JPH04210636A - 坐剤 - Google Patents

坐剤

Info

Publication number
JPH04210636A
JPH04210636A JP41413990A JP41413990A JPH04210636A JP H04210636 A JPH04210636 A JP H04210636A JP 41413990 A JP41413990 A JP 41413990A JP 41413990 A JP41413990 A JP 41413990A JP H04210636 A JPH04210636 A JP H04210636A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
salt
pentazocine
medicine
suppository
alginic acid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP41413990A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2963774B2 (ja
Inventor
Susumu Kawashima
進 河島
Osamu Miyazaki
宮崎 治
Atsuko Tanaka
田中 篤子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aska Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Grelan Pharmaceutical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Grelan Pharmaceutical Co Ltd filed Critical Grelan Pharmaceutical Co Ltd
Priority to JP2414139A priority Critical patent/JP2963774B2/ja
Publication of JPH04210636A publication Critical patent/JPH04210636A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2963774B2 publication Critical patent/JP2963774B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Medicinal Preparation (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
[00011
【産業上の利用分野]本発明はペンタゾシン又はその塩
を薬効成分とじ、基剤中にアルギン酸又はその塩を添加
した、吸収及び持続性に優れた半開に関する。 [0002] 【従来の技術】ペンタゾシンは非麻薬性鎮痛剤として知
られ臨床的には鎮痛注射剤として麻酔前段与薬や麻酔補
助薬として使用されている。また、外国では経口剤が知
られているが吸収が良くないという欠点があり、またそ
の他の剤型については余り知られていない。 [0003]
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来のベ
ンタゾシン製剤は注射剤であるため十分な効果を得るに
は3〜4時間毎の頻繁な投与が必要であり、これは患者
にとって苦痛であり医師としても煩わしいものである。 こうして従来のベンタゾシン注射剤は剤型として決して
好ましいものでなくその改善を求められていた。本発明
者らは上記課題を克服するための検討を行った結果、本
発明を完成するに至った。 [0004]
【問題を解決するための手段】本発明によって提供され
る半開はペンタゾシン又はその塩にアルギン酸またはそ
の塩を配合したものである。上記ペンタゾシンまたはそ
の塩は結晶形あるいは非晶形のもののいずれでも良いが
非晶形のものが好ましく使用される。この非晶形物の製
法としては、例えば塩酸ペンタゾシンの水溶液を凍結乾
燥する方法が挙げられる。また上記ペンタゾシンの塩と
しては、塩酸、硫酸、硝酸などの無機酸の塩、酢酸、酒
石酸、クエン酸、マレイン酸、トルエンスルホン酸、ナ
プシル酸、メタンスルホン酸などの有機酸の塩が挙げら
れる。なかでも塩酸塩が好ましく用いられる。これらの
ベンタゾシンまたはその塩の半開全体に対する配合量は
通常0. 5〜20%好ましくは1〜10%である。こ
の範囲内において薬物の治療の目的に応じて適宜増減さ
れる。 [0005]上記アルギン酸の塩としては、カリウム塩
、ナトリウム塩などのアルカリ土類金属の塩、好ましく
はナトリウム塩が使用される。アルギン酸またはその塩
の半開全体に対する配合量としては通常0. 2〜10
%好ましくは0.3〜5%である。 [00061本発明では上記成分以外に適当な基剤を加
えると良い。このような基剤としては、飽和脂肪酸のエ
ステル殊にライテップゾール(商品名、ダイナマイトノ
ーベル社)などの飽和植物脂肪酸のトリグリセライドが
好ましく用いられる。それらの半開全体に対する配合量
としては5%〜95%好ましくは30%〜90%程度で
ある。 [0007]本発明坐剤に使用される他の基剤成分とし
ては、安定化剤、カカオ脂、グリセロゼラチン、マクロ
ゴールなどの通常の半開に使用されるものが挙げられる
。 [0008]本発明坐剤は経口剤と比較して胃粘膜に対
する刺激作用及び肝初回通過効果を避けることができ、
また注射剤と比較して患者の苦痛を和らげることができ
るなどの利点がある。従って、内服で悪心、嘔吐を催す
患者や乳幼児に対しては有用な薬剤である。 [00091本発明坐半開薬物の粘膜吸収を著しく向上
させたものである。即ち、放出された薬物は粘膜から効
率良く吸収されるので薬物の生体内利用率が向上し、よ
り少ない投与量の薬物で期待する薬理作用が発揮され、
同時にその薬物の過剰投与を避けることによって副作用
の低減と安全性の向上を図ることができる。
【0010]次に、本発明半割のより具体的な実施例並
びに試験例を述べることによって更に詳細に本発明を説
明する。 [0011] 【実施例1】塩酸ペンタゾシシ半開の製法。 [0012]塩酸ペンタゾシン0.45gおよびアルギ
ン酸ナトリウム[2w/w%水溶液の粘度1680Cp
(37℃、B型粘度計)]0.1gを水に溶かし凍結乾
燥した。 (この場合塩酸ペンタゾシンは非晶化されて
いる。)得られた粉末を粉砕し200メツシユふるいに
よりし過した後、ライテップゾール H−156,5g
を加えて45〜50℃に加温溶融し超音波処理により均
等に分散させ、次いで串刺型に注入し1個約1.4gの
半開を得た。本半開は室温で固化させた後冷蔵庫内でさ
らに固化させた。 [0013]
【実施例2】実施例1の場合と同様に、塩酸ペンタゾシ
ン0.45g、アルギン酸ナトリウム0.14g及びラ
イテップゾールH−156,5gを用いて半開を製造し
た。 [0014]
【実施例3】実施例1の場合と同様に、塩酸ペンタゾシ
ン0.45g、アルギン酸ナトリウム0.2g及びライ
テップゾールH−156,5gを用いて半開を製造した
。 [0015]
【実施例4】塩酸ペンタゾシン(結晶形)半開の製法。 [0016]塩酸ペンタゾシン(結晶形を有するもの)
0.45gと、アルギン酸ナトリウム0.1gを粉砕し
200メツシユふるいによりし過した後、ライテップゾ
ールH−156,5gを加えて実施例1の場合と同様に
処理し1個約1.4gの半開を得た。 [Oo 17]
【実施例5】実施例4の場合と同様に、塩酸ペンタゾシ
ン0.45g、アルギン酸ナトリウム0.14g及びラ
イテップゾールH−156,5gを用いて半開を製造し
た。 [0018]
【実施例6】実施例4の場合と同様に塩酸ペンタゾシン
0、 45g、アルギン酸ナトリウム0.2g及びライ
テップゾールH−156,5gを用いて半開を製造した
。 [0019]
【参考例1】アルギン酸ナトリウムを含まないで、塩酸
ペンタゾシン0.45g及びライテップゾール6.5g
を用いて実施例1の場合と同様に処理し半開を製造した
。 [00201
【参考例2]アルギン酸ナトリウムを含まないで、塩酸
ペンタゾシン0.45g及びライテップゾール6.5g
を用いて実施例4の場合と同様に処理し半開を製造した
。 [00211 【試験例1]安定性試験。 [0022]本発明坐剤は下記第1表に示すようにアル
ギン酸ナトリウムを添加しない場合と同様に安定性に優
れたものである。 [0023] 【第1表】 坐荊中のペンタゾシンの安定性。 ペンタゾシ/ ・含有量(%) 被験薬剤 温度(’C) 1月 2月 参考例1 (1に#シwlt)リウ轟不倉) 実施例2 <raギシ酸ナトリウ轟含有) [0024]
【試験例2】各種ペンタゾシン半開の溶出試験。 [0025]上記実施例、参考例で得られたものについ
て溶出試験(pH7,0)を行った結果を第1図に示し
た。 [0026]
【試験例3】家兎を用いた各種ペンタゾシン製剤に関す
る試験。 [0027]  (1)実験動物及び投与量、投与方法
。 [0028]■実験動物:雄性家兎(休風2.5〜3゜
5kg)を24時間絶食後、実験に供した。 [o o 29]■投与方法 [0030]A、静脈内投与: 0.5mg/kg相当
の塩酸ペンタゾシン水溶液を耳静脈より急速注入した。 [00313B、経口投与:20mg/kg相当の塩酸
ペンタゾシンを胃ゾンデを介して胃内へ投与した。 [0032]C,直腸投与:上記実施例、参考例で得ら
れた結晶形及び非晶形容々の塩酸ペンタゾシン半開を直
腸内へ投与した。 [0033]  (2)、血中濃度の測定。 [0034]投与後、一定時間毎に耳静脈より採血し直
ちに遠心分離(3000rpm、10m1n)L/、得
られた血漿0. 5〜1mlを定量に供した。 [0035]定量:0.2N  NaOH1m1,40
w/W%に28PO42,Oml及び塩化メチレン10
m1を用いて2回抽出後分離した有機層を減圧下で除去
した。これに塩化メチレン2mlを加えIN  HCI
  10m1で逆抽出し、HCI層5mlを分取し、こ
れを凍結乾燥した。この試料を移動相に溶解しHPLC
(高速液体クロマトグラフィー)により以下の測定条件
のもとてペンタゾシンを定量した。 [0036]カラム:TSKgel  ODS  80
TM(4X150mm)。 [0037]移動層:pH3,5リン酸緩衝液とMeO
Hの比が1:1゜ [0038]流速: 1.Oml/min。 [0039]検出:励起波長280 nm、蛍光波長3
15nmを用いた。 [00403上記定量の結果を第2図及び第2表、第3
表に示した。 [00411
【第2表] 生物学的利用率パラメーター 投与量 tfC RT A 投与経路 (at/に寥) (h11/m1) (h) c%) 静脈内授与 0.5 経口投与 4.35 1.1 参考例2(結晶形) 8.1 参考例1(非晶形) 2.19 11.1 [0042] 【第3表】 生物学的利用率パラメーター(を腸投与)AUC MRT BA 被験薬物 (b−ng/m1) (k) (z) 実施例1(非晶形) 2.84 22.5 実施例2(1#晶形) 3.24 14.4 実施g43(非晶形) 5.25 一実施例4(結晶形) ■ 3.6 1.44 [0043] AUC:血中濃度 MRT:平均滞留時間 BA:生物学的利用率 [00441
【試験例4] 試験。 アルギン酸添加によるペンタゾシンの溶鋼時間上面積 [0045]アルギン酸の無添加及び添加時におけるペ
ンタゾシンの溶解度を経時的に測定し、第4表に示す結
果を得た。 [00461 【第4表] 37℃におけるペンタゾシンの溶解度の経時変化(mg
/ml>アルギン酸。 時 間(時 )glf8゜ Oo 濃度(1) ′0 1.4 1.9 2.1 1.4 2.0 2.1 0.5゜ 3.3 3.5 3.4 1゜6 1.7 [0047]第4表から明らかなように本発明半開にお
けるペンタゾシンの吸収促進効果は、アルギン酸の添加
によってペンタゾジンの溶解度が高濃度に維持されるこ
とによるものと説明できる。 [0048] 【発明の効果】これらの結果から明らかなように本発明
半開は、アルギン酸ナトリウムの添加により、経口剤、
注射剤と比較して優れた直腸吸収を示し、かつ長時間に
わたって高い血中濃度を示す(生物学的利用率が高い)
ことにより持続性に優れた半胴であることが判明した。 このような作用効果は特に非晶形ペンタゾシンを用いた
場合に、より優れたものであった。 (0049]
【図面の簡単な説明】
【第1図】第1図は上記試験例2における経時的な放出
度の推移を示したものである。
【第2図】第2図は上記試験例3における経時的な血中
濃度の推移を示したものである。
【第1図】
【第2図】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ペンタゾシン又は、その塩にアルギン酸又
    はその塩を配合することを特徴とする坐剤。
JP2414139A 1990-12-10 1990-12-10 坐 剤 Expired - Fee Related JP2963774B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2414139A JP2963774B2 (ja) 1990-12-10 1990-12-10 坐 剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2414139A JP2963774B2 (ja) 1990-12-10 1990-12-10 坐 剤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04210636A true JPH04210636A (ja) 1992-07-31
JP2963774B2 JP2963774B2 (ja) 1999-10-18

Family

ID=18522659

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2414139A Expired - Fee Related JP2963774B2 (ja) 1990-12-10 1990-12-10 坐 剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2963774B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2963774B2 (ja) 1999-10-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2018241128B2 (en) Compositions and Methods for Transmucosal Absorption
KR102398194B1 (ko) 신규한 조성물 및 방법
JPH0761941B2 (ja) 鎮痛作用を有する沸騰組成物
KR102663478B1 (ko) 에다라본 약제학적 조성물
US6316025B1 (en) Swallow tablet comprising paracetamol
CA2011063C (en) Nicardipine pharmaceutical composition for parenteral administration
JPH02268178A (ja) 3―ホルミルアミノ―7―メチルスルホニルアミノ―6―フェノキシ―4h―1―ベンゾピラン―4―オンまたはその塩を含有する抗炎症製剤
CN112972405A (zh) 一种他达拉非冻干口腔崩解片及其制备方法
JPH07505645A (ja) 医薬組成物
CN112972404A (zh) 一种西地那非冻干口腔崩解片及其制备方法
WO2007143895A1 (fr) Solution supersaturée de chlorhydrate de gemcitabine et son procédé de préparation
JPH04210636A (ja) 坐剤
DE3602577A1 (de) 9,10-dihydrogenierte ergotalkaloide enthaltende pharmazeutische zusammensetzungen
EP3582765A1 (en) Midodrine hydrochloride oral solution and uses thereof
WO2022104022A1 (en) Rapidly infusing compositions with methotrexate and treatment methods
CN100577662C (zh) 一种司琼类化合物及其制备方法和药物用途
JPH04221379A (ja) チアプロフェン酸又はその不溶性若しくは部分可溶性エステルとシクロデキストリン又はそれらの誘導体との新規な複合体
JPS5857400A (ja) 薬物吸収補助剤

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080806

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090806

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090806

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100806

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees