JPH04226557A - 熱可塑性ポリウレタン含有押出成型可能なポリビニルアルコール組成物 - Google Patents

熱可塑性ポリウレタン含有押出成型可能なポリビニルアルコール組成物

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JPH04226557A
JPH04226557A JP3171074A JP17107491A JPH04226557A JP H04226557 A JPH04226557 A JP H04226557A JP 3171074 A JP3171074 A JP 3171074A JP 17107491 A JP17107491 A JP 17107491A JP H04226557 A JPH04226557 A JP H04226557A
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JP
Japan
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polyvinyl alcohol
melt
composition
plasticizer
pvoh
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Application number
JP3171074A
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Amir Famili
アミル・フアミリ
Finn L Marten
フイン・レナート・マーテイン
James F Nangeroni
ジエイムズ・エフ・ナンゲローニ
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Air Products and Chemicals Inc
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Air Products and Chemicals Inc
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L29/00Compositions of homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by an alcohol, ether, aldehydo, ketonic, acetal or ketal radical; Compositions of hydrolysed polymers of esters of unsaturated alcohols with saturated carboxylic acids; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L29/02Homopolymers or copolymers of unsaturated alcohols
    • C08L29/04Polyvinyl alcohol; Partially hydrolysed homopolymers or copolymers of esters of unsaturated alcohols with saturated carboxylic acids
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L75/00Compositions of polyureas or polyurethanes; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L75/04Polyurethanes

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  • Health & Medical Sciences (AREA)
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  • Organic Chemistry (AREA)
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  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)
  • Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、所望の物理的特性を有
する、ポリビニルアルコールとポリウレタンとのメルト
押出成型可能なブレンドに関する。
【0002】
【従来の技術】ポリビニルアルコール(PVOH)は、
すぐれた香気及び酸素障壁特性、並びに大部分の有機溶
媒に対する抵抗性を持つ水可溶性生物分解性の樹脂であ
る。PVOHの他の望ましい属性は、静電防止特性、グ
リース及び油抵抗性及びヒートシーリング性を包含する
。この重合体は、接着剤、織物のりづけ及び紙コーティ
ングにおいて広範囲に使用されている。しかし、PVO
Hの最終用途は、そのすぐれた機械的、物理的及び化学
的特性にもかかわらず、水溶液として供給される場合の
用途に限定されている。この限定は、一部分は、可塑化
されていない状態のビニルアルコール重合体が高度の結
晶度を有し、そして分解が起こる前にあまりか又は全く
熱可塑性を示さないという事実のためである。分解は、
約170℃において開始し、その結晶性融点の下、20
0℃において著しくなる。
【0003】限られた範囲までであるが、この欠点は、
外部又は内部可塑剤の使用によって克服されている。外
部可塑剤の使用に関しては、PVOH用の普通の可塑剤
が強力混合機を使用して重合体中にブレンドされ、次に
可塑剤を含む樹脂が溶融及び成形物品の形成のために押
出機中に供給される。普通の外部可塑剤は、ヒドロキシ
ル性化合物、例えばエチレングリコール、ポリエチレン
グリコール、ネオペンチルグリコール、グリセリン及び
ヒドロキシル性化合物、例えば、米国特許第4,536
,532号に開示されている芳香族スルホンアミド及び
芳香族ホスファートを包含する。
【0004】PVOHの内部可塑化は、共重合を経てコ
モノマー、グラフト化又は後反応を用いて結晶度を崩壊
させ、そして結晶性融点をその分解温度より下に低下さ
せて達成される。例えば、PVOHのヒドロキシエチル
化は米国特許第2,990,398号;第1,971,
662号及び第2,844,570号に開示され、PV
OHとポリ(アルキレンオキシ)アクリラートとの共重
合体は米国特許第4,618,648号に開示されてい
る。
【0005】熱可塑性と組み合わされたPVOHの望ま
しい物理的及び機械的特性は、特に内容物が水に溶解又
は分散されなければならない場合の包装適用において、
PVOHのための新しい市場の機会を開いた。これらの
PVOH材料のための上記の包装応用の例は、水スプレ
ーとして施用される農薬、使用の間溶解されるアルカリ
清浄剤又は洗剤及び水に溶解又は分散されるプロセス化
学薬品、例えば顔料、色素又はカーボンブラックを包含
する。上の材料を包装するために水溶性のフィルムを使
用する利点は、次のことを含む:−  毒性又は濃度が
高い化学薬品に人が曝露されないこと;−  測定精度
が改善されること;そして−  使用後有毒化学薬品の
容器を洗浄又は廃棄する必要がないこと。
【0006】これらの材料を包装するため水溶性のPV
OHフィルムが入手できるが、それらは典型的には次の
欠点の少なくとも1つを有する:市販のPVOHフィル
ムは、迅速な冷水溶解性のために低分子量PVOHを使
用する。引張強度、伸び及び引裂抵抗が不良であるので
、低分子量によって重合体は1〜10ポンドの量の粉末
性材料を包装するのには望ましくなくなる。
【0007】水は、0℃より下ではその可塑化効果を失
い、低温においてPVOHフィルム包装物をぜい化させ
るので、3〜10%の水が共同可塑剤として使用される
場合には、低温衝撃強度が不良になる。このことは、冷
たい気候におけるPVOHフィルムの使用を制限する。
【0008】この吸湿性重合体の物理的特性、例えば引
張強度及び伸びは、大気中の湿度に依存する。したがっ
て、それは高湿度においては伸びかつブロッキングし、
一方低湿度においてはそれは堅い伸びの低いフィルムで
ある。このことは、フィルムの経時安定性を低下させ、
乾燥環境中その最終使用を制限する可能性がある。
【0009】米国特許第4,464,438号は、3つ
の必須の成分、即ち、PVOH、コポリ(エチレン−ビ
ニルアルコール)及び重合体処理助剤、例えばポリアミ
ド又はポリウレタンよりなり、すぐれたグリース障壁特
性を有する組成物を開示している。
【0010】米国特許第4,611,019号は、酸素
障壁特性の改善のため選択された、メルト押出成型可能
なPVOHを可塑化するポリアミド又はポリエステルの
ブレンドを開示している。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、熱可塑性ポ
リウレタン(PUR)を含有するPVOH組成物を提供
し、この組成物は、容易にメルト押出成型可能であり、
改善された衝撃抵抗、低温柔軟性及び低下した水吸収性
を示す押出物品を提供する。常用の熱可塑性処理のため
に有用な本質的にゲルを含まない熱可塑性ペレットの形
態の、上記押出成型可能なPVOH/PUR組成物の製
法も提供される。
【0012】
【課題を解決するための手段】この押出成型可能なPV
OH/PUR組成物は、本質的に (a)  PVOH 5〜95重量%、(b)  熱可
塑性PUR 5〜95重量%、及び(c)  ポリビニ
ルアルコールを基にして、1〜30重量%の可塑剤より
なる。
【0013】押出成型可能なPVOH/PUR組成物は
、少なくとも一部分結晶性であるPVOHに、PVOH
を溶融すると共にPVOHメルト中結晶度を実質的に消
去するのに充分なエネルギーを与え、一方同時にPVO
Hメルトの分解を避けるのに充分な速度でPVOHメル
トからエネルギーを除去することによって得られる。 次にメルトを押出成型して、好ましくはストランドとし
、急冷し、切断してペレットとし、熱可塑性PURと混
合し、続いて所望の製品又は物品に熱加工のためメルト
押出成型する。
【0014】熱可塑性PURが始めに少なくとも一部分
結晶性であるPVOHとブレンドされる場合には、この
PVOH/PURブレンドのメルト押出成型可能な組成
物は、PVOH/PURブレンドに、PVOH及びPU
Rを溶融すると共にメルト中PVOHの結晶度を実質的
に消去するのに充分なエネルギーを与え、一方同時にP
VOHの分解を避けるのに充分な速度でPVOH/PU
Rメルトからエネルギーを除去することによって得られ
る。次にメルトを直接処理して所望の製品又は物品とす
るか、又は押出成型してストランドとし、急冷し、続い
て熱処理するため切断してペレットとする。
【0015】この方法は、未処理のPVOHのものより
少なくとも5℃低い最高メルト温度を有する、透明なゲ
ルを含まない熱安定性のPVOH/PUR組成物(差動
走査熱量計によって求めて)を生じる。この方法におい
て用いられるエネルギー入力は、少なくとも約0.27
KW時/kg、望ましくは0.6KW時/kg未満、好
ましくは0.3〜0.45KW時/kgである(KW時
/kg=キロワット時間/PVOHキログラム)。成形
操作からメルト配合物を分離することにより、続いてフ
ィルム、シート、物品、特にびん等に形状化することが
できる押出成型可能なPVOH/PURペレントを得る
ことができる。これらのものは、重合体の分解又はゲル
をあまり示さず、改善された衝撃抵抗、低温柔軟性及び
低下した水吸収性を示す。
【0016】対照的に、従来の技術は、PVOHを溶融
するのに充分なエネルギーを加え、PVOHの分解を招
く過剰のエネルギーを避けたのみであった。本発明は、
PVOH及びPUR(存在する場合には)を溶融するの
に必要なエネルギーを加え、そしてPVOH結晶度の領
域を変形する追加のエネルギーを加え、一方同時にこの
変形エネルギー(shearing energy)を
除去してメルト温度が分解温度を超えるのを防止する。 即ち、変形を遂行するために加えられる追加のエネルギ
ーは、本質的に樹脂メルトを通って結晶度を消去し、そ
して同時に、例えば押出機の冷却ジャケットを介して、
メルトを冷却することによって除去される。
【0017】押出機は、所要の変形エネルギーを提供す
るように強力混合部材を必要とする。押出機の特定の帯
域において発生される変形エネルギーは、冷却によって
除去することができるエネルギーより大きくてはならな
い。そうでない場合には分解が生じる。
【0018】得られるPVOH/PURペレットは熱安
定性であり、常用の熱可塑性処理装置、例えば一軸押出
機中の続いての熱処理に耐えることができる。装置は、
ペレットを溶融し(PVOHの結晶度は大きく減少して
いる)、そして所望の成形操作に充分な圧力を発生しな
ければならないのみであるので、ペレットを熱可塑性処
理(押出成型)して分解することなしに本質的にゲルを
含まない物品とすることができる。これらの操作は、例
として、押出成型、射出成型、熱成形、射出ブロー成型
及びチューブラフィルムブロー成型を包含し、すべて当
該技術において周知である。
【0019】このPVOH/PUR組成物は、水溶性高
障壁容器、例えばびんを得るのに特に適している。これ
らのびんは、射出成型、射出ブロー成型又は連続ブロー
成型、即ち当該技術において周知の成型処理によって得
ることができる。一般に常用のブロー成型装置をびんを
得るために使用することができるが、層流フロー区域を
持つ装置、例えば熱に敏感な材料の場合に使用されるも
のが好ましい。
【0020】その外、このPVOH/PUR組成物は、
多層フィルム中他の重合体層と組み合わされた層として
使用することができる。例えば、PVOH/PURブレ
ンドは、ポリエチレン等のポリオレフィンの1つ又はそ
れ以上の層と共に押出成型することができる。これらの
多層構造は、包装適用に適している。上記多層構造、特
にフィルムの製造は当該技術において周知である。
【0021】押出成型可能なPVOH/PUR組成物及
び熱可塑性ペレットの製造の際使用するのに適している
PVOHは、75〜99+モル%加水分解され、好まし
くは85〜98+モル%加水分解されており、そして2
00〜2500の範囲の重合度(DPn)、即ち4%水
溶液として20℃において2〜55cpsの溶液粘度を
有するPVOHを含む。米国特許第3,689,469
号に開示されている、ビニルアルコール94〜98モル
%及びメタクリル酸メチル2〜6重量%よりなるビニル
アルコールとメタクリル酸メチルとの共重合体は、同じ
モル%のアセタート単位を含有するビニルアルコール及
び酢酸ビニル共重合体と適当な均等物と考えられる。こ
のPVOHは、共重合された単量体3〜4モル%までを
含有していてもよい。
【0022】PVOH/PUR組成物のPVOH成分は
、好ましくは50〜95重量%、最も望ましくは75〜
95重量%を構成する。
【0023】本発明中使用するのに適している熱可塑性
PURは、ポリイソシアナート(芳香族又は脂肪族)の
ポリエステル、ポリエーテル又はポリカプロラクトンポ
リオールとの反応を基にしている。連鎖エクステンダー
、例えばジオール及びジアミンをPURの製造の際使用
することも可能である。上記熱可塑性PURは、それぞ
れEstane 及びPellethaneの商標でB
.F. Goodrich及びDow Chemica
lから入手できる。約5〜50重量%、最も望ましくは
5〜25重量%の熱可塑性PURを使用することが好適
である。
【0024】可塑剤は、PVOHのフロー特性を改善す
るために使用される。可塑剤は、PVOHと相容性であ
るべきであり、多価アルコール、最も好ましくはグリセ
ロール、ポリエチレングリコール又はPVOHと相容性
を有していることが当該技術において知られている他の
親水性化合物であってよい。本発明において有用な他の
親水性可塑剤は、エチレングリコール、ジエチレングリ
コール、トリメチロールプロパン、マンニトール、ペン
タエリスリトール又は他の多価低分子量アルコール、酸
化エチレンと酸化プロピレンとのブロック共重合体、非
ヒドロキシル性可塑剤、例えば芳香族アミド及び芳香族
スルホンアミド、並びに当該技術者に知られているその
他のものを包含する。好ましい可塑剤は、多数のヒドロ
キシル官能性を有するもの、即ちポリオールである。組
成物に添加される可塑剤又は可塑剤のブレンドの量は、
PVOHを基にして、1〜30重量%、好ましくは3〜
20重量%、そして最も好ましくは5〜15重量%であ
る。
【0025】PVOHの熱安定性は、押出成型の前にP
VOH及び可塑剤をブレンドすることができる強力混合
機に、少量の鉱酸、好ましくは燐酸を添加することによ
って更に改善することができる。
【0026】PVOHは、残留灰分(Na2Oとして測
定された酢酸ナトリウム)が低いか、又は中和用鉱酸で
処理されるべきである。
【0027】加水分解触媒の中和から残留する酢酸ナト
リウムを中和するために使用される鉱酸は、適当には燐
酸、硫酸、塩酸、亜硫酸又はpH中性もしくはわずかに
酸性の塩を生じる任意の他の強酸であってよい。
【0028】好ましい燐酸は、残留する酢酸ナトリウム
(これは、PVOHの分解のための触媒として作用する
)を酢酸及び燐酸モノ水素ジナトリウムに変換し、この
ようにして熱分解を有意に低下させる。しかし、燐酸は
、酢酸ナトリウムに対して特定の比で添加されるべきで
あり、さもないと燐酸自身が分解に有意に寄与する可能
性がある。酢酸ナトリウムと添加される燐酸のモル数の
比は2:1である。低灰分PVOHは、メタノールで洗
浄することによって本質的に酢酸ナトリウムを含まない
が、大部分の場合中和用酸の添加を必要としない。更に
、生成した酢酸は、酸誘導分解及び蒸発する酢酸のため
の押出機出口における発泡を避けるために、押出成型操
作の間脱揮発成分されなければならない。
【0029】場合によっては、しかし有利には、混合操
作の間に分散剤、例えばグリセロールモノ−オレアート
(GMO)が添加される。分散剤は、拡散の速度を大き
く増大させ、それによって可塑剤、PVOH、場合によ
ってはPUR及び燐酸の均一なブレンドを得るのに必要
なブレンドする時間を短縮し、後に不適切な可塑剤又は
燐酸の含量のためにゲルの形成を招く可能性がある、混
合操作の間の塊の形成を防止し、そして絶えず自由流動
性の粉末を用意して、常用の供給装置を使用する押出機
の供給を大いに容易にする。分散剤は更に、内部潤滑剤
として作用して、押出機の壁又は流れない領域における
重合体樹脂の有意な蓄積を防止する。このことは、PV
OHの劣化及びゲルの形成に至る、PVOHが滞留時間
の延長を経験する可能性を有意に減少させる。
【0030】使用するのに適している分散剤は、グリセ
ロール及びC6〜C18脂肪酸のモノ−又はジエステル
である。C6〜C18脂肪酸及び低分子量のポリヒドロ
性(polyhydric)化合物のエステル化から生
じる脂肪エステルが機能均等物として考えられている。 脂肪エステルは表面活性剤として作用する。明らかに、
他の分散剤も使用することができる。
【0031】強力混合の間に添加されるグリセロールモ
ノ−オレアート又は他の分散剤の好ましい範囲は、0.
05重量%〜1.0重量%、更に好ましくは0.1〜0
.5重量%である。
【0032】その外、種々の添加剤、例えば充填剤、顔
料、安定化剤、他の熱可塑性樹脂等を、本発明のPVO
H/PUR組成物にその範囲から離れることなしに添加
することができると理解される。
【0033】1989年9月1日にファイルされた米国
特許出願SerialNo. 07/402,167は
押出成型可能なPVOH組成物の製法を教示するもので
あるが、参照例として提示する。
【0034】本発明によるメルト押出成型可能なPVO
H/PUR組成物の製法の以下の説明においては、熱可
塑性PURとメルトブレンドするためにメルト押出成型
可能なPVOHを製造する際のPVOHについての記述
はいずれも、メルト押出成型可能なPVOH/PURブ
レンドの直接製造にもあてはまると理解される。
【0035】PVOH/PUR組成物は、可塑剤を含有
するPVOH組成物を強力押出機中で熱可塑性PURと
メルトブレンドすることによるか、又は最初に適当な強
力押出機中で可塑化されたPVOHブレンドを製造し、
次に好ましくは一軸混合機中で、PURとメルトブレン
ドしてPVOH/PUR組成物のペレットをつくること
によって製造され、次にこのペレットは、適当な押出機
によって所望の押出物品に変換することができる。
【0036】PVOH、可塑剤及び場合によってはPU
Rのメルト配合において使用される押出機は、PVOH
に少なくとも0.27KW 時/kg、好ましくは0.
35〜0.45KW 時/kgのエネルギー入力を提供
しなければならない。環境温度から成形温度までPUR
をメルト処理するのに要するエネルギーは、典型的には
0.2KW 時/kgである。この量は、PVOH k
gあたりのエネルギー要求よりはるかに小さいので、P
VOHについて処理条件の最小の変更が必要である。P
VOH(及びPUR)を溶融するためのエネルギー入力
は、熱又は機械エネルギーであってよいが、最も適当な
押出機を用いると、変形エネルギーとしてすべて機械エ
ネルギーとなる。
【0037】エネルギー入力の実用上限は約0.6KW
 時/kgとなる。その理由は、PVOH(及び存在す
る場合にはPUR)を溶融するため、かつPVOHの結
晶度をなしにするために必要なエネルギーを超えるエネ
ルギーがあれば、「廃エネルギー」として除去されなけ
ればならないからである。PVOHを通過し、そして除
去しなければならないエネルギーが大きければ大きい程
、この過程は非能率になる。PVOHを溶融(及び加熱
)するのに約0.1〜0.15KW 時/kgを要し、
メルト中結晶性の領域を変形するのに約0.2〜0.3
KW時/kgが必要である。
【0038】更に、押出機は、PVOH樹脂の加熱、溶
融及び変形の際に必要とされない過剰のエネルギー入力
を除去することができなければならない。過剰のエネル
ギーは、押出機胴部、押出機スクリューを通して、又は
脱揮発成分工程の間に可塑剤の蒸発を通して除去される
。適当な市販の押出機は、二軸押出機及び練和機−押出
機、例えばBuss練和機等である。
【0039】メルト配合用押出機は、高いスクリュー速
度で運転され、必要なエネルギー入力を発生させるため
にスクリューの設計中いくつかの強力練和部材を持つ。 その上、押出機からの熱の正味の移動があるように、軸
の胴部は、重合体のメルト温度より低い温度において運
転される。その結果、結晶性の領域を変形することによ
ってゲル又は重合体の結晶性部分をなしにするのに充分
な高い程度の機械エネルギーが重合体中に入力される。 押出機中滞留時間が短かく熱履歴を減少させると、押出
機出口において本質的にゲルを含まず、かつ透明な溶融
PVOHのストランドが生じる。即ち、押出機中の時間
が短かければ短かい程、生成物は透明かつ色がなくなる
。ストランドを急冷すると、熱履歴が更に減少し、得ら
れる重合体ペレットの色が改善される。
【0040】好ましい市販の装置は、Werner a
nd Pfleiderer二軸押出機であり、これは
共に回転する完全相互かみ合い押出機である。スクリュ
ーは、種々のスクリュー部材をキーとなる軸に置くこと
ができ、特定の適用のために望まれる程度の混合を達成
するように区切りして設計されている。スクリュー部材
は、スクリューの縦に沿って変えることができるが、完
全に相互かみ合いする面を得るようにマッチされていな
ければならない。一般的には、2つの異なった型の部材
、スクリュー輸送部材及び練和又は混合用ディスクであ
る。スクリュー部材は、前進か又は逆進のピッチを有す
ることができ、一方練和ディスクは、前進又は逆進ピッ
チの外に中立ピッチを有することができる。練和ディス
クは、相殺されて全輸送ピッチを得る互い違いに配列さ
れた楕円形のディスクよりなる。ディスクは、部材ごと
に幅を変えることができるが、典型的には1つの部材の
中では均一の幅を持つ。練和ブロック中でピッチが変る
外に、異なったスクリュー部材は異なった輸送ピッチを
持つことができる。 当該技術熟練者であれば、最適の変形履歴及び輸送効率
を達成して所望の最終製品を得るのに適当なスクリュー
を組み立てることができる。
【0041】予期し得るように、部材はすべて種々のレ
ベルの変形履歴及び輸送能力を付与する。それらは、次
の部材及びそれらの相対的変形強度のリストに要約する
ことができる。
【0042】最大変形−最小前進輸送効率逆進ピッチス
クリュー部材 逆進ピッチ練和ブロック 中立練和ブロック 前進ピッチ練和ブロック 前進ピッチスクリュー部材 最小変形−最大前進輸送効率
【0043】その外、練和ディスクが広ければ広い程、
メルトに大きい変形が付与される。又ピッチがせまけれ
ばせまい程、大きい変形が付与される。これらの因子は
すべて当該技術熟練者によって組み合わされて、生成物
の熱劣化なしに最大の変形入力を達成することができる
【0044】押出成型可能なPVOH/PUR組成物の
好ましい製法における第1工程は、分散剤とブレンドさ
れたPVOHを調製して、メルト配合用押出機中に供給
される顆粒状の自由流動性混合物を得ることである。こ
のブレンドは、冷却ジャケットを備えた可変速度強力混
合機を使用して調製される。PVOHを混合機に仕込み
、温度を約55℃に上昇させて後、混合容器にグリセロ
ールモノ−オレアートを添加する。次に70℃に達した
ら、スプレーノズルを通して加圧下混合機中に液体可塑
剤(グリセロール)を注入する。ノズルは、可塑剤を霧
化する働きをし、PVOHの塊化をなしにする。可塑剤
の添加の間、冷却ジャケット温度及び混合機速度を、ミ
ックスの温度を105℃未満、好ましくは95℃の近く
に保つように調節する。有利には、所要量の鉱酸、好ま
しくは燐酸を液体ブレンド中可塑剤と混合する。
【0045】他の固体又は液体添加剤、顔料、充填剤又
は安定化剤は、可塑剤の添加が完了すれば添加すること
ができる。自由流動性の均質な生成物が得られるまで混
合作用を継続する。これは一般に4〜10分であるが、
グリセロールの添加速度及びPVOH重合体のTgによ
って変えることができる。自由流動性ミックスが得られ
て後、冷却用ブレンダー中に放出され、温度を30℃に
低下させる。生成物はいつでも押出配合することができ
る。
【0046】前混合工程を実施するのではなく、第1直
径(the first diameters)を使用
する供給位置から3直径の距離において流れに沿って押
出機中に可塑剤(グリセロール)、鉱酸(H3PO4)
及び分散剤(グリセロールモノ−オレアート)を直接注
入してPVOHを加熱する方が望ましい。即ち、添加剤
をPVOH中にブレンドし、これを次に迅速に溶融;変
形及び押出成型し、前混合機中高熱に対して曝露が長く
なることを避ける。
【0047】好ましい押出機は、重合体全体に均一に分
布される高いレベルの機械エネルギーの入力を達成する
ことができる。スクリュー押出機の機械エネルギー入力
は、比エネルギーを測定することによって定量化するこ
とができる。スクリュー押出機の比エネルギー入力は、
スクリューの機械駆動の電気エネルギー、キロワット(
KW)対重合体の押出速度(kg/時)の比から計算さ
れる。均質なPVOHメルトの製造のため好ましい比、
即ち機械エネルギー入力は、約0.30KW 時/kg
より大きい。押出機は又、冷却能力、最も好ましくは熱
移動油又は水用の胴体部分中のジャケッティングを持た
なければならない。異なった押出機帯域中得られるPV
OHの好ましい温度プロフィルは、PVOHの等級によ
って150〜230℃、最も好ましくは170〜220
℃である。これより低い温度は、押出機出口からのスト
ランド中未溶融粒子の出現を来たし、一方この範囲より
高い温度は、ストランド中ゲルの数を増加させ、胴部の
壁における重合体の劣化を促進する。
【0048】最後に、押出機は、残留水分及び他の反応
副生物を除去して押出機出口における生成物の発泡を防
止することができなければならない。押出機の脱揮発成
分帯域において加えられる真空のレベルは、供給重合体
及び可塑剤中水分及び発生した酢酸のレベルによって7
60〜10トールの範囲であることができる。
【0049】可塑剤及び添加剤を含有するプレ−ブレン
ドされたPVOH樹脂は、スクリュー押出機の供給スロ
ート中に容積測定か又は重量測定によって供給される。 供給領域は、冷却して供給スロート中重合体の時期尚早
の溶融を防止する。生成物は、押出機の作業帯域中に輸
送され、そこにおいてメルトが生じ、混合用ピン、練和
用ブロック、又はフライト妨害を使用することによって
変形される。メルト又はフラックスが得られたならば、
材料を押出機の脱揮発成分区画下に輸送される。
【0050】スクリューの残りの区画を使用して変形に
よる生成物の均質化を完了して、ゲル又は残留結晶性材
料を除去する。この材料は、スクリュー押出機の輸送区
画か、又は単もしくは多孔ダイス型を通して容積式ギヤ
ポンプによって加圧される。出てくるストランドは、な
るべく迅速に冷却して重合体の劣化を防止する。ストラ
ンドは、冷却したクロムメッキ又はステンレススチール
回転ロール上に送り、移動する冷却されたベルト上に向
け、又は液体窒素の浴を通して送ることができる。スト
ランドが冷却されたならば、常用のプラスチックペレッ
ト製造器中で切断して熱可塑性PURとのメルト押出混
合に適しているペレットとする。
【0051】このPVOHペレットは、常用の乾式ブレ
ンディング法、例えばドラムタンブリング又はリボンブ
レンダーによってPURとブレンドする。
【0052】本発明によるPVOH/PUR製品は、本
質的にゲルを含まず、即ち20ゲル/24平方インチ未
満、好ましくは<15ゲル/24平方インチ、そして最
も望ましくは<10ゲル/平方インチである。これは次
の試験法によって求めた:24L/Dの一軸スクリュー
押出機及び8インチのコートハンガーキャストフィルム
ダイを使用してPVOH/PURペレットのある試料か
ら厚さ2ミルの単層フィルムを得る。フィルムの中心部
分内に4インチ×6インチの面積を区別し、LeMon
t Scientific OASYSを使用する光画
像分析によってゲル含量を評価する。単一フィルムの厚
さを後方照明し、2.2×の作業倍率において画像を得
る。5つの無作為の領域、33×44mmを各シートに
ついて、72.6cm2の全分析面積を評価する。個々
のフレームは、256のグレーレベルを用いて512×
480ピクセル配列にデジタル化される。画像のコント
ラストが増強され、ゲルがスレショルディングによって
描かれる。ゲルは次に計数、測定され、そして標準ソフ
トウエアを使用して統計解析が行なわれる。最終の数値
はゲル/24平方インチとして得られる。
【0053】処理されたPVOH/PURは又、少なく
とも約5℃、特に98〜99+モル%加水分解されてい
るPVOHの場合には、好ましくは約10℃、そして特
に87〜89モル%加水分解されているPVOHの場合
には、少なくとも約15℃だけ低下している、DSCに
よって求められた最高メルト温度を有する。
【0054】次の実施例における本発明によるPVOH
/PUR製品は、46mm往復回転Buss練和機中で
可塑剤及び燐酸を含有するPVOH組成物をPURとメ
ルトブレンドするか、又はまず適当な押出機中で可塑剤
及び燐酸を含有するメルト押出成型可能なPVOHブレ
ンドのペレットを製造し、次に一軸押出機中PURとメ
ルトブレンドすることによって製造された。PVOH/
PUR組成物のペレットを次に、20ミルのギャップを
持つ5.08cmの平スリットを有するコートハンガー
平ダイを備えた一軸押出機によって単層フィルムに変換
した。 胴部に沿って温度は175から215℃まで変った。押
出成型されたフィルムは、透明かつほとんどゲルを含ま
なかった。これらのフィルムを次に、種々の物理的及び
機械的特性について試験した。
【0055】引張特性:ASTM試験法D882〜83
に従うか又は同様にしてフィルムの引張を測定した。フ
ィルムは、50%相対湿度(RH)及び75°F(24
℃)において24時間調整するか、又は110°F(4
3℃)及び30%RHにおいてオーブン中に置いて後引
張測定した。
【0056】水分吸収:フィルムを厚さ5〜10ミルの
範囲のフィルムにプレスした。次にこのフィルムを2×
3インチの長方形に切り、100%において24時間真
空オーブン中に入れて残留水分を除去した。初期重量を
記録し、次に試料を種々の湿度のチャンバーに入れ、重
量増加をモニターした。
【0057】次の実施例中部数はすべて重量部である。 〔実施例1〕強力Henschel 150L混合機に
約0.45%の灰分をもつ87〜89モル%加水分解さ
れている、PVOH(Airvol 205;DPn=
550)88.4部を導入し、混合機を900rpmに
おいて始動させた。材料の温度が65℃に達した時、混
合機に処理助剤として液体グリセロールモノ−オレアー
ト(GMO;40℃)1部を添加した。GMOの添加が
完了(約1分)後グリセロール10部及び85%燐酸0
.68部よりなる液体混合物を添加し、一方同時に混合
機の速度を450rpmに下げた。混合機のジャケット
に冷却水を導入し、生成物の温度を絶えず100℃未満
に保つようにコントロールした。グリセロールの添加が
完了して後、自由流動性のブレンドが形成されるまでこ
のPVOHブレンドを5分間混合した。次にブレンドを
低力冷却用混合機中に放出し、生成物の温度を40℃ま
で低下させた。
【0058】このPVOH及びEstane 5827
7 PURを2つの容量測定式供給機中に負荷し、46
mm往復回転Buss練和機抽出機中に供給した。この
押出機の長さは11L/Dであり、0 L/Dに位置す
る供給口を有し、残留水及び有機物の脱揮発成分のため
4 L/Dの位置に胴部中開口が備えられていた。押出
機は、2つの区画において熱油加熱(冷却)式であり、
加熱(冷却)はスクリュー軸を通しても可能であった。 押出機の排出口は、容積式ギヤポンプを備え、スクリュ
ー軸の往復作用により発生するメルトの流れの脉動を最
小にした。押出機に対する処理セッティングは次のとお
りであった。
【0059】
【表1】
【0060】ストランドが押出機から取り出され、水冷
式冷ロールを用いて冷却された。ストランドが充分冷却
されたならば、ペレット製造機上でダイス化して1/8
インチ(3.2mm)のペレットとした。ストランド及
びペレットは平滑であり、透明ないしわずかに曇ってい
た。 10.1kgの重りによる190℃における得られたペ
レットのメルトフローは13.4g/10分であった。
【0061】〔実施例2〕この実施例は、単に2つの成
分の供給比を変えることによって種々の特性を持つPV
OH/PURブレンドを得ることができることを実証す
る。強力Henschel400L混合機中に約0.4
5%の灰分を持つAirvol 205 PVOH 9
0部を導入し、混合機を900rpmにおいて始動させ
た。材料の温度が65℃に達した時、液体GMO(40
℃)0.5部を添加した。GMOの添加が完了(約1分
)した時、このPVOH混合物にグリセロール9.5部
及び85%燐酸0.7部よりなる液体混合物を添加し、
一方同時に混合機の速度を450rpmに下げた。混合
機のジャケットに冷却水を導入し、生成物の温度を絶え
ず100℃未満に保つようにコントロールした。グリセ
ロールの添加が完了して後、自由流動性のブレンドが形
成されるまで得られたPVOHブレンドを5分間混合し
た。次にブレンドを1200LのLittleford
低力冷却用混合機中に放出し、生成物の温度を40℃に
下げた。
【0062】このPVOHブレンド組成物及びEsta
ne 58277PURを2つの容量測定式供給機中に
負荷し、46mm往復回転Buss練和機抽出機中に供
給した。同じ処理装置を使用して2つの成分の供給比を
変えて種々の特性を持つ生成物を得た。
【0063】押出機は、スクリュー胴部中追加の開口の
カバーを外して溶融PVOHブレンドへのPURの流れ
に沿った添加ができるようにした点を除き、実施例1に
記載した押出機と本質的に同一であった。その外、最終
生成物の粘度をコントロールするために追加のグリセロ
ールを直接注入する準備をした。PVOHは、0 L/
Dに位置している供給口中にはかって入れ、PURは、
4 L/Dの開口中に供給した。7 L/Dの位置にお
いて真空揮化を行なった。押出機に対する処理セッティ
ングは次のとおりであった。
【0064】
【表2】
【0065】ストランドを押出機から取り出し、水冷式
冷ロールと接触させることによって冷却した。ストラン
ドが充分冷却されたならば、ペレット製造機上でダイス
化して1/8インチ(3.2mm)のペレットとした。 ストランド及びペレットは平滑で、二酸化チタンを含有
するストランドは白色であった。
【0066】〔実施例3〕 この実施例は、熱可塑性PURとメルトブレンドされて
いる、Vinex(商標)PVOHとして次の実施例中
示されているメルト押出成型可能なPVOHペレットの
製造を示す。
【0067】強力Littleford 180L混合
機中に、約0.45%の灰分を持つAirvol 20
5 PVOH 90部を導入し、混合機を900rpm
において始動させた。材料の温度が65℃に達した時、
この混合物にグリセロール9.0部及び85%燐酸0.
62部よりなる液体混合物を添加し、一方同時に混合機
の速度を450rpmに下げた。混合機のジャケットに
冷却水を加え、生成物の温度を絶えず100℃未満に保
つようにコントロールした。 グリセロールの添加が完了して後、自由流動性のブレン
ドが形成されるまでPVOHブレンドを5分間混合した
。次にブレンドをLittleford 400L冷却
用混合機中に放出し、生成物の温度を40℃に低下させ
た。得られた混合物は自由流動性であり、塊又は劣化し
た材料を含まなかった。
【0068】このブレンドされたPVOH組成物を容積
測定式供給機中に負荷し、46mm往復回転Buss押
出機中に供給した。スクリューは、生成物の劣化なしに
高度の機械エネルギー入力を得るように設計された。こ
の押出機は脱揮発成分押出機であり、254トール(1
0インチHg)の真空が7直径に位置している排気口に
加えられて、重合体中の残留水分及び酢酸ナトリウムの
燐酸モノ水素ジナトリウムへの変換から生成した酢酸を
除去した。押出機の作業帯域中重合体のメルト温度は、
差動走査熱量計(DSC)によって示される重合体の溶
融曲線の上端に保たれた。メルト温度は、183℃、1
97℃及び199℃と測定された。典型的な操作条件を
下の表3に列記する。
【0069】生成物は押出機より取り出され、生成物の
劣化及び重合体の結晶化(これは引続く熱成形操作の間
にゲルの生成に至る)を防止するため直ちにそのガラス
転移温度より下まで冷却された。ストランドを常法で切
断してペレットとし、収集した。
【0070】
【表3】
【0071】得られたペレットはゲルを含まず、平滑か
つ麦わら色を有していた。これらのペレットからの押出
成型キャストフィルムは透明でかつゲルを含まなかった
(<10ゲル/24平方インチ)。
【0072】〔実施例4〕 実施例3のとおり製造されたVinex(商標)202
5 PVOH樹脂及びPellethane 2355
−85ABR PURの種々の割合を評価した。PVO
H樹脂は、Airvol 205 PVOH 90%、
グリセロール10%及びGMO 0.1%よりなってい
た。このPVOH樹脂のペレット及びPelletha
ne PURのペレットを手で乾式ブレンドし、次に1
インチ(25.4mm)のKillion一軸押出機に
添加し、ペレットにした。これらのペレットを射出成型
して引張試験片及び熱変形試験片とした。ASTM D
−256に従うか又は同様にしてこの熱変形試験片につ
いて切欠きアイゾッド試験を行なった。110°F(4
3℃)/30%RHにおける衝撃強度の結果を表4に示
す。
【0073】
【表4】
【0074】このデータは、PVOH組成物への熱可塑
性PURの配合によって衝撃強度が有意に改善されるこ
とを示す。容器、例えばびんは、このPVOH/PUR
ブレンドに望ましい適用である。
【0075】〔実施例5〕 種々の量のVinex 2025PVOHを含有するP
VOH/PUR組成物をブレンドし、1インチ(25.
5mm)のKillion一軸押出機(24L/D)中
押出成型してストランドとした。種々の実験からのスト
ランドを次に、3/4インチ(19mm)のKilli
on一軸押出機(24L/D)及び8インチ(203m
m)のコートハンガーダイを使用して押出注型してフィ
ルムとした。種々の実験についてフィルムの厚さは平均
2.2ミルであった。次にこれらのフィルムを、水分吸
収、高温/低湿度伸び及び引張強度について試験した。 これらの試験の結果を表5に要約する。
【0076】
【表5】
【0077】表5中のデータは、押出成型可能なPVO
HとPURをブレンドすることにより、水分吸収性が低
下したのみならず、低温引張特性も改善されたことを示
す。即ち、押出成型可能なPVOH/PUR組成物は、
低温において有用なフィルムを与える。
【0078】
【発明の効果】本発明は、包装及び成型適用に有用であ
る押出成型可能なポリビニルアルコール/ポリウレタン
組成物を提供する。

Claims (41)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  本質的に (a)  ポリビニルアルコールを溶融すると共に、メ
    ルト中結晶度を実質的に消去するのに充分なエネルギー
    を添加し、同時にポリビニルアルコールの分解を避ける
    のに充分な速度でメルトからエネルギーを除去すること
    によってメルト押出成型可能になっている、メルト押出
    成型可能なポリビニルアルコール5〜95重量%、(b
    )  熱可塑性ポリウレタン5〜95重量%及び(c)
      ポリビニルアルコールを基にして、1〜30重量%
    の可塑剤 よりなるメルト押出成型可能な組成物。
  2. 【請求項2】  少なくとも0.27KW時/kgのエ
    ネルギーが加えられる請求項1の組成物。
  3. 【請求項3】  約0.3〜0.6KW時/kgのエネ
    ルギーが加えられる請求項1の組成物。
  4. 【請求項4】  約0.35〜0.45KW時/kgの
    エネルギーが加えられる請求項1の組成物。
  5. 【請求項5】  ポリビニルアルコールが85〜99+
    モル%が加水分解されている請求項1の組成物。
  6. 【請求項6】  可塑剤がグリセロールである請求項1
    の組成物。
  7. 【請求項7】  ポリビニルアルコールが分散剤と混合
    されている請求項1の組成物。
  8. 【請求項8】  分散剤がグリセロールモノ−オレアー
    トである請求項7の組成物。
  9. 【請求項9】  ポリウレタンがポリイソシアナートの
    ポリエステル、ポリエーテル又はポリカプロラクトンポ
    リオールとの反応生成物である請求項1の組成物。
  10. 【請求項10】  本質的に(a)  ポリビニルアル
    コールに約0.3〜0.6KW時/kgのエネルギーを
    加えてそれを溶融すると共に、メルト中結晶度を実質的
    に消去し、同時にポリビニルアルコールの分解を避ける
    のに充分な速度でメルトからエネルギーを除去すること
    によってメルト押出成型可能になっている、メルト押出
    成型可能な75〜99+モル%加水分解されているポリ
    ビニルアルコール50〜95重量%、(b)  熱可塑
    性ポリウレタン5〜50重量%及び(c)  ポリビニ
    ルアルコールを基にして、3〜20重量%の可塑剤より
    なるメルト押出成型可能な組成物。
  11. 【請求項11】  約0.35〜0.45KW時/kg
    が加えられる請求項10の組成物。
  12. 【請求項12】  ポリビニルアルコールが85〜98
    +モル%加水分解されている請求項10の組成物。
  13. 【請求項13】  可塑剤がグリセロールである請求項
    10の組成物。
  14. 【請求項14】  ポリビニルアルコールが分散剤と混
    合されている請求項10の組成物。
  15. 【請求項15】  分散剤がグリセロールモノ−オレア
    ートである請求項14の組成物。
  16. 【請求項16】  ポリウレタンがポリイソシアナート
    のポリエステル、ポリエーテル又はポリカプロラクトン
    ポリオールとの反応生成物である請求項10の組成物。
  17. 【請求項17】  本質的に(a)  ポリビニルアル
    コールに約0.35〜0.45KW時/kgを加えてそ
    れを溶融すると共にメルト中の結晶度を実質的に消去し
    、同時にポリビニルアルコールの分解を避けるのに充分
    な速度でメルトからエネルギーを除去することによって
    メルト押出成型可能になっている、メルト押出成型可能
    な85〜98+モル%加水分解されているポリビニルア
    ルコール75〜95重量%、(b)  熱可塑性ポリウ
    レタン5〜25重量%及び(c)  ポリビニルアルコ
    ールを基にして、5〜15重量%の可塑剤よりなるメル
    ト押出成型可能な組成物。
  18. 【請求項18】  可塑剤がグリセロールである請求項
    17の組成物。
  19. 【請求項19】  ポリビニルアルコールが分散剤と混
    合されている請求項18の組成物。
  20. 【請求項20】  分散剤がグリセロールモノ−オレア
    ートである請求項19の組成物。
  21. 【請求項21】  ポリウレタンがポリイソシアナート
    のポリエステル、ポリエーテル又はポリカプロラクトン
    ポリオールとの反応生成物である請求項20の組成物。
  22. 【請求項22】  (a)  可塑剤と少なくとも一部
    分結晶性であるポリビニルアルコールとのブレンドに、
    ポリビニルアルコールを溶融すると共にメルト中ポリビ
    ニルアルコールの結晶度を実質的に消去するのに充分な
    エネルギーを加え、(b)  同時にポリビニルアルコ
    ールの分解を避けるのに充分な速度でメルトからエネル
    ギーを除去し、(c)  このポリビニルアルコール/
    可塑剤ブレンドに熱可塑性ポリウレタンを添加し、そし
    て(d)  この混合物を押出成型して物品を形成させ
    ることを特徴とする押出成型物品の製法。
  23. 【請求項23】  工程(a)の前にポリビニルアルコ
    ール/可塑剤ブレンドにポリウレタンが添加される請求
    項22の方法。
  24. 【請求項24】  少なくとも0.27KW時/kgの
    比エネルギーがポリビニルアルコール/可塑剤ブレンド
    に加えられる請求項22の方法。
  25. 【請求項25】  約0.3〜0.6KW時/kgの比
    エネルギーがポリビニルアルコール/可塑剤ブレンドに
    加えられる請求項22の方法。
  26. 【請求項26】  約0.35〜0.45KW時/kg
    の比エネルギーがポリビニルアルコール/可塑剤ブレン
    ドに加えられる請求項22の方法。
  27. 【請求項27】  ポリビニルアルコールが85〜99
    +モル%加水分解されている請求項22の方法。
  28. 【請求項28】  可塑剤がグリセロールである請求項
    27の方法。
  29. 【請求項29】  ポリビニルアルコールが分散剤と混
    合されている請求項22の方法。
  30. 【請求項30】  分散剤がグリセロールモノ−オレア
    ートである請求項29の方法。
  31. 【請求項31】  ポリウレタンがポリイソシアナート
    のポリエステル、ポリエーテル又はポリカプロラクトン
    ポリオールとの反応生成物である請求項22の方法。
  32. 【請求項32】  ペレット、フィルム又はびんである
    請求項22に従って製造される物品。
  33. 【請求項33】  (a)  可塑剤と少なくとも一部
    分結晶性である85〜99+モル%加水分解されたポリ
    ビニルアルコールとのブレンドに0.27〜0.6KW
    時/kgを加えてポリビニルアルコールを溶融すると共
    にメルト中ポリビニルアルコールの結晶度を実質的に消
    去し、(b)  同時にポリビニルアルコールの分解を
    避けるのに充分な速度でメルトからエネルギーを除去し
    、(c)  このポリビニルアルコール/可塑剤ブレン
    ドに熱可塑性ポリウレタンを添加し、そして(d)  
    この混合物を押出成型して物品を形成させることを特徴
    とする押出成型物品の製法。
  34. 【請求項34】  約0.35〜0.45KW時/kg
    がポリビニルアルコール/可塑剤ブレンドに加えられる
    請求項33の方法。
  35. 【請求項35】  可塑剤がグリセロールである請求項
    34の方法。
  36. 【請求項36】  ポリビニルアルコールが分散剤と混
    合されている請求項35の方法。
  37. 【請求項37】  分散剤がグリセロールモノ−オレア
    ートである請求項36の方法。
  38. 【請求項38】  ポリウレタンがポリイソシアナート
    のポリエステル、ポリエーテル又はポリカプロラクトン
    ポリオールとの反応生成物である請求項37の方法。
  39. 【請求項39】  ペレット、フィルム又はびんである
    請求項33に従って製造される物品。
  40. 【請求項40】  ペレット、フィルム又はびんである
    請求項38に従って製造される物品。
  41. 【請求項41】  本質的に(a)  ポリビニルアル
    コールを溶融すると共にメルト中結晶度を実質的に消去
    するのに充分なエネルギーをポリビニルアルコールに加
    え、同時にポリビニルアルコールの分解を避けるのに充
    分な速度でメルトからエネルギーを除去することによっ
    てメルト押出成型可能になっているメルト押出成型可能
    なポリビニルアルコール5〜95重量%、(b)  熱
    可塑性ポリウレタン5〜95重量%及び(c)  ポリ
    ビニルアルコールを基にして、1〜30重量%の可塑剤
    よりなる組成物からブロー成型されたびん。
JP3171074A 1990-07-12 1991-07-11 熱可塑性ポリウレタン含有押出成型可能なポリビニルアルコール組成物 Pending JPH04226557A (ja)

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