JPH0421318Y2 - - Google Patents

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JPH0421318Y2
JPH0421318Y2 JP1986145635U JP14563586U JPH0421318Y2 JP H0421318 Y2 JPH0421318 Y2 JP H0421318Y2 JP 1986145635 U JP1986145635 U JP 1986145635U JP 14563586 U JP14563586 U JP 14563586U JP H0421318 Y2 JPH0421318 Y2 JP H0421318Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は自動車用シートに付設するヘツドレス
トの調整装置に関する。
〔従来の技術〕
一般に、自動車用シートのシートバツク上部に
付設したヘツドレストにおいて、特に着座者に応
じてヘツドレスト本体を選択的に角度調整できる
タイプにおいては、ラチエツト機構を利用した角
度調整装置を内蔵している。
ところで、ヘツドレストは車室内に配され、ま
たラチエツト機構を用いていることから高信頼性
や操作容易性等の要請のほか異音発生の防止も大
きな技術的課題となる。
従来、特に異音発生防止を考慮したヘツドレス
トの角度調整装置としては特開昭58−121913号公
報(車両用座席のヘツドレスト装置)が知られて
いる。この装置はラチエツト部材に係脱するポー
ルが座屈的に変位するようにスプリングによつて
付勢されており、最前端位置で当該ポールが突起
に規制されて対ラチエツト部材との係止状態が解
除されるとともに、他方、最後端位置で他の突起
に規制されて再び係止状態になるように構成さ
れ、さらに、ラチエツト部材を構成する支持板の
各歯部に対応する複数の歯部を設けた弾性材料か
らなる受板をその各歯部の上面が支持板の各歯部
の上面より僅かに上方へ突出するように前記支持
板の側面に一体的に固着し、この受板でラチエツ
ト部材に係合するポールの衝突音を吸収するよう
にしたものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、上述した従来の調整装置は次のような
問題点がある。
まず、装置の構造上、ポールがスプリングによ
つて座屈的に変位するように付勢されているた
め、異音の発生部位がラチエツト部材とポール間
のみでなく、ポールと突起やストツパ等の対ラチ
エツト部材間以外にも存在し、完全な異音発生防
止対策を講じるとができない。
また、ラチエツト部材とポールの衝突音を防止
するためには、少なくともその衝突部分全てに弾
性材料からなる受板を介入する必要があり、その
受板自身が大きくなるとともに、コスト高や装置
の大型化を招き、さらに高い加工精度も要求され
る。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は上述した従来の技術に存在する諸問題
を解決したヘツドレストにおける調整装置の提供
を目的とするもので、以下に示す装置によつて達
成される。
即ち、本考案に係るヘツドレストの調整装置1
は、まずステー2側に固定のラチエツト部材3と
このラチエツト部材3の前後位置で変位が規制さ
れる変位自在のガイド部材4を配設する。他方、
ヘツドレスト本体5側にラチエツト部材3及びガ
イド部材4に係脱自在のフツク部材6を配設す
る。そして、ガイド部材4は合成樹脂で形成し、
また、ラチエツト部材3の係止部3a……へフツ
ク部材6の係止を許容し、望ましくは底をラチエ
ツト部材3の係止部3aの面より若干高くすると
ともに、前壁7aをラチエツト部材3の最上端よ
り高く形成した調整用凹部7と、この凹部7の前
方であつてラチエツト部材3の最上端より高い位
置に形成した調整解除用凹部8を設け、これら各
凹部7と8にフツク部材6を変移可能にしたこと
を特徴とする。
〔作用〕
次に、本考案の作用を説明する。
本考案に係るヘツドレストの調整装置1はヘツ
ドレスト本体5を任意の位置から前方へ移動させ
れば、フツク部材6がラチエツト部材3に順次係
止して選択的に角度調整を行うことができる。こ
の際、フツク部材6はラチエツト部材3とガイド
部材4における調整用凹部7の双方に係止し、ガ
イド部材4はフツク部材6に追従して前方へ移動
する。この際、ガイド部材4によつてフツク部材
6とラチエツト部材3の係止時の衝突は緩衝さ
れ、異音発生は防止される。
一方、ヘツドレスト本体5の最前端位置ではガ
イド部材4が位置規制され、この結果、フツク部
材6は調整解除用凹部8へ変移し、同時に、ラチ
エツト部材3に対するフツク部材6の係合状態が
解除される。
そして、この状態において、ヘツドレスト本体
5を後方へ戻せば最後端位置にすることができ
る。よつて、この状態ではガイド部材4が位置規
制され、再びフツク部材6は調整用凹部7へ変移
するとともにラチエツト部材3に対し係合状態と
なつて、調整可能な状態となる。
〔実施例〕
以下には本考案に係る好適な実施例を図面に基
づき詳細に説明する。
第1図は本考案に係る調整装置の側面図、第2
図は同正面図、第3図はラチエツト部材の係止部
とガイド部材の調整用凹部を示す拡大側面図、第
4図は同装置の分解斜視図、第5図はヘツドレス
ト本体を最前端位置にした状態の側面図、第6図
はヘツドレスト本体を最後端位置にした状態の側
面図である。
まず、符号Hで示すヘツドレストの全体的構造
は次のようになる。
ヘツドレストHはステー2とこのステー2に支
持されるヘツドレスト本体5からなる。ステー2
は自動車用シートのシートバツク50の上端に装
着する逆Lの字形に形成したステー本体11と、
この上端に熔接等によつて固着したベースプレー
ト12からなる。他方、ヘツドレスト本体5は最
外郭の枕体13を保持するフレーム15を備え、
このフレーム15は横方向の支軸16によつて上
記ベースプレート12に回動自在に支持される。
そして、かかるヘツドレスト本体5は次に述べる
調整装置1によつて所定の角度に選択的に設定で
きる。
次に、かかる調整装置1について第1図〜第4
図を参照して具体的に説明する。
まず、ベースプレート12は前後の縁部を上方
へ略直角に折曲して補強を施す。なお、この折曲
した前縁部は後述するガイド部材4に対する前ス
トツパ17を、また後縁部は同じく後ストツパ1
8を構成し、補強とストツパを兼用する。
また、ベースプレート12の一側端部には上方
へ折曲形成したラチエツト部3pを備える。ラチ
エツト部3pはその上端縁部に鋸歯状の歯19…
…を複数形成してなる。この歯19は後述するフ
ツク部材6が係止した際にフツク部材6の前方へ
の変移を許容し、かつ後方への変移を規制する形
状に形成する。また、各歯19……は前記支軸1
6を中心にした円周上に配列する。
一方、ガイド部材4を上記ラチエツト部3pの
内面へ重ね合わせる格好で支軸16へ回動自在に
取り付ける。このガイド部材4は適度の弾性を有
する合成樹脂で一体成形し、上部はラチエツト3
pよりも高くなるように形成する。そして、上端
縁の後寄りに調整用凹部7を、また、前寄りに調
整解除用凹部8を形成する。凹部7は第3図のよ
うにラチエツト部材3pの係止部3aへフツク部
材6の係止を許容するように形成し、また、底7
bは当該係止部3aの面よりも若干高くなるよう
にする。これによつて、フツク部材6が係止した
際、直接ラチエツト部3pの係止部3aへ衝突せ
ず、一旦ガイド部材4によつて緩衝される。つま
り、防音機能を発揮する。また、凹部7の前壁7
aはラチエツト部3pの最上端部よりも高くなる
ように形成するとともに、凹部8もラチエツト部
3pの最上端よりも高い位置に形成し、この凹部
8と前記凹部7はフツク部材6が当接状態で各間
へ変移できるように形成する。なお、20はガイ
ド部材4の前端に折曲形成したスプリング掛け部
である。よつて、ガイド部材4はベースプレート
12の前後に設けたストツパ17,18によつて
ラチエツト部3pの前後において位置規制される
ことになる。
他方、フツク部材6はフレーム15の側板15
aにその後端をピン21によつて回動自在に支持
され、先端に下方へ向いた爪部22を有する。こ
の爪部22はガイド部材4とラチエツト部3pに
係止する。なお、このフツク部材6は対前記スプ
リング掛け部20間に架設したスプリング23に
よつてラチエツト部3pに係止する方向へ付勢さ
れている。
また、ベースプレート12の後部とフレーム1
5の前部間にはリターンスプリング24を架設
し、ヘツドレスト本体5を常に後方へ付勢してい
る。さらにまた、25はフレーム15の側板15
aの一部を内側へ打抜いて突出形成したストツパ
であり、ヘツドレスト本体5を最前端位置へ変移
させたときにストツパ18に当接して規制を行
う。これはヘツドレスト本体5は最前端位置でフ
ツク部材6と凹部8の係止によつて位置規制され
るが、ガイド部材4を合成樹脂で形成したため、
強度不足となる。ストツパ25はこれを補うため
である。なお、最後端位置へ戻したときはフツク
部材6とラチエツト部3pが係止するため問題は
ない。
次に、第5図及び第6図を参照して、ヘツドレ
ストHの機能(使用方法)について説明する。
まず、第1図に示す状態、つまりフツク部材6
がラチエツト部3pの任意の係止部3aに係止し
ている状態からヘツドレスト本体5を人為的に前
方へ押せばフツク部材6は各歯部19をのり越え
てクリツク的に前方へ移動する。この際、フツク
部材6はガイド部材4の凹部7に係止しているが
前壁7aがラチエツト部3aの最上端よりも高い
ため、ガイド部材4はフツク部材6に追従して移
動する。そして、フツク部材6を任意の位置で止
めれば、その位置でヘツドレスト本体5は、フツ
ク部材6と係止部3aの係止及びスプリング2
3,24の作用によつて固定される。この結果、
ヘツドレスト本体5を前方へ押して移動させれば
任意の角度へ選択的に調整することができる。
一方、ヘツドレスト本体5をこの位置よりも後
の位置へ調整したい場合には第5図に示すように
ヘツドレスト本体5を最前端位置まで一旦移動さ
せればよい。この際、ガイド部材4の前端はスト
ツパ17に係止するため、フツク部材6は凹部7
の前壁7aをのり越えて移動し、凹部8に係合す
る。また、ストツパ25はストツパ18に係止す
る。よつて、凹部8はラチエツト部3pよりも高
い位置にあるため、ラチエツト部3pとの係合は
解除され、この状態でヘツドレスト本体5を後方
へ移動させることができる。
ヘツドレスト本体5を最後端位置まで移動させ
た場合には第6図のようになり、ガイド部材4の
後端はストツパ18に係止し、よつてフツク部材
6は凹部7へ移動するとともに、ラチエツト部3
pの最後部の係止部に係止し、この状態でヘツド
レスト本体5を前方へ移動させれば前記同様ヘツ
ドレスト本体5の角度を調整することができる。
以上、実施例について詳細に説明したが、本考
案はこのような実施例に限定されるものではな
い。例えばガイド部材の素材は全体を合成樹脂で
一体に成形してもよいし、金属製に形成し、フツ
ク部材との当接部分に合成樹脂を組み付けた構成
でもよい。その他、細部の構成、形状、数量、素
材等において本考案の要旨を逸脱しない範囲にお
いて任意に変更実施できる。
〔考案の効果〕
このように、本考案に係るヘツドレストの調整
装置はフツク部材に追従する合成樹脂製のガイド
部材を利用することにより構成したため、次のよ
うな著効を得る。
調整装置自体の構造から異音発生源が少な
く、しかも一番大きな発生源であるラチエツト
部材とフツク部材間の異音(衝突音)を効果的
に吸収できるため、より完全な異音発生防止を
図ることができる。
ガイド部材の凹部はラチエツト部材の係止部
(歯)の数に関係なく計2個で足りるため、ガ
イド部材を小型化できる。したがつて、加工の
容易化、低コスト化、全体の小型化を達成でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図:本考案に係る調整装置の側面図、第2
図:同正面図、第3図:ラチエツト部材の係止部
とガイド部材の凹部を示す拡大側面図、第4図:
同装置の分解斜視図、第5図:ヘツドレスト本体
を最前端位置にした状態の側面図、第6図:ヘツ
ドレスト本体を最後端位置にした状態の側面図。 尚図面中、1……ヘツドレストの調整装置、2
……ステー、3……ラチエツト部材、3a……係
止部、4……ガイド部材、5……ヘツドレスト本
体、6……フツク部材、7……調整用凹部、7a
……前壁、8……調整解除用凹部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シート上部に装着したステーに支持されるヘツ
    ドレスト本体の角度を選択的に調整するヘツドレ
    ストの調整装置において、ステー側に、固定のラ
    チエツト部材と当該ラチエツト部材の前後位置で
    変位が規制される変位自在な合成樹脂製のガイド
    部材を配設し、ヘツドレスト本体側に、ラチエツ
    ト部材およびガイド部材に係脱自在のフツク部材
    を配設するとともに、前記ガイド部材に、ラチエ
    ツト部材の係止部へフツク部材の係止を許容し、
    前壁がラチエツト部材の最上端より高く、かつ底
    の高さがラチエツト部材の係止部の面より若干高
    く形成した調整用凹部と、当該凹部の前方であつ
    てラチエツト部材の最上端より高い調整解除用凹
    部を設け、各凹部へフツク部材を変移可能にした
    ことを特徴とするヘツドレストの調整装置。
JP1986145635U 1986-09-22 1986-09-22 Expired JPH0421318Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986145635U JPH0421318Y2 (ja) 1986-09-22 1986-09-22

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JP1986145635U JPH0421318Y2 (ja) 1986-09-22 1986-09-22

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Publication Number Publication Date
JPS6350245U JPS6350245U (ja) 1988-04-05
JPH0421318Y2 true JPH0421318Y2 (ja) 1992-05-15

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JPS6350245U (ja) 1988-04-05

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