JPH0422122B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0422122B2 JPH0422122B2 JP21409485A JP21409485A JPH0422122B2 JP H0422122 B2 JPH0422122 B2 JP H0422122B2 JP 21409485 A JP21409485 A JP 21409485A JP 21409485 A JP21409485 A JP 21409485A JP H0422122 B2 JPH0422122 B2 JP H0422122B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cork
- base material
- pattern
- partition
- pattern frame
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 27
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Landscapes
- Dry Formation Of Fiberboard And The Like (AREA)
- Finishing Walls (AREA)
- Floor Finish (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、コルクからなる成形物にコルク基材
より異なつた所望の模様を一体に成型する方法に
関するものである。
より異なつた所望の模様を一体に成型する方法に
関するものである。
従来、コルク板等に色の濃淡や粒の大きさの違
いによる模様を表示する方法として、絵具・塗
料・インク等によつてその表面を着彩するか、あ
るいは出来上つた複数の異種コルク材を所望する
形状に刃物・研磨機等で切削造形し、これを接着
剤にて貼合せて模様を表現するのが一般に行なわ
れている。
いによる模様を表示する方法として、絵具・塗
料・インク等によつてその表面を着彩するか、あ
るいは出来上つた複数の異種コルク材を所望する
形状に刃物・研磨機等で切削造形し、これを接着
剤にて貼合せて模様を表現するのが一般に行なわ
れている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、コルクはあくまでも天然物故、塗料を
用いて表面着色では自然な深い色合いで調和させ
ることが出来ず、特にコルク粒を一体にした造形
物は表面が平滑に仕上つてないのでさらに不自然
な色調の着彩となる。
用いて表面着色では自然な深い色合いで調和させ
ることが出来ず、特にコルク粒を一体にした造形
物は表面が平滑に仕上つてないのでさらに不自然
な色調の着彩となる。
また、コルク基材はその特性上、壁材・床材・
あるいは家具などに使用される場合が多く、当然
ながらこれらの使用用途では耐摩耗性が要求され
るから表面の塗膜層に対して極めて過酷な状況と
なる。
あるいは家具などに使用される場合が多く、当然
ながらこれらの使用用途では耐摩耗性が要求され
るから表面の塗膜層に対して極めて過酷な状況と
なる。
また、後者の数種のコルク成形物を貼合せて膜
様を表現する方法は、切削及び接着・仕上げに高
度の熟練を要求しかつ所望の位置にはめ込むこと
は大変な手間がかかるなどの欠点があつた。
様を表現する方法は、切削及び接着・仕上げに高
度の熟練を要求しかつ所望の位置にはめ込むこと
は大変な手間がかかるなどの欠点があつた。
本発明はこの様な多くの欠点を除去し、コルク
本来の自然の美しさと天然の落着いた色調、およ
び美しい柄を損うことなくコルク基材に模様を鮮
明に簡単かつ確実に表現する方法を提供するもの
である。
本来の自然の美しさと天然の落着いた色調、およ
び美しい柄を損うことなくコルク基材に模様を鮮
明に簡単かつ確実に表現する方法を提供するもの
である。
以下、図面を参照しつつ詳述する。
本発明は、適度に製粒されたコルク粒1を接着
剤を介して一体に成型してなるコルク基材Aであ
つて、該コルク基材Aに所望の模様を設ける方法
において;第1図に示す様に前記コルク基材Aを
形成する成形型B内に所望する形状で仕切状の模
様枠Cを挿置し、該仕切状の模様枠Cによつて区
切られた複数の空室に、予め接着剤を塗布したコ
ルク粒1及び接着剤を塗布し着色したコルク粒、
あるいは粒径の異るコルク粒、または着色発泡プ
ラスチツク等の粒形状物2を個別に充填せしめ、
その後第3図の様に仕切状の模様枠Cだけを抜取
り、成形型B内に残つたコルク粒1及び粒形状物
2を同時に圧縮固着せしめてコルク基材Aを第4
図に様に一体に成形したことを特徴としている。
剤を介して一体に成型してなるコルク基材Aであ
つて、該コルク基材Aに所望の模様を設ける方法
において;第1図に示す様に前記コルク基材Aを
形成する成形型B内に所望する形状で仕切状の模
様枠Cを挿置し、該仕切状の模様枠Cによつて区
切られた複数の空室に、予め接着剤を塗布したコ
ルク粒1及び接着剤を塗布し着色したコルク粒、
あるいは粒径の異るコルク粒、または着色発泡プ
ラスチツク等の粒形状物2を個別に充填せしめ、
その後第3図の様に仕切状の模様枠Cだけを抜取
り、成形型B内に残つたコルク粒1及び粒形状物
2を同時に圧縮固着せしめてコルク基材Aを第4
図に様に一体に成形したことを特徴としている。
本発明のコルク基材Aはこの様な製造方法をも
つて初めてその内部から模様を形造り優れた色調
と強い耐久性を得たものである。
つて初めてその内部から模様を形造り優れた色調
と強い耐久性を得たものである。
すなわち、本発明の重要な部分である仕切状の
模様枠Cは、第1図の様に様々な形状に造形され
て所望する模様の断面形状を有しており、この仕
切状の模様枠Cをもつて成形型B内に大小の空間
を仕切る。この空間の各々に第2図の様にコルク
粒1あるいは粒形状物2を別々に分けて充填せし
めた後、第3図の様に前記仕切状の模様枠Cを抜
取ると、該仕切状の模様枠Cによつて区切られた
形状をなすコルク粒1と粒形状物2が正確な模様
状にくずれることなく配置される。その後、公知
の方法例えば加熱・圧縮固着など施して第4図の
様なその内部まで表面と同じ鮮明模様の形造られ
たコルク基材Aを得る。この出来上つたコルク基
材Aを、そのままの形状で使用するかまたは用途
に応じて刃物で漉割をなしてシート状物を得たり
あるいは切削を加えて装飾物などを造形する。
模様枠Cは、第1図の様に様々な形状に造形され
て所望する模様の断面形状を有しており、この仕
切状の模様枠Cをもつて成形型B内に大小の空間
を仕切る。この空間の各々に第2図の様にコルク
粒1あるいは粒形状物2を別々に分けて充填せし
めた後、第3図の様に前記仕切状の模様枠Cを抜
取ると、該仕切状の模様枠Cによつて区切られた
形状をなすコルク粒1と粒形状物2が正確な模様
状にくずれることなく配置される。その後、公知
の方法例えば加熱・圧縮固着など施して第4図の
様なその内部まで表面と同じ鮮明模様の形造られ
たコルク基材Aを得る。この出来上つたコルク基
材Aを、そのままの形状で使用するかまたは用途
に応じて刃物で漉割をなしてシート状物を得たり
あるいは切削を加えて装飾物などを造形する。
この仕切状の模様枠Cは通常圧縮などの強負荷
を受けるものでなく単にコルク粒1と粒形状物2
とを仕切るためだけに使用されるものであるから
複雑で細かい弱構造形状であつても差支えなく、
求める模様に対して広い適応性をみることができ
る。
を受けるものでなく単にコルク粒1と粒形状物2
とを仕切るためだけに使用されるものであるから
複雑で細かい弱構造形状であつても差支えなく、
求める模様に対して広い適応性をみることができ
る。
この様に形成されるコルク基材Aは、コルク粒
1と、該コルク粒1と外観容姿の異なる粒形状物
2とが一種または多種塊となつてくずれることな
く内部に存在しその色調を保つているのでコルク
粒1とよく調和した自然で奥深い色合いを得る。
勿論、該形成された模様は前述の如くその内部に
も表面と同様な模様が続いており、従来長期間使
用すると発生し易い汚れ・色褪などに対してもそ
の表面の研磨切削によつて簡単に初期の商品性を
取り戻し、特に床材に用いられた場合など絶間な
く踏歩させる該コルク基材Aはいつまでもその美
観を失わない。
1と、該コルク粒1と外観容姿の異なる粒形状物
2とが一種または多種塊となつてくずれることな
く内部に存在しその色調を保つているのでコルク
粒1とよく調和した自然で奥深い色合いを得る。
勿論、該形成された模様は前述の如くその内部に
も表面と同様な模様が続いており、従来長期間使
用すると発生し易い汚れ・色褪などに対してもそ
の表面の研磨切削によつて簡単に初期の商品性を
取り戻し、特に床材に用いられた場合など絶間な
く踏歩させる該コルク基材Aはいつまでもその美
観を失わない。
本発明を説明した図面では何れも板状のコルク
基材Aの形成する形状の成形型Bで、該コルク基
材Aの板平面に対して垂直方向に模様が形成され
る直線的柄の模様枠Cを示したが、板状物に限れ
ばその平面に対して傾斜させた模様を形成するこ
とも可能であつて、また第5図の様に曲線を基に
した模様枠C1を構成し柔かい柄を造形すること
もできる。
基材Aの形成する形状の成形型Bで、該コルク基
材Aの板平面に対して垂直方向に模様が形成され
る直線的柄の模様枠Cを示したが、板状物に限れ
ばその平面に対して傾斜させた模様を形成するこ
とも可能であつて、また第5図の様に曲線を基に
した模様枠C1を構成し柔かい柄を造形すること
もできる。
当然ながら本発明の製造方法は前記した板状物
の造形だけに限らず他の立体的形状物にも摘用し
うる広い融通性を持つておりその装飾度を飛躍的
に向上させる。
の造形だけに限らず他の立体的形状物にも摘用し
うる広い融通性を持つておりその装飾度を飛躍的
に向上させる。
以上の説明の様に本発明は、コルク材に模様枠
を用いてコルク自体の保有する色と柄に最とも良
く調和する模様を簡単かつ確実に内含せしめ変化
のある美しい表現を可能とするなど、床材・壁
材・家具等の家内装飾品に適した画期的なコルク
基材の製造方法である。
を用いてコルク自体の保有する色と柄に最とも良
く調和する模様を簡単かつ確実に内含せしめ変化
のある美しい表現を可能とするなど、床材・壁
材・家具等の家内装飾品に適した画期的なコルク
基材の製造方法である。
第1図は本発明のコルク基材を形成するための
模様枠と成形型を示す斜視図である。第2図は第
1図の成形型に粒を充填した状態を示す斜視図で
ある。第3図は第2図の状態から仕切状の模様枠
を抜き取つた状態を示す斜視図である。第4図は
本発明によつて形成されたコルク基材を表わす斜
視図である。第5図は本発明の模様枠の他の実施
例を示す斜視図である。 A……コルク基材、B……成形型、C……仕切
状の模様枠、1……コルク粒、2……粒形状物。
模様枠と成形型を示す斜視図である。第2図は第
1図の成形型に粒を充填した状態を示す斜視図で
ある。第3図は第2図の状態から仕切状の模様枠
を抜き取つた状態を示す斜視図である。第4図は
本発明によつて形成されたコルク基材を表わす斜
視図である。第5図は本発明の模様枠の他の実施
例を示す斜視図である。 A……コルク基材、B……成形型、C……仕切
状の模様枠、1……コルク粒、2……粒形状物。
Claims (1)
- 1 適当な粒度に製粒されたコルク粒を、一体に
成形してなるコルク基材であつて、該コルク基材
に所望の模様を一体に成形する製造方法におい
て;前記コルク基材を成形するための成形型内
に、所望する形状でかつ仕切状の模様枠を挿設
し、該仕切状の模様枠によつて区切られた各々の
空室に、接着剤を塗布したコルク粒及び接着剤を
塗布した着色したコルク粒、あるいは粒径の異る
コルク粒、または着色発泡プラスチツク等の粒形
状物を個別に充填せしめてその後該仕切状の模様
枠を抜取り、圧縮固着せしめて一体に成形したコ
ルク基材を得ることを特徴としたコルク基材の製
造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21409485A JPS6273906A (ja) | 1985-09-26 | 1985-09-26 | コルク基材の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21409485A JPS6273906A (ja) | 1985-09-26 | 1985-09-26 | コルク基材の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6273906A JPS6273906A (ja) | 1987-04-04 |
JPH0422122B2 true JPH0422122B2 (ja) | 1992-04-15 |
Family
ID=16650125
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21409485A Granted JPS6273906A (ja) | 1985-09-26 | 1985-09-26 | コルク基材の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6273906A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP4113676A1 (fr) | 2021-06-30 | 2023-01-04 | Commissariat à l'énergie atomique et aux énergies alternatives | Procédé d'activation d'une pile à combustible |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02128737U (ja) * | 1989-03-31 | 1990-10-24 | ||
JPH0365763U (ja) * | 1989-10-26 | 1991-06-26 |
-
1985
- 1985-09-26 JP JP21409485A patent/JPS6273906A/ja active Granted
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP4113676A1 (fr) | 2021-06-30 | 2023-01-04 | Commissariat à l'énergie atomique et aux énergies alternatives | Procédé d'activation d'une pile à combustible |
FR3124896A1 (fr) | 2021-06-30 | 2023-01-06 | Commissariat A L'energie Atomique Et Aux Energies Alternatives | Procédé d’activation d’une pile à combustible |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6273906A (ja) | 1987-04-04 |
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