JPH0422639Y2 - - Google Patents

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JPH0422639Y2
JPH0422639Y2 JP19225686U JP19225686U JPH0422639Y2 JP H0422639 Y2 JPH0422639 Y2 JP H0422639Y2 JP 19225686 U JP19225686 U JP 19225686U JP 19225686 U JP19225686 U JP 19225686U JP H0422639 Y2 JPH0422639 Y2 JP H0422639Y2
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diaphragm
piezoelectric
synthetic resin
resin film
piezoelectric speaker
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、電気音響機器の分野における、圧
電性合成樹脂フイルムからなる振動板を有する圧
電型スピーカの振動部分の改良に関する。
[従来の技術] 従来における圧電性合成樹脂フイルムからなる
振動板を有する圧電型スピーカの代表的な構造
は、例えば第5図に概略構造を示すごとく、基板
22の両端部に振動板21の支持部材24を取付
け、当該支持部材24の間に例えば発砲ウレタン
樹脂のごとき軽量弾性体からなる制動材23を配
置し、当該制動材23を圧縮しながら覆うように
して両面に電極21aを形成した圧電性合成樹脂
フイルムからなる振動板21を張力を持たせた状
態で、前記支持部材24によつて両端を基板22
に固定し、張架した構造を有する。
この様な構造を圧電型スピーカは、振動板21
は制動材23の弾力性により常に面に対し垂直方
向の力が働いており、振動板21の電極に信号電
圧を印加すると振動板21は面方向に伸縮し、前
記制動材23の弾力性により面に対し垂直方向の
振動に変換されて信号電圧に比例した音波を放射
する。
[解決しようとする問題点] この様な構造を有する従来の圧電型スピーカ
は、振動板を構成している。例えば通称PVDF
(ポリ弗化ビニリデン)と称せらている一軸延伸
圧電性合成樹脂フイルムは非常に高価で、大面積
の振動板を有するスピーカを製作することは困難
であり、その上電極としてアルミニウム、ニツケ
ルなどの金属が蒸着されているので、振動板表面
は一律に銀色であり、フアツシヨン性に乏しい欠
点があつた。
この考案は、振動板を大面積とするとともに、
一部分が透明若しくは半透明の振動板を使用して
該透明部に印刷したり、光源で背後から照射した
りすることによりフアツシヨン性を持たせた圧電
型スピーカに関するものである。
[問題点を解決するための手段] 上記した従来例の有する欠点を解決するための
本考案に係る圧電型スピーカを実施例を示す第1
図〜第4図を用いて説明すると、本考案は、上下
端の両端部位1a,1aが両面に電極1cを形成
した一軸延伸圧電性合成樹脂フイルムからなると
ともに中央部1bが通常の合成樹脂フイルムから
なる振動板1を、基板2との間に軽量弾性体から
なる制動材3を介在させて面方向に張力を持たせ
た状態で、支持部材4で両端を基板2に固定し、
張架したことを特徴とする圧電型スピーカであ
る。
[作用] そして、此の様な構成の圧電型スピーカは、振
動板1の中央部1bが通常の合成樹脂フイルムで
あり、両端の一軸延伸圧電性合成樹脂フイルムか
らなる両端部位1a,1aから駆動されて共に音
響を放射するので、安価に振動板を大面積とする
事が可能であるとともに、この中央部1bを透明
若しくは半透明にすることにより該透明部に印刷
したり、必要に応じて制動材3を振動板1の両端
部位1a,1aの背面のみに限定し、振動板背後
に光源を設置して背後から照射したり、或いは、
振動板背後にCRT等によるデイスプレイを設置
したりしてスピーカに視覚的な効果をも併せ持た
せることが可能である。
[実施例] 本考案の実施例の外観を示す第1図、平面(も
しくは底面)を示す第2図により説明すると、1
は振動板であつて、上下端の両端部位1a,1a
が両面に電極1cを形成したポリ弗化ビニリデン
からなる一軸延伸圧電性合成樹脂フイルムからな
るとともに通常の合成樹脂フイルムからなる中央
部1bを張合わせて構成されている。
当該振動板1は基板2との間に発泡ウレタン樹
脂からなる制動材3を介在させて面方向に張力を
持たせた状態で、支持部材4で両端を基板2に固
定、円筒面状に張架されている。
第3図は、本考案の他の実施例で、前記した振
動板1の中央部1bをポリエステル樹脂フイルム
を使用して透明とし、制動材3を振動板1の上下
端の両端部位1a,1aの背面のみに限定して、
制動材3の存在しない空間に光源5を配置した構
成である。
第4図は、更に他の実施例で、上記第3図に示
した実施例の、光源5の代りにCRTデイスプレ
イ6を設置した構成である。この実施例は、恰も
CRTデイスプレイの表面から音響放射を行うか
のごとき感覚がする特徴を有する。
以上、本考案による圧電型スピーカについて代
表的と思われる実施例を基に詳述したが、本考案
による圧電型スピーカの構造は上記実施例の構造
に限定されるものではなく、本考案に言う構成要
件を具備し、本考案に言う作用、効果を有する限
りにおいて、適宜改変して実施しうるものであ
る。
また、振動板1の、中央部1bに対する両端部
位1a,1a全体の割り合いは、20%〜50%の範
囲が適当で、それより小さいとスピーカ能率が低
くて実用性に欠け、それより大きいと振動板が高
価となる欠点がある。
[効果] 以上に述べた本考案に係る圧電型スピーカは、
従来構造と比較して、(1).振動板の中央部が通常
の合成樹脂フイルムであり、両端両端が一軸延伸
圧電性合成樹脂フイルムからなるので、安価に振
動板を大面積とする事が可能であり、価格を押え
てスピーカ能率を高め得る利点を有する。更に、
(2).この振動板中央部1bを透明若しくは半透明
とすることにより該透明部に模様や絵画等を印刷
したり、必要に応じて制動材を振動板の両端部位
の背面のみに限定し、振動板背後に光源を設置し
て背後から照射したり、或いは、振動板背後に
CRT等によるデイスプレイを設置したりしてス
ピーカに視覚的効果を付与し、フアツシヨン性を
持たせることにより商品価値のある製品を提供す
ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の圧電型スピーカの斜視図、第
2図は平面図、第3図、第4図は他の実施例2種
類の断面図、第5図は従来例圧電型スピーカの断
面図である。 1は振動板、2は基板、3は制動材、4は支持
部材、5は光源である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 上下端近傍の両端部位1a,1aが両面に電
    極1cを形成した圧電性合成樹脂フイルムから
    なるとともに中央部1bが通常の合成樹脂フイ
    ルムからなる振動板1を、基板2との間に軽量
    弾性体からなる制動材3を介在させて面方向に
    張力を持たせた状態で、支持部材4で両端を基
    板2に固定、張架したことを特徴とする圧電型
    スピーカ。 2 上記振動板1の中央部1bが透明若しくは半
    透明の合成樹脂フイルムからなることを特徴と
    する実用新案登録請求の範囲第1項記載の圧電
    型スピーカ。 3 上記制動材3を振動板1の両端部位1a,1
    aの背面のみに介在させたことを特徴とする実
    用新案登録請求の範囲第1項記載の圧電型スピ
    ーカ。 4 上記振動板1の中央部1bの背面に光源5を
    配設したことを特徴とする実用新案登録請求の
    範囲第3項記載の圧電型スピーカ。
JP19225686U 1986-12-12 1986-12-12 Expired JPH0422639Y2 (ja)

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JP5599856B2 (ja) * 2011-09-30 2014-10-01 富士フイルム株式会社 電気音響変換器および表示デバイス
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