JPH0422607A

JPH0422607A - 混練機のゲート装置

Info

Publication number: JPH0422607A
Application number: JP2129408A
Authority: JP
Inventors: Hirobumi Kimura; 博文木村; Yasuji Orimo; 折茂　泰而; Koji Ueda; 浩司上田; Naoyuki Tashiro; 直行多代; Shoji Yasuda; 安田　章二
Original assignee: Kobe Steel Ltd
Current assignee: Kobe Steel Ltd
Priority date: 1990-05-18
Filing date: 1990-05-18
Publication date: 1992-01-27
Anticipated expiration: 2009-06-08
Also published as: JPH0643059B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、混練機のゲート装置に関する。

（従来の技術）プラスチック、ゴム等の各種高分子材料や可塑性材料の
混練を行なう際に用いる混線機には、被混線材の流れ方
向途中、若しくは排出口付近にゲート装置を設けてその
流量を調整する場合があり、そのゲート装置として、例
えば、特開平１−９５３０８号公報において開示された
ものがある。

第４図はそのゲート装置を示す。同図において、３５は
ハウジングであり、該ハウジング３５内に混練室３６が
形成され、その混練室３６内には２本のロータ３７　、
３７が回転自在に挿通されている。

３８　、３９は上下一対のゲートであり、ハウジング３
５の上下から装着されており、その相対向する端面ば、
前記ロータ３７　、３７を収容すべく２つの略半円状に
切欠かれて形成されている。４０．４０はねじ軸であり
、ハウジング３５の側方から突設されたスラスト軸受４
１によって回動自在かつ軸方向移動不能に取付けられて
いる。このねじ軸４０．４０の軸方向上下各側には、互
いに逆向きのねじ部４２．４３が形成されており、該ね
じ部４２．４３は前記両ゲート３８．３９の左右突出部
４４．４４に夫々螺合されているまた、４５はウオーム
ホイールであり、前記ねじ軸４０．４０の上端に固定さ
れ、このホイール４５に噛合するウオーム４６を左右両
端側に有する駆動軸４７が、上部ゲート３８の上方に位
置して左右のねじ軸４０゜４０間に架設されている。尚
、４８はその駆動軸４７を回転させるためのモータ等の
駆動源である。

そして、上記駆動軸４７の回転を、ウオーム４６及びウ
オームホイール４５の噛合を介して左右のねじ軸４０．
４０の回転に変換させ、上下のゲート３８．３９を互い
に同期的に接近若しくは離反させて開度を調節すること
により、混練室３６内で流れる被混線材の流量が調整さ
れるようになっている。

（発明が解決しようとする課！ａ）上記従来のゲート装置は、１つの駆動源で上下のゲー）
３８．３９を同期的に作動し得る点で、確かに好適なも
のであるが、反面、以下に示すような欠点がある。

先ず、ねじ軸４０と螺合すべく設けられた下部ゲート３
９左右の突出部４４が、ハウジング３５の幅よりも突出
しているので、当該ゲート装置の組付は解体に非常に手
間がかかっていた。即ち、第４図に示すゲート装置の場
合、その組付けの際には、ハウジング３５よりも先に下
部ゲート３９を設置しなければならないときがあり、そ
の後の上部ゲート３８及び駆動機構の組立てもその下部
ゲート３９と位置合せしながら全てハウジング３５周辺
で行わなければならなかった。また、解体の際には、下
部ゲート３９の取はずしは、少なくともハウジング３５
を当該ゲート装置のある位置で分割してそのいずれか一
方のハウジング３５を移動してから行わなければならず
、専ら大規模な作業となっていた。

更に、前記突出部４４の存在によってゲート装置の幅が
大きくなっているため、例えば、当該ゲート装置を混線
機の排出口付近に設置してその側方にギヤポンプを連結
する場合には、そのギヤポンプとの離間距離が大きくな
ってしまいギヤポンプと混線機の間で樹脂の流れ抵抗が
増加し、混練機内の圧力増大の原因となるときもあった
。

また、混練室３６内に存するハウジング３５内面とゲー
ト３８．３９とが摺動し合う摺動案内面Ｓ’　（第４図
参照）は、被混線材のもれ防止等の観点から、なるべく
少ない方が好ましいが、従来のゲート装置の構成では、
上部ゲート３８及び下部ゲート３９いずれにおいても当
該摺動案内面Ｓ゛が生じてしまう。

本発明は、このような実情に鑑みて成されたものであり
、混線機への組付は解体が容易でかつコンパクトであり
、しかも摺動案内面を極力少なくし得る混練機のゲート
装置を従供することを目的とする。

（課題を解決するための手段）その目的を達成すべく、本発明は次の技術的手段を講じ
た。

即ち、本発明は、ハウジング１内に混練室２が形成され
、該混練室２にロータが回転自在に挿通されていると共
に、前記混練室２内に突出する上下一対のゲート３．４
が互いに接近離反自在に設けられて、被混練材通路とし
ての混練室２の開度を調整自在とした混線機のゲート装
置において、前記下部ゲート４の左右両端側に、上部ゲ
ート３の上下方向摺動を案内する下部ゲートアーム７７
が上方突出状に一体的に設けられ、その下部ゲートアー
ム７．７は、下部ゲート４と共にハウジング１内に収容
されていることを特徴とする。

（作　用）本発明においては、下部ゲートアーム７．７は下部ゲー
ト４と共にハウジング１内に収容されており、そのハウ
ジング１の内面に沿って上下動される。

一方、上部ゲート３は、前記下部ゲートアーム７．７間
に収容されており、そのアーム７．７に案内されて上下
動される。

（実施例）以下、本発明の一実施例を図面に基いて詳述する。

第１図乃至第３図において、１はハウジングであり、内
部に混練室２を有し、その混練室２内には図外の２本の
ロータが回転自在に挿通されている。３．４は上下一対
のゲートであり、それらの相対向する端面は、前記ロー
タに対面すべく２つの略半円状に切欠かれて、凹部５，
５が形成されている。尚、両ゲート３，４の接合部には
、夫々噛合爪６が形成されており、当該ゲート３．４は
所謂かみ合せ式のものとなっている。

７は下部ゲートアームであり、前記下部ゲート４の左右
両端側にボルト８を介して左右対称状に固定され、下部
ゲート４と共にハウジング１内に収められている。この
アーム７．７は、下部ゲート４の略２倍程度の高さを有
し、その差の分だけ下部ゲート４よりも上方に突出する
ように取付けられている。前記上部ゲート３は、この下
部ゲートアーム７．７間に介在するように設けられ、該
アーム７．７に案内されて上下方向に摺動するようにな
っている。

前記ハウジング１の上方には、両ゲート３．４を接近離
反させるための駆動機構９が構成されている。

そのうち、１０はドライブベースであり、ハウジング１
上面に螺合されて立設された固定ロッド１１を介して、
ハウジング１に対して一定の距離を保って固定されてい
る。このハライブベース１０の上面には、ブラケット１
２を介してモータ１３が設置され、更に該モータ１３と
連動する減速機１４及びギヤボックス１５が設けられて
いる。

１６はねじ軸であり、中央部で前記ギヤボックス１５及
びドライブベース１０に挿通されて、当該ゲート装置の
中心線上に位置するように取付けられている。また、ギ
ヤボックス１５内では、前記モータ１３からの図外の駆
動軸とこのねじ軸１６とがウオーム噛合されており、ウ
オームとねじ軸１６はキー５０で結合されていることか
ら、ねじ軸１６はドライブベース１０に対して回転自在
かつ軸方向移動不能となっている。

前記ねじ軸１６の軸方向両端側には、互いに逆方向のね
じ部１７．１８が形成されており、上ねじ部１７はガイ
ドアーム１９の中央に、下ねじ部１８は前記上部ゲート
３の中央に、夫々ねじ軸受２０．２１を介して螺合され
ている。

２２．２２はガイドロッドであり、前記ガイドアーム１
９の左右両端側にナツト２３を介して下方向に延びて連
結され、前記ドライブベース１ｏを貫通して下端におい
て下部ゲートアーム７上端側に螺合連結されている。２
４は下部ゲート４の上限位置を規制するストッパカラー
で、下部ゲートアーム７とドライブベース１０間に設け
られている。

また、２５は摺動シューであり、下部ゲートアーム７と
ハウジング１との間に介在されており、第３図に示す如
く、ピボットピン２６によってハウジング１の外側から
押圧されている。即ち、ハウジング１の側面にボルト２
７を介して取付けられたソケット２８に、締付ボルト２
９が螺合されており、この締付ボルト２９によってピボ
ットビン２６の頭部が押圧されることにより、ゲート３
．４への側方押圧力が変更自在となっている。

尚、３０は冷却水通路、３１はサーモカップルであり、
それらはそれぞれゲート３，４の温度を好適に保つため
のものである。また、３２はポテンショメータで、ベー
ス１０上から立設されたブラケット３３を介してねし軸
１６上方に設けられ、下部ゲート４の上下位置を検知す
るためのものである。

本実施例においては、上記構成に係るゲート装置自体の
組立ては、混練機、即ちハウジング１がら隔った他の作
業場所で行ない、その組立て完了後にハウジングｌへの
組付けを行なうことができる。

即ち、当該ゲート装置では、下部ゲートアーム７．７は
下部ゲート４と共にハウジング１内に収められ、更に上
部ゲート３は前記下部ゲートアーム７．７間に収められ
た構成となっており、下部ゲート４も上部ゲート３と共
にハウジング１の上方から脱着することができることが
ら、駆動機構９も含めてその組立てを行なった後に、ゲ
ート装置を図外のクレーン等で吊り上げてハウジング１
内に組込むことができる。そして、ハウジング１周辺の
作業としては、固定ロッド１１によって前記ドライブベ
ース１０をハウジング１に固定するだけで足り、従来の
ように上下のゲート３，４の位置合ゎせをする必要がな
く、非常に簡便かつ迅速に組付けを行なうことができる
。

また、ゲート装置のメンテナンス等に際する解体のとき
には、上記とは逆に固定ロッド１１をはずしてゲート装
置全体をそのままハウジング１から上方へ貫き取ること
ができ、従来のようにハウジング１内体を解体する必要
がない。

更に、本実施例では、上下のゲート３．４は全てハウジ
ング１内に収容され、その駆動機構９もハウジング１上
方に全て構成されているので、装置全体としては特にそ
の幅方向において非常にコンパクトなものとなっている
。従って、例えばゲート装置の側方にギヤポンプを設け
る場合においても、該ポンプとの水平距離が小さくなり
、混練室２内の圧力増大等を効果的に防止することがで
きる。

また、本実施例では、ハウジングｌの混練室２内に存す
る摺動案内面Ｓは、下部ゲートアーム７と上部ゲート３
が当接するところ（第１図参照）だけに存在するので、
当該案内面Ｓから被混線材がもれ出すおそれも従来に比
してきわめて少ないものとなっており、従って、被混線
材が案内面Ｓ付近で固化してゲート３，４が動かなくな
るというような惧れもきわめて少ない。

尚、本発明は、上記実施例に限られず、例えば、下部ゲ
ートアーム７と下部ゲート４とを一体成形して作成して
もよい。

また、２軸式以外の混練機にも通用できることは言うま
でもない。

（発明の効果）以上説明したように、本発明によれば、下部ゲートアー
ム７．７は、下部ゲート４と共にハウジング１内に収容
され、更に上部ゲート３が前記下部ゲートアーム７．７
間に収容された構成となついるので、両ゲート３．４を
ハウジング１の上方から一度に嵌脱することができ、混
線機に対する組付は解体が非常に簡単なものとなってい
ると共に、ゲート装置全体のコンパクト化をも実現され
得るものとなっている。

更に、本発明によれば、混練室２内の摺動案内面Ｓを極
力少なくすることができ、被混線材のもれの防止等も図
ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第３図は本発明の一実施例を示し、第１図は
ゲート装置の一部切欠き正面図、第２図は同側面図、第
３図は第１図■−■線断面図、第４図は従来例における
ゲート装置の正面図である。 ■−ハウジング、２−混練室、３−上部ゲート、４−下
部ゲート７−下部ゲートアーム。特許出願人　　　株式会社　神戸製鋼所系４区第図第　２区

Claims

【特許請求の範囲】

（１）ハウジング（１）内に混練室（２）が形成され、
該混練室（２）にロータが回転自在に挿通されていると
共に、前記混練室（２）内に突出する上下一対のゲート
（３）（４）が互いに接近離反自在に設けられて、被混
練材通路としての混練室（２）の開度を調整自在とした
混練機のゲート装置において、前記下部ゲート（４）の左右両端側に、上部ゲート（３
）の上下方向摺動を案内する下部ゲートアーム（７）（
７）が上方突出状に一体的に設けられ、その下部ゲート
アーム（７）（７）は、下部ゲート（４）と共にハウジ
ング（１）内に収容されていることを特徴とする混練機
のゲート装置。