JPH04215748A - 衝撃波発生器および医用超音波アプリケータ - Google Patents

衝撃波発生器および医用超音波アプリケータ

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JPH04215748A
JPH04215748A JP3039322A JP3932291A JPH04215748A JP H04215748 A JPH04215748 A JP H04215748A JP 3039322 A JP3039322 A JP 3039322A JP 3932291 A JP3932291 A JP 3932291A JP H04215748 A JPH04215748 A JP H04215748A
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shock wave
wave generator
acoustic
ultrasonic
container
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JP3039322A
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Rudolf Harder
ルードルフ、ハルダー
Gert Hetzel
ゲルト、ヘツツエル
Hans Kaarmann
ハンス、カールマン
Georg Koehler
ゲオルク、ケーラー
Hermann Kuehnke
ヘルマン、キユーンケ
Arnim Rohwedder
アルニム、ローウエツダー
Ulrich Schaetzle
ウルリツヒ、シエツツレ
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Original Assignee
Siemens AG
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    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
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    • A61B17/22Implements for squeezing-off ulcers or the like on the inside of inner organs of the body; Implements for scraping-out cavities of body organs, e.g. bones; Calculus removers; Calculus smashing apparatus; Apparatus for removing obstructions in blood vessels, not otherwise provided for
    • A61B17/225Implements for squeezing-off ulcers or the like on the inside of inner organs of the body; Implements for scraping-out cavities of body organs, e.g. bones; Calculus removers; Calculus smashing apparatus; Apparatus for removing obstructions in blood vessels, not otherwise provided for for extracorporeal shock wave lithotripsy [ESWL], e.g. by using ultrasonic waves
    • A61B17/2256Implements for squeezing-off ulcers or the like on the inside of inner organs of the body; Implements for scraping-out cavities of body organs, e.g. bones; Calculus removers; Calculus smashing apparatus; Apparatus for removing obstructions in blood vessels, not otherwise provided for for extracorporeal shock wave lithotripsy [ESWL], e.g. by using ultrasonic waves with means for locating or checking the concrement, e.g. X-ray apparatus, imaging means
    • A61B17/2258Implements for squeezing-off ulcers or the like on the inside of inner organs of the body; Implements for scraping-out cavities of body organs, e.g. bones; Calculus removers; Calculus smashing apparatus; Apparatus for removing obstructions in blood vessels, not otherwise provided for for extracorporeal shock wave lithotripsy [ESWL], e.g. by using ultrasonic waves with means for locating or checking the concrement, e.g. X-ray apparatus, imaging means integrated in a central portion of the shock wave apparatus
    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10KSOUND-PRODUCING DEVICES; METHODS OR DEVICES FOR PROTECTING AGAINST, OR FOR DAMPING, NOISE OR OTHER ACOUSTIC WAVES IN GENERAL; ACOUSTICS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、少なくとも1つの超音
波トランスジューサを有して位置測定のために超音波を
音響伝播媒体内へ導入可能である超音波アプリケータを
備えた、音響伝播媒体内に衝撃波を生ぜしめるための衝
撃波発生器に関する。
【0002】さらに、本発明は、容器とこの容器の内部
に配置された少なくとも1つの超音波トランスジューサ
とを有し、音響衝撃波が貫通する伝播媒体内で使用され
る医用超音波アプリケータに関する。
【0003】
【従来の技術】この種類の衝撃波発生器はヨーロッパ特
許出願公開第0301360号公報に記載されている。 この衝撃波発生器は生物の身体内の結石を体内に侵入す
ることなく破砕するために使われ、衝撃波源を収容する
容器を有している。この衝撃波源は身体当接側が可撓性
袋によって閉鎖された容器内に伝播媒体として存在する
液体内へ衝撃波を導入するために使われる。導入された
衝撃波は音響レンズによって集束される。破砕すべき結
石が衝撃波の焦点内に存在するように、衝撃波発生器を
治療すべき生物の身体に対して相対的に調節し得るよう
にするために、公知の衝撃波発生器は超音波位置測定装
置に所属する超音波アプリケータを有しており、この超
音波アプリケータは焦点を取囲む生物身体領域の超音波
像を作成するために使われる。衝撃波発生器の中心孔内
に特に長手方向に移動可能に収容された超音波アプリケ
ータは、良好な超音波像を作成し得るようにするために
、可撓性膜を介して治療すべき生物の身体表面に押付け
られる。この位置においては超音波アプリケータは、超
音波アプリケータを収容するために設けられた中心孔に
よって衝撃波の影響を受けない領域に置かれるのではあ
るが、それにも拘わらず走行する衝撃波成分が当たり、
それゆえ超音波アプリケータの内部の部材が損傷を受け
るという危険がある。さらに、超音波トランスジューサ
を取囲む容器はキャビテーション作用によって水が超音
波アプリケータのオイルを充填された内室内へ浸入し得
るほど損傷を受け、これによって超音波アプリケータが
故障を生じるという危険がある。
【0004】類似の衝撃波発生器はドイツ連邦共和国実
用新案第8809253号公報によって公知である。こ
の衝撃波発生器においては、衝撃波源によって作成され
た衝撃波を集束させるために音響レンズが設けられてい
る。結像誤差を補正するために、衝撃波の伝播路には外
被面領域が黄銅または鋼から成る中空円錐形偏向体が配
設される。衝撃波の伝播媒体として水が備えられている
。中空円錐体の内部には超音波位置測定装置の超音波ア
プリケータが配置されている。その場合、中空円錐体は
衝撃波の作用から超音波アプリケータを保護する。衝撃
波の基本周波数は一般に0.5MHzに位置し、中空円
錐体の壁厚が少なくとも中空円錐体の材料内を伝播する
衝撃波の基本振動の波長に等しい場合に初めて重要な音
響絶縁が達成され得るので、中空円錐体の材料として黄
銅が使用される場合には壁厚は少なくとも9mmが必要
である。この場合、黄銅内の音響伝播速度は約4500
m/sが基礎となっている。中空円錐体のこのような壁
厚は実際にはスペース上の理由から殆ど実現可能ではな
い。従って、中空円錐体の囲壁を貫通する衝撃波成分か
ら超音波アプリケータを保護するために、中空円錐体は
その内部がプラスチック発泡材から構成され、このプラ
スチック発泡体によって上記衝撃波成分が吸収されるよ
うになされる。超音波アプリケータの有効な保護は、上
述した解決方法の場合には、一方では中空円錐体が充分
な壁厚を有し、他方ではプラスチック発泡材の充分な厚
みの膜が超音波アプリケータの容器と中空円錐体の内壁
との間に存在する場合にのみ可能である。このような公
知の解決方法によれば大きいスペースを必要とする。 さらに、中空円錐体を取付けるための特殊な手段が必要
であり、このことにより構成費用が高められる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、簡単でかつ
コスト的に有利でしかも省スペースにて衝撃波の作用か
ら超音波アプリケータを保護するように冒頭で述べた種
類の衝撃波発生器を構成することを課題とする。
【0006】さらに、本発明は、超音波アプリケータが
損傷の危険なく音響衝撃波の走行する伝播媒体内に設置
され得るように医用超音波アプリケータを構成すること
を課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために、本発明による衝撃波発生器は、超音波アプリ
ケータの衝撃波伝播路に存在する領域の少なくとも一部
分に、音響インピーダンスが音響伝播媒体の音響インピ
ーダンスとは著しく異なる物質が前置されることを特徴
とする。
【0008】さらに、本発明による医用超音波アプリケ
ータは、容器の少なくとも1つの領域には、音響インピ
ーダンスが身体組織の音響インピーダンスとは著しく異
なる物質が前置されることを特徴とする。
【0009】
【作用および発明の効果】衝撃波発生器に関しては、物
質の音響インピーダンスが音響伝播媒体の音響インピー
ダンスとは著しく異なることによって、少なくとも1桁
のオーダで異なることによって、超音波アプリケータを
危険に陥れる衝撃波成分は物質の境界面で反射され、反
射されない成分は物質の音響インピーダンスが伝播媒体
の音響インピーダンスとは異なれば異なる程僅かになる
。物質の設置は物質が設置されていない場合には超音波
アプリケータの部分を危険に陥れるような衝撃波成分が
伝播路に存在する領域に限定される。この際、伝播路と
しては衝撃波源から危険にさらされる部分に至る直通路
だけを問題にするのではなく、衝撃波の損害を与える成
分が同様に回折または反射によって到達することにより
危険に晒される部分にも注意すべきである。反射されな
い衝撃波成分に関する有効音響絶縁は、特に優れた実施
態様によれば、物質がこの物質内を伝播する衝撃波の基
本振動の波長に少なくとも等しい膜厚を有する場合に達
成される。このことを小スペースにて実現するために、
本発明の特に優れた実施態様によれば、物質内での音響
伝播速度は音響伝播媒体内での音響伝播速度よりも著し
く小さくされる。非常に薄い膜厚でもって非常に高い音
響絶縁効果が達成され得る。本発明の1つの実施態様に
よれば、物質はガス状媒体、特に空気である。液状音響
伝播媒体の場合には、衝撃波の音響伝播方向に見て数m
mの膜厚を有する空気またはガス容積部は超音波トラン
スジューサの領域に存在する衝撃波音響パワーを桁オー
ダで低減させる。即ち、本発明によって簡単でかつコス
ト的に有利でしかも省スペースにて衝撃波作用から超音
波アプリケータを保護することが達成されることが明ら
かである。音響速度は音響伝播媒体内での音響速度に比
較して著しく小さく、伝播媒体内の音響伝播速度の高々
3分の1であると理解すべきである。
【0010】特に物質がガス状媒体である場合にこの物
質が適当な個所で保持され得るようにするために、かか
る物質は多孔性発泡材の細孔内、または多数の巻回部を
有するホース内、または担持材料内に埋設された中空体
内、または中空室を取囲んでいるカプセル内に封入され
る。
【0011】本発明の1つの実施態様によれば、超音波
アプリケータが超音波トランスジューサによって作成さ
れた超音波を出射するための超音波出射窓を備えた容器
を有している衝撃波発生器において、物質は容器の超音
波出射窓に主として接してこれを取囲む領域に前置され
る。これによって超音波出射に影響することなく超音波
アプリケータの有効保護が達成される。容器がほぼ管状
の部材を有する場合には、本発明による実施態様によれ
ば、少なくとも超音波出射窓に続くほぼ管状の領域は物
質によって環状に囲繞される。
【0012】医用超音波アプリケータに関しては、伝播
媒体として大抵は音響インピーダンスが身体組織の音響
インピーダンスと出来る限り一致するような物質が設け
られるので、衝撃波発生器に関連して述べたように物質
の境界面で衝撃波の反射が行われるようにするために、
容器に前置される物質の音響インピーダンスは音響伝播
媒体の音響インピーダンスとは全く著しく異ならされる
。本発明の特に優れた実施態様によれば、超音波アプリ
ケータの場合も同様に、物質はこの物質内を伝播する衝
撃波の基本振動の波長に少なくとも等しい膜厚を有する
か、もしくは、物質内での音響伝播速度は身体組織内で
の音響伝播速度よりも著しく小さい。
【0013】
【実施例】次に本発明の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。
【0014】図1に図示された本発明による衝撃波発生
器は生物内に存在する結石K、例えば腎石を非接触にて
破砕するために使われ、そして一端部に全体を符号2で
示された衝撃波源が設けられているほぼ管状の容器1を
有する。容器1の他端部は可撓性ベロー3によって閉鎖
され、この可撓性ベロー3は衝撃波発生器を音響結合の
ために治療すべき生物の断面図にて示された身体4に押
付け得るために使われる。容器1の内室には水が充填さ
れており、この水は衝撃波源2から放射される衝撃波の
音響伝播媒体として備えられている。
【0015】衝撃波源2としてはドイツ連邦共和国特許
出願公開第3328051号公報に詳細に記載されてい
るような電磁的衝撃波源が使用される。衝撃波源2は平
坦円環状ダイヤフラム5を有し、このダイヤフラム5の
一方の側面は容器1内に存在する水に接している。導電
性材料によって形成されたダイヤフラム5の他方の側面
に対向して、螺旋状巻線を有するフラットコイル6が設
けられており、このフラットコイル6はコネクタ7、8
を介して概略的に図示された衝撃波発生器装置9に結合
されている。フラットコイル6はこの衝撃波発生器装置
9から高電圧パルスを与えられる。フラットコイル6が
高電圧パルスを与えられると、ダイヤフラム5はフラッ
トコイル6から衝撃的に離れるように運動させられる。 この運動によって水内にはほぼ平面状の圧力パルスが導
入され、この圧力パルスは水内を通るにつれて衝撃波に
変わる。以下においては簡略化のために何時も衝撃波の
概念が使用される。衝撃波の伝播方向は衝撃波源の中心
軸線の方向に一致する。
【0016】形成された平面状衝撃波を結石破砕のため
に必要なように集束させ得るようにするために、容器1
の内部の水内には全体を10で示された音響収束レンズ
が衝撃波源2とベロー3との間に配置されている。音響
収束レンズ10は液体レンズとして実施されている。こ
の音響収束レンズ10はポリメチルペンタン(TPX)
から形成された入射壁11と、テフロン(登録商標)か
ら形成された出射壁12と、入射壁11と出射壁12と
の間に入れられたレンズ液体13としてのフッ素−炭素
液体、例えばフルテック(Flutec)PP3または
フルオールイナート(Fluorinert)FC75
(登録商標)とを有している。上記レンズ液体内での音
響伝播速度は水内の音響伝播速度よりも小さいので、収
束レンズ10を平凸状に形成することによって、当初平
面状の衝撃波を衝撃波源2の中心軸上に位置する焦点ゾ
ーンFへ集束させることができる。治療すべき生物の身
体4内に存在する結石Kが図1に示されているように衝
撃波の焦点Fに位置するように、衝撃波発生器と治療す
べき生物の身体4とを相対的に互いに調整することが出
来るようにするために、超音波アプリケータ15が設け
られており、この超音波アプリケータ15は公知のよう
に機械的セクタースキャナとして形成され、概略的に図
示された電子装置16と協働して、身体4の衝撃波源の
中心軸線と衝撃波の焦点Fとを含む身体断層の超音波B
像を作成する。
【0017】超音波アプリケータ15は図1に示された
位置においては収束レンズ10の中心孔17内に収容さ
れており、この場合孔は管体18へ続き、この管体18
は衝撃波源2の中心孔19へ続いている。管体18は収
束レンズ10および衝撃波源2に液密に結合されている
。超音波アプリケータ15は孔17および管体18内に
おいて長手方向に移動可能であり、しかも衝撃波源2の
中心軸線を中心にして回転可能である。なお、調節手段
は図示されていない。概略的に図示された適当な密封手
段20によって、超音波アプリケータ15は孔17およ
び管体18内に液密に収容されることが保証される。
【0018】超音波アプリケータ15の部分的な破断図
から分かるように、超音波アプリケータ15は3個の超
音波トランスジューサ21a、21b、21cを含んで
おり、これらは支持体22a、22b、22cに貼着さ
れている。超音波トランスジューサ21a、21b、2
1cはその支持体22a、22b、22cによってロー
タ14に固定されている。このロータ14は図示されて
いない方法でモータによって、必要な場合には適当な歯
車伝導装置を介して、衝撃波源2の中心軸線に対して直
角に延在する軸線Aを中心にして回転するために駆動可
能である。像作成のために必要な信号は超音波トランス
ジューサ21a、21b、21cと電子装置16との間
を概略的に示された導線23a、23b、23cによっ
て伝送される。超音波トランスジューサ21a、21b
、21cはこの導線23a、23b、23cによって概
略的に示されたスリップ円板形接触子24を介して電子
装置16に案内されているケーブル25に接続される。
【0019】超音波アプリケータ15はほぼ中空円筒状
かつ管状に形成されて超音波トランスジューサ21a、
21b、21cを収容する容器26を有する。この容器
26は焦点F側端部にカップリング状閉鎖部材を有し、
その焦点Fに隣接する領域は超音波アプリケータ15に
よって作成された超音波のための超音波出射窓27とし
て使われる。容器26の超音波トランスジューサ21a
、21b、21cを収容する空間は液体、例えば適当な
オイルが充填される。
【0020】図1に鎖線で示された衝撃波の縁線から分
かるように、超音波アプリケータ15は、良好な像品質
を得るために必要な方法でベロー3を介して図1に示さ
れているように身体4の表面に当接される場合には、超
音波トランスジューサ21a、21b、21cの領域に
衝撃波が触れ、その場合には衝撃波成分が超音波アプリ
ケータ15内の液体を充填された内室に到達し得る。こ
の場合、従来技術に基づく衝撃波発生器つまり超音波ア
プリケータにおいては、超音波アプリケータの内部にお
ける部材が損傷を受けるという危険がある。さらに、衝
撃波作用により容器26がキャビテーション現象のため
に局部的に破壊され、この破壊によって超音波アプリケ
ータ15の内部へ水が浸入するという危険がある。
【0021】超音波アプリケータつまり衝撃波発生器の
故障をもたらすこのような損傷を回避するために、本発
明の場合には、超音波アプリケータ15の容器26の衝
撃波の伝播路に存在する領域には、超音波アプリケータ
15を環状に取囲むカプセル28の内部に封入されてい
る空気容積部が前置される。カプセル28はその一端部
がほぼ超音波出射窓27に接し、しかも、カプセル内に
封入された空気容積部が超音波トランスジューサ21a
、21b、21cに到達するかもしれない衝撃波成分の
伝播路に存在するような長さにて管状容器26に沿って
延在している。空気容積部は閉鎖部材の超音波出射窓2
7として使われる領域の前までは延在していないことが
理解されよう。というのは、空気容積部が閉鎖部材の超
音波出射窓27として使われる領域の前まで延在してい
る場合には、超音波アプリケータ15によって作成され
た超音波の伝播が妨げられるからである。カプセル28
は容器26の表面に隙間なく当接し、これに貼着される
。カプセル28は、上述した衝撃波成分の伝播方向に見
て、封入された空気容積部が衝撃波源2によって作成さ
れて空気容積部内を伝播する衝撃波の波長と少なくとも
等しい膜厚を有するような寸法を有している。空気は音
響インピーダンスが衝撃波の音響伝播媒体として備えら
れた水の音響インピーダンスとは著しく異なっている(
水の音響インピーダンスは身体組織の音響インピーダン
スとほぼ等しい)という物質であるので(空気の音響イ
ンピーダンスは水の音響インピーダンスよりも数桁小さ
い)、空気容積部の境界面では空気容積部に当たった衝
撃波成分はほぼ完全反射される。反射されない衝撃波成
分に対しては衝撃波源2の中心軸線に交差する方向に見
て膜厚が数mmの大きさである空気容積部が有効音響絶
縁体として作用する。というのは、衝撃波源によって形
成された衝撃波の基本振動の周波数を0.5Hzとする
と、基本振動の波長は音響伝播速度を340m/Sとす
ると1mm以下となるからである。
【0022】図1の場合には、空気容積部は図2から詳
細に分かるように黄銅薄板から形成されたカプセル28
内に封入されている。このカプセル28は円筒管状内壁
29を有し、この内壁29は一端部が先細になっている
外壁30によって取囲まれている。内壁29はその一端
部が外壁30の対応する端部に例えば鑞付けによって結
合されている。内壁29の他端部と外壁30の他端部と
は環状底部31に例えば同様に鑞付けによって結合され
ており、それゆえカプセル28の内壁29と外壁30と
底部31とはカプセル28の内部に存在する空気容積部
をハーメチックシールにて包囲する。
【0023】図3に示された変形例によれば、空気容積
部は端部が密封閉鎖されたプラスチックホース32内に
封入されており、このプラスチックホース32は容器2
6の周囲に多数回巻回されて図示されていない方法で適
当な接着剤によりこの容器26に結合されている第1層
33と、第1層33上にずらされて巻回されこの第1層
33に同様に図示されていない方法で接着剤により結合
されている第2層34とを有している。特に伝播媒体と
して脱ガス処理の行われた液体を使用する場合には徐々
に空気がホース32のプラスチック材料を通って液体内
に拡散するので、ホース32が液体の静圧作用により平
らに押圧されそしてホース32内に封入された空気容積
部がもはや意図した膜厚を有しなくなるのを回避するた
めに、ホース32は充分な剛さの壁を有さなければなら
ない。
【0024】空気容積部は図4に示されているように多
孔性発泡体35の細孔36内に封入され得る。発泡体3
5の材料としてはポリウレタン発泡材が使用される。発
泡体35は適当な接着材により図示されていない方法で
容器26に貼着される。
【0025】空気容積部を封入する他の方法は図5に示
されている。この図5においては、空気容積部は非常に
小さい多数の中空体37内に設けられている。なお、中
空体37の大きさは図4の細孔36の大きさと同じよう
に誇張して示されている。中空体37は注型材料38内
に埋設されている。中空体としてガラス球片またはプラ
スチック球片が使用され得る。中空体37を容器26に
対して相対的に固定するために使われる注型材料38と
しては例えばシリコーンゴムが適する。
【0026】空気の代わりに、超音波アプリケータ15
つまり容器26に対しどうしても水を使用しない方が良
い場合には、音響インピーダンスが音響伝播媒体の音響
インピーダンスとは著しく異なっている他のガス状、液
体状または固体状物質を同様に前置することができる。 上述した理由から音響伝播速度が出来る限り低い物質が
特に使用される。というのは、衝撃波の反射されない成
分の音響絶縁を行うために必要なかかる物質の膜厚は相
応して小さく保たれ得るからである。
【0027】本発明による衝撃波発生器の場合には、空
気容積部もしくは物質を収容するために使われる手段2
8、32、35、37は本来の衝撃波発生器に結合する
こともでき、また実施例の場合において説明したように
超音波アプリケータ15に結合することもできる。本発
明による超音波アプリケータの場合には、上記手段は超
音波アプリケータに結合されるかまたは少なくとも結合
可能であることが理解されよう。
【0028】図1の実施例においては、衝撃波を集束さ
せるために、液体レンズとして形成された収束レンズ1
0が設けられている。この液体レンズの代わりに、固体
レンズとして形成された収束レンズを使用することもで
きる。
【0029】図示された実施例の場合には、超音波アプ
リケータ15はロータに取付けられた多数の超音波トラ
ンスジューサ21a、21b、21cを備えた機械式セ
クタースキャナとしてそれぞれ実施されている。しかし
ながら、振動運動を行う1つの超音波トランスジューサ
を備えた機械式セクタースキャナを設けることもできる
。さらに、固定式超音波トランスジューサを備えた超音
波アプリケータを使用することも可能である。この場合
には、フェーズド・アレイまたはリニア・アレイとして
超音波トランスジューサを形成すると、電子的方法にて
スキャンを実施することが可能である。
【0030】図1に示された衝撃波発生器の場合とは異
なり、超音波アプリケータ自体が特別な容器を必要とし
ないように、超音波アプリケータを衝撃波発生器内に集
積することも可能である。この場合、超音波アプリケー
タの構成要素を取囲む容器はこのような容器がそもそも
設けられる場合には衝撃波発生器の構成部材であり得る
。同様に、伝播媒体の音響インピーダンスとは著しく異
なる音響インピーダンスを有する物質を適当な個所に得
るために使われる構成部材は衝撃波発生器の構成部材に
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による超音波アプリケータを含む本発明
による衝撃波発生器を示す概略縦断面図である。
【図2】図1に示された衝撃波発生器および超音波アプ
リケータの詳細を示す拡大縦断面図である。
【図3】図2に示した部分の他の変形例を示す縦断面図
である。
【図4】図2に示した部分の他の変形例を示す縦断面図
である。
【図5】図2に示した部分の他の変形例を示す縦断面図
である。
【符号の説明】
1  容器 2  衝撃波源 3  ベロー 4  身体 5  ダイヤフラム 6  フラットコイル 7、8  コネクタ 9  衝撃波発生器装置 10  収束レンズ 11  入射壁 12  出射壁 13  レンズ液体 14  ロータ 15  超音波アプリケータ 16  電子装置 17  孔 18  管体 19  孔 20  密封手段 21a、21b、21c  超音波トランスジューサ2
2a、22b、22c  支持体 23a、23b、23c  導線 24  スリップ円板形接触子 25  ケーブル 26  容器 27  超音波出射窓 28  カプセル 29  内壁 30  外壁 31  底部 32  プラスチックホース 33  第1層 34  第2層 35  発泡体 36  細孔 37  中空体 38  注型材料 A  軸線 F  焦点 K  結石

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  少なくとも1つの超音波トランスジュ
    ーサ(21a、21b、21c)を有して位置測定のた
    めに超音波を音響伝播媒体内へ導入可能である超音波ア
    プリケータ(15)を備えた音響伝播媒体内に衝撃波を
    生ぜしめる衝撃波発生器において、前記超音波アプリケ
    ータ(15)の衝撃波伝播路に存在する領域の少なくと
    も一部分に音響インピーダンスが前記音響伝播媒体の音
    響インピーダンスとは著しく異なる物質が前置されるこ
    とを特徴とする衝撃波発生器。
  2. 【請求項2】  前記物質はこの物質内を伝播する衝撃
    波の基本振動の波長に少なくとも等しい膜厚を有するこ
    とを特徴とする請求項1記載の衝撃波発生器。
  3. 【請求項3】  前記物質内での音響伝播速度は前記音
    響伝播媒体内での音響伝播速度よりも著しく小さいこと
    を特徴とする請求項1または2記載の衝撃波発生器。
  4. 【請求項4】  前記物質としてガス状媒体、特に空気
    が備えられることを特徴とする請求項1ないし3の1つ
    に記載の衝撃波発生器。
  5. 【請求項5】  前記物質は多孔性発泡材(35)の細
    孔(36)内、または多数の巻回部を有するホース(3
    2)内、または担持材料(38)内に埋設された中空体
    (39)内、または中空室を取囲んでいるカプセル(2
    8)内に封入されていることを特徴とする請求項1ない
    し4の1つに記載の衝撃波発生器。
  6. 【請求項6】  前記超音波アプリケータ(15)は前
    記超音波トランスジューサ(21a、21b、21c)
    によって形成された超音波が出射するための超音波出射
    窓(27)を備えた容器(26)を有し、前記物質は前
    記容器(26)の前記超音波出射窓(27)に主として
    接してこれを取囲む領域に前置されることを特徴とする
    請求項1ないし5の1つに記載の衝撃波発生器。
  7. 【請求項7】  前記容器(26)は前記超音波出射窓
    (27)によって閉鎖されたほぼ管状の部材を有し、少
    なくとも前記超音波出射窓(27)に続くほぼ管状の領
    域は前記物質によって環状に囲繞されることを特徴とす
    る請求項6記載の衝撃波発生器。
  8. 【請求項8】  容器(26)とこの容器(26)の内
    部に配置された少なくとも1つの超音波トランスジュー
    サ(21a、21b、21c)とを有し、音響衝撃波が
    貫通する伝播媒体内で使用される医用超音波アプリケー
    タ(15)において、前記容器(26)の少なくとも1
    つの領域に音響インピーダンスが身体組織の音響インピ
    ーダンスとは著しく異なる物質が前置されることを特徴
    とする医用超音波アプリケータ。
  9. 【請求項9】  前記物質はこの物質内を伝播する衝撃
    波の基本振動の波長に少なくとも等しい膜厚を有するこ
    とを特徴とする請求項8記載の医用超音波アプリケータ
  10. 【請求項10】  前記物質内での音響伝播速度は前記
    身体組織内での音響伝播速度よりも著しく小さいことを
    特徴とする請求項8または9記載の衝撃波発生器。
JP3039322A 1990-02-12 1991-02-08 衝撃波発生器および医用超音波アプリケータ Pending JPH04215748A (ja)

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