JPH04216602A - 超電導コイル - Google Patents
超電導コイルInfo
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- JPH04216602A JPH04216602A JP2411075A JP41107590A JPH04216602A JP H04216602 A JPH04216602 A JP H04216602A JP 2411075 A JP2411075 A JP 2411075A JP 41107590 A JP41107590 A JP 41107590A JP H04216602 A JPH04216602 A JP H04216602A
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- JP
- Japan
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- coil
- superconducting
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- spherical
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- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
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Landscapes
- Particle Accelerators (AREA)
- Magnetic Resonance Imaging Apparatus (AREA)
- Superconductors And Manufacturing Methods Therefor (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高磁界、高均一を同時に
満たす為の超電導コイルに関するものである。
満たす為の超電導コイルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】超電導線材は、優れた通電能力によりコ
イル化した際に連続的に高い磁場を得る方法として、有
効な手段となっている。ところで近年、超電導コイルの
応用が各分野に進むにつれてコイルに要求される特性に
もきびしさを増している。具体的には、発生磁場強度の
増大と磁場空間内の高い均一性を同時に満足するコイル
の要求が生じた場合、高均一磁場分布を得るためには、
コイル全体が球形状を呈する様な巻線方法が有効な手段
として知られている。さらに高均一化を図る為にはコイ
ル全体の大型化の方策が望まれる。一方、高い磁場強度
を得る方法としては同一巻線数という前提の場合、コイ
ル形状を縮小化する方法が有利となり、このように相反
する要求を同時に実現するには従来のコイル設計技術の
延長では対応できない場合が生じている。
イル化した際に連続的に高い磁場を得る方法として、有
効な手段となっている。ところで近年、超電導コイルの
応用が各分野に進むにつれてコイルに要求される特性に
もきびしさを増している。具体的には、発生磁場強度の
増大と磁場空間内の高い均一性を同時に満足するコイル
の要求が生じた場合、高均一磁場分布を得るためには、
コイル全体が球形状を呈する様な巻線方法が有効な手段
として知られている。さらに高均一化を図る為にはコイ
ル全体の大型化の方策が望まれる。一方、高い磁場強度
を得る方法としては同一巻線数という前提の場合、コイ
ル形状を縮小化する方法が有利となり、このように相反
する要求を同時に実現するには従来のコイル設計技術の
延長では対応できない場合が生じている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明の技術的
課題は、高い磁場強度を有し、かつ高均一化という設計
上相反する手法が必要となるコイルに於て、新しい設計
概念によってその実現を図ることである。
課題は、高い磁場強度を有し、かつ高均一化という設計
上相反する手法が必要となるコイルに於て、新しい設計
概念によってその実現を図ることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、球形状
を呈する超電導空芯コイル部と、該超電導空芯コイル部
の外周部に配された磁束連通用コイル部とを有し、前記
超電導空芯コイル部と前記磁束連通用コイル部とは、互
いに磁束が連通してなることを特徴とする超電導コイル
が得られる。また、本発明によれば、前記超電導コイル
において、前記磁束連通用コイル部は、断面形状が弓型
状を呈する超電導材からなることを特徴とする超電導コ
イルが得られる。従来技術においては、第7図に示すと
おり、中空コイルに発生させた磁場の外部へ漏洩する部
分を通常鉄ヨーク等を使用し、リターンさせる。しかし
、鉄は飽和磁束密度を有する為にコイル中の磁場が高く
なれば必然的に断面積を増す必要が生ずる。一方、コイ
ル内部の磁場の均一度を高める為には通常のコイルに較
べると第8図に示す球形コイルは格段に均一度が良い。 又、常電導コイルでは磁束はコイル内部も貫通するが、
第9図に示す超電導コイルではそれが少ない。そこで、
本発明の最大の特徴とするところは、高均一磁場を得る
上で極めて有効な手段である球形状マグネットを基本と
して、その外周部に第1図に示す様な弓型状のコイルを
配置することにある。この弓型状コイルの特徴は、従来
鉄芯ヨークを介して行っていた磁場の偏曲をコイルの形
状及び超電導特有の磁束のシールド効果によって制御す
ることにあり、図面上の軸方向に均一磁場を発生させる
ことが可能となっている。又、もう一つの特徴として従
来の方法では、鉄芯の飽和する磁場強度以上の磁場を容
易に実現することは難しかったが、本発明のコイルにお
いては実質上、磁場は超電導線材の臨界電流値に依存す
るため、高性能な線材の使用によって高磁場化が実現で
きる点にある。そこで前述したように球形コイルと弓型
状コイルを組合せた場合、各々の軸上方向磁場が加算さ
れ、結果として高磁場が実現され、なおかつ高均一度を
維持させることが可能となることを見い出した。 尚、同手法によれば内部の球形コイルをある程度大型化
しても容易に高磁場化を図ることが出来る利点がある。
を呈する超電導空芯コイル部と、該超電導空芯コイル部
の外周部に配された磁束連通用コイル部とを有し、前記
超電導空芯コイル部と前記磁束連通用コイル部とは、互
いに磁束が連通してなることを特徴とする超電導コイル
が得られる。また、本発明によれば、前記超電導コイル
において、前記磁束連通用コイル部は、断面形状が弓型
状を呈する超電導材からなることを特徴とする超電導コ
イルが得られる。従来技術においては、第7図に示すと
おり、中空コイルに発生させた磁場の外部へ漏洩する部
分を通常鉄ヨーク等を使用し、リターンさせる。しかし
、鉄は飽和磁束密度を有する為にコイル中の磁場が高く
なれば必然的に断面積を増す必要が生ずる。一方、コイ
ル内部の磁場の均一度を高める為には通常のコイルに較
べると第8図に示す球形コイルは格段に均一度が良い。 又、常電導コイルでは磁束はコイル内部も貫通するが、
第9図に示す超電導コイルではそれが少ない。そこで、
本発明の最大の特徴とするところは、高均一磁場を得る
上で極めて有効な手段である球形状マグネットを基本と
して、その外周部に第1図に示す様な弓型状のコイルを
配置することにある。この弓型状コイルの特徴は、従来
鉄芯ヨークを介して行っていた磁場の偏曲をコイルの形
状及び超電導特有の磁束のシールド効果によって制御す
ることにあり、図面上の軸方向に均一磁場を発生させる
ことが可能となっている。又、もう一つの特徴として従
来の方法では、鉄芯の飽和する磁場強度以上の磁場を容
易に実現することは難しかったが、本発明のコイルにお
いては実質上、磁場は超電導線材の臨界電流値に依存す
るため、高性能な線材の使用によって高磁場化が実現で
きる点にある。そこで前述したように球形コイルと弓型
状コイルを組合せた場合、各々の軸上方向磁場が加算さ
れ、結果として高磁場が実現され、なおかつ高均一度を
維持させることが可能となることを見い出した。 尚、同手法によれば内部の球形コイルをある程度大型化
しても容易に高磁場化を図ることが出来る利点がある。
【0005】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。第1図に弓型コイル1の磁場分布の概念を示し、
第2図に本発明の効果を確認すべく作製された超電導マ
グネットの概念図を示す。超電導線には3.5mm ×
2.3mmの平角断面を有するNb−Ti極細多芯型電
導線材を採用し、線材を巻き付ける為のボビンには純A
lを使用している。尚、内部の球形コイル2は1本の超
電導線で巻き上げ、その磁束の流れを第3図に示す。一
方、外部の弓型コイル1は軸方向にコイルを2分割する
方法で作製しその磁束の流れを第4図に示す。次に同コ
イルをクライオスタット中に固定し液体ヘリウムを充填
することによりコイル全体を超電導化した。この場合の
弓型コイル1と球形コイル2とを組合せた場合の磁束の
流れは第5図のようになり、その外観は第6図のとおり
である。表1は、同コイルに通電した際の磁場強度およ
び均一性の評価結果を示しており併記した球形コイルと
比較して磁場強度の増大が顕著であり、しかも均一性に
変化は見られなかった。
する。第1図に弓型コイル1の磁場分布の概念を示し、
第2図に本発明の効果を確認すべく作製された超電導マ
グネットの概念図を示す。超電導線には3.5mm ×
2.3mmの平角断面を有するNb−Ti極細多芯型電
導線材を採用し、線材を巻き付ける為のボビンには純A
lを使用している。尚、内部の球形コイル2は1本の超
電導線で巻き上げ、その磁束の流れを第3図に示す。一
方、外部の弓型コイル1は軸方向にコイルを2分割する
方法で作製しその磁束の流れを第4図に示す。次に同コ
イルをクライオスタット中に固定し液体ヘリウムを充填
することによりコイル全体を超電導化した。この場合の
弓型コイル1と球形コイル2とを組合せた場合の磁束の
流れは第5図のようになり、その外観は第6図のとおり
である。表1は、同コイルに通電した際の磁場強度およ
び均一性の評価結果を示しており併記した球形コイルと
比較して磁場強度の増大が顕著であり、しかも均一性に
変化は見られなかった。
【0006】
【表1】
【0007】
【発明の効果】本発明によれば、球形状を呈する超電導
空芯コイル部の中心軸に沿って発生する磁束を、超電導
空芯コイル部の外周部に磁束連通用コイル部を設けたか
ら超電導コイルの設計上、相反する要請であった高い磁
場強度と高均一磁場分布とを、同時に実現することがで
きる。
空芯コイル部の中心軸に沿って発生する磁束を、超電導
空芯コイル部の外周部に磁束連通用コイル部を設けたか
ら超電導コイルの設計上、相反する要請であった高い磁
場強度と高均一磁場分布とを、同時に実現することがで
きる。
【図1】本発明の実施例に係る弓型コイルの磁場分布の
概念図。
概念図。
【図2】本発明の実施例に係る超電導マグネットの概念
図。
図。
【図3】球形コイル磁束の流れを示す概念図。
【図4】弓型コイルの磁束の流れを示す概念図。
【図5】弓型及び球形コイルを組合せた場合の磁束の流
れを示す概念図。
れを示す概念図。
【図6】弓型コイル及び球形コイルを組合せた場合の超
電導コイルの外観図。
電導コイルの外観図。
【図7】従来のヨークを用いた磁束の流れを示す概念図
。
。
【図8】従来の常電導球形コイルを用いた場合の磁束の
分布を示す概念図。
分布を示す概念図。
【図9】超電導球形コイルの磁束の分布を示す概念図。
Claims (2)
- 【請求項1】 球形状を呈する超電導空芯コイル部と
、該超電導空芯コイル部の外周部に配された磁束連通用
コイル部とを有し、前記超電導空芯コイル部と前記磁束
連通用コイル部とは、互いに磁束が連通してなることを
特徴とする超電導コイル。 - 【請求項2】 第1請求項記載の超電導コイルにおい
て、前記磁束連通用コイル部は、断面形状が弓型状を呈
する超電導材からなることを特徴とする超電導コイル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02411075A JP3094307B2 (ja) | 1990-12-17 | 1990-12-17 | 超電導コイル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02411075A JP3094307B2 (ja) | 1990-12-17 | 1990-12-17 | 超電導コイル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04216602A true JPH04216602A (ja) | 1992-08-06 |
JP3094307B2 JP3094307B2 (ja) | 2000-10-03 |
Family
ID=18520133
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP02411075A Expired - Fee Related JP3094307B2 (ja) | 1990-12-17 | 1990-12-17 | 超電導コイル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3094307B2 (ja) |
-
1990
- 1990-12-17 JP JP02411075A patent/JP3094307B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3094307B2 (ja) | 2000-10-03 |
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Legal Events
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