JPH0421569A - 高強度炭化けい素焼結体の製造方法 - Google Patents

高強度炭化けい素焼結体の製造方法

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JPH0421569A
JPH0421569A JP2124149A JP12414990A JPH0421569A JP H0421569 A JPH0421569 A JP H0421569A JP 2124149 A JP2124149 A JP 2124149A JP 12414990 A JP12414990 A JP 12414990A JP H0421569 A JPH0421569 A JP H0421569A
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尚也 榎本
Junji Asaumi
浅海 順治
Noboru Miyata
昇 宮田
Kazunari Naito
内藤 一成
Hideto Yoshida
秀人 吉田
Senjo Yamagishi
山岸 千丈
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、有機けい素化合物を炭化けい素(SC)焼結
体に含浸させて、該焼結体の強度を増進させる高強度炭
化けい素焼結体の製造方法の改良に関する。
(従来の技術) 一般に、炭化けい素は自己焼結性が悪いため、その圧粉
体を長時間焼結しても、得られる焼結体の相対密度は6
0〜65%、開気孔率35〜40%、曲げ強度に至って
は、せいぜい10kgf/11m2程度であった。
そのため、炭化けい素焼結体は、もっばら強度をあまり
必要としない部材、例えばセッター、たな板等にしか使
用できす、その用途は著しい制約を受けていた。
そこで、炭化けい素にほう素、アルミニウム等の添加材
を加えて炭化けい素を焼結させ、強度を増進する方法か
行われていた。しかし、得られた炭化けい素焼結体を高
純度金属溶融用のルツボやポートに用いた場合、該焼結
体に含有される上記元素か溶融金属中に溶出し、金属の
純度を低下させるという欠点があった。
そこで、構成元素である炭素及びけい索具外の元素を添
加することなく、炭化けい素焼結体をできるだけ緻密化
し、もって強度を増進させる高強度炭化けい素焼結体の
製造方法として、炭化けい素焼結体の開気孔に炭化けい
素をなんらかの方法で充填して、密度を高め、強度を増
進させる方法か研究されてきた。
その第一の方法は、減圧下にて、溶融した有機けい素化
合物、例えば、ポリカルボシラン、ポリシラスチレン等
に炭化けい素一次焼結体を投入し、続いて逆に加圧して
該化合物を開気孔に圧入含浸させた後、再焼結するとい
う方法であったが、この方法では溶融液の粘性が高いた
め、小径開気孔に入り込まない、また、該化合物は同系
の多数の化合物の集合体であるため、溶融する際の温度
制御が難しかった。
そこで、第二の方法として、前記有機けい素化合物を有
機溶剤、例えばキシレン、トルエン等で一旦溶解し、得
た溶液に炭化けい素一次焼結体を投入した後、雰囲気を
減圧して開気孔に溶液を含浸させ、然る後再焼結する方
法が開発された(Proceeding or the
 i st Japan Internat+onaS
AMPE  5yuosiun、(1989) pp1
126−1130)。
(発明か解決しようとする問題点) 前述した従来の高強度炭化けい素焼結体の製造方法中の
第二の方法は、有機溶剤の種類、配合割合を適当に選択
すれは粘性の低い溶液か得られるので、これを用いれば
小径開気孔にも、その孔奥に容易に含浸させることがで
きる点で、第一の方法より優れている。
しかしなから、この方法は溶液を含浸させた後、溶液か
ら取り出して再焼結するため、開気孔内に存在する溶液
中の有機けい素化合物の絶対量が少いという欠点を有し
ていた。このなめ、−度の含浸−再焼結処理による強度
増進の度合いが小さいものであった。また、−度に含浸
させる有機けい素化合物の量を増やすために溶液の濃度
を高めると、溶液の粘性か高くなって、小径開気孔に対
する含浸が行なえなかった。
そこで、含浸−再焼結工程を繰り返すことが考えられる
が、この場合本発明者らの実験によれは、第1図、第3
図中の従来例に示したように、繰返し回数に応じて相対
密度、曲げ強度ともに改善印肉にあるが、4回の繰返し
で曲け°強度はやつと約10 kg f/n12から約
20 kg f/n12強に、相対密度は約62%から
約70%に改善される程度であった。
炭化けい素焼結体を前述した高純度金属溶融用ルツボや
ポート等の用途に採用するには少なくとも20 kg 
f/nn’以上の曲げ強度が要請されていることを考慮
すれば、従来法では含浸−再焼結工程の繰返しを4回は
行わねばならす、改良効率か悪いという問題かあった。
(問題点を解決するための手段および作用)そこで、本
発明者らは前記従来法の改良について模索したところ、
一次焼結体の開気孔内に含浸させた溶液を、その溶液の
沸点未満の温度に維持して該溶液中の有機溶剤を孔外に
流出させ、蒸発させ、終局的に孔内はもとより該一次焼
結体周辺の溶液を乾固した状態、即ち緻密な有機けい素
化合物で被覆したような状態にした後、再焼結すれば飛
躍的に曲げ強度が増進することを見出して本発明を完成
するに至った。
すなわち、本発明の特徴は、炭化けい素一次焼結体を、
熱分解により炭化けい素を生成する有機けい素化合物を
有機溶剤に溶解させた溶液中に没入させたのち、該焼結
体を再焼結してつくる炭化けい素焼結体の製造方法にお
いて、前記含浸後、一次焼結体を溶液中に没入させたま
ま、該溶液を沸点未満の温度に加熱し、蒸発乾固させ、
しかるのち、再焼結することを特徴とする゛高強度炭化
けい素焼結体の製造方法にある。
以下、本発明をその作用とともに更に詳細に説明する。
本発明で溶液をつくるなめに用いる有機けい素化合物及
び有機溶剤は前述した公知のものが用いられる。それら
の割合は使用するものによって異なるか、有機けい素化
合物1重量部に対して有機溶剤を概ね1〜20重量部の
割合で行うことができる。溶解させる方法は常法による
炭化けい素一次焼結体への溶液の含浸は、従来法にした
かって該溶液内に該一次焼結体を投入し、没入させたの
ち、減圧するか、あるいは容器に該一次焼結体を入れ減
圧したのち、71j液を注入し、該一次焼結体を没入す
ることにより行う、好ましいのは後者の方法である。
なお、溶液中に該一次焼結体を没入したとき、その頂部
か溶液面より下、つまり完全な埋没状態にすることか重
要である。
本発明の第一の特徴は、炭化けい素一次焼結体が没入さ
れた溶液を容器の型式に応じ常圧あるいは減圧下、それ
ぞれの圧力に応じた沸点未満の温度に維持させることで
ある。該温度は常温から沸点未満の間なら任意の温度で
行うことは差し支えないが、沸点付近で行えば、それた
け有機溶剤の蒸発飛散か速く、作業時間が短縮され好ま
しい。
目安としては沸点より10〜30°程度低い温度に溶液
を加熱し、保持することが望ましい。例えば有機けい素
化合物ポリカルボシランと有機溶剤キシレンとを1ニア
(重量比)の割合で作った溶液を用いた場合、1気圧に
おける沸点は約140°Cであるから、110〜130
℃程度に溶液を加熱するようにするのが望ましい、但し
、使用する有機けい素化合物は通常複数のけい素化合物
の混合物であることか多いので、使用にあたっては予め
溶液の沸点を測定し、確認しておくことが肝要である。
耐熱性密閉容器を用い、減圧下で加熱する場合は、沸点
が下がるので、その分前熱温度も下げねはらないのは当
然で・ある。
本発明の第二の特徴は、溶液を蒸発乾固させる点である
。炭化けい素一次焼結体を投入した溶液を前述した温度
で加熱し続けると、暫時有機溶剤は蒸発揮散し、溶液の
濃度は高くなる。当然ながら開気孔内に存在する溶液も
同様の経過をたどる。
最終的には溶液は蒸発乾固され、孔内外ともに有機けい
素化合物のみか析出し、開気孔内は該けい素化合物か充
填された状態になり、一次焼結体の外面はそれによって
被覆されることになる。充填か充分に行われているため
には、少くとも一次焼結体外面が目視できない程度に被
覆されていることが好ましい。
乾固後は、外面の有機けい素化合物を削除してもよいし
、そのまま再焼結した後、削除するようにしてもよい0
作業の難易さからいえば後者の方か容易である。
蒸発乾固に至る操作を溶液の沸点もしくは沸点以上で行
うと、一次焼結体の開気孔に残留する有機けい素化合物
の量か少くなり、その効果は従来法とはさほど変らなく
なり、好ましくない。
蒸発乾固か終了したか否かは、予め使用する有機溶剤の
重量を測定しておき、乾固後にその分量たけ滅したか否
かを測定すれば容易に判断できる。
以上のようにして有機けい素化合物が含浸され、被覆さ
れた炭化けい素一次焼結体は、非酸化雰囲気中(例えば
、窒素カス、アルゴンカス等)、1200〜2300°
Cで、10分以上再焼結する。再焼結によって有機けい
素化合物は熱分解し、主として炭化けい素からなるセラ
ミックスを生成する。
以上の工程を踏むことによって得られる炭化けい素焼粘
体は、第1図中の従来例に示すように、従来法により含
浸−再焼結工程を4回繰返したときに得られる該炭化け
い素焼粘体の曲げ強度に匹敵するものが製造できる。
もし、それ以上の曲げ強度を具備する焼結体を所望する
ときは、本発明の含浸−再焼結工程を繰返すことにより
、飛躍的に高強度の焼結体を製造できる。
なお、本発明を実施する際、炭化けい素一次焼結体の製
造履歴は特に結果に影響を及ぼさないか、開気孔率が5
%程度以上のものに特に有効である。
(実施例) 平均分子量的2000のポリカルボシラン(日本軽金属
社!!!「セラレジンM−31)をその3重量倍のキシ
レン(特級試薬)に溶解して溶液をつくった。この溶液
の沸点は1気圧(760nnHg )で約140℃、1
01+InHgの減圧下で約30°Cである。
その溶液と開気孔率37%の炭化けい素一次焼結体(2
5x40x5ni)とをカラス製容器に入れ、菩をした
後、真空ポンプを用いて減圧脱泡し、溶液を一次焼結体
の開気孔中に充填せしめた。なお、一次焼結体は溶液中
に完全に没入されていた。
然る後、圧力を大気圧に戻し、蓋を開けたまま、ヒータ
ーてづ20 ±5°Cに加熱し、暫時キシレンを蒸発さ
せ、乾固した。一次焼結体はポリカルボシランで被覆さ
れ、目視できなかった。
次いで、容器から一次焼結体を取り出し、窒素カス中1
700℃、60分再焼結を行った。得られた焼結体の曲
げ強度、開気孔率、及び相対密度を測定し、その結果を
第1図〜第3図に示しな。
また、上記工程中、含浸−再焼成を2〜5回繰返した場
合について、それぞれの回数毎に前記特性を測定し、結
果を各図に示した。
(比較例) 渡米」 上記本発明実施例と同じ材料を使用し、溶液中に一次焼
結体を投入した後、雰囲気を減圧して開気孔内に溶液を
浸透させ、そのまま再焼結する工程を2〜5回繰返した
場合について焼結体の曲げ強度、開気孔率及び相対密度
を測定し、その結果を第1図〜第3図中に示した。
第1図〜第3図における繰返し回数の“0”とは、一次
焼結体の特性である。
一次焼結体に有機けい素化合物を含浸させず、羊に再焼
結のみを繰返しても焼結体の特性への影響は小さく、例
えば繰返しを5回(延べ焼結時間300分)行っても、
曲げ強度は一次焼結体より2〜3  krf/111m
’増進する程度で、はとんど見るべき結果は得られなか
った。
1エヱ 上記実施例において、溶液を沸騰させなから蒸発乾固さ
せた後再焼結する工程を2〜5回繰返した場合の焼結体
の曲げ強度を第1図中に示した。
その結果は従来例とほとんど同じであった。
(発明の効果) 本発明は、炭化けい素一次焼結体に有機けい素化合物を
有機溶剤に溶解させた溶液を含浸後、再焼結する方法に
おいて、該一次焼結体に含浸させた溶液を沸点未満の温
度で蒸発乾固した後再焼結することによって得られる焼
結体の曲げ強度は従来法で含浸−再焼結工程を4回繰返
して得た焼結体の曲げ強度に匹敵する。
しかも、本発明に従って含浸−再焼成工程を繰返せば、
焼結体は緻密になり強度は格段に増進する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法、従来例及び参考例によるそれぞれ
の含浸−再焼結の繰返し回数と曲げ強度の関係を示すグ
ラフ、第2図、第3図は本発明方法と従来例による含浸
−再焼結繰返し回数と開気孔率及び相対密度との関係を
示すグラフである。 特許出願人 日本セメント株式会社 代 理 人

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 炭化けい素一次焼結体を、熱分解により炭化けい素を生
    成する有機けい素化合物を有機溶剤に溶解させた溶液中
    に没入して含浸させたのち、該焼結体を再焼結してつく
    る炭化けい素焼結体の製造方法において、前記含浸後、
    一次焼結体を溶液中に没入させたまま、該溶液を沸点未
    満の温度に加熱し、蒸発乾固させ、しかるのち、再焼結
    することを特徴とする高強度炭化けい素焼結体の製造方
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN113614051A (zh) * 2019-03-29 2021-11-05 电化株式会社 复合体的制造方法

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