JPH04215279A - ソケット - Google Patents

ソケット

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JPH04215279A
JPH04215279A JP2410460A JP41046090A JPH04215279A JP H04215279 A JPH04215279 A JP H04215279A JP 2410460 A JP2410460 A JP 2410460A JP 41046090 A JP41046090 A JP 41046090A JP H04215279 A JPH04215279 A JP H04215279A
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chip
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adapter
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Masao Toyama
正生 遠山
Tetsuzo Yamase
山瀬 鉄蔵
Kiyokazu Iketani
清和 池谷
Ikuo Mori
育生 森
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Texas Instruments Japan Ltd
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Texas Instruments Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、所定の電気部品、特に
半導体集積回路チップ(以下、ICチップと称する。)
を樹脂封止(即ちモールド)したICパッケージを挿入
して取付ける際、この電気部品に対し弾性的に押圧して
電気的に接触せしめられる接触子(コンタクト)を有す
るソケット例えばICチップテスト用のソケットに関す
るものである。
【0002】
【従来技術】近年、ICパッケージは薄型及び小型化さ
れ、表面実装用としての対応が増えてきている。ところ
が、その反面、ICが薄く小さくなればなるほど製品の
品質が安定しないため、検査をして不具合な又は不具合
になる要素のある製品を取り除く工程が重要な役割を占
めてきます。特にこのような高集積で表面実装用のIC
をはじめとするICパッケージの検査(例えば、バーン
インテストと称される耐熱性テスト)のために、ICパ
ッケージを加熱炉に入れてその良、不良を判別すること
が行われている。そうしたテストに使用するICパッケ
ージ装着用のソケットとしては、図21及び図22に示
すようなものが使用されている。
【0003】図21はICチップを装着したソケットの
拡大部分断面図、図22は図21と直交する方向のソケ
ット要部の概略拡大部分断面図である。
【0004】ICチップ4は、ソケット本体(ベース)
31のICチップ装着空間31aに装着され、接片4a
の先端部4bがベース31の接片載置面31bに載置さ
れる。そして、ピン状接触子(コンタクト)3の彎曲部
3bの弾性によって接点3eが接片(リード)先端部4
bに圧接し、リード先端部4bがコンタクトのリード部
3gに電気的に接続する。ベース31にはコンタクト3
の彎曲部3bを案内するコンタクトガイド部31cが立
設している。 コンタクトガイド部31cは、図22に示すように、間
隙31dを隔てて櫛の歯状に成形されていて、コンタク
ト3は間隙31dに弾性変形可能に挿入される。
【0005】ICチップの位置決めは次のようにしてな
される。ベース31には図21に示すように、急な傾斜
面31fを有するガイド部31eが立設している。IC
チップ4は、その周面の互いに対向する面がガイド部傾
斜面31fに案内されてこれに接当し、図において左右
方向に位置決めされ、ICチップ装着空間31aに装着
される。ガイド部31eはICチップの各リード4aを
避けるように櫛の歯状に成形されていて、その間隙にリ
ード4aが挿入されるようになっている。
【0006】また、図22に示すように、ベース31の
両側壁31gには傾斜面31hが形成されている。従っ
て、ICチップ4は、その周面の互いに対向する面が傾
斜面31hに案内され、次いでその下の垂直面31iに
接当し、図において右左方向(図21に直交する方向)
 に位置決めされ、ICチップ装着空間31aに装着さ
れる。
【0007】ICチップはモールドによって樹脂で覆わ
れているので、傾斜面31f、垂直面31iに接当する
面は封止樹脂の面であり、各接片4aは封止樹脂から突
出している。以上のようなICチップの位置決めは、パ
ッケージ位置決めと呼ばれる。
【0008】パッケージ位置決め方式では次のような問
題がある。封止樹脂の周面には、モールド時の対の金型
の合わせ面に沿ってバリと呼ばれる線条状凸部4cが不
可避的に形成される。バリ4cはICチップ4の最外周
に位置するので、バリ4cが傾斜面31f、垂直面31
iに接当することになる。バリ4cは、意識的に形成さ
れるものではなく、不可避的に形成されるので、その高
さ寸法は精度の高いものではない。特に、リードが多数
でかつ小型にしたICチップでは、リードのピッチが非
常に細かくなるので、バリによって位置決めされたIC
チップの位置精度が不充分になってリードとコンタクト
との接続が不安定である。
【0009】パッケージ位置決めのほかに、ICチップ
のリードを案内してICチップをベースに装着すると共
にICチップの位置決めをする、リード位置決めと呼ば
れる位置決め方式がある。この方式では、リードがガイ
ド面と接触し、またガイドは寸法的に安定して成形でき
るので、リードはコンタクトと精度良く接触できる。然
し、最近は、ICチップ等の電気部品が小型で薄くなっ
ており、従ってリードも薄くなっている。このようなI
Cチップでは、ガイド時にリードを変形させることがと
きとしてあり、リードが変形したICチップは商品価値
が甚だしく低下してしまう。
【0010】
【発明の目的】本発明は、電気部品の位置決めが高精度
でなされて電気的接続が確実で信頼性が高く、かつ、電
気部品にダメージを与えるおそれがないソケットを提供
することを目的としている。
【0011】
【発明の構成】本発明は、ソケット本体に装着されるべ
き所定の電気部品の接続端子部に対し、弾性的な押圧状
態で電気的に接続される接触子を有し、前記ソケット本
体の電気部品収容空間に臨む位置に、前記電気部品の樹
脂封止時に用いられる型の合わせ面以外の樹脂封止部周
面に接当する接当部が設けられ、前記の接当によって前
記ソケット本体に対して前記電気部品が位置決めされる
ように構成されたソケットに係る。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。図3はバ
ーンインテスト用ソケットの拡大平面図、図4は同拡大
斜視図、図1は図3のI−I線拡大部分断面図、図2は
図3のII−II線拡大部分断面図である。
【0013】ソケットは、ベース1と、ベース1に取付
けられたコンタクト3と、カバー部材2とからなり、カ
バー部材2はソケット1に上下動可能に嵌合していて、
ベース1の基部1kにはコンタクト3の基部3aが埋め
込ましている。コンタクト3は、通常、左右に20個ず
つ並んで取付けられている。
【0014】コンタクト3の基部3aには、ベース基部
1kの下方へ突出するリード部3gと略半円形に彎曲す
る彎曲部3bとが延在し、彎曲部3bの先端に連らなる
分岐部3cからリード抑え部3d及びレバー部3fが分
岐、延在している。
【0015】彎曲部3bの弾性によりリード抑え部3d
の先端部3eがベース1のリード載置面1bを押圧する
と共に、レバー部3fの先端に接触するカバー部材2が
常時図1の実線位置に位置するようになっている。なお
、ベース1及びカバー部材2はポリエーテルイミド又は
ポリエーテルサルフォン樹脂製であり、コンタクト3は
ベリリウム青銅製としている。
【0016】ICチップは次のようにしてソケットに装
着される。先ず、図1に示すように、カバー部材2を指
で押して仮想線矢印のようにカバー部材2を仮想線位置
に下降させる。すると、カバー部材2の裏側の凸部2a
の傾斜面2cに先端が接当しているコンタクトレバー部
3fが傾斜すると共に、リード抑え部3dが分岐部3c
を支点にして図において時計方向に回転し、リード抑え
部の先端部3eが後退してICチップのリードが通れる
ようになる。この状態でのコンタクトを仮想線で示して
ある。
【0017】この状態でICチップ4を例えばピンセッ
トでベース1のICチップ装着空間1aに挿入する。こ
のとき、ICチップ装着空間1aとリード載置面1bと
の間に立設するリブ状のガイド1jにICチップチップ
4が案内され、ICチップ4は図において左右方向に位
置決めされる。
【0018】ICチップのモールド時に使用される金型
には抜き勾配を付してあるので、ICチップの封止樹脂
側面にも上記の勾配と同じ勾配が付せられている。ガイ
ド1jのICチップ側の側面には上記勾配と同じ勾配を
付してあるので、ICチップの上記位置決めは正確にな
される。
【0019】また、ガイド1jの先端はICチップ4の
バリ4cよりも低位にしてあるので、ICチップ4はバ
リ4cよりも下の勾配面で位置決めされ、バリ4cがガ
イド1jに接触することがなく、上記の正確な位置決め
が保証れれる。
【0020】次に、カバー部材2から指を離すと、コン
タクトの彎曲部3bの弾性によって、コンタクト3とカ
バー部材2とは元の実線位置に復動すると共に、リード
抑え部3dの先端部3eがICチップのリード先端部4
bをリード載置面1bに押圧するようにしてコンタクト
3がリード4aと電気的に接続する。そして、上記の押
圧力によってICチップがソケットに安定に保持される
【0021】図1の紙面に直交する方向のICチップの
位置決めは、図2のようにしてなされる。ベース1の対
の側壁1eの内面上側には、比較的急な第一の傾斜面1
fが形成され、第一の傾斜面1fに続いてその下側にこ
れよりも緩やかな第二の傾斜面1gが形成されていて、
第二の傾斜面1gの下側は垂直面1hとなっている。な
お、垂直面1hに替えて、この面をICチップ4の面と
同じ勾配とするのが寧ろ望ましい。
【0022】ICチップをベースのICチップ装着空間
1aに挿入すると、ICチップ4の封止樹脂側面のバリ
4cよりも下の勾配面が、第二の傾斜面1gと垂直面1
hとが交わる稜部1iに案内されてこれに接当する。そ
して、ICチップのバリ4cは側壁1eに接触すること
がない。
【0023】かくして、ICチップ4は、図2において
左右方向の位置決めが図1におけると同様に正確になさ
れる。従って、ベース1のコンタクトガイド部1cの間
隙1dに挿通されたコンタクトのリード抑え部の先端部
3eに対し、ICチップ4のリード4aの先端部4bが
図2の左右方向の狂いがなく正確に対向するようになる
【0024】以上のようにして、図1における左右方向
及びこの方向に直交する図2における左右方向のICチ
ップの位置決めが正確になされ、コンタクトのリード抑
え部先端部3eとICチップのリード先端部4bとの位
置関係が二次元で正確になり、コンタクトとリードとの
確実な電気的接続が保証されて信頼性が高くなる。また
、ICチップの位置決めはそのリードに無関係になされ
るので、リードを変形させるといったダメージをICチ
ップに与えることもない。
【0025】バーンインテストが終了したら、前記とは
逆の手順に従ってソケットからICチップを撤去する。 即ち、カバー部材2を指で押してコンタクトのリード抑
え部の先端部3eを図1の仮想線のように退避させ、ピ
ンセットでICチップ4を取出し、次に指をカバー部材
2から離してカバー部材2及びコンタクト3を図1の実
線状に戻す。このICチップ撤去時にも、前記の装着時
と同様に、リードを変形させるおそれなくソケットIC
チップをスムーズに取出すことができる。
【0026】なお、コンタクトガイド部1cは、前記の
ように櫛の歯状とするほか、ICチップ4のコーナーの
4箇所に対応する位置に設けるようにしても良い。この
ようにすることにより、ベース1の成形が容易となる。
【0027】図5〜図9に示す例は、アダプタを使用し
てソケット主要部を共通にし、複数種類のICチップに
対応できるようにした例である。
【0028】図7はICチップを装着したソケットの拡
大平面図、図5は図7のV−V線拡大部分断面図、図6
は図7のVI−VI線拡大部分断面図である。但し、図
5、図6ではカバー及びコンタクトは図示省略してある
。なお、各部分の符号はこれらに対応する図1〜図3の
符号に10をプラスした符号としており、これらの機能
は、前記の例におけると同様であるので、説明を省略す
る。
【0029】ベース11にはアダプタ収容空間11a(
図1〜図3のICチップ装着空間1aよりも少し広くし
てある。)が設けられ、アダプタ収容空間11aにアダ
プタ15を嵌入するようになっている。アダプタ15は
、アダプタ収容空間11aに遊びが実質的に無く、かつ
、着脱可能に嵌入するようにしてある。この嵌入状態で
、ベース11とアダプタ15とによってソケット本体が
構成される。
【0030】アダプタ15の対の縁部にはICチップ位
置決め用のリブ状のガイド15b、15bが立設し、他
の対の縁部の両端部には同様のガイド15c、15c、
15c、15cが立設している。そして、ガイド15b
、15b、15c、15c、15c、15cに囲まれて
ICチップ装着空間15aが形成される。アダプタ縁部
にはガイド15c、15c間にガイドを設けていない領
域があるが、これはアダプタ15をベース11に対して
着脱を容易にするために設けられた領域である。
【0031】ガイド15bの先端はICチップ14のバ
リ14cよりも低位にしてあり、そのICチップ装着空
間15a側の壁面はICチップ14封止樹脂面の勾配と
同じ勾配にしてある。ICチップをICチップ装着空間
15aに装入すると、図5に示すように、ICチップ1
4はガイド15bに案内されて前記の例におけると同様
に、図において左右方向に位置決めされる。ICチップ
14のバリ14cはガイド15bに接触することがない
ので、上記の位置決めは高精度になされる。そして、リ
ード先端部14bはベース11のリード載置面11b上
に載置される。
【0032】図6に示すように、ガイド15cのICチ
ップ装着空間15a側の壁面は、最上部が急な傾斜面1
5dとしてあり、その直ぐ下の部分は第一の垂直面15
eとしてあり、その直ぐ下の部分は第一の傾斜面よりも
緩やかな第二の傾斜面15fとしてあり、最下部は第二
の垂直面15gとしてある。
【0033】第二の傾斜面15fと第二の垂直面15g
とが交わる稜部15hはICチップのバリ14cよりも
低位にしてある。ICチップをICチップ装着空間に装
入すると、ICチップの封止樹脂側面が稜部15hに接
当して案内され、ICチップ14は図6において左右方
向に位置決めされる。ICチップのバリ14cは稜部1
5hに接触しないので、上記の位置決めは高精度になさ
れる。なお、前記と同様に、第二の傾斜面15fに替え
て、この面をICチップの面と同じ勾配の面とするのが
好ましい。
【0034】以上のようにして、図5における左右方向
及びこの方向に直交する図6における左右方向のICチ
ップの位置決めが正確になされ、コンタクトのリード抑
え部先端部13eとICチップのリード先端部14bと
の位置関係が二次元で正確になり、コンタクトとリード
との確実な電気的接続が保証されて信頼性が高くなる。 また、ICチップの位置決めはそのリードに無関係にな
されるので、リードを変形させるといったダメージをI
Cチップに与えることもない。
【0035】図8及び図9は、前記の例とはことなる種
類のICチップを装着するよう、アダプタを交換したと
きの夫々図5、図6に対応する拡大部品断面図である。 装着されるICチップ16は、ICチップ4、14、リ
ード4a、14aが2箇所で折曲しているのに対し、リ
ード16aが直線状を呈している。
【0036】図8に示すように、ICチップ16に対応
して使用するアダプタ17は、ICチップ装着空間17
aを図5のICチップ装着空間15aよりも深くしてあ
り、かつ、ガイド17bの上端面がベース11のリード
載置面11bと同じレベルにしてある。その他は図5の
アダプタ15と同様である。ICチップ装着空間17a
にICチップ16を装入すると、図5におけると同様に
ICチップ16は図8において左右方向に正確に位置決
めされる。そして、ICチップのリード16aはガイド
17の上端面及びリード11bの上に載置され、リード
16aの先端部16bがリード載置面11b上でコンタ
クト(図示省略)の先端部で押圧される。
【0037】また、図9に示すように、ガイド17cは
図6のガイド15cと同様の第一の傾斜面17d、第一
の垂直面17e、第二の傾斜面17f、第二の垂直面1
7gを有しICチップ16は、図6と同様にして、第二
の傾斜面17fと第二の垂直面17gとが交わる稜部1
7hに接当、案内され、図9において左右方向に正確に
位置決めされる。なお、前記と同様に、第二の垂直面1
7gに替えて、この面をICチップの面と同じ勾配の面
とするのが好ましい。
【0038】多数種のICチップに対応する多数種のア
ダプタを用意しておくことにより、共通のベースを使用
して上記のアダプタを選択し、その都度任意のソケット
本体を構成させることができる。従ってベース、コンタ
クト及びカバー部材を共通にして多数種のICチップに
対応でき、経済的に有利である。
【0039】図10〜図17は他の例によるアダプタを
使用した例を示す。図5〜図9の例は1種類のアダプタ
で2種類のICチップに対応するようにした例であるが
、図10〜図17の例では1種類のアダプタで3種類の
ICチップに対応できるようにした例である。
【0040】図10はベースの要部を示す拡大平面図、
図11はアダプタの拡大平面図、図12はアダプタの拡
大底面図である。
【0041】ベース21のアダプタ装着空間21aには
、中央に貫通孔21eが設けられ、貫通孔21e内にア
ダプタ係止用の爪21f、21fが取付けられている。 そして、アダプタ装着空間21aの互いに対向する辺に
接して、一方のの辺側には4箇所に、他方の辺には2箇
所に夫々凸面21cを有する凸部が設けられ、他の面は
凸面21cに対して凹面21dとなっている。
【0042】アダプタ19の上面には、ベースの爪21
f、21fに係止させるための貫通孔19eが中央に設
けられ、互いに対向する側縁部にガイド19aが、他の
側縁部にガイド19bが数箇所に立設している。長手方
向の側縁部のガイド19aは図1のガイド1jと同様の
形状にしてあり、幅方向の側縁部のガイド19bの内側
の面は図2の側壁1eの内側の全と同様の形状にしてあ
る。
【0043】アダプタ19の下面には、ベースの凸面2
1cに対応する位置に凹面19cが設けられ、他の面は
各凹面19cに対して凸面19dとなっている。
【0044】図13、図14は、直線状のリードを有す
るICチップを装着した状態での図10の夫々A−A線
、B−B線断面図である。ベース21の凹面21dには
アダプタ19の凸面19dが対向し、ベース21の凸面
21cにはアダプタ19の凹面19cが接当するように
、アダプタ19がベース21のアダプタ装着空間21a
に装着されている。ICチップ16は、ガイド19a、
19bによって位置決めされ、アダプタ19に載置され
る。そして、ICチップ16のリード16aの先端部1
6bがベース21のリード載置面21bに載置される。
【0045】図15、図16は、リードが2箇所で折曲
してその先端部がICチップの下面側に位置するICチ
ップを装着した状態での図10の夫々A−A線、B−B
線断面図である。この場合は、図13、図14に対して
アダプタ19を水平に180 度回転させ、ベース21
の各凸面21cがアダプタ19の各凸面19dに接当す
るようにアダプタ19をベース21のアダプタ装着空間
21aに装着する。この状態でICチップ14のリード
14aの先端部14bがベース21のリード載置面21
b上に載置される。
【0046】図17は、前記のICチップ14とは逆に
、リードが2箇所で折曲してその先端部がICチップ上
面側に位置するICチップを装着した状態での図10の
A−A線断面図である。なお、図10のB−B線断面は
図17中に仮想線で示してある。この場合は、アダプタ
を使用せず、ベース21の凸面21c上にICチップ1
8を載置する。 ICチップ18はベース21のガイド面21gによって
正確に位置決めされ、リード18aの先端部18bはベ
ースのリード載置面21b上に載置される。なお、アダ
プタ19には、ベース21のガイド面21gが嵌入する
逃げ19fを設けてある。
【0047】図13、図14では、ベース凸面21cに
アダプタの凹面19cが接当し、ベースの凹面21dと
アダプタの凸面19dとは離間している。然し、これと
は逆に、ベースの凹面21dにアダプタの凸面19dが
接当し、ベースの凸面19cとアダプタの凹面21cと
が離するようにしても良い。更には、ベースの上記各面
とアダプタの上記各面とが接当するようにしても良い。 これらの接当の仕方は、上記の3種類ICチップの寸法
によって選ぶようにする。
【0048】以上のように、ベースとアダプタとの凹凸
嵌合、非凹凸嵌合及びアダプタの非使用により、ベース
に対するICチップの高さ方向の位置を3種類に選択し
て3種類のICチップに対応できる。
【0049】図18〜図20は、2箇所で折曲するリー
ドの先端部がICチップの一方の面側と他方の面側とに
交互に位置するタイプのICチップに対応するソケット
の例を示す。図23は同様の従来のソケットを示す。
【0050】このタイプの従来のソケットは、図23に
示すように、ソケット33内には、長手方向(紙面に垂
直方向)に、図において左右に空間33a、………、3
3a………が交互に設けられていて、各空間33a内に
コンタクト24が配置されている。コンタクト24は、
数箇所で屈曲して全体として閉鎖形状を呈している。即
ち、一方の先端部24aと、屈曲してこれに続く第一の
直線部24bと、僅かに屈曲してこれに続く第二の直線
部24cと、これに続いて180 度屈曲して第二の直
線部24cに重ね合わされる第三の直線部24dと、2
箇所で屈曲して第三の直線部24dに続く第四の直線部
24eと、屈曲してこれに続く後端部24fとからなっ
ている。そして、先端部24aから第一の直線部24b
に移る屈曲部と、第四の直線部24eから後端部24f
に移る屈曲部とが互いに圧接するようになっていて、I
Cチップ22のリード22aの先端部22bがコンタク
ト24の上記圧接部に嵌入するようになっている。第二
及び第三の直線部24c、24dは、ソケット33の下
方に突出し、コンタクトのリード部24gを形成してい
る。
【0051】コンタクト24の先端部24aと後端部2
4fとは、ICチップ22を装着する際に、リード先端
部22bを案内する役割を果たすのであるが、ICチッ
プ22が仮想線のように或る程度ずれていると、リード
先端部は上記の案内がなされなくなる。従って、リード
22aは、実線で示すようには位置することができず、
変形することになってしまう。
【0052】図20は本例によるソケットの拡大平面図
、図18は図20の XVIII− XVIII線断面
図、図19は図20のXIX − XIX線断面図であ
る。
【0053】ソケット23には図23のソケット33に
おける空間と33aと同様の空間23a、………、23
a………を有し、各空間23a内には図23におけると
同様のコンタクト24が配置されている。ICチップ2
2は、ソケット上面に立設する側壁23bの傾斜面23
cに案内され、これに続く垂直面23dに側面が接触し
て図18における左右方向の位置決めがなされ、リード
22aの先端部22bがコンタクト24の先端部24a
側屈曲部と後端部24f側屈曲部とに挟まれるようにし
てリード22aがコンタクトリード部24gに電気的に
接続する。ICチップ22は、三点鎖線、二点鎖線及び
実線で示す順序にソケット23に装着される。
【0054】ICチップ22の長手方向端部側は、図1
9に示すように、側壁23bの上端側の比較的急な傾斜
面23eに案内され、傾斜面23eに続く緩やかな傾斜
面23fとこれに続く垂直面23gとが交わる稜部23
hがICチップ22のバリ22cよりも下の面に接当し
、ICチップ22の図における左右方向(図18と直交
する方向)の位置決めがなされる。この位置決めは、前
記の例の図2における位置決めと同様である。
【0055】ベース側壁23bには、ベースに一体成形
で設けるほか、図19に仮想線で示すように、別体に作
製しておいて組立ててベース23としても良い。
【0056】以上のようにして、ICチップ22は、ソ
ケット23に対して二次元的に正確な位置に装着され、
ICチップのリード22aはコンタクト24のリード部
24gに電気的に確実に接続し、かつ、リード22aが
変形することがない。
【0057】以上、本発明を例示したが、上述の実施例
は本発明の技術的思想により更に変形可能である。例え
ば、上述したコンタクト(接触子)やベースの形状、材
質、取付け位置等は種々変更してよく、また、カバー部
材(往復動部材)の形状、材質、構造、傾斜面の角度も
変化させてよい。また、ICパッケージをキャリアに取
付けた状態でソケットに装着してもよい。アダプタの交
換も、ソケットを基板に取付けた状態でおこなっても良
い。
【0058】また、上述の例ではカバー部材を上下方向
に変位させることによってICチップチップ等をソケッ
ト本体に装入して固定したが、必ずしも上下方向の変位
によらなくとも、例えば横方向等適宜の方向へ変位させ
ることによって行うこともできる。ICチップの固定と
カバー部材の原位置への復帰とはタイミングをずらせて
もよいし、或いは同時であってもよい。なお、本発明は
上述のICチップ以外の電気部品にも勿論適用できる。
【0059】
【発明の効果】本発明は、上述したように、ソケット本
体の電気部品収容空間に臨む位置に、電気部品の樹脂封
止時に用いられる型の合わせ面(即ちバリが不可避的に
形成される領域)以外の樹脂封止部周面に接当する接当
部を設け、前記の接当によってソケット本体に対して電
気部品が位置決めされるようにソケットを構成している
ので、電気部品のソケットに対する位置決めが正確にな
される。何故なら上記のバリ以外の周面部分は金型によ
るモールドによって高い寸法精度に成形されており、バ
リを避けた周面で位置決めされるからである。以上の結
果、電気部品のサイズに関係なく、電気部品の接続端子
部(リード)の位置とソケット側の接触子(コンタクト
)の位置とが互いに正確に対向し、両者が接触すること
になって電気的接続が確実であり、信頼性が高い。
【0060】また、電気部品の接続端子部を位置決めの
ためには使用しないので、位置決めに際して接続端子部
(リード)を変形させるといったダメージを電気部品に
与えるおそれがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】ICチップを装着した第一の実施例によるソケ
ットの拡大部分断面図(図3のI−I線拡大部分断面図
)である。
【図2】ICチップを装着した第一の実施例によるソケ
ットの拡大部分断面図(図3のII−II線拡大部分断
面図)である。
【図3】第一の実施例によるソケットの拡大平面図であ
る。
【図4】第一の実施例によるソケットの拡大斜視図であ
る。
【図5】第二の実施例による図1と同様の拡大部分断面
図である。
【図6】第二の実施例による図2と同様の拡大部分断面
図である。
【図7】ICチップを装着した第二の実施例によるソケ
ットの拡大平面図である。
【図8】アダプタを交換した第二の実施例による図5と
同様の拡大部分断面図である。
【図9】アダプタを交換した第二の実施例による図6と
同様の拡大部分断面図である。
【図10】第三の実施例によるソケットの拡大平面図で
ある。
【図11】第三の実施例によるアダプタの拡大平面図で
ある。
【図12】第三の実施例によるアダプタの拡大底面図で
ある。
【図13】第三の実施例によるICチップ装着状態での
ソケット及びアダプタの図10のA−A線断面図である
【図14】同図10のB−B線断面図である。
【図15】第三の実施例による前記とは異なるICチッ
プ装着状態での図10のA−A線断面図である。
【図16】同図10のB−B線断面図である。
【図17】第三の実施例による前記とは更に異なるIC
チップ装着状態での図10のA−A線断面図である。
【図18】第四の実施例によるICチップ装着状態での
ソケットの拡大断面図(図20のXVIII −XVI
II 線断面図)である。
【図19】同ソケットの図18とは別の断面での拡大断
面図(図20のXIX −XIX 線断面図)である。
【図20】同ソケットの拡大平面図である。
【図21】従来のソケットの図1と同様の拡大部分断面
図である。
【図22】従来のソケットの図2と同様の拡大部分断面
図である。
【図23】従来のソケットの図18と同様の拡大断面図
である。
【符号の説明】
1、11、21、31    ベース(ソケット本体)
1a、15a、17a、31a    ICチップ装着
空間1b、11b、21b、31b    リード載置
面1c、31c    コンタクトガイド部1e、23
b、31g    側壁 1i、15h、17h、23h    ガイドとなる稜
部1j、15b、15c、17b、17c、19a、1
9b    ガイド3、24    コンタクト(接触
子)4、14、16、18、22    ICチップ4
a、14a、16a、18a、22a    リード(
接続端子部) 4c、14c、16c、18c、22c    バリ1
1a、21a    アダプタ装着空間15、17、1
9    アダプタ 19c    アダプタ凹面 19d    アダプタ凸面 21c    ベース凸面 21d    ベース凹面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  ソケット本体に装着されるべき所定の
    電気部品の接続端子部に対し、弾性的な押圧状態で電気
    的に接続される接触子を有し、前記ソケット本体の電気
    部品収容空間に臨む位置に、前記電気部品の樹脂封止時
    に用いられる型の合わせ面以外の樹脂封止部周面に接当
    する接当部が設けられ、前記の接当によって前記ソケッ
    ト本体に対して前記電気部品が位置決めされるように構
    成されたソケット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06215841A (ja) * 1993-01-12 1994-08-05 Yamaichi Electron Co Ltd Icソケット
KR100265489B1 (ko) * 1996-03-22 2000-09-15 요코다 마코도 전기부품용 소켓
KR100340381B1 (ko) * 1999-12-03 2002-06-20 박영복, 김영식 아이씨 소켓

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