JPH04226995A - 2位に二重結合を持つセフェムスルホン - Google Patents

2位に二重結合を持つセフェムスルホン

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JPH04226995A
JPH04226995A JP3139708A JP13970891A JPH04226995A JP H04226995 A JPH04226995 A JP H04226995A JP 3139708 A JP3139708 A JP 3139708A JP 13970891 A JP13970891 A JP 13970891A JP H04226995 A JPH04226995 A JP H04226995A
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formula
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JP3139708A
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English (en)
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Pier Luigi Bissolino
ピエール・ルイジ・ビツソリーノ
Marco Alpegiani
マルコ・アルペジヤニ
Ettore Perrone
エツトーレ・ペツロネ
Giuseppe Cassinelli
ジユゼツペ・カツシネリ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pfizer Italia SRL
Original Assignee
Farmitalia Carlo Erba SRL
Carlo Erba SpA
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Publication date
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D501/00Heterocyclic compounds containing 5-thia-1-azabicyclo [4.2.0] octane ring systems, i.e. compounds containing a ring system of the formula:, e.g. cephalosporins; Such ring systems being further condensed, e.g. 2,3-condensed with an oxygen-, nitrogen- or sulfur-containing hetero ring
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    • A61P19/06Antigout agents, e.g. antihyperuricemic or uricosuric agents
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    • A61P29/00Non-central analgesic, antipyretic or antiinflammatory agents, e.g. antirheumatic agents; Non-steroidal antiinflammatory drugs [NSAID]
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明はセフェムスルホン、その調製、お
よびそれを含む医薬用ないし獣医学用の組成物に係わる
【0002】Δ3 −セフェムスルホン、特に下記の骨
【0003】
【化6】 を持つ数種の1,1−ジオキソ−Δ3 −セフェム−4
−カルボン酸エステルは、ヒト白血球エラスターゼ(H
LE)の有力な阻害剤として働くことが見い出されてい
た(J.B. Dohertyら, Nature 1
986, 322:192) 。これらは対応するΔ3
 −セフェムを酸化して得られていた。
【0004】Δ2 −セフェムスルホンはいまだ報告さ
れていない。イオウの酸化により、下記の骨格
【000
5】
【化7】 を持つΔ2 −セフェム−4−カルボン酸エステルはΔ
3 −誘導体に変換される。その誘導体は、イオウ原子
が酸化された場合、熱力学的に、より安定である(C.
F. Murphy およびJ.A. Webber,
”Cephalosporins and Penis
illins, Chemistryand Biol
ogy ”, F.H. Flynn編, Acade
mic Press 1972,148−150頁、お
よびその中の参考文献)。
【0006】本発明は式(I)
【0007】
【化8】 (式中、R7 はハロゲンまたはC1 −C4 アルコ
キシ基であり;R4 は置換アルキル基CHR’−CH
R”Y、またはアルケニル基CR’=CHYであり、R
’及びR”はそれぞれ独立に水素または未置換もしくは
置換のC1 −C7 の線状もしくは分枝アルキル基、
フェニル基またはベンジル基を表わすか、またはR’及
びR”は、それらに結合した炭素原子と共に、
【0008】
【化9】 もしくは
【0009】
【化10】 の式の5員環もしくは6員環を形成し、Yは電子求引基
、Aは水素またはカルボキシ基であり;Rは水素、C1
 −C7 の線状もしくは分枝アルキル基、または未置
換もしくは置換のベンジル基もしくはジフェニルメチル
基であり;R3 はメチル基またはC1 −C4 アル
コキシメチル基であり;R2 は水素または上記に定義
したR4基と同様である。)の化合物および医薬的もし
くは獣医学的に許容可能なその塩を提供する。
【0010】本発明で提供するΔ2 −セフェムスルホ
ンはHLEに対する阻害活性が高いことが特徴である。 このセフェムスルホンは、Δ3−セフェムスルホンにつ
いてDoherty らが報告したようなC3 の、ア
セトキシメチルまたはヘテロシクリルチオメチルのよう
な特異的な活性化基を必要としない(上記文献参照)。
【0011】このΔ2 −セフェムスルホンは、組織の
、特に肺および結合組織のタンパク質分解により起こる
疾患の進行を妨げるかもしくは抑え、炎症および熱を減
少させ、また、疼痛を軽減するのに有効な医薬の製造に
使用できる。このような疾患は気腫、成人呼吸脅迫症候
群、気管支炎症、リウマチ様関節炎、骨関節炎、感染性
関節炎、リウマチ熱、脊椎炎、痛風、狼瘡、乾癬等であ
る。
【0012】特別には、式(I)において、R7 は塩
素またはメトキシ基である。C1 −C7 の線状もし
くは分枝アルキル基の好ましい例はメチル基、エチル基
、i−プロピル基およびtert−ブチル基である。
【0013】Yの例は、 ・アシル基C(O)R’(R’は上記に定義したとおり
である。); ・アルコキシカルボニル基またはベンジルオキシカルボ
ニル基C(O)OR’(R’は上記に定義したとおりで
ある。); ・アルキルスルフィニル基、フェニルスルフィニル基ま
たはベンジルスルフィニル基S(O)R’(R’は上記
に定義したとおりである。); ・アルキルスルホニル基、フェニルスルホニル基または
ベンジルスルホニル基S(O)2 R’(R’は上記に
定義したとおりである。); ・カルバモイル基C(O)NR’R”(R’およびR”
は上記に定義したとおりであるか、またはR’およびR
”は、それらに結合した窒素原子と共にピロリジン環ま
たはピペラジン環を形成する。); ・アミノスルホニル基S(O)2 NR’R”(R’お
よびR”は上記に定義したとおりであるか、またはR’
およびR”は、それらに結合した窒素原子と共にピロリ
ジン環またはピペラジン環を形成する。);・ニトロ基
;および ・シアノ基 である。
【0014】好ましくは、Yはアセチル基、ピバロイル
基、ベンゾイル基、フェニルアセチル基、メトキシカル
ボニル基、tert−ブトキシカルボニル基、ベンジル
オキシカルボニル基、カルボキシ基、シアノ基、ニトロ
基、メシル基、トシル基、フェニルスルホニル基、te
rt−ブチルスルホニル基もしくはベンジルスルホニル
基、または式
【0015】
【化11】 のカルバモイル基の誘導体である。
【0016】R4 は、好ましくはCH2 −CH2 
−YまたはCH=CH−Y(EないしZのどちらかのア
ルケン立体配置を持つ。)である(式中、Yは上記に定
義した基の一つである。)。
【0017】好ましくは、R2 は水素またはR4 に
ついて上記に特定した基の一つである。
【0018】Rは、好ましくはメチル基、ベンジル基、
p−メトキシベンジル基、tert−ブチル基、ジフェ
ニルメチル基、または水素である。
【0019】式(I)の化合物は、R’またはR”の定
義における未置換もしくは置換のC1 −C7 の線状
もしくは分枝アルキル基、フェニル基またはベンジル基
、または、カルバモイル基およびアミノスルホニル基の
定義における窒素原子と共にR’およびR”とから形成
されるピロリジン環もしくはピペリジン環が置換されて
いる場合には、遊離カルボキシ基で置換されていること
が好ましい。
【0020】本発明は、塩を形成する基を有するこれら
の式(I)の化合物の塩、特にカルボン酸基を有する化
合物の塩を包含する。塩は生理学的に許容できる塩であ
り、特にナトリウム、カリウムおよびリチウムのような
アルカリ金属;カルシウムおよびマグネシウムのような
アルカリ土類金属;およびアルミニウムの塩並びに有機
アミンまたはアミノ酸(例えば、プロカイン、アルギニ
ン)の塩である。
【0021】本発明の好ましい化合物の特定の例を以下
の表1に示す。
【0022】
【表1】 本発明はまた(1)式(II)
【0023】
【化12】 (式中、R、R3 およびR7 は上記に定義したとお
りであり、nは0、1または2である。)の化合物を式
(III )または(IV) (式中、R’、R”およびYは上記に定義したとおりで
ある。)の化合物と反応させ、さらに、nが0または1
であるときには、セフェム核の1位のイオウ原子をスル
ホンのレベルまで酸化し、そして、(2)所望の場合、
得られた式(I)の化合物を、医薬的もしくは獣医学的
に許容可能なその塩に変換することからなる式(I)の
化合物の製造方法にも係わる。
【0024】上記に定義したとおりの式(II)の化合
物と上記に定義したとおりの式(III )または(I
V)の化合物の反応は、ジクロロメタン、クロロホルム
、アセトニトリル、ジメチルホルムアミド、アセトン、
テトラヒドロフラン、ジオキサン、酢酸エチル、ジメト
キシエタン、ジクロロエタン、ジメチルスホキシドおよ
びベンゼンのような非プロトン性有機溶媒中で行なう。 また代わりに、過剰の試薬(III )または(IV)
を溶媒として用いて行なうこともできる。好ましくは、
反応温度は−20℃〜+60℃であり、特に0℃〜+2
5℃である。
【0025】反応は、通常、有機または無機の塩基の存
在下でおこなう。塩基は、特別には、トリエチルアミン
(TEA)、N−エチルジイソプロピルアミン、N,N
−ジメチルアニリン、ピリジン、ルチジン、コリジン、
4−(N,N−ジメチルアミノ)−ピリジン(DMAP
)、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン(
DBO)、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノネ
ン(DBN)、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]
ウンデセン(DBU)、1,1,3,3−テトラメチル
グアニジン、N−メチルピペリジンもしくはN−メチル
モルホリン、または、カリウムtert−ブトキシド、
炭酸カリウム、炭酸セシウム、炭酸ナトリウム、酸化銀
、炭酸銀もしくはフッ化銀である。このような有機また
は無機の塩基を使用する代わりに、反応を中性または塩
基性のアルミナの存在下で行なってもよい。
【0026】上記の方法においては、必要に応じてまた
は所望の場合には、どの官能基も従来の方法でマスクす
ることが可能であり、また最後に従来の方法で脱マスク
することが可能である。また、上記の方法の最後または
すべての段階で、従来の方法により、R、R3 、R4
 基を、それぞれ上記に定義した範囲内の異なる基R、
R3 、R4 に変換することも可能である。
【0027】式(II)のΔ3 −セフェム、式(II
I )の置換アルケンおよび式(IV)の置換アルキン
は公知の化合物であるか、または公知の化合物から公知
の方法で調製できる。
【0028】本発明の化合物には、ヒト白血球エラスタ
ーゼに対して高い阻害活性を有するという特徴がある。 これは、後記の参照例1に示した。
【0029】式(I)で示されるΔ2 −セフェムスル
ホンの新しいクラスはHLEの極めて優れた阻害剤を包
含している。優れた阻害剤は「能力」が高いこと(定常
状態のHLE−阻害剤複合体のみかけの解離定数Ki 
* が低いこと)及び「効率」が高いこと(HLE−阻
害剤複合体の形成速度k5 /Ki が高いこと)が特
徴の化合物である。
【0030】式(I)の化合物には、また、きわめて毒
性が低いという特徴がある。したがって、ヒトを含む哺
乳類動物においてタンパク質分解酵素によって起こる炎
症性および消耗性の疾患の治療に用いることができる。 この化合物は、肺および結合組織のタンパク質分解によ
り起こる疾患の進行を妨げるかもしくは抑え、炎症およ
び熱を減少させ、また、疼痛を軽減するのに有効な医薬
の製造に使用できる。そのような疾患としては、気腫、
急性呼吸脅迫症候群、気管支炎症、リウマチ様関節炎、
骨関節炎、感染性関節炎、リウマチ熱、脊椎炎、痛風、
狼瘡、乾癬等が挙げられる。
【0031】本発明は、医薬的に許容可能な坦体および
/または希釈剤、および、活性成分として式(I)の化
合物または医薬的に許容可能なその塩を含む医薬用もし
くは獣医学用の組成物も提供する。このような医薬用ま
たは獣医学用の組成物は、従来の方法で、種々の投与形
態および投与方法における従来の非毒性医薬用の坦体お
よび希釈剤を用いて調製できる。特に、式(I)の化合
物は以下のように投与できる。
【0032】a)経口的投与。例えば、錠剤、小錠剤、
ロゼンジ、水性懸濁液剤もしくは油性懸濁液剤、分散性
の粉末剤もしくは顆粒剤、乳濁液剤、硬質もしくは軟質
カプセル剤、またはシロップ剤もしくはエリキシルとし
て投与する。経口投与用の組成物は、医薬組成物の製造
に関する技術分野で公知の方法のいずれによっても調製
できる。このような組成物は、医薬的にエレガントで口
に合う調製品とするために、甘味剤、香味剤、着色剤お
よび保存剤からなるグループより選ばれる1種以上の成
分を含んでいてもよい。錠剤は、活性成分を、錠剤の製
造に適した非毒性の医薬的に許容可能な賦形剤と混合し
た形態で含む。例えば、これらの賦形剤は、不活性な希
釈剤(例えば、炭酸カルシウム、炭酸ナトリウム、乳糖
、リン酸カルシウムまたはリン酸ナトリウム)、造粒剤
および崩壊剤(例えば、トウモロコシ澱粉またはアルギ
ン酸)、結合剤(例えば、澱粉、ゼラチンまたはアラビ
アゴム)、潤滑剤(例えば、ステアリン酸マグネシウム
、ステアリン酸またはタルク)である。錠剤はコートさ
れていなくてもよいし、胃腸管での崩壊および吸収を遅
らせて長期間の持続作用を得るために、公知の技術によ
りコートしてもよい。例えば、グリセリンモノステアラ
ートまたはグリセリンジステアラートのような遅延材料
が使用できる。
【0033】経口の処方には、活性成分を不活性な固体
希釈剤(例えば、炭酸カルシウム、リン酸カルシウムも
しくはカオリン)と混合した硬質ゼラチンカプセル剤、
または、活性成分を水または油性の媒体(例えば、落花
生油、流動パラフィン、もしくはオリーブ油)と混合し
た軟質ゼラチンカプセル剤もある。
【0034】水性懸濁液は、水性懸濁液の製造に適した
賦形剤と混合した形で活性成分を含む。このような賦形
剤は、例えば、ナトリウムカルボキシメチルセルロース
、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロ
ース、アルギン酸ナトリウム、ポリビニルピロリドン、
トラガカントおよびアカシアゴムのような懸濁剤である
。分散剤もしくは湿潤剤としては、天然に存在するホス
ファチド(例えばレシチン)、または、アルキレンオキ
シドと脂肪酸の縮合物(例えばポリオキシエチレンステ
アラート)、または、エチレンオキシドと長鎖脂肪族ア
ルコールの縮合物(例えば、ヘプタデカエチレンオキシ
セタノール)、または、エチレンオキシドと、脂肪酸と
ヘキシトール無水物から得られる部分エステルの縮合物
(例えば、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレアー
ト)が挙げられる。上記の水性懸濁液は、また、1種以
上の保存剤(例えば、エチルp−ヒドロキシベンゾアー
トもしくはプロピルp−ヒドロキシベンゾアート)、1
種以上の着色剤、1種以上の香味剤、蔗糖やサッカリン
のような1種以上の甘味剤を含んでいてもよい。
【0035】油性懸濁液は、植物油(例えば、落花生油
、オリーブ油、胡麻油または椰子油)、または、流動パ
ラフィンのような鉱油に活性成分を懸濁することで調製
できる。油性懸濁液は濃化剤(例えば、蜜蝋、固形パラ
フィンまたはセチルアルコール)を含んでいてもよい。 上記の甘味剤、および香味剤を口に合う経口用製剤を得
るために添加してもよい。これらの組成物はアスコルビ
ン酸のような酸化防止剤の添加により保存可能である。
【0036】水を添加することにより水性懸濁液を調製
するのに適した分散性の粉末剤もしくは顆粒剤は、分散
剤もしくは湿潤剤、懸濁剤、および1種以上の保存剤と
混合した状態の活性成分を提供する。適した分散剤もし
くは湿潤剤および懸濁剤は上記に挙げたものである。別
の賦形剤、例えば、甘味剤、香味剤および着色剤もまた
存在してもよい。
【0037】水中油滴型乳濁液も調製できる。この油相
は、植物油(例えばオリーブ油もしくは落花生油)、ま
たは、鉱油(例えば流動パラフィン)、またはそれらの
混合物でよい。好適な乳濁剤としては、天然に存在する
ゴム(例えばアカシアゴムまたはトラガカント)、天然
に存在するホスファチド、脂肪酸とヘキシトール無水物
から得られるエステルもしくは部分エステル(例えば、
ソルビタンモノオレアート)、または、その部分エステ
ルとエチレンオキシドの縮合物(例えば、ポリオキシエ
チレンソルビタンモノオレアート)が挙げられる。乳濁
液はまた、甘味剤および香味剤を含んでいてもよい。
【0038】b)非経口的投与。皮下注射、静脈内注射
、筋肉内注射、胸骨内注射のいずれか、または注入法に
より投与する。注射可能な無菌の水性または油性の懸濁
液の形態である。
【0039】懸濁液は、上記のような分散剤もしくは湿
潤剤および懸濁剤を用いて公知の方法により調製できる
。無菌注射用製剤はまた、非経口的に許容可能な希釈剤
もしくは溶媒の、無菌の注射可能な溶液もしくは懸濁液
(例えば1,3−ブタンジオールの溶液)でもよい。 使用可能である、許容可能な賦形剤もしくは溶媒として
は、水、リンゲル液および等張食塩水が挙げられる。ま
た、無菌の不揮発油は、溶媒または懸濁倍質として、従
来通り使用される。この場合、合成のモノグリセリドま
たはジグリセリドを含めて、どの無刺激性不揮発油も使
用可能である。また、オレイン酸のような脂肪酸が注射
薬の調製に使用できる。
【0040】c)吸入による投与。エアロゾルまたは噴
霧器用の溶液の形態である。
【0041】d)直腸投与。薬剤を、常温で固体である
が直腸温で液体であって直腸中で融解して薬剤を放出す
る適切な非刺激性賦形剤と混合して調製される坐薬の形
態で投与する。このような材料は、ココアバターおよび
エチレングリコールである。
【0042】e)局所的投与。クリーム、軟膏、ゼリー
、溶液または懸濁液の形態で投与する。
【0043】本発明は、さらに、治療上効果のある量の
、1種以上の式(I)の活性化合物を、治療が必要なヒ
トまたは哺乳類動物に投与して炎症性および消耗性の疾
患を抑制する方法を提供する。1日の用量は、特定の化
合物の活性、治療患者の年齢、体重および状態、病気の
種類および程度、そして投与の間隔および経路によるが
、一般的には、体重1kg当たり約0.5〜約100m
gである。従って、ヒトでは、1日の用量は50mgな
いし2gが好ましい。
【0044】1回の投与において坦体材料と組み合わせ
得る活性成分の量は、治療患者および投与の個々の様式
により変化する。例えば、ヒトへの経口投与用の調剤は
、組成の約5〜約96%の間で変えることの出来る適宜
の量の坦体材料と共に、5mgないし2gの活性成分を
含み得る。投与単位は、一般に、25mgないし約50
0mgの活性成分を含む。
【0045】本発明は、さらに、タンパク質分解により
起こる炎症性または消耗性の疾患の治療用の医薬製造に
おける上記に定義した式(I)の化合物または医薬的も
しくは獣医学的に許容可能なその塩の使用に係わる。
【0046】以下の実施例により本発明をさらに説明す
る。
【0047】
【実施例】実施例1 ベンゾヒドリル7α−クロロ−3−メチル−4−(3−
オキソ−ブチル)−2−セフェム−4−カルボキシレー
ト−1,1−ジオキシド(化合物9)の調製ベンゾヒド
リル7α−クロロ−3−メチル−3−セフェム−4−カ
ルボキシレート−1,1−ジオキシド(665mg)を
メチルビニルケトン(2ml)に溶解した。0℃に冷却
後、トリエチルアミン(0.045ml)を添加し、溶
液をその温度で1時間撹拌した。減圧下で濃縮した後、
残留物を、シクロヘキサン/エチル酢酸混合液を溶出液
に用いたシリカゲルクロマトグラフィーによって精製し
た。標記の生成物(470mg)を、白色の粉末として
得た。
【0048】IR(KBr)  1800, 1750
, 1712cm−1NMR(CDCl3 )  δ1
.72 (3H, d, J≦1.1 Hz), 2.
14(3H, s), 2.2−3.0(4H, m)
, 4.76(1H, d, J=1.1Hz), 5
.26(1H, d, J=1.1Hz), 6.35
(1H, d, J ≦1.1Hz), 6.93(1
H, s), 7.2−7.5(10H, m).実施
例2 p−メトキシベンジル3−アセトキシメチル−7α−ク
ロロ−4−(3−オキソ−1−ブチル)−2−セフェム
−4−カルボキシレート−1,1−ジオキシド(化合物
2)およびp−メトキシベンジル3−アセトキシメチル
−7α−クロロ−2,4−ビス(3−オキソ−1−ブチ
ル)−2−セフェム−4−カルボキシレート−1,1−
ジオキシド(化合物1)の調製p−メトキシベンジル3
−アセトキシメチル−7α−クロロ−3−セフェム−4
−カルボキシレート−1,1−ジオキシド(2.89g
)をジクロロメタン(6ml)およびメチルビニルケト
ン(6ml)に溶解した。トリエチルアミン(0.29
ml)を添加し、溶液を室温で1時間撹拌した。減圧下
で濃縮した後、残留物を、シクロヘキサン/エチル酢酸
混合液を溶出液に用いたシリカゲルクロマトグラフィー
によって精製した。標記の生成物の化合物1(1.7g
)および化合物2(900mg)を、白色の泡沫として
得た。
【0049】化合物2:IR(CHCl3 )  17
95, 1740, 1714cm−1NMR(CDC
l3 )  δ2.10(3H, s), 2.14(
3H, s), 2.2−3.0(4H,m), 3.
81(3H, m), 4.52(1H, dd, J
=1.7 および16.0Hz), 4.69(1H,
 d, J=1.6Hz), 4.70(1H,dd,
 J=1.7 および16Hz), 5.14(1H,
 d, J=11.6Hz), 5.23(1H, d
, J=1.6Hz), 5.27(1H, d, J
=11.6Hz), 6.56(1H, t, J=1
.7Hz), 6.89(2H, d, J=8.7H
z), 7.27(2H,d, J=8.7Hz).化
合物1:IR(CHCl3 )  1793, 174
0−1710 cm−1NMR(CDCl3 )  δ
1.97(3H, s), 2.13(3H, s),
 2.15(3H, s), 2.2−3.0(4H,
 m), 3.81(3H, s), 4.65(1H
, d, J=1.4Hz), 4.73(2H, A
Bq, J=13.6Hz), 5.05(1H, d
, J=11.7Hz), 5.21(1H, d, 
J=1.4Hz), 5.25(1H,d, J=11
.7Hz), 6.89(2H,d, J=8.7Hz
), 7.27(2H, d, J=8.7Hz). 実施例3 メチル7α−クロロ−2,4−ビス(2−tert−ブ
トキシカルボニルエテニル)−3−メチル−2−セフェ
ム−4−カルボキシレート−1,1−ジオキシド(化合
物5)、メチル7α−クロロ−4−[(Z)−2−te
rt−ブトキシカルボニルエテニル]−3−メチル−2
−セフェム−4−カルボキシレート−1,1−ジオキシ
ド(化合物4)およびメチル7α−クロロ−4−[(E
)−2−tert−ブトキシカルボニルエテニル]−3
−メチル−2−セフェム−4−カルボキシレート−1,
1−ジオキシド(化合物3)の調製メチル7α−クロロ
−3−メチル−3−セフェム−4−カルボキシレート−
1,1−ジオキシド(1.1g)をジクロロメタン(1
ml)およびプロピオール酸tert− ブチル(2m
l)に溶解した溶液をトリエチルアミン(0.20ml
)で処理した。4時間撹拌後、減圧下で濃縮し、残留物
をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出液:シクロヘキ
サン/エチル酢酸混合液)により分画した。化合物5が
最初に溶出され、白色の粉末(380mg)として得ら
れた。(化合物5は、NMRによれば、アルケン異性体
のZ,EとE,Eの約2:1の混合物であった。)IR
(KBr)  1810, 1718cm−1NMR(
CDCl3 )  主異性体:δ1.44, 1.49
( 各々9H, s), 1.86(3H, s), 
3.85(3H, s), 5.25, 5.41( 
各々1H, d, J=1.5Hz), 6.00(1
H, d, J=12.7Hz), 6.19(1H,
 d, J=16.0Hz), 6.33(1H, d
, J=12.7Hz), 6.76(1H, d, 
J=16.0Hz).  副異性体:δ1.53, 1
.56( 各々9H, s), 1.84(3H, s
), 3.92(3H, s), 4.93, 5.3
0( 各々1H, d, J=1.5Hz), 5.8
7, 6.23(各々1H, d, J=16.0Hz
), 6.81, 7.08( 各々1H, d,J=
16.0Hz).化合物4は第2番目に溶出される画分
であった(白色粉末、78mg)。
【0050】IR(KBr)  1802, 1740
, 1716cm−1NMR(CDCl3 )  δ1
.46(9H, s), 2.02(3H, d, J
=1.5Hz), 3.82(3H, s),5.05
(1H, d, J=1.4Hz), 5.26(1H
, d, J=1.4Hz), 5.96(1H, d
, J=11.7Hz), 6.28(1H, d, 
J=11.7Hz), 6.31(1H, d, J=
1.5Hz).化合物3は第3番目に溶出される画分で
あった(白色粉末、160mg)。
【0051】IR(KBr)  1804, 1745
, 1710cm−1NMR(CDCl3 )  δ1
.48(9H, s), 1.90(3H, d, J
=1.4Hz), 3.92(3H, s),4.84
(1H, d, J=1.6Hz), 5.30(1H
, d, J=1.6Hz), 6.09(1H, d
, J=16.0Hz), 6.39(1H, d, 
J=1.4Hz), 7.27(1H, d, J=1
6.0Hz).参照例1(比較実験) 上記の表1中で化合物4および化合物5として示した、
本発明のΔ2 −セフェムスルホン、並びに、知るとこ
ろでは、ヒト白血球エラスターゼ(HLE)−阻害剤と
して研究されていて(Ann. Rev. Resp.
 Dis. 1988, 137:204、Journ
al ofCellular Biochemistr
y 1989, 39:47)、最も進んだβ−ラクタ
ム生成物であるΔ3 −セフェムスルホン(Merck
 S.&D. L−659,286 )のHLEに対す
る阻害活性を以下に記載するように比較した。
【0052】参照化合物、7α−メトキシ−3−(2−
メチル−5−オキソ−6−ヒドロキシ−2,5−ジヒド
ロ−1,2,4−トリアジン−3−イル)チオメチル−
3−セフェム−4−ピロリジン−カルボキサミド−1,
1−ジオキシド(Merck コード名、 L−659
,286)を当研究室で7−アミノ−3−デスアセトキ
シ−セファロスポラン酸から合成した。その構造の同一
性と純度(≧95%)はスペクトルおよび分析のデータ
ーによって確認した。
【0053】HLE(Calbiochem)阻害の速
度論的パラメーターは、37℃において、1%DMSO
および1%MeCNを可溶化剤として含むリン酸緩衝液
(pH 7.4、I=0.15)中で、蛍光物質を生じ
る基質であるN−メトキシスクシニル−アラニル−アラ
ニル−プロリル−バリル−7−アミド−4−メチルクマ
リンからの7−アミノ−4−メチルクマリンの遊離を蛍
光測定(λex=383nm;λem=455nm)に
よりモニターして測定した。
【0054】反応の経過は2段階機構(J.F. Mo
rrison, TIBS 1982, 7:102 
に記載のメカニズムB。また、J.F. Morris
on およびC.T. Walsh,Advances
 in Enzymology, Vol. 61, 
A. Meister 編, John Wiley 
& Sons 1988参照。)
【0055】
【数1】 によるものと最もよく一致していた。
【0056】生成物の遊離対時間の分析は次式を用いて
行った。
【0057】[P]=vs t+(vi −vs )(
1−e−kt )/k (式中、[P]=生成物濃度、vs =定常状態の速度
、vi =生成物遊離の初速度、
【0058】
【数2】 であり、[I]および[S]は阻害剤及び基質の濃度、
Km は酵素と基質に関するミカエリス定数(同一の実
験条件で独立に測定した。)である。)定常状態では、
阻害は定常状態の阻害定数Ki * (定常状態)
【0
059】
【数3】 によって十分に測定される。
【0060】結果は以下の通りであった。
【0061】

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  式(I) 【化1】 (式中、R7 はハロゲンまたはC1 −C4 アルコ
    キシ基であり;R4 は置換アルキル基CHR’−CH
    R”Y、またはアルケニル基CR’=CHYであり、R
    ’及びR”はそれぞれ独立に水素または未置換もしくは
    置換のC1 −C7 の線状もしくは分枝アルキル基、
    フェニル基またはベンジル基を表わすか、またはR’及
    びR”は、それらに結合した炭素原子と共に 【化2】 もしくは 【化3】 の式の5員環もしくは6員環を形成し、Yは電子求引基
    、Aは水素またはカルボキシ基であり;Rは水素、C1
     −C7 の線状もしくは分枝アルキル基、または未置
    換もしくは置換のベンジル基もしくはジフェニルメチル
    基であり;R3 はメチル基またはC1 −C4 アル
    コキシメチル基であり;R2 は水素または上記に定義
    したR4基と同様である。)のΔ2 −セフェムスルホ
    ンまたは医薬的もしくは獣医学的に許容可能なその塩。
  2. 【請求項2】  電子求引基Yが、アシル基C(O)R
    ’(式中、R’は請求項1に定義したとおりである。)
    ;アルコキシカルボニル基およびベンジルカルボニル基
    C(O)OR’(式中、R’は請求項1に定義したとお
    りである。);アルキルスルフィニル基、フェニルスル
    フィニル基およびベンジルスルフィニル基S(O)R’
    (式中、R’は請求項1に定義したとおりである。);
    アルキルスルホニル基、フェニルスルホニル基およびベ
    ンジルスルホニル基S(O)2 R’(式中、R’は請
    求項1に定義されたとおりである。);カルバモイル基
    C(O)NR’R”およびアミノスルホニル基S(O)
    2 NR’R”(式中、R’およびR”は請求項1に定
    義したとおりであるか、またはR’およびR”は、それ
    らに結合した窒素原子と共に未置換もしくは置換のピロ
    リジン環もしくはピペリジン環を形成する。);ニトロ
    基及びシアノ基からなるグループより選ばれる請求項1
    に記載の化合物。
  3. 【請求項3】  R’またはR”の定義における未置換
    もしくは置換のC1 −C7 の線状もしくは分枝アル
    キル基、フェニル基またはベンジル基、または、カルバ
    モイル基およびアミノスルホニル基の定義における、R
    ’およびR”がそれらに結合した窒素原子と一体になっ
    て形成するピロリジン環もしくはピペリジン環が、遊離
    カルボキシ基で置換されている請求項1または2に記載
    の化合物。
  4. 【請求項4】  R7 が塩素またはメトキシ基であり
    ;Yがアセチル基、ピバロイル基、ベンゾイル基、フェ
    ニルアセチル基、メトキシカルボニル基、tert−ブ
    トキシカルボニル基、ベンジルオキシカルボニル基、カ
    ルボキシ基、シアノ基、ニトロ基、メシル基、トシル基
    、フェニルスルホニル基、tert−ブチルスルホニル
    基またはベンジルスルホニル基、または 【化4】 の式のカルバモイル基の誘導体であり;R4 が、CH
    2 −CH2 −YまたはEもしくはZのどちらかのア
    ルケン立体配置を持つCH=CH−Yを表し(式中、Y
    は請求項2に定義されたとおりである。);R2 が水
    素または前記に定義したR4 と同様であり;Rが水素
    またはメチル基、ベンジル基、p−メトキシベンジル基
    、tert−ブチル基もしくはジフェニルメチル基であ
    り;R’およびR”がそれぞれ独立に、メチル基、エチ
    ル基、i−プロピル基およびtert−ブチル基からな
    るグループより選ばれるC1 −C7 の線状もしくは
    分枝アルキル基を表わす請求項1ないし3のいずれか1
    項に記載の化合物。
  5. 【請求項5】  式(II) 【化5】 (式中、nは0、1または2であり、R、R3 および
    R7 は請求項1に定義したとおりである。)の化合物
    を式(III )または(IV) (式中、R’、R”およびYは請求項1に定義したとお
    りである。)の化合物と反応させ、さらに、所望の場合
    、nが0または1であるときには、セフェム核の1位の
    イオウ原子をスルホンのレベルまで酸化し;および/ま
    たは、所望の場合、得られた式(I)の化合物を、医薬
    的もしくは獣医学的に許容可能なその塩に変換すること
    からなる請求項1に定義したとおりの式(I)の化合物
    またはその医薬的もしくは獣医学的に許容可能な塩の製
    造方法。
  6. 【請求項6】  式(II)の化合物と式(III )
    または(IV)の化合物の反応を、有機もしくは無機の
    塩基、または中性もしくは塩基性のアルミナの存在下、
    非プロトン性有機溶媒または溶媒として過剰の化合物(
    III )または(IV)中で、−20℃〜+60℃の
    温度に於て行なう請求項5に記載の方法。
  7. 【請求項7】  医薬的に許容可能な坦体および/また
    は希釈剤、および、活性成分として請求項1ないし4の
    いずれか1項に記載の化合物または医薬的もしくは獣医
    学的に許容可能なその塩を含む医薬用もしくは獣医学用
    の組成物。
  8. 【請求項8】  ヒトを含む哺乳類動物においてタンパ
    ク質分解酵素により起こる炎症性および消耗性の疾患の
    治療用の請求項1ないし4のいずれか1項に記載の化合
    物または医薬的もしくは獣医学的に許容可能なその塩。
  9. 【請求項9】  気腫、成人呼吸脅迫症候群、リウマチ
    熱、脊椎炎、痛風、狼瘡または乾癬の治療用の請求項8
    に記載の化合物。
  10. 【請求項10】  タンパク質分解酵素により起こる炎
    症性および消耗性の疾患の治療用の医薬製造における請
    求項1ないし4のいずれか1項に記載の化合物または医
    薬的もしくは獣医学的に許容可能なその塩の使用。
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