JPH04225807A

JPH04225807A - フィルタ組立体

Info

Publication number: JPH04225807A
Application number: JP3069746A
Authority: JP
Inventors: Stuart M Raifman; スチュアート・エム・レイフマン
Original assignee: SYST ENG AND Mfg CORP
Current assignee: SYST ENG AND Mfg CORP
Priority date: 1990-04-09
Filing date: 1991-04-02
Publication date: 1992-08-14
Also published as: US5112503A; EP0451947A2; EP0451947A3

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明はモジュール化されたフィ
ルタ組立体（以下単にフィルタ組立体と称する）に関す
る。このフィルタ組立体は例えば水の清浄化などの流体
処理のために使用される。

【０００２】

【従来の技術および発明が解決しようとする課題】フィ
ルタ組立体は家庭用および工業用として流体の清浄化の
ために広く使用される。家庭用としては水の清浄化に使
用され、工業用としては電気メッキ溶液の清浄化などに
使用される。

【０００３】家庭用として水の清浄化に使用される装置
としては、家庭の配管内に設けられたハウジング内に配
置された埋め込み（ｄｅｐｔｈ　　ｗｏｕｎｄ）カート
リッジ型フィルタがある。多室形式またはモジュール化
されたフィルタカートリッジは埋め込みカートリッジと
互換性がないので、通常は家庭用として使用されない。多室形式のフィルタは多数のフィルタ板を一緒に保持す
るための外部クランプを通常は必要とする。外部クラン
プはフィルタの軸方向寸法を増大し、多室形式のフィル
タを家庭内で使用される埋め込みカートリッジに代えて
使用することのための妨げとなる、すなわち外部クラン
プを有するフィルタの軸方向寸法がハウジング内に配置
するに適合しない。本発明は家庭内で一般的に使用され
る埋め込みカートリッジに代えて使用することのできる
フィルタ組立体を提供することを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明にかかるフィルタ
組立体は複数のフィルタシートを有するフィルタの積重
ねとそれぞれ周縁部と内側フィルタ流通路部分とを有す
る複数のフィルタ支持板とを含む。フィルタシートは積
重ねを形成して取囲むフィルタ支持板の間に挟持され、
支持板とフィルタシートとのフィルタ流通路部分は整合
してフィルタシートと支持板とを貫通延長するフィルタ
流通路を形成する。支持板を互いに保持する外部クラン
プを必要としないから頂部から底部までの寸法が最小で
ある。

【０００５】支持板は、一方側に流体露出室を他方側に
流体収集室を有する。更に、支持板は各支持板の周縁の
第１の側に外側流体流溝孔を、第２の側に内側流体流溝
孔を有している。フィルタの積重ねは更に、隣接する支
持板の間に挟持されたフィルタシートと支持板とを整合
せしめ各支持板の周縁に把持力を作用せしめて各フィル
タシートを支持板の各対の間に封止する係合手段を含む
。

【０００６】さらに本発明は、流体を濾過するフィルタ
シートの積重ねを形成する方法を与える。この方法はそ
れぞれ直立する口輪部（フェルーレ）と、軸方向に整合
して下方に延長するボス部とを有する実質的に同等な複
数のフィルタ支持板を使用する。該ボス部と口輪部とは
組合う取り付け手段を有し、これによって複数の支持板
は互いに結合されて隣接する支持板の間に間隔をおかれ
たフィルタシートに整合および把持力を作用せしめる。該組立体はフィルタシートを隣接する支持板の対の間に
位置せしめ、組合う係合手段を係合せしめて支持板を互
いに錠止めすることによって形成される。

【０００７】さらに、本発明はフィルタ組立体に使用す
るフィルタ支持板を提供し、支持板は一方側に流体露出
室を、第２の側に流体収集室を有する。さらに支持板は
、該支持板をそれぞれの側で少くとも１つの別の支持板
に整合せしめて隣接する支持板の間に挟持されたフィル
タシートを有するようにした係合手段を含む。係合手段
は少くとも２つの支持板を一緒に保持し、かつ各支持板
の周縁に把持力を作用せしめてフィルタシートを支持板
の対の間に封止する。

【０００８】さらに本発明は流体をフィルタ組立体に接
触せしめて流体を清浄化する方法を提供する。該フィル
タ組立体は、外側流体流溝孔と、フィルタ支持板と、フ
ィルタシートと、流体収集室と、流体露出室と、内側流
体流溝孔とを含む。流体流はフィルタ支持板によって限
定される外側溝孔を通り、流体露出室を通り、複数のフ
ィルタ支持板の間に挟持されたフィルタシートを通り、
流体収集室に入り、内側流体流溝孔から出て、内側流体
流通路に流れる。流体は液体でもガスでもよいが、好適
には水である。

【０００９】

【作用】本発明によれば頂部から底部までの寸法が最小
で、効果的な、組立てが容易な積重ね配置のモジュール
化されたフィルタ組立体が得られる。

【００１０】本発明によれば、通常の埋込みフィルタカ
ートリッジに代替使用可能な、多数部品型、調節可能長
さのモジュール化されたフィルタ組立体が得られる。

【００１１】本発明によれば、流体を処理するために利
用可能な表面積の大きいモジュール化されたフィルタ組
立体が得られる。

【００１２】さらに本発明によれば、効率的、経済的な
、家庭用水清浄化装置に使用可能なモジュール化された
フィルタ組立体が得られる。

【００１３】

【実施例】図１に本発明の実施例として示すフィルタ組
立体は複数のフィルタシート１２と複数の同等なフィル
タ支持板１４とを有するフィルタの積重ね１０を含む。各シート１２と支持板１４とは、周縁１６、１６ａと、
内側フィルタ流通路部分１８、１８ａとを有する。フィ
ルタの積重ね１０は頂部２０と底部２２と該頂部２０か
ら底部２２まで延長する内側フィルタ流通路２４とを有
している。フィルタシート１２は取囲む支持板１４の間
に挟持されて積重ね１０を形成して、フィルタ流通路部
分１８が軸方向に整合して、フィルタシート１２と支持
板１４とを通って積重ね１０の頂部２０から底部２２ま
で延長する内側フィルタ流通路２４を形成する。積重ね
１０の頂部２０から底部２２までの寸法は最小である。

【００１４】図２ないし図５に示すように、円形の支持
板１４はその一方側２８に流体露出室２６を、他方側３
２に流体収集室３０を有する。さらに、支持板１４は６
つの同等な外側流体流溝孔３４を各支持板の第１の側２
８の周縁１６ａに、内側流体流溝孔３８を各支持板１４
の第２の側３２に有する。フィルタ支持板１４はさらに
、該支持板１４を隣接する支持板１４間に挟持されたフ
ィルタシート１２に整合せしめ、各支持板の周縁１６ａ
に把持力を作用せしめて各フィルタシート１２を支持板
１４の各対の間に封止する係合手段４０を有する。また
、各支持板１４は、積重ね１０が組立てられるときに隣
接するフィルタシート１２の内側部分４２を挟持するク
ランプ手段を構成する。内側部分４２を挟持する手段は
流体が外側溝孔３４を通り、流体露出室２６を通り、挟
持されたフィルタシート１２を通り、流体収集室３０に
入り、内側流体流溝孔３８から出て、流体流通路２４に
入ることを可能とするようになされる。

【００１５】フィルタの積重ね１０はその頂部２０から
底部２２までの軸方向寸法が最小である。フィルタの積
重ね１０は支持板１４を互いに保持するための外部クラ
ンプが不要であり、従ってフィルタの積重ね１０は家庭
の水の浄化に使用される通常の埋込みフィルタカートリ
ッジと互換性がある。フィルタの積重ね１０は家庭内で
通常の埋込みフィルタカートリッジとして使用可能であ
り、望ましくは高さが約１３ｃｍないし８０ｃｍ（５イ
ンチないし３０インチ）、直径が約６．５ｃｍないし９
．０ｃｍ（２．５インチないし３．５インチ）とする。

【００１６】フィルタシート１２は、シートとして形成
可能で寸法的および構造的一体性を保持し得る材料製と
する。この材料の例としては紙、ポリプロピレン、セル
ローズ、ポリテトラフルオロエチレン、テトラフルオロ
エチレンおよびその他の合成樹脂材料がある。フィルタ
シートの厚さまたは多孔性は流体から除去しようとする
材料によって選択される。使用可能の多孔性の例は約０
．５ないし５０ミクロンであり、厚さは約１ないし３．
２ｍｍ（１ｍｍないし１／８インチ）である。フィルタ
シート１２は２つのフィルタ支持板１４間に挟持（クラ
ンプ）され、開口すなわち内側フィルタ流通路部分１８
を有し、該通路部分１８は流体がフィルタの積重ね１０
のフィルタ流通路２４を通って流れることを許容するよ
うになされている。

【００１７】フィルタシート１２を予め多孔性材料で被
覆してもよい。フィルタシート１２が予め多孔性材料で
被覆されるとき該フィルタの多孔性は被覆を保持し得る
寸法例えば約１０ないし２５ミクロンとする。予め被覆
するために使用される多孔性材料は処理される流体に対
して不活性とする。フィルタシート１２に例えばけいそ
う土（珪藻土）などを予め被覆することの利点は、流体
を処理するために利用可能な表面積が増大することであ
り、珪藻類は表面が平面でない。

【００１８】フィルタ支持板１４は不活性であって構造
的および寸法的一体性を保持し得る材料製とする。フィ
ルタ支持板１４のために望ましい材料は重合材料である
。この重合材料とは無機重合体、有機重合体および樹脂
類を包含する。無機重合体はガラスまたはガラス状材料
を含む。有機重合体および樹脂類は合成樹脂を含む。合成樹脂は熱可塑性樹脂であっても熱硬化性樹脂であっ
てもよい。本発明の望ましい実施例において熱硬化性樹
脂が使用される。この材料の例としてポリプロピレン、
ポリエチレン、ポリビニルディフルオライド、ポリビニ
ルクロライド、アクリル、ポリメチルメタアクリレート
、ポリカーボネート、およびキナールがある。キナール
（Ｋｙｎａｒ）はグッドリッチ社のポリビニルディフル
オライド製品の商品名である。支持板１４は例えば射出
成形、機械加工など周知の技術により製造可能である。

【００１９】フィルタ支持板１４は、一方側２８に処理
される流体をフィルタシート１２に露出する流体露出室
２６を有し、他方側３２に流体収集室３０を有する。流
体露出室２６にフィルタシート１２を平面位置に維持す
る支持部材４４を設けてもよい。支持部材４４はフィル
タシート１２を平面位置に維持するに適した任意所望の
態様としてよい。望ましくは支持部材４４は図４に示す
ように流体流通路２４に同心の少なくとも１つの不連続
な円をなして配置される。

【００２０】流体収集室３０は図２に示すように、流体
が開口５５を通って内側流体流溝孔３８に流れるように
案内、補助する案内部材４６を有するものとしてよい。支持板１４は第１の側２８の周縁３６に外側流体流溝孔
３４を有し、各支持板１４の第２の側３２に内側流体流
溝孔３８を有する。処理される流体は外側溝孔３４を経
て流体露出室２６を通り、挟持されたフィルタシート１
２を通って流体収集室３０に流れる。流体収集室３０に
入るとき案内部材４６は、処理される流体が支持板１４
の第２の側３２の内側流体流溝孔３８に流れることを案
内し補助する。案内部材４６は流体を内側流体流溝孔３
８に案内するに適した任意所望の形状、配置とする。案
内部材４６は、望ましくは図２に示すように内側流体流
溝孔３８に整合する開口５５を有する不連続な円をなし
て配置される。

【００２１】内側溝孔３８と外側溝孔３４とは、流体の
通過を可能とする任意形状の開口を有するものとしてよ
い。例えば溝孔３４、３８は矩形または円形となされる
。外側流体流溝孔３４は望ましくは支持板１４の一方側
２８の周縁３６に設けられ、内側流体流溝孔３８は、望
ましくはフィルタの積重ね１０の内側フィルタ流通路２
４を囲む区域に配置される。溝孔３４、３８の数は処理
される流体の量などの要素によって変化せしめられ、選
択される。処理される流体の量が少ないときは溝孔３４
、３８の数を減少せしめる。各フィルタ支持板１４は通
常の家庭用の水清浄化装置用として６つの内側流体流溝
孔３８と６つの外側流体流溝孔３４とを図示のように有
する。

【００２２】フィルタの積重ね１０はさらに、支持板１
４とその間に挟持されたフィルタシート１２とを整合せ
しめ各支持板１４の周縁３６に挟持力を作用せしめる係
合手段４０を有する。この挟持力によってフィルタシー
ト１２は支持板１４の対の間に封止され、処理される流
体が支持板１４の縁部から洩れることがない。

【００２３】係合手段４０は各支持板１４の周縁１６ａ
に力を作用せしめ少くとも２つの支持板１４を互いに保
持することができる手段とする。係合手段４０の例とし
て、ねじつきのボス５７と口輪（フェルーレ）５９、互
いに噛合い錠止めする２つのカム面、周縁１６ａの回り
に軸方向力を作用せしめるように互いに捩り得る任意適
宜の取付け手段などがある。

【００２４】望ましい実施例において係合手段４０は、
各支持板１４の周縁１６ａの回りに延長するフランジ６
１を含み、これが隣接する支持板１４の周縁１６ａの回
りに延長する第１の平坦面６９に当接して圧迫可能とな
されている。圧迫力によって流体がフィルタ組立体の周
縁１６ａから流出することが防止される。圧迫作用は同
一のフィルタ組立体に使用されるフィルタシート１２の
厚さの変更を可能とする。用語「周縁１６ａの回りに延
長する」は周縁１６ａが支持板１４の縁部または縁部付
近の場合を含むものである。第１のフランジ６１が支持
板１４の縁部に直接に接触してもよく、縁部付近に接触
してもよい。望ましくは第１のフランジ６１は支持板１
４の縁部の回りに延長して立上がるリップとし、フィル
タシート１２の利用可能な面積を最大とする。

【００２５】フィルタの積重ね１０は各フィルタシート
１２の内側部分４２を挟持する手段も有している。この
手段は第２のフランジ６５を含み、これがフィルタの積
重ね１０内にフィルタシート１２を所定位置に保持する
ように隣接する支持板１４の第２の連続的な平坦面６７
に向って押付けられ、フィルタシート１２の部分の回り
に挟持力を作用せしめる。第２のフランジ６５と第２の
平坦面６７とは各隣接する支持板１４の内側フィルタ流
通路２４の回りに延長し、各室３０からフィルタを経て
各室２６に流れる以外の流体流に対してフィルタの縁部
を封止する。このフィルタシート１２の内側部分４２を
挟持する手段は、係合手段４０と同一であっても相違し
てもよく、係合手段４０の一要素であってもよい。内側
部分４２を挟持する手段は、望ましくは内側フィルタ流
通路２４の回りに延長する立上がるリップとする。内側
フィルタ流通路２４の回りに延長するという用語は、内
側フィルタ流通路２４の周縁の回りを直接に囲むもので
あっても、該通路２４の周縁の付近にあってもよい。こ
のリップまたはフランジ６１は、次に隣接する支持板１
４の縁部または第１の平坦面６９と噛合い可能である。

【００２６】本発明の望ましい実施例として示すフィル
タ組立体は支持板１４に、該板１４の一方側２８のねじ
付きボス５７と該板１４の他方側３２のねじ付き口輪５
９とを含む係合手段４０が設けられている。例えば１つ
の支持板１４の雄ねじ付きの口輪５９が該板の一方側２
８に隣接する支持板１４の雌ねじ付きのボス５７に収容
され、該板１４の雌ねじ付きのボス５７が他方側３２に
隣接する支持板１４の雄ねじ付きの口輪５９を収容し、
これによってフィルタシート１２に挟持作用と把持作用
とを与える。当業者には口輪５９とボス５７とのねじの
雌雄を逆とすることもできることが理解されよう。

【００２７】図６および図７に本発明の第２の実施例を
示す。支持板１４ｂは、各支持板の内側ねじ部分５２が
外側ねじ付きの貫通ロッド５４と係合することによって
互いに保持される。図１ないし図５について前述したも
のと対応する要素は図６および図７において同一参照数
字に末尾符号ｂを付して示す。ロッド５４は内側流体流
通路２４を形成する弓形の頂部から底部まで延長する４
つの通路５６を規定する外ねじ付きの部分７０を有する
。ロッドまたは管５４は中空であっても中実であっても
よく、内側流体流通路２４内にあって流体収集室３０か
ら通路２４への近接を可能とするようになされている。ロッド５４は内側通路を有してもよく、図示するように
外側溝を設けてもよい。ロッド５４は支持板１４を保持
する作用も行う。図７に示すように、処理される流体は
外側溝孔３４ｂから流入し、流体露出室２６ｂに入り、
フィルタシート１２ｂを通り、流体収集室３０ｂに入る
。流体収集室３０ｂは流体を内側流体流溝孔３８ｂに案
内する案内部材４０ｂを有している。内側流体流溝孔３
８ｂの少なくともいくつかは整合して、流体が内側流体
流通路２４を形成する４つの弓形の頂部から底部まで延
長する通路５６に流れるようになされている。

【００２８】本発明の理解のために具体的な実施例を単
なる例示として以下に説明するが、これは家庭用水浄化
装置のカートリッジ型フィルタ組立体としての本発明の
実施に関している。

【００２９】本発明のフィルタ組立体を保持可能なプラ
スチック製のハウジングが、家庭の水道配管に挿入され
て水が底部に連結された管を通ってハウジング内に入っ
て、フィルタ組立体を通って浄化される。浄化された水
は望ましくは内側流体流通路と整合する管を通ってハウ
ジングから出る。フィルタ組立体は全長が約２５ｃｍ（
１０インチ）で２２枚のフィルタ支持板と２１枚のフィ
ルタシートから成る。１０ミクロンの厚さ１．６ｍｍ（
１／１６インチ）のドーナツ型ポリプロピレンのフィル
タがフィルタシートとして使用され、直径８．９ｃｍ（
３．５インチ）の円形ポリプロピレンの支持板が使用さ
れる。このフィルタ組立体は家庭用の水の浄化のために
圧力約３気圧（４０ｐｓｉ）で毎分約３．８ないし２０
リットル（１ないし５ガロン）の水を処理する。

【００３０】本発明の特定の実施例について図示説明し
たが多くの変形が実施可能である。例えば、各種の素子
に使用した材料は大幅に変更可能である。支持板は望ま
しくは熱可塑性有機重合材料製とするが、例えばその他
の熱可塑性材料、熱硬化性樹脂材料、金属その他を使用
してもよい。支持板は望ましくは円形として中心軸線の
回りに内側流体流通路を有するものとするが、所望によ
り別の形状とすることもできる。支持板を連結するねじ
部は図示のように連続的ねじとしてもよいが、挟持と相
互結合作用を行うものであればカム面その他の結合手段
でもよい。

【００３１】本発明のフィルタ組立体を囲むハウジング
は従来のカートリッジ型フィルタを収容するハウジング
であってよい。通常のこの種のハウジングは濾過される
水その他の流体の入口に取付けられるようになされてい
る。水は組立体の回りを流れて外側溝孔に入る。

【００３２】すべての場合に本発明によるフィルタ組立
体の軸方向の全長を従来技術によるクランプ形式のフィ
ルタ組立体に対比して最小とすることができる。従来の
ものはクランプがフィルタ組立体の最外方の板を超えて
延長し、従って軸方向寸法が大である。本発明によれば
軸方向長さは実質的に頂部板と底部板とにより規定され
る。頂部板の周縁の回りから突出するリップ部は不必要
であり、所望により除去してもよい。

【図面の簡単な説明】

【図１】外側ハウジングを有する本発明の実施例として
のフィルタ組立体の展開図

【図２】流体収集室を示す本発明にかかるフィルタ支持
板の頂面図

【図３】本発明にかかるフィルタ支持板の側面図

【図４
】流体露出室を示す本発明にかかるフィルタ支持板の底
面図

【図５】図４の線５ー５に沿う断面図で、２つのフィル
タ支持板がその間にフィルタシートを挟持して互いにね
じ連結されている状態を示す図

【図６】４つの弓形部分を有するロッドによってフィル
タ支持板が連結されてフィルタの積重ねが形成される、
本発明の第２の実施例を示す横断面図

【図７】図６の線７ー７に沿う断面図

【符号の説明】

１０はフィルタ組立体、１２はフィルタシート、１４は
フィルタ支持板、１６は周縁、１８は内側フィルタ流通
路部分、２０は頂部、２２は底部、２４は内側流体流通
路、２６は流体露出室、３０は流体収集室、３４は外側
溝孔、３８は内側溝孔、４０は係合手段、５４はロッド
、５７はボス、５８は口輪（フェルーレ）である。

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】　　それぞれ周縁部と内側フィルタ流通路
部分とを有する複数のフィルタシートと複数のフィルタ
支持板とを具えると共に頂部と底部とを有する積重ねフ
ィルタを含むフィルタ組立体にして、それぞれのフィル
タシートは取囲むフィルタ支持板の間に挟まれて前記フ
ィルタ流通路部分がフィルタシートとフィルタ支持板と
を貫通して頂部から底部まで延長するように整合して積
重ねを形成し、該積重ねは頂部から底部までの寸法が最
小となされ、前記フィルタ支持板は一方側に流体露出室
を他方側に流体収集室を含み、各フィルタ支持板の第１
の側の周縁に外方流体流溝孔が、第２の側に内方流体流
溝孔が設けられ、つぎつぎのフィルタ支持板の間にフィ
ルタシートが挟まれた前記フィルタ支持板を整合せしめ
てフィルタ支持板の周縁に把持力を作用せしめて各フィ
ルタシートをフィルタ支持板の各対の間に封止する係合
手段を含む、ことを特徴とするフィルタ組立体。
【請求項２】　　請求項１に記載のフィルタ組立体にし
て、前記積重ねが組立てられるときフィルタ支持板がそ
れぞれフィルタシートの内側部分を把持する手段を構成
し、前記外側溝孔から流入する流体が流体露出室と挟ま
れたフィルタシートとを通って流体収集室に入り内側溝
孔を通って流体流通路に流出するようになされたことを
特徴とするフィルタ組立体。
【請求項３】　　請求項１に記載のフィルタ組立体にし
て、係合手段がフィルタ支持板のそれぞれの周縁の回り
に延長するフランジを含むことを特徴とするフィルタ組
立体。
【請求項４】　　請求項２に記載のフィルタ組立体にし
て、各フィルタシートの内側部分を把持する手段が内側
流体流通路の回りに延長するフランジであることを特徴
とするフィルタ組立体。
【請求項５】　　請求項１または請求項４のいずれかに
記載のフィルタ組立体にして、異なる厚さのフィルタシ
ートに適合可能となされていることを特徴とするフィル
タ組立体。
【請求項６】　　請求項１に記載のフィルタ組立体にし
て、それぞれのフィルタ支持板が一方側にねじつきの口
輪を他方側にねじつきのボスを有し、該ねじつきの口輪
が一方側のねじつきのボスに収容され、ねじつきのボス
が他方側に隣接するフィルタ支持板のねじつきの口輪を
収容し、これによってフィルタシートに挟持と把持との
効果を与えることを特徴とするフィルタ組立体。
【請求項７】　　請求項１に記載のフィルタ組立体にし
て、前記内側フィルタ流通路が外側ねじつき貫通ロッド
と組合う各フィルタ支持板の内側ねじ部分によって形成
され、該ロッドは流体収集室から内側フィルタ流通路へ
の近接を可能とする内側通路を有することを特徴とする
フィルタ組立体。
【請求項８】　　請求項１に記載のフィルタ組立体にし
て、それぞれのフィルタ支持板が流体露出室内に支持部
材を有してフィルタシートを平面位置に維持することを
特徴とするフィルタ組立体。
【請求項９】　　請求項８に記載のフィルタ組立体にし
て、該支持部材が前記流体流通路に同心な少くとも１つ
の不連続な円内に配置されていることを特徴とするフィ
ルタ組立体。
【請求項１０】　　請求項１に記載のフィルタ組立体に
して、それぞれのフィルタ支持板が流体を内側流体流溝
孔に案内するための案内部材を流体収集室内に有してい
ることを特徴とするフィルタ組立体。
【請求項１１】　　請求項１０に記載のフィルタ組立体
にして、前記案内部材が流体流通路に同心な少くとも１
つの不連続な円内に配置されており、該不連続な円内の
開口が内側流体流溝孔に整合することを特徴とするフィ
ルタ組立体。
【請求項１２】　　請求項６に記載のフィルタ組立体に
して、前記内側流体流溝孔がフィルタ支持板の過度の締
付けを防止し、ねじつきの口輪またはボスのねじの破損
を防止することを特徴とするフィルタ組立体。
【請求項１３】　　請求項１に記載のフィルタ組立体に
して、フィルタシートが紙、ポリプロピレン、セルロー
ズ、ポリテトラフルオロエチレン、テトラフルオロエチ
レンから成る群から選択された材料から作られることを
特徴とするフィルタ組立体。
【請求項１４】　　請求項１又は請求項１３のいずれか
に記載のフィルタ組立体にして、フィルタシートが多孔
性材料で被覆されていることを特徴とするフィルタ組立
体。
【請求項１５】　　請求項１４に記載のフィルタ組立体
にして、多孔性材料がけいそう土であることを特徴とす
るフィルタ組立体。
【請求項１６】　　請求項１に記載のフィルタ組立体に
して、フィルタ支持板が重合材料製であることを特徴と
するフィルタ組立体。
【請求項１７】　　請求項１６に記載のフィルタ組立体
にして、前記重合材料がポリプロピレン、ポリエチレン
、ポリビニルディフルオライド、ポリビニルクロライド
、アクリル、ポリカーボネイトから成る群から選択され
たことを特徴とするフィルタ組立体。
【請求項１８】　　請求項１に記載のフィルタ組立体に
して、前記フィルタの積重ねが約１３ないし８０ｃｍ（
５ないし３０インチ）の高さであることを特徴とするフ
ィルタ組立体。
【請求項１９】　　請求項１に記載のフィルタ組立体に
して、フィルタ支持板の直径が約６．５ないし９．０ｃ
ｍ（２．５ないし３．５インチ）であることを特徴とす
るフィルタ組立体。
【請求項２０】　　流体を濾過するフィルタの積重ねを
形成する方法にして、それぞれ直立する口輪部と軸方向
に整合して下方に延長するボス部とを有する実質的に同
等なフィルタ支持板を使用し、該口輪部とボス部とは組
合わされる取付け手段を有し、該フィルタ支持板の複数
が互いに結合されるとき隣接するフィルタ支持板間に間
隔をおかれたフィルタシートに整合および把持作用を与
えるようになされ、フィルタシートを隣接するフィルタ
支持板の間に配置し前記係合手段を係合せしめて前記フ
ィルタ支持板を互いに錠止めする、各工程を含むことを
特徴とする方法。
【請求項２１】　　請求項２０に記載の方法にして、前
記フィルタ支持板が実質的に円形であり、前記フィルタ
シートをその間に把持するに適した部分を有し、さらに
、中央流体流通路を限定することを特徴とする方法。
【請求項２２】　　フィルタ組立体に使用するフィルタ
支持板にして、その一方側の流体露出室と、第２の側の
流体収集室と、該フィルタ支持板をその各側において少
くとも１つの別のフィルタ支持板と整合せしめ、フィル
タシートを隣接するフィルタ支持板との間に挟持されて
有するようにする係合手段と、を含み該係合手段は各フ
ィルタ支持板の周縁に把持力を作用せしめて、該フィル
タシートをフィルタ支持板の対の間に封止しかつ隣接す
るフィルタ支持板を互いに保持することが可能であるこ
とを特徴とするフィルタ支持板。
【請求項２３】　　請求項２２に記載のフィルタ支持板
にして、前記係合手段が、組合わされる取付け手段を有
するボス部と口輪部とを含み、複数のフィルタ支持板が
互いに結合されるとき隣接するフィルタ支持板の間に間
隔をおかれたフィルタシートに整合及び把持作用を与え
得るようになされていることを特徴とするフィルタ支持
板。
【請求項２４】　　流体を清浄化する方法にして、流体
をフィルタ組立体に接触せしめ、前記フィルタ組立体が
、外側流体流溝孔と、フィルタ支持板と、フィルタシー
トと、流体収集室と、流体露出室と、内側流体流溝孔と
を有し、流体はフィルタ支持板に限定される外側溝孔を
通り、流体露出室を通り、複数のフィルタ支持板間に挟
持されたフィルタシートを通って、流体収集室に入り、
内側流体流溝孔から出て、内側流体流通路内に流れるこ
とを特徴とする方法。
【請求項２５】　　請求項２４に記載の方法にして、流
体がガスまたは液体であることを特徴とする方法。
【請求項２６】　　請求項２４に記載の方法にして、該
流体が水であることを特徴とする方法。