JPH04219217A - 熱可塑性合成樹脂の繊維強化材料層の補強方法 - Google Patents
熱可塑性合成樹脂の繊維強化材料層の補強方法Info
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- B29K2105/06—Condition, form or state of moulded material or of the material to be shaped containing reinforcements, fillers or inserts
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- B29K2105/14—Condition, form or state of moulded material or of the material to be shaped containing reinforcements, fillers or inserts of short lengths, e.g. chopped filaments, staple fibres or bristles oriented
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、完全に又は部分的に配
向されていない繊維により強化された熱可塑性合成樹脂
から成る材料層の補強方法に関する。
向されていない繊維により強化された熱可塑性合成樹脂
から成る材料層の補強方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】出発物質として働きそして完全に又は部
分的に配向されていない繊維を含む熱可塑性合成樹脂の
材料層を最初に前記熱可塑性合成樹脂の融解温度又は可
塑化温度付近あるいはそれ以上の温度に加熱する様々な
製品の製造に、完全に又は部分的に配向されていない繊
維により強化され、そして一般に多くとも約５０乃至６
０重量％の繊維を含む熱可塑性合成樹脂が頻繁に使用さ
れる。この種の加熱は、例えば熱風炉、赤外炉、マイク
ロ波炉等の内部で行なうことができる。出発製品として
働く材料層をこの様に所望の温度に加熱した後、この材
料層を例えばマトリックス内で、高圧で所望の形状に成
形することができる。使用するこの材料の利点は、材料
、即ち合成樹脂及び繊維が、マトリックス内で必要に応
じて流動することができ、その結果出発製品を構成する
材料層を目的とする製品の所望の最終形状に至極簡便な
方法で成形できることである。
分的に配向されていない繊維を含む熱可塑性合成樹脂の
材料層を最初に前記熱可塑性合成樹脂の融解温度又は可
塑化温度付近あるいはそれ以上の温度に加熱する様々な
製品の製造に、完全に又は部分的に配向されていない繊
維により強化され、そして一般に多くとも約５０乃至６
０重量％の繊維を含む熱可塑性合成樹脂が頻繁に使用さ
れる。この種の加熱は、例えば熱風炉、赤外炉、マイク
ロ波炉等の内部で行なうことができる。出発製品として
働く材料層をこの様に所望の温度に加熱した後、この材
料層を例えばマトリックス内で、高圧で所望の形状に成
形することができる。使用するこの材料の利点は、材料
、即ち合成樹脂及び繊維が、マトリックス内で必要に応
じて流動することができ、その結果出発製品を構成する
材料層を目的とする製品の所望の最終形状に至極簡便な
方法で成形できることである。
【０００３】
【発明が解決すべき問題点】しかし、場合によっては、
かく得られる製品の剛性及び／又は強度が目的とする用
途に対して余りに限定を受けることが不都合となること
がある。そのため、完全に又は部分的に配向されていな
い繊維により強化された合成樹脂の材料層を補強する可
能性が追求されている。
かく得られる製品の剛性及び／又は強度が目的とする用
途に対して余りに限定を受けることが不都合となること
がある。そのため、完全に又は部分的に配向されていな
い繊維により強化された合成樹脂の材料層を補強する可
能性が追求されている。
【０００４】
【問題点を解決するための手段】このことが、本発明に
従って、前記材料層、及び熱可塑性合成樹脂と少なくと
も約５０重量％の配向された繊維とから成る別の材料層
を、前記熱可塑性合成樹脂の融解温度又は可塑化温度付
近あるいはそれ以上の温度に加熱し、その後前記の２つ
の材料層が少なくとも部分的に互いに重なり合う様に圧
縮する、簡便な方法により達成される。
従って、前記材料層、及び熱可塑性合成樹脂と少なくと
も約５０重量％の配向された繊維とから成る別の材料層
を、前記熱可塑性合成樹脂の融解温度又は可塑化温度付
近あるいはそれ以上の温度に加熱し、その後前記の２つ
の材料層が少なくとも部分的に互いに重なり合う様に圧
縮する、簡便な方法により達成される。
【０００５】
【発明の効果】驚くべきことに、この方法により、最終
的に得られる製品の例えば剛性及び強度等の機械的性質
が格別に簡便な方法で可成り改良されることを見い出し
た。
的に得られる製品の例えば剛性及び強度等の機械的性質
が格別に簡便な方法で可成り改良されることを見い出し
た。
【０００６】
【発明の詳述】前述した様に、製品製造の出発物質は、
多くとも約５０乃至６０重量％の配向されていない又は
部分的に配向された繊維により強化された熱可塑性合成
樹脂から成る材料のシート状層である。本発明において
、配向されていない繊維を含む、又は一部の配向されて
いない繊維と一部の配向された繊維とを含む材料は、任
意に配向された短及び／又は長繊維、及び／又は大きな
長さに亘り伸長した任意に屈曲した経路に沿って伸びる
繊維に基づき、繊維が布又は織物状に結合されていない
材料を意味するものと理解される。繊維強化合成樹脂材
料全体、即ちかくして構成される合成樹脂及び繊維が、
熱可塑性合成樹脂の融解温度又は可塑化温度付近あるい
はそれ以上の温度に加熱される加工の間にマトリックス
内を流動可能であるならば、大きな長さに亘って伸長し
平行に配向された繊維を添加してもよい。
多くとも約５０乃至６０重量％の配向されていない又は
部分的に配向された繊維により強化された熱可塑性合成
樹脂から成る材料のシート状層である。本発明において
、配向されていない繊維を含む、又は一部の配向されて
いない繊維と一部の配向された繊維とを含む材料は、任
意に配向された短及び／又は長繊維、及び／又は大きな
長さに亘り伸長した任意に屈曲した経路に沿って伸びる
繊維に基づき、繊維が布又は織物状に結合されていない
材料を意味するものと理解される。繊維強化合成樹脂材
料全体、即ちかくして構成される合成樹脂及び繊維が、
熱可塑性合成樹脂の融解温度又は可塑化温度付近あるい
はそれ以上の温度に加熱される加工の間にマトリックス
内を流動可能であるならば、大きな長さに亘って伸長し
平行に配向された繊維を添加してもよい。
【０００７】本発明においては、この種の材料層の補強
のために、配向された繊維により強化された熱可塑性合
成樹脂から成る材料層を使用する。種々の材料層の強化
に使用する繊維は、有機繊維でも無機繊維でも共によく
、多くの場合ガラス繊維である。
のために、配向された繊維により強化された熱可塑性合
成樹脂から成る材料層を使用する。種々の材料層の強化
に使用する繊維は、有機繊維でも無機繊維でも共によく
、多くの場合ガラス繊維である。
【０００８】配向された繊維を含む材料層の繊維は、一
方向に配向された繊維の布あるいはマット、バンド又は
織物の形態で使用することができる。繊維含量は、例え
ば８５重量％までであることができる。
方向に配向された繊維の布あるいはマット、バンド又は
織物の形態で使用することができる。繊維含量は、例え
ば８５重量％までであることができる。
【０００９】熱可塑性合成樹脂及び繊維から成る材料層
は、完全に又は部分的に一体となった形態で構成するこ
とができる。これは、繊維が熱可塑性合成樹脂中に完全
に又は部分的にのみ埋込まれることを意味する。
は、完全に又は部分的に一体となった形態で構成するこ
とができる。これは、繊維が熱可塑性合成樹脂中に完全
に又は部分的にのみ埋込まれることを意味する。
【００１０】接合させる前記の２つの材料層を、例えば
前記の炉の１種以上を用いて熱可塑性合成樹脂の融解温
度又は可塑化温度付近あるいはそれ以上の温度に加熱す
る。２つの材料層の接合により各合成樹脂間に良好な結
合が達成される限り両方の材料層に同一の熱可塑性合成
樹脂を使用する必要はないことに留意すべきである。
前記の炉の１種以上を用いて熱可塑性合成樹脂の融解温
度又は可塑化温度付近あるいはそれ以上の温度に加熱す
る。２つの材料層の接合により各合成樹脂間に良好な結
合が達成される限り両方の材料層に同一の熱可塑性合成
樹脂を使用する必要はないことに留意すべきである。
【００１１】この様に２つの材料層を所望の温度で加熱
した後、それらをマトリックス内で一緒に配置すること
ができる。目的とする最終製品に応じて、配向された繊
維を含む材料層が、完全に又は部分的に配向されていな
い繊維で強化された材料層を完全に又は部分的にのみ覆
うことができ、また、必要に応じて、１以上の部位で完
全に又は部分的に配向されていない繊維により強化され
た材料層を越えてはみ出すこともできる。更に、完全に
又は部分的に配向されていない繊維により強化された材
料層を、配向された繊維を含む材料層により様々な分離
した部位で覆うこともできる。材料層を所望の様式で互
いに重ねた後、この集合体を、完全に又は部分的に配向
されていない繊維により強化された材料層に対してこれ
迄利用されている従来の方法で、高圧プレスにより所望
の形状に成形することができる。
した後、それらをマトリックス内で一緒に配置すること
ができる。目的とする最終製品に応じて、配向された繊
維を含む材料層が、完全に又は部分的に配向されていな
い繊維で強化された材料層を完全に又は部分的にのみ覆
うことができ、また、必要に応じて、１以上の部位で完
全に又は部分的に配向されていない繊維により強化され
た材料層を越えてはみ出すこともできる。更に、完全に
又は部分的に配向されていない繊維により強化された材
料層を、配向された繊維を含む材料層により様々な分離
した部位で覆うこともできる。材料層を所望の様式で互
いに重ねた後、この集合体を、完全に又は部分的に配向
されていない繊維により強化された材料層に対してこれ
迄利用されている従来の方法で、高圧プレスにより所望
の形状に成形することができる。
【００１２】合成樹脂及び繊維を部分的にのみ一体化（
含浸）させた形態で結合させた出発物質を用いる場合に
は、材料層を加熱し次いで圧縮することにより、繊維の
熱可塑性合成樹脂中への良好な埋込みも達成される。
含浸）させた形態で結合させた出発物質を用いる場合に
は、材料層を加熱し次いで圧縮することにより、繊維の
熱可塑性合成樹脂中への良好な埋込みも達成される。
【００１３】本発明方法を用いることにより、完全に又
は部分的に配向されていない繊維により強化された熱可
塑性合成樹脂の製品を、格別に簡便な方法で局部的に又
は全表面にわたって補強することができる。
は部分的に配向されていない繊維により強化された熱可
塑性合成樹脂の製品を、格別に簡便な方法で局部的に又
は全表面にわたって補強することができる。
【００１４】
【実施例の記載】配向されていない繊維を含むシートを
配向された繊維を含むシートにより部分的にのみ覆われ
る様に、３０重量％の配向されていないガラス繊維を含
むポリプロピレン製シートを７５％の配向されたガラス
繊維により強化されたポリプロピレンのシートと組み合
わせた。ポリプロピレンの融解温度で加熱した後、この
集合体を圧縮して約４ｍｍの厚みを有するシートを形成
した。２つのシートの組合せにより形成された領域にお
ける最終製品の曲げモジュラスは１３，０００ＭＰａで
あるのに対し、配向されていない繊維を含むポリプロピ
レンシートのみから成る領域の曲げモジュラスは４，５
００ＭＰａであった。
配向された繊維を含むシートにより部分的にのみ覆われ
る様に、３０重量％の配向されていないガラス繊維を含
むポリプロピレン製シートを７５％の配向されたガラス
繊維により強化されたポリプロピレンのシートと組み合
わせた。ポリプロピレンの融解温度で加熱した後、この
集合体を圧縮して約４ｍｍの厚みを有するシートを形成
した。２つのシートの組合せにより形成された領域にお
ける最終製品の曲げモジュラスは１３，０００ＭＰａで
あるのに対し、配向されていない繊維を含むポリプロピ
レンシートのみから成る領域の曲げモジュラスは４，５
００ＭＰａであった。
Claims (6)
- 【請求項１】 完全に又は部分的に配向されていない
繊維により強化された熱可塑性合成樹脂から成る材料層
の補強方法において、前記材料層、及び熱可塑性合成樹
脂と少なくとも約５０重量％の配向された繊維とから成
る別の材料層を、前記熱可塑性合成樹脂の融解温度又は
可塑化温度付近あるいはそれ以上の温度に加熱し、その
後前記の２つの材料層が少なくとも部分的に互いに重な
り合う様に圧縮することを特徴とする方法。 - 【請求項２】 完全に又は部分的に配向されていない
繊維を含む材料層が多くとも約５０乃至６０重量％の完
全に又は部分的に配向されていない繊維を含むことを特
徴とする請求項１記載の方法。 - 【請求項３】 ６０乃至８５重量％の配向された繊維
を含む別の材料層を用いることを特徴とする請求項１又
は２記載の方法。 - 【請求項４】 別の材料層を、完全に又は部分的に配
向されていない繊維を含む材料層上の複数の離隔した部
位に配置することを特徴とする請求項１、２又は３のい
ずれかに記載の方法。 - 【請求項５】 加熱の前に、配向された繊維を含む材
料層が部分的にのみ熱可塑性合成樹脂と一体化されてい
ることを特徴とする請求項１、２、３又は４のいずれか
に記載の方法。 - 【請求項６】 配向された繊維を含む材料層を完全に
又は部分的に配向されていない繊維を含む材料層の各側
に配置することを特徴とする請求項１、２、３、４又は
５のいずれかに記載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| NL9000519 | 1990-03-07 | ||
| NL9000519A NL9000519A (nl) | 1990-03-07 | 1990-03-07 | Werkwijze ter versterking van een met vezels gewapende materiaallaag uit thermoplastische kunststof. |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04219217A true JPH04219217A (ja) | 1992-08-10 |
| JPH0669695B2 JPH0669695B2 (ja) | 1994-09-07 |
Family
ID=19856706
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3055628A Expired - Lifetime JPH0669695B2 (ja) | 1990-03-07 | 1991-02-28 | 熱可塑性合成樹脂の繊維強化材料層の補強方法 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0445507A1 (ja) |
| JP (1) | JPH0669695B2 (ja) |
| FI (1) | FI911128A (ja) |
| NL (1) | NL9000519A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5271300A (en) * | 1992-07-14 | 1993-12-21 | Snap-On Tools Corporation | Composite hand tool |
| US6268047B1 (en) * | 1999-01-22 | 2001-07-31 | Ppg Industries Ohio, Inc. | Glass fiber mats, laminates reinforced with the same and methods for making the same |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62240514A (ja) * | 1985-12-26 | 1987-10-21 | Nippon Sheet Glass Co Ltd | 複合長繊維強化熱可塑性樹脂スタンパブルシ−ト及びそれを成形してなるバンパ−ビ−ム |
Family Cites Families (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB1052773A (en) * | 1964-09-23 | 1966-12-30 | Air Logistics Corp | Method of forming reinforced three-dimensioned plastic article from plastic sheet stock and articles produced thereby |
| GB1248060A (en) * | 1968-12-18 | 1971-09-29 | Ici Ltd | Reinforced thermoplastic materials |
| FR2289338A1 (fr) * | 1974-10-30 | 1976-05-28 | Snecma | Procede pour la preparation de materiaux composites nouveaux, materiaux obtenus et pieces finies constituees a l'aide desdits materiaux |
| US4716072A (en) * | 1986-12-29 | 1987-12-29 | General Electric Company | Multilayer composite structure for smooth surfaces |
| NZ224286A (en) * | 1987-04-28 | 1991-07-26 | Dow Chemical Co | Multilayer assembly of reinforcing layers and knitted or woven textile outer layers and fibre-reinforced plastic article produced therefrom |
| DE3741669A1 (de) * | 1987-12-09 | 1989-06-22 | Basf Ag | Faserverstaerktes, thermoplastisches halbzeug |
| FR2628448B1 (fr) * | 1988-03-14 | 1990-11-16 | Chomarat & Cie | Armature textile utilisable pour la realisation de complexes stratifies et complexes stratifies en forme comportant une telle armature |
| US4937032A (en) * | 1988-05-31 | 1990-06-26 | Phillips Petroleum Company | Method for molding a composite with an integrally molded rib |
-
1990
- 1990-03-07 NL NL9000519A patent/NL9000519A/nl not_active Application Discontinuation
-
1991
- 1991-01-21 EP EP91100651A patent/EP0445507A1/en not_active Withdrawn
- 1991-02-28 JP JP3055628A patent/JPH0669695B2/ja not_active Expired - Lifetime
- 1991-03-06 FI FI911128A patent/FI911128A/fi unknown
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62240514A (ja) * | 1985-12-26 | 1987-10-21 | Nippon Sheet Glass Co Ltd | 複合長繊維強化熱可塑性樹脂スタンパブルシ−ト及びそれを成形してなるバンパ−ビ−ム |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| FI911128A (fi) | 1991-09-08 |
| FI911128A0 (fi) | 1991-03-06 |
| NL9000519A (nl) | 1991-10-01 |
| EP0445507A1 (en) | 1991-09-11 |
| JPH0669695B2 (ja) | 1994-09-07 |
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19960521 |