JPH04226425A - 液晶表示素子及びそれに用いる放電ランプ - Google Patents
液晶表示素子及びそれに用いる放電ランプInfo
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- JPH04226425A JPH04226425A JP3111021A JP11102191A JPH04226425A JP H04226425 A JPH04226425 A JP H04226425A JP 3111021 A JP3111021 A JP 3111021A JP 11102191 A JP11102191 A JP 11102191A JP H04226425 A JPH04226425 A JP H04226425A
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Landscapes
- Liquid Crystal (AREA)
- Vessels And Coating Films For Discharge Lamps (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶表示素子に係り、
特に視野角が広い液晶表示素子及び放電ランプに関する
。
特に視野角が広い液晶表示素子及び放電ランプに関する
。
【0002】
【従来の技術】従来、液晶表示素子のバックライトとし
ては、一部に無機ELが用いられていることを除いて、
多くの場合、蛍光ランプが用いられている。即ち、液晶
表示素子には、通常1〜2本のU字型蛍光ランプが装備
されている。このような蛍光ランプから発せられる光は
、蛍光ランプの背後に配置された反射板で反射されたり
、散乱したりしながら液晶層に到達するが、入射する光
の方向は様々である。従って、液晶層に斜めの方向から
入射した光を、そのままの方向で液晶層前方から見ると
、異常な画像反転が生じたりする。即ち、従来の液晶表
示素子は視野角に問題があり、画面に垂直な方向から見
ないと正常な映像とならず、色反転等の現象も生じてし
まう。
ては、一部に無機ELが用いられていることを除いて、
多くの場合、蛍光ランプが用いられている。即ち、液晶
表示素子には、通常1〜2本のU字型蛍光ランプが装備
されている。このような蛍光ランプから発せられる光は
、蛍光ランプの背後に配置された反射板で反射されたり
、散乱したりしながら液晶層に到達するが、入射する光
の方向は様々である。従って、液晶層に斜めの方向から
入射した光を、そのままの方向で液晶層前方から見ると
、異常な画像反転が生じたりする。即ち、従来の液晶表
示素子は視野角に問題があり、画面に垂直な方向から見
ないと正常な映像とならず、色反転等の現象も生じてし
まう。
【0003】従って、従来の液晶表示素子は、小画面の
パ−ソナルユ−スには適用可能であるが、大勢で見る大
画面の表示素子には適さない。
パ−ソナルユ−スには適用可能であるが、大勢で見る大
画面の表示素子には適さない。
【0004】液晶表示素子のバックライトとしてELを
用いた場合には、ELは寿命が短いため、500時間程
度で輝度が極端に減少するという欠点がある。また、面
発光であるため、平行光線が得られず、蛍光ランプを用
いた場合と同様の問題もある。
用いた場合には、ELは寿命が短いため、500時間程
度で輝度が極端に減少するという欠点がある。また、面
発光であるため、平行光線が得られず、蛍光ランプを用
いた場合と同様の問題もある。
【0005】一方、内部に希ガスを封入した放電ランプ
は、広範囲にわたって安定した温度特性を有し、蛍光体
固有のほぼ純粋なスペクトルが得られることから、画像
読取り用などのOA機器組込み光源として盛んに利用さ
れるようになっている。しかし、蛍光体を励起する紫外
線の波長が短いため、低圧水銀ランプに比べ蛍光体の劣
化が激しいという問題がある。
は、広範囲にわたって安定した温度特性を有し、蛍光体
固有のほぼ純粋なスペクトルが得られることから、画像
読取り用などのOA機器組込み光源として盛んに利用さ
れるようになっている。しかし、蛍光体を励起する紫外
線の波長が短いため、低圧水銀ランプに比べ蛍光体の劣
化が激しいという問題がある。
【0006】特に、U字型の屈曲部を有する放電ランプ
では、放電の陽光柱が管中央部より内周側を通るため、
内周側の蛍光体が優先的に劣化し、内周側の蛍光体の輝
度が局部的に低下してしまう。また、混合蛍光体を用い
た場合には、発光色の局部的変化も発生する。
では、放電の陽光柱が管中央部より内周側を通るため、
内周側の蛍光体が優先的に劣化し、内周側の蛍光体の輝
度が局部的に低下してしまう。また、混合蛍光体を用い
た場合には、発光色の局部的変化も発生する。
【0007】このように、内部に希ガスを封入した放電
ランプ、特にU字型の屈曲部を有する放電ランプでは、
輝度、発光色の均一性、安定性を要求される用途におけ
る実用的な価値が損なわれていた。
ランプ、特にU字型の屈曲部を有する放電ランプでは、
輝度、発光色の均一性、安定性を要求される用途におけ
る実用的な価値が損なわれていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記課題を
解決するためになされたものであり、視野角が広い液晶
表示素子を提供することにある。
解決するためになされたものであり、視野角が広い液晶
表示素子を提供することにある。
【0009】更に本発明は、点灯中における輝度、発光
色の局部的変化を大幅に低減した放電ランプを提供する
ことを目的とする。
色の局部的変化を大幅に低減した放電ランプを提供する
ことを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、液晶表示
素子のバックライトとしての蛍光ランプについて鋭意研
究を重ねた結果、外径5mm以下という極細管蛍光ラン
プを用いることにより、視野角を大幅に拡大し得ること
を見出だし、本発明をなすに至った。
素子のバックライトとしての蛍光ランプについて鋭意研
究を重ねた結果、外径5mm以下という極細管蛍光ラン
プを用いることにより、視野角を大幅に拡大し得ること
を見出だし、本発明をなすに至った。
【0011】即ち、本発明の液晶表示素子は、液晶パネ
ルと、この液晶パネルのためのバックライト光源とを具
備する液晶表示素子であって、前記バックライト光源は
、外径5mm以下の透光性管と、この透光性管の内面に
形成された蛍光体層とを有する放電ランプからなること
を特徴とする。
ルと、この液晶パネルのためのバックライト光源とを具
備する液晶表示素子であって、前記バックライト光源は
、外径5mm以下の透光性管と、この透光性管の内面に
形成された蛍光体層とを有する放電ランプからなること
を特徴とする。
【0012】本発明の液晶表示素子において、液晶パネ
ルとバックライト光源との間に、光吸収側壁を有する開
口部がマトリックス状に配置された光調整部材を設ける
ことが出来る。
ルとバックライト光源との間に、光吸収側壁を有する開
口部がマトリックス状に配置された光調整部材を設ける
ことが出来る。
【0013】また、本発明の液晶表示素子に用いられる
放電ランプとしては、直管型極細管放電ランプを複数本
平行に配列してもよいが、極細管放電ランプを折り曲げ
たものを複数本配列して、本数を減らしてもよい。また
、複数回折り曲げた曲管型極細管放電ランプを1本又は
複数本用いることも、渦巻状に巻回した放電ランプを用
いることも可能である。
放電ランプとしては、直管型極細管放電ランプを複数本
平行に配列してもよいが、極細管放電ランプを折り曲げ
たものを複数本配列して、本数を減らしてもよい。また
、複数回折り曲げた曲管型極細管放電ランプを1本又は
複数本用いることも、渦巻状に巻回した放電ランプを用
いることも可能である。
【0014】特に、曲管型極細管放電ランプとしては、
管軸方向の距離が20.0mm以内の部分で90度以上
屈曲する屈曲部を有する、内径2.0mm以下の透光性
管と、この透光性管の内面に形成された蛍光体層とを有
し、内部に希ガスが封入され、前記屈曲部の内周側最大
曲率部の蛍光体層の厚さは、外周側最大曲率部の蛍光体
層の厚さの1.4〜3倍である放電ランプを用いること
が出来る。
管軸方向の距離が20.0mm以内の部分で90度以上
屈曲する屈曲部を有する、内径2.0mm以下の透光性
管と、この透光性管の内面に形成された蛍光体層とを有
し、内部に希ガスが封入され、前記屈曲部の内周側最大
曲率部の蛍光体層の厚さは、外周側最大曲率部の蛍光体
層の厚さの1.4〜3倍である放電ランプを用いること
が出来る。
【0015】一方、本発明者らは、屈曲部を有する放電
ランプについて鋭意研究を重ねた結果、管のU字型屈曲
部における蛍光体の塗布量を外周側よりも内周側におい
て多くすることにより、点灯中における輝度、発光色の
局部的変化を大幅に低減し得ることを見出だし、本発明
をなすに至った。
ランプについて鋭意研究を重ねた結果、管のU字型屈曲
部における蛍光体の塗布量を外周側よりも内周側におい
て多くすることにより、点灯中における輝度、発光色の
局部的変化を大幅に低減し得ることを見出だし、本発明
をなすに至った。
【0016】即ち、本発明の放電ランプは、管軸方向の
距離が20.0mm以内の部分で90度以上屈曲する屈
曲部を有する、内径2.0mm以下の透光性管と、この
透光性管の内面に形成された蛍光体層とを具備し、内部
に希ガスが封入された放電ランプであって、前記屈曲部
の内周側最大曲率部の蛍光体層の厚さは、外周側最大曲
率部の蛍光体層の厚さの1.4〜3倍であることを特徴
とする。
距離が20.0mm以内の部分で90度以上屈曲する屈
曲部を有する、内径2.0mm以下の透光性管と、この
透光性管の内面に形成された蛍光体層とを具備し、内部
に希ガスが封入された放電ランプであって、前記屈曲部
の内周側最大曲率部の蛍光体層の厚さは、外周側最大曲
率部の蛍光体層の厚さの1.4〜3倍であることを特徴
とする。
【0017】本発明の放電ランプにおいて、屈曲部の内
周側最大曲率部の蛍光体層の厚さを、外周側最大曲率部
の蛍光体層の厚さの1.4倍以上としているのは、1.
4倍未満では発光色の局部的変化を低減することが出来
ず、一方、3倍を越えると、かえって輝度の局部的低下
を招くからである。特に、1.5〜1.7倍のときに、
輝度、発光色の局部的変化をともに大幅に低減すること
が出来る。
周側最大曲率部の蛍光体層の厚さを、外周側最大曲率部
の蛍光体層の厚さの1.4倍以上としているのは、1.
4倍未満では発光色の局部的変化を低減することが出来
ず、一方、3倍を越えると、かえって輝度の局部的低下
を招くからである。特に、1.5〜1.7倍のときに、
輝度、発光色の局部的変化をともに大幅に低減すること
が出来る。
【0018】本発明の放電ランプの透光性管、例えばガ
ラス管の内面に塗布される蛍光体としては、どのような
ものをも使用可能であるが、特に、2価ユ−ロピウム付
活アルミン酸塩、セリウムテルビウム付活燐酸ランタン
及び3価ユ−ロピウム付活酸化イットリウムの混合物等
の3波長型混合蛍光体を用いた場合に、本発明による輝
度の変化の抑制に加えて、発光色の局部的変化の防止の
効果が顕著である。
ラス管の内面に塗布される蛍光体としては、どのような
ものをも使用可能であるが、特に、2価ユ−ロピウム付
活アルミン酸塩、セリウムテルビウム付活燐酸ランタン
及び3価ユ−ロピウム付活酸化イットリウムの混合物等
の3波長型混合蛍光体を用いた場合に、本発明による輝
度の変化の抑制に加えて、発光色の局部的変化の防止の
効果が顕著である。
【0019】本発明の放電ランプの内部に封入される希
ガスとしては、キセノン、クリプトン、アルゴン、ネオ
ンが挙げられる。アルゴンと水銀を封入することも可能
である。
ガスとしては、キセノン、クリプトン、アルゴン、ネオ
ンが挙げられる。アルゴンと水銀を封入することも可能
である。
【0020】本発明の放電ランプは、例えば次のように
して製造される。まず、硝化綿を溶解した酢酸ブチル中
に蛍光体を分散させて蛍光体スラリ−を調製し、これを
ガラス管内に排気ポンプ等を用いて吸い上げ、スラリ−
をガラス管から戻した後、管内に空気を流して乾燥する
。この際、曲げ加工により内周側になるべき部分に温風
をあてて、局所的に早く乾燥することにより、その部分
の蛍光体層の厚さを厚くすることが可能である。即ち、
蛍光体スラリ−は管内壁を伝わって流れ下るが、局所的
に早く乾燥した部分では流れ下る前に蛍光体層が形成さ
れ、かつ上方から流れ下ってきたものもそこで乾燥して
付着するからである。
して製造される。まず、硝化綿を溶解した酢酸ブチル中
に蛍光体を分散させて蛍光体スラリ−を調製し、これを
ガラス管内に排気ポンプ等を用いて吸い上げ、スラリ−
をガラス管から戻した後、管内に空気を流して乾燥する
。この際、曲げ加工により内周側になるべき部分に温風
をあてて、局所的に早く乾燥することにより、その部分
の蛍光体層の厚さを厚くすることが可能である。即ち、
蛍光体スラリ−は管内壁を伝わって流れ下るが、局所的
に早く乾燥した部分では流れ下る前に蛍光体層が形成さ
れ、かつ上方から流れ下ってきたものもそこで乾燥して
付着するからである。
【0021】その後、常法に従い、電極を取り付け、希
ガスを封入することにより、放電ランプが作成される。
ガスを封入することにより、放電ランプが作成される。
【0022】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例につ
いて説明する。
いて説明する。
【0023】図1は、本発明の一実施態様に係るTFT
カラ−液晶表示素子の内部構成を示す図である。第1図
において、液晶パネル1の背後にはブラックマトリック
ス2が、その背後には更に放電ランプからなるバックラ
イト3が配置されている。
カラ−液晶表示素子の内部構成を示す図である。第1図
において、液晶パネル1の背後にはブラックマトリック
ス2が、その背後には更に放電ランプからなるバックラ
イト3が配置されている。
【0024】液晶パネル1は、TFTアレイ基板4と対
向基板5との間に液晶層6を挟み、TFTアレイ基板4
の側に第1の偏光板7を、対向基板5の側に第2の偏光
板8をそれぞれ配置した構造を有している。TFTアレ
イ基板4には、図2に示すように複数の画素を構成する
表示電極9が形成されており、これら表示電極9のそれ
ぞれにアモルファスシリコンからなる薄膜トランジスタ
10が接続されている。なお、図2において、参照数字
11は薄膜トランジスタ10のソ−ス電極、12はドレ
イン電極をそれぞれ示す。
向基板5との間に液晶層6を挟み、TFTアレイ基板4
の側に第1の偏光板7を、対向基板5の側に第2の偏光
板8をそれぞれ配置した構造を有している。TFTアレ
イ基板4には、図2に示すように複数の画素を構成する
表示電極9が形成されており、これら表示電極9のそれ
ぞれにアモルファスシリコンからなる薄膜トランジスタ
10が接続されている。なお、図2において、参照数字
11は薄膜トランジスタ10のソ−ス電極、12はドレ
イン電極をそれぞれ示す。
【0025】バックライト3は、図3に示すような超細
管蛍光ランプを複数本配置して構成されている。図3(
a)は上面図、図3(b)は正面図である。この超細管
蛍光ランプは、内面に図示しない蛍光体層が形成された
透光性管21と、この透光性管の内部に設けられた主電
極22と、透光性管21の外壁に設けられた外部電極2
3とを具備している。透光性管21の最外面には遮光膜
24が施されており、外部電極23の反対側には遮光膜
21は施されておらず、開口面25とされている。なお
、遮光膜21は必ずしも必要ではない。
管蛍光ランプを複数本配置して構成されている。図3(
a)は上面図、図3(b)は正面図である。この超細管
蛍光ランプは、内面に図示しない蛍光体層が形成された
透光性管21と、この透光性管の内部に設けられた主電
極22と、透光性管21の外壁に設けられた外部電極2
3とを具備している。透光性管21の最外面には遮光膜
24が施されており、外部電極23の反対側には遮光膜
21は施されておらず、開口面25とされている。なお
、遮光膜21は必ずしも必要ではない。
【0026】このように構成される超細管蛍光ランプへ
の給電は、次のように行われる。まず主電極22への給
電は、図示しないアウタ−リ−ドを介して主電極22に
接続されている主電極用導電性ペ−スト26を通じて行
われる。次に、外部電極への給電は、遮光膜24上に塗
布された、外部電極と導通する外部電極用導電性ペ−ス
ト27を通じて行われる。
の給電は、次のように行われる。まず主電極22への給
電は、図示しないアウタ−リ−ドを介して主電極22に
接続されている主電極用導電性ペ−スト26を通じて行
われる。次に、外部電極への給電は、遮光膜24上に塗
布された、外部電極と導通する外部電極用導電性ペ−ス
ト27を通じて行われる。
【0027】封入ガスとしてXe−Neの混合ガスを用
いており、それによって広い温度特性が得られる。なお
、温度特性は犠牲になるものの、HgをArとともに封
入することにより、より高度な色再現を得ることも可能
である。
いており、それによって広い温度特性が得られる。なお
、温度特性は犠牲になるものの、HgをArとともに封
入することにより、より高度な色再現を得ることも可能
である。
【0028】電極のうち主電極としては、寿命中のスパ
ッタリングに耐えるようにNiを、外部電極としては、
導電性ペ−スト等を用いることが可能である。また、均
一な輝度を得るために外部電極のパタ−ンを調整するこ
とも可能である。
ッタリングに耐えるようにNiを、外部電極としては、
導電性ペ−スト等を用いることが可能である。また、均
一な輝度を得るために外部電極のパタ−ンを調整するこ
とも可能である。
【0029】以上説明した超細管蛍光ランプを、図4に
示すように複数本を画面の縦方向に隙間なく配置するこ
とにより、バックライトを構成することが出来る。この
ように超細管蛍光ランプ31を縦方向に配列させること
により、左右の視野角を増大させることが出来る。なお
、横方向に配列させた場合でも、ある程度の左右の視野
角の増大は可能である。
示すように複数本を画面の縦方向に隙間なく配置するこ
とにより、バックライトを構成することが出来る。この
ように超細管蛍光ランプ31を縦方向に配列させること
により、左右の視野角を増大させることが出来る。なお
、横方向に配列させた場合でも、ある程度の左右の視野
角の増大は可能である。
【0030】超細管蛍光ランプは、直管型に限らず、U
字状に折り曲げられた曲管型のものを、図5に示すよう
に複数本を画面の縦方向に隙間なく配置することも可能
である。この場合、超細管蛍光ランプの数を減少させる
ことが出来、それによって寿命特性を改善し、発光効率
を向上させることが可能である。また、折曲げ部が1つ
の場合に限らず、図6に示すように複数ある場合、更に
は図7に示すように1本の超細管蛍光ランプを多数回折
曲げたものを用いることも可能である。また、場合によ
っては、図8に示すように、渦巻状に折曲げたものを用
いてもよい。
字状に折り曲げられた曲管型のものを、図5に示すよう
に複数本を画面の縦方向に隙間なく配置することも可能
である。この場合、超細管蛍光ランプの数を減少させる
ことが出来、それによって寿命特性を改善し、発光効率
を向上させることが可能である。また、折曲げ部が1つ
の場合に限らず、図6に示すように複数ある場合、更に
は図7に示すように1本の超細管蛍光ランプを多数回折
曲げたものを用いることも可能である。また、場合によ
っては、図8に示すように、渦巻状に折曲げたものを用
いてもよい。
【0031】ブラックマトリックス2は、画素の寸法又
はそれ以下のサイズの多数の開口部を有し、これら開口
部の側壁が光吸収壁を構成する。平行光線以外の種々の
方向の光は、この光吸収壁において吸収され、その結果
、ブラックマトリックス2を通る光は平行光線となる。 なお、開口部は、画素の形に対応して四角が好ましいが
、円形とすることも可能である。開口部のサイズが画素
の寸法と同一である場合にはモアレを生ずる可能性があ
るため、開口部のサイズは画素の寸法より少ないことが
好ましい。開口部のサイズが画素の寸法の50〜60%
であるのが特に好ましい。
はそれ以下のサイズの多数の開口部を有し、これら開口
部の側壁が光吸収壁を構成する。平行光線以外の種々の
方向の光は、この光吸収壁において吸収され、その結果
、ブラックマトリックス2を通る光は平行光線となる。 なお、開口部は、画素の形に対応して四角が好ましいが
、円形とすることも可能である。開口部のサイズが画素
の寸法と同一である場合にはモアレを生ずる可能性があ
るため、開口部のサイズは画素の寸法より少ないことが
好ましい。開口部のサイズが画素の寸法の50〜60%
であるのが特に好ましい。
【0032】開口部の深さ、即ちブラックマトリックス
2の厚さは、1〜10μmであるのが好ましい。
2の厚さは、1〜10μmであるのが好ましい。
【0033】ブラックマトリックス2を構成する材料は
、金属、合成樹脂等、特に限定されないが、開口部内壁
が光を吸収し得るように、材料自体が黒色であるか又は
開口部内壁が黒色に塗装がされている必要がある。また
、ブラックマトリックス2の構造も、板状体に多数の開
口部を設けたものに限らず、画素に対応した筒状体が多
数設けられていればよい。
、金属、合成樹脂等、特に限定されないが、開口部内壁
が光を吸収し得るように、材料自体が黒色であるか又は
開口部内壁が黒色に塗装がされている必要がある。また
、ブラックマトリックス2の構造も、板状体に多数の開
口部を設けたものに限らず、画素に対応した筒状体が多
数設けられていればよい。
【0034】なお、ブラックマトリックス2がない場合
であっても、超細管蛍光ランプを画面全体に対応して配
置することにより、視野角の増大及び発光効率の向上と
いう効果が得られるが、ブラックマトリックス2を設け
ることにより、それらの効果はより一層発揮される。
であっても、超細管蛍光ランプを画面全体に対応して配
置することにより、視野角の増大及び発光効率の向上と
いう効果が得られるが、ブラックマトリックス2を設け
ることにより、それらの効果はより一層発揮される。
【0035】以下、本発明の具体的実施例と比較例とを
示す。
示す。
【0036】実施例1
下記の仕様の超細管蛍光ランプ(東芝ライテック社製)
を40本平行に隙間なく配列し、蛍光ランプ同士を瞬間
接着剤で固定し、バックライトを得た。このバックライ
トを、4インチのアクティブマトリックス液晶パネルの
裏面側に長軸方向を縦にして固定した。
を40本平行に隙間なく配列し、蛍光ランプ同士を瞬間
接着剤で固定し、バックライトを得た。このバックライ
トを、4インチのアクティブマトリックス液晶パネルの
裏面側に長軸方向を縦にして固定した。
【0037】管径 2.4mm
(内径1.4mm) 管長 70mm重量
0.65g電極
冷陰極(主電極及び外部電極)封入ガス
Xe−Ne 放電形式 グロ−放電 放電開始電極 600V ランプ電流 4mA(35KHz)輝度
2000cd/m2 (ランプ中
央部 0Hr.) 寿命 10000Hr以上輝度
維持率 50%以上(10000Hr.)液
晶ディスプレ−とバックライトとの間に、ブラックマト
リックスを配置した。このブラックマトリックスは、厚
さ1mmのアルミ板にレ−ザ加工により画素サイズの円
形孔を形成し、黒色に塗装したものである。バックライ
トの背後には、通常は設けられる反射板は設けず、その
代わりに黒色の光吸収板を取付けた。
(内径1.4mm) 管長 70mm重量
0.65g電極
冷陰極(主電極及び外部電極)封入ガス
Xe−Ne 放電形式 グロ−放電 放電開始電極 600V ランプ電流 4mA(35KHz)輝度
2000cd/m2 (ランプ中
央部 0Hr.) 寿命 10000Hr以上輝度
維持率 50%以上(10000Hr.)液
晶ディスプレ−とバックライトとの間に、ブラックマト
リックスを配置した。このブラックマトリックスは、厚
さ1mmのアルミ板にレ−ザ加工により画素サイズの円
形孔を形成し、黒色に塗装したものである。バックライ
トの背後には、通常は設けられる反射板は設けず、その
代わりに黒色の光吸収板を取付けた。
【0038】以上のようにして、バックライトの厚さが
5ミリの超薄型液晶ディスプレ−を得た。この超薄型液
晶ディスプレ−について、画面の法線から左右に傾斜し
た方向で、グリ−ンの画像がブル−に見え始める角度を
測定したところ、50度であった。なお、バックライト
として外径10mmの蛍光ランプを2本用いた従来の液
晶ディスプレ−の場合、グリ−ンの画像がブル−に見え
始める角度は20度程度であった。
5ミリの超薄型液晶ディスプレ−を得た。この超薄型液
晶ディスプレ−について、画面の法線から左右に傾斜し
た方向で、グリ−ンの画像がブル−に見え始める角度を
測定したところ、50度であった。なお、バックライト
として外径10mmの蛍光ランプを2本用いた従来の液
晶ディスプレ−の場合、グリ−ンの画像がブル−に見え
始める角度は20度程度であった。
【0039】実施例2
実施例1では40本の直管型超細管蛍光ランプを画面の
縦方向と一致する方向に配列したが、本実施例では、2
0本の曲管型超細管蛍光ランプを用いたことを除き、実
施例1と同様にしてバックライトの厚さが5ミリの超薄
型液晶ディスプレ−を得た。この超薄型液晶ディスプレ
−につき、画面の法線から左右に傾斜した方向で、グリ
−ンの画像がブル−に見え始める角度を測定したところ
、50度であった。
縦方向と一致する方向に配列したが、本実施例では、2
0本の曲管型超細管蛍光ランプを用いたことを除き、実
施例1と同様にしてバックライトの厚さが5ミリの超薄
型液晶ディスプレ−を得た。この超薄型液晶ディスプレ
−につき、画面の法線から左右に傾斜した方向で、グリ
−ンの画像がブル−に見え始める角度を測定したところ
、50度であった。
【0040】実施例1のバックライトでは、1本の寿命
が10000時間である場合でも、平均的には250時
間に1本の割合で蛍光ランプの寿命に至り、バックライ
トを交換しなければならない。しかし、本実施例のバッ
クライトでは蛍光ランプの本数が半分であるため、バッ
クライトの交換頻度は500時間に1回と、実施例1の
バックライトの場合の半分となった。
が10000時間である場合でも、平均的には250時
間に1本の割合で蛍光ランプの寿命に至り、バックライ
トを交換しなければならない。しかし、本実施例のバッ
クライトでは蛍光ランプの本数が半分であるため、バッ
クライトの交換頻度は500時間に1回と、実施例1の
バックライトの場合の半分となった。
【0041】また、長さの長い超細管蛍光ランプを用い
ることにより、入力1W辺りの全光束は、実施例2にお
いては実施例1に対し7.3%向上した。
ることにより、入力1W辺りの全光束は、実施例2にお
いては実施例1に対し7.3%向上した。
【0042】実施例3
ブラックマトリックスを設けないことを除いて、実施例
1と同様にしてバックライトの厚さが5ミリの超薄型液
晶ディスプレ−を得た。この超薄型液晶ディスプレ−に
つき、画面の法線から左右に傾斜した方向で、グリ−ン
の画像がブル−に見え始める角度を測定したところ、4
0度であった。
1と同様にしてバックライトの厚さが5ミリの超薄型液
晶ディスプレ−を得た。この超薄型液晶ディスプレ−に
つき、画面の法線から左右に傾斜した方向で、グリ−ン
の画像がブル−に見え始める角度を測定したところ、4
0度であった。
【0043】実施例4
ブラックマトリックスを設けないことを除いて、実施例
2と同様にしてバックライトの厚さが5ミリの超薄型液
晶ディスプレ−を得た。この超薄型液晶ディスプレ−に
つき、画面の法線から左右に傾斜した方向で、グリ−ン
の画像がブル−に見え始める角度を測定したところ、3
8度であった。
2と同様にしてバックライトの厚さが5ミリの超薄型液
晶ディスプレ−を得た。この超薄型液晶ディスプレ−に
つき、画面の法線から左右に傾斜した方向で、グリ−ン
の画像がブル−に見え始める角度を測定したところ、3
8度であった。
【0044】実施例5〜10、比較例1〜22価ユ−ロ
ピウム付活アルミン酸塩蛍光体、セリウムテルビウム付
活燐酸ランタン蛍光体及び3価ユ−ロピウム付活酸化イ
ットリウム蛍光体を、硝化綿を溶解した酢酸ブチル中に
分散させて蛍光体スラリ−を調製し、これを表1に示す
内径を有するガラス管内に排気ポンプ等を用いて吸い上
げ、スラリ−をガラス管から戻した後、管内に約60℃
の空気を流し、曲げ加工により内周側になるべき部分に
は80〜120℃の温風をあてて、局所的に早く乾燥し
、その部分の蛍光体付着量を増加させた。
ピウム付活アルミン酸塩蛍光体、セリウムテルビウム付
活燐酸ランタン蛍光体及び3価ユ−ロピウム付活酸化イ
ットリウム蛍光体を、硝化綿を溶解した酢酸ブチル中に
分散させて蛍光体スラリ−を調製し、これを表1に示す
内径を有するガラス管内に排気ポンプ等を用いて吸い上
げ、スラリ−をガラス管から戻した後、管内に約60℃
の空気を流し、曲げ加工により内周側になるべき部分に
は80〜120℃の温風をあてて、局所的に早く乾燥し
、その部分の蛍光体付着量を増加させた。
【0045】その後、常法に従い、電極を取り付け、2
0mmの長さの部分で管軸方向が180度屈曲する曲げ
加工を行い、キセノン40%、ネオン60%からなる希
ガスを封入することにより、図9に示すような、8種の
放電ランプを作成した。
0mmの長さの部分で管軸方向が180度屈曲する曲げ
加工を行い、キセノン40%、ネオン60%からなる希
ガスを封入することにより、図9に示すような、8種の
放電ランプを作成した。
【0046】図9において、ガラス管31の内面には蛍
光体層32が形成されており、管軸を含む平面と管内面
との交線の外周側の最大曲率を示す部分33よりも、内
周側の最大曲率を示す部分34のほうが、厚く形成され
ている。ガラス管31の両端には、電極35a、35b
が取付けられている。
光体層32が形成されており、管軸を含む平面と管内面
との交線の外周側の最大曲率を示す部分33よりも、内
周側の最大曲率を示す部分34のほうが、厚く形成され
ている。ガラス管31の両端には、電極35a、35b
が取付けられている。
【0047】なお、表1に示す膜厚、膜厚比は、屈曲管
の管軸を含む平面と管内面との交線の外周側、内周側そ
れぞれの最大曲率を示す点33、34を走査型電子顕微
鏡で観察し、計測したものである。また、このようにし
て得たランプの特性も表1に併記した。
の管軸を含む平面と管内面との交線の外周側、内周側そ
れぞれの最大曲率を示す点33、34を走査型電子顕微
鏡で観察し、計測したものである。また、このようにし
て得たランプの特性も表1に併記した。
【0048】ランプの特性は、色彩輝度計で計測した内
周側輝度と外周側輝度の比、色度値x,yの内周側と外
周側の差であり、それぞれ0時間値、1000時間値を
示した。
周側輝度と外周側輝度の比、色度値x,yの内周側と外
周側の差であり、それぞれ0時間値、1000時間値を
示した。
【0049】実施例11〜14、比較例3〜4蛍光体と
してジスプロシウム付活燐バナジン酸イットリウムを用
いたことを除いて、実施例5〜10と同様にして、第2
表に示す膜厚比を有する放電ランプを作成した。実施例
5〜10と同様にして計測した特性値を表2に併記する
。
してジスプロシウム付活燐バナジン酸イットリウムを用
いたことを除いて、実施例5〜10と同様にして、第2
表に示す膜厚比を有する放電ランプを作成した。実施例
5〜10と同様にして計測した特性値を表2に併記する
。
【0050】実施例15〜18、比較例5〜6蛍光体と
して3価ユ−ロピウム付活硼酸イットリウムを用いたこ
とを除いて、実施例11〜14と同様にして、表3に示
す膜厚比を有する放電ランプを作成した。実施例11〜
14と同様にして計測した特性値を表3に併記する。
して3価ユ−ロピウム付活硼酸イットリウムを用いたこ
とを除いて、実施例11〜14と同様にして、表3に示
す膜厚比を有する放電ランプを作成した。実施例11〜
14と同様にして計測した特性値を表3に併記する。
【0051】表1〜3から明らかなように、1.4〜3
の内周/外周膜厚比を有するランプ(実施例15〜18
)は、1.4〜3の範囲外の内周/外周膜厚比を有する
ランプ(比較例5〜6)に比べ、格段に高い輝度の均一
性を示している。特に、経時変化の防止効果が顕著であ
り、0時間値よりも1000時間値のほうが、輝度の均
一性が向上している。
の内周/外周膜厚比を有するランプ(実施例15〜18
)は、1.4〜3の範囲外の内周/外周膜厚比を有する
ランプ(比較例5〜6)に比べ、格段に高い輝度の均一
性を示している。特に、経時変化の防止効果が顕著であ
り、0時間値よりも1000時間値のほうが、輝度の均
一性が向上している。
【0052】また、3波長混合蛍光体では成分蛍光体の
耐劣化特性の差による発光色シフトが現れるが、本発明
のランプでは内周側、外周側の劣化がバランスされて進
行するため、働程中における内周側と外周側の発光色差
を最小限に食い止めることが出来る。
耐劣化特性の差による発光色シフトが現れるが、本発明
のランプでは内周側、外周側の劣化がバランスされて進
行するため、働程中における内周側と外周側の発光色差
を最小限に食い止めることが出来る。
【0053】実施例19〜24
実施例5〜10により得た蛍光ランプをそれぞれ20本
用い、実施例2と同様にしてバックライトの厚さが5ミ
リの6種の超薄型液晶ディスプレ−を得た。これら超薄
型液晶ディスプレ−につき、画面の法線から左右に傾斜
した方向で、グリ−ンの画像がブル−に見え始める角度
を測定したところ、いずれも50度であった。
用い、実施例2と同様にしてバックライトの厚さが5ミ
リの6種の超薄型液晶ディスプレ−を得た。これら超薄
型液晶ディスプレ−につき、画面の法線から左右に傾斜
した方向で、グリ−ンの画像がブル−に見え始める角度
を測定したところ、いずれも50度であった。
【0054】
【表1】
【0055】
【表2】
【0056】
【表3】
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
バックライトとして管外径が5mm以下という超細管蛍
光ランプを、画面全面に対応した広さにわたって設けて
いるため、視野角が大幅に拡大され、かつ発光効率も向
上した超薄型の液晶表示素子を得ることが出来る。
バックライトとして管外径が5mm以下という超細管蛍
光ランプを、画面全面に対応した広さにわたって設けて
いるため、視野角が大幅に拡大され、かつ発光効率も向
上した超薄型の液晶表示素子を得ることが出来る。
【0058】更に本発明によれば、ランプ本来の効率を
犠牲にすることなく、点灯中における輝度、発光色の局
部的変化を大幅に低減した放電ランプを提供することが
可能であり、その工業的価値は非常に大きい。
犠牲にすることなく、点灯中における輝度、発光色の局
部的変化を大幅に低減した放電ランプを提供することが
可能であり、その工業的価値は非常に大きい。
【図1】本発明の一実施態様に係るTFTカラ−液晶表
示素子の内部構成を示す図。
示素子の内部構成を示す図。
【図2】図1のTFTアレイ基板に形成されたTFTア
レイを示す図。
レイを示す図。
【図3】図1のバックライトとして用いられる超細管蛍
光ランプの上面図及び正面図。
光ランプの上面図及び正面図。
【図4】直管型超細管蛍光ランプを複数本配列したバッ
クライトを示す図。
クライトを示す図。
【図5】1つの曲管型超細管蛍光ランプを複数本配列し
たバックライトを示す図。
たバックライトを示す図。
【図6】3つの曲管型超細管蛍光ランプを複数本配列し
たバックライトを示す図。
たバックライトを示す図。
【図7】1本の超細管蛍光ランプを複数回屈曲したバッ
クライトを示す図。
クライトを示す図。
【図8】1本の超細管蛍光ランプを渦巻状に屈曲したバ
ックライトを示す図。
ックライトを示す図。
【図9】本発明の放電ランプの屈曲部分の管軸を含む平
面で切断した断面図。
面で切断した断面図。
1…液晶パネル、2…ブラックマトリックス、3…バッ
クライト3、4…TFTアレイ基板、5…対向基板、6
…液晶層、7…第1の偏光板、8…第2の偏光板、9…
表示電極、10…薄膜トランジスタ、11…ソ−ス電極
、12…ドレイン電極、21…透光性管、22…主電極
、23…外部電極24…遮光膜、25…開口面25、3
1…ガラス管、32…蛍光体層、33…外周側の最大曲
率を示す部分、34…内周側の最大曲率を示す部分、3
5a,35b…電極。
クライト3、4…TFTアレイ基板、5…対向基板、6
…液晶層、7…第1の偏光板、8…第2の偏光板、9…
表示電極、10…薄膜トランジスタ、11…ソ−ス電極
、12…ドレイン電極、21…透光性管、22…主電極
、23…外部電極24…遮光膜、25…開口面25、3
1…ガラス管、32…蛍光体層、33…外周側の最大曲
率を示す部分、34…内周側の最大曲率を示す部分、3
5a,35b…電極。
Claims (6)
- 【請求項1】 液晶パネルと、この液晶パネルのため
のバックライト光源とを具備する液晶表示素子であって
、前記バックライト光源は、外径5mm以下の透光性管
と、この透光性管の内面に形成された蛍光体層とを有す
る放電ランプからなることを特徴とする液晶表示素子。 - 【請求項2】 液晶パネルと、この液晶パネルのため
のバックライト光源とを具備する液晶表示素子であって
、前記バックライト光源は、外径5mm以下の透光性管
と、この透光性管の内面に形成された蛍光体層とを有す
る放電ランプからなり、前記液晶パネルとバックライト
光源との間には、光吸収側壁を有する開口部がマトリッ
クス状に配置された光調整部材が設けられている液晶表
示素子。 - 【請求項3】 前記光調整部材の開口部は、画素ピッ
チ以下のサイズを有する請求項2に記載の液晶表示素子
。 - 【請求項4】 液晶パネルと、この液晶パネルのため
のバックライト光源とを具備する液晶表示素子であって
、前記バックライト光源は、管軸方向の距離が20.0
mm以内の部分で90度以上屈曲する屈曲部を有する、
内径2.0mm以下の透光性管と、この透光性管の内面
に形成された蛍光体層とを有し、内部に希ガスが封入さ
れた放電ランプであって、前記屈曲部の内周側最大曲率
部の蛍光体層の厚さは、外周側最大曲率部の蛍光体層の
厚さの1.4〜3倍である放電ランプからなることを特
徴とする液晶表示素子。 - 【請求項5】 液晶パネルと、この液晶パネルのため
のバックライト光源とを具備する液晶表示素子であって
、前記バックライト光源は、管軸方向の距離が20.0
mm以内の部分で90度以上屈曲する屈曲部を有する、
内径2.0mm以下の透光性管と、この透光性管の内面
に形成された蛍光体層とを有し、内部に希ガスが封入さ
れた放電ランプであって、前記屈曲部の内周側最大曲率
部の蛍光体層の厚さは、外周側最大曲率部の蛍光体層の
厚さの1.4〜3倍である放電ランプからなり、前記液
晶パネルとバックライト光源との間には、光吸収側壁を
有する開口部がマトリックス状に配置された光調整部材
が設けられている液晶表示素子。 - 【請求項6】 管軸方向の距離が20.0mm以内の
部分で90度以上屈曲する屈曲部を有する、内径2.0
mm以下の透光性管と、この透光性管の内面に形成され
た蛍光体層とを具備し、内部に希ガスが封入された放電
ランプであって、前記屈曲部の内周側最大曲率部の蛍光
体層の厚さは、外周側最大曲率部の蛍光体層の厚さの1
.4〜3倍であることを特徴とする放電ランプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3111021A JPH04226425A (ja) | 1990-09-28 | 1991-04-15 | 液晶表示素子及びそれに用いる放電ランプ |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25900090 | 1990-09-28 | ||
JP2-259000 | 1990-09-28 | ||
JP3111021A JPH04226425A (ja) | 1990-09-28 | 1991-04-15 | 液晶表示素子及びそれに用いる放電ランプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04226425A true JPH04226425A (ja) | 1992-08-17 |
Family
ID=26450507
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3111021A Pending JPH04226425A (ja) | 1990-09-28 | 1991-04-15 | 液晶表示素子及びそれに用いる放電ランプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04226425A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002047112A1 (fr) * | 2000-12-08 | 2002-06-13 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Lampe fluorescente, procede permettant de la produire et systeme d'affichage d'informations utilisant ladite lampe |
US20120162580A1 (en) * | 2010-12-23 | 2012-06-28 | Boe Technology Group Co., Ltd. | Liquid crystal panel, manufacturing method thereof and liquid crystal display |
-
1991
- 1991-04-15 JP JP3111021A patent/JPH04226425A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002047112A1 (fr) * | 2000-12-08 | 2002-06-13 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Lampe fluorescente, procede permettant de la produire et systeme d'affichage d'informations utilisant ladite lampe |
US6885144B2 (en) | 2000-12-08 | 2005-04-26 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Fluorescent lamp and method for manufacture, and information display apparatus using the same |
US20120162580A1 (en) * | 2010-12-23 | 2012-06-28 | Boe Technology Group Co., Ltd. | Liquid crystal panel, manufacturing method thereof and liquid crystal display |
US8610849B2 (en) * | 2010-12-23 | 2013-12-17 | Boe Technology Group Co., Ltd. | Liquid crystal panel, manufacturing method thereof and liquid crystal display |
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