JPH04216035A - 空気入りラジアルタイヤの更生方法 - Google Patents

空気入りラジアルタイヤの更生方法

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JPH04216035A
JPH04216035A JP2417993A JP41799390A JPH04216035A JP H04216035 A JPH04216035 A JP H04216035A JP 2417993 A JP2417993 A JP 2417993A JP 41799390 A JP41799390 A JP 41799390A JP H04216035 A JPH04216035 A JP H04216035A
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    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29DPRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
    • B29D30/00Producing pneumatic or solid tyres or parts thereof
    • B29D30/06Pneumatic tyres or parts thereof (e.g. produced by casting, moulding, compression moulding, injection moulding, centrifugal casting)
    • B29D30/52Unvulcanised treads, e.g. on used tyres; Retreading
    • B29D30/54Retreading

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Tyre Moulding (AREA)
  • Tires In General (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、空気入りラジアルタ
イヤ、とくにはグリーンタイヤの形状を適性化し、バッ
クリングを防止したタイヤの更生方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】いわゆるラジアル配列コード層よりなる
カーカスと、そのクラウン部の周りにタイヤ赤道面に対
して比較的浅い角度で配設されたコード配列層よりなる
ベルトを具備する空気入りラジアルタイヤは、ベルトの
「たが」効果により、バイアスタイヤに比して、タイヤ
の踏面部を形成するトレッドゴムの動きが少なく、耐久
性及び耐摩耗性に優れ、また、転がり抵抗が少ない等の
多くの利点を有するので、近年の高速道路網の拡充発展
のもと、トラック、バスなどの重荷重用車両にも好んで
用いられる傾向にある。とくに、トラックやバスなどの
重荷重用車両に適用される空気入りラジアルタイヤにあ
っては、カーカスの保護を確実なものとし、所定のタイ
ヤ周方向剛性を付与するため、ほぼタイヤ幅に亙って延
在する4層のコード配列層からなるベルトを具えるタイ
ヤが普及している。
【0003】この複数層のコード配列層よりなるベルト
は、カーカスを保護すると共に、トレッド部の剛性を高
めて耐摩耗性及びトラクション性能を向上させる上では
有利に作用するが、車両旋回時に過度のコーナリングフ
ォースが生起されるため、偏摩耗を生じ易く、また、凹
凸の激しい路面を走行すく場合には、路面から受ける衝
撃入力が大きく、却って損傷を受けやすいという不具合
がある。このため、ベルトを構成するコード配列層の中
で最も内側に位置するコード配列層、即ち最内コード配
列層を、その中央部分が除去された中抜き構造とし、タ
イヤトレッド部側端部分の剛性及びベルトの耐久性を低
下させることなく、コーナリングフォースを有利に低減
させると共に衝撃を吸収させ、また、均一な接地形状を
維持することが行われている。
【0004】ところで、タイヤはそのトレッド部の摩耗
が進行した状態にあっても、通常、そのカーカスは未だ
充分な強度を有している。そこで、そのような場合には
、摩耗したタイヤから残存するトレッドゴムを取り除き
、未加硫のトレッドゴムを台タイヤの表面に貼着してグ
リーンタイヤを形成し、このグリンータイヤに内圧を適
用してモールド内で加硫成型して更生する方法が取られ
てきた。このようなタイヤの更生は、資源の有効利用と
いう点ばかりでなく、トラックやバスなどの重荷重用車
両にあっては経済的にも大きな問題である。そして、走
行に供されたタイヤを詳しく調べてみると、トレッドゴ
ムばかりでなくベルトを形成するコード配列層にまで損
傷が及んだものもあり、その場合には損傷したコード配
列層も併せて除去して更生する必要がある。
【0005】ところが、ベルト内部における損傷の程度
を判定することは困難であり、例えば、4層のコード配
列層を有する場合、一般的には、タイヤ外側に位置する
二層のコード配列層までが損傷したタイヤが多いことか
ら、それらタイヤ外側に位置する二層のコード配列層を
除去してタイヤ更生の可否が判断されている。即ち、損
傷がタイヤ内側に位置する二層のコード配列層まで及ぶ
場合には、タイヤの安全性を考慮して更生することなく
処分し、損傷がたかだかタイヤ外側の二層のコード配列
層に限られる場合には、それらコード配列層を除去して
更生することが行われており、事実、このような更生タ
イヤはなんら問題を生ずることがなく使用することがで
きる。
【0006】そして、更生可能なタイヤにあっては、ト
レッドゴム及びタイヤ外側の二層のコード配列層を除去
した台タイヤとし、この台タイヤの残存するベルトのコ
ード配列層の上に、新たに二層のコード配列層と所定断
面形状をした未加硫のトレッドゴムをそれぞれ貼着して
グリーンタイヤとし、これを内圧の適用下でモールド内
で加硫成型して更生する方法が取られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、中抜き
構造とした最内コード配列層とこのコード配列層に隣接
する他のコード配列層とを残し、トレッドゴムを含めて
タイヤ外側に位置する二層のベルトコード配列層を除去
して更生したタイヤにあっては、モールド内での加硫成
型時に、いわゆるバックリングを生ずるという問題があ
った。これは、新たなコード配列層及び未加硫トレッド
ゴムの台タイヤへの貼着作業に際し、台タイヤの形状を
維持すべく内部に内圧を直接的に適用すると、トレッド
ゴム及びタイヤ外側の二層のコード配列層が除去された
ことに起因して、台タイヤは、タイヤ内側に位置する残
存する二層のコード配列層を有するその中央部分が半径
方向外方に大きく膨出し、タイヤの回転軸線方向に離間
するサイドウォール部分が互いに接近するよう変形する
こととなる。
【0008】この変形した台タイヤに、ベルトを構成す
るコード配列層とトレッドゴムとを貼着して形成したグ
リーンタイヤは、その外径が次工程の加硫成型に供され
るモールド内径より大きくなり、その場合には当該変形
の影響を免れ難い。即ち、グリーンタイヤは加硫成型に
際し、トレッドゴムがモールドの分割面に噛み込まれ、
また、トレッド部の内側中央部分が当該ゴムのその中央
部分に集中してタイヤ内方に突出することからバックリ
ングを生ずる。そのようなタイヤにあっては、内圧を充
填した際にトレッド面が凸状になるため、不均一な接地
形状になると共に、ベルト端におけるひずみが大きくな
り、所期したベルト耐久性を期待し難いこととなる。な
お、このような不具合は、台タイヤ内への直接的な内圧
の適用下でコード配列層及びトレッドゴムを貼着する場
合ばかりでなく、ほぼ均一の肉厚を有し加圧流体の適用
を受けて膨満するブラダーを用いた場合にも同様である
【0009】本発明はこのような問題に鑑みてなされた
もので、バックリングの発生を防止した空気入りタイヤ
の更生方法を提供することをその目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
、本発明は、一対のビード部間にまたがってトロイド状
をなすラジアル配列コードプライよりなるカーカスと、
カーカスクラウン部の外周に配設された3層以上のコー
ド配列層よりなり、最内コード配列層がその中央部分を
除去した中抜き構造を有するベルトとを具備する空気入
りラジアルタイヤを更生するに際し、タイヤ内側に位置
する二層のコード配列層を残してそれより外側のコード
配列層及びトレッドゴムを除去して台タイヤとし、この
台タイヤに新たな少なくとも一層のコード配列層とトレ
ッドゴムとを貼着してグリーンタイヤを形成する工程と
、グリーンタイヤに内圧を適用してモールド内で加硫成
型する工程とを具え、内圧適用前のグリーンタイヤの最
外コード配列層の径(B0 )と、モールド内加硫成型
時の前記最外コード配列層の径(B)とが、0≦(B−
B0 )/B×100 ≦0.76なる関係を満足する
【0011】
【作用】加硫成型に供されるモールドに対してグリーン
タイヤの外径を適正なものとしたので、バックリングの
発生を有為に防止することができ、加硫成型により得ら
れた更生タイヤの接地形状を均一なものとすることがで
きる。
【0012】
【実施例】図1は、この発明に従って、二層のコード配
列層を有する台タイヤに二層のコード配列層及び未加硫
のトレッドゴムを貼着して形成したグリーンタイヤ10
を示す図であり、カーカス12は、タイヤ回転軸線方向
に相互に離間する一対のビード部14間にまたがってト
ロイド状をなすラジアル配列コードプライを具える。グ
リーンタイヤ10では、カーカス12を1層のコードプ
ライとして示したが、タイヤの仕様に応じて複数層とし
ても良く、また、カーカスを構成するラジアル配列コー
ドプライの少なくとも1層のコードプライは、その両端
部をビード部のビードコア16間の回りにタイヤ内側か
ら外側に向けてそれぞれ巻き上げられる。
【0013】カーカス12のクラウン部には、その外周
に沿ってタイヤ内側から外側にコード配列層18、20
、22そして24が順次に4層に配設され、それらコー
ド配列層は互いに協働してベルト26を形成する。タイ
ヤの最内側に位置する第1のコード18は、タイヤ幅方
向中央部分がタイヤ周方向に亙って除去された中抜き構
造をしており、そのコードは、図示しないタイヤ赤道面
に対して比較的深い角度、例えば、45°〜52°の範
囲内の交角をなしてほぼ一様に右上がりに延在する。こ
の最内コード配列層18に隣接してタイヤ外側に位置す
る第2のコード配列層20にあっては、そのコードとタ
イヤ赤道面と交角は比較的浅い角度、例えば、18°〜
20°の範囲内の角度でぼほ一様に右上がりに延在する
【0014】第2のコード配列層20に隣接して位置す
る第3のコード配列層22のコードは、隣接する内側の
第2のコード配列層20のコードとタイヤ赤道面に関し
て相互に逆方向に、即ち左上がりに延在する。また、こ
の第3のコード配列層のコードがタイヤ赤道面となす角
度は、18°〜20°又はそれ以下の角度範囲にある。 ベルト26の最外側に位置する第4のコード配列層24
は、そのコードとタイヤ赤道面とのなす角度が隣接する
第3のコード配列層とタイヤ赤道面との交角にほぼ等し
い。
【0015】このベルト26に隣接してその外側に未加
硫のトレッドゴム28を貼着することによりグリーンタ
イヤ10を得る。そして、このグリーンタイヤに内圧を
適用し所定のモールド内面に押圧して加硫成型すること
により更生タイヤを得る。なお、図1に示したグリーン
タイヤ10と異なり、ベルト26を形成する各コード配
列層の延在方向を逆向きとしたもの、又は全く異なった
ものであってもよい。
【0016】このような更生タイヤを得るには、更生す
べきタイヤのトレッドゴムをバフかけして除去し、次い
で、図1中に一点鎖線にて示した線分Lに沿って、タイ
ヤ外側に位置する第3及び第4のコード配列層を適当な
カッタを用いて除去して台タイヤとする。また、ベルト
損傷の程度を併せて調べ、損傷がタイヤ内側に位置する
第1及び第2のコード配列層18、20まで及んでいな
いタイヤを選択する。
【0017】この台タイヤの表面形状及び寸法をワイヤ
ブラシなどを用いて整形し、その整形された表面に適当
な接着剤を塗布し、そこに、例えば、厚さ0.5 mm
〜1.0mm の未加硫の幅広のクッションシートを貼
着する。このことにより、残存する第2のコード配列層
20と、新たに貼り付ける第3のコード配列層22との
良好なる密着を担保する。なお、クッションシートの幅
は、後述する第3のコード配列層22の幅より大きく、
好ましくはほぼ台タイヤの幅に等しくすることにより、
後述する未加硫のトレッドゴムと台タイヤ整形面との密
着性を向上させることができる。
【0018】また、クッションシート上に貼着される第
3のコード配列層22の端部からのセパレーショッを防
止するため、厚さ0.5 mm〜0.8 mmの未加硫
の幅狭のクッシッンゴム(図示せず)を、第3のコード
配列層の幅方向端部に対応させて当該幅方向端部とクッ
ションシートとの間に、台タイヤの周方向に沿って貼着
する。次いで、この幅広のクッションシート上の所定位
置に第3のコード配列層22を貼り付けるが、第3のコ
ード配列層22の台タイヤへの貼着に際しては、その幅
方向端部がクッションゴム上に位置するように貼着する
【0019】そして、第3のコード配列層22に隣接さ
せてその中央部分外側に、新しい第4のコード配列層2
4を貼着し、次いで第4のコード配列層24に隣接させ
てその外側に未加硫のトレッドゴムを貼着することによ
り、グリーンタイヤ10を得る。このグリーンタイヤ1
0を、所定のモールド内に配置して内圧を適用して加硫
成型するが、本発明方法にあっては、図2(a)に示す
ように内圧適用前のグリーンタイヤの第4のコード配列
層24の外径B0 と、図2(b)に示すように内圧を
適用したグリーンタイヤをモールド32内で加硫成型す
る際の当該第4のコード配列層24の外径Bとが、次式
の関係を満足するよう選択する。         0≦(B−B0 )/B×100 ≦
0.76                ・・・  
(1)
【0020】これは、次表に示すように、(B−
B0 )/B×100 が「0」より小さい、即ち何ら
拘束を受けないグリーンタイヤの外径B0 がモールド
の内径より大きな場合には、更生タイヤにバックリング
や、トレッドゴムのモールド分割面への噛み込みが生じ
、また(B−B0 )/B×100 が「0.76」よ
り大きい、即ちグリーンタイヤをモールド内面に充分に
押圧し得ない場合には、更生タイヤのトレッド部にスポ
ンジが発生するからである。
【0021】
【0022】グリーンタイヤと加硫成型後のタイヤ、特
にはそのベルトを構成する第4のコード配列層が上述し
た関係を満足し得るには、グリーンタイヤを形成するに
際し、台タイヤの半径方向外方への膨出を抑制しつつ膨
満し得るブラダーを用いることが好ましく、このような
ブラダーの一例を図3に示す。なお、図3にあってブラ
ダーはその幅方向の中央部分でほぼ左右対称であるので
、簡略のためその左半部の一部のみ示す。
【0023】ブラダー30は、既知のブラダーと同様に
、可撓性、気密性そして耐熱性に優れた袋状のゴム又は
ゴム状弾性部材よりなり、その内部への加圧流体の適用
による膨満に際し、台タイヤのクラウン内面部分に当接
する部分の厚さh1 を他の部分における厚さh2 よ
り大きくし、また、当該肉厚部分の幅方向長さ1は、ベ
ルト26を構成する第1のコード配列層18の中抜き幅
より大きく、タイヤの最大幅より小さいものとする。な
お、符号34は、ブラダー本体を支持する支持部材であ
る。これは、肉厚部分の幅方向長さ1が、第1のコード
配列層18の中抜き幅より小さいと、中抜き部分を含め
てその近傍部分が半径方向外方に局所的に膨張するから
であり、当該幅方向長さ1がタイヤの最大幅より大きい
と、ブラダーがタイヤ幅方向に比してタイヤ半径方向に
大きく膨張し易くなるからである。
【0024】このようなブラダー30にあっては、台タ
イヤのクラウン内面部に押圧される肉厚部分の剛性が、
台タイヤのサイドウォール部などの他の部分のそれに比
して高いことから、ブラダーは内圧の適用に際して、半
径方向外側への膨出が幅方向外側へのそれに比して小さ
くなり、拘束を受けない状態にある台タイヤの内面形状
にほぼ整合して膨出する。即ち、内圧の適用に際して台
タイヤ上の残存するベルト部分が半径方向外方に大きく
膨出することはない。因みに、図3(a)に示す構造の
ブラダー30と、既知のほぼ一様な肉厚を有するブラダ
ーと、ブラダーを用いることなく直接的に台タイヤ内に
加圧流体を適用した場合の台タイヤの半径方向の膨出量
を示すと、図3(b)のようになる。
【0025】一方、ブラダー30は、その内部への加圧
流体の給排により周方向に膨張及び収縮を繰り返すもの
であることから、加圧流体による内圧の影響を受けない
自由状態にあるブラダー34の外径DB の、これも自
由状態にある台タイヤの内面の直径ED に対する比S
C を 240%以下とするものとする。これは、図4
(a)に示したように、比SC が 240%を越える
と、繰り返し膨張及び収縮を繰り返すブラダー30の耐
久性が大きく低下するからであり、好ましくはSC を
190 %とする。なお、比SC は、ブラダーの加圧
流体の給排に伴うその周方向の伸びを示すものである。
【0026】また、ブラダー30は加圧流体の給排に伴
ってその径方向にも膨張及び収縮を繰り返すが、台タイ
ヤ内面の径方向長さに、ビードベース部の径からブラダ
ー外径を減じた長さを加えた値Cの、ブラダー30の幅
Wに対するSr を 110%以上とする。これは、図
4(b)に示したように、比Sr が 110%より小
さくなると、ブラダー30が大き過ぎて台タイヤに適正
に入らず、センタリングが困難となるからてある。
【0027】更に、台タイヤの形状は、使用の結果、新
品タイヤの形状と異なる上に、変形していることが通常
であるので、そのビード部から少なくともサイドウォー
ル部の一部を保持し、台タイヤを赤道面に関してほぼ対
称に起立させて保持することが有利である。そこで、台
タイヤの内側に配設されて膨張する上記ブラダー30に
協働して、台タイヤのビード部及びサイドウォール部を
タイヤ外側より所望形状に保持し得る部材を用いること
が有利であり、例えば、図5(a)に示すような一対の
保持リング36を用いることが有利である。なお、図5
において、仮想線は、収縮状態にあるブラダーを示して
いる。
【0028】ここで、一対の保持リング36の外形dは
、内圧適用前での台タイヤの最大幅位置における径をM
、そのビードベース部における径をNとしたときに、(
M−N)/2×0.65≦(d−N)/2なる関係を満
足する長さを有するものとする。これは、図5(b)に
示したように、〔(d−N)/2〕/〔(M−N)/2
〕が0.65より小さくなると、台タイヤの中心のその
設定中心に対するずれが大きくなるからである。
【0029】このようなブラダー30及び保持リング3
6を用いて、図5(a)に示すように、台タイヤをセッ
トした後、形成後のグリーンタイヤの最外コード配列層
が式(1)を満足するよう、当該ブラダーに適用する内
圧を調整し、新たなコード配列層及び未加硫のトレッド
ゴムを貼着することにより、式(1)に示す関係を満足
するグリーンタイヤを得る。
【0030】
【発明の効果】かくして、この発明方法によれば、モー
ルド内加硫成型時におけるバックリングの発生の問題が
なく、またトレッドゴムのモールド分割面への噛み込み
のない更生タイヤを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明方法を適用したグリーンタイ
ヤの断面図である。
【図2】(a)は、非拘束状態にあるグリーンタイヤの
第4のコード配列層の寸法を示す図である。 (b)は、モールド内で加硫成型中のタイヤの第4のコ
ード配列層の寸法を示す図である。
【図3】(a)は、この発明方法に適用して好適なブラ
ダーの一部を断面にして示す図である比較試験の結果を
示す図である。 (b)は、台タイヤの径方向の成長と適用圧力との関係
を示す模式図である。
【図4】(a)は、図3(a)に示すブラダーの内圧の
給排に伴う膨張及び収縮繰り返し数と周方向の伸張率と
の関係を示す図である。 (b)は、図3(a)に示すブラダーの内圧の適用によ
る径方向の伸張と径方向の伸張率との関係を示す図であ
る。
【図5】(a)は、図3(a)に示すブラダーに協働し
て好適な保持リングを示す説明図である。 (b)は、保持リング外径と台タイヤ中心の偏移量との
関係を示す説明図である。
【符号の説明】
10  グリーンタイヤ 12  カーカス 14  ビード部 16  ビードコア 18  第1のコード配列層 20  第2のコード配列層 22  第3のコード配列層 24  第4のコード配列層 26  ベルト 28  未加硫トレッドゴム 30  ブラダー 32  モールド 34  支持部材 36  保持リング

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  一対のビード部間にまたがってトロイ
    ド状をなすラジアル配列コードプライよりなるカーカス
    と、カーカスクラウン部の外周に配設された3層以上の
    コード配列層よりなり、最内コード配列層がその中央部
    分を除去した中抜き構造を有するベルトとを具備する空
    気入りラジアルタイヤを更生するに際し、タイヤ内側に
    位置する二層のコード配列層を残してそれより外側のコ
    ード配列層及びトレッドゴムを除去して台タイヤとし、
    この台タイヤに新たな少なくとも一層のコード配列層と
    トレッドゴムとを貼着してグリーンタイヤを形成する工
    程と、グリーンタイヤに内圧を適用してモールド内で加
    硫成型する工程とを具え、内圧適用前のグリーンタイヤ
    の最外コード配列層の径(B0 )と、モールド内加硫
    成型時の前記最外コード配列層の径(B)とが、0≦(
    B−B0 )/B×100 ≦0.76なる関係を満足
    することを特徴とする空気入りラジアルタイヤの更生方
    法。
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