JPH04227014A - ガス処理装置 - Google Patents

ガス処理装置

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JPH04227014A
JPH04227014A JP3132439A JP13243991A JPH04227014A JP H04227014 A JPH04227014 A JP H04227014A JP 3132439 A JP3132439 A JP 3132439A JP 13243991 A JP13243991 A JP 13243991A JP H04227014 A JPH04227014 A JP H04227014A
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gas
honeycomb structure
gas treatment
treatment device
adsorption means
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Kazuhiko Kita
和彦 喜多
Takao Suzuki
孝夫 鈴木
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Matsui Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、プラスチック成形加
工分野において発生するガス、例えば合成樹脂成形材料
の乾燥工程において発生する有機物等の不要なガスを処
理する装置に関する。
【0002】
【発明の背景】近年、高機能化している合成樹脂には、
難燃剤、可塑剤、安定剤等の種々の添加剤等が添加され
ており、合成樹脂成形材料の乾燥工程などの成形加工中
にその添加剤等がガス化し、除湿乾燥機等の吸着剤に吸
着され、除湿乾燥機能を低下させたり、除湿乾燥機等の
トラブルの原因となる現象が増加しつつある。また、前
記添加剤等が乾燥工程等の成形加工時に系外に排出され
て環境汚染の原因となったりする。
【0003】
【従来の技術】そこで、上記課題を解決するものとして
、本願出願人は合成樹脂成形材料の乾燥工程で発生する
ガスを処理する装置として、実開平2−68109号公
報に示されたものを提案した。このものは、排気ガス入
口と接続したサイクロンホッパーと、サイクロンホッパ
ーの下流側に接続された1つ以上の吸着手段と、吸着手
段の上流側に接続された1つ以上の冷却手段を備え、吸
着手段のフィルターは層状にランダムに積み重ねたデプ
ス型のものを構成してなるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記従来例
のものによれば、吸着手段のフィルターはデプス型のも
のを使用して、気体の流れ方向にフィルターを置いて有
機物等の不要なガスを含むガスを吸着するため、吸着手
段の圧力損失がいまだ大きいという問題点があった。こ
の発明は、上記問題点に着目して、吸着手段としては、
気体の流れる方向に狭い通路を多数積層状に形成し、前
記通路内を流れる気体の流れ方向に対して直角方向の内
壁面にガスを吸着させるようにして、圧力損失を小さく
し、さらに前記通路の壁の肉厚を薄くすることによりガ
スの通過する断面積(開口率)を大きくし、上記問題点
を解決しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】合成樹脂成形材料の成形
加工中に成形材料より発生するガスとしての揮発分は、
大きく分けて、固体(粉末)として分離するもの、ガス
化しある温度に冷却された場合にろう状に固化するもの
又はオイル状になるもの、ガス状態のままであるもの、
複合化されているもの等、樹脂により多種多様である。
【0006】この発明は、多種多様にわたるガス化成分
を効率よく処理するために案出したもので、その解決手
段は次の構成からなっている。狭い通路を多数積層状に
形成してなる吸着手段を有し、この吸着手段の各単位通
路に有機物等の不要なガスを含んだガスを通過させて、
そのガスを各単位通路の内壁面に乱流作用で衝突させる
ことにより、該内壁面に有機物等の不要なガスを付着な
いし液化させ有機物等の不要なガスを吸着する構成を採
用したものである。なお、本発明で、吸着手段に狭い通
路を多数積層状に形成する場合の積層状とは、図11の
如き水平状に形成したものや、図10の如き垂直状に形
成したもの等を含む広義に解する。吸着手段は、ハニカ
ム構造体からなるガス吸着剤、吸油性素材からなるガス
吸着剤、前者のガス吸着剤とその上流側及び下流側の一
方又は両方に接続した後者のガス吸着剤とを備えたもの
など適宜採用できるが、しかし前述の条件を具備する必
要がある。
【0007】ハニカム構造体のベース素材は、ダンボー
ル紙、紙、金属またはセラミックスなどで形成する。そ
の他の素材で形成できるのは勿論である。ハニカム構造
体のベース素材がダンボール紙または紙の場合には、そ
のダンボール紙または紙にポリりん酸や硫化アンモニア
、硼素、カルシュウム等の任意成分からなる難燃処理材
で不燃処理を施した方がよい。これにより、ハニカム構
造体が燃え難くなるとともに、ベース素材として安価と
なる利点がある。
【0008】ハニカム構造体は、活性炭でできている吸
着剤を用いてもよいし、公知の吸着剤その他の吸着剤を
用いてもよい。また、ハニカム構造体は後述するような
直交流型に形成してもよい。ハニカム構造体は使い捨て
できるようにしてもよいし、交換可能にしてもよい。
【0009】吸着手段は、吸油性素材からなる吸着剤を
用いている方が好ましい。吸油性素材としては、油を非
常に良く吸収する、例えば高吸油性樹脂などを用いると
よい。吸着手段は、ハニカム構造体からなる吸着剤と、
吸油性素材からなる吸着剤とで形成できる。この場合、
ハニカム構造体のベース素材がダンボール紙または紙の
場合には、そのベース素材の紙に、エマルジョンまたは
スラリー状態に分散させた高吸油性樹脂などの高吸油性
素材を塗布その他の任意方法により付着する。上記塗布
方法のほかには、例えば、シート状の紙を丸めてハニカ
ム状に形成する際に、該シート状の紙の内側にシート状
とした高吸油性素材を重ねて所要のハニカム状に形成す
る方法もできるし、又はシート状の紙にシート状の高吸
油性素材を貼り付ける方法もでき、適宜方法を採用する
とよい。
【0010】このような高吸油性樹脂などの高吸油性素
材によれば、処理ガスやダスト中の油を優先的に吸って
油の吸着量が従来品に比べて格段に向上できる。吸油性
素材からなるガス吸着剤は、使い捨て可能または交換可
能とすることができる。
【0011】吸着手段は、1つのハニカム構造体からな
る吸着剤と、前記ハニカム構造体の上下両部に設けた上
カバーと下カバーとからなり、上下両カバーに設けた仕
切板によりハニカム構造体を複数ゾーンに仕切るととも
に、ガスがハニカム構造体の各単位通路の所定領域を交
互に方向を変えて貫流させるようにしてあり、上下両カ
バーのうち少なくとも上カバーには高吸油性素材からな
る吸着剤を設けることができる。この場合、上カバーと
下カバーの一方または両方を冷却するとよい。また、上
カバーと下カバーの一方には高圧エアーノズルを設け、
この高圧エアーノズルよりの高圧エアーをハニカム構造
体のガス通路に供給して、ハニカム構造体の目詰りを防
止することができる。
【0012】前述した構成からなるガス処理装置を、ド
ライヤーと除湿ユニットの間に設け、これらのガス処理
装置とドライヤーと除湿ユニットとは循環管で接続して
排気ガスの循環回路を形成することもできる。また、ガ
ス処理装置はドライヤーの排気口側に接続し、前記ガス
処理装置からの排気ガスを外気に放出するワンパス回路
を形成することもできる。このワンパス回路の場合にお
いて、ガス処理装置に水槽を設け、この水槽でその上流
側で発生した排気ガスを冷却するとともに、排気ガス中
の水溶性物質を溶かして系外に排出できるようにするこ
ともできる。吸着手段の上流側にはサイクロンを設ける
こともできる。
【0013】
【第1実施例】この発明の第1実施例を図1ないし図9
Bに基づいて以下に説明する。この発明のガス処理装置
1は、一適用例である図5に示した合成樹脂成形材料の
乾燥装置2に使用されるものであり、この乾燥装置2は
大別して除湿ユニットAと乾燥ユニットBとガス処理ユ
ニットCとからなっている。そして、ガス処理ユニット
Cは乾燥ユニットB排気側と除湿ユニットAとの間に設
け、これらガス処理ユニットCと乾燥ユニットB)と除
湿ユニットAとは循環管で接続して排気ガスの循環回路
を形成している。
【0014】すなわち、湿り空気を除湿ユニットAをな
すハニカムローターからなる除湿装置3で除湿してから
、ブロワ4で乾燥ユニットBをなす加熱器5に送り、そ
こで加熱した空気を乾燥ユニットBをなす乾燥ホッパー
6に通して乾燥ホッパー6内の合成樹脂成形材料を乾燥
し、乾燥済み材料は排出口6aから排出され、粉塵や排
気ガス等は排気管7を介してガス処理ユニットCをなす
ガス処理装置1に通される。このガス処理装置1で粉塵
や排気ガス等は除去されるが、該ガス処理装置1の排気
口1aから同ガス処理装置1内の排気ガスを除湿装置3
に排気管8を介して再び戻すようにして、排気ガスの循
環回路を形成している。排気管7、8、9、10は前述
した循環管を構成する。排気管8をなくしてガス処理装
置1の排気口1aから排気ガスを直接に系外に排出する
ワンパス方式とすることもできる。
【0015】ガス処理ユニットCつまりガス処理装置1
としては、この実施例では、ハニカム構造体12の吸着
剤を用いた吸着手段11のほかに、乾燥ホッパー6と前
記吸着手段11との間に介設したサイクロン30とデミ
スター40とを設けている。サイクロン30は、図1と
図5に示されているように、ダストボックス31とサイ
クロン本体32とからなっている。ダストボックス31
上部を経てサイクロン本体32の接線位置には排気ガス
を導入するため前記排気管7が接続されているとともに
、ダストボックス31の上部開口縁には外向きフランジ
31aが形成され、この外向きフランジ31aに、漏斗
状のサイクロン本体32の上部開口縁に形成した外向き
フランジ32aを落し込み状に載置してある。従って、
有機物等の不要なガスを含んだ気体は、排気管7からサ
イクロン本体32の外壁に沿って旋回しながら下降し粉
塵等の粒子に遠心力を与え、その間に粉塵等は沈降分離
されダストボックス31内に分離捕集される。粉塵等の
粒子を分離したガス成分はダストボックス31内で順次
反転し、サイクロン本体32中央部を旋回上昇して下流
へ貫流されるというサイクロン作用が行なわれる。 このようにして、このサイクロン30では、排気ガス中
に含まれている粉塵と粉体状のガスを分離捕集して除去
するが、それだけでなく液化状のものも分離捕集する。
【0016】なお、この実施例では、ダストボックス3
1の外周を空間34を有した状態でジャケット33で囲
繞して、その空間34に冷却水を溜めサイクロン本体3
2を冷却することにより、ガス状態のものをドレイン化
(液化)させて除去するようにしてあるが、これなしで
もよい。25は冷却水入口、26は冷却水出口である。
【0017】サイクロン30の下流側には、図6に示す
如く外装がステンレスで構成されたデミスター40が引
き出し自在に設けられており、これを引き出すことによ
り該デミスター40が洗浄し易くしてある。図6におい
て、41は金属やプラスチック製の線条、43は把手で
ある。このデミスター40の衝突作用により、ガスのド
レイン化(液化)を促進させるとともに、液化したガス
を下流側に流さないようにしている。
【0018】デミスター14の下流側には前述した吸着
手段11が排気管9を介して接続されている。吸着手段
11は、1つのハニカム構造体12からなる吸着剤と、
前記ハニカム構造体12の上下両部に設けた上カバー1
3と下カバー14とからなっている。また、上カバー1
3には、図7及び図8に示すように、通された気体が衝
突する面に、アクリル系のモノマーが主原料の高吸油性
素材樹脂等の吸油性素材50からなる吸着剤を張り付け
るなどして設け、ドレイン化されたガス中の油性成分を
吸着できるようにしてある。実施例では上カバー13の
仕切板15のみに前記吸油性素材50を設けているが、
下カバー14の仕切板16の適所にも上記吸油性素材5
0からなる吸着剤を張り付けるなどして設けることもで
きる。上カバー13と下カバー14に設けた仕切板15
、16はハニカム構造体12を複数のゾーンに仕切るも
のであって、排気管9〔9aは切替用の排気管〕より導
入されたガスは、ハニカム構造体12の各単位通路の所
定領域を交互に方向を変えて貫流させるようにしてある
。下カバー14には排気管8(8aは切替用の排気管)
が接続してある。17はハニカム構造体12を収納する
ケース18の底部に張架した支持部材で、この支持部材
17でハニカム構造体12を保持するようにしてある。
【0019】ハニカム構造体12は、上カバー13及び
下カバー14の仕切板15、16で4分割(図7のイ、
ロ、ハ、ニ参照)されており、常時には3つのゾーン(
図7ではイ、ロ、ハ)が使用され、1つのゾーン(同図
ではニ)は切替用の予備空間としてある。すなわち、図
7に沿って説明すると、排気管9から導入されたガスは
、上カバー13のイのゾーンよりハニカム構造体12の
イのゾーンを上から下に通り、下カバー14のロのゾー
ンから上昇し上カバー13下面側を通って、ハニカム構
造体12のハのゾーンの上方から下降し下カバー14に
設けた排気管8から除湿ユニットAに通されるようにし
てあり、ガスの流れ方向は上下のカバー13、14の仕
切板15、16により屈折して180度変更するように
してある。そして、前記イ、ロ、ハのゾーンが目詰りし
て、その圧損値が一定値以上になったときには、後述の
差圧計が作動してハニカム構造体12の他のゾーンにガ
スを通すように切り替えることができるようにしてある
。すなわち、前記差圧計による一定値以上の差圧を検出
したときには、上カバー13またはハニカム構造体12
を90度回転することにより、ガスは他の排気管9aを
流れるようになり、上カバー13のニのゾーンからハニ
カム構造体12のハのゾーンの下部を通って下カバー1
4のハのゾーンを経て、ハニカム構造体12のハのゾー
ンを上昇し上カバーのハのゾーンに入り、ロのゾーンの
上部から下降し下カバー14に設けた排気管8aから除
湿ユニットAに通されるようにしてある。このように、
ハニカム構造体12に対するガスの流れるゾーンを切り
替えることにより、目詰りの多い部分を目詰りの少ない
他のゾーンに変更したり又は新品に変更したりすること
ができる。
【0020】ハニカム構造体12は9図A、Bの如くダ
ンボール紙を丸めてハニカム状の多数の単位通路19…
19を形成したもの、或いは図10の如く金属やプラス
チック製等の細いパイプ20…20を多数たばねて形成
したものでもよく、要するに前述した吸着手段11の条
件を満たす限り任意の素材や形状のものでもよい。つま
り、ハニカム構造体12は、狭い通路を多数積層状に形
成し、このハニカム構造体12の各単位通路19に有機
物等の不要なガスを含んだガスを通過させて、そのガス
を各単位通路19内の内壁面に乱流作用で衝突させるこ
とにより、該内壁面に有機物等の不要なガスを付着ない
し液化させ有機物等の不要なガスを吸着するものでなく
てはならない。
【0021】ハニカム構造体12のベース素材は、この
実施例ではダンボール紙や紙を用いているが、例えばス
テンレスとかセラミックスなどその他の素材でもよい。 ベース素材がダンボール紙や紙の場合には、難燃処理材
で不燃処理を施すとよいし、また高吸油性素材を付着す
ることもできる。ハニカム構造体12は、ガスが通過す
る上流側の単位通路19の目が大きく(粗く)、下流側
の単位通路19の目が小さい構造のものでもよい。ハニ
カム構造体12は、図11の如く不要なガスを含んだ気
体の流れ21に対し交差する方向からエアを通すエアの
流れ22として、気体の流れ21側ではガスの乱流作用
を行わせ、エアの流れ22側では気体の流れ21の隔壁
を冷却するようにした直交流型を採用すれば、気体の流
れ21側からのガスは単位通路19内でエアの流れ22
側からのエアにより良く冷却されるため、不要なガスに
対する液化が促進される。
【0022】また、ハニカム構造体12は、使い捨てで
きるようにも構成できるし、新品と交換できるようにも
構成できる。ハニカム構造体12は再生ブロワや再生ヒ
ータにより再生することができる。上カバー13と下カ
バー14の一方または両方には、図5に示したようなウ
ォータジャケット33を設けて冷却する構成とすると、
この冷却によりガスの液化が促進される。上カバー13
と下カバー14の一方には、図12に示すように、高圧
エアーノズル23を取り付け、この高圧エアーノズル2
3よりの高圧エアーをハニカム構造体12のガス通路(
単位通路19)に下向き又は上向きに平行して供給する
ようにするとよい。これによりガス通路19の目詰りが
防止できる。
【0023】前述の上・下両カバー13、14の仕切板
15、16でガスの流れ方向が180度変わり、該仕切
板15、16の壁面にガスが強く接触するため、この仕
切板15、16の壁面に、ガス中の高級アルコールなど
の油性の成分を良く吸着する高吸油性樹脂等の吸油性素
材50を設けている。吸油性素材50からなる吸着剤は
使い捨て可能とすることができるし、また交換可能とす
ることもできる。図5において、24はハニカム構造体
12の入口端と出口端間の差圧を検出する差圧計、24
aはガス処理装置1全体の差圧つまりサイクロン32と
ハニカム構造体12出口端間の差圧を検出する差圧計、
24bはデミスター40の入口端と出口端間の差圧を測
定する差圧計である。
【0024】なお、図5に示すように、除湿装置3のハ
ニカムロータに再生ゾーン80を設け、この再生ゾーン
80に再生ライン81からの再生ガスを供給して、ハニ
カム素子の再生を図るようにしてある。同図で、82は
再生フィルタ、83は再生ブロワ、84は再生ヒータ、
85は循環フィルタ、86はクーラー、87は除湿ゾー
ン、88は冷却ゾーンである。
【0025】
【第2実施例】図13は第2実施例を示す。このものは
、第1実施例と異なり、サイクロン30の上部にハニカ
ム構造体12からなる吸着手段11を載設固定した立形
とするとともに、乾燥ユニットBから排気管7を介して
供給されたガスは、サイクロン30からハニカム構造体
12に上向きの一方向からだけ排気管8に向け貫流させ
るものである点に顕著な特徴を示し、第1実施例で示し
た符号と同一のものは同様な構成を示すものである。 すなわち、サイクロン本体32とダストボックス31と
で構成されたサイクロン30でサイクロン作用を行わせ
、ジャケット33で囲まれた空間34に溜めた冷却水に
よりダストボックス31内のガスを冷却して液化させて
除去する。35は冷却水入口、36は冷却水出口である
。また、サイクロン30の下流側にはガス中の付着物を
大まかに除去する第1次フィルタ60を設け、この第1
次フィルタ60の下流側には活性炭等からなるハニカム
構造体12を設け、これでガス中の細かい有機物、オイ
ルミスト等を除去するようにし、更にハニカム構造体1
2の下流側にはガス中の微粉末を除去するような第2次
フィルタ61を設けている。なお、第1次フィルタ60
及び第2次フィルタ61には、前述したデミスター40
、吸油性素材50その他のフィルタを使用してもよい。
【0026】なお、第1、第2の実施例で示した冷却手
段は図5及び図13で示すようなジャケット33による
冷却構造に限らず適宜設計変更できる。前記第1実施例
及び第2実施例のものは、図14、図15、図16及び
図17のいずれのシステムにも適用することがでる。以
下にこれらを説明する。
【0027】図14は、乾燥ユニットBとして公知のホ
ッパードライヤーを採用し、このホッパードライヤーの
乾燥ホッパー6の排気管7の終端に吸着手段11を有す
るガス処理装置11を接続してなり、第1実施例と同一
の符号は同様な構成を示す。70はブロワである。
【0028】図15は、図14のものの加熱器5の上流
側に、ハニカムロータを有する除湿装置その他任意構成
の除湿装置3を有する除湿ユニットAを接続したもので
ある。図14と同一の符号は同様な構成を示す。上記図
14と図15のものは、いずれもガス処理装置1からの
排気ガスを外気に放出するワンパス回路を形成したもの
である。
【0029】図16と図17のものは、前記ワンパス回
路において、ガス処理装置1に水槽71を設け、この水
槽71でその上流側で発生した排気ガスを冷却するとと
もに、排気ガス中の水溶性物質を溶かして系外に排出で
きるようにした点で共通する。
【0030】図16のものは、図14の構成とほぼ同一
であって、排気管7の中途にはサイクロン72を接続し
、ガス処理装置1の下流側に前記水槽71を設け、この
水槽71内にはガス処理装置1からの配管73を臨ませ
同水槽71内に上流側からの排気ガスを導入するように
してある。
【0031】図17のものは、図15の構成とほぼ同一
であって、排気管7の中途にはサイクロン72を接続し
、ガス処理装置1の下流側に前記と同様に水槽71を設
けるとともに、この水槽71内に前記と同様に配管73
を臨ませており、同水槽71内で上流側からの排気ガス
をバブリングして後、外気へ放出するようにしてある。 74はドレイン抜きである。水槽71内の水は汚染され
た場合には入れ換えるようにするとよい。
【0032】
【発明の効果】この発明によれば、 (1)  狭い通路を多数積層状に形成してなる吸着手
段を有し、この吸着手段の各単位通路に有機物等の不要
なガスを含んだガスを通過させて、そのガスを各単位通
路の内壁面に乱流作用で衝突させることにより、該内壁
面に有機等の不要なガスを付着ないし液化させ有機物等
の不要なガスを吸着するように構成してなるから、吸着
手段の圧力損失が小さくできるとともに、有機物等の不
要なガスの吸着効率を大幅に向上することができた。殊
に、吸着手段としてハニカム構造体を使用した場合には
、上記効果が顕著であった。 (2)  また、吸着手段の目詰りがしにくく、吸着剤
としての寿命も長くなった。 (3)  さらに、吸着手段としてハニカム構造体を使
用した場合には、従来品の如く吸着フィルターを必ずケ
ースに収納することなく、ハニカム構造体を露出状態で
も簡単に使える利点がある。 (4)  ハニカム構造体のベース素材がダンボール紙
または紙の場合に、そのダンボール紙または紙にポリり
ん酸や硫化アンモニア等の任意成分からなる難燃処理材
で不燃処理を施したときには、ハニカム構造体が燃え難
くなるとともに、ベース素材として安価となる利点があ
る。なお、請求項6ないし14等の記載のように構成に
すれば既述した通りの効果を有する。
【図面の簡単な説明】
図1ないし図17はいずれもこの発明の実施例を示す。
【図1】一部を断面で示した第1実施例の正面図である
【図2】平面図である。
【図3】左側面図である。
【図4】右側面図である。
【図5】第1適用例の概略図である。
【図6】デミスターの斜視図である。
【図7】吸着手段の一部破断斜視図である。
【図8】吸着手段の分解斜視図である。
【図9A】ハニカム構造体の平面図である。
【図9B】図9Aの正面図である。
【図10】ハニカム構造体の変形例の斜視図である。
【図11】ハニカム構造体の今一つの変形例の斜視図で
ある。
【図12】吸着手段の変形例の斜視図である。
【図13】第2実施例の縦断面図である。
【図14】第2適用例の概略正面図である。
【図15】第3適用例の概略正面図である。
【図16】第4適用例の概略正面図である。
【図17】第5適用例の概略正面図である。
【符号の説明】
1      ガス処理装置、 2      乾燥装置、 3      除湿装置、 6      乾燥ホッパー 7,8,8a、9、9a    排気管11    吸
着手段 12    ハニカム構造体 13    上カバー 14    下カバー 15、16    仕切板 19    単位通路(ガス通路) 23    高圧エアーノズル 30    サイクロン 31    ダストボックス 32    サイクロン本体 33    ジャケット 40    デミスター 50    吸油性素材 60    第1フィルタ 61    第2フィルタ 70    ブロワ 71    水槽 72    サイクロン 80    再生ゾーン A      除湿ユニット B      乾燥ユニット C      ガス処理ユニット

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  狭い通路を多数積層状に形成してなる
    吸着手段を有し、この吸着手段の各単位通路に有機物等
    の不要なガスを含んだガスを通過させて、そのガスを各
    単位通路の内壁面に乱流作用で衝突させることにより、
    該内壁面に有機物等の不要なガスを付着ないし液化させ
    有機物等の不要なガスを吸着するガス処理装置。
  2. 【請求項2】  吸着手段は、ハニカム構造体からなる
    吸着剤を用いている請求項1記載のガス処理装置。
  3. 【請求項3】  ハニカム構造体のベース素材は、ダン
    ボール紙、紙、金属またはセラミックスなどで形成して
    なる請求項2記載のガス処理装置。
  4. 【請求項4】  ハニカム構造体のベース素材がダンボ
    ール紙または紙の場合には、そのダンボール紙または紙
    にポリりん酸や硫化アンモニア等の任意成分からなる難
    燃処理材で不燃処理をしてある請求項3記載のガス処理
    装置。
  5. 【請求項5】  ハニカム構造体は、活性炭でできてい
    る吸着剤を用いている請求項2、3、4のいずれかに記
    載のガス処理装置。
  6. 【請求項6】  ハニカム構造体は、直交流型に形成し
    てある請求項2、3、4、5のいずれかに記載のガス処
    理装置。
  7. 【請求項7】  ハニカム構造体は、使い捨て可能また
    は交換可能としてある請求項2、3、4、5、6のいず
    れかに記載のガス処理装置。
  8. 【請求項8】  吸着手段は、吸油性素材からなる吸着
    剤を用いている請求項1記載のガス処理装置。
  9. 【請求項9】  吸着手段は、ハニカム構造体からなる
    吸着剤と、吸油性素材からなる吸着剤とを備えてなる請
    求項1、3、4、5、6、7のいずれかに記載のガス処
    理装置。
  10. 【請求項10】  ハニカム構造体に高吸油性樹脂を塗
    布してなる請求項9記載のガス処理装置。
  11. 【請求項11】  吸油性素材からなる吸着剤は、使い
    捨て可能または交換可能としてある請求項8記載のガス
    処理装置。
  12. 【請求項12】  吸着手段は、1つのハニカム構造体
    からなる吸着材と、前記ハニカム構造体の上下両部に設
    けた上カバーと下カバーとからなり、上下両カバーに設
    けた仕切板によりハニカム構造体を複数ゾーンに仕切る
    とともに、ガスは該ハニカム構造体の各単位通路の所定
    領域を交互に方向を変えて貫流させるようにしてあり、
    上下両カバーのうち少なくとも上カバーには高吸油性素
    材からなる吸着剤を設けてある請求項1、3、4、5、
    6、7、8、9、10のいずれかに記載のガス処理装置
  13. 【請求項13】  上カバーと下カバーの一方または両
    方は冷却するようにしてある請求項12記載のガス処理
    装置。
  14. 【請求項14】  上カバーと下カバーの一方には高圧
    エアーノズルを設け、この高圧エアーノズルよりの高圧
    エアーをハニカム構造体のガス通路に供給するようにし
    てなる請求項12または13記載のガス処理装置。
  15. 【請求項15】  請求項1ないし14のいずれかに記
    載されたガス処理装置をドライヤーと除湿ユニットの間
    に設け、これらのガス処理装置とドライヤーと除湿ユニ
    ットとは循環管で接続して排気ガスの循環回路を形成し
    てなるガス処理装置。
  16. 【請求項16】  請求項1ないし14のいずれかに記
    載されたガス処理装置をドライヤーの排気口側に接続し
    、前記ガス処理装置からの排気ガスを外気に放出するワ
    ンパス回路を形成してなるガス処理装置。
  17. 【請求項17】  請求項16のワンパス回路において
    、ガス処理装置に水槽を設け、この水槽でその上流側で
    発生した排気ガスを冷却するとともに、排気ガス中の水
    溶性物質を溶かして系外に排出できるようにしてあるガ
    ス処理装置。
  18. 【請求項18】  吸着手段の上流側にはサイクロンを
    設けてなる請求項1ないし17のいずれかに記載のガス
    処理装置。
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JP2017196583A (ja) * 2016-04-28 2017-11-02 株式会社カワタ 回収装置、乾燥装置および回収方法

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