JPH04212794A - サンプル・ホ―ルド回路装置 - Google Patents

サンプル・ホ―ルド回路装置

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JPH04212794A
JPH04212794A JP3026803A JP2680391A JPH04212794A JP H04212794 A JPH04212794 A JP H04212794A JP 3026803 A JP3026803 A JP 3026803A JP 2680391 A JP2680391 A JP 2680391A JP H04212794 A JPH04212794 A JP H04212794A
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JP
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JP3026803A
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English (en)
Inventor
Tetsuro Itakura
哲朗 板倉
Takeshi Shima
健 島
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶ディスプレイ等を
駆動するための高精度サンプル・ホ―ルド回路装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来のサンプル・ホ―ルド回路によると
、PチャネルMOSトランシスタ及びNチャネルMOS
トランジスタが互いに並列して接続され、MOSアナロ
グスイッチを構成しており、接続ノードの一方は入力端
子に接続され、他方ノードは保持容量および出力端子に
接続される。
【0003】上記の従来のサンプル・ホールド回路にお
いて、並列接続MOSトランジスタのゲートに逆相の制
御信号φ1及びφ2が印加され、MOSアナログスイッ
チの開閉を制御している。制御信号φ1およびφ2によ
りMOSアナログ・スイッチが閉状態の時、保持容量の
端子電位が入力端子電位になるまで保持容量に電荷が蓄
積される。次に、制御信号φ1及びφ2がによりMOS
アナログスイッチが閉状態となると、保持容量に蓄積さ
れた電荷は保持される。このような動作がサンプル・ホ
―ルド動作と呼ばれる。
【0004】上記サンプルホールド動作において、サン
プリング・レ―トが高くなると、従来の回路では、理想
的なサンプル・ホ―ルド動作を行うことは困難となる。 このことを次に説明する。
【0005】MOSトランジスタのゲ―ト電極とドレイ
ン電極並びにゲ―ト電極とソ―ス電極の間には、オ―バ
―ラップ容量と呼ばれている寄生容量が存在している。 制御信号φ1及びφ2によりMOSスイッチが閉状態か
ら開状態に遷移する時、ゲ―ト電極からオ―バ―ラップ
容量を介して制御信号が保持容量に洩れ、これが誤差電
荷となり、保持容量に保持された電荷に重畳される。さ
らにMOSトランジスタの動作原理から、両MOSトラ
ンジスタのチャネルにはON状態の時チャネル電荷が生
じており、このチャネル電荷はMOSトランジスタが極
めて低速でOFF状態に遷移すると、ソ―ス電極または
ドレイン電極のより低インピ―ダンスの電極側に流れる
が、逆に高速でMOSトランジスタがOFF状態に遷移
すると、チャネル電荷はソ―ス電極及びドレイン電極の
双方に分かれて流出する。従って、サンプリング・レ―
トが高くなると、ある比率のチャネル電荷が誤差電荷と
して保持容量に保持される電荷にさらに重畳されること
となる。
【0006】サンプル・ホ―ルド回路は液晶ディスプレ
イ等に用いられる駆動回路に応用されるが、この場合、
入力端子に上記のようなサンプル・ホ―ルド回路が接続
され、このサンプル・ホールド回路の出力端子に出力イ
ネ―ブル端子を持つ出力バッファが接続される。出力バ
ッファの出力はTFT(Thin  Film  Tr
ansistor)を用いたスイッチを介して液晶セル
に接続される。尚、出力バッファとTFTとのノード間
には液晶ディスプレイ上の配線容量が形成されている。
【0007】上記のような液晶ディスプレイ駆動回路に
よると、まず映像信号の水平期間において映像信号が有
効に送られてくる期間(以下、有効期間)で、制御信号
φ1およびφ2によりサンプル・ホ―ルド回路が映像信
号をサンプル・ホ―ルドする。この時、制御信号OEに
より、出力バッファはOFF状態にされ、その出力はハ
イ・インピ―ダンス状態となっている。サンプル・ホ―
ルドが行われた直後の水平ブランキング期間において、
制御信号OEにより配線容量は、サンプル・ホ―ルドさ
れた電位まで充電されるとともに、制御信号Ycにより
ON状態となったTFTを介して液晶セルも駆動される
。TFTの特性は通常のMOSトランジスタに比べて悪
いため、制御信号YcでTFTを水平ブランキング期間
を越えてさらに期間AだけON状態しておく必要がある
。制御信号OEによりバッファの出力がハイ・インピ―
ダンス状態とされてTFTがONしている時は、配線容
量に保持されている電位がTFTを介し液晶セルを期間
Aにおいても駆動する。
【0008】上記従来の液晶ディスプレイ駆動回路例で
は、サンプル・ホ―ルド回路の誤差やバラツキの他に、
液晶セル駆動期間Aにおいては、配線容量がどこからも
駆動されていないため、外界からのノイズの影響を受け
易く画質の劣化となるという欠点がある。この様な弊害
を避けるために従来のサンプルホールド回路を多段に構
成することが考えられている。しかし、多段のサンプル
・ホ―ルド回路であると、各段の誤差やバラツキが重畳
されるという欠点がある。
【0009】以上述べた他、ディスプレイを駆動する時
は、1水平ラインの駆動画素数のサンプル・ホ―ルド回
路を全て1つのICに集積化することは困難なため多数
のサンプル・ホ―ルド回路を内蔵した複数のICを使っ
ている。このときIC間のバラツキのため画面上で各々
のICの駆動している部分で帯状に輝度や色合いに段差
が生じ著しく画質を劣化させるという欠点がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように従
来技術においては、第1課題として、サンプル・ホ―ル
ド回路に与える制御信号の出力への洩れによる誤差、M
OSトランジスタで構成されたアナログ・スイッチのO
FF時に生ずるチャネル電荷による誤差があった。さら
に、液晶ディスプレイ等のための駆動回路に応用したサ
ンプル・ホ―ルド回路を多数集積するIC内での誤差の
ばらつきが画質をさらに劣化させるという問題がある。 第2の課題として、サンプル・ホ―ルド回路が1段の構
成では、1水平期間の内、水平ブランキング期間しか液
晶ディスプレイのTFTや液晶セルを駆動できないため
、外界からのノイズが、画面に現れ画質の劣化となると
いう問題があり、それを避けるための2段構成のサンプ
ル・ホ―ルド回路では、出力の減衰やばらつき要因が増
加するという欠点を有していた。IC内の問題点に加え
、第3の課題として、IC間のバラツキのため画面上で
各々のICの駆動している部分で帯状に輝度や色合いに
段差が生じ著しく画質を劣化されるという欠点があった
【0011】この発明の目的は、出力信号における誤差
及びばらつきを低減したサンプル・ホ―ルド回路装置を
提供することにある。
【0012】また、この発明の目的は、第1の課題を解
決するために、出力信号における誤差及びばらつきを低
減したサンプルホールド回路装置を提供することにあり
、第2の課題を解決するために、誤差及びバラツキを増
加させることなく、水平ブランキング期間以上1水平期
間以内の任意の期間、液晶ディスプレイを駆動できるサ
ンプル・ホ―ルド回路装置を提供することにあり、第3
の課題を解決するために,IC間のばらつきを補償した
サンプル・ホ―ルド回路装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明によると、入力
信号を受理する入力信号端子と内部端子との間が第1の
制御信号に従って開閉する第1のスイッチによって接続
され、内部端子と出力端子との間が非可逆素子によって
接続され、出力端子と接地との間が電位保持回路によっ
て接続され、出力端子と接地との間が第2の制御信号に
より制御される第2のスイッチあるいは電流源回路によ
って接続されるサンプル・ホールド回路装置が提供され
る。
【0014】
【作用】第1のスイッチは信号をサンプルするため、非
可逆素子と電位保持回路は第1のスイッチが閉状態の時
に最大電位又は最小電位を検知し保持するため、第2の
スイッチあるいは電流源回路は電位保持回路を初期化す
るために設けられる。
【0015】
【実施例】図1を参照して第1の課題を解決する実施例
を詳細に説明する。
【0016】入力端子54はNチャネルMOSトランジ
スタ55およびショットキ―・ダイオ―ド56を介して
保持容量57、NチャネルMOSトランジスタ58およ
び出力端子59に接続される。
【0017】上記回路において、MOSトランジスタ5
5及び58のゲートに図2に示すような制御信号φ14
及びφ15が供給される。まず、制御信号φ15により
MOSトランジスタ58がONされ、容量57の両端が
同電位にされる。即ち、容量57が初期化される。この
後、制御信号φ14によってMOSトランジスタ55が
ONされる。この時、ダイオ―ド56を介して容量57
が充電され、入力信号の電位からダイオ―ド56の順方
向の電圧降下を引いた電位となる。制御信号φ14がハ
イ・レベルからロ―・レベルとなり、MOSトランジス
タ55がOFFする時、制御信号φ14がMOSトラン
ジスタ55のオ―バ―ラップ容量を介して洩れる電荷と
MOSトランジスタ55のチャネル電荷の一部が誤差電
荷ΔQとしてダイオ―ド56を介して容量57に流入し
ようとする。しかしこれらの誤差電荷が負であるために
ダイオ―ド56は逆バイアスとなり、ショットキ―接合
だけが容量57へ流入できる経路となる。この状態を図
3を参照して説明する。
【0018】図3の回路によると、端子60は誤差電荷
が流入するショットキーダイオードのアノード端子とし
て寄与し、容量61はトランジスタ55のソ―ス(ある
いはドレイン)とバルクとの間の接合容量Cjであり、
容量62はショットキ―接合容量Csである。まず、端
子60から流入される誤差電荷は容量(Cj)61側と
容量62側に分配される。保持容量57をChとすると
、通常Ch>>Csなので、(ΔQ・Cs)/(Cs+
Cj)分の誤差電荷が容量62および57に流入する。 この時、容量57に生ずる誤差電圧は、(ΔQ・Cs)
/[(Cs+Cj)・Ch]となり、従来のΔQ/Ch
に比べ誤差電圧はCs/(Cs+Cj)に減少させるこ
とができる。この様子が図4に示されている。
【0019】図4において、a,b,c,d,eの期間
は図2のa,b,c,d,eの期間にそれぞれ対応して
おり、特性631は入力端54の入力信号、特性632
は図1のダイオ―ド56のアノ―ド端子の電位、特性6
33は出力端子59の出力電位である。期間aでは、前
にサンプルした値が保持されており、期間bでは、制御
信号φ15によりトランジスタ58がONにされ、出力
電位は初期化される。ダイオ―ドのアノ―ド端子の電位
はダイオ―ドの順方向の電圧降下だけ出力電位より高い
。期間dでは、制御信号φ14によりトランジスタがO
Nされ、サンプル状態となり、ダイオ―ド56のアノ―
ド端子は入力電位になり、出力電位は入力電位より順方
向の電圧降下だけ低い値となる。期間eに移ると、トラ
ンジスタ55がOFFする時に生ずる誤差電荷により誤
差電圧がダイオ―ドのアノ―ド端子に現れるが、出力で
はほとんど現れない。
【0020】上記説明では、MOSトランジスタ55が
オンしたときにショットキーダイオードのアノード電位
が低下し、故にダイオード56がオフすることが述べら
れているが、ダイオード56が逆バイアスされているの
で、逆バイアス耐圧が低いダイオード、例えばショット
キーダイオードが用いられると、このダイオードは破壊
されてしまう可能性がある。この破壊を防ぐために1個
のダイオードまたは複数のダイオードの直列回路561
がダイオード56に逆方向に並列に接続される。
【0021】上記実施例では、非線形素子にショットキ
―・ダイオ―ドを用いたサンプルホールド回路装置につ
いて述べたが、非線形素子に図5に示すようにバイポ―
ラ・トランジスタ65または図6に示すようにMOSト
ランジスタ71を用いても同様の効果が得られる。即ち
、図5においては、入力端子63はNチャネルMOSト
ランジスタ64を介してバイポーラトランジスタ65の
ベースに接続され、このバイポーラトランジスタ65の
エミッタが保持容量66、NチャネルMOSトランジス
タ671および出力端子68に接続される。また、図6
においては、入力端子69はNチャネルMOSトランジ
スタ70を介してMOSトランジスタ71のゲート及び
MOSトランジスタ731のドレインに接続され、MO
Sトランジスタ71のソースが保持容量72、Nチャネ
ルMOSトランジスタ732および出力端子74に接続
される。
【0022】図5において、トランジスタ65のベース
電位は制御信号φ15によって制御されるMOSトラン
ジスタ731によって初期化され、それによって出力電
圧が初期化されるときに過大電流がトランジスタ65の
コレクタに流れることが防止される。図6も同様にMO
Sトランジスタ71のゲート電位が制御信号φ15によ
って制御されるMOSトランジスタ671によって初期
化され、それによって出力電位が所期化されるとき過大
電流がMOSトランジスタ71のドレインからソースに
流れることが防止される。
【0023】図7には、保持容量の電位の初期化に電流
源を用いた実施例が示されている。この実施例において
も、バイポーラトランジスタ77のベース電位が図5の
実施例と同様にリセットされる。
【0024】入力端子75はMOSトランジスタ76を
介してバイポ―ラトランジスタ77のベースに接続され
る。バイポーラトランジスタ77のコレクタは電圧Vc
cに結合され、エミッタは保持容量78、MOSトラン
ジスタ712のソース(ドレイン)および出力端子81
に接続される。MOSトランジスタ712のドレイン(
ソース)は電流源80に接続される。MOSトランジス
タ711のドレイン及びソースはバイポーラトランジス
タ77のベース及び接地端子に接続され、ゲートには制
御信号φ18が供給される。MOSトランジスタ76お
よび712のゲートには制御信号φ16及びφ17がそ
れぞれ供給される。制御信号φ16、φ17及びφ18
のタイミングチャートが図8に示されている。
【0025】図9には、入力信号82及び出力信号83
が示されており、この図においてa,b,c,d,eの
期間は図8のa,b,c,d,eにそれぞれ対応してい
る。期間aでは、前にサンプルされた入力信号の電位よ
りトランジスタ77のVbeだけ低い電位が保持容量7
8に保持されており、期間bでは、バイポーラトランジ
スタ77のベース電位が制御信号φ18に応答して接地
電位となり、それによりトランジスタ77はOFFとな
る。このとき、電流原80は制御信号φ17によりON
にされるMOSトランジスタ712によって出力端子に
接続され、図9の出力信号83で示すように保持容量7
8の電位が初期化される。期間cに移ると、制御信号φ
16によりのトランジスタ76がONされ、トランジス
タ77はエミッタ・フォロアを形成し、保持容量78を
入力信号の電位よりトランジスタ77のVbeだけ低い
電位まで充電する。その後、dの期間に移るまで容量7
8の出力端子側の電位は入力信号の電位よりトランジス
タ77のVbeだけ低い電位で追従する。dの期間では
、入力信号の電位が高くなるように変化するときは、容
量78の出力端子側の電位は入力信号の電位よりトラン
ジスタ77のVbeだけ低い電位で追従するが、入力信
号の電位が低くなるように変化すると、トランジスタ7
7がOFFとなるので、保持容量はその時の電位を保持
している。期間eでは、トランジスタ76がOFFする
ときに生ずる誤差電荷のためトランジスタ77のべ―ス
電位は必ずトランジスタ76がOFFする直前の電位よ
り下がるため、トランジスタ77はOFFとなり、出力
電位は保持される。図7では、制御信号φ17により制
御される電流源が電流源80とトランジスタ79で構成
されているが、これは、図10に示すように電流源87
とトランジスタ84と86で構成されるカレント・ミラ
―と制御信号φ17によりカレント・ミラ―を制御する
トランジスタ85によって構成されてもよい。
【0026】図7では、非線形素子としてバイポ―ラ・
トランジスタを用いた例が示されているが、この非線形
素子として、図11に示すようにMOSトランジスタ8
8や、図12に示すようにダイオ―ド89を用いても上
記実施例と同様の効果が得られる。また、図13に示す
ように制御信号φ18によって制御されるMOSトラン
ジスタ90を図7の回路に加え、容量78の放電期間を
速めることもできる。
【0027】図14には、図1の回路のMOSトランジ
スタ55とダイオード56とのノードに補助容量(Ca
)91が接続された実施例が示されている。図1の説明
で述べたように図1の回路では誤差電圧を従来に比べC
s/(Cs+Cj)に減少させることができる。ここで
、容量(Cj)61はトランジスタのサイズに依存する
ため、小さいトランジスタの場合は効果が少なくなる時
もある。図15の等価回路に示すように補助容量91が
容量(Cj)61に並列となるように設けられると、こ
の発明の効果の低下を避けることができる。この時、誤
差電圧は従来のCs/(Cj+Cs+Ca)となり、C
a>>Cs,CjとCaを選ぶと誤差電圧はCs/Ca
〜0とすることができる。これは図16から図20まで
に示すように非線形素子にバイポ―ラ・トランジスタ6
5、77やMOSトランジスタ71、88を用いた場合
や保持容量78の放電手段に制御信号φ17で制御され
る電流源80を用いた場合にも適用できる。尚、これら
のサンプルホールド回路装置には、補助容量92、93
、94、95、96がそれぞれ設けられている。
【0028】図21には、図1の回路のMOSトランジ
スタ55とダイオード56とのノードに、制御信号φ1
9によって制御されるMOSトランジスタ97を接続し
た例が示されている。図21の回路のMOSトランジス
タ55、97、58に図22に示すタイミングで制御信
号が加えられる。即ち、制御信号φ14によりトランジ
スタ55がOFFされる前に制御信号φ19によりトラ
ンジスタ97がONにされ、同時にダイオ―ド56がO
FFにされる。このとき、トランジスタ55がOFFし
た時に生ずる誤差電荷がトランジスタ97を介して任意
の電位点98に結合され、吸収させることにより誤差電
荷が出力端子側流入することが防止される。制御信号φ
14とφ19によりトランジスタ55と97が同時にO
Nにされている期間があるが、このとき、トランジスタ
55と97のON抵抗が低いと、大電流が流れ、消費電
力が大きくなるが、これは図23に示すようにトランジ
スタ97に直列に抵抗980を挿入することで防げる。 また、この制御信号φ19によって制御されるMOSト
ランジスタ97を付加する方法は非線形素子を図24や
図25に示すようにバイポ―ラ・トランジスタ65やM
OSトランジスタ71を用いた場合にも適用できる。さ
らに、図26から図28に示すように、保持容量の放電
手段として制御信号φ17によって制御される電流源8
0を用いた場合にもこの発明は適用できる。
【0029】図29から図31に非線形素子で生ずるD
Cオフセットを補償する手段を備えた実施例を示す。以
下図29を参照して説明する。
【0030】図29に示すサンプル・ホールド回路99
は図14に示すサンプル・ホ―ルド回路と同じ回路構成
を有する。このサンプル・ホールド回路の出力電位はM
OSトランジスタ100と電流源101とによって構成
されるソ―ス・フォロアの入力電位、即ち入力端子54
から入力された信号の電位よりダイオ―ド56の順方向
の電圧降下を引いた電位になっている。よって、オペア
ンプ102の正側の入力はさらにMOSトランジスタ1
00のゲ―ト・ソ―ス間の電圧降下分だけ低い電位とな
る。オペアンプ102の出力はMOSトランジスタ10
3およびダイオ―ド104を介してオペアンプ102の
負側の入力に帰還され、ボルテ―ジ・フォロアが構成さ
れている。この回路はオペアンプ102の正負入力端子
電位を等しくするよう動作するので、出力端子106は
、オペアンプ102の入力よりダイオ―ド104の順方
向の電圧降下とMOSトランジスタ103のゲ―ト・ソ
―ス間の電圧降下分だけ高い電位となる。ここでダイオ
―ド56とダイオ―ド104の順方向の電圧降下が等し
くなるように、またMOSトランジスタ103及び10
0のゲ―ト・ソ―ス間電位が等しくなるように選べば、
出力端子106の電位は入力電位と等しくなる。このサ
ンプル・ホ―ルド回路を多数同時に集積回路で実現する
ときは、ダイオード56と104およびMOSトランジ
スタ100と103をパタ―ン・レイアウト上素子を隣
接させるなどマッチングをとることで、各々のサンプル
・ホ―ルド回路の出力でのばらつきは各々のサンプル・
ホ―ルド回路のマッチングをとった2つの非線形素子の
マッチング精度までに低減できる。
【0031】図30には、非線形素子にバイポ―ラ・ト
ランジスタ65を用いたサンプルホールド回路107、
即ち図16の回路を用いた実施例が示されている。この
サンプル・ホールド回路107の出力出力端子に接続さ
れるボルテージホロワ回路はダイオード104の代わり
にダイオード接続したトランジスタ112を用いたこと
を除いて図29の回路と同様な回路構成を有する。
【0032】図31には、非線形素子にMOSトランジ
スタ71を用いたサンプルホールド回路107’、即ち
図17の回路を用いた実施例が示されている。このサン
プルホールド回路107’の出力に接続されるボルテー
ジホロワ回路はダイオード104の代わりにダイオード
接続したMOSトランジスタ119を用いたことを除い
て図29の回路と同様な回路構成を有する。
【0033】図29から図31の回路によると、非線形
素子と同じ素子を用いたレベル・シフト手段をボルテ―
ジ・フォロアの負帰還経路に挿入することにより非線形
素子で生ずるDCオフセットを補償することができると
同時にばらつきも低減できる。
【0034】以上述べた実施例では基本的に消費電力は
保持容量や補助容量の充放電によるものであり、誤差や
ばらつきを低減することができる。
【0035】次に、第1の課題を解決するための第2の
手段について説明する。
【0036】これによると、入力信号を受理する入力信
号端子に第1のNMOSトランジスタのドレイン(また
はソ―ス)と第1のPMOSトランジスタのドレイン(
またはソ―ス)が接続され、出力端子に第1のNMOS
トランジスタのソ―ス(またはドレイン)と第1のPM
OSトランジスタのソ―ス(またはドレイン)が接続さ
れ、出力端子と接地の間が第1の電位保持回路によって
接続され、第1のNMOSトランジスタのゲ―トに第1
の制御信号が印加され、第1のPMOSトランジスタの
ゲ―トに第1の制御信号の反転信号を第1の遅延回路に
よって遅延させた信号が印加され、出力端子に第2のP
MOSトランジスタのドレイン及びソ―スの両端子ある
いはドレインとソ―スのどちらかが接続され、第2のP
MOSトランジスタのゲ―トに第1の制御信号を第2の
遅延回路によって遅延させた信号が印加されるサンプル
・ホールド回路装置が提供される。このサンプルホール
ド回路装置によると、第1のPMOSトランジスタおよ
び第1のNMOSトランジスタは第1のPMOSトラン
ジスタのほうが後にOFFするアナログ・スイッチを構
成し、入力信号をサンプルするためものであり、第1の
電位保持回路は第1のPMOSトランジスタがOFFし
た時の入力信号の電位を保持するものであり、第2のP
MOSトランジスタは第1のPMOSトランジスタがO
FFした後でONするものであり、第1のPMOSトラ
ンジスタがOFFする時に生ずる誤差を補償するもので
ある。
【0037】上記第2の課題を解決する手段を図32を
参照して詳細に説明する。
【0038】図32において、入力端子122はNMO
Sトランジスタ123およびPMOSトランジスタ12
4の並列回路でなるスイッチ回路の入力端子に接続され
る。このスイッチ回路の出力端子はPMOSトランジス
タ127、保持容量129および出力端子128に接続
される。PMOSトランジスタ127のゲートは遅延回
路126を介して制御信号(φ20)端子に結合される
。PMOSトランジスタ124のゲートにも遅延回路1
25が接続される。
【0039】図32のサンプルホールド回路には、図3
3に示すような制御信号が供給される。これら制御信号
において、制御信号φ20はトランジスタ123のゲー
トに入力される制御信号であり、この制御信号はまた遅
延回路126を介してトランジスタ127も制御する。 制御信号φ21は遅延回路125を介してトランジスタ
124を制御する。
【0040】図33に示すタイミングチャートの期間a
においては、トランジスタ123,124はOFFにな
っており、トランジスタ127はONとなっている。期
間bになると、まず制御信号φ20によりNMOSトラ
ンジスタ123がONにされ、次に、制御信号φ22に
よりPMOSトランジスタ124がONされ、入力端子
122に印加された入力信号電位が保持容量129に保
持される。期間bの間にPMOSトランジスタ127が
OFFとなる。この時に生ずるチャネル電荷やオ―バ―
ラップ容量を介して洩れる制御信号はONしているトラ
ンジスタ123と124を介して入力信号端子122を
付勢している信号源に吸収されるので、これらは容量1
29で保持されている電位に影響しない。
【0041】次に、期間cになると、NMOSトランジ
スタ123がOFFする。NMOSトランジスタがOF
Fする時に生ずるチャネル電荷やオ―バ―ラップ容量を
介して洩れ込む制御信号は、ONしているPMOSトラ
ンジスタ124を介して入力信号端子122を付勢して
いる信号源に吸収されるので、これらは保持容量129
で保持されている電位に影響しない。期間dになると、
PMOSトランジスタ124がOFFし、この時、チャ
ネル電荷やオ―バ―ラップ容量を介して洩れ込む制御信
号の影響が誤差電荷として保持容量に残る。期間eにお
いて、PMOSトランジスタ127がONし、この時に
生ずるチャネル電荷やオ―バ―ラップ容量を介して洩れ
込む制御信号の影響はトランジスタがOFFする時とは
極性が逆であり、よって保持容量129に残っているP
MOSトランジスタ124がOFFした時の誤差電荷は
相殺される。
【0042】上記の実施例では、制御信号によりトラン
ジスタのON−OFFの順序が制御されており、従来例
のようにアナログ・スイッチを構成するNMOSトラン
ジスタ及びPMOSトランジスタのON−OFFの順序
が入力信号電位に依存しないので、誤差電荷は精度よく
相殺される。また、制御信号のジッタにもこの発明のサ
ンプルホールド回路は影響されない。
【0043】補償用トランジスタ127の制御信号は図
34に示すようにNMOSトランジスタ123の制御信
号φ20の反転信号φ21を遅延回路125、反転回路
130、遅延回路131を介して与えてもよい。図35
は複数の反転回路132〜137を用いた例を示してお
り、各反転回路は図36で示すように互いに直列に接続
された2つのMOSトランジスタ143、144により
構成され、これらトランジスタのゲート入力端子145
に接続され、ノードは出力端子に接続される。図35の
回路においては、反転回路が遅延回路として用いられ、
反転回路の遅延時間が利用されている。
【0044】第1の課題を解決するための第3の手段に
ついて図37を参照して説明する。
【0045】このサンプルホールド回路装置によると、
入力端子401が第1バッファ402の入力端子に接続
される。第1バッファ402の出力端子はMOSトラン
ジスタ(第1スイッチ素子)403のソース(ドレイン
)に接続される。このMOSトランジスタ403は制御
信号入力端子411から入力される第1制御信号によっ
てON、OFF制御される。第1キャパシタ404はM
OSトランジスタ403のドレイン(ソース)と接地と
の間に接続される。オペアンプ406の非反転入力端子
はMOSトランジスタ403のドレイン(ソース)に接
続される。第2バッファ407はオペアンプ406の反
転入力端子と出力端子との間に接続される。第2バッフ
ァ407の出力端子はMOSトランジスタ(第2スイッ
チ素子)408のソース(ドレイン)に接続される。 第2キャパシタ405はMOSトランジスタ408のド
レイン(ソース)とオペアンプ406の非反転入力端子
との間に接続される。MOSトランジスタ408のゲー
トは制御信号入力端子411及びMOSトランジスタ4
03のゲートに遅延回路410及びインバータ409を
直列に介して接続される。
【0046】このサンプルホールド回路において、第1
及び第2バッファ402及び407の出力インピーダン
スが互いに等しければ、MOSトランジスタ403がO
FFになったときにこのMOSトランジスタ403のソ
ースからドレインに取り込まれる誤差電荷の比率がMO
Sトランジスタ408がONしたときにこのMOSトラ
ンジスタ408のソースからドレインに流れ込む誤差電
荷の比率とマッチングできるので、より誤差の小さいサ
ンプルホールド回路が実現できる。
【0047】次に、第1及び第2の課題を解決するため
の第1の手段について説明する。
【0048】入力信号をサンプル・ホ―ルドする第1の
サンプル・ホ―ルド回路と第1のサンプル・ホ―ルド回
路の出力をさらにサンプル・ホ―ルドする高入力インピ
―ダンスの第2のサンプル・ホ―ルド回路より構成され
る。
【0049】上記第1及び第2の課題を解決するサンプ
ルホールド回路装置によると、画像の水平期間の有効期
間において第1のサンプル・ホ―ルド回路によってサン
プル・ホ―ルドした電位を水平ブランキング期間におい
て高入力インピ―ダンスの第2のサンプル・ホ―ルド回
路によって保持している電位に影響を与えることなくサ
ンプル・ホ―ルドする。
【0050】上記課題を解決するサンプルホールド回路
装置を図38を参照して詳しく説明する。
【0051】これによると、第1及び第2サンプルホー
ルド回路164及び165が設けられる。入力端子14
7は第1サンプルホールド回路164のNMOSトラン
ジスタ148のゲートに接続される。NMOSトランジ
スタ148のソースは電流源149および及びNMOS
トランジスタ150のソース(ドレイン)に接続される
。NMOSトランジスタ150のドレイン(ソース)は
容量151、152およびNMOSトランジスタ154
のゲートに接続される。NMOSトランジスタ154の
ソースはNMOSトランジスタ153のソース・ドレイ
ン経路を介して容量152に接続されるとともに電流源
155並びに第2サンプルホールド165のNMOSト
ランジスタ156のソース(ドレイン)に接続される。
【0052】NMOSトランジスタ156のドレイン(
ソース)は容量157、158およびオペアンプ160
の非反転入力に接続される。オペアンプ160の出力端
子はNMOSトランジスタ161のゲートおよび出力端
子163に接続される。NMOSトランジスタ161の
ソースはNMOSトランジスタ159を介して容量15
8に接続されるとともにNMOSトランジスタ162の
ゲートおよびドレインに接続される。NMOSトランジ
スタ162のソースは電流源166およびオペアンプ1
60の反転入力端子に接続される。
【0053】第1のサンプル・ホ―ルド回路164は入
力にトランジスタ148と電流源149とで構成される
第1のソ―ス・フォロアとトランジスタ154と電流源
155で構成される第2のソ―ス・フォロアとを含む構
成である。これによると、第1のソ―ス・フォロアの出
力インピ―ダンスと第2のソ―ス・フォロアの出力イン
ピ―ダンスを等しくなるように構成され、より誤差の少
ないサンプル・ホ―ルド回路を実現している。第2のサ
ンプル・ホ―ルド回路165は入力に第2のソ―ス・フ
ォロアを兼用し、オペアンプ160とトランジスタ16
1と162と電流源166とで構成される負帰還経路と
、電流源166とトランジスタ161とで構成される第
3のソ―ス・フォロアと、トランジスタ161と162
のゲ―ト・ソ―ス間電位差によるレベル・シフトを含む
ボルテ―ジ・フォロアとによって実現している。第1の
サンプル・ホ―ルド回路と同様に第2のソ―ス・フォロ
アの出力インピ―ダンスと第3のソ―ス・フォロアの出
力インピ―ダンスを等しくなるように構成され、より誤
差の少ないサンプル・ホ―ルド回路を実現している。 また、トランジスタ161及び162によるレベル・シ
フトにより出力163で第1及び第2のソ―ス・フォロ
アで生ずるDCオフセットを補償している。ばらつきに
関してはトランジスタ148と161、及びトランジス
タ154と162のマッチングをとることにより、各々
のトランジスタのマッチングの精度まで低減できる。
【0054】図39の制御信号タイミングチャートに示
すように、1水平期間の画面の有効期間で制御信号φ2
4及びφ25に応答して第1のサンプル・ホ―ルド回路
によって画像デ―タの電位をサンプル・ホ―ルドし、次
に、水平ブランキング期間において制御信号φ26及び
φ27に応答して第2のサンプル・ホ―ルド回路によっ
て第1のサンプル・ホ―ルド回路に保持されている電位
をサンプル・ホ―ルドする。これにより、第2のサンプ
ル・ホ―ルド回路は次にサンプル動作に入るまでの1水
平期間電位を保持できる。
【0055】図40には他の実施例が示され、図41に
は制御信号のタイミングチャートが示されている。図4
0において、第1のサンプル・ホ―ルド回路184およ
び第2のサンプル・ホ―ルド回路165が直列に接続さ
れている。第1のサンプル・ホ―ルド回路184は図1
4の実施例で説明した回路と同じであり、第2のサンプ
ル・ホ―ルド回路185は図38の第2のサンプル・ホ
―ルド回路165と同じであり、レベル・シフトにMO
Sトランジスタ162を用いる代わりに第1のサンプル
・ホ―ルド回路184で用いたダイオ―ド170とマッ
チングのとれたダイオ―ド181を用いた回路構成を有
する。トランジスタ173と電流源174によって構成
するソ―ス・フォロアの出力インピ―ダンスとトランジ
スタ180と電流源182によるソ―ス・フォロアの出
力インピ―ダンスを等しくすることによって、第2のサ
ンプル・ホ―ルド回路185の誤差をより低減している
。また、トランジスタ173と180のマッチング及び
ダイオ―ド170と181のマッチングをとることによ
って、第1のサンプル・ホ―ルド回路で生ずるダイオ―
ドの順方向の電圧降下と第2のサンプル・ホ―ルド回路
185、トランジスタ173と電流源174で構成され
るソ―ス・フォロアのゲ―ト・ソ―ス間電位差のDCオ
フセットを補償し、また、ばらつきに関しては、トラン
ジスタ173と180のマッチング及びダイオ―ド17
0と181のマッチング精度まで低減できる。
【0056】図41の制御信号のタイミングチャートに
示すように、本回路は第1のサンプル・ホ―ルド回路1
84によって水平期間の画面の有効期間において制御信
号φ28によりサンプル・ホ―ルドした画像デ―タの電
位を第2のサンプル・ホ―ルド回路185によって次の
水平ブランキング期間において制御信号φ30とφ31
によりサンプル・ホ―ルドし、次に1水平期間に画像デ
ータを出力する。制御信号φ29は水平ブランキング期
間に第1のサンプル・ホ―ルド回路の保持容量171を
放電することによりサンプルホールド回路を初期化する
【0057】図42にさらに別の実施例が示され、また
図43にその制御信号φ32〜φ35のタイミングチャ
ートが示されている。図42によると、第1のサンプル
・ホ―ルド回路205および第2のサンプル・ホ―ルド
回路206並びにDCオフセット補償回路207が直列
に接続されている。第1のサンプル・ホ―ルド回路20
5は図14の実施例で説明されている回路と同じ回路構
成を有し、第2のサンプル・ホ―ルド回路206は図1
4の回路にMOSトランジスタ192と電流源193に
よって構成されるソ―ス・フォロアを入力に加えた回路
構成を有し、オフセット補償回路207は図29を参照
して説明したオフセット補償回路であり、第1のサンプ
ル・ホ―ルド回路205で生ずるダイオ―ド191の順
方向の電圧降下と第2のサンプル・ホ―ルド回路206
で生ずるトランジスタ192のゲ―ト・ソ―ス間電位差
とダイオ―ド195の順方向の電圧降下を補償する。こ
こで、ばらつきに関しては、ダイオ―ド191と201
及びダイオ―ド195と200及びトランジスタ192
と202のマッチング精度まで低減することができる。
【0058】図43の制御信号のタイミングチャートに
示すように、図42の回路は第1のサンプル・ホ―ルド
回路205によって水平期間の内の画面の有効期間にお
いて制御信号φ32に応答してサンプル・ホ―ルドした
画像デ―タの電位を第2のサンプル・ホ―ルド回路20
6によって次の水平ブランキング期間において制御信号
φ34とφ35に応答してサンプル・ホ―ルドし、次の
1水平期間に画像データを出力する。制御信号φ33は
水平ブランキング期間に第1のサンプル・ホ―ルド回路
の保持容量189を放電することによりサンプルホール
ド回路を初期化するために用いられる。
【0059】次に、第1および第2の課題を解決するた
めの第2の手段について説明する。
【0060】この第2手段のサンプルホールド回路装置
は入力信号を受ける第1及び第2のサンプル・ホ―ルド
回路と、第1のサンプル・ホ―ルド回路の出力を入力す
る第1のバッファと、第2のサンプル・ホ―ルド回路の
出力を入力とする第2のバッファと、第1のバッファの
出力と内部端子を接続する第1の制御信号により開閉す
る第1のスイッチと、第2のバッファの出力と内部端子
を接続する第2の制御信号により開閉する第2のスイッ
チと、内部端子を入力とする第3のバッファにより構成
される。
【0061】上記サンプルホールド回路装置によると、
画像のN番目の水平期間の有効期間において第1のサン
プル・ホ―ルド回路によってサンプルした電位をN+1
番目の水平期間に第1のスイッチを第1の制御信号によ
ってONさせ、第2のスイッチを第2の制御信号によっ
てOFFさせることにより、第1のバッファおよび第3
のバッファを介して出力し、またN+1番目の水平期間
の有効期間において第2のサンプル・ホ―ルド回路はサ
ンプルを行い、次のN+2番目の水平期間でサンプルし
た電位を第2のスイッチを第2の制御信号でONさせ第
1のスイッチを第1の制御信号でOFFさせることによ
り、第2のバッファおよび第3のバッファを介して出力
するように第1及び第2のサンプル・ホ―ルド回路が交
互に1水平期間交代でサンプル動作と出力動作を繰り返
す。
【0062】上記サンプルホールド回路装置を図44を
参照して具体的に説明する。
【0063】図44の回路によると、入力端子208が
第1のサンプル・ホ―ルド回路209および第2のサン
プル・ホ―ルド回路210の入力端子に接続される。第
1及び第2サンプルホールド回路209、210の出力
端子は第1のバッファ211および第2のバッファ21
2をそれぞれ介して第1のスイッチ213および第2の
スイッチ214に接続される。第1及び第2スイッチ2
13、214の出力接点は第3のバッファ215を介し
て出力端子216に接続される。
【0064】図44の回路の動作を図45のタイミング
チャートを参照して説明する。
【0065】入力端子208から入力される信号がN番
目の水平期間において制御信号φ36に応答して第1の
サンプル・ホ―ルド回路209によりサンプルされる。 この時、制御信号φ38及びφ39により第1のスイッ
チ213はOFFされており、また第2のスイッチ21
4はONされている。さらに制御信号φ37に応答して
第2のサンプル・ホ―ルド回路210はN−1番目の水
平期間でサンプルした電位を保持しており、この電位は
第2のバッファ212と第2のスイッチ214と第3の
バッファ215を介してN番目の水平期間に出力される
。次に、N+1番目の水平期間では、制御信号φ38及
びφ39により第1のスイッチ213はONしており、
また第2のスイッチ214はOFFしている。この時、
制御信号φ36により第1のサンプル・ホ―ルド回路は
N番目の水平期間においてサンプルした電位を保持して
おり、この電位は第1のバッファ211と第1のスイッ
チ213と第3のバッファ215を介してN+1番目の
水平期間出力されている。また、第2のサンプル・ホ―
ルド回路210は制御信号φ37に応答して入力信号を
サンプルする。よって、第1及び第2のサンプル・ホ―
ルド回路が交互に1水平期間交代でサンプル動作と出力
動作を繰り返す。
【0066】ここでスイッチ213及び214をMOS
トランジスタを用いたアナログ・スイッチで実現した時
でも、スイッチ213または214スイッチのどちらか
がONし、バッファ211または212の出力によって
スイッチを駆動しているので、スイッチ213及び21
4のON−OFF時に生ずるチャネル電荷などの誤差電
荷はバッファに吸収され、この誤差電荷が出力に現れる
のを防ぐことができ、誤差やばらつきを増大させること
なく1水平期間にサンプルホール度回路の出力を付勢す
ることができる。
【0067】図46の回路および図47のタイミングチ
ャートを参照して図44の実施例を更に詳細に説明する
【0068】図46において、入力端子217はMOS
トランジスタ218と電流源219により構成されるソ
―ス・フォロア238の出力端子はサンプル・ホ―ルド
回路239、240に接続される。サンプルホールド回
路239、240はMOSトランジスタ232および2
33により構成されるスイッチに接続される。このスイ
ッチはオペアンプ234、および負帰還経路にトランジ
スタ235及び236と電流源237で構成されるソ―
ス・フォロアを含むボルテージ・ホロワ241に接続さ
れる。ボルテージ・フォロア241の出力端子は出力端
子242に接続される。
【0069】サンプルホールド回路239及び240は
ソースフォロワで構成されるバッファを内部に含む構成
になっており、図44で示すバッファ211及び212
を兼ねている。この様な回路において、ソ―ス・フォロ
ア238の出力インピ―ダンスとサンプルホールド回路
239及び240出力インピ―ダンスとを等しくするこ
とによりスイッチングによる誤差を低減できる。また出
力バッファ241として用いているボルテ―ジ・フォロ
アは前述したように負期間経路にレベル・シフト回路を
含めることにより、ソ―ス・フォロア238とサンプル
ホールド回路239及び240で生ずるゲ―ト・ソ―ス
間電位差のDCオフセット補償を兼ねている。よって、
図46でのソ―ス・フォロアおよびレベル・シフト回路
を構成するトランジスタ218、223、229、23
5、236及び電流原219,224,230,237
のマッチングをとることにより、出力のばらつきを上記
のマッチング精度まで低減できる。回路の動作は図44
の実施例と同じであり、スイッチ232及び233のO
N−OFF時に生ずるチャネル電荷などの誤差電荷はサ
ンプルホールド回路内のソース・フォロワに吸収され、
誤差電荷が出力に現れるのを防ぐことができ、誤差やば
らつきを増大させることなく1水平期間にサンプルホー
ルド回路の出力を付勢することができる。
【0070】図48に示す回路は、図44における第1
および第2のサンプル・ホ―ルド回路209及び210
を図14で説明した回路によって実現した回路であり、
また第1及び第2のバッファ211及び212はソ―ス
・フォロア266及び267によって実現している。ソ
ースフォロワ266及び267はスイッチ258及び2
59を介して出力バッファ268に接続されている。こ
の回路において、回路素子244ないし248は図14
の回路素子55、91、56ないし58にそれぞれ対応
する。同様に、回路素子249ないし253は図14の
回路素子55、91、56ないし58にそれぞれ対応す
る。また、回路素子260ないし263は図30の回路
素子102〜105にそれぞれ対応する。図48の回路
に入力される制御信号φ46乃至φ51は図49に示さ
れている。図48の回路における出力バッファ268は
レベル・シフト回路を兼ねており、図29に示すDCオ
フセットの補償をする実施例において説明したように、
図48の第1及び第2のサンプル・ホ―ルド回路264
及び265で生ずるダイオ―ドの順方向の電圧降下のD
Cオフセットとソ―ス・フォロア266及び267に生
ずるゲ―ト・ソ―ス間の電圧降下分のDCオフセットを
補償する。図48におけるダイオ―ド246、251及
び262とトランジスタ254、256及び261のマ
ッチングをとることにより、出力のばらつきを上記マッ
チング精度まで低減できる。
【0071】次に、第3の課題を解決する第1の手段に
ついて説明する。
【0072】第1から第N(N≧1)の出力のDC成分
を制御できる制御端子を持つサンプル・ホ―ルド回路と
、任意の基準電位を入力する第N+1の出力のDC成分
を制御できる制御端子を持つサンプル・ホ―ルド回路と
、第N+1のサンプル・ホ―ルド回路の出力と前記基準
電位との比較増幅回路とを有し、比較増幅回路の出力を
第1から第N+1のサンプル・ホ―ルド回路のDC成分
制御端子にフィ―ド・バックする回路装置が提供される
【0073】上記回路構成により、第N+1のサンプル
・ホ―ルド回路にサンプル・ホ―ルドされた任意の基準
電位と入力した基準電位を比較増幅回路によって比較増
幅することにより、サンプル・ホ―ルド回路に含まれ、
増幅されたDCオフセット成分が検出され、この増幅し
たDCオフセット成分が比較増幅回路の利得分の1にな
るように第1から第N+1のサンプル・ホ―ルド回路の
出力がDC成分制御端子にフィ―ド・バックされること
により第N+1のサンプル・ホ―ルド回路だけでなく第
1から第Nのサンプル・ホ―ルド回路のDCオフセット
も比較増幅回路の利得分の1になる。
【0074】上記第3の課題を解決するサンプルホール
ド回路装置を図50の回路を参照して説明する。
【0075】図50に示す第1から第N+1のサンプル
・ホ―ルド回路297ないし300の具体的な例が図5
1に示されている。このサンプル・ホ―ルド回路は、図
48に示すサンプル・ホ―ルド回路において、DCオフ
セット補償を兼ねた出力バッファ用のボルテ―ジ・フォ
ロア268の負帰還経路に含むソ―ス・フォロアを構成
する電流源263を、電流制御端子291を持ち、電流
源300に並列接続されるトランジスタ290によって
構成する電流源によって実現した回路であり、制御端子
291に印加する制御信号で電流を制御しトランジスタ
288のゲ―ト・ソ―ス間電位差及びダイオ―ド289
の順方向の電圧降下を制御することにより出力のDC成
分を制御する。また、このサンプルホールド回路は、図
52に示されるサンプルホールド回路のようにDCオフ
セットの補償をソース・フォロア294の電流源284
に並列に接続されるトランジスタのゲート291を制御
する構成によっても得られる。
【0076】図50の回路によると、入力端子306は
第1から第Nのサンプル・ホ―ルド回路297〜299
の入力端子に接続され、基準電位入力端子305は第N
+1のサンプル・ホ―ルド回路の入力端子に接続される
。第1から第Nのサンプル・ホ―ルド回路297〜29
9の出力端子は出力端子301〜303に接続され、第
N+1のサンプル・ホ―ルド回路の出力端子はオペアン
プ304に接続される。
【0077】第N+1のサンプル・ホ―ルド回路300
は入力端子305から入力される基準電位をサンプル・
ホ―ルドし、第N+1のサンプル・ホ―ルド回路300
の出力と基準電位がオペアンプ304おいて比較され、
そのDCオフセットが検出増幅される。オペアンプ30
4の出力が第1から第N+1のサンプル・ホ―ルド回路
297〜300の出力DC成分制御端子に供給され、D
Cオフセットがオペアンプの利得分の1になるよう制御
される。この時、第1から第Nのサンプル・ホ―ルド回
路297〜299の持つDCオフセット成分も同様に補
償される。よって、液晶ディスプレイの駆動手段として
、各々が多数のサンプル・ホ―ルド回路を内蔵する複数
のICを用いた場合でも各々のICにおいて、上記のよ
うにDCオフセットを補償することにより従来問題とな
っていた駆動するIC間の出力ばらつきによる画質の劣
化を防ぐことができる。
【0078】次に、第3の課題を解決する第2の手段の
サンプルホールド回路装置について説明する。
【0079】このサンプルホールド回路装置によると、
出力DC成分を制御できる制御端子を持つN個(N≧1
)のサンプル・ホ―ルド回路と、N個のサンプル・ホ―
ルド回路の出力の平均をとる回路と、平均値と基準電位
との比較増幅回路と、比較増幅回路の出力を保持する回
路がとが設けられ、保持回路の出力がN個のサンプル・
ホ―ルド回路の制御端子にフィ―ド・バックされるよう
構成されている。
【0080】例えば、垂直帰線期間などの期間にN個の
サンプル・ホ―ルド回路の全てに任意の基準電位が印加
され、N個のサンプル・ホ―ルド回路の出力の平均をと
る回路により平均値が求められ、この平均値と基準電位
を比較増幅回路により増幅したDCオフセットが検出さ
れ、この増幅したDCオフセット成分が比較増幅回路の
利得分の1になるようN個のサンプル・ホ―ルド回路の
出力DC成分制御端子に増幅したDCオフセットをフィ
―ド・バックし、垂直帰線期間以外の通常の動作の時は
増幅したDCオフセットを保持しDCオフセット成分が
比較増幅回路の利得分の1の状態が保持される。
【0081】上記第3の課題を解決するサンプルホール
ド回路装置を図53を参照して具体的に説明する。
【0082】図53の回路によると、入力端子328は
例えば、図51あるいは図52と同様に構成される第1
〜第Nサンプル・ホ―ルド回路307〜310に接続さ
れ、これらサンプル・ホールド回路307〜310の出
力端子はアナログ・スイッチを構成するMOSトランジ
スタ315〜318に接続される。これらスイッチ31
5〜318は制御信号φ54によって動作し、サンプル
・ホールド回路の出力を平均化する平均化回路を構成し
、平均化出力をN個のサンプル・ホ―ルド回路の出力端
子311〜314へ出力する。オペアンプ327は基準
電位入力端子329より入力される基準電位と平均化回
路の出力との差を求め、その差を増幅する。オペアンプ
327の出力は垂直帰線期間にサンプル・ホ―ルドする
サンプル・ホ―ルド回路326に供給される。このサン
プル・ホ―ルド回路326の出力はサンプル・ホ―ルド
回路1〜Nの出力DC成分の制御端子にフィ―ド・バッ
クされる。
【0083】サンプル・ホ―ルド回路326の動作を図
54及び図55のタイミングチャートを参照して説明す
る。
【0084】垂直帰線期間に入力端子329に与える基
準電位と等しい電位が入力端子328に与えられる。第
1〜第Nサンプル・ホ―ルド回路307〜310は図4
9で示すタイミングチャートに従って動作しており、出
力端子311〜314では、各サンプル・ホ―ルド回路
でサンプル・ホ―ルドされた基準電位が出力されている
。ここで、垂直帰線期間において制御信号φ54により
MOSトランジスタ315〜318はONされており、
よってオペアンプ327の負側の入力は第1〜第Nサン
プル・ホ―ルド回路307〜310によってサンプル・
ホ―ルドされた基準電位の平均値となっている。サンプ
ル・ホ―ルドされた基準電位の平均値と基準電位の差、
つまりDCオフセットはサンプル・ホ―ルド回路326
のサンプル期間においてオペアンプの利得分の1となる
ようフィ―ド・バックがかかっており、垂直帰線期間以
外ではオペアンプ327の出力はサンプル・ホ―ルド回
路326で保持されているので、垂直帰線期間以外の画
像信号期間の通常のサンプル・ホ―ルドの動作の時でも
DCオフセットをオペアンプの利得分の1に低減するこ
とができる。よって、液晶ディスプレイの駆動手段とし
て、各々が多数のサンプル・ホ―ルド回路を数内蔵する
複数のICを用いた場合でも各々のICにおいて、上記
のようにDCオフセットを補償することにより駆動する
IC間の出力ばらつきによる画質の劣化を防ぐことがで
きる。
【0085】図53の実施例では、オペアンプ237に
よって増幅されたDCオフセットをサンプル・ホ―ルド
回路326によって垂直帰線期間以外の画像信号期間保
持しているが、図56に示すように第1〜第Nサンプル
・ホ―ルド回路330〜333によってサンプル・ホ―
ルドされた基準電位の平均値をサンプル・ホ―ルド回路
352によって垂直帰線期間以外の画像信号期間保持し
て、それと基準電位との差の増幅値をオペアンプ342
によって求め、第1〜第Nサンプル・ホ―ルド回路30
7〜310の出力DC成分制御端子にフィ―ド・バック
してもよい。
【0086】図57は、複数のサンプル・ホ―ルド回路
358〜361並びに368〜371を持つ複数の駆動
IC366および376を用いて液晶ディスプレイを駆
動した時の一例である。液晶ディスプレイ377は複数
のサンプル・ホ―ルド回路376および366を含む駆
動IC366および376に接続される。駆動IC36
6および376は高速サンプル・ホ―ルド回路356に
接続される。
【0087】第58図に示すように、各駆動ICのサン
プル・ホ―ルド回路を動作させる制御信号にジッタがあ
ると、これはサンプル点の揺らぎとなり、画面上ノイズ
となって現れしまう。図57の実施例に示すように駆動
ICの前段に高速サンプル・ホ―ルド回路356を設け
ることにより、各駆動ICのサンプル・ホ―ルド回路3
66、376を動作させる制御信号にジッタがあっても
第59図に示すように、その影響を防ぐことができる。 またサンプル・ホ―ルド回路を動作させる制御信号のジ
ッタの他、図1や図5、図6を基本とする実施例におい
ては、制御信号のパルス期間中のピ―ク値を検出保持す
るため、等価的に先に説明した制御信号のジッタと見な
すことができるが、これも図57で示す実施例では防ぐ
ことができる。さらに高速サンプル・ホ―ルド回路35
6と駆動IC366や377内のサンプル・ホ―ルド回
路群のサンプルするタイミングを同期させることも可能
であり、これにより、高速サンプル・ホ―ルド回路35
6の過渡状態から定常状態に移った後に駆動IC366
や376内のサンプル・ホ―ルド回路群を駆動されるこ
とにより、変換精度を向上させることができる。また、
さらには、ハイビジョンやクリアビションなどのように
デジタル信号処理され、D/A変換された信号を入力と
する場合はD/A変換器にホ―ルド機能も含んでいるの
で、図60に示すように高速サンプル・ホ―ルド回路は
必要無くD/A変換器378の出力を駆動ICの入力と
すればよい。ここで、D/A変換器のデジタル入力のタ
イミングと駆動IC366や377内のサンプル・ホ―
ルド回路群のサンプルするタイミングを同期させ、D/
A変換器378の過渡状態から定常状態に移った後に駆
動IC366や376内のサンプル・ホ―ルド回路群を
駆動させることにより変換精度を向上させることができ
る。
【0088】上述したようにこの発明によると以下に示
すサンプルホールド回路装置が提供できる。
【0089】 第1の課題を解決するための第1の手段(1) 入力信
号を受ける入力信号端子と、第1の制御信号に応答して
開閉し、前記入力信号端子と内部端子とを選択的に接続
するスイッチ手段と、内部端子と入力端子とを接続する
第1非可逆的素子と、出力端子と所定基準電位端子とを
接続する電位保持手段と、第2制御信号に応答して開閉
し、出力端子と所定基準電位端子とを選択的に接続する
第2のスイッチ手段とによって構成されるサンプル・ホ
―ルド回路装置。
【0090】 (2) 入力信号を受理する入力信号端子と、第1制御
信号に応答して開閉し、入力信号端子と内部端子とを選
択的に接続する第1スイッチ手段と、内部端子と出力端
子とを接続する非可逆的素子と、出力端子と所定基準電
位端子とを接続する電位保持手段と、第2制御信号によ
って制御され、出力端子と所定基準電位端子とを接続す
る電流源手段とによって構成されるサンプル・ホ―ルド
回路装置。
【0091】 (3) 前記内部端子と前記所定基準電位端子とを接続
する第2の電位保持手段を更に含む第(1)項または第
(2)項に記載のサンプル・ホ―ルド回路装置。
【0092】 (4) 前記内部端子と前記所定基準電位端子とを接続
する第3のスイッチ手段を有する第(1)項または第(
2)項に記載のサンプル・ホ―ルド回路装置。
【0093】 (5) 前記スイッチ手段はMOSトランジスタによっ
て構成される第(1)項または第2項の記載のサンプル
・ホ―ルド回路装置。
【0094】 (6) 前記非可逆的素子はPN接合ダイオ―ド、ショ
ットキ―・ダイオ―ド、バイポ―ラ・トランジスタ、M
OSトランジスタおよび非線形素子の1つによって構成
される第(1)項または第(2)項に記載のサンプル・
ホ―ルド回路装置。
【0095】 第1の課題を解決するための第2の手段(7) 入力信
号を受ける入力端子手段と、信号を出力する出力端子手
段と、入力信号端子手段と出力信号端子手段との間に接
続されるドレイン・ソ―ス路を有するNMOSトランジ
スタと、入力信号端子手段と出力信号端子手段との間に
接続されるドレイン・ソース路を有するPMOSトラン
ジスタと、出力端子と所定基準電位端子手段とを接続す
る電位保持手段と、NMOSトランジスタおよびPMO
Sトランジスタの一方のゲートに制御信号を入力する手
段と、NMOSトランジスタ及びPMOSトランジスタ
の他方のゲートに制御信号の反転信号を遅延して供給す
る延手段とにより構成されるサンプル・ホ―ルド回路装
置。
【0096】 (8) ドレイン及びソースの少なくとも一方が前記出
力端子手段に接続される第2のMOSトランジスタと、
前記遅延手段により遅延された信号を反転する信号反転
手段と、信号反転を遅延して第2のMOSトランジスタ
のゲ―トに供給する第2の遅延手段とを有する第(7)
項に記載のサンプル・ホ―ルド回路装置。
【0097】 (9) ドレイン及びソールの少なくとも一方が出力端
子手段に接続された第2のMOSトランジスタと、制御
信号を遅延して第2のMOSトランジスタのゲ―トに印
加する第2の遅延手段とを有する第(7)項に記載のサ
ンプル・ホ―ルド回路装置。
【0098】 (10)前記第1の出力端子手段と前記第2の出力端子
手段との間に接続されるインピ―ダンス変換手段とを有
する第(1)項、第(2)項、第(7)項及び第(8)
項のいずれかに記載のサンプル・ホ―ルド回路装置。
【0099】 (11)前記インピ―ダンス変換手段はオペアンプによ
るボルテ―ジ・フォロアを含む回路で構成される第(1
0)項記載のサンプル・ホ―ルド回路装置。
【0100】 (12)前記ボルテ―ジ・フォロアは負帰還経路と、こ
の負帰還に挿入された第1のレベル・シフト手段を有す
る第(11)項記載のサンプル・ホ―ルド回路装置。
【0101】 (13)前記第1のレベル・シフト手段はソ―ス・フォ
ロアによって構成される第(12)項記載のサンプル・
ホ―ルド回路装置。
【0102】 (14)前記第1のレベル・シフト手段は第2の非可逆
素子を含む回路によって構成されるレベルシフト手段を
含む第(12)項または第(13)項に記載のサンプル
・ホ―ルド回路装置。
【0103】 第1及び第2の課題を解決する手段 (15)入力信号を受ける第1のバッファ手段と、前記
第1のバッファ手段の出力を受け、制御信号により開閉
する第1のスイッチ手段と、前記第1のスイッチ手段の
出力と所定基準電位端子の間に接続される第1の容量と
、前記第1のスイッチ手段の出力を受ける正入力端子と
負入力端子と出力端子を有するオペアンプと、前記オペ
アンプの出力端子と負入力端子との間に接続される第2
のバッファ手段と、前記第2のバッファ手段の出力に接
続される第1端子と第2端子を有する第2のスイッチ手
段と、前記第2のスイッチ手段の第2端子と前記オペア
ンプの正入力端子との間に接続される第2の容量と、前
記制御信号を入力する反転手段と、前記反転手段の出力
を入力として受ける入力端子と、第2のスイッチ手段の
開閉を制御する制御端子に接続されている出力端子を有
する遅延手段とにより構成されるサンプル・ホ―ルド回
路装置。
【0104】 (16)前記第1及び第2のスイッチ手段はMOSトラ
ンジスタで構成されている第(15)項に記載のサンプ
ル・ホ―ルド回路装置。
【0105】 (17)前記第1及び第2のバッファ手段はレベル・シ
フト手段を含む第(15)項に記載のサンプル・ホ―ル
ド回路装置。
【0106】 (18)前記レベル・シフト手段は非可逆素子により構
成されるレベル・シフト手段により構成される第(17
)項に記載のサンプル・ホ―ルド回路装置。
【0107】 (19)前記第1及び第2のバッフア手段は、ソ―ス・
フォロアで構成される第(16)項ないし第(18)項
のいずれかに記載のサンプル・ホ―ルド回路装置。
【0108】 (20)入力信号をサンプル・ホ―ルドする第1のサン
プル・ホ―ルド手段と、第1のサンプル・ホ―ルド手段
の出力をさらにサンプル・ホ―ルドする高入力インピ―
ダンスの第2のサンプル・ホ―ルド手段とにより構成さ
れるサンプル・ホ―ルド回路装置。
【0109】 (21)前記第1のサンプル・ホ―ルド手段は入力信号
を受ける入力信号端子と、第1制御信号に応答して開閉
し、前記入力信号端子と内部端子とを選択的に接続する
第1のスイッチ手段と、内部端子と入力信号端子とを接
続する非可逆的素子と、出力端子と所定基準電位端子と
を接続する電位保持手段と、第2制御信号に応答して開
閉し、出力端子と所定基準電位端子とを選択的に接続す
る第2のスイッチ手段とによって構成される第(20)
項に記載のサンプル・ホ―ルド回路装置。
【0110】 (22)前記第2のサンプル・ホ―ルド手段は、入力信
号を受ける第1のバッファ手段と、第1のバッファ手段
の出力を受け、第1の制御信号により開閉する第1のス
イッチ手段と、第1のスイッチ手段の出力と所定基準電
位端子の間に接続される第1の容量と、前記第1のスイ
ッチ手段の出力を受ける正入力端子と負入力端子と出力
端子を有するオペアンプと、このオペアンプの出力端子
と負入力端子との間に接続される第2のバッファ手段と
、第2のバッファ手段の出力に接続される第1端子と第
2端子を有する第2のスイッチ手段と、第2のスイッチ
手段の第2端子と前記オペアンプの正入力端子との間に
接続される第2の容量と、制御信号を入力する反転手段
と、この反転手段の出力を入力として受ける入力端子と
、第2のスイッチ手段の開閉を制御する制御端子に接続
されている出力端子を有する遅延手段とにより構成され
る第(20)項または第(21)項のサンプル・ホ―ル
ド回路装置。
【0111】 (23)前記第2のサンプル・ホ―ルド手段は、入力信
号を受ける第1のバッファ手段と、前記バッファ手段の
出力をサンプル・ホ―ルドするサンプル・ホ―ルド回路
と、第1のボルテ―ジ・フォロアと、前記ボルテ―ジ・
フォロアの負帰還経路に設けられた第2のバッファ手段
と第1のレベル・シフト手段とにより構成され、前記第
2のサンプルホールド手段の前記サンプルホールド回路
は入力信号を受ける入力信号端子と、第1の制御信号に
応答して開閉し、前記入力信号端子と第1内部端子とを
選択的に接続する第1のスイッチ手段と、内部端子と入
力端子とを接続する非可逆的素子と、出力端子と所定基
準電位端子とを接続する電位保持手段と、第2制御信号
に応答して開閉し、出力端子と所定基準電位端子とを選
択的に接続する第2のスイッチ手段とによって構成され
る第(20)項または第(21)項に記載のサンプル・
ホ―ルド回路装置。
【0112】 (24)入力信号を受理する第1及び第2のサンプル・
ホ―ルド手段と、第1のサンプル・ホ―ルド手段の出力
を入力とする第1のバッファ手段と、第2のサンプル・
ホ―ルド手段の出力を入力する第2のバッファ手段と、
第1のバッファ手段の出力を内部端子に選択的に接続す
るため第1の制御信号により開閉する第1のスイッチ手
段と、第2のバッファ手段の出力を前記内部端子に選択
的に接続するため第2の制御信号により開閉する第2の
スイッチ手段と、内部端子を入力とする第3のバッファ
手段とによって構成されるサンプル・ホ―ルド回路装置
【0113】 (25)前記第1及び第2のサンプル・ホ―ルド手段の
各々は、入力信号を受ける入力信号端子と、第1の制御
信号に応答して開閉し、前記入力信号端子と第1内部端
子とを選択的に接続する第1のスイッチ手段と、内部端
子と入力端子とを接続する非可逆的素子と、出力端子と
所定基準電位端子とを接続する電位保持手段と、第2制
御信号に応答して開閉し、出力端子と所定基準電位端子
とを選択的に接続する第2のスイッチ手段とによって構
成される第(24)項に記載のサンプル・ホ―ルド回路
装置。
【0114】 (26)前記第3のバッファ手段が、ボルテ―ジ・フォ
ロアで構成される第(24)項または第(25)項に記
載のサンプル・ホ―ルド回路装置。
【0115】 (27)前記第3のバッファ手段はボルテ―ジ・フォロ
アの負帰還経路と、この負帰還回路に設けられた第4の
バッファ手段とによって構成される第(26)項に記載
のサンプル・ホ―ルド回路装置。
【0116】 (28)前記第4のバッファ手段が、非可逆素子により
構成されるレベル・シフト手段を含む第(27)項に記
載のサンプル・ホ―ルド回路装置。
【0117】 (29)前記第4のバッファ手段の各々はレベル・シフ
ト手段を含む第(27)項に記載のサンプル・ホ―ルド
回路装置。
【0118】 (30)前記第4のバッファ手段が、ソ―ス・フォロア
で構成される第(27)項に記載のサンプル・ホ―ルド
回路装置。
【0119】 (31)前記第1及び第2のスイッチ手段が、MOSト
ランジスタで構成される第(24)または第(25)項
に記載のサンプル・ホ―ルド回路装置。
【0120】 第3の課題を解決する第1の手段 (32)第1から第N(N≧1)の出力DC成分を制御
できる制御端子を持つサンプル・ホ―ルド手段と、第N
+1の出力DC成分を制御するため任意の基準電位が印
加される制御端子を持つサンプル・ホ―ルド手段と、第
N+1のサンプル・ホ―ルド手段の出力と基準電位との
比較増幅する比較増幅手段と、比較増幅手段の出力は第
1から第N+1のサンプル・ホ―ルド手段の前記制御端
子にフィ―ドバックされ、第1から第N+1のサンプル
・ホ―ルド手段は、ボルテージホロワの負帰還経路とこ
のボルテ―ジ・フォロアの負帰還経路に挿入されたレベ
ル・シフト手段を有し、シフト量を制御できるサンプル
・ホ―ルド回路により構成されるサンプル・ホ―ルド回
路装置。
【0121】 第3の課題を解決する第2の手段 (33)出力DC成分を制御するための制御端子を持つ
N個(N≧1)のサンプル・ホ―ルド手段と、N個のサ
ンプル・ホ―ルド手段の出力の平均をとる手段と、平均
値を保持する手段と、保持された平均値と任意の基準電
位との比較増幅する手段により構成され、比較増幅手段
の出力はN個のサンプル・ホ―ルド手段の制御端子にフ
ィ―ドバックされ、平均をとる手段は、N個のサンプル
・ホ―ルド手段の各々の出力を選択的に通すMOSスイ
ッチと、MOSスイッチをON−OFFにより平均をと
る手段により構成されるサンプル・ホ―ルド回路装置。
【0122】 (34)前記サンプル・ホ―ルド手段はボルテ―ジ・フ
ォロアの負帰還経路と、この負帰還経路に挿入され、レ
ベルシフト量を制御するサンプルホールド回路により構
成される第(33)項に記載のサンプル・ホ―ルド回路
装置。
【0123】 (35)前記レベル・シフト手段は、ソ―ス・フォロア
を含む手段で構成され、前記ソ―ス・フォロアを動作さ
せる電流を制御することによりレベル・シフト量を制御
する第(32)項または第(34)項に記載のサンプル
・ホ―ルド回路装置。
【0124】
【発明の効果】上述したようにこの発明によると、サン
プル・ホールド回路において、第1に、出力信号におけ
る誤差及びばらつきが低減され、第2に、誤差及びばら
つきを増加させることなく、水平ブランキング期間以上
1水平期間以内の任意の期間、液晶ディスプレイが駆動
でき、第3に、IC間のばらつきが補償できる。
【図面の簡単な説明】
図1は本発明の一実施例に従ったサンプルホールド回路
装置の回路図、図2は図1のサンプルホールド回路装置
の制御信号のタイミングチャート図、図3は図1のサン
プルホールド回路装置を説明するための回路図、図4は
図1のサンプルホールド回路装置の動作を説明する図、
図5及び図6は1のサンプルホールド回路装置において
別の非線形素子を用いた回路をそれぞれ示す図、図7は
他の実施例に従ったサンプルホールド回路装置の回路図
、図8は図7のサンプルホールド回路装置の制御信号の
タイミングチャート図、図9は図7のサンプルホールド
回路装置の動作を説明する図、図10は図7のサンプル
ホールド回路装置に制御信号により制御可能な電流源を
有する他の実施例に従ったサンプルホールド回路装置の
回路図、図11及び図12は図7のサンプルホールド回
路装置に別の非線形素子を用いた他の実施例のサンプル
ホールド回路装置の回路図、図13は図5と図7の回路
を組み合わせたサンプルホールド回路装置の回路図、図
14は図1に示すサンプルホールド回路装置の特性をさ
らに向上させたサンプルホールド回路装置の回路図、図
15は図14の回路装置を説明するための回路図、図1
6は図14のサンプルホールド回路装置に別の非線形素
子を用いたサンプルホールド回路装置の回路図、図17
は図14のサンプルホールド回路装置に別の非線形素子
を用いたサンプルホールド回路装置の回路図、図18は
図7に示す実施例のサンプルホールド回路装置の特性を
さらに向上させたサンプルホールド回路装置の回路図、
図19は図11に示す実施例のサンプルホールド回路装
置の特性をさらに向上させたサンプルホールド回路装置
の回路図、図20は図12に示す実施例のサンプルホー
ルド回路装置の特性をさらに向上させたサンプルホール
ド回路装置の回路図、図21は他の実施例に従ったサン
プルホールド回路装置の回路図、図22は図21のサン
プルホールド回路装置の制御信号のタイミングチャート
図、図23は図21のサンプルホールド回路装置に電流
制限抵抗を挿入したサンプルホールド回路装置の回路図
、図24は図21のサンプルホールド回路装置に別の非
線形素子を用いたサンプルホールド回路装置の回路図、
図25は図21のサンプルホールド回路装置に別の非線
形素子を用いたサンプルホールド回路装置の回路図、図
26は図21の実施例で初期化用スイッチの代わりに制
御信号により制御される電流源を用いたサンプルホール
ド回路装置の回路図、図27は図24の実施例で初期化
用スイッチの代わりに制御信号により制御される電流源
を用いたサンプルホールド回路装置の回路図、図28は
図25の実施例で初期化用スイッチの代わりに制御信号
により制御される電流源を用いたサンプルホールド回路
装置の回路図、図29は図14の実施例にDCオフセッ
ト補償回路を加えたサンプルホールド回路装置の回路図
、図30は図16の実施例にDCオフセット補償回路を
加えたサンプルホールド回路装置の回路図、図31は図
17の実施例にDCオフセット補償回路を加えたサンプ
ルホールド回路装置の回路図、図32は他の実施例に従
ったサンプルホールド回路装置の回路図、図33は図3
2のサンプルホールド回路装置の制御信号のタイミング
チャート図、図34は図32の実施例において別のタイ
ミング回路を用いたサンプルホールド回路装置の回路図
、図35は図34のサンプルホールド回路装置の具体的
回路図、図36は図35に使用されている反転回路の回
路図、図37は他の実施例に従ったサンプルホールド回
路装置の回路図、図38は1水平期間サンプル・ホ―ル
ド値を出力するサンプルホールド回路装置の回路図、図
39は図38の回路装置の制御信号のタイミングチャー
ト図、図40は1水平期間サンプル・ホ―ルド値を出力
する他の実施例に従ったサンプルホールド回路装置の回
路図、図41は図40の回路の制御信号のタイミングチ
ャート図、図42は1水平期間サンプル・ホ―ルド値を
出力する他の実施例に従ったサンプルホールド回路装置
の回路図、図43は図42のサンプルホールド回路装置
の制御信号のタイミングチャート図、図44は1水平期
間サンプル・ホ―ルド値を出力する他の実施例に従った
サンプルホールド回路装置の回路図、図45は図44の
サンプルホールド回路装置の制御信号のタイミングチャ
ート図、図46は1水平期間サンプル・ホ―ルド値を出
力する他の実施例に従ったサンプルホールド回路装置の
回路図、図47は図46のサンプルホールド回路装置の
制御信号のタイミングチャート図、図48は1水平期間
サンプル・ホ―ルド値を出力する他の実施例に従ったサ
ンプルホールド回路装置の回路図、図49は図48のサ
ンプルホールド回路装置の制御信号のタイミングチャー
ト図、図50はIC間のDCオフセット補償回路の回路
図、図51は図50に用いられているサンプル・ホ―ル
ド回路の回路図、図52は図50に用いられている他の
サンプル・ホ―ルド回路の回路図、図53はIC間の他
のDCオフセット補償回路の回路図、図54は図53に
用いられるサンプルホールド回路の制御信号のタイミン
グチャート図、図55は図53に用いられるサンプルホ
ールド回路の制御信号の他のタイミングチャート図、図
56は図53に対応するIC間の他のDCオフセット補
償回路の回路図、図57はサンプル・ホ―ルド回路の制
御信号のジッタの影響を防ぐ回路装置の回路図、図58
は図57の回路装置の動作を説明するための信号の波形
図、図59は図57の回路装置の動作を説明するための
信号の他の波形図、図60は図57の回路装置に対応し
、デジタル信号を入力としD/A変換器を用いた回路装
置の回路図。
【符号の説明】
55…NチャネルMOSトランジスタ、56…ショット
キーダイオード、57…保持容量、58…NチャネルM
OSトランジスタ、75…入力端子、76…MOSトラ
ンジスタ、77…バイポーラトランジスタ、78…保持
容量、79…MOSトランジスタ、80…電流原、81
…出力端子、89…ダイオード、91…補助容量、12
2…入力端子、123…NMOSトランジスタ、124
…PMOSトランジスタ、125、126…遅延回路、
127…PMOSトランジスタ、129…保持容量、1
28…出力端子。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  入力信号を受ける入力端子と、第1の
    制御信号に応答して開閉し、前記入力端子と内部端子と
    を選択的に接続する第1のスイッチ手段と、前記内部端
    子と入力端子とを接続する非可逆的素子と、出力端子と
    所定基準電位端子とを接続する電位保持手段と、第2の
    制御信号に応答して開閉し、前記出力端子と前記所定基
    準電位端子とを選択的に接続する第2のスイッチ手段と
    、によって構成されるサンプル・ホ―ルド回路装置。
  2. 【請求項2】  入力信号を受理する入力端子と、第1
    の制御信号に応答して開閉し、前記入力端子と内部端子
    とを選択的に接続する第1スイッチ手段と、前記内部端
    子と出力端子とを接続する非可逆的素子と、前記出力端
    子と所定基準電位端子とを接続する電位保持手段と、第
    2の制御信号によって制御され、前記出力端子と前記所
    定基準電位端子とを接続する電流源手段と、によって構
    成されるサンプル・ホ―ルド回路装置。
  3. 【請求項3】  入力信号を受ける入力端子手段と、信
    号を出力する出力端子手段と、前記入力端子手段と前記
    出力端子手段との間に接続されるドレイン・ソ―ス路を
    有するNMOSトランジスタと、前記入力端子手段と前
    記出力端子手段との間に接続されるドレイン・ソース路
    を有するPMOSトランジスタと、前記出力端子と所定
    基準電位端子手段とを接続する電位保持手段と、前記N
    MOSトランジスタおよび前記PMOSトランジスタの
    一方のゲートに制御信号を入力する手段と、前記NMO
    Sトランジスタ及びPMOSトランジスタの他方のゲー
    トに前記制御信号の反転信号を遅延して供給する遅延手
    段と、により構成されるサンプル・ホ―ルド回路装置。
  4. 【請求項4】  入力信号を受ける第1のバッファ手段
    と、前記第1のバッファ手段の出力を受け、第1の制御
    信号により開閉する第1のスイッチ手段と、前記第1の
    スイッチ手段の出力と所定基準電位端子の間に接続され
    る第1の容量と、前記第1のスイッチ手段の出力を受け
    る正入力端子と負入力端子と出力端子を有するオペアン
    プと、前記オペアンプの出力端子と負入力端子との間に
    接続される第2のバッファ手段と、前記第2のバッファ
    手段の出力に接続される第1端子と第2端子を有する第
    2のスイッチ手段と、前記第2のスイッチ手段の第2端
    子と前記オペアンプの正入力端子との間に接続される第
    2の容量と、前記第1の制御信号を入力する反転手段と
    、前記反転手段の出力を入力として受ける入力端子と、
    第2のスイッチ手段の開閉を制御する制御端子に接続さ
    れている出力端子を有する遅延手段と、により構成され
    るサンプル・ホ―ルド回路装置。
  5. 【請求項5】  入力信号をサンプル・ホ―ルドする第
    1のサンプル・ホ―ルド手段と、前記第1のサンプル・
    ホ―ルド手段の出力をさらにサンプル・ホ―ルドする高
    入力インピ―ダンスの第2のサンプル・ホ―ルド手段と
    、により構成されるサンプル・ホ―ルド回路装置。
  6. 【請求項6】  入力信号を受理する第1及び第2のサ
    ンプル・ホ―ルド手段と、前記第1のサンプル・ホ―ル
    ド手段の出力を入力とする第1のバッファ手段と、前記
    第2のサンプル・ホ―ルド手段の出力を入力する第2の
    バッファ手段と、前記第1のバッファ手段の出力を内部
    端子に選択的に接続するため第1の制御信号により開閉
    する第1のスイッチ手段と、前記第2のバッファ手段の
    出力を前記内部端子に選択的に接続するため第2の制御
    信号により開閉する第2のスイッチ手段と、前記内部端
    子を入力とする第3のバッファ手段と、によって構成さ
    れるサンプル・ホ―ルド回路装置。
  7. 【請求項7】  出力DC成分を制御するための制御端
    子を持つN個(N≧1)のサンプル・ホ―ルド手段と、
    前記N個のサンプル・ホ―ルド手段の出力の平均をとる
    手段と、前記平均値を保持する手段と、前記保持された
    平均値と任意の基準電位との比較増幅する手段と、によ
    り構成され、前記比較増幅手段の出力は前記N個のサン
    プル・ホ―ルド手段の制御端子にフィ―ドバックされ、
    前記平均をとる手段は、N個のサンプル・ホ―ルド手段
    の各々の出力を選択的に通すMOSスイッチと、前記M
    OSスイッチをON−OFFにより平均をとる手段によ
    り構成されるサンプル・ホ―ルド回路装置。
  8. 【請求項8】  出力DC成分を制御するための制御端
    子を持つN個(N≧1)のサンプル・ホ―ルド手段と、
    前記N個のサンプル・ホ―ルド手段の出力の平均をとる
    手段と、前記平均値と任意の基準電位とを比較増幅する
    比較増幅手段と、前記比較増幅手段の出力を保持する保
    持手段と、により構成され、前記保持手段の出力は前記
    N個のサンプル・ホ―ルド手段の制御端子にフィ―ドバ
    ックされ、前記平均をとる手段は、N個のサンプル・ホ
    ―ルド手段の各々の出力を選択的に通すMOSスイッチ
    と、前記MOSスイッチをON−OFFにより平均をと
    る手段により構成されるサンプル・ホ―ルド回路装置。
  9. 【請求項9】  入力信号を受ける入力信号端子と、第
    1制御信号に応答して開閉し、前記入力信号端子と内部
    端子とを選択的に接続するスイッチ手段と、前記内部端
    子と入力信号端子との間に順方向に接続される第1のダ
    イオードと、前記第1のダイオードに並列にかつ逆方向
    に接続される1個または直列接続された複数の第2のダ
    イオードと、出力端子と所定基準電位端子とを接続する
    電位保持手段と、第2制御信号に応答して開閉し、前記
    出力端子と前記所定基準電位端子とを選択的に接続する
    第2のスイッチ手段と、によって構成されるサンプル・
    ホ―ルド回路装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0713530A (ja) * 1993-04-28 1995-01-17 Toshiba Corp 駆動回路装置
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KR20090071421A (ko) * 2007-12-27 2009-07-01 티피오 디스플레이스 코포레이션 트랜지스터 출력 회로 및 방법

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