JPH04212809A - 人造粒塊およびその製造方法 - Google Patents
人造粒塊およびその製造方法Info
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- JPH04212809A JPH04212809A JP40064190A JP40064190A JPH04212809A JP H04212809 A JPH04212809 A JP H04212809A JP 40064190 A JP40064190 A JP 40064190A JP 40064190 A JP40064190 A JP 40064190A JP H04212809 A JPH04212809 A JP H04212809A
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Landscapes
- Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、園芸用の土壌やぐり石
、或いは、コンクリート等の建築材料用の軽量骨材等と
して使用される、新規で耐圧縮性に優れた人造粒塊と、
その製造方法に関するものである。
、或いは、コンクリート等の建築材料用の軽量骨材等と
して使用される、新規で耐圧縮性に優れた人造粒塊と、
その製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ポリスチレン、ポリオレフィン等の合成
樹脂製品は、自然に腐敗、分解することなく、半永久的
に形を保ち続けるため、埋め立て等の処理では、増え続
けるこれら合成樹脂製品の廃品を処理しきれないのが現
状である。また、上記合成樹脂製品を焼却処理した場合
には激しい発煙を伴い、窒素酸化物や煤塵等、大気汚染
の原因となる有害物質を多量に発生するという問題があ
る。
樹脂製品は、自然に腐敗、分解することなく、半永久的
に形を保ち続けるため、埋め立て等の処理では、増え続
けるこれら合成樹脂製品の廃品を処理しきれないのが現
状である。また、上記合成樹脂製品を焼却処理した場合
には激しい発煙を伴い、窒素酸化物や煤塵等、大気汚染
の原因となる有害物質を多量に発生するという問題があ
る。
【0003】そこで、上記合成樹脂製品を再度溶融させ
て成形し、プランター等の成形品に再生することが、種
々試みられている。しかし、合成樹脂製品の需要は現在
も増加する傾向にあるため、廃品の発生量も増加し、従
来の再生用途だけでは、廃品を十分に処理しきれない状
態となっており、新たな再生用途の開発が望まれている
。
て成形し、プランター等の成形品に再生することが、種
々試みられている。しかし、合成樹脂製品の需要は現在
も増加する傾向にあるため、廃品の発生量も増加し、従
来の再生用途だけでは、廃品を十分に処理しきれない状
態となっており、新たな再生用途の開発が望まれている
。
【0004】合成樹脂製品の廃品の、新たな再生用途と
して、上記合成樹脂製品を粉砕して、園芸用の土壌や、
プランターの底に敷きつめるぐり石、或いは、コンクリ
ート等の建築材料用の軽量骨材として使用することが考
えられた。
して、上記合成樹脂製品を粉砕して、園芸用の土壌や、
プランターの底に敷きつめるぐり石、或いは、コンクリ
ート等の建築材料用の軽量骨材として使用することが考
えられた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記粉砕物
は、比重が小さいため、土壌として使用した場合には、
土への混合が容易でない上、灌水によって土と分離しや
すいという問題があり、骨材として使用した場合には、
コンクリート等への混合が容易でないという問題があっ
た。また、上記粉砕物は疎水性であるため、植物の成長
に欠かせない要素である水や肥料を保持する能力、つま
り保水性や保肥性が劣るという問題があった。
は、比重が小さいため、土壌として使用した場合には、
土への混合が容易でない上、灌水によって土と分離しや
すいという問題があり、骨材として使用した場合には、
コンクリート等への混合が容易でないという問題があっ
た。また、上記粉砕物は疎水性であるため、植物の成長
に欠かせない要素である水や肥料を保持する能力、つま
り保水性や保肥性が劣るという問題があった。
【0006】本発明は、以上の事情に鑑みてなされたも
のであって、親水性に優れると共に比重が比較的大きく
、しかも、骨材として使用するのに支障のない十分な耐
圧縮性を有する、新規な人造粒塊と、その効率的な製造
方法を提供することを目的としている。
のであって、親水性に優れると共に比重が比較的大きく
、しかも、骨材として使用するのに支障のない十分な耐
圧縮性を有する、新規な人造粒塊と、その効率的な製造
方法を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の、本発明の人造粒塊は、非発泡で不定形の熱可塑性合
成樹脂からなる粒塊に、微小物質が、当該粒塊と非溶着
状態で分散、付着されていることを特徴とする。また、
本発明の人造粒塊の製造方法は、非発泡の熱可塑性合成
樹脂の粉砕物を、当該粉砕物の加熱溶融時の熱によって
上記樹脂と溶着しない微小物質と混合した状態で、加熱
溶融させることによって、微小物質が分散、付着した不
定形の粒塊を製造することを特徴とする。
の、本発明の人造粒塊は、非発泡で不定形の熱可塑性合
成樹脂からなる粒塊に、微小物質が、当該粒塊と非溶着
状態で分散、付着されていることを特徴とする。また、
本発明の人造粒塊の製造方法は、非発泡の熱可塑性合成
樹脂の粉砕物を、当該粉砕物の加熱溶融時の熱によって
上記樹脂と溶着しない微小物質と混合した状態で、加熱
溶融させることによって、微小物質が分散、付着した不
定形の粒塊を製造することを特徴とする。
【0008】本発明に使用される非発泡の熱可塑性合成
樹脂としては、ポリスチレン系、ポリオレフィン系等の
、熱可塑性である通常の合成樹脂材料が、全てあげられ
る。上記合成樹脂材料の粉砕物としては、前述した廃品
利用の観点からいえば、合成樹脂製品の廃品を原料とす
るものが、安価且つ容易に入手することができるため、
特に好ましいものとしてあげられる。
樹脂としては、ポリスチレン系、ポリオレフィン系等の
、熱可塑性である通常の合成樹脂材料が、全てあげられ
る。上記合成樹脂材料の粉砕物としては、前述した廃品
利用の観点からいえば、合成樹脂製品の廃品を原料とす
るものが、安価且つ容易に入手することができるため、
特に好ましいものとしてあげられる。
【0009】本発明の人造粒塊の表面に付着、および/
または、粒塊の内部に分散される微小物質としては、熱
可塑性合成樹脂の溶融時の熱によって樹脂と溶着しない
、従来公知の種々の有機物または無機物を使用すること
ができる。例えば、人造粒塊を土壌やぐり石に使用する
場合には、赤土、黒土、鹿沼土、腐葉土等の土類、並び
に、桐生砂、軽石、富士砂等の砂類等の天然用土;雲母
系の原鉱石を焼成して膨脹させたバーミキュライトやパ
ーライト等の人工用土;上記両者を配合した配合用土;
バーク、木くず、おから、コーヒーガラ、魚粉、油かす
等の有機物;炭の粉、灰等が、好ましい微小物質として
あげられる。
または、粒塊の内部に分散される微小物質としては、熱
可塑性合成樹脂の溶融時の熱によって樹脂と溶着しない
、従来公知の種々の有機物または無機物を使用すること
ができる。例えば、人造粒塊を土壌やぐり石に使用する
場合には、赤土、黒土、鹿沼土、腐葉土等の土類、並び
に、桐生砂、軽石、富士砂等の砂類等の天然用土;雲母
系の原鉱石を焼成して膨脹させたバーミキュライトやパ
ーライト等の人工用土;上記両者を配合した配合用土;
バーク、木くず、おから、コーヒーガラ、魚粉、油かす
等の有機物;炭の粉、灰等が、好ましい微小物質として
あげられる。
【0010】また、人造粒塊を骨材として使用する場合
には、火山礫、軽石等の天然軽量骨材;膨脹スラグ、石
炭がら等の工業副産物;パーライト、黒曜石、ひる石、
粘土、けつ岩、フライアッシュ等の焼成膨脹骨材;砂、
砕石粉等が、好ましい微小物質としてあげられる。上記
微小物質の形状は、本発明では特に限定されず、粒状、
粉状、繊維状等の種々の形状のものを使用することがで
きる。
には、火山礫、軽石等の天然軽量骨材;膨脹スラグ、石
炭がら等の工業副産物;パーライト、黒曜石、ひる石、
粘土、けつ岩、フライアッシュ等の焼成膨脹骨材;砂、
砕石粉等が、好ましい微小物質としてあげられる。上記
微小物質の形状は、本発明では特に限定されず、粒状、
粉状、繊維状等の種々の形状のものを使用することがで
きる。
【0011】微小物質の粒径は、人造粒塊の粒径等に応
じて適宜変更することができるが、通常は、10mm以
下であることが好ましい。なお、本発明の人造粒塊を土
壌に使用する場合には、上記微小物質として土系色の物
質を使用することが好ましい。土系色の微小物質を使用
すれば、土としては不自然な色合いを有する合成樹脂を
、自然な土の色に着色することができるので、特に鑑賞
用の園芸土として適した土壌を得ることができる。なお
、上記土系色の微小物質として、配合する土と同系の土
を使用すれば、さらに自然であるが、必ずしも同系の土
を使用する必要はない。
じて適宜変更することができるが、通常は、10mm以
下であることが好ましい。なお、本発明の人造粒塊を土
壌に使用する場合には、上記微小物質として土系色の物
質を使用することが好ましい。土系色の微小物質を使用
すれば、土としては不自然な色合いを有する合成樹脂を
、自然な土の色に着色することができるので、特に鑑賞
用の園芸土として適した土壌を得ることができる。なお
、上記土系色の微小物質として、配合する土と同系の土
を使用すれば、さらに自然であるが、必ずしも同系の土
を使用する必要はない。
【0012】本発明の人造粒塊の粒径は、用途によって
適宜変更することができる。例えば、本発明の人造粒塊
を用土と配合して合成土壌に使用する場合には、通気性
等を考慮すると、粒径は5〜10mm程度であることが
好ましい。また、ぐり石として使用する場合には、粒径
は10〜30mm程度であることが好ましい。また、骨
材として使用する場合には、粗骨材では5〜30mm程
度、細骨材では1〜5mm程度であることが好ましい。
適宜変更することができる。例えば、本発明の人造粒塊
を用土と配合して合成土壌に使用する場合には、通気性
等を考慮すると、粒径は5〜10mm程度であることが
好ましい。また、ぐり石として使用する場合には、粒径
は10〜30mm程度であることが好ましい。また、骨
材として使用する場合には、粗骨材では5〜30mm程
度、細骨材では1〜5mm程度であることが好ましい。
【0013】上記構成からなる、本発明の人造粒塊は、
当該粒塊の表面に付着、および/または、粒塊の内部に
分散した微小物質と、粒塊を構成する合成樹脂との間に
存在する極めて微細な空隙によって親水性が付与されて
いると共に、上記微小物質の取り込みによって、熱可塑
性合成樹脂単独よりも比重が大きいものとなる。しかも
、上記人造粒塊は、非発泡の熱可塑性合成樹脂を原料と
しているので、発泡体を熱収縮させたものに比べて、十
分な圧縮強度を有するものとなる。
当該粒塊の表面に付着、および/または、粒塊の内部に
分散した微小物質と、粒塊を構成する合成樹脂との間に
存在する極めて微細な空隙によって親水性が付与されて
いると共に、上記微小物質の取り込みによって、熱可塑
性合成樹脂単独よりも比重が大きいものとなる。しかも
、上記人造粒塊は、非発泡の熱可塑性合成樹脂を原料と
しているので、発泡体を熱収縮させたものに比べて、十
分な圧縮強度を有するものとなる。
【0014】本発明の人造粒塊を製造するには種々の方
法が考えられるが、熱可塑性合成樹脂の溶融と、微小物
質の人造粒塊表面への付着、および/または粒塊内部へ
の分散とを同一の工程で行う本発明の製造方法によれば
、より効率的に、本発明の人造粒塊を製造することがで
きる。本発明の人造粒塊の製造方法は、例えばロータリ
ーキルンや加熱ミキサー等の、内容物を撹拌しながら加
熱できる装置を用いることにより実施される。そして、
上記ロータリーキルンや加熱ミキサーの場合には、内容
物を比較的自由に回転させながら加熱できるので、形成
される人造粒塊は、不定形で粒径が不揃いなものとなる
。
法が考えられるが、熱可塑性合成樹脂の溶融と、微小物
質の人造粒塊表面への付着、および/または粒塊内部へ
の分散とを同一の工程で行う本発明の製造方法によれば
、より効率的に、本発明の人造粒塊を製造することがで
きる。本発明の人造粒塊の製造方法は、例えばロータリ
ーキルンや加熱ミキサー等の、内容物を撹拌しながら加
熱できる装置を用いることにより実施される。そして、
上記ロータリーキルンや加熱ミキサーの場合には、内容
物を比較的自由に回転させながら加熱できるので、形成
される人造粒塊は、不定形で粒径が不揃いなものとなる
。
【0015】なお、上記装置を用いて、この発明の製造
方法を実施する際の装置内の雰囲気温度(溶融温度)は
、装置の種類や製造する人造粒塊の形状、溶融量等の条
件により異なるが、主として、合成樹脂の種類により規
定される。例えばポリスチレンでは、装置内の雰囲気温
度が130〜180℃程度、ポリエチレンでは、120
〜130℃程度であることが好ましい。
方法を実施する際の装置内の雰囲気温度(溶融温度)は
、装置の種類や製造する人造粒塊の形状、溶融量等の条
件により異なるが、主として、合成樹脂の種類により規
定される。例えばポリスチレンでは、装置内の雰囲気温
度が130〜180℃程度、ポリエチレンでは、120
〜130℃程度であることが好ましい。
【0016】熱可塑性合成樹脂の粉砕物と微小物質との
配合割合については、溶融した合成樹脂によって微小物
質が完全に包まれて、その特質を発揮できなくならない
程度の分散、付着状態で、人造粒塊の表面が、まんべん
なく微小物質で覆われるように、適宜の割合を設定すれ
ば良い。上記ロータリーキルンや加熱ミキサー中で、熱
可塑性合成樹脂の粉砕物と微小物質との加熱混合を行う
と、熱可塑性合成樹脂が溶融して、微小物質を内部に取
り込んだり表面に付着させたりする。また、複数の粉砕
物が1つに融着する現象も発生して、さらに微小物質が
粒塊の内部に取り込まれると共に、不定形で不揃いな粒
塊が製造される。
配合割合については、溶融した合成樹脂によって微小物
質が完全に包まれて、その特質を発揮できなくならない
程度の分散、付着状態で、人造粒塊の表面が、まんべん
なく微小物質で覆われるように、適宜の割合を設定すれ
ば良い。上記ロータリーキルンや加熱ミキサー中で、熱
可塑性合成樹脂の粉砕物と微小物質との加熱混合を行う
と、熱可塑性合成樹脂が溶融して、微小物質を内部に取
り込んだり表面に付着させたりする。また、複数の粉砕
物が1つに融着する現象も発生して、さらに微小物質が
粒塊の内部に取り込まれると共に、不定形で不揃いな粒
塊が製造される。
【0017】
【作用】上記構成からなる、本発明の人造粒塊において
は、微小物質が、当該粒塊と非溶着状態で、粒塊の表面
に付着、および/または、粒塊の内部に分散されており
、微小物質と粒塊との間には、極めて微細な空隙が存在
しているため、人造粒塊は、親水性に優れたものとなる
。また、微小物質の取り込みによって、上記人造粒塊は
、熱可塑性合成樹脂単独よりも比重が大きいものとなる
。しかも、上記人造粒塊は、非発泡の熱可塑性合成樹脂
を原料としているので、骨材として使用するのに支障の
ない、十分な圧縮強度を有するものとなる。
は、微小物質が、当該粒塊と非溶着状態で、粒塊の表面
に付着、および/または、粒塊の内部に分散されており
、微小物質と粒塊との間には、極めて微細な空隙が存在
しているため、人造粒塊は、親水性に優れたものとなる
。また、微小物質の取り込みによって、上記人造粒塊は
、熱可塑性合成樹脂単独よりも比重が大きいものとなる
。しかも、上記人造粒塊は、非発泡の熱可塑性合成樹脂
を原料としているので、骨材として使用するのに支障の
ない、十分な圧縮強度を有するものとなる。
【0018】また、本発明の製造方法によれば、非発泡
の熱可塑性合成樹脂の粉砕物と微小粒子とを混合して加
熱するだけで、人造粒塊を製造できるので、効率的な人
造粒塊の製造を行うことが可能となる。
の熱可塑性合成樹脂の粉砕物と微小粒子とを混合して加
熱するだけで、人造粒塊を製造できるので、効率的な人
造粒塊の製造を行うことが可能となる。
【0019】
【実施例】以下に、本発明を、実施例に基づいて説明す
る。実施例1非発泡ポリスチレン成形品の粉砕物(約5
mm)1000容量部、鹿沼土(2mm以下)100容
量部、および炭の粉(1mm以下)10容量部を加熱ミ
キサー中に投入し、加熱温度160℃、回転速度40r
.p.m.の条件で溶融させ、粒径8mmアンダーで、
上記鹿沼土と炭の粉とが内部に分散していると共に、表
面にも付着した人造粒塊を得た。
る。実施例1非発泡ポリスチレン成形品の粉砕物(約5
mm)1000容量部、鹿沼土(2mm以下)100容
量部、および炭の粉(1mm以下)10容量部を加熱ミ
キサー中に投入し、加熱温度160℃、回転速度40r
.p.m.の条件で溶融させ、粒径8mmアンダーで、
上記鹿沼土と炭の粉とが内部に分散していると共に、表
面にも付着した人造粒塊を得た。
【0020】この人造粒塊100容量部を、人口用土と
してのパーライト30容量部、バーク肥料70容量部と
混合して合成土壌を製造した。比較例1人造粒塊100
容量部に代えて、非発泡ポリスチレン成形品の粉砕物(
約5mm)100容量部をそのまま使用したこと以外は
、上記実施例1と同様にして合成土壌を製造した。
してのパーライト30容量部、バーク肥料70容量部と
混合して合成土壌を製造した。比較例1人造粒塊100
容量部に代えて、非発泡ポリスチレン成形品の粉砕物(
約5mm)100容量部をそのまま使用したこと以外は
、上記実施例1と同様にして合成土壌を製造した。
【0021】上記実施例1および比較例1で得られた合
成土壌をプランターに充填し、プランターの底の孔から
水がしみ出る程度の灌水を、土壌が乾く度ごとに繰り返
し行ったところ、比較例1の合成土壌では、10回前後
の灌水で、非発泡ポリスチレン成形品の粉砕物が浮き上
がって、土壌から分離してしまった。これに対し、実施
例1の合成土壌では、灌水を100回繰り返しても、人
造粒塊の分離は見られなかった。
成土壌をプランターに充填し、プランターの底の孔から
水がしみ出る程度の灌水を、土壌が乾く度ごとに繰り返
し行ったところ、比較例1の合成土壌では、10回前後
の灌水で、非発泡ポリスチレン成形品の粉砕物が浮き上
がって、土壌から分離してしまった。これに対し、実施
例1の合成土壌では、灌水を100回繰り返しても、人
造粒塊の分離は見られなかった。
【0022】実施例2非発泡ポリスチレン成形品の粉砕
物(約3mm)1000容量部を、砂(1mm以下)1
00容量部と共に、加熱ミキサー中に投入し、加熱温度
160℃、回転速度40r.p.m.の条件で溶融させ
、粒径5mmアンダーで、上記砂が内部に分散している
と共に、表面にも付着した人造粒塊を得た。
物(約3mm)1000容量部を、砂(1mm以下)1
00容量部と共に、加熱ミキサー中に投入し、加熱温度
160℃、回転速度40r.p.m.の条件で溶融させ
、粒径5mmアンダーで、上記砂が内部に分散している
と共に、表面にも付着した人造粒塊を得た。
【0023】上記人造粒塊を圧縮して、断面積を5%減
少させるために必要とした荷重を測定したところ、15
0〜200kg/cm2 の荷重を必要とし、このこと
から実施例2の人造粒塊は、骨材として使用するのに支
障のない、十分な耐圧縮性を有するものであることが判
明した。また、上記人造粒塊を、セメントおよび水と混
合したところ、人造粒塊が浮き出すようなことはなく、
スムーズに混合することができた。
少させるために必要とした荷重を測定したところ、15
0〜200kg/cm2 の荷重を必要とし、このこと
から実施例2の人造粒塊は、骨材として使用するのに支
障のない、十分な耐圧縮性を有するものであることが判
明した。また、上記人造粒塊を、セメントおよび水と混
合したところ、人造粒塊が浮き出すようなことはなく、
スムーズに混合することができた。
【0024】
【発明の効果】本発明の人造粒塊は、以上のように構成
されており、当該粒塊の表面に付着、および/または、
粒塊の内部に分散した微小物質と、粒塊を構成する合成
樹脂との間に存在する極めて微細な空隙によって親水性
が付与されていると共に、上記微小物質の取り込みによ
って、熱可塑性合成樹脂単独よりも比重が大きいものと
なる。しかも、上記人造粒塊は、非発泡の熱可塑性合成
樹脂を原料としているので、骨材として使用するのに支
障のない、十分な圧縮強度を有するものとなる。
されており、当該粒塊の表面に付着、および/または、
粒塊の内部に分散した微小物質と、粒塊を構成する合成
樹脂との間に存在する極めて微細な空隙によって親水性
が付与されていると共に、上記微小物質の取り込みによ
って、熱可塑性合成樹脂単独よりも比重が大きいものと
なる。しかも、上記人造粒塊は、非発泡の熱可塑性合成
樹脂を原料としているので、骨材として使用するのに支
障のない、十分な圧縮強度を有するものとなる。
【0025】また、本発明の製造方法によれば、非発泡
の熱可塑性合成樹脂の粉砕物と微小粒子とを混合して加
熱するだけで、人造粒塊を製造できるので、効率的な人
造粒塊の製造を行うことが可能となる。
の熱可塑性合成樹脂の粉砕物と微小粒子とを混合して加
熱するだけで、人造粒塊を製造できるので、効率的な人
造粒塊の製造を行うことが可能となる。
Claims (2)
- 【請求項1】非発泡で不定形の熱可塑性合成樹脂からな
る粒塊に、微小物質が、当該粒塊と非溶着状態で分散、
付着されていることを特徴とする人造粒塊。 - 【請求項2】非発泡の熱可塑性合成樹脂の粉砕物を、当
該粉砕物の加熱溶融時の熱によって上記樹脂と溶着しな
い微小物質と混合した状態で、加熱溶融させることによ
って、微小物質が分散、付着した不定形の粒塊を製造す
ることを特徴とする人造粒塊の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP40064190A JPH04212809A (ja) | 1990-12-06 | 1990-12-06 | 人造粒塊およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP40064190A JPH04212809A (ja) | 1990-12-06 | 1990-12-06 | 人造粒塊およびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04212809A true JPH04212809A (ja) | 1992-08-04 |
Family
ID=18510528
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP40064190A Pending JPH04212809A (ja) | 1990-12-06 | 1990-12-06 | 人造粒塊およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04212809A (ja) |
-
1990
- 1990-12-06 JP JP40064190A patent/JPH04212809A/ja active Pending
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