JPH0421317A

JPH0421317A - 高圧配電線の予知地絡故障区間の検出切離し方法

Info

Publication number: JPH0421317A
Application number: JP12366690A
Authority: JP
Inventors: Masaji Nakajima; 中島　正司
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1990-05-14
Filing date: 1990-05-14
Publication date: 1992-01-24
Anticipated expiration: 2013-11-05
Also published as: JP2821473B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は高圧配電線の地絡故障のうち、遮断地絡故障（
地絡故障区間を地絡故障のない健全区間から切り離す必
要のある重度の地絡故障）以下の軽微な地絡故障（以下
予知地絡故障と記す）が発生している予知地絡故障区間
を検出し、史に検出された予知地絡故障区間を健全区間
（予知地絡故障のない区間）から切離す方法に関するも
のである。

（従来の技術）従来の地絡故障区間の検出方法は、地絡故障の発生によ
りその配電線の引出口の遮断器ＣＢが遮断して停電する
と、該遮断器ＣＢを再閉路して配電線に再送電し、この
とき遮断器ＣＢが再度遮断して再停電すると、その配電
区間が地絡故障であると検出するようにするものである
。

従来の地絡故障区間の切離し方法は、１ｉｉｉ記のよう
にして地絡故障が検出されると、その配電線のうち変電
所側の自動区分開閉器装置Ｓが遮断状態にロックされて
、地絡故障区間が健全区間より切離されるようにするも
のである。

前記の従来の地絡故障区間の検出方法及び地絡故障区間
切離し方法は、本件発明者により昭和２０年代に発明さ
れ、それから現在まで各電力会社において実施されてい
るものである。

（発明が解決しようとする課題）従来の地絡故障区間検出方法、地絡故障区間切離し方法
は次のような問題があった。

■、地絡故障が発生するとその配電線の遮断器ＣＢが遮
断して必ず停電し、更に、地絡故障区間を健全な配電区
間から切離すときも停電するので、地絡故障が発生する
と健全区間に送電できるようになるまでに最低２回停電
するという重大な問題があった。

■、地絡故障区間の検出及び同故障区間の切離しはでき
るが、遮断感度以下の軽度の予知地絡故障を検出するこ
とができないため、重度の地絡故障に移行する前に予知
地絡故障を検出して地絡故障による２回停電する重大な
る欠点を未然に防止することができなかった。

（発明の目的）本発明の目的は重度の地絡故障に至る前の予知地絡故障
が発生すると、地絡検出器によって予知地絡配電線が検
出され、更に、その配電線における予知地絡故障区間が
検出され、更に健全区間が無停電の状態で、検出された
予知地絡故障区間が健全区間から切離されるようにした
予知地絡故障区間の検出切離し方法を提供することにあ
る。

（課題を解決するための手段）本発明の高圧配電線の予知地絡故障区間の検出切離し方
法は、第１図のように設置点より負荷側の予知地絡故障
で動作する表示用地絡方向リレー（ＤＧＲ）が内蔵され
た自動区分開閉器装置Ｓ、Ｓｚ・・・により、任意数の
配電区間■、■・・・に区分された順送配電線Ｆ１、Ｆ
２・・・において、いずれかの配電線に予知地絡故障が
発生すると地絡検出器によって予知地絡配置ｉ＃！が検
出され営業所の監視装置の操作により遠制操作のリクエ
ストにより該地絡順送配電線のみ監視して予知地絡区間
を検出し、同時に同故障が発生した配電区間及び同１Ｓ
ｉｌ！電区間より変電所側の前記地絡方向リレーが動作
し、ｍｕの地絡方向リレーが動作した場合に、同リレー
が動作したｗＩ数の配電区間のうち配電線の末端の配電
区間に最も近い配電区間が予知地絡故障区間であると判
別し、同時に同予知地絡故障区間より負荷側の健全区間
に他の配電線より送電してループ配電とした後、予知地
絡区間の両端の自動区分開閉器装置をを健全区間から切
離して開放するようにしたことを特徴とするものである
。

（作用）本発明の高圧配電線の予知地絡故障区間の検出切離し方
法は、第１図、第２図のように配電線Ｆ、、Ｆ２　・・
・が自動区分開閉器装置ＳＳ２・・・により任意数の配
電区間Ｉ、ＩＩ・・・に区分され、同自動区分開閉器装
置Ｓ１、Ｓ２・・・に内蔵されている表示用地絡方向リ
レー（ＤＧＲＩが自動区分開閉器装置Ｓ１、Ｓ２・・・
の設置点より負荷側の予知地絡故障で動作するようにし
であるので、配電区間１．ＴＩ・・・のいずれかに予知
地絡故障が発生すると、必ず、同予知地絡故障が発生し
た配電区間Ｉ、【■・・・より変電所側の表示用地絡方
向リレーが動作する。従って二辺上の表示用地絡方向リ
レーが動作したときは、同リレーが動作した複数の配電
区間のうち末端の配電区間に最も近い配電区間が予知地
絡故障区間であると判定することができる。

また、本発明では検出された予知地絡故障区間より負荷
側の健全区間に他の配電線より送電してループ配電とし
てから、予知地絡故障区間の両端の自動区分開閉器装置
を切離すようにしであるので、予知地絡故障が発生して
も、その予知地絡故障区間より変電所側の配電区間には
母線側から送電され、同故障区間より負荷側の配電区間
には他の配電線から送電されるので、健全区間は停電す
ることな（予知地絡故障区間から切離される。

（実施例）本発明の予知地絡故障区間検出切離し方法の一実施例を
示す第１図、第２図において、Ｏは変電所の高圧母線、
Ｔ、は供給用を変圧器、Ｉ２は接地変圧器、ｒは接地電
流制限抵抗、ＣＢは遮断器、Ｆ、、Ｆ２、Ｆ３．Ｆ、は
配電線、■、ＩＩ、１１１１Ｖは配電区間、Ｃ１，ＣＩ
ｌ、　Ｃｒ１ｌ、ＣＩＶは各配電区間の、またＣ、、、
Ｃ２゜・・・は各配電区間■、汀、Ｈｌ、ＩＶ（７）全
区間の対地静電容量、ＺＣＴは各配電線の引出口に設け
られた零相変流器である。

第１図の矢印の電流は配電線ｌの■区間の任意の地点の
一線地絡故障時の故障電流（零相電流）の分布図であり
、Ｉ２．１．、工、は健全配電線Ｆ、、Ｆ、、Ｆ４の対
地静電容量、漏洩抵抗による充電電流＋ｌｌ、Ｉ２．１
３．１４は地絡故障の配電線Ｆ、の各配電区間Ｉ、Ｉｌ
、　ｍ、　ｌ’Ｖの充電電流、Ｉｃｅ、Ｉ２、Ｉ１、Ｉ
４は各配電線Ｆ１、Ｆ２、Ｆ３、Ｆ、（７）引出口（７
）零相変流器ＺＣＴの故障電流、Ｆ７は接地変圧器Ｔ２
の一次側の中性点の接地電流を示す。

第１図、第２図のＳ、、Ｓ、・・・は各配電線Ｆ１．Ｆ
ｚ・・・の区分点に設けられた自動区分開閉器装置であ
る６各自動区分開閉器装置Ｓ１゜Ｓ２　・・・には零相
変流器ＺＣＴ、零相変圧器ＺＰＤ、地絡方向リレーＤＧ
Ｒ１零相電圧、零相電流の計測器等が内蔵されており、
地絡方向リレーの動作状態、零相電流等が常時ポーリン
グ式遠隔制ｍ装置によって営業所において遠隔監視され
るようにしである。

第２図のＺｌ、Ｚ２・・・は連けい用常時開放の自動区
分開閉器装置、１０は配電線データ検出装置、２０は順
送配電線Ｆ、、Ｆ、・・・に接続された遠隔監視制御装
置である。

前記データ検出装置１０は各配電線Ｆ、、Ｆ２・・・の
変電所の引出口に設けられた零相変流器ＺＣＴに接続さ
れており１図示されていない地絡検出器（或は各配電線
専用の地絡検出器）、零相電圧計測器、零相電流計測器
、各種データの伝送装置等より構成され、検出された零
相電圧、零相電流の変化値（或は零相電流）等の各種デ
ータと地絡配電線の検出状況を、専用の通信線によって
営業所に設けられた第２図のデータ監視装置２２に常時
ｍ続して伝送できるようにしである。

前記、データ監視装置２２は第２図に明示されているよ
うに、データ監視装置２３、ＣＲＴ２５．２４．パソコ
ン２６．プリンタ２７から構成され、遠隔監視制御装置
２０は遠隔制御親局２１゜ＣＲＴ２４等から構成されて
いる。

第１図、第２図において予知地絡故障区間を検出し、検
出された予知地絡故障区間を健全区間から切離すには具
体的に次のようにする。

任意の配電線に規格された予知地絡感度以上の地絡故障
が発生して、変電所の引出口の零相電圧、零相電流の変
化値（或は零相電流）が夫々の規定値以上になり且つそ
の状態が規定の時間継続すると、変電所内に設けられた
第２図の配電線データ検出装置１０の地絡検出器（或は
各配電線専用の地絡検出器）により予知地絡故障の配電
線（例、Ｆ、）が検出される。同時にこのデータ（情報
）が営業所のデータ監視装置２２に伝送され、そこから
遠隔監視制御押装置２０の遠隔制御１１８局２１に指令
が出されて、正常時のポーリング式監視からＪＪクエス
ト監視に切りＲえられる（平常時のポーリング式は一巡
するのに時間がかかるが、リクエスト監視に切り替える
ことにより地絡のあった順送配電線だけをリクエストし
て監視されるので予知地絡の配電区間がすぐわかる）。

これにより予知地絡故障の配電＃！Ｆ、の自動区分開閉
器装置Ｓ、の地絡方向リレーＤＧＨの動作状態が監視さ
れて、遠隔監視ｉ！ｉｌｌ　ｍ装置２０のデイスプレィ
（ＣＲＴ）２４に表示され、データ監視装置２２のプリ
ンタ２７によりプリントアウトされ、パソコン２６によ
り後記の原理により自動的に演算処理されて、地絡配電
線Ｆ、のうらの地絡区間（例、配電ＭＩＦ、のＴ１区間
）が検出される。

このようにして地絡区間が検出された後はブタ監視装置
２２のデイスプレィ２５に零相電圧■ｏ、零相電流ｒ。

等の変化状況がｍ続して表示され、地絡の進捗状況が観
察、調査される。

地絡故障が重度になって配電ｉｔ！Ｆ、、Ｆ、・・・の
遮断器ＣＢの遮断感度以下に規格された予知地絡遮断感
度以上になり且つその状態が規定時間継続すれば自動的
に配電線Ｆ１の［１１区間と配電線Ｆ２のＩＮ１区間の
連けい用自動区分開閉器装置Ｚ２が投入されて配電線Ｆ
１とＦ２が短時間（−時的に）ループにされて、配電線
Ｆ、の健全区間に配電線Ｆ２のＩＩＩ区間から送電され
る。その後に配電ＭＦ、の地絡故障区間ｒ【の両側の区
分点の自動区分開閉器装置Ｓ、、Ｓ、が自動的に開放さ
れ、配電！ｌＦ、の健全区間ＩＩＩに無停電で配電！！
Ｆ２かも送電されると共に地絡故障区間ＩＩが切離され
る。

又この自動操作は営業所のデータ監視装置２２において
手動操作によっても簡易におこなうことができる６又、
上記のように配電線Ｆ１とＦ２は一時的にループになる
が、零相電圧は配電線ＦＦ２の遮断器Ｃ’Ｂの遮断感度
より低く、また、前記予知地絡遮断感度は川に低いので
、配電綿Ｆ、Ｆ２の遮断器ＣＢも遮断することはない。

（発明の効果）本発明の予知地絡故障区間検出切離し方法は次のような
効果がある。

■−配電線の遮断器ＣＢの遮断感度以上の重度の地絡故
障に移行する以前に、軽度のうちに予知地絡故障区間を
検出できるので、地絡故障の軽度なうちに配電線を修復
、処理することができる。

■、予知地絡故障区間より負荷側の健全区間に他の配電
線より送電してループ配電とした後、予知地絡区間の両
端の自動区分開閉器装置を健全区間から切離して開放す
るようにしたので、健全区間が無停電の状態で予知地絡
故障区間が健全区間から切離される。

■、予知地格故障区間の切離しは、全く無停電で行なわ
れ、需要者への供給信頼度が高まり、地絡故障区間のた
めの工事費等を軽減することができる。

■２本発明における予知地絡故障区間の検出切離し方法
は、地絡方向リレーを使用するものであるため、簡易、
低廉な設備で行なうことができ、しかも地絡故障区間の
予知検出等が極めて簡易且つ確実に行なわれる画期的方
法である。

【図面の簡単な説明】

第１図、第２図は本発明の予知地絡故障区間の検出切離
し方法の説明図である。Ｆ、、Ｆ２・・・は配電線ＺＣＴは零相変流器Ｓ、、Ｓ、・・・は自動区分開閉器装置ｚ１、ｚ２・・
・は常時開放の自動区分開閉器装置Ｉ、ＩＩ・・・は配電区間

Claims

【特許請求の範囲】

設置点より負荷側の予知地絡故障で動作する表示用地絡
方向リレーＤＧＲが内蔵された自動区分開閉器装置Ｓ＿
１、Ｓ＿２・・・により、任意数の配電区間 I 、II・
・・に区分された順送配電線Ｆ＿１、Ｆ＿２・・・にお
いて、いずれかの配電線に予知地絡故障が発生すると同
故障が発生した配電区間及び同配電区間より変電所側の
前記地絡方向リレーが動作し、複数の地絡方向リレーが
動作した場合に、同リレーが動作した複数の配電区間の
うち配電線の末端の配電区間に最も近い配電区間が予知
地絡故障区間であると判別し、同時に同予知地絡故障区
間より負荷側の健全区間に他の配電線より送電してルー
プ配電とした後、予知地絡区間の両端の自動区分開閉器
装置を健全区間から切離して開放するようにしたことを
特徴とする高圧配電線の予知地絡故障区間の検出切離し
方法。