JPH04211171A - 受光素子 - Google Patents

受光素子

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JPH04211171A
JPH04211171A JP3065969A JP6596991A JPH04211171A JP H04211171 A JPH04211171 A JP H04211171A JP 3065969 A JP3065969 A JP 3065969A JP 6596991 A JP6596991 A JP 6596991A JP H04211171 A JPH04211171 A JP H04211171A
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JP
Japan
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transparent electrode
sputtering
solid
photoconductive film
film
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Pending
Application number
JP3065969A
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English (en)
Inventor
Yasuo Tanaka
靖夫 田中
Akira Sasano
笹野 晃
Toshihisa Tsukada
俊久 塚田
Taiji Shimomoto
下元 泰治
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
[00011
【産業上の利用分野]本発明は基板上に形成された下部
電極とシリコンを主体として水素を含有する非晶質材料
よりなる光導電膜とスパッタリングにより形成した透明
電極とよりなる受光素子に関する。 [0002] 【従来技術】従来の受光素子としては、たとえば、走査
用5t−IC基板上にシリコンを主体とし水素を含有す
る非晶質材料(以後非晶質水素化シリコンと呼ぶ)より
なる光導電体層および透明電極を積層した固体撮像素子
がある。勿論、他の受光素子もある。 [0003]前述の固体撮像装置の例は光電変換機能及
び信号蓄積機能を有する固体要素を複数個配置し、各固
体要素を一絵素に対応させて撮像面を形成し、この撮像
面を順次走査することにより外部映像情報を電気信号に
変換する固体撮像装置であり、特に撮像面を形成する光
導電体層がスイッチ、走査回路等が形成された走査用I
C基板を覆うように形成されて成る。 [0004] この様な撮像面を形成する光導電体層が
スイッチ、走査回路などが形成された半導体基板を覆う
ように形成された固体撮像装置はたとえば、特開昭51
10715号公報などに報告されている。以下、この技
術を簡単に説明する。図1に示すようにSi基板1上に
走査回路とスイッチ回路等を集積化し、光電変換の役割
を果す光導電膜8を該5i−IC基板上に堆積したもの
である。図1に即して動作原理を説明すると、入射光1
0が透明電極9を通して光導電膜8に達する。ここで光
は吸収されて電子正孔対を生じ、これらのキャリアはバ
イアス電圧VTにより金属電極7に蓄積される。蓄積さ
れたキャリアは半導体基板1上に形成されたソース2、
トレイン3、ゲート4からなる絶縁ゲート型電界効果ト
ランジスタ(MOSFET)によりスイッチされ信号線
5を通して外部にとり出される。6は絶縁膜である。本
構造では走査回路と光電変換部が分離されているため、
解像度や光感度の低下をもたらさないばかりでなく、光
がSi基板に達しないためブルーミングも起りにくいと
いう特徴を有する。 [0005]また、光導電膜として光導電特性の優れた
非晶質水素化シリコンを用いた図1に示す固体撮像素子
も提案されている。 [0006]
【発明が解決しようとする課題】しかし、走査用5iI
C基板上に非晶質水素化シリコンよりなる光導電膜を形
成した後、その上部に酸化インジウム−酸化錫系の透明
電極または白金などの半透明電極をスパッタリング法に
より形成すると光導電膜の光応答特性が劣化するという
欠点が生じた。 [0007]光導電膜上にたとえば酸化インジウム−酸
化錫系金属酸化物の透明電極または金および白金などの
半透明金属電極をスパッタリング法により形成するのは
、非晶質水素化シリコンよりなる光導電膜との接着性を
高めるためである。この問題は特にカラー用固体撮像装
置において特に要求される点である。真空蒸着法で酸化
物の透明電極または金属の半透明電極を形成することも
可能であるが、一般に蒸着法で形成した膜はスパッタリ
ング法で形成した膜よりも下地膜との接着性が劣ってい
る。図1にその絵素部の断面図を示した固体撮像素子は
カラー用の固体撮像素子として用いる場合、透明電極の
上部に所定の波長範囲の光のみを透過する色フィルター
層を形成する必要がある。この色フィルター層を形成す
る工程を行う際、上記の光導電膜8と透明電極9との接
着性が弱いと透明電極9が剥離するという問題がしばし
ば発生する。この点で真空蒸着法で透明電極9を形成す
るよりはスパッタリング法で透明電極9を形成すること
が望ましい。また、酸化インジウム−酸化錫系の透明電
極をインジウム−錫系のハロゲン化物あるいは有機金属
塩を用いたCVD (Chemical Vapor 
Deposition)法により作成する方法も知られ
ている。しかし、この方法では比抵抗が低く、抵抗の経
時変化などもなく、かつ、下地膜との接着性の良い膜を
得るためには基板温度を300℃以上にしなければなら
ない。一方、非晶質水素化シリコンよりなる光導電膜は
300℃以上に加熱すると可視光領域での光感度が著し
く低下する。従って、非晶質水素化シリコンを光導電膜
として用いた固体撮像素子用の透明電極はCVD法によ
り作成することはできない。 [0008]図1に示した固体撮像素子では光信号電荷
を一定の蓄積時開(例えば、1/30sec)蓄積した
後、極めて短い時間内に内蔵されたMO8FETスイッ
チにより信号線5を通して読み出す方式(蓄積動作方式
と呼ぶ)をとっている。図2の受光素子は光応答特性を
測定するためのテスト用受光素子である。基板11上に
設けられた下部電極12と非晶質水素化シリコンよりな
る光導電膜13と透明電極14で構成されており、光導
電膜には常に一定の電圧VTが印加されていて、光パル
ス15により光導電層13に発生した光電荷を電流計1
6で直接読みとることができる。スパッタリング法で透
明電極を形成した受光素子の光応答特性は一例を示すと
図3のようになる。図3において、特性aは入射の光パ
ルス、曲線す、 cは各々透明電極側を正にバイアス(
−般にVT=O〜21V程度を使用する)した場合の光
応答特性、透明電極側を負にバイアス(一般にVT =
 0〜21V程度を使用する。)した場合の光応答特性
を示す。図3の特性曲線より特に透明電極側に負のバイ
アスを印加した時の光応答特性が著しく劣っている。す
なわち、図3では透明電極側を負にして光パルスを照射
すると透明電極から負電荷が注入される現象(二次光電
流とも呼ぶ)が起って、光をOFFにした後も、減衰電
流が長い時間にわたって多く流れ、なかなか暗電流のレ
ベルまでもどらないことを示している。この現象は固体
撮像素子において、−旦映した画像が光を遮断しても残
像として残ったり、さらには焼付いたままとれなくなる
現象としてあられれる。固体撮像素子におけるこのよう
な現象は実用上極めて大きな欠点である。 [0009]本発明の目的は、残像の少い受光素子を提
供することにある。 [00101
【課題を解決するための手段]上記目的は、スパッタリ
ング法で形成された透明導電膜を非晶質水素化シリコン
膜上に備えた受光素子において、光入射停止後50m5
ec時の残像が1%以下である受光素子により達成され
る。 [00111 【作用]本発明に係る受光素子を得るために、走査用5
i−IC基板上に水素を含有するシリコンを主体とした
非晶質光導電膜を反応性スパッタリング法またはグロー
放電CVD法により形成した後、上記光導電膜上に透明
電極をスパッタリング法にて形成する。しかる後に、本
固体撮像素子を170℃から250℃の温度範囲で熱処
理し、透明電極をスパッタリング法にて光導電膜上に形
成したために生じた本固体撮像素子の光応答特性の劣化
を改良するものである。本発明によって本固体撮像素子
の長所である解像度や可視光領域の分光感度が優れ、ブ
ルーミング現象の起りにくい素子を得ることが出来る。 前記光導電膜の反応性スパッタリング法としては、一般
のスパッタ装置を用いてもよいし、マグネトロン型の高
速スパッタ装置も用いることもできる。スパッタ装置内
の対向電極の一方の陰極(ターゲット側電極)多結晶シ
リコンをスパッタ用ターゲットとして設置し、他方の陽
極(基板側電極)には走査用5i−IC基板を設置する
。スパッタ室内I X 10−”Torr以下の高真空
に保ちながら250〜300℃に加熱して、スパッタ室
内の脱ガスを行った後、放電ガスとして水素とアルゴン
の如き希ガス混合とのガスをスパッタ室内に導入し、1
3.56MHzの高周波スパッタリングを行って、走査
用5iIC基板上に水素を含有したシリコンを主体とす
る非晶質光導電膜を堆積せしめる。膜形成中の基板温度
は100〜350℃、放電ガスの圧力は2 X 10−
”Torr 〜5 X1O−2TOrr、放電ガス中の
水素ガスの組成は10〜60mo1%の範囲内である。 [0012]また、前記のグロー放電CVD (Che
micalVaporDeposition)法として
は、rfココイル法二極放電法の二種類がある。いずれ
も、放電ガスとしてSiH4などのシラン系ガスとアル
ゴンの如き希ガスとの混合ガスを用い、グロー放電を行
ってシラン系ガスの分解反応により走査用IC基板上に
水素を含有したシリコンを主体とする非晶質光導電膜を
堆積せしめる方法であり、シリコンに水素を添加する反
応を利用する反応性スパッタリング法と区別される。r
fココイル法反応室をrfココイル中おき、rfコイル
に13.56MHzの高周波を印加して、反応室内に導
入したSiH4およびアルゴンの混合ガスのグロー放電
を起こさせ、反応室内に設置した走査用IC基板上に水
素を含有したシリコンを主体とする非晶質光導電膜を堆
積せしめる方法である。また、二極放電法は通常のスパ
ッタリング装置を用い、対向電極間に13.56MHz
の高周波を印加して反応室内に導入したSiH4および
アルゴンの混合ガスのグロー放電を起こさせ、反応室内
に設置した走査用IC基板上に水素を含有したシリコン
を主体とする非晶質光導電膜を堆積せしめる方法である
。膜形成中の基板温度は100〜300℃、放電ガスの
圧力は反応性スパッタリング法より高< 5 X 10
−2Torrから2Torr、放電ガス中のSiH4ガ
スの組成は5〜40mo1%の範囲内である。 [0013]上記の方法で走査用5i−IC上に非晶質
水素化シリコンより光導電膜を形成した後、その上部に
透明電極をスパッタリング法により形成する。この透明
電極としては(1)酸化インジウム、酸化錫およびそれ
らの混合物から選ばれた一つを主成分とする透明電極が
用いられる。また、 (2)金、白金、タンタル、モリ
ブデン、アルミニウム、クロム、ニッケルおよびそれら
の混合物からなる群から選ばれた一つを主成分とする半
透明状の金属電極を用いることもできる。 [0014] (1)の透明電極を形成するには、イン
ジウム−錫系の金属をターゲットとして、酸素ガスを含
有したアルゴンガス中で反応性RFスパツタリングを行
なう方法もあるが、通常は、酸化インジウム−酸化錫系
の焼結体ターゲットを用いて、アルゴンガスなどの希ガ
ス中で、RFスパッタリングを行なう方法がとられる。 この場合、スパッタ装置内の対向電極の一方の陰極(タ
ーゲット側電極)に酸化インジウム−酸化錫系の焼結体
をスパッタ用ターゲットとして設置し、他方の陽極(基
板側電極)には非晶質水素化シリコンよりなる光導電膜
を堆積した走査用5i−IC基板を設置する。スパッタ
室内を5×1O−6Torr以下の高真空にまで排気し
た後、放電ガスとしてアルゴンの如き希ガスをスパッタ
室内に導入し、13.56MHzの高周波スパッタリン
グを行って、上記光導電膜上に所定のパターンの酸化イ
ンジウム酸化錫系の透明電極を堆積せしめる。膜形成中
の基板温度は80℃〜220℃、放電ガスの圧力は3×
1O−3Torrから5×1O−2Torrである。こ
のようにして、図4にその絵素部の断面を示すような固
体撮像素子が得られる。 [0015]図において、20は半導体基板、26,2
7はこの中に形成された拡散領域でソースもしくはドレ
インを形成する。25はゲート電極、29,310は各
々トレイン電極およびソース電極、21,22.30は
絶縁層である。なお、ソース電極はソース領域26上に
設けられた金属層31と更にこの上部に設けた金属層3
1の二層によって形成されている。層32は前述のスパ
ッター法もしくはグロー放電法等によって形成された光
導電膜である。33は前述のスパッタ法により形成され
た透明電極である。また、 (2)の透明電極に関して
も、スパッタ装置内の陰極(ターゲット側電極)に、金
、白金、タンタル、モリブデン、アルミニウム、クロム
、ニッケルおよびそれらの混合物からなる群から選ばれ
た一つを主成分とする金属をスパッタ用ターゲットとし
て設置すれば上記(1)の透明電極と同様のスパッタリ
ング法により半透明状の金属電極を堆積することができ
る。この場合、半透明金属電極は光透過性を良くするた
めに固体撮像素子の各絵素間の断線がない範囲内ででき
るだけ膜厚を薄くする必要がある。通常、その膜厚は4
00八以下である。 [0016]以上述べた方法で得られた固体撮像素子は
図3で説明した如く、光応答特性の劣化した素子である
。特に、図4において透明電極33に負のバイアス電圧
VTを印加した場合、残像および焼付が大きくなってい
る。しかし、この素子を170℃〜250℃の間で約1
5分程度から数時間熱処理すると、撮像および焼付特性
は全く問題とならない程度にまで改善される。この改善
のされ方は図3に示した受光素子の光応答特性で表わす
と、図5にその一例を示す如くとなる。図5において、
特性aは入射の光パルス、曲線d、 eは各々透明電極
側を正にバイアス(一般にVT = O〜21V程度を
用いる)した場合の光応答特性、透明電極側を負にバイ
アス(一般にVT=O〜−21V)した場合の光応答特
性を示す。図5から明らかなように、透明電極側を負に
バイアスした時の光応答特性が著しく改善されているこ
とがわかる。すなわち透明電極側から負電荷が注入され
る二次光電流が抑制され、光OFF後の減衰電流は短時
間に暗電流と同レベルまで下がる。また、透明電極側に
印加するバイアスが正でも負でも、熱処理前の特性と比
較して、比較的低電圧のVT値で光感度が出せるように
なるのも大きな改善の一つである。この現象は図4に示
した固体撮像素子でも全く同様の観測される。 [0017]図4に示した固体撮像素子において、熱処
理温度と、光OFF後50m5経過した時の残像との関
係は図6に示す如くとなった。但し、熱処理時間は20
分間とした。図6から明らかなように、熱処理温度を室
温から次第に上げていくと、残像は次第に大きくなり、
100〜120℃の間で最大値を示した後、150℃前
後から急速に小さくなり170℃〜250℃で最小値を
示して、また反対に増加する傾向を持つ。熱処理時間は
各温度20〜40分でほぼその温度における残像の飽和
値に達する。従って必要以上長時間熱処理をしても具体
的に余り意味はない。熱処理は通常大気中で行うがアル
ゴンガスなどの希ガスあるいは窒素などの不活性ガス中
で行っても同様の効果が確認できた。一般の撮像デバイ
スでは50m5後の残像が1%以下であれ十分に使用可
能である。図6から少なくとも140℃以上でその効果
を奏しはじめるが170℃〜250℃の範囲で熱処理を
行なえば、図4に示し固体撮像素子は50m5後の残像
が1%以下となり、撮像デバイスとして極めて好都合に
使用できる。 [0018]図5および図6で示した本発明の効果はあ
くまで、非晶質水素化シリコンよりなる光導電膜上にス
パッタリング法により透明電極を堆積することによって
発生した光導電膜と透明電極間の電気的接触の問題点を
改善するものである。非晶質水素化シリコンを前述の反
応性スパッタリング法もしくはグロー放電法に堆積直後
に光感度を大巾に向上する目的で光導電膜堆積装置内に
入れたまま真空中で220〜270℃に保持して熱処理
する技術とは別異の技術である。 [0019]また、本発明は図4に一例として示した固
体撮像装置のみならず、原理的に図2に示した如くの構
成を持つ受光素子全般に対しても有効である。例えば、
−次元の密着形のラインセンサあるいは、太陽電池など
にも適用できる。また、固体撮像装置の走査回路として
CCD (Charge CoupledDevice
)転送領域を用いるものでも本発明を適用できることは
勿論である。 [00201以下本発明を実施例により詳しく説明する
。 [0021] 【実施例】 〈実施例1〉 図7は固体撮像装置の動作原理を説明するための図であ
る。各絵素44はマトリクス状に配置され一点ずつXY
アドレス方式により読み出される。各絵素の選択は水平
走査信号発生器41と垂直走査信号発生器42により行
なわれる。43は各絵素に接続されたスイッチ部、年4
5は出力端である。 [00221図8から図12までは本発明の固体撮像装
置の製造方法を示す絵素部の断面図である。半導体基板
に形成されるスイッチ回路をはじめ走査回路部等は通常
の半導体装置の工程を用いて製造される。p型シリコン
基板20上に800A程度の薄いSiO2膜を形成し、
この5IO2膜上の所定の位置に1400八程度のSi
N4膜を形成する。SiO2膜は通常のCVD法、およ
びSi3N4膜はS i H4,NH4,N2を流した
CVD法によった。シリコン基板上部よりイオン・イン
プランテーションによってp拡散領域を形成する。この
拡散領域21は各素子の分離をよりよくするために設け
た。次いで、H2: 02= 1 : 8雰囲気中でシ
リコン局所酸化し、8102層22を形成する(図8)
。この方法は一般にLOGO8と呼ばれている素子分離
のためのシリコンの局所酸化法である。−旦、前述の5
13N4膜を除去し、MOS)ランジスタのゲート絶縁
膜を5i02膜で形成する。対いてポリシリコンによる
ゲート部25、およびn型の拡散領域26.27を形成
し、更にこの上部5102膜28を形成する。そしてこ
の膜中にソース26およびトレイン27の電極取り出し
口をエツチングで開孔する(図9)。ドレイン電極29
およびソース電極310としてAIを600OA蒸着す
る。更に5102膜30を750 OAに形成し、続い
てソース電極31としてAIを250 OA蒸着する。 図10がこの状態を示す断面図である。なお、電極31
は領域26.27およびゲート部を覆う如く広く形成し
た。これは素子間分離用拡散層21の間の信号処理領域
に光が入射するとブルーミングの原因となり望ましくな
いためである。 [0023] この様に準備された半導体IC基板上に
水素を含有するシリコンを主体とした非晶質光導電膜3
2を反応性スパッタリング法により3μmの膜厚に堆積
する。この時、スパッタ用ターゲットとしては、多結晶
シリコンを陰極(カソード)に設置して用いる。放電ガ
スとして水素とアルゴン混合ガス(H2:Ar=20 
: 80を用い、3×1O−3Torrの放電ガス圧で
13.56MHzの高周波スパッタリングを行った。光
導電膜形成後の状態は図11に示すようになる。この光
導電膜の上部にI n203  S n 02系の透明
電極をスパッタリング法で100 OAの膜厚に堆積す
る。この時、スパッタ用ターゲットとしては、SnO2
を5mo1%含有した■n203焼結体を電極(カソー
ド)に設置して用いる。放電ガスとしてArガスを8×
1O−3Torrのガス圧で13.56MHzの高周波
スパッタリングを用いた。透明電極形成後、図12に示
すよう非晶質固体撮像素子が得られる。 上記の素子の光応答特性は残像が10%以上になり、画
像の焼付も大きい。次に、この素子を空気中で、240
℃、20分間熱処理すると残像が1%以下と小さく、焼
付現象のない非晶質固体撮像素子が得られる。なお、通
常半導体基板20は裏面に第2電極が設けられて一般に
接地される。この素子上の各絵素電極と対応するように
、所定の分光透過特性を持つ色フィルタ層を形成して、
単板カラー非晶質固体撮像素子としても、光導電膜と透
明電極の接合界面で剥離現象は起らなかった。 [0024] 〈実施例2〉 実施例1と同様に、所定の半導体基板にスイッチ回路を
はじめ走査回路等が形成される。図10がこの状態を示
す基板断面図である。但し、金属電極31はスパッタリ
ング法により3000Aの膜厚に形成したTa電極であ
る。 (0025] この様に準備され半導体IC基板上に水
素を含有するシリコンを主体とした非晶質光導電膜32
をグロー放電CVD法により3μmの膜厚に堆積する。 この時、放電ガスとして(S i H410mo1%+
Ar90m。 1%)混合ガスを用い、6 X 10−2Torrの放
電ガス圧で、対向電極間に13.56MHzの高周波放
電を発生させ、SiH4ガスの分解反応により、カソー
ド側に設置し250℃に加熱したICC上上水素を含有
する非晶質シリコンを堆積せしめた。光導電膜形成後の
状態は前記実施例と同様に、図11に示す如くになる。 この光導電膜の上部にptの半透明電極をスパッタリン
グ法により200への膜厚に堆積する。この時、ptの
板を陰極に設置し、Arガスを5 X 10−3Tor
rのガス圧で13゜56MHzの高周波スパッタリング
を行い、図12に示すような非晶質固体撮像素子を得た
。上記の素子の光応答特性は残像が15%以上になり、
画像の焼付も大きい。次にこの素子をArガス雰囲気中
で、225℃、30分間熱処理すると残像が0.5%程
度で、焼付現象のない素子が得られる。 [0026]以上の実施例を用いて説明した如く本発明
の固体撮像装置の製造方法を用いれば、光導電膜の上部
にスパッタリング法で透明電極を堆積したことにより発
生した非晶質固体撮像素子の光応答特性の劣化を改善す
ることができ、残像、焼付がともに極めて小さく、光導
電特性は良好である。 [0027]また、透明電極として前述した各種金属を
用いても同様の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】固体撮像装置の原理的な構造を示した断面図で
ある。
【図2】−殻内な受光素子の断面図である。
【図3】スパッタリング法で透明電極を形成した時の受
光素子の光応答特性の一例を示した図である。
【図4】本発明に係る非晶質固体撮像素子の一絵素の断
面図である。
【図5】スパッタリング法で透明電極を形成した後、熱
処理を行なった時の受光素子の光応答特性の一例を示し
た図である。
【図6】本発明に係る受光素子の50m5後の残像特性
を示す図である。
【図7】固体撮像装置の動作原理を説明するための図で
ある。
【図8】本発明に係る固体撮像装置の製造工程を示す主
要部断面図である。
【図9】本発明に係る固体撮像装置の製造工程を示す主
要部断面図である。
【図10】本発明に係る固体撮像装置の製造工程を示す
主要部断面図である。
【図11】本発明に係る固体撮像装置の製造工程を示す
主要部断面図である。
【図12】本発明に係る固体撮像装置の製造工程を示す
主要部断面図である。
【符号の説明】
10・・・入射光、1,20・・・半導体基板、2. 
3. 26゜27・・・拡散領域、4,25・・・ゲー
ト電極、6. 22. 28.30・・・絶縁層、7,
31,310・・・ソース電極、5.29・・・ドレイ
ン電極、8,32・・・光導電薄膜、9゜33・・・透
明電極、37・・・陽極酸化膜、21・・・拡樹領域、
11・・・基板、12・・・下部電極、13・・・光導
電膜、14・・・透明電極、15・・・光パルス、16
・・・電流計、41・・・水平走査信号発生器、42・
・・垂直走査信号発生器、43・・・スイッチ部、44
・・・絵素、45・・・出力端。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板と、該基板上に形成された下部電極と
    、該下部電極上に形成されたシリコンを主体として水素
    を含有する非晶質材料よりなる光導電膜と、該光導電膜
    上にスパッタリング法を用いて形成された透明電極とを
    有する受光素子において、該透明電極に一10Vのバイ
    アスを印加した状態で光パルスを入射し、該光パルス遮
    断後50m5時の残像が1%以下であることを特徴する
    受光素子。
  2. 【請求項2】上記受光素子は、固体撮像素子であること
    を特徴とする請求項1に記載の受光素子。
  3. 【請求項3】上記受光素子は、密着形のラインセンサで
    あることを特徴とする請求項1に記載の受光素子。
  4. 【請求項4】上記透明電極は、酸化インジウムや酸化錫
    を主成分とする材料からなることを特徴とする請求項1
    乃至3のいずれかに記載の受光素子。
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