP3216164A
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Eric Dr Hums
エーリツヒ フムス
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Siemens AG
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、少なくともバナジウム
及びモリブデン金属の酸化物を含む触媒及びその製法に
関する。
【0002】
【従来の技術】この種の触媒は特に煙道ガス中の窒素酸
化物を還元剤の存在下において減少させるのに重要にな
ってきている。このため窒素酸化物を含有する煙道ガス
に還元剤として多くの場合アンモニア又は一酸化炭素を
加え、触媒活性の表面に通す。この場合窒素酸化物はア
ンモニアの酸化と同時に、窒素と水蒸気とに変わる。そ
れには一般にチタン、バナジウム、モリブデン及びタン
グステン金属の1種又は数種の酸化物を含む触媒を使用
する。
【0003】窒素酸化物を含む煙道ガス中でこの種の触
媒を使用する際、これらの触媒はその活性を時間の経過
につれて失うことが判明している。触媒活性のこの減退
は煙道ガス中の砒素含有量が多ければ多いほど早くなる
。煙道ガス洗浄装置の前方で煙道ガス流中にこの種の触
媒を装入する場合、特に溶融室への灰分の変換を予定し
ている場合、これらの触媒は例えば処理工程中に生じる
酸化砒素のような触媒毒の濃縮化により極めて急速に失
活する。
【0004】触媒活性のこの減退をできる限り抑制する
ために、触媒活性成分の種々異なる混合物が研究されて
きている。その際失活経過は極く僅かに改善されたに過
ぎない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、この
種の触媒を特に触媒毒である酸化砒素に対して耐性にす
る方法を提案することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この課題は請求項1及び
11の特徴部分に示した諸要件によって解決される。本
発明の他の有利な実施態様は請求項2〜10及び12〜
27により明かである。
【0007】
【作用効果】本発明によれば、少なくともバナジウム及
びモリブデン金属の酸化物を含む砒素耐性の混合酸化物
触媒は、総和式V6 Mo4 O25及び場合によって
はMoO3 相の混合酸化物相を少なくとも1種含んで
いる。この触媒は特に煙道ガス中の窒素酸化物を例えば
アンモニア又は一酸化炭素のような還元剤の存在下で減
少させるのに使用することができる。この種の混合酸化
物触媒は他の公知のすべての触媒に比べて何倍も砒素耐
性であり、しかもこれは特に酸化砒素を大量に吸収した
際にもその触媒活性を極く僅かに低下するに過ぎない。
【0008】本発明によれば、このような砒素耐性の混
合酸化物触媒は酸化バナジウム及び酸化モリブデン又は
それらの前駆体の1つを互いに混合し、酸化物の混合物
が状態図により合目的的に完全に溶融した状態で存在す
る温度に加熱し、更に冷却して、総和式V9 Mo6 
O40の混合酸化物相を少なくとも1種形成させること
によって製造することができる。次いでこの混合酸化物
相を還元処理して、酸素の少ない総和式V6 Mo4 
O25の混合酸化物相を形成する。
【0009】本発明の一実施態様では、酸素の少ない混
合酸化物相を担体材料上に施すことができる。こうして
触媒活性相の表面は流動横断面に応じて調整可能である
【0010】本発明の特に有利な一実施態様は、総和式
V6 Mo4 O25の混合酸化物相を酸化物担体材料
上に施し、またこれが気孔の75%以上で200オング
ストローム単位の気孔半径を有している場合に得られる
。この場合バナジウム−モリブデン−酸化物−混合相の
特殊な触媒特性の他に大きな気孔半径もまた重要なこと
は明かである。恐らく大きな気孔半径が酸化砒素による
内部表面の閉塞を阻止するものと思われる。
【0011】本発明の特に有利な一実施態様では、酸化
物担体材料として酸化チタン、コーデライト(Kode
rit)、酸化アルミニウム又は酸化珪素を使用するこ
とができる。これらの物質は十分に耐熱性であり、上記
の処理工程に際してその都度所望の気孔構造を生じる。
【0012】モリブデン相を同様に一部還元した場合、
特に有利であることが判明している。これにより酸化モ
リブデンが煙道ガスの酸化砒素と化学的に結合して、例
えばAs4 Mo3 O15又はMoAs2 O7 の
化合物を生じることは阻止することができる。同時にS
O2 がSO3 に好ましくなく変換することも阻止で
きる。
【0013】このような混合酸化物触媒を製造する際、
総和式V6 Mo4 O25の酸素の一層少ない混合酸
化物相を粉末として酸化物担体と混合し、有利には50
0℃〜600℃で燬焼することは特に有利である。これ
により気孔半径分布を、全気孔半径の75%以上が20
0オングストローム単位以上となるように調節すること
ができる。
【0014】本発明の有利な一実施態様では、出発物質
の酸化バナジウム及び酸化モリブデンが0.7:1の比
率で互いに混合した場合に特に有利であることが判明し
た。この混合比により両出発物質は、前駆体として好ま
しい酸素に富んだV9 Mo6 O40混合酸化物相を
得るのに極めて良好な量比を占める。
【0015】本発明の別の有利な実施態様では、溶融工
程を600℃から800℃以上の範囲の温度で行うこと
ができまたこの温度を約半時間以上持続することができ
る。これによりすべての物質混合物は確実に互いに溶融
し、十分に混合され、その結果次に冷却した際に所望の
V9 Mo6 O40相が最小限のMoO3 及びV2
 O5 変域と共に生じる。
【0016】還元処理に関しては幾つかの可能な処理法
が存在する。本発明の有利な一実施態様ではV9 Mo
6 O40相を冷却し、冷却後180μm以下の粒径に
粉砕し、次いで還元処理を実施する。
【0017】上記の方法の場合、180μm以下の粒径
に粉砕したV9 Mo6 O40相を本発明の一実施態
様では固定床中で400℃〜590℃でガス還元する。 更に選択的に本発明の他の実施態様において180μm
以下の粒径に粉砕したV9 Mo6 O40相を流動床
中で400℃〜590℃で還元ガスを用いてガス還元す
ることもできる。
【0018】この二つの方法の場合酸化砒素がV9 M
o6 O40相を還元する還元剤として適している。
【0019】また上記両方法においては反応ガスである
メタン、一酸化炭素、水素、炭化水素又は芳香族化合物
中の1種又は数種がV9 Mo6 O40相を還元する
のに特に適している。この還元剤により酸化砒素の場合
とは違ってMoO3相も一緒に還元 される。これは特
に後のSO2 −SO3 変換率を減少させる。
【0020】しかしV9 Mo6 O40相の還元処理
に関してその凝固を予期する必要のないことは全く驚く
べきことである。それどころか本発明の特に有利な実施
態様ではV9 Mo6 O40相の還元処理を、混合物
が状態図に基づき完全に溶融された状態で存在する温度
で行うことができる。
【0021】本発明の他の実施態様においては、溶融さ
れたV9 Mo6 O40相のガス還元による還元処理
を例えば酸化砒素、メタン、一酸化炭素、水素及び/又
は他の炭化水素のような反応体の存在下において、混合
物が状態図に基づき完全に溶融されている状態の温度で
行うことができる。
【0022】最後に本発明のもう一つの有利な実施態様
においても、還元処理をV9 Mo6 O40相の電解
還元により、混合物が状態図に基づき完全に溶融されて
いる状態で存在する温度で行うことができる。
【0023】上記両方法の場合本発明の有利な実施態様
では、融液状のV9Mo6 O40相を還元処理するこ
とにより得られたV9 Mo4 O25相を冷却した後
でかつ酸化物担体と混合する前に180μmに粉砕して
もよい。これにより燬焼用として選択された担体材料と
の十分に微細な混合物が得られる。
【0024】
【実施例】以下に本発明を図面に示した実施例に基づき
説明する。
【0025】図1は本発明による砒素耐性の混合酸化物
触媒を作る種々の製法に関する概要を示す系統図である
。これらの個々の製法は以下に記載する個々の順次経過
すべき処理工程に区分することができる。 1.出発物質である酸化バナジウム2及び酸化モリブデ
ン3の混合工程1 2.混合物を液相へ転化するための融解工程43.溶融
物又はV9 Mo6 O40混合酸化物相の冷却及び凝
固工程6 4.冷却した混合酸化物相の粉砕工程85.粉砕した混
合酸化物相の還元工程10、12、14、16:このた
めに4つの異なる還元法が択一的に提示されている。こ
れらは固定床中でのガス還元10、流動床中でのガス還
元12、減圧での粉砕材料の熱処理14及び粉砕材料の
電解還元16である。 6.各還元処理に後続する粉砕材料の冷却工程20、2
2、24、26 7.冷却還元された混合酸化物相の必要に応じての粉砕
工程28 8.還元された混合酸化物相と担体材料30との混合工
程34 9.混合物の燬焼工程36
【0026】詳細には酸化バナジウム2及び酸化モリブ
デン3を工程1で0.7:1の比率で互いに混ぜ合わせ
る。この混合比は目的とする混合酸化物相の化学量論比
と正確に一致するものではないが、次の融解工程4の際
に、図2に示したV2 O5 −MoO3 系の状態図
の特異性によって最高の結果をもたらす。
【0027】その状態図を図2において示すように、酸
素に富んだ混合酸化物相V9 Mo6 O40はV2 
O5 −MoO3 混合物中のMoO3 のモル比が5
8%以上の場合に初めて生じるが、その際この範囲内で
V2 O5 の量が増大すると共にV9 Mo6 O4
0混合酸化物相も次第に増加することが期待される。
【0028】MoO3 58モル%からMoO3 約7
0モル%までの間の範囲に最も有利な作業条件が存在す
ることが明かである。これにより可能な限り低い温度で
混合物を完全に融解することができ、また形成すべきV
9 Mo6 O40混合酸化物相を最高度に濃縮するこ
とが可能である。V2 O5 :MoO3 のモル比が
0.7:1の出発混合物で加工した場合、600〜65
0℃の範囲で混合物を完全に融解しまた約600℃以下
で冷却した後に、所望のV9 Mo6 O40混合酸化
物相及び極く僅少量のMoO3 相が生じる。この固体
の混合酸化物相を引続き粉砕すると、固定床又は流動床
でガス還元することのできる粉末が生じる。この場合粉
末は400〜590℃の温度、有利には430℃前後の
温度で還元ガスと接触可能である。これは再循環ガスと
して固定床又は流動層反応炉を貫流することができる。 還元ガスとしてはメタン、一酸化炭素、水素及び炭化水
素誘導体又は芳香族化合物が適している。As2 O3
 の形の酸化砒素も、V9 Mo6 O40相を酸素の
少ないV6 Mo4 O25相に変えるのに加えること
ができる。しかし最後に挙げた例では場合によっては後
にV6 Mo4 O25相を浸出又は加熱することによ
り砒素残渣を減少させる必要がある。この上記物質との
接触に際してV9 Mo6 O40相はV6 Mo4 
O25相に還元される。温度の上昇につれて還元速度は
加速される。
【0029】しかし酸化砒素還元剤を用いた場合とは異
なってメタン、水素、一酸化炭素及び炭化水素誘導体の
還元剤では同時に残りのMoO3相も一緒に還元される
。そ の結果後の作業中に酸化モリブデンが煙道ガス中
の酸化砒素と共に例えばAs4 Mo3 O15又はM
oAs2 O7 のような化合物を生じることは阻止さ
れる。同時にSO2 からSO3 への酸化率も僅少化
される。この酸化は、SO3 が煙道ガス中のアンモニ
アと共に硫酸アンモニウム(NH4 )SO4 及び硫
酸水素アンモニウムNH4 HSO4 を形成し、これ
らの物質が凝縮温度を下回るがその溶融温度を越えた温
度では、その後の煙道ガス通気路内のすべての内部装置
を粘着性物質で覆うことになることから、極めて好まし
くない。
【0030】V9 Mo6 O40相の還元はまたこの
混合酸化物相を400℃からせいぜい600℃以下の間
の温度で数時間高真空下に曝した場合にも達成可能であ
る。この場合にもより高い温度は反応を促進するが、そ
の際混合酸化物相の破壊を回避するため融点からは十分
に距離を置いた温度を維持するべきである。粉砕された
V9 Mo6 O40相を還元する他の可能性は電解還
元である。
【0031】これらのすべての場合に反応の進行状況に
応じて多少とも大量のV6 Mo4 O25相となる混
合酸化物相が得られる。180μm以下の微細な粒径が
還元処理前の粉砕工程8からすでに存在しない限り、還
元された混合酸化物相をこの時点で180μm以下の粒
径に粉砕する。十分に微細に粉砕されたV6 Mo4 
O25相を例えば酸化チタン、コーデライト、酸化アル
ミニウムのような選択された酸化物担体材料と混合する
。酸化チタンを使用する場合、40〜200m2 /g
のBET表面積及び100〜130オングストローム単
位の気孔半径を有する酸化チタンを使用することが好ま
しい。引続き実施する500〜600℃での燬焼に際し
て、実施例に示すように処理条件よって1000オング
ストローム単位前後の気孔径を有する触媒活性材料が生
じる。その際気孔の75%以上は200オングストロー
ム単位を越える気孔半径を、また70%以上は500オ
ングストローム単位を越える気孔半径を有する。
【0032】図3は本発明の完成した砒素耐性触媒にお
ける気孔半径の分布を曲線40で示すものである。これ
に対し曲線42は先行技術に相応する触媒における気孔
半径の比率を示す。この比較において重要なことは、両
者の場合に同じ粒径配分及び同じ比表面積を有する同じ
TiO2 担体材料を使用することである。
【0033】図1に示すように、酸素に富んだV9 M
o6 O40相を融液状態でガス還元工程50並びに電
解還元工程52に付すことも可能である。ガス還元工程
50では、還元すべきガスは融液を貫通して吹き込まれ
る。還元ガスとしては固定床及び流動床でのガス還元に
際して用いられたのと同じガスが適している。電解還元
では相応する直流電圧を融液に浸漬する2つの電極に印
加する。次いで冷却工程54、56において両者の場合
すでに還元されたV6 Mo4 O25相がV9 Mo
6 O40相及びMoO3 相の残分と共に結晶する。 こうして得られた生成物は予め晶粒スペクトルで180
μm以下に粉砕しなければならず、その後に初めてすで
に記載したように所望の担体材料と混合し、500〜6
00℃で燬焼することができる。
【0034】砒素耐性のV6 Mo4 O25相は例え
ばエキスパンディットメタル箔のような金属担体上に施
しても、またハニカム体として抽出し、燬焼してもよい
。更にTiO2 のような酸化物相担体材料上に施され
たV6 Mo4 O25相を引続き膨張粘土のような巨
視的セラミック担体上に施すことも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】砒素耐性の混合酸化物触媒を製造する種々の工
程を示す系統図。
【図2】V2 O5 −MoO3 系の状態図。
【図3】本発明による触媒と、同じ二酸化チタン出発物
質を使用した公知のチタン−モリブデン触媒の孔の大き
さを比較して示したグラフ図。
【符号の説明】
1  混合工程 2  酸化バナジウム 3  酸化モリブデン 4  融解工程 6  冷却工程 8  粉砕工程 10  固定床中でのガス還元工程 12  流動床中でのガス還元工程 14  熱処理工程 16  電解還元工程 20、22、24、26  冷却工程 28  粉砕工程 30  担体材料 34  混合工程 36  燬焼工程 50  ガス還元工程 52  電解還元工程 54、56  冷却工程

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  総和式V6 Mo4 O25及び場合
    によってはMoO3 の混合酸化物相を少なくとも一種
    有することを特徴とする少なくともバナジウム及びモリ
    ブデン金属酸化物を含む砒素耐性の混合酸化物触媒。
  2. 【請求項2】  担体材料上に施されていることを特徴
    とする請求項1記載の砒素耐性の混合酸化物触媒。
  3. 【請求項3】  酸化物担体材料上に施されており、気
    孔の75%以上で200オングストローム単位以上の半
    径を有することを特徴とする請求項1又は2記載の砒素
    耐性の混合酸化物触媒。
  4. 【請求項4】  気孔の70%以上が200〜1000
    0オングストローム単位の半径を有することを特徴とす
    る請求項1ないし3の1つに記載の砒素耐性の混合酸化
    物触媒。
  5. 【請求項5】  気孔の70%以上が500オングスト
    ローム単位以上の半径を有することを特徴とする請求項
    1ないし4の1つに記載の砒素耐性の混合酸化物触媒。
  6. 【請求項6】  気孔の15%以上が1000オングス
    トローム単位以上の半径を有することを特徴とする請求
    項1ないし5の1つに記載の砒素耐性の混合酸化物触媒
  7. 【請求項7】  酸化物担体材料として酸化チタン、コ
    ーデライト、酸化アルミニウム又は酸化珪素の群から選
    択される物質の1個又は数個が使用されていることを特
    徴とする請求項1ないし6の1つに記載の砒素耐性の混
    合酸化物触媒。
  8. 【請求項8】  エキスパンデットメタル、波形板又は
    金属製格子細工のような金属製担体が使用されているこ
    とを特徴とする請求項1ないし7の1つに記載の砒素耐
    性の混合酸化物触媒。
  9. 【請求項9】  担体として膨張粘土が使用されている
    ことを特徴とする請求項1ないし7の1つに記載の砒素
    耐性の混合酸化物触媒。
  10. 【請求項10】  酸化モリブデン相が一部還元されて
    いることを特徴とする請求項1ないし9の1つに記載の
    砒素耐性の混合酸化物触媒。
  11. 【請求項11】  酸化バナジウム及び酸化モリブデン
    又はそれらの前駆体の1つを互いに混合し、酸化物の混
    合物が状態図により合目的的に完全に溶融した状態で存
    在する温度に加熱し、更に冷却して、総和式V9 Mo
    6 O40の混合酸化物相を少なくとも1種形成させ、
    次いでこの混合酸化物相を還元処理して、酸素の少ない
    総和式V6 Mo4 O25の混合酸化物相を形成する
    ことを特徴とする請求項1ないし10の1つに記載の砒
    素耐性の混合酸化物触媒の製法。
  12. 【請求項12】  総和式V6 Mo4 O25の酸素
    の少ない混合酸化物相を金属製担体上に施すことを特徴
    とする請求項11記載の方法。
  13. 【請求項13】  総和式V6 Mo4 O25の酸素
    の少ない混合酸化物相を粉末として酸化物担体材料を混
    合し、有利には500〜600℃で燬焼することを特徴
    とする請求項11又は12記載の方法。
  14. 【請求項14】  出発物質である酸化バナジウム及び
    酸化モリブデンを0.7:1の比率で互いに混合するこ
    とを特徴とする請求項11ないし13の1つに記載の方
    法。
  15. 【請求項15】  溶融工程を600℃以上の温度で行
    い、この温度を約半時間以上保持することを特徴とする
    請求項11ないし14の1つに記載の方法。
  16. 【請求項16】  V9 Mo6 O40相を冷却した
    後180μm以下の粒径に粉砕し、更に還元処理するこ
    とを特徴とする請求項11ないし15の1つに記載の方
    法。
  17. 【請求項17】  180μm以下の粒径に粉砕したV
    9 Mo6 O40相を固定床中で400〜590℃で
    ガス還元することを特徴とする請求項11ないし16の
    1つに記載の方法。
  18. 【請求項18】  180μm以下の粒径に粉砕したV
    9 Mo6 O40相を流動床中で400〜590℃で
    ガス還元することを特徴とする請求項11ないし17の
    1つに記載の方法。
  19. 【請求項19】  還元剤として酸化砒素を使用するこ
    とを特徴とする請求項11ないし18の1つに記載の方
    法。
  20. 【請求項20】  還元剤としてメタン、一酸化炭素、
    水素、炭化水素又は芳香族化合物ガスの1種又は数種を
    使用することを特徴とする請求項11ないし18の1つ
    に記載の方法。
  21. 【請求項21】  還元剤として酸化砒素を使用した場
    合、還元処理後に過剰の砒素をV6 Mo4 O25生
    成物から浸出又は加熱乾燥させることを特徴とする請求
    項11ないし19の1つに記載の方法。
  22. 【請求項22】  180μm以下の粒径に粉砕したV
    9 Mo6 O40相を電解還元することを特徴とする
    請求項11ないし16の1つに記載の方法。
  23. 【請求項23】  180μm以下の粒径に粉砕したV
    9 Mo6 O40相を真空中で融点以下で反応度に応
    じて数時間熱処理することを特徴とする請求項11ない
    し16の1つに記載の方法。
  24. 【請求項24】  溶融V9 Mo6 O40相でのガ
    ス還元による還元処理を、混合物が状態図により完全に
    溶融した状態で存在する温度で、酸化砒素、一酸化炭素
    、水素、メタン及び/又は他の炭化水素又は芳香族化合
    物のような還元剤の存在下において行うことを特徴とす
    る請求項11ないし21の1つに記載の方法。
  25. 【請求項25】  還元処理をV9 Mo6 O40相
    の電解還元により、混合物が状態図により完全に溶融し
    た状態で存在する温度で実施することを特徴とする請求
    項11ないし16又は22の1つに記載の方法。
  26. 【請求項26】  融液状V9 Mo6 O40相を還
    元処理することによって得られたV6 Mo4 O25
    相を、冷却した後でかつ酸化物担体と混合する前に18
    0μm以下に粉砕することを特徴とする請求項11ない
    し16又は19ないし21又は24の1つに記載の方法
  27. 【請求項27】  BET表面積40〜200m2/g
    及び気孔半径20〜2 00オングストローム単位の酸
    化チタンを使用することを特徴とする請求項14ないし
    26の1つに記載の方法。
JP3216164A 1990-08-08 1991-08-02 砒素耐性の混合酸化物触媒及びその製法 Withdrawn JPH04227057A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19904025174 DE4025174A1 (de) 1990-08-08 1990-08-08 Arsenresistenter mischoxidkatalysator und verfahren zu seiner herstellung
DE4025174.8 1990-08-08
EP91107237A EP0470334A1 (de) 1990-08-08 1991-05-03 Arsenresistenter Mischoxidkatalysator und Verfahren zu seiner Herstellung
AT91107237.9 1991-05-03

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04227057A true JPH04227057A (ja) 1992-08-17

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ID=25895754

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