JPH0421810Y2 - - Google Patents

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JPH0421810Y2
JPH0421810Y2 JP13768685U JP13768685U JPH0421810Y2 JP H0421810 Y2 JPH0421810 Y2 JP H0421810Y2 JP 13768685 U JP13768685 U JP 13768685U JP 13768685 U JP13768685 U JP 13768685U JP H0421810 Y2 JPH0421810 Y2 JP H0421810Y2
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fuel oil
oil
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permanent magnets
combustion
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  • Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)
  • Feeding And Controlling Fuel (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 「技術分野」 本考案は、例えば、デイーゼルエンジン搭載の
自動車、船舶等におけるオイルタンク等の供給系
とエンジン等の燃焼系間に配設され、供給系から
の燃料を磁界処理して燃焼系に給送するために用
いられる給送燃料油改質装置に関する。
「従来技術およびその問題点」 一般に、オイルタンク等の供給系からエンジン
等の燃焼系に給送される燃料油は、粒径が50μ〜
100μの油分子が相互に結合した状態の、いわゆ
る、未処理燃料油が使用されている。この未処理
燃料油は、粒径が大きく空気との接触面積が少な
いため、これをそのまま燃焼系に使用した場合、
不完全燃焼を生じ、燃料消費量の増大や窒素酸化
物(NOx)の発生を招いている。
このような問題を解決するため、従来では、不
完全燃焼を押え燃焼効率を高めるために燃焼系内
に添加剤を注入したり、また、窒素酸化物を減少
させるために、燃焼機構自体を改善するという方
法がとられていた。
しかしながら、燃焼系内への添加剤の注入によ
つても燃焼効率は僅かながら向上するにとどまる
だけであり、かえつて一定期間ごとに注入しなけ
ればならないという不便を生じている。また、燃
焼系自体の改善を行なつて、空気との混合比を高
くすれば、燃焼効率は良くなるが燃料消費量が増
大し、窒素酸化物も増加するという相反する事態
も生じている。
「考案の目的」 本考案は、上記の実状に鑑みてなされたもので
あり、燃焼効率の向上、燃料消費量の減少、窒素
酸化物の減少といつた省エネルギーと公害防止と
の相反する要請を一挙に解決することのできる給
送燃料油改質装置を提供することを目的としてい
る。
「考案の概要」 上記の目的を達成するため、本考案では、一方
端に油入口を他方端に油出口を有するケース内
に、一面がN極他面がS極を呈する複数の円盤状
永久磁石がそれぞれ所定間隔を保つて相反発する
ような関係で直列に配列固定されてなる磁石ユニ
ツトを、その配列方向が前記ケースの長手方向と
直交するように配置して固定し、前記ケース内に
注入される燃料油を前記永久磁石間に生じる反発
磁場に接触させて燃料油の油分子を微粒化するよ
うにしたことを特徴としている。
「考案の実施例」 以下に、本考案の実施例を図面に基いて説明す
る。
図中11は、本考案の外殻をなす密閉ケースで
あり、厚さ3mm以上の板厚の鉄板により直方体に
形成されている。密閉ケース11は、その両端に
接続口12および13を有しており、いずれか一
方が油入口、他方が油出口を構成している。そし
て、接続口12または13がオイルタンク14側
の給送管15に、接続口13または12が燃焼系
16の給送管17にそれぞれ任意に接続されるよ
うになつている。燃焼系16は、例えば、船舶や
自動車のデイーゼルエンジン、ボイラー、冷暖房
設備の燃焼部等である。
密閉ケース11内には複数組の磁石ユニツト1
8,18…が配列固定されている。この磁石ユニ
ツト18は、第1図に示すように、複数の永久磁
石19,19…が所定間隔に保たれて直列に配列
され、これらの永久磁石19が、銅管スペーサ2
0を介して、その中心で銅管21により挿通され
固定されている。各永久磁石19は、それぞれ各
極面から生じる磁力線が相互に反発するように、
すなわち、(N,S),(S,N),(N,S)…と
なるように各極面を対向させ、各永久磁石19間
にそれぞれ反発磁場が生じるように配列されてい
る。また、各永久磁石19は磁束密度が1000G〜
8000Gまでのものが用いられ、それぞれ同一磁束
密度であることが望ましい。また、各永久磁石1
9間の間隔Wは、永久磁石19の磁束密度との関
係で13mmないし17mmに設定するのが望ましい。こ
の間隔Wは、銅管スペーサ20の長さと一致して
おり、銅管スペーサ20の長さを変更することに
より、永久磁石19の磁力線の反発力に強弱を与
えることができる。ただし、この間隔Wは永久磁
石19間を均一な反発力に保つため、すべて同一
にする必要がある。そして、このような永久磁石
19の挿通固定された銅管20の複数本(本実施
例では4本)が、上下左右に並列され、その両端
が保持板22で固定されて磁石ユニツト18を構
成している。この磁石ユニツト18は、密閉ケー
ス11内で密閉ケース11の長手方向に対して銅
管20の長手方向が直交する関係で両側から複数
組固定されている。本実施例では、磁石ユニツト
18の配列固定を第1図に示すように密閉ケース
11の上下方向と左右方向とに向けて交互に配列
した場合を示しているが、すべての磁石ユニツト
18を同一方向に向けて配列固定してもよい。
以下に、上記のように構成された本考案の作用
を説明する。
第3図に示すように、接続口12および接続口
13をそれぞれ送給管15および17に接続して
おく。この状態で、オイルタンク14内の未処理
燃料油が送給管15を介して密閉ケース11内に
送り込まれると、燃料油は各永久磁石19間でそ
れぞれ作られている強力な反発磁場に接する。こ
の反発磁場の斥力および引力により、燃料油中の
油分子同士の結合力が切り離され、それぞれの小
分子に分離する傾向を示す。油分子は雑然とした
状態でそれぞれの磁性に相応した方向への整列の
ため混乱を呈し、さらに磁気による攪拌作用を受
けて分子間の相互摩擦により切断されて微粒化さ
れていく。そして、上記のような作用の繰り返し
により、油分子の粒径は、未処理時の50μ〜100μ
のものが25μ〜30μにまで微粒化される。また、
鉄板製の密閉ケース11自体が永久磁石19によ
り磁化されているため、油分子の微粒化作用はさ
らに促進されることとなる。なお、密閉ケース1
1中の燃料油の微粒化を効果的に行なうには、燃
料油を一定時間以上密閉ケース11内に滞留させ
ておくのが望ましい。そして、このように微粒化
された燃料油が送給管17を介して燃焼系16に
給送されることとなる。改質燃料油は燃焼系16
での霧化分散が容易に行なわれるので、拡散高温
燃焼となり、完全燃焼が図られる。したがつて、
燃焼効率が向上し、燃料消費量が10%程度軽減さ
れる。また、低酸素燃焼も可能となるので、同時
に窒素酸化物が低減される。
「考案の効果」 以上説明したように、本考案によれば、未処理
燃料油を燃焼系に給送する途中で、燃料油を永久
磁石で構成した本装置の反発磁場に接触させてそ
の油分子を微粒化するので、燃焼系では、燃焼効
率の向上、燃料消費量の減少および窒素酸化物の
減少を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による給送燃料油改質装置の一
部破断正面図、第2図は第1図の−線拡大断
面図、第3図は本装置の配置状態を示す概略図で
ある。 11……密閉ケース、12,13……接続口、
14……オイルタンク、16……燃焼系、18…
…磁石ユニツト、19……永久磁石、20……銅
管スペーサ、21……銅管、22……保持板。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 一方端に油入口を他方端に油出口を有するケ
    ース内に、一面がN極他面がS極を呈する複数
    の円盤状永久磁石がそれぞれ所定間隔を保つて
    相反発するような関係で直列に配列固定されて
    なる磁石ユニツトを、その配列方向が前記ケー
    スの長手方向と直交するように配置して固定
    し、前記ケース内に注入される燃料油を前記永
    久磁石間に生じる反発磁場に接触させて燃料油
    の油分子を微粒化することを特徴とする給送燃
    料油改質装置。 (2) 前記永久磁石の磁束密度を1000Gないし
    8000Gとし、前記永久磁石間の間隔を13mmない
    し17mmとした実用新案登録請求の範囲第1項に
    記載の給送燃料油改質装置。
JP13768685U 1985-09-09 1985-09-09 Expired JPH0421810Y2 (ja)

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JPS6246643U JPS6246643U (ja) 1987-03-23
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