JPH04218506A - 担体付オレフィン重合触媒 - Google Patents

担体付オレフィン重合触媒

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JPH04218506A
JPH04218506A JP41912390A JP41912390A JPH04218506A JP H04218506 A JPH04218506 A JP H04218506A JP 41912390 A JP41912390 A JP 41912390A JP 41912390 A JP41912390 A JP 41912390A JP H04218506 A JPH04218506 A JP H04218506A
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catalyst
amount
iii
transition metal
compound
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Application number
JP41912390A
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English (en)
Inventor
Robert Olds Hagerty
ロバート・オールズ・ハガティー
Per Kristian Husby
パー・クリスチャン・ハズバイ
Yuri Viktorovich Kissin
ユーイ・ヴィクトロヴィッチ・キッシン
Thomas Edward Nowlin
トーマス・エドワード・ナウリン
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ExxonMobil Oil Corp
Original Assignee
Mobil Oil Corp
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F10/00Homopolymers and copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Transition And Organic Metals Composition Catalysts For Addition Polymerization (AREA)
  • Polymerization Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本発明は、担持されたオレフィン
重合触媒と、このような触媒を用いてオレフィン、特に
α−オレフィンを重合させるための方法と、このような
触媒を製造する方法とに関する。特に、本発明は、組成
均一性が実質的に改良された線状低密度ポリエチレン(
LLDPE)を製造する触媒およびその調製方法に関す
る。本発明の方法においてその触媒によって生成された
ポリマーはフィルムおよび射出成形品に適している。
【0001】
【従来の技術】線状低密度ポリエチレンポリマーは、そ
れを他のポリエチレンポリマー、例えばポリエチレンの
ホモポリマーから区別する特性を有する。若干のこれら
の特性は米国特許第4,076,698号明細書に記載
されている。
【0002】米国特許第4,302,566号明細書に
、気相の流動床式反応器で線状低密度ポリエチレンポリ
マーを製造するための方法を記載している。
【0003】米国特許第4,173,547明細書、第
3,787,384号明細書、第4,148,754号
明細書および第4,063,009号明細書それぞれに
、線状低密度ポリエチレン以外のポリエチレンの形態を
生成するのに適当な種々の重合方法を記載している。
【0004】米国特許第4,173,547号明細書に
、担体を有機アルミニウム化合物および有機マグネシウ
ム化合物の双方で処理し、次にその処理された担体を4
価のチタン化合物と接触させることによって得られる担
持された触媒を記載している。米国特許第3,787,
384号明細書および第4,148,754号明細書に
、最初に担体(例えば、反応性ヒドロキシル基を含むシ
リカ)を有機マグネシウム化合物(例えば、グリニャー
ル試薬)と反応させ、次にその担体を4価のチタン化合
物と結合させることによって調製される触媒を記載して
いる。これらの双方の特許の内容によれば、反応した担
体を4価のチタン化合物と接触させる時には、未反応の
有機マグネシウム化合物は存在しない。
【0005】米国特許第4,063,009号明細書に
有機マグネシウム化合物(例えば、ハロゲン化アルキル
マグネシウム)と4価のチタン化合物との反応生成物で
ある触媒を記載している。有機マグネシウム化合物と4
価のチタン化合物との反応は担体物質不在で生じる。
【0006】米国特許第4,481,301号明細書に
、OH基を含む担体とそのOH基含有量に関して化学量
論的に過剰の有機マグネシウム組成物とを反応させた後
、その生成物と4価のチタン化合物とを反応させること
によって調製される担持されたα−オレフィン重合触媒
組成物を開示している。
【0007】米国特許第4,378,304号明細書お
よび第4,458,058号明細書に、逐次的に(1)
多孔質の担体と第IIA族の有機金属化合物、例えばジ
アルキルマグネシウムとを反応させ;(2)(1)の生
成物と水またはヒドロカルビルアルコール、例えばメタ
ノールとを反応させ;(3)(2)の生成物と1種類ま
たは複数の遷移金属化合物とを反応させることによって
合成されるオレフィン重合触媒組成物を開示している。 その合成反応生成物は、水素も含む第IA族、第IIA
族、第IIIA族および/または第IIB族の有機金属
化合物である補助触媒によって活性化される。適当な補
助触媒はn−ブチルリチウム、ジエチルマグネシウム、
トリイソブチルアルミニウムおよび塩化ジエチルアルミ
ニウムである。
【0008】米国特許第4,558,024号明細書、
第4,558,025号明細書および第4,579,8
35号明細書に、多孔質粒状物質と、有機マグネシウム
化合物と、酸素含有化合物と、遷移金属化合物、例えば
チタン化合物(米国特許第4558024号明細書)ま
たはバナジウム化合物(米国特許第4579835号明
細書)と、補助触媒とを一緒に反応させることによって
調製されるオレフィン重合触媒組成物を開示している。 若干のベスト(Best)の触媒組成物としてハロゲン
化アシル(米国特許第4579835号明細書、第45
58025号明細書)および/または第IIIA族のハ
ロゲン化炭化水素、例えば二ハロゲン化ホウ素および二
ハロゲン化アルミニウム(米国特許第4558025号
明細書)が挙げられる。
【0009】米国特許第4,849,389号明細書お
よび第4,833,111号明細書に、極めて活性であ
り且つ極めて優れた高級α−オレフィン(C3〜C10
)取込み特性を示すα−オレフィンを重合するための触
媒組成物を開示している。米国特許第4833111号
明細書の触媒は、シリカのような固体触媒担体のスラリ
ーを、逐次的に、ジアルキル有機マグネシウム組成物と
、アルコールなどのヒドロキシル基含有化合物と、そし
て少なくとも1種類の遷移金属化合物とを反応させるこ
とによって合成される。無極性溶媒を除去して乾燥流動
粉末を生成し、これをトリメチルアルミニウムによって
活性化させる。米国特許第4833111号明細書の触
媒は、スラリーを遷移金属と反応させた後、ハロゲン化
アルキルアルミニウム化合物、例えば二塩化エチルアル
ミニウムを合成に用いることを除き、米国特許第484
9389号明細書の触媒と同様の方法で合成される。
【0010】先行技術の触媒も含むチーグラー・ナッタ
ー触媒によって生成されるオレフィンコポリマー、例え
ばエチレン/C3〜C10コポリマーの側枝が比較的広
範に分布していることは当該技術者に知られている。こ
のようなコポリマーについて分別を行なう場合、各種の
画分の分枝水準は様々であり、コポリマーの各種画分が
種々の組成物を有すること、すなわち、それらが種々の
量のエチレンおよび高級コモノマーを有することが示さ
れる。米国特許第3,645,992号明細書にこの広
範な分枝分布(エルストン(Elston)によってコ
ポリマーの不均一性とも呼ばれている)がそのコポリマ
ーの機械的性質に有害であるということを示している。 したがって、側枝の分枝分布が更に狭い改良されたコポ
リマーを生成することが望ましい。
【0011】米国特許第3645992号明細書によれ
ば、各種エチレン−高級オレフィンコポリマーについて
の結晶融点および高級コモノマー含有量の測定はコポリ
マーの均一性の一つの指標である。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、ポリマ
ー分子中の分枝分布が実質的に改良されたポリマーを生
成することが可能な、α−オレフィンなどのオレフィン
重合のための触媒を提供することである。
【0013】本発明の担持されたα−オレフィン重合触
媒組成物は本文中で触媒前駆物質とも呼ばれており、数
段階から成る方法で調製される。第1の段階で、固体で
多孔質の担体と無極性溶媒の混合物を式(I)RmMg
R′n              (I)(式中、R
およびR′は同じであるかまたは異なるC4〜C12ア
ルキル基であり、mおよびnは、m+nがMgの原子価
に等しいという条件付きで、それぞれ0、1または2で
ある)を有する少なくとも1種類の有機マグネシウム組
成物と接触させる。次に、第1段階の混合物を式(II
) R″−OH                  (I
I)(式中、R″はC1〜C10アルキル基またはC1
〜C10ハロゲン化アルキル基である)を有する少なく
とも1種類の化合物と接触させる。次に、得られる混合
物を無極溶媒で可溶性の少なくとも1種類の遷移金属化
合物と接触させる。
【0014】前記の段階の生成物を乾燥させ、それを触
媒活性剤である塩化ジメチルアルミニウムによって活性
化させる。得られる活性化触媒組成物はオレフィン、特
にα−オレフィンの重合において生産性が高く、高級コ
モノマー(すなわち、C3〜C10α−オレフィン)取
込み特性に優れており、それによってポリマー分子中の
分枝分布の均一性が実質的に改良されたポリマーを生成
する。
【0015】本発明は更に、式(I) RmMgR′n          (I)(式中、R
、R′、mおよびnは前記に定義したのと同様である)
を有する少なくとも1種類の有機マグネシウム組成物と
、式(II) R″−OH              (II)(式
中、R″は前記に定義したのと同様である)を有する少
なくとも1種類の化合物と、少なくとも1種類の遷移金
属化合物と、塩化ジメチルアルミニウムとから成る担持
された触媒組成物に関する。
【0016】更に、本発明は、オレフィン重合条件下で
少なくとも1種類のオレフィンを本発明による触媒と接
触させることから成る、そのオレフィンを重合する方法
を提供する。
【0017】本発明の更に付け加えられる特徴は従属ク
レイムに定義している。
【0018】本発明の触媒組成物存在下で調製されたポ
リマーは、エチレンのホモポリマーまたはエチレンと高
級α−オレフィンとのコポリマーである線状ポリエチレ
ンである。ポリマーの結晶融点の値は比較的低く、それ
によって、従来の既知の触媒組成物、例えば米国特許第
4,849,389号明細書の利用により開示されたも
のの存在下で調製される類似のポリマーに比較して、ポ
リマー分子中の分枝分布の均一性が実質的に改良された
ことを示す。したがって、本発明の触媒組成物によって
調製されるポリマーは強力フィルムおよび射出成形品の
製造に特に適している。
【0019】本発明によって生成される触媒を、それを
生成する方法に関して下記に記載する。
【0020】触媒の合成 通常、担体物質は、無機の固体で粒状の多孔質物質であ
り、触媒組成物の他の成分に対しておよび反応系の他の
活性成分に対して不活性である。これらの担体物質とし
て、ケイ素および/またはアルミニウムの酸化物のよう
な無機物質が挙げられる。担体物質は平均粒度が約1ミ
クロン〜約250ミクロン、好ましくは約10ミクロン
〜約150ミクロンの乾燥粉末形態で用いられる。更に
、担体物質は多孔質であり、その表面積は少なくとも約
3m2/gm、好ましくは少なくとも約50m2/gm
である。担体物質は乾燥していなければならない。すな
わち、吸着水を含まないものでなければならない。担体
物質の乾燥は約100℃〜約1000℃で、好ましくは
約600℃で加熱することによって行なうことができる
。担体がシリカである場合、それを少なくとも200℃
で、好ましくは約200〜約850℃で、最も好ましく
は約600℃で加熱する。担体物質は本発明の触媒組成
物を生成するために少なくとも若干の活性ヒドロキシル
(OH)基を有する必要がある。
【0021】最も好ましい態様において、担体はシリカ
であり、最初の触媒合成段階でそれを用いる前に窒素と
流動させ且つ約600℃で約16時間加熱することによ
って脱水して表面のヒドロキシル濃度を約0.7ミリモ
ル/gmにしたものである。最も好ましい態様のシリカ
は高度な表面積の非晶質シリカ(表面積が300m2/
gm、細孔容積が1.65cm3/gm)であり、それ
は商品名デビソン(Davison)952(商標)ま
たはデビソン955(商標)としてデビソン・ケミカル
・ディビジョン・オブ・ダブリュー・アール・グレース
・アンド・カンパニー(the  Davison  
Chemical  Division  ofW.R
.Grace  and  Company)によって
市販されている物質である。シリカは、例えば噴霧乾燥
処理によって得られるような球状粒子の形態である。
【0022】担体物質は無極溶媒中でスラリーにし、得
られるスラリーを実験式(I)を有する少なくとも1種
類の有機マグネシウム組成物と接触させる。担体物質の
溶媒中スラリーは、担体物質を溶媒に、好ましくは攪拌
しながら導入し、その混合物を約25〜約100℃に、
好ましくは約40〜約60℃に加熱することによって調
製される。次に、そのスラリーを前記の有機マグネシウ
ム組成物と、前記の温度で加熱を続けながら接触させる
【0023】有機マグネシウム組成物は実験式RmMg
R′nを有し、式中RおよびR′は同じであるかまたは
異なるC4〜C12アルキル基、好ましくはC4〜C1
0アルキル基、更に好ましくはC4〜C8非置換アルキ
ル基であり、最も好ましくはRおよびR′はn−ブチル
基であり;mおよびnは、m−nがMgの原子価に等し
いという条件付きでそれぞれ0、1または2である。
【0024】適当な無極性溶媒は、本発明で用いられる
反応体のいずれもが、すなわち有機マグネシウム組成物
、1種類または複数の式(II)の化合物、遷移金属化
合物およびハロゲン化アルキルアルミニウム化合物が少
なくとも部分的に可溶性であり且つ反応温度で液体であ
る物質である。好ましい無極性溶媒はアルカン、例えば
ヘキサン、n−ヘプタン、オクタン、ノナンおよびデカ
ンであるが、種々の他の物質、例えばシクロヘキサンの
ようなシクロアルカン、ベンゼンおよびエチルベンゼン
のような芳香族炭化水素を用いることもできる。最も好
ましい無極性溶媒はヘキサンである。無極性溶媒は、そ
れを使用する前に、例えばシリカゲルおよび/またはモ
レキュラーシーブを通すパーコレーションによって精製
して水、酸素、極性化合物および触媒活性に悪影響を及
ぼすことが可能な他の物質の痕跡を除去しなければなら
ない。
【0025】この触媒の合成の最も好ましい態様におい
て、溶液中の任意に過剰の有機マグネシウム組成物は他
の合成化学物質、例えば式(II)の化合物と反応し、
そして担体外部に沈澱することがあり、それは触媒の合
成に有害であり且つ避けなければならないので、担体上
に物理的または化学的に付着する量の有機マグネシウム
組成物のみを加えることが重要である。担体乾燥温度は
有機マグネシウム組成物に利用可能な担体上の部位の数
に影響を及ぼし、すなわち、乾燥温度が高くなるほど部
位の数は低下する。したがって、有機マグネシウム組成
物のヒドロキシル基に対する正確なモル比は変化するも
のであり、溶液中に任意に過剰の有機マグネシウム組成
物を残すことなく、担体上に付着する量の有機マグネシ
ウム組成物のみを溶液に加えることを確実にするために
場合次第での基準を決定する必要がある。更に、担体上
に付着した有機マグネシウム組成物のモル量は担体上の
ヒドロキシル基のモル含有量を上回ると思われる。した
がって、下記に与えられるモル比は単におよそのガイド
ラインとして役立てるためのものであり、この態様での
有機マグネシウム組成物の正確な量は前記で検討された
機能制限によって調節する必要がある、すなわち、担体
上に付着することができる量を越えてはならない。担体
上に付着される量を越えない有機マグネシウム組成物の
量は、通常の方法のいずれでも、例えば有機マグネシウ
ム組成物を担体の溶媒中スラリーに、スラリーを攪拌し
ながら、有機マグネシウム組成物が溶媒中溶液と認めら
れるまで加えることによって測定することができる。
【0026】例えば、約200〜約850℃で加熱され
たシリカ担体の場合、スラリーに加えられる有機マグネ
シウム組成物の量は、Mgの固体担体上のヒドロキシル
基(OH)に対するモル比が、担体を乾燥させた温度に
依存して、約1:1〜約6:1、好ましくは約2:1〜
約4:1、更に好ましくは約2.5:1〜約3.5:1
、最も好ましくは約3:1であるような量である。有機
マグネシウム組成物は無極性溶媒に溶解して溶液を生成
する。
【0027】担体上に付着する量を超過する量の有機マ
グネシウム組成物を加えた後、例えば▲ろ▼過および洗
浄によって任意に過剰の有機マグネシウム組成物を除去
することも可能である。しかしながら、この変法は前記
に記載の最も好ましい態様よりも望ましいものではない
【0028】有機マグネシウムのスラリーへの添加を完
了後、そのスラリーを式(II) R″−OH                  (I
I)(式中、R″はC1〜C10アルキル基またはC1
〜C10ハロゲン化アルキル基であり:好ましくはRは
C1〜C10アルキル基、更に好ましくはC1〜C4ノ
ルマルアルキル基またはC1〜C4ハロゲン化ノルマル
アルキル基であり、最も好ましくはR″はエチル基であ
る)を有する少なくとも1種類の化合物と接触させる。 例えば、式(II)の化合物はアルコールであるのが好
ましく、最も好ましくはエタノールである。この合成段
階で用いられる式(II)の化合物の量は、担体上のマ
グネシウムアルキル(MgRまたはMgR′)基のほと
んど全部をマグネシウムアルコキシ(MgOR″)基に
変換するのに十分である。好ましい態様において、加え
られる式(II)の化合物の量は、担体上でマグネシウ
ムアルキル基のほとんど全部をマグネシウムアルコキシ
基に変換した後、無極性溶媒中に存在して式(II)の
化合物と担体外部の遷移金属化合物との反応を妨げるそ
の過剰量がほとんど存在しないような量である。この合
成段階は約25℃〜約65℃で、好ましくは約30℃〜
約55℃で、そして最も好ましくは約30℃〜約40℃
で行なう。
【0028】式(II)の化合物の添加を完了後、スラ
リーを無極性溶媒に可溶性の少なくとも1種類の遷移金
属化合物と接触させる。この合成段階は約25℃〜約6
5℃で、好ましくは約30℃〜約55℃で、そして最も
好ましくは約30℃〜約40℃で行なう。好ましい態様
において、加えられる遷移金属化合物の量は担体上に付
着することができる量を越えない。したがって、Mgの
遷移金属に対するおよび遷移金属の担体のヒドロキシル
基に対する正確なモル比は(例えば担体乾燥温度に依存
して)変化するものであり、場合次第での基準を決定し
なければならない。例えば、例えば、約200℃〜約8
50℃で加熱されたシリカ担体の場合、遷移金属化合物
の量は、遷移金属化合物から誘導された遷移金属の、担
体のヒドロキシル基に対するモル比が約1:1〜約2:
1、好ましくは約1.5:1〜約2:1であり、Mgの
遷移金属に対するモル比が約1:1〜約3:1、好まし
くは約2:1〜約3:1であるような量である。これら
のモル比により、分子量分布が比較的狭く且つ分枝均一
性が改良された樹脂を生成する触媒組成物が生じる。当
該技術者に周知のように、このような樹脂はフィルムま
たは射出成形製品を製造するのに用いることができる。
【0029】本発明で用いられる適当な遷移金属化合物
は、サージェント・ウェルチ・サイエンティフィック。 カンパニー(the  Sargent−Welch 
 Scientific  Company)発行、カ
タログ第5−18806号、1979の元素の周期表の
第IVA族、第VA族、第VIA族または第VIIIA
族の金属の化合物であり、但し、このような化合物は無
極性溶媒に可溶性であるという条件付きである。このよ
うな化合物の無制限の例はハロゲン化チタンおよびハロ
ゲン化バナジウム、例えば四塩化チタン:TiCl4、
四塩化バナジウム:VCl4、オキシ三塩化バナジウム
:VOCl3、アルコキシド残基が1〜約20個の炭素
原子を有する、好ましくは1〜約6個の炭素原子を有す
る分枝状または非分枝状アルキル基であるチタンアルコ
キシドおよびバナジウムアルコキシドである。好ましい
遷移金属化合物はチタン化合物であり、好ましくは4価
のチタン化合物である。最も好ましいチタン化合物は四
塩化チタンである。このような遷移金属化合物の混合物
を用いてもよく、概して、包含することができる遷移金
属化合物によって制限されることはない。単独で用いる
ことができる遷移金属化合物はいずれも他の遷移金属化
合物と一緒に用いてもよい。
【0030】本発明のもう一つの具体例では、少なくと
も一種類のハロゲン化アルキルアルミニウム化合物を、
遷移金属化合物を加えた後にそして非極性溶媒を除去す
るよりは前に、反応スラリー中に加える。このハロゲン
化アルキルアルミニウム化合物の構造式はR3yAlX
(3−y)        (III)で、ここでのR
3はC1−C10アルキル基であり、C1−C5アルキ
ル基が望ましく、さらに望ましくはC1−C4ノルマル
アルキル基で、エチル基が最も望ましい。XはCl、B
r或いはIであり、望ましくはCl或いはBr、Clが
最も望ましく、Yは1或いは2である。本具体例におい
て、ハロゲン化アルキルアルミニウム化合物はエチルア
ルミニウムジクロリド(EADC)或いはジェチルアル
ミニウムクロリド(DEAC)が最も望ましい。反応混
合物に加えるハロゲン化アルキルアルミニウム化合物の
量は、触媒組成物中の遷移金属アルミニウム(遷移金属
化合物から誘導される)のモル比が約0.1から約10
に、望ましくは約0.5から約5に、最も望ましくは約
1.0から約2.0となる量とする。このハロゲン化ア
ルキルアルミニウム化合物の混合物が触媒合成法のもう
一つの具体例の同段階においても使用可能であることは
、技術熟練者にとって自明の理である。ハロゲン化アル
キルアルミニウム化合物は、約25℃から約65℃で、
望ましくは約30℃から約55℃、さらに望ましくは約
30℃から約40℃で反応スラリーに加えるのが好まし
く、そのスラリーを還流状態に維持しながら加えるのが
最も好ましい。本具体例において、これに用いるハロゲ
ン化アルキルアルミニウム化合物の量はキャリヤーに蒸
着させうる量を越えないことが望ましい。従って、本具
体例において遷移金属Alの厳密なモル比は様々に変化
するが(例えばキャリヤーの乾燥温度によって)、それ
は基礎原料毎に決定されねばならない。このもう一つの
具体例で得られる触媒前駆体は、米国特許第4,833
,111号のそれと同じものである。従って、このもう
一つの具体例の触媒前駆体には本発明の触媒組成物の残
留成分に加え、上で定義した構造式(III)を持つ最
低一つハロゲン化されたアルキルアルミニウム化合物が
含まれている。
【0031】もう一つの別な具体例において、構造式(
II)の化合物は塩素化アルコール、すなわちR″は塩
素化C2−C10アルキル基であり、塩素化C2−C4
ノルマルアルキル基が望ましく、さらに望ましくは塩素
化C2−C4ノルマルアルキル基、塩素化エチル基が最
も望ましい。このもう一つの具体例において、構造式(
II)の化合物は2,2,2−トリクロロエタノールが
望ましい。ここで用いている“塩素化アルコール”とい
う言葉は、2位(ベータ)或いはより▲こう▼位な炭素
原子の水素が最低一つ塩素に置換されたC2−C10ア
ルコールのことを示している。従って、アルコールの1
位(アルファ)炭素原子に塩素を有するアルコールは、
本発明の本具体例においては使用に適さない。アルコー
ルの炭素原子は、ヒドロキシル基(OH)に最も近い炭
素原子とアルファ炭素、次に近いものをベータ炭素、そ
して次はと言うように慣用方法で命名されている。適当
な塩素化アルコールの例には2−クロロエタノール、2
,2−ジクロロエタノール、2,2,2−トリクロロエ
タノール、2−クロロプロパノール、2,2−ジクロロ
プロパノール、2,2,3−トリクロロプロパノール、
2,2,3,3−テトラクロロプロパノール、2−クロ
ロ−n−ブタノール、2,3−ジクロロ−n−ブタノー
ル、2,3,4−トリクロロ−n−ブタノール、2,3
,4,4−テトラクロロ−n−ブタノール、及び2,2
,3,3,4,4−ヘキサクロロ−n−ブタノールがあ
る。
【0032】このもう一つの具体例のこの合成段階にお
いて用いられる塩素化アルコールの量は、キャリヤー上
のアルキルマグネシウム(MgR或いはMgR′)を実
質的に全てアルコキシマグネシウム(MgOR″)或い
は塩化マグネシウム(Mg−Cl)基に転化するのに十
分な量とする。このもう一つの具体例において、加える
塩素化アルコールの量は、その構造式(II)の塩素化
アルコールがキャリヤーの外部で遷移金属化合物と反応
することがない様に、アルキルマグネシウム基の実質的
に全てがアルコキシマグネシウム或いは塩化マグネシウ
ム基へと転化した後は、非極性溶媒中にそのアルコール
が実質的には余分に存在することのない様な量とする。 例えば約200℃から約850℃に加熱したシリカの場
合、これに用いる構造式(II)の塩素化アルコールの
量は乾燥シリカ1gに対し約0.4ミリモルから約3.
0ミリモルとする。この合成段階は約25℃から約65
℃、望ましくは約30℃から約55℃で行ない、約30
℃から約40℃で行なうのが最も望ましい。このもう一
つの具体例における触媒前駆体は、米国特許49544
70のそれと同じである。
【0033】遷移金属化合物を加えた後、或いはもう一
つの具体例ではハロゲン化アルキルアルミニウムを加え
終えた後、非極性溶媒を例えば蒸留又は蒸発によってゆ
っくり除去する。合成混合物から非極性溶媒を除去する
際の温度は、それによって得られる触媒組成物の生産性
に影響を与える。溶媒をより低温で除去して得られる触
媒組成物は、より▲高▼温で除去して得られるそれより
も実質的に活性が▲高▼い。この理由から、非極性溶媒
は乾燥、蒸留、蒸発、或いは他の慣用法を用い、約40
℃から約65℃、望ましくは約45℃から55℃、最も
望ましくは約50℃で除去する。
【0034】上記いずれの具体例においても得られてく
るさらさらした粉末、ここ触媒前駆体と呼ぶが、これを
触媒活性剤として用いるジメチルアルミニウムクロリド
(DMAC)と混合する。ここに記した前駆体とDMA
C活性剤とを混合すると、アルファーオレフィン活性化
重合触媒組成物が生成する。この組成物はオレフィン、
特にアルファーオレフィンを重合させ、ポリマー分子間
における枝の分布が実質的に改善されたと考えられるポ
リマーとする。枝がより均一に分布しているということ
は、本発明の活性化触媒で作ったポリマーの結晶融点が
トリメチルアルミニウムで活性化した同前駆体で作った
ポリマーのそれよりも約1−2℃低いという事実から明
らかである。技術熟練者には知られていることだが、融
点のこの様な減少はポリマー分子間における側鎖の枝の
分布が実質的に改善されたことを示している。又、本発
明の前駆体をDMACで活性化すると、その活性化前駆
体の水素に対する活性及び感度が減少する傾向にある。 すなわち、触媒残渣を少なく、使用可能な分子量を低く
してポリマーを生成するその重合法には、トリメチルア
ルミニウム活性化前駆体を用いる同様なポリマーの重合
に必要とされるよりも▲高▼濃度のエチレン及び水素が
必要とされる。
【0035】用いるDMAC活性剤の量は、本発明の固
体触媒成分の重合活性を▲高▼めうる最低効果量とする
。この量のDMAC活性剤があれば、触媒組成物におけ
る遷移金属Alのモル比を約2から約200に、望まし
くは約10から約150に、さらに最も望ましくは約2
0から約80とするのに十分である。
【0036】考えられうるいずれかの理論と結び付けよ
うとすることなく、本発明の触媒組成物は、非極性溶媒
中でキャリヤーのスラリーに後から触媒成分を加えるこ
とによりそのキャリヤーが飽和して生成すると思われる
。従って、全ての触媒合成化学成分(試薬)は、その合
成に用いる非極性溶媒に可溶性でなければならない。 その触媒合成法は、非極性溶媒(液体)に後から加える
化学成分と、固体キャリヤー物質或いはその様な物質(
固体)によって支持された触媒中間体との間の化学反応
に基づいているので、試薬を加える順序も又重要である
。この様に、この反応は固体一液体反応である。例えば
この触媒合成法は、非極性溶媒中で二つ以上の試薬が反
応してその非極性溶媒に不溶な固体触媒キャリヤー以外
の反応生成物が形成されることのない様な方法で行なわ
れなければならない。この様な不溶性反応生成物はキャ
リヤー或いは触媒中間体と反応しえないので、触媒組成
物の固体キャリヤー上に結合することはない。
【0037】本発明の触媒前駆体は、実質的に水、酸素
及びその他の触媒毒の不在下で調製する。触媒の調製段
階において、この様な触媒毒は、例えばその調製を窒素
、アルゴン及び他の不活性ガス雰囲気下で行なうという
様な良く知られた方法を用いて除去することができる。 不活性ガスをパージすることにより、調製中における外
部汚染の排除、及び触媒前駆体の調製により生成する望
ましからぬ反応副生物の除去、その二つの目的を果たす
ことができる。触媒合成に用いる非極性溶媒を精製する
こともこの点に関し有用である。
【0038】この触媒は、重合基材に対してDMAC活
性剤と前駆体を別々に加えることによりその場で活性化
することかできる。前駆体と活性剤は、それらを重合基
材中に導入するより前に混合しておくことも又可能であ
り、例えばそれらは、約−40℃から約100℃までの
温度でポリマー基材に導入する約2時間以上前に混合す
ることができる。
【0039】重合 アルファーオレフィンは、適当な方法を用いることによ
り本発明に従って調製した触媒で重合される。この様な
方法としては、懸濁液、溶液或いはガス相中で行なう重
合がある。ガス相の重合反応が好ましく、例えばその反
応は攪拌床反応器中、特に流動床反応器中で行なわれる
【0040】ポリマーの分子量は、例えば水素を用いる
という様な既知の方法で調節しうる。本発明に従って調
製した触媒を用いると、比較的低温下で、例えば約30
℃から約105℃で重合を行なう時、分子量を適切に調
節できる。分子量が調節されたことは、得られたポリマ
ーのメルトインデックス(MI)に測定可能な変化が生
じることで確認できる。本発明に従って調製した線状ポ
リエチレンポリマーは、エチレンのホモポリマー或いは
エチレンと一つ以上のC3−C10アルファーオレフィ
ンとのコポリマーである。従って、三つのモノマー単位
を有するターポリマー同様に、二つのモノマー単位を有
するコポリマーも可能である。この様なポリマーの詳し
い例としては、エチレン/プロピレンコポリマー、エチ
レン/1−ブテンコポリマー、エチレン/1−ヘキセン
コポリマー、エチレン/1−オクテンコポリマー、エチ
レン/4−メチル−1−ペンテンコポリマー、エチレン
/1−ブテン/1−ヘキセンターポリマー、エチレン/
プロピレン/1−ヘキセンターポリマー及びエチレン/
プロピレン/1−ブテンターポリマーがある。エチレン
との共重合にコモノマーとしてプロピレンを用いる場合
、ある特定の用途に必要な密度を持つ線状低密度ポリエ
チレン樹脂を生成するのに必要なポリエチレンの量は、
コモノマーとして1−ブテン或いはより▲高▼級なオレ
フィンを用いて同様な樹脂を生成するのに必要なそれら
の量よりも実質的に多い。
【0041】エチレン/1−ヘキセンが最も好ましいコ
ポリマーである。本発明に従って生成する線状ポリエチ
レンポリマーは、エチレン
【0042】単位を80重量パーセント以上含むことが
望ましい。本発明に従って線状低密度ポリエチレンポリ
マーを生成する方法で、特に望ましいのは流動床反応器
中で行なう方法である。この様な反応器とその操作法は
、US−A−4,011,382、US−A−4,30
2,566及びUS−A−4,481,301の中に記
載されている。この様な反応器中で生成されるポリマー
は、触媒をそのポリマーと分離しないので触媒粒子を含
んでいる。
【0043】次の実施例は本発明の特徴をさらに説明す
るものである。実施例中、及び計算過程のパラメーター
において、生成したポリマーの特性は次に示す方法で測
定した: 密度:ASTM  D  1505‥プラックを作り、
それを平衡結晶度に達するまで100℃で1時間状態調
整する。その後、密度勾配管中で密度を測定する;gm
s/ccとして報告。
【0044】メルトインデックス(MI),I2:AS
TM  D−1238‥条件E‥190℃で測定‥10
分毎のグラムとして報告。
【0045】▲高▼荷重メルトインデックス(HIMI
),I21:ASTM  D−1238‥条件下‥上記
メルトインデックス試験で用いた重量の1、5倍で測定
【0046】 溶融流比(MFR)=I21/I2   結晶融点(Tm):コポリマーの融点は示差走査熱
量計(DSC)法を用い、2℃/minの加熱速度で測
定した。アニールしてない試料もアニールした試料も分
析した。秤量値約10mgの試料を150℃まで加熱し
、さらに0、5℃/minの速度で40℃まで冷やすこ
とにより試料をアニールした。
【0047】コモノマー含有量:エチレンコポリマーの
コモノマー含有量は、T.E.Nowlin,Y.V.
Kissin.K.P.Wagnerのエチレンコポリ
マー調製用の▲高▼活性チーグラー・ナッタ触媒、ジャ
ーナル  オブ  ポリマーサイエンス:パートA:ポ
リマーケミストリー、26巻、755−764ページ(
1988)に記載の赤外分光法で測定した。
【0048】結晶度:エチレンコポリマーの結晶度はD
SC法を用い、融解曲線の下の面積から測定した。10
0%結晶性のポリエチレンに対し、融解熱は283J/
gとした。
【0049】〔実施例1〕 (触媒合成)ダビソングレード955シリカ277gを
乾燥窒素のパージ下、約16時間で600℃にまで加熱
しておき、これを頭上攪拌器と還流冷却器とを装置して
絶えず窒素をパージした状態の3リットル丸底フラスコ
中の乾燥ヘキサン約1500ミリリットル(ml)に入
れてスラリーとした。このスラリーを加熱して還流状態
に保ち、ジフチルマグネシウム(DBM)786mlの
0、71モルヘプタン溶液をそのスラリーに滴下して(
約30分間)90分間還流し続けた。次に、乾燥ヘキサ
ン約300ml中に稀釈した無水エタノール57、8m
lをそのスラリーに滴下し(約30分間)、さらに1時
間還流を続けた。最後に、乾燥ヘキサン約250mlに
稀釈したTiCl434、0mlを滴下し、さらに1時
間還流を続けた。蒸留によって溶媒を除去して約60℃
で乾燥し、乾燥してさらさらした粉末を492グラム(
g)得た。この得られた触媒前駆体は、前駆体1gにつ
き1.70mmolのMgと、前駆体1gにつき0.9
1mmolのTi、さらに前駆体1gにつき2.87m
molのClを含んでいた。
【0050】実施例2−5(重合方法)実施例1の触媒
先駆物質をトリエチルアルミニウム(TEAL)、トリ
メチルアルミニウム(TMA)、又はジメチルアルミニ
ウムクロリド(DMAC)触媒活性剤と混ぜて、エチレ
ン/1−ヘキセンコポリマーを製造する。実施例1の触
媒を用い、以下に概括する方法で行った実施例5の重合
が一般的であった。
【0051】重合条件を制御して、1−ヘキセンを約4
〜約5モル%含むエチレン/1−ヘキセンコポリマーを
製造した。乾燥窒素でパージし、約70℃まで予備加熱
した。1.6リットルのステンレス鋼オートクレーブに
、約40℃において、ゆっくり窒素でパージしながら、
乾燥ヘキサン560ml、乾燥1−ヘキセン190ml
、及びジメチルアルミニウムクロリド10ml(ヘキサ
ン中25重量%)を入れた。反応器を閉じ、水素を導入
して、内部圧力を40psiまで上げた。反応器中の内
容物を900回/分でかく拌し、温度を約80℃まで上
げた。
【0052】全圧が約180psiになるまでエチレン
を入れ、次にヘキサン約50ml中でスラリーにした実
施例1の触媒先駆物質0.144gを反応器に加えた。 反応器の温度を85℃に調節し、反応器の圧力をエチレ
ンによって維持した。
【0053】50時間、重合を続け、ポリエチレン95
gが得られた。そのポリマーは、1−ヘキセンを4.4
モル%含んでいた。表1に、その特性をまとめた。
【0054】 表1のデータは、同様な組成から成るエチレン−ヘキセ
ンコポリマーを比較した場合、DMACによって活性化
した先駆物質を用いて製造したコポリマーは、実施例1
のTEALまたはTMAによって活性化した先駆物質を
用いて製造したコポリマーより、有意に低い密度、結晶
度、及び融点(アニールと非アニールの双方の状態にお
いて)を有する、ということを示している。米国特許第
3,645,992号によれば、これらの全ての変化は
、DMAC活性化先駆物質を用いて製造したコポリマー
中のポリマー分子中には、短い枝分かれが、より均一に
分布していることを示している。
【0055】これらの実施例で用いている触媒のような
不均質なチーグラー・ナッタ触媒を用いて製造する任意
のエチレンオレフィンコポリマー中の結晶可能な成分は
、2つの画分に分離することができる:即ち、高結晶質
画分(コポリマーの融点を決定する)と結晶度の低い画
分である。実施例2−5のエチレン/1−ヘキセンコポ
リマーの平均のDSC分析は、これらの画分の相対的な
含有率を近似的に推定する手段を提供する。この値は、
表2に示す。
【0056】 表2のデータは、触媒活性剤としてTEALとTMAを
用いて製造したコポリマーより、本発明触媒を用いて製
造したコポリマーには、高結晶質材料の画分が少ないこ
とを示しており、そのことから、本発明触媒を用いて製
造したコポリマーは、TEALとTMAによって活性化
した同じ先駆物質を用いて製造したコポリマーよりも向
上した更に均一な枝分かれ分布を有していることが分か
る。
【0057】実施例6−7(重合方法)実施例6と7に
おける重合方法は、プロセス条件を調節して1−ヘキセ
ンを約3.8モル含むエチレン/1−ヘキセンコポリマ
ーを製造した以外は、実施例2−5と実質的に同じ方法
で行った。その結果を表3と表4に示す。
【0058】 表2と4の表は、DMAC活性化触媒を用いて製造した
LLDPEは、低い結晶度(表1と表3に示した)を有
するだけでなく、該LLDPEの結晶相には高結晶質材
料の画分が少ないことを示している。更に、DMAC活
性化触媒を用いて製造したコポリマーの融点の低さは(
表1と表3に示した)、これらの高結晶質画分がより枝
分かれした構造を有していることを示している。
【0059】いくつかの同様な追加データと共に実施例
2−7の比較データを、米国特許第3645992号の
記載に従い、コポリマー中の1−ヘキセン含有率の関数
としてTm値をプロットすることによってグラフ化して
分析した。その結果を第1図に示す。第1図の上の曲線
は、ヨーロッパ特許第0120503号の実施例1(b
)に記載されている触媒、該特許の実施例2(b)また
は実施例2(c)に従って部分的に活性化した触媒、及
びTEALを用いる重合方法で活性化した触媒を用いて
製造した商業規格樹脂の融点に基づいている。上の曲線
を示すコポリマーは、1−ヘキセン含有率を変化させて
も結晶融点が有意に変化しないことから分かるように、
幅広い枝分かれ分布を有している。下の曲線は、非常に
狭い枝分かれ分布を有するヨーロッパ特許第01205
03号によるコポリマー(実質的に均質な)コポリマー
中の狭コポリマー画分の融点を示している。分別は、分
取TREF手順によって行った(温度上昇溶離分別)。 下の曲線に示されているコポリマーの結晶融点は曲線の
傾きが示すように、1−ヘキセン含有率が増加すると共
に急激に減少する。米国特許第3,645,992号に
従いコポリマーの結晶融点とコモノマー含有率を測定す
ることによって、コポリマーの枝分かれ分布を決定する
ことができる。もし任意のコモノマー含有率に関して、
コポリマーの結晶融点が図中の上の曲線よりも小さけれ
ば、その時、その様なコポリマーは、向上した更に狭い
(即ち、より均質な)枝分かれ分布を有する。従って、
本発明触媒(DMACによって活性化した)を用いて製
造したコポリマーに関する第1図のデータは、上部曲線
を示すコポリマーよりも本コポリマーがより組成物に均
質であることを示している。第1図のデータは又、本明
細書における実施例1のTMA及びTEAL活性化先駆
物質は、キャロル他らによるTEAL活性化触媒を用い
て製造するポリマー、即ち商業規格のポリマーと実質的
に同じか、又はより高い結晶融点を有するポリマーを製
造する、ということを示している。
【0060】当業者には自明なことだろうが、以上議論
した特有の態様は、一般的に又は詳細に記載した上記の
態様と同じ材料を用いて、様々なプロセス条件の下で、
うまく繰り返すことができる。
【0061】
【図面の簡単な説明】
【図1】添付図面は(1)カロール(Karol)ら、
欧州特許第0,120,503号明細書の触媒によって
生成されたポリマー(上方曲線);(2)分枝分布が極
めて狭いポリマー(下方曲線);および(3)種々の活
性剤によって活性化された実施例1の前駆物質によって
生成されたポリマー(個々のデータ点)について結晶融
点の1−ヘキセン含有量の関数としての関係をグラフに
よって図示するものである。

Claims (39)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  下記: (i)固体の多孔質担体と    無極性溶剤とのスラ
    リーを、式: RmMgR′n                (I
    )(式中、RおよびR′は同一かまたは異なるC4−C
    12アルキル基、mおよびnはそれぞれ0、1または2
    、ただしm+nがMgの原子価に等しいものとする)を
    有する少なくとも1つの有機マグネシウム組成物と接触
    させ、 (ii)工程(i)のスラリーを式: R″−OH                (II)
    (式中、R″はC1−C10アルキル基たはC1−C1
    0ハロゲン化アルキル基である)を有する少なくとも1
    つの化合物と接触させ、 (iii)工程(ii)のスラリーを無極性溶剤に可溶
    な少なくとも1つの遷移金属化合物と接触させ、そして
    (iv)前記工程(iii)の生成物をジメチルアルミ
    ニウムクロリドと混合する工程から成る担体付オレフィ
    ン重合触媒の製造方法。
  2. 【請求項2】  固体の多孔質担体がシリカであり、そ
    れを前記工程(i)の溶剤と接触させる前に、100℃
    ないし1000℃の温度で加熱する請求項1の方法。
  3. 【請求項3】  シリカを600℃の温度で加熱する請
    求項2の方法。
  4. 【請求項4】  加熱後に、シリカの表面水酸基濃度が
    0、5ミリモル/グラム、表面積が300m2/グラム
    および細孔容積が1、65m3/グラムである請求項2
    または請求項3の方法。
  5. 【請求項5】  前記工程(iii)の生成物を、前記
    工程(iv)を行う前に、40°ないし65℃で乾燥し
    て、無極性溶剤を実質的に除く前記請求項の中のいずれ
    か1つの項の方法。
  6. 【請求項6】  前記工程(iii)の生成物を、前記
    工程(iv)を行う前に、45°ないし55℃で乾燥す
    る請求項1ないし請求項4のいずれか1つの項の方法。
  7. 【請求項7】  前記工程(iii)の生成物を、前記
    工程(iv)を行う前に、50℃で乾燥する請求項1な
    いし請求項4のいずれか1つの項の方法。
  8. 【請求項8】  実質的にすべてのマグネシウムアルキ
    ル基をマグネシウムアルコキシ基に転化させた後に、無
    極性溶剤中に実質的に過剰の式(II)の化合物が存在
    しないように、前記工程(i)においては、担体上に沈
    積するだけの量の有機マグネシウム組成物を使用し;前
    記工程(ii)においては、担体上の実質的にすべての
    マグネシウムアルキル基をマグネシウムアルコキシ基に
    転化させるだけの量の式(II)の化合物を使用し;か
    つ前記工程(iii)においては、担体上に沈積するこ
    とができる量以下の量の遷移金属化合物を使用する前記
    請求項の中のいずれか1つの項の方法。
  9. 【請求項9】  前記工程(iii)よりも後ではある
    が前記工程(iv)よりも前に、以下の工程:(iii
    a)前記工程(iii)のスラリーを式:R3yAlX
    (3−y)      (III)(式中、R3はC1
    −C10アルキル基、XはCl、BrまたはI、および
    yは1または2である)の少なくとも1つのハロゲン化
    アルキルアルミニウム化合物と接触させる工程を行う請
    求項1ないし請求項8のいずれか1つの項の方法。
  10. 【請求項10】  R3がC1−C4アルキル基で、X
    がClである請求項9の方法。
  11. 【請求項11】  式(III)の化合物がジエチルア
    ルミニウムクロリドである請求項9または請求項10の
    方法。
  12. 【請求項12】  式(III)の化合物がエチルアル
    ミニウムジクロリドである請求項9または請求項10の
    方法。
  13. 【請求項13】  式: RmMgR′n          (I)(式中、R
    およびR′は同一かまたは異なるC4−C12アルキル
    基、mおよびnはそれぞれ0、1、または2、ただしm
    +nがMgの原子価に等しいものとする)を有する少な
    くとも1つの有機マグネシウム組成物、式: R″−OH              (II)(式
    中、R″はC1−C10アルキル基またはC1−C10
    ハロゲン化アルキル基である)を有する少なくとも1つ
    の化合物、少なくとも1つの遷移金属化合物およびジメ
    チルアルミニウムクロリドからなる担体付オレフィン重
    合触媒。
  14. 【請求項14】  RおよびR′がC4−C10アルキ
    ル基である請求項13の触媒。
  15. 【請求項15】  RおよびR′がC4−C8アルキル
    基である請求項13の触媒。
  16. 【請求項16】  RおよびR′がそれぞれブチル基で
    、mが1およびnが1である請求項13の触媒。
  17. 【請求項17】  R″がC1−C8アルキル基である
    請求項13ないし請求項16のいずれか1つの項の触媒
  18. 【請求項18】  R″がメチル、エチル、プロピルま
    たはブチル基である請求項13ないし請求項16のいず
    れか1つの項の触媒。
  19. 【請求項19】  R″がC2−C10塩素化アルキル
    基である請求項13ないし請求項16のいずれか1つの
    項の触媒。
  20. 【請求項20】  R″がC2−C8塩素化アルキル基
    である請求項13ないし請求項16のいずれか1つの項
    の触媒。
  21. 【請求項21】  R″が塩素化エチル、プロピルまた
    はブチル基である請求項13ないし請求項16のいずれ
    か1つの項の触媒。
  22. 【請求項22】  R″が2,2,2−トリクロロエチ
    ル基である請求項13ないし請求項16のいずれか1つ
    の項の触媒。
  23. 【請求項23】  無極性溶剤が外界条件下で液体の炭
    化水素である請求項13ないし請求項22のいずれか1
    つの項の触媒。
  24. 【請求項24】  遷移金属化合物がチタンまたはバナ
    ジウムの化合物である請求項13ないし請求項23のい
    ずれか1つの項の触媒。
  25. 【請求項25】  前記工程(iii)中に存在する遷
    移金属化合物の量は、Mg対遷移金属のモル比が約1な
    いし約3であるような量である請求項13ないし請求項
    24のいずれか1つの項の触媒。
  26. 【請求項26】  前記工程(iii)中に存在する遷
    移金属化合物の量は、Mg対遷移金属のモル比が約2な
    いし約3であるような量である請求項13ないし請求項
    24のいずれか1つの項の触媒。
  27. 【請求項27】  前記工程(iii)中に存在する遷
    移金属化合物の量はMg対遷移金属のモル比が約1.6
    5ないし約2.40であるような量である請求項13な
    いし請求項24のいずれか1つの項の触媒。
  28. 【請求項28】  遷移金属化合物がハロゲン化チタン
    である請求項27の触媒。
  29. 【請求項29】  ハロゲン化チタンがテトラハロゲン
    化チタンである請求項28の触媒。
  30. 【請求項30】  テトラハロゲン化チタンが、TiC
    l4である請求項29の触媒。
  31. 【請求項31】  前記工程(iii)中に存在するT
    iCl4の量はMg対Tiのモル比が1ないし3である
    ような量である請求項30の触媒。
  32. 【請求項32】  前記工程(iii)中に存在するT
    iCl4の量はMg対Tiのモル比が2ないし3である
    ような量である請求項30の触媒。
  33. 【請求項33】  固体の多孔質担体がOH基を含有す
    る請求項30、請求項31または請求項32の触媒。
  34. 【請求項34】  前記工程(i)中で用いられる有機
    マグネシウム組成物の量はMg:OHのモル比が1:1
    ないし6:1であるような量である請求項33の触媒。
  35. 【請求項35】  前記工程(i)中で用いられる有機
    マグネシウム組成物の量はMg:OHのモル比が2:1
    ないし4:1であるような量である請求項33の触媒。
  36. 【請求項36】  前記工程(i)中で用いられる有機
    マグネシウム組成物の量はMg:OHのモル比が2.5
    :1ないし3.5:1であるような量である請求項33
    の触媒。
  37. 【請求項37】  前記工程(i)中で用いられる有機
    マグネシウム組成物の量はMg:OHのモル比が3:1
    であるような量である請求項33の触媒。
  38. 【請求項38】  オレフィン重合条件下で、少なくと
    も1つのオレフィンを、請求項9ないし請求項33のい
    ずれか1つの項の触媒と接触させることを含んで成る少
    なくとも1つのオレフィンを重合させる方法。
  39. 【請求項39】  該オレフィンがアルファオレフィン
    である請求項38の方法。
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