JPH0422508A - 二重繊維組織を有するアルミニウム異形押出材 - Google Patents

二重繊維組織を有するアルミニウム異形押出材

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JPH0422508A
JPH0422508A JP12779390A JP12779390A JPH0422508A JP H0422508 A JPH0422508 A JP H0422508A JP 12779390 A JP12779390 A JP 12779390A JP 12779390 A JP12779390 A JP 12779390A JP H0422508 A JPH0422508 A JP H0422508A
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JP
Japan
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extruded
thin
extruded material
fiber structure
thick
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Pending
Application number
JP12779390A
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English (en)
Inventor
Eiji Sugio
杉尾 栄治
Masakazu Tanigawa
正和 谷川
Kouzou Dousaka
道阪 浩三
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Altemira Co Ltd
Original Assignee
Showa Aluminum Corp
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Publication of JPH0422508A publication Critical patent/JPH0422508A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、厚内部と薄肉部を有するアルミニウム異形
押出材、特に[100]と[111]の二重繊維組織を
有する押出形材に関する。
なお、この明細書においてアルミニウムの語はその合金
を含む意味で用いる。
従来の技術及び課題 丸棒等の単純形状のアルミニウム形材はこれを押出材と
して製作することが従来より一般に行われている。
ところが、厚肉部と薄肉部を有するアルミニウム製の異
形形材、例えば船舶用のバルブプレートのように第2図
に示す横断面り形の形材(100)は、これを押出材と
して得る場合には次のような欠点があった。
即ち、押出形材の寸法精度向上のために、押出後に押出
材にストレッチを施すことが一般に行われているが、上
記のような異形形材にストレッチを施した場合には、厚
肉部(101)を内側、薄肉部(102)を外側とする
湾曲状の曲がりが発生し、所期する寸法精度が得られな
いという欠点が往々にして生じていた。このような欠点
は、特に2000系、5000系、7000系等の高力
アルミニウムによる異形押出材に顕著に生じるものであ
った。
この発明は、かかる欠点を解消するためになされたもの
であって、ストレッチ後の曲がりのない形状精度の高い
アルミニウム異形押出材の提供を目的とするものである
課題を解決するための手段 上記目的において、発明者は鋭意研究の結果、アルミニ
ウム異形押出材のストレッチ後の曲がりの原因が厚肉部
と薄肉部との組織差によって生ずる強度差に起因してい
ることを知見した。
即ち、断面における縦横の長さの等しい角材では、その
内部組織が強度的に強い[100] と[1111の二
重繊維組織を呈するのに対し、偏平な板材になるほど[
100]と[211]付近の組合せの組織となって引張
強さが低下する。従って、第2図に示すような異形押出
材において肉厚の大きい厚肉部は縦横の長さの等しい角
材に近くなるためその組織は[100] と[111]
の二重繊維組織が多くなる一方、薄肉部は偏平な板材に
近くなるため[1001と[211]付近の組合せの組
織となる。このため、厚肉部は強度が強く薄肉部は強度
が弱くなり、かかる強度差に起因してストレッチ後に曲
がりを生じるものであることがわかった。
この発明はかかる知見に基いてなされたちのであり、図
面の符号を参照して示すと、厚肉部(101)と薄肉部
(102)を有し、かつこれらの厚肉部(101)及び
薄肉部(102)がいずれも[100]と[111]の
二重繊維組織から形成されていることを特徴とする、二
重繊維組織を有するアルミニウム異形押出材を要旨とす
るものである。
作用 厚肉部(101)及び薄肉部(102)がいずれも[1
00]と[111]の二重繊維組織であるから、両部の
組織が均一化され、かつその強度差が解消され、ひいて
はストレッチ後の曲がりの発生が抑制される。また押出
材全体としての強度も向上する。
実施例 次にこの発明を、第2図に示したような厚肉部(101
)と薄肉部(102)を有する断面り形のアルミニウム
異形押出材(100)に係る実施例に基いて説明する。
この発明は、アルミニウム異形押出材cioo )の厚
肉部(101)と薄肉部(1,02)のいずれもが[1
00] と[111]の二重繊維組織であることをもっ
て要件とする。もとより、押出材(1,00)の全体が
上記の二重繊維組織からなることが好ましいが、他の組
織の存在を全く否定するものではなく、押出材の大部分
を上記二重繊維組織が占める態様であれば良い。また、
この発明を適用する押出材の形状は厚肉部と薄肉部を有
する異形形材であるが、厚肉部と薄肉部の肉厚差が少な
い場合はもともと組織差か生しないことから、第2図の
符号でいえば厚肉部(101)の肉厚aと薄肉部(10
2)の肉厚すとがa / b≧3であるような押出材に
本発明を適用するのが好ましい。
この発明に係る押出材の製造方法は特に限定するもので
はない。しかし、二重繊維組織を実現・する好適な方法
の1つを、同じく第2図の押出材に適用した場合につい
て説明すると次のとおりである。即ち、第1図に示すソ
リッドダイス(1)を用いて押出を行う。該ダイス(1
)は形材断面に対応した形状の成形孔(2)(2)と捨
孔(3)を有している。この実施例では2個の成形孔を
点対象位置に配して同時に2本の押出材を生産するもの
として効率化を図っている。また、各成形孔(2)は厚
肉部(101)を形成するための厚肉部用成形孔(21
)と、薄肉部(102)を形成するための薄肉部用成形
孔(22)を有している。一方、捨孔(3)は各薄肉部
用成形孔(22)  (22)を挾んで両側に、中央の
捨孔を共用する態様で同形同大のものが3個設けられて
いる。かかる捨孔(3)は、押出時に薄肉部用成形孔(
22)を通過するメタルフローを、厚肉部用成形孔(2
1)を通過するメタルフローと近似させることを意図し
て設けられたものである。かかる作用の点から、捨孔(
3)の位置はダイスの破壊を招かない範囲で可及的薄肉
部用成形孔(22)に接近させることが望ましく、また
捨孔(3)の面積は厚肉部用成形孔(21)の面積に対
して、1/2〜3/2程度の値に設定するのが好ましい
。もとより、捨孔(3)はその個数や形状が図示のもの
に限定されることはない。
上記のようなダイスを用いて押出を行う。ステムの前進
により、アルミニウム押出材料は、2個の成形孔(2)
(2)及び3個の捨孔(3)(3)(3)から同時に押
出される。而して、厚肉部用成形孔(21)を通過する
押出材料のメタルフローは縦横長さの等しい角棒の押出
におけるメタルフローに近いから、該成形孔(21)を
通過した押出材の厚肉部(101)は[1001と[1
11Fの二重繊維組織になる。一方、押出時にダイスの
薄肉部用成形孔(22)近傍へ集中する押出材料の一部
は、捨孔(3)を通って押出されることになる。このた
め、薄肉部用成形孔(22)を通過するメタルフローか
捨孔(3)によって影響を受け、厚肉部用成形孔(21
)を通過するメタルフローに近似した状態となり、押出
材の薄肉部(102)も[100]と[111]の二重
繊維組織になる。
ちなみに、本発明の効果を確認するために、第1図に示
したダイスと、捨孔(3)を設けていない点景外は第1
図のダイスと同じ従来のダイスを用いて、5083AΩ
合金を第2図に示す押出材()1112)に押出した。
押出材の各部の寸法は、a :15. 3mm、 b 
: 3. 1ms c :50.7頗、d:12.3m
とした。一方、ダイスの各部の寸法はLl  : 1B
IRIn、 L2  + 10履、L3:40m、各捨
孔の面積:207−とした。そして、押出後押出材の厚
肉部(101)、薄肉部(102)についてそれぞれ内
部組織を調べたところ、捨孔付きダイスを用いた本発明
実施品は、各部ともに[100]と[11IIの二重繊
維組織が形成されていた。
これに対し、捨孔のないダイスを用いた従来品は、厚肉
部については[100]と[111]の二重繊維組織が
形成されていたが、薄肉部については、かかる組織はほ
とんど形成されておらず、[100]と[211]の組
織が形成されていた。
また、本発明実施品と従来品とにつき、押出後にストレ
ッチを施したところ、従来品では曲がりを生じたが、本
発明実施品では曲がりの発生は認められなかった。また
、ストレッチ後の厚肉部(101)と薄肉部(102)
の引張強さを調べたところ、下記第1表のとおりであり
、本発明押出材では厚肉部と薄肉部の強度差が抑制され
ていることがわかる。。
第1表 発明の効果 この発明は上述の次第で、厚肉部と薄肉部を有するアル
ミニウム異形押出形材において、前記厚肉部及び薄肉部
がいずれも[100]と[111]の二重繊維組織から
形成されていることを特徴とするものであるから、押出
材の厚肉部及び薄肉部の組織を均一にすることができる
。こうして組織が近似した状態となるから、両部の引張
強さの差を解消ないし抑制でき、その結果ストレッチを
施しても曲がりの発生しない形状精度の極めて高いアル
ミニウム異形押出形材となしうる。しかも、[100]
 と[111]の二重繊維組織自体引張強さに優れてい
るから、押出材全体の強度を向上することもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係る押出材の製造に用いる一例とし
てのダイスの正面図、第2図は第1図のダイスにより製
造されたこの発明の実施例に係る押出材の断面斜視図で
ある。 (1)・・・ダイス、(2)・・・成形孔(21)・・
・厚肉部用成形孔、(22)・・・薄肉部用成形孔、(
3)・・・捨孔、(100)・・・押出材、(1,01
)・・・厚肉部、(102)・・薄肉部。 以上

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 厚肉部(101)と薄肉部(102)を有し、かつこれ
    らの厚肉部(101)及び薄肉部(102)がいずれも
    [100]と[111]の二重繊維組織から形成されて
    いることを特徴とする、二重繊維組織を有するアルミニ
    ウム異形押出材。
JP12779390A 1990-05-17 1990-05-17 二重繊維組織を有するアルミニウム異形押出材 Pending JPH0422508A (ja)

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JP12779390A JPH0422508A (ja) 1990-05-17 1990-05-17 二重繊維組織を有するアルミニウム異形押出材

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JP12779390A JPH0422508A (ja) 1990-05-17 1990-05-17 二重繊維組織を有するアルミニウム異形押出材

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JPH0422508A true JPH0422508A (ja) 1992-01-27

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JP12779390A Pending JPH0422508A (ja) 1990-05-17 1990-05-17 二重繊維組織を有するアルミニウム異形押出材

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6974633B2 (en) * 2001-11-02 2005-12-13 Alcoa Inc. Structural members having improved resistance to fatigue crack growth

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6974633B2 (en) * 2001-11-02 2005-12-13 Alcoa Inc. Structural members having improved resistance to fatigue crack growth

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