JPH04214908A - ターニング装置 - Google Patents

ターニング装置

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JPH04214908A
JPH04214908A JP2346491A JP2346491A JPH04214908A JP H04214908 A JPH04214908 A JP H04214908A JP 2346491 A JP2346491 A JP 2346491A JP 2346491 A JP2346491 A JP 2346491A JP H04214908 A JPH04214908 A JP H04214908A
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JP
Japan
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pinion
ring gear
toggle joint
gear
lever
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JP2346491A
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English (en)
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Shigeru Suzuki
繁 鈴木
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 〔発明の目的〕
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、蒸気タービン等に設け
られるターニング装置に関する。
【0003】
【従来の技術】例えば蒸気タービンのように、高温蒸気
等の熱流体を作動源とする回転機械では、熱流体の利用
によって運転中に各部が高温にさらされる。特に蒸気タ
ービンのロータは、高温蒸気が直接接触するため、ター
ビン運転中に流入蒸気の温度に敏感に追随し、過酷な温
度変化を繰り返す。また、ロータは円筒状であり、かつ
表面積が大きいことから、他部品に比べて温度の上昇や
降下に対して敏感に反応する。
【0004】したがって、蒸気タービンのロータには、
起動前の真空上昇時のシール蒸気挿入時や、運転直後の
余熱を持った状態では、曲りが発生しやすい。
【0005】ロータの曲りは、機構保全や運転性能上で
重大な影響を生じるため、従来からこのようなロータの
曲りを防止する手段が講じられ、その一手段として、ロ
ータを運転停止状態でも常時低速回転させるターニング
装置が設けられている。
【0006】この種のターニング装置の従来例を図7に
示す。ターニング装置はタービンロータに一体的に設け
られたリングギア1を有する。このリングギア1に対応
して歯車群が設けられ、その最終ギアであるピニオン2
がリングギア1に噛合している。このピニオン2には、
モータ等の駆動手段3が歯車群を介して連結される。通
常運転時にはタービンロータのロータ回転力に基づいて
リングギア1からピニオン2を離脱させるトグル継手を
有するピニオンギア離脱装置4が備えられている。
【0007】ピニオンギア離脱装置4は、ピニオン2の
前段ギアの軸5を支点として回動し一端にピニオン2を
支持するキャリア4aと、キャリア4aの他端に設けら
れたピン部6とを有する。そして、このピン部6はレバ
ー9のスリット7に摺動自在に挿入される。レバー9は
支持軸8により回動可能に支持され、これにより、トグ
ル継手が構成される。なお、このレバー9は図示しない
エアーシリンダ等により駆動される。
【0008】このような構成において、ピニオン2とリ
ングギア1とは、互いの噛合によりトルク伝達される。 そして、ピニオン2とリングギア1との噛合状態および
離脱状態の切換は、つぎのようにして行われる。
【0009】即ち、エアーシリンダからの駆動力により
、支持軸8を支点としてレバー9が回転され、レバー9
のスリット7を介してキャリア4aに回転が伝達される
。すると、キャリア4aが軸5を支点として回転し、キ
ャリア4aに設けられたピニオン2がリングギア1に噛
合する。この噛合状態で、駆動手段3によりピニオン2
を介してリングギア1に回転が伝達され、リングギア1
ひいてはロータが運転停止時に低速回転される。
【0010】一方、タービンの運転開始によりタービン
ロータの回転が上昇すると、下記の手順でピニオン2と
リングギア1との離脱が行われる。
【0011】タービンがターニング運転から速度上昇す
る場合、リングギア1の回転数がピニオン2の回転数を
上回った時点で、リングギア1がピニオン2を蹴り上げ
る状態となる。そして、その結果、ピニオン2が離脱方
向に移動し、噛合状態からの離脱が行われる。離脱した
ピニオン2は、完全離脱位置まで移動した後、キャリア
4a、ピン部6およびレバー9からなるトグル継手のス
プリング効果でその位置に保持される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従来のターニング装置
は、リングギア1の回転上昇時にリングギア1の回転力
のみを利用してピニオン2を蹴り上げ、ピニオン離脱さ
せるようになっており、特に外力を必要としない合理的
な機構である。しかしながら、リングギア1の回転上昇
力が弱い場合等には、ピニオン2を蹴る力も弱いものと
なる。このため、ピニオン2を離脱位置まで移行させる
ことができず、トグル継手のスプリング効果が十分に得
られず、ピニオン2が完全離脱位置に保持できないおそ
れがある。つまり、離脱が不完全で、ピニオン2が噛合
位置と離脱位置の中間位置で停止する状態がある。この
ような状態では、ピニオン2がリングギア1から十分に
離れていない。したがって、タービンの通常運転中にリ
ングギア1がピニオン2に接触する危険性を有する。特
に、リングギア1が高速回転中に接触した場合には、大
きな損傷を招く虞れがある。
【0013】また、上述のようにリンクギア1とピニオ
ン2との噛合い動作は、エアーシリンダ等の強制外力に
より実現される。しかしながら、噛合移行動作後の噛合
状態の保持は、キャリア4aに取付けられたバランスウ
ェイト(図示せず)による押付力とトグク継手のスプリ
ング効果によって行われることになるが、両者とも作用
力はあまり大きくない。しかも、ジャッキング・オイル
・ポンプ運転時のように、ターニング必要トルクが大幅
に減少する場合もあれば、プリウォーミング蒸気流入時
のように、蒸気のよる回転力が働くためにターニング必
要トルクがほぼゼロとなる場合もある。
【0014】このような運転状態において、何等かの原
因でピニオン離脱方向に力が働くと、上記バランスウェ
イトによる押付力やトグル継手のスプリング効果では抑
えが効かず、ターニング連続運転中にもかかわらずピニ
オン離脱が発生してしまうことがある。そして、もしピ
ニオン離脱が発生すると、一連のターニング投入動作を
もう一度繰り返すことになり、運転プロセスにおける非
常に多くの時間やエネルギのロスが発生することになる
【0015】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、ターニング運転から通常運転への切換時に、ピ
ニオンを完全離脱位置に保ってリングギアとピニオンと
の接触等を確実に防止することができるようにしたター
ニング装置を提供することを目的とする。
【0016】本発明の他の目的はターニング連続運転時
におけるリングギアとピニオンとの噛合状態の保持と、
タービン回転上昇時におけるピニオンの完全離脱及びそ
の後のピニオン離脱状態の保持を確実に行うことができ
るようにしたターニング装置を提供するにある。 〔発明の構成〕
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明に係るターニング
装置は上述した課題を解決するために、請求項1に記載
したように、ロータにリングギアを一体的に設けた回転
機械と、このリングギアを運転停止時にピニオンを介し
て低速回転させる駆動手段と、前記ピニオンを通常運転
時のロータ回転力に基づいて前記リングギアから離脱さ
せるトグル継手を有するピニオンギア離脱装置とを備え
てなるターニング装置において、前記ピニオンギア離脱
装置は、前記ピニオンのリングギアからの離脱を検出す
る離脱検出装置と、この離脱検出装置の検出信号に基づ
いて前記トグル継手をピニオン離脱状態に積極的に付勢
する付勢手段とを有するものである。
【0018】また、上述した課題を解決するために、本
発明に係るターニング装置は、請求項2に記載したよう
に、ロータにリングギアを一体的に設けた回転機械と、
このリングギアを運転停止時にピニオンを介して低速回
転させる駆動手段と、前記ピニオンを通常運転時のロー
タ回転力に基づいて前記リングギアから離脱させるトグ
ル継手を有するピニオンギア離脱装置とを備えてなるタ
ーニング装置において、前記回転機械の回転数を検出す
る回転数検出装置と、この回転数検出装置の検出信号に
基づいて前記トグル継手をピニオン離脱状態または噛合
状態の一方に保持するトグル継手保持装置とを備えた

0019】
【作用】請求項1記載の本発明によれば、ピニオンギア
離脱装置を、ピニオンのリングギアからの離脱を検出す
る離脱検出装置と、この離脱検出装置の検出信号に基づ
いてトグル継手をピニオン離脱状態に積極的に付勢する
付勢手段とを有する構成としたことにより、離脱検出装
置からの信号をもとに、強制外力が作用し、ピニオンを
完全離脱位置に移動させることができる。したがって、
ターニング運転から通常運転への切換時に、リングギア
の回転上昇力が弱い場合などにおいても、ピニオンギア
を完全離脱位置に保つことができる。
【0020】請求項2記載の本発明によれば、回転機械
の回転数を回転数検出装置により検出することにより、
ターニング連続運転中かピニオン離脱中かを判断し、こ
の検出結果をもとに、トグル継手保持装置を介してトグ
ル継手をピニオン離脱状態または噛合状態の一方に保持
することができる。したがって、ターニング連続運転時
におけるリングギアとピニオンとの噛合状態の保持と、
タービン回転上昇時におけるピニオンの完全離脱及びそ
の後のピニオン離脱状態の保持を確実に行うことができ
る。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1〜図6を参照し
て説明する。
【0022】図1〜図3は本発明に係るターニング装置
の第1の実施例を示し、図1はターニング装置の全体図
、図2はターニング装置の一部拡大図、第3図は作動を
示すフローチャートである。
【0023】タービンロータ(図示せず)にはリングギ
ア21が一体的に設けられている。このリングギア21
に対応して動力伝達機構である歯車群が設けられ、その
最終ギアであるピニオン22がリングギア21に噛合し
ている。このピニオン22には、モータ等の駆動手段2
3が連結され、かつ通常運転時のロータ回転力に基づい
てリングギア21から離脱させるトグル継手を有するピ
ニオンギア離脱装置24が備えられている。
【0024】ピニオンギア離脱装置24は、前段ギアの
軸25を支点として回動し一端にピニオンを支持するキ
ャリア24aと、キャリア24aの他端に設けられたピ
ン部26とを有している。そして、このピン部26はレ
バー29のスリット27がスライド可能に挿入される一
方、上記レバー29は支持軸28に回動可能に支持され
、これにより、トグル継手が構成される。
【0025】一方、ピニオンギア離脱装置24は、ピニ
オン22のリングギア21からの離脱を検出する離脱検
出装置30と、この離脱検出装置30の検出信号に基づ
いてトグル継手をピニオン離脱状態に積極的に付勢する
付勢手段31とを有する。離脱検出装置30は例えばレ
バー29に設けられた離脱検出用レバー32と、リミッ
トスイッチ33とにより構成される。
【0026】また、付勢手段31は離脱作動用レバー3
4と、この離脱作動用レバー34を駆動する離脱駆動装
置35とを有する。離脱作動用レバー34は支持軸28
に固定され、この離脱作動用レバー34には孔36が設
けられている。また、離脱駆動装置35は、エアーシリ
ンダ37と、ピストンロッド38と、半球形ピストンヘ
ッド39と、ソレノイドバルブ40を有する空気配管4
1とにより構成されている。ピストンロッド38は離脱
作動用レバー34の孔36の中に挿入され、離脱作動用
レバー34はピストンヘッド39によって押下げられる
ようになっている。
【0027】このようなピニオンギア離脱装置24の構
成において、ピニオン22とリングギア21とは、互い
の噛合によりトルク伝達される。そして、ピニオン22
とリングギア21との噛合状態および離脱状態の切換は
、つぎのようにして行われる。
【0028】図示しないエアーシリンダ等の駆動手段か
らの駆動力により、支持軸28を支点としてレバー29
が時計方向に回転され、レバー29の回転はスリット2
7を介してキャリア24aに伝達され、キャリア24a
は軸25を支点として回転し、キャリア24aに設けら
れたピニオン22がリングギア21に噛合する。この噛
合状態で、駆動手段23によりピニオン22を介してリ
ングギア21が駆動され、リングギア21ひいてはター
ビンロータが運転停止時に低速回転する。
【0029】一方、タービンの運転開始によりタービン
ロータの回転が上昇すると、下記の手順でピニオン2と
リングギア1との離脱が行われる。
【0030】即ち、タービンがターニング運転(低速回
転状態)から速度上昇する場合、リングギア21の回転
数がピニオン22の回転数を上回った時点で、リングギ
ア21がピニオン22を蹴り上げる状態となる。そして
、その結果、ピニオン22が離脱方向に移動し、噛合状
態からのピニオン離脱が行われる。離脱したピニオン2
2は、完全離脱位置まで移動した後、キャリア24a、
ピン部26およびレバー29からなるトグル継手のスプ
リング効果によりその位置が保持される。
【0031】この場合、本実施例では、図1および図3
に示すように、離脱検出用レバー32の回転がリミット
スイッチ33により検知される(ステップa)。リミッ
トスイッチ33により検知が行われると、図示しないタ
イマーにより一定時間経過後に信号が発信される(ステ
ップb)。
【0032】この検出信号に基いて、図2に示すように
ソレノイドバルブ40が励磁される(ステップc)。ソ
レノイドバルブ40が開くことにより、空気配管41を
介して、エアーシリンダ37に作動空気が導入される。 この作動空気の導入により、ピストンロッド38が降下
し、このピストンロッド38の先端に設けられたピスト
ンヘッド39も降下する(ステップd)。
【0033】これにより、ピストンヘッド39と係合し
ている離脱作動用レバー34も下方に向かって回転する
。つまり、離脱作動用レバー34はピニオン噛合時の離
脱作動用レバー34位置Aから、完全離脱時の離脱作動
用レバー34位置Bへと支持軸28を支点として回転す
る(ステップe)。
【0034】このため、レバー29は反時計方向に回転
し、ピニオン噛合時のレバー位置Cから、完全離脱時の
レバー位置Dへと回転する。
【0035】さらに、離脱作動用レバー34の図2にお
いて時計方向への回動により、レバー29のスリット2
7およびギア切替用キャリア24aのピン部26を介し
て、ギア切替用キャリア24aが軸25を支点として反
時計方向に回転する。つまり、ピニオン噛合時のギア切
替用キャリア24a位置Eから、完全離脱時のギア切替
用キャリア24a位置Fへと回転し(ステップf)、ピ
ニオン22が離脱方向へと移動する(ステップg)。ピ
ニオン22が完全離脱位置まで移動した後は、トグル継
手のスプリング効果によりその位置が保持される。
【0036】なお、ピニオン22が完全離脱位置に移動
した後は、ソレノイドバルブ40が消磁される。すると
、エアーシリンダ37等の駆動手段内の圧力は解放され
、自動的にピストンロッド38が上方向にストロークさ
れる。この際、離脱作動用レバー34はピストンロッド
38とは固定されていないため、離脱作動用レバー34
はピストンロッド38の動きに影響されない。したがっ
て、レバー29もそのままの位置、つまり、完全離脱時
のレバー位置Fに保たれ、ピニオン22が完全離脱位置
に保たれる。
【0037】以上の実施例によれば、ターニング運転か
ら通常運転への切換時に、リングギア21の回転上昇力
が弱い場合などにおいても、ピニオン22を完全離脱位
置に保つことができる。
【0038】図4〜図6はターニング装置の第2の実施
例を示し、図4はターニング装置の全体図、図5はター
ニング装置の一部拡大図、第6図は作動を示すフローチ
ャートであり、上記第1の実施例と異なる点は、以下の
通りである。
【0039】このターニング装置においては、キャリア
24aの長さ方向に沿ったピン部26側の端部には、ト
グル継手保持装置42が配置されている。このトグル継
手保持装置42は、キャリア24aに固着されてこれと
一体に移動する作動ピン43と、磁力に付着する材料で
作られ前記作動ピン43のキャリア24aの幅方向両側
に固着された噛合側パッド44及び離脱側パッド45と
、この噛合側パッド44及び離脱側パッド45と夫々対
峙して配置された噛合側電磁石46及び離脱側電磁石4
7とから主に構成されている。
【0040】なお、図示しないが、前記リンクギア21
またはタービンロータには、タービンの回転数を検出し
てターニング運転中か否かの判断を行う回転数検出装置
が備えられている。
【0041】このような構成において、ピニオン22と
リングギア21との噛合状態と離脱状態の切換、及びそ
れらの状態の保持はつぎのようにして行われる。これを
図4、図5及び図6を参照して説明する。
【0042】ターニング装置はターニング投入動作によ
り、図4に示すようにしてピニオン22とリンクギア2
1との噛合が完了し(ステップa)、これによりタービ
ンロータを低速回転するターニング運転が開始される(
ステップb)。
【0043】ターニング連続運転状態において、回転数
検出装置をオンにしてタービンロータの回転数を検出し
、これによりターニング運転が低回転数領域(例えば、
10RPM以下)であるか、高回転数領域(例えば、1
00RPM以上)であるかを判断する(ステップc)。
【0044】もし、低回転領域(10RPM以下)であ
ると検出された時には、連続ターニング運転中であると
判断し、ピニオン離脱防止のため噛合側電磁石46を励
磁させ(ステップd)、これにより作動ピン43に固着
された噛合側パッド44と噛合側電磁石46とを付着さ
せてピニオン22がリンクギア21から離脱してしまう
ことを防止する。即ち、噛合側パッド44と噛合側電磁
石46とを付着させることにより、レバー29を噛合時
のレバー位置Cに、キャリア24aを噛合時のキャリア
位置Eにそれぞれ保持固定する(ステップe)。
【0045】タービンロータ回転上昇時の挙動により、
タービンロータの回転数がターニング運転回転数(通常
10RPM以下)を越え、しかも高回転数領域まで達し
ていない時、低回転数領域(10RPM以下)でも高回
転数領域(100RPM)でもないので、ロータ回転数
を回転数検出装置で検出する。この場合には噛合側電磁
石46及び離脱側電磁石47双方の励磁を無励磁状態と
なす(ステップf)。これにより、ロータ回転上昇時に
おけるピニオン離脱に関しては、トグル継手保持装置4
2の存在に基ずく影響を全く受けることなくターニング
装置本来のメカニズムを生かすことができる。
【0046】そして、もしタービンが一定速度以上の高
速回転領域(100RPM以上)に達したならば、ロー
タ回転数を回転数検出器で検出し、ピニオン離脱のため
離脱側電磁石47を励磁させ(ステップg)、これによ
り作動ピン43に固着された離脱側パッド45と離脱側
電磁石47とを付着させてピニオン22をリンクギア2
1から引き離しピニオン22を確実に離脱させてピニオ
ン離脱状態を保持するか、または既にピニオン22が離
脱している場合にはこの離脱状態を保持する(ステップ
h)。即ち、離脱側パッド45と離脱側電磁石47とを
付着させることにより、レバー29を噛合時のレバー位
置Cから離脱時のレバー位置Dに、キャリア24aも噛
合時のキャリア位置Eから離脱時のキャリア位置Fにそ
れぞれ保持固定する(ステップe)。これにより、ピニ
オン22の離脱が不完全で、ピニオン22がリンクギア
21に接触してしまうことを確実に防止することができ
る。
【0047】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の本発明に
よれば、ターニング運転から通常運転への切換時に、リ
ングギアの回転上昇力が弱い場合などにおいても、ピニ
オンを完全離脱位置に保つことができるので、リングギ
アとピニオンとの接触等を確実に防止することができる
【0048】また、請求項2記載の本発明によれば、タ
ービンの運転状態に応じたピニオンの噛合または離脱の
不安定現象に対して、ピニオンを支えるトグル継手の位
置を保持固定して、ターニング運転時の噛合状態の保持
固定とタービン回転数上昇時のピニオンの完全離脱およ
びその後の完全離脱状態の保持固定を図ることができる
といった効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るターニング装置の第1の実施例を
示す全体図。
【図2】図1に示すターニング装置の要部拡大図。
【図3】図1に示すターニング装置の作動状態を示すフ
ローチャート。
【図4】本発明に係るターニング装置の第2の実施例を
示す全体図。
【図5】図4に示すターニング装置の要部拡大図。
【図6】図4に示すターニング装置の作動状態を示すフ
ローチャート。
【図7】従来例を示す図。
【符号の説明】
21  リングギア 22  ピニオン 23  駆動手段 24  ピニオンギア離脱装置 30  離脱検出装置 31  付勢手段 42  トグル継手保持装置 44,45  パッド 46,47  電磁石

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  ロータにリングギアを一体的に設けた
    回転機械と、このリングギアを運転停止時にピニオンを
    介して低速回転させる駆動手段と、前記ピニオンを通常
    運転時のロータ回転力に基づいて前記リングギアから離
    脱させるトグル継手を有するピニオンギア離脱装置とを
    備えてなるターニング装置において、前記ピニオンギア
    離脱装置は、前記ピニオンのリングギアからの離脱を検
    出する離脱検出装置と、この離脱検出装置の検出信号に
    基づいて前記トグル継手をピニオン離脱状態に積極的に
    付勢する付勢手段とを有することを特徴とするターニン
    グ装置。
  2. 【請求項2】  ロータにリングギアを一体的に設けた
    回転機械と、このリングギアを運転停止時にピニオンを
    介して低速回転させる駆動手段と、前記ピニオンを通常
    運転時のロータ回転力に基づいて前記リングギアから離
    脱させるトグル継手を有するピニオンギア離脱装置とを
    備えてなるターニング装置において、前記回転機械の回
    転数を検出する回転数検出装置と、この回転数検出装置
    の検出信号に基づいて前記トグル継手をピニオン離脱状
    態または噛合状態の一方に保持するトグル継手保持装置
    とを備えたことを特徴とするターニング装置。
JP2346491A 1990-07-05 1991-02-18 ターニング装置 Pending JPH04214908A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012241536A (ja) * 2011-05-16 2012-12-10 Mitsubishi Heavy Ind Ltd ロータ変形防止方法およびロータ変形防止装置
WO2016151748A1 (ja) * 2015-03-24 2016-09-29 三菱重工コンプレッサ株式会社 ターニング装置及びターニング装置の制御方法

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