JPH04221124A - ケーソン内部地盤の掘削装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、ケーソンの内部地盤を
掘削する装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】特公昭６０−２２１３２号公報に示すよ
うに、ケーソン躯体の下部内壁に周方向に向うレールを
設け、このレールに沿ってバケット式掘削機を移動自在
に設けて、その掘削機によってケーソンの内部地盤を順
次掘削する装置。

【０００３】地表よりクラムシェルを用いてケーソンの
内部地盤を掘削する装置。等が知られている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】前者の掘削装置である
と、掘削機がブーム、アーム、バケットより成るバケッ
ト式であり、そのブーム基部がケーソン躯体下部内壁に
設けたレールに沿って移動するので、ケーソンが大径と
なるとブーム、アームを長くしないとケーソン中央部の
地盤を掘削できない。

【０００５】このために、掘削機の重量が重くなって掘
削機の支持部の強度を大としなければならず、コストが
高くなる。

【０００６】後者の掘削装置であるとケーソン刃口部と
対応する地盤を掘削できないと共に、掘削力が小さく硬
い地盤を掘削できない。

【０００７】そこで、本発明は前述の課題を解決できる
ようにしたケーソン内部地盤の掘削装置を提供すること
を目的とする。

【０００８】

【課題を解決するための手段及び作用】ケーソン躯体内
壁下部に沿って走行体の両端部を摺動自在とし、この走
行体に沿って掘削機を走行自在とし、この走行体ととも
に移動するバケット式搬送機とホッパーを設け、そのバ
ケット式搬送機の下部を走行体より下方に突出して、掘
削機によりケーソン内部地盤の中央部からケーソン刃口
部と対応する部分までを掘削でき、その掘削した土砂を
バケット式搬送機でホッパーに排出できるようにしたも
のである。

【０００９】

【実　　施　　例】図１、図２に示すように、ケーソン
躯体１の内壁２下部及び中間部に環状レール３をそれぞ
れ取付け、この下部の環状レール３に径方向に向う直線
状の走行体４の両端部を摺動自在に支持し、その走行フ
レーム４に沿って掘削機台車５を移動自在に設け、その
掘削機台車５に掘削機６を取付ける。

【００１０】前記走行体４の一端部に取付けた取付縦材
７の上端部を前記中間部の環状レール３に沿って摺動自
在に支持し、この取付け縦材７に設けた上下支持材８，
９間に亘ってバケット式搬送機１０を取付けると共に、
その上支持材８にホッパー１１を取付け、そのホッパー
１１の底部には水切り部１２、例えばスクリーンや多数
の小穴が設けてある。

【００１１】前記環状レール３は図３に示すように、上
部レール１３と下部レール１４をケーソン躯体１の内壁
２に固着具１５で取付けて成り、その上部レール１３の
縦ガイド面１４、上面１５に走行体４及び取付縦材７に
設けた上部ガイドローラ１６、駆動輪１７が接し、下部
レール１４の縦ガイド面１８、下面１９に走行体４に設
けた下部ガイドローラ２０、支持輪２１が接している。

【００１２】前記下部ガイドローラ２０、支持輪２１は
ブラケット２２に設けてあり、そのブラケット２２は下
部走行体４及び取付縦材７の支持片２３にピン２４で上
下揺動自在に支承され、そのブラケット２２を図３仮想
線で示すように下向き姿勢とすると下部ガイドローラ２
０、支持２１が下部レール１４より離脱して走行体４及
び取付縦材７を上方に吊り上げできるようにしてある。

【００１３】図１、図４に示すように、掘削機６は支持
アーム２５に一対のバケット２６，２６を開閉自在に設
けたクラムシェルとなり、その支持アーム２５を掘削機
台車５にシリンダ２７、アーム２８で上下揺動自在に取
付けてある。

【００１４】前記バケット式搬送機１０は図１、図２に
示すように機枠２９に複数のバケット３０を連続して移
動するように設けて成り、その上部はホッパー１１より
上方に突出してバケット３０内の土砂をホッパー１１内
に排出でき、下部は走行体４の開口部３１より下方に突
出してバケット３０内に掘削機６で掘削した土砂を排土
できるようにしてある。

【００１５】しかして、走行体４を環状レール３に沿っ
て１回転することで掘削機６をケーソン躯体１の内壁２
の回りに移動できるから、掘削機６でケーソンの内部地
盤をリング状に掘削でき、しかも掘削機台車５を走行体
４に沿って移動することで掘削できる位置を径方向に移
動できる。したがって、ケーソンの径が大きくなっても
掘削機６を大きくせずにケーソンの内部地盤を掘削でき
るし、ケーソン刃口部と対応する部分を掘削できる。

【００１６】また、掘削機６で掘削した土砂をバケット
３０内に排土し、そのバケット３０を上方に移動してホ
ッパー１１内に排出でき、ホッパー１１内の土砂をクラ
ムシェル３２で排出すれば良く、掘削した土砂の排出作
業が容易となる。

【００１７】しかも、ホッパー１１の底部には水抜き部
１２が設けてあるから、バケット３０で排出した土砂中
の水分は排出され、ホッパー１１内に土砂のみが堆積し
、クラムシェル３２は土砂のみを排出するから、クラム
シェル３２で排出した土砂の後処理、例えばダンプトラ
ック等による他の場所への運搬が容易となる。

【００１８】

【発明の効果】走行体４を環状レール３に沿って移動す
ることで掘削機６をケーソンの周方向に移動でき、掘削
機台車５を走行体４に沿って移動することで掘削機６を
ケーソンの径方向に移動できる。したがって、ケーソン
が大径となっても掘削機６を大きくせずにケーソンの内
部地盤を中央部からケーソン刃口部と対応する部分まで
掘削できる。

【００１９】掘削機６で掘削した土砂をバケット式搬送
機１０によりホッパー１１まで搬送し、そのホッパー１
１内の土砂をクラムシェル等でケーソン外部に排出でき
るから、その土砂の排出作業が容易となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】ケーソン内部地盤掘削装置の縦断面図である。

【図２】ケーソン内部地盤掘削装置の平面図である。

【図３】環状レール部の説明図である。

【図４】バケット部分の正面図である。

【符号の説明】

１　　ケーソン躯体、２　　内壁、３　　環状レール、
４　　走行体、５　　掘削機台車、６　　掘削機、７　
　取付縦材、１０　　バケット式搬送機、１１　　ホッ
パー。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　ケーソン躯体１の内壁２下部及び中間
   部に環状レール３をそれぞれ取付け、この下部の環状レ
   ール３に径方向に向う走行体４の両端部を走行自在に支
   承し、この走行体４に掘削機台車５を移動自在に設け、
   その掘削機台車５に掘削機６を設け、前記中間部の環状
   レール３に沿ってホッパー１１とバケット式搬送機１０
   を備えた取付縦材７を摺動自在に設けると共に、その取
   付縦材７を走行体４に連結し、前記バッケト式搬送機１
   ０の下部を走行体４より下方に突出させたことを特徴と
   するケーソン内部地盤の掘削装置。